Daikin Industries Czech Republic s.r.o. 2019年度サイトレポート

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所在地 チェコ共和国 ピルゼン市

敷地⾯積 117,000m²

設⽴ 2003年5⽉

従業員数 2,148⼈

主要製品 空調機器

ISO 9001 認証取得 2006年7⽉

ISO 14001 認証取得 2006年7⽉

ISO 50001 認証取得 2015年1⽉

OHSAS 18001 認証取得 2009年10⽉

グリーンハートファクトリー 認証取得 2012年11⽉ ランク︓シルバー

スーパーグリーンハートファクトリー 認証取得 2019年8⽉

【環境】環境負荷低減への取り組み

エネルギー消費の削減

ダイキンチェコインダストリーズ社は、主に下記の３つの取り組みにより、 消費電⼒を118kWh（2018年末）から100kWh（2019年末）へ15%の削減を達成しました。

①冷却塔システム（10HP）のポンプへインバーターを設置 ②開発試験室の冷凍機のポンプへインバーターを設置 ③20HPチラー（BCU-A及びBCU-B）のポンプへインバーターを設置

EDC（研究開発部⾨）の開発棟 廊下の蛍光灯をLEDへ交換

1時間あたりの消費電⼒が、0.784 kWh削減できました。 またセンサーにより、⾃動で照明が点灯します。1⽇あたり約12時間、照明が点灯します。

太陽光パネルの改善

⼯場の屋上に設置している太陽光パネルのエネルギー効率を⾼めるため、設置場所と設置⾓度を変更・最適化しました。これによりエネルギー効率が60%向上しました。

Daikin Industries Czech Republic s.r.o. サイトレポート2019 年度

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排出物量の削減

梱包材の養⽣に使⽤されていたストレッチフィルムを100%削減しました。年間8,387kgの排出物量の削減ができました。

⾬⽔回収システムの拡⼤

これまで⼯場棟とパーツセンターに導⼊していた⾬⽔回収システムを、今回総務棟にも導⼊しました。屋上から集められた⾬⽔を、トイレや⽔まきに活⽤します。これにより年間約1,000m3の飲料⽔を節約することができます。

また冷却塔から回収した廃⽔も、この⾬⽔回収システムで再利⽤します。

【環境】⽣物多様性の保全事例

FLEETCOR Clean Advantage™に参加

ダイキンインダストリーズチェコ社はClean Advantage™プログラムに参加しています。これは、購⼊した燃料をCO2換算し、その量に応じてCO2

の排出を削減するプロジェクトに⾃動的に投資する、カーボン・オフセットのシステムです。

さ ら に 、 Clean Advantage ™ プ ロ グ ラ ム の 中 の ひ と つ で あ る 、FLEETCOR Clean Advantage™にも参加しています。これは、営業⾞両の燃料購⼊の際にフリートカードを利⽤することで、フリートカードの利⽤と⾞両の燃料補給の両⽅でカーボン・オフセットができる、環境にやさしいプログラムです。

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【環境】環境コミュニケーション事例

「EDC（研究開発部⾨）オープン・ドア・デイズ」の開催

2019年11⽉にEDCは、開発の成果や空調機器を紹介するため、⼀般参加者向けのイベントを開催しました。製品の改善点、および試験・開発環境の紹介を⾏いました。

「Earth Hour」の運動に参加

「Earth Hour」は、WWF（世界⾃然保護基⾦）が主催する世界規模の運動です。 このイベントは毎年開催され、地球環境保護の取り組みのシンボルとして、個⼈、⾃治体、企業が、3⽉末のあ

る特定の⽇に20:30から21:30までの1時間、不要な照明を消す取り組みです。

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【環境】環境パフォーマンスデータ

温室効果ガス排出量

エネルギー起源CO2排出量

排出物量（有価物含む）

取⽔量

VOC排出量

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【顧客満⾜】品質向上への取り組み

MQ（製造品質）監査

⽣産ラインにおけるMQ監査の実施を開始しました。 これは品質管理⼯程表に基づき、品質要件を満たしているか

の検証を⾏うもので、週次で実施しています。⽣産ラインだけでなく熱交換機や樹脂などの半製品職場も対象としています。監査結果に基づき対策を⽴案し、定期的なフォローアップを⾏います。

NG（不良）会議

⼯程内の不良削減活動を開始しました。 各⽣産ラインでのNG結果（製品、部品レベル）からの分析に基づき、製造部と品質管理部のマネージャー間

でNG会議を⽉次で開催しています。⽣産ラインでの年間NG ⽬標を達成するために、重⼤度の⾼い3〜5項⽬に関して、週次で改善活動を継続します。

QC道場（トレーニングセンター）の開設

2020年2⽉にQC道場を開設しました。正式には2020年4⽉から運⽤開始予定です。

新⼊社員向けの総合教育・品質に関する研修と、内部検査や漏れ試験など、品質⼯程の担当者向けの技術的な教育を実施します。現在講師は2名おり、総合教育と、F4、F5、F6ラインに関する教育に関しては準備が完了しています。他の⽣産ラインに関する教育も、後⽇追加予定です。

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【顧客満⾜】お客様のニーズを反映するシステム

GIB（Global Information Bank）フォローアップ会議の実施（週次）

お客様からの苦情や改善のご要望に関する情報がGIBデータベースへ⼊⼒されています。この情報を基にお客様のご要望に応えるため、品質管理部⾨が中⼼となり、開発部⾨や製造部⾨と協議し改善活動につなげていく会議を週次で実施することを開始しました。

GIB 重要クレーム フォローアップ会議の実施（⽉次）

GIBデータの中でも優先順位の⾼いの重要クレームについて協議するため、DICzの品質管理部⾨とDENVの品質保証センター（QAC）とで、解決策と再発防⽌策に関してが協議し決定する⽉次会議を開始しました。

【⼈材】従業員に対する⼈材育成

現場監督者向け研修

今年度も、リリーフ、チーフ、組⻑、職場⻑向けの研修を継続して実施しました。 今年度は、将来チーフになる⾒込みのあるリリーフも参加対象としました。研修は2019年9⽉から2020年1⽉

まで実施され、合計103名が参加しました。内訳は、リリーフ12名、チーフ50名、組⻑20名、職場⻑6名、グループリーダー15名でした。研修の内容は主に、評価、批評、動機付け、優先順位付け、業務割り当て、チームワーク の各テーマに関し、実践的な内容に焦点を当てて実施されました。

マネジメント道場III

2019年10⽉に今回で３回⽬となる管理職向けの特別研修を開催しました。

今回は「リーダーシップ」に重点をおき、２⽇間のプログラムを実施しました。主に①⼈のマネジメント・リーダーシップ、②リーダーシップを発揮するためのコミュニケーション、③感情のコントロール、④リーダーとしての効果的なフィードバック の各テーマに関して、ワークショップやディスカッションを通じて学びました。この研修には合計23名の管理職が参加しました。

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EDC（研究開発部⾨）向け研修

EDCで働く従業員向けに、3つの研修を実施しました。 ①変更点管理、②プロジェクト管理、③ソフトスキル（委

任、情報伝達、納期管理、コミュニケーション、メンタルヘルス）に重点が置かれました。この研修には、合計14名の従業員が参加しました。

購買部⾨のバイヤー向け研修

2019年1⽉に、購買部⾨のバイヤー向けに特別研修を実施しました。 この研修では、社外講師による「異⽂化間コミュニケーション」（主に⽇本、中国、タイ、ベトナム）に焦点を当て

て実施されました。合計11名の購⼊担当者が参加しました。

【⼈材】ダイバーシティの推進

障がい者の雇⽤

ダイキンインダストリーズチェコ社には 合計11名の障がい者の⽅々が働いており、内1名は⾞椅⼦の⽅です。

2年間就労ビザによるウクライナ⼈の雇⽤

ダイキンインダストリーズチェコ社は、235名のウクライナ⼈（2年ビザ）を製造部⾨のろう付け⼯、及び作業員として雇⽤しています。

【⼈材】労働安全衛⽣の取り組み

1. オフィス環境の改善を実施しました。（カーペットの張り替えや壁の塗装など）また⼈体⼯学に基づいて設計された背中と腰に優しい椅⼦の購⼊を開始しました。

2. 従業員だけでなく、来訪者や⼯場近辺を歩く⽅にも使⽤できるAEDを購⼊しました。

応急処置研修

外部の救急医療の医師による、応急処置の研修を継続して実施しました。15名ずつを3回に分けて、合計45名が参加しました。

包括的な労働安全衛⽣活動

労働安全衛⽣は、当社にとって引き続き最優先事項です。定期的な安全パトロールと安全チェックを実施し、職場での無事故の記録を維持していきます。また応急処置のトレーニングを、管理職だけでなく、その他の従業員にも対象を広げ、継続中です。

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【地域社会】環境保全活動

ダイキンの空気清浄機4台を、4箇所の児童養護施設に寄贈

ピルゼン動物園へ寄付

ダイキンインダストリーズチェコ社はピルゼン動物園への寄付活動を⾏いました。従業員は4種の動物の中からジャコウウシを寄付対象として選び、47⼈の従業員が合計11,500CZK（約56,000円）を寄付し、また、ダイキンインダストリーズチェコ社も、この2年間に30,000CZK（約147,000円）をその繁殖に対して寄付しています。

【地域社会】教育活動への⽀援

ピルゼンの⼤学との提携

20万CZK（約100万円）の寄付を⾏いました。

中学校や⼤学の学⽣向け⼯場⾒学の開催

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ピルゼンの中学校との連携

1．ピルゼンにある2つの中学校に、それぞれ5万CZK（約25万円）の寄付を⾏いました。また中学校で技術系の専攻を希望する⼩学⽣を対象としたオープン・スクールに参加しました。

2．GVの使⽤済み電⼦部品（約15万CZK分）を電⼦⼯学系の⾼等学校に寄贈しました。

⻄ボヘミア⼤学（ZCU）および研究センターとの共同研究

19・20年度︓共同研究としてEMC（電磁適合性）テストの事前評価を実施。（他のテストサイトと⽐較） CO2冷媒モデルの開発中にNGが発⽣し、DICz、ZCU、およびDIL間の協⼒で解決しました。

ピルゼン機械⼯学⾼等学校へRAマルチを寄贈

⼤学⽣向け研修プログラム、及び⾼校⽣向けインターンシップの開催

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【地域社会】その他の地域貢献

サッカーチーム「FC Viktoria Plzeň」に2x2カセット等の空調機器を寄贈

「Strom splněných přání（希望が叶う⽊）」プロジェクトに協賛

児童養護施設の⼦ども達のために⽴ち上げられたプロジェクトに、4万CZKの資⾦援助を⾏いました。

家族デーの開催

9⽉に従業員とその家族のために年に1度の家族デーを開催しました。

⼦供を含めた950⼈が⽣産ライン⾒学やアトラクションに参加しました。チェコ最⼤のバルーン・アスレチックコースや、オウムとサルによるショーなどを楽しみました。今回は、プラスチック削減による環境問題啓発に焦点を当てました。ビールはデポジット制のリユースカップに注がれました。