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Parametric Technology Corporation Creo Elements/Pro 5.0 Installation and Administration Guide 日本語版 製造コード M070 DOC-U0134D-JA-370

Creo Elements/Pro 5.0 Installation and …support.ptc.com/WCMS/files/123932/ja/install.pdfCreo Elements/Pro Mechanica のライセンス設定 4-17 リモートバッチ設定値の設定

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Parametric Technology Corporation

Creo™ Elements/Pro™ 5.0 Installation and Administration Guide

日本語版製造コード M070

DOC-U0134D-JA-370

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Copyright © 2010 Parametric Technology Corporation and/or Its Subsidiary Companies. All Rights Reserved.Parametric Technology Corporation およびその子会社 ( 総称「PTC」) のユーザー、ト

レーニングガイドおよびその関連ドキュメントは、アメリカ合衆国およびその他の国の著作権法の制限に従うものとし、ユーザードキュメントの複製、開示、使用を制限するライセンス契約に基づいて提供されています。PTC は、本契約によりライセンスを与えられた

ユーザーに対してソフトウェアの媒体により提供されるこのドキュメントを印刷物の形式で複製する権利を許可します。ただし、その目的は、適用対象のソフトウェアを許諾する根拠となるライセンス契約の下で許諾されたユーザーによる社内的または個人的使用に限定されます。作成されたコピーには、PTC の著作権表示および PTC によって提供される

その他すべての所有権表示が含まれるものとします。トレーニング教材は、PTC の事前の

書面による同意なしに複製することは禁止されています。本ドキュメントの内容を、電子メディア、伝送、公表を含み、その手段にかかわらず PTC の事前の書面による同意なし

に開示、譲渡、修正、縮小することは一切禁止します。また、そのような目的での複製は、いかなる理由によっても許諾されません。

本ドキュメントに記載されている内容は、情報としてのみ提供されるものであり、予告なしに変更されることがあります。PTC がその内容に関して責任を表明するものではありま

せん。PTC は、本マニュアル中の誤りや不明な点に関し責任を負いません。

本マニュアルに記載されたソフトウェアは書面によるライセンス契約に基づいて提供されるものであり、弊社の重要な商用機密および知的財産情報を含み、アメリカ合衆国およびその他の国の著作権法により保護されています。このソフトウェアを、その形式または媒体にかかわらずコピーまたは配布、外部企業に開示、あるいは PTC の書面による事前の

同意なしにソフトウェアライセンス契約に記載されていない用途で使用することは禁止されています。

弊社ソフトウェアとユーザードキュメントの無断使用は、損害賠償、刑事訴訟の対象となります。PTC は、ソフトウェアの著作権侵害を犯罪として認識し、この行為を行うものを

犯罪者と見なします。PTC は、当社のソフトウェア製品に対する著作権侵害行為を許容し

ません。PTC では、そのような行為を行う者に対して、公私の監視手段などのすべての法

的手段を用いて法的措置 ( 民事および刑事 ) を取ります。その一環として、弊社ソフト

ウェアの不正コピーを使用しているユーザーのデータを取得および転送するために、PTC はデータの監視および検索の技術を使用しています。このデータ収集は、PTC から合法的

にライセンスを与えられたユーザーおよび承認された代理店に対しては実行されません。PTC ソフトウェアの不正コピーを使用しているが、データの収集および転送に同意しない

場合 ( アメリカ合衆国を含む )、不正バージョンの使用を中断し、PTC に連絡して合法的

にライセンスを与えられたコピーを取得してください。

著作権、商標、特許、ライセンス、およびデータ収集に関する重要な情報 : PTC ソフトウェアのアバウトボックスまたは著作権表示を参照してください。

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アメリカ合衆国政府の権利の制限についてこの商用ソフトウェアとドキュメンテーションは、FAR 12.212(a)-(b) (1995 年 10 月 ) また

は DFARS 227.7202-1(a) および 227.7202-3(a) (1995 年 6 月 ) に準じ、制限付き商用ライセ

ンスの下にアメリカ合衆国政府に提供されています。上記の条項より以前のものに関しては、アメリカ合衆国政府による使用、複製または開示は、DFARS 252.227-7013 (c)(1)(ii) (技術データおよびコンピューターソフトウェアについての権利 ) (1988 年 10 月 ) および FAR 52.227-19 (c)(1)-(2) ( 商用コンピューターソフトウェア制限付き権利 ) (1987 年 6 月 ) において定められた制限に従うものとします。09012010

Parametric Technology Corporation, 140 Kendrick Street, Needham, MA 02494 USA

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目次

このガイドについて このガイドの使用方法 xv関連マニュアル xvテクニカルサポート xviPTC 製品のマニュアル ( 説明書 ) xvi

マニュアルに関するフィードバック xviiマニュアルの表記規則 xvii

第 1 章 概要

送付資料について 1-2次に進む前に 1-3ライセンスパックの入手 1-3

新規ソフトウェアの注文と構成 1-3メンテナンスシップメント 1-4

オンライン上での送付ライセンスパックの保存 1-4デフォルト言語の設定 1-5PTC ライセンス契約 1-5PTC.Setup を使用したインストール 1-7

製品機能の選択 1-8PTC.Setup の起動 1-8

Windows 1-9UNIX 1-9

PTC.Setup トレイルファイルの生成 1-9PTC.Setup トレイルファイルの再現 1-10

v

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PTC.Setup トレイルファイルを使用した Creo Elements/Pro のアンインストール 1-11カスタムインストレーションの DVD-ROM イメージの 作成 1-11ファイル登録の無効化 (Windows) 1-11

第 2 章 クイックスタートインストレーション

ライセンスサーバーマシンへのソフトウェアの インストール 2-2

PTC ライセンスサーバーのインストール 2-2Creo Elements/Pro のインストール 2-3

ライセンスクライアントマシンへのソフトウェアの インストール 2-4ノードロックライセンスとソフトウェアのインストール 2-5

ソフトウェアのインストール場所 2-5

第 3 章 PTC ライセンスサーバーのインストール

次に進む前に 3-2PTC ホスト ID の検索 3-2Windows 環境の要件 3-2UNIX 環境の要件 3-3PTC ライセンスサーバーのインストール 3-3ライセンス情報の供給 3-5

FLEXnet Publisher のインストールの実行 3-6三つ組インストレーションのステップの繰り返し 3-6ライセンスサーバーの動作確認 3-7

ライセンスファイル情報の手動入力 3-7FLEXnet Publisher ライセンスエディタの使用 3-7

第 4 章 Creo Elements/Pro のインストールと起動

Creo Elements/Pro のインストール 4-2上位互換性 4-2インストレーションコンポーネントの定義 4-2測定単位の指定 4-6

vi Installation and Administration Guide 日本語版

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ライセンス情報の場所の指定 4-7ライセンスサーバーの指定 4-7ライセンスクライアントの指定 4-8サーバーからのライセンスの取得 4-9個々のライセンスファイルからのロック ライセンスの取得 4-10

Windows ショートカットの作成 4-11Windows インストレーションの設定 4-13

オプションのユーティリティのインストール 4-14サムネールビューアのインストール 4-14Creo Elements/View Express 4-14

追加のコンフィグレーションタスクの実行 4-14ライセンスコンフィギュレーションの追加 4-15PTC OLE の設定 4-15分散サービスの設定 4-16Creo Elements/Pro Mechanica のライセンス設定 4-17リモートバッチ設定値の設定 4-17

UNIX インストレーションの設定 4-17ほかの製品との相互運用性の有効化 4-18リンクの作成 4-18

Creo Elements/Pro のインストールの完了 4-19Creo Elements/Pro の起動の設定 (Windows のみ ) 4-20環境変数の指定 4-21Creo Elements/Pro の実行時のコンフィギュレーション ファイルの使用 4-22デバッグログファイルの生成 4-22CADDS 5 Models の使用 4-23Creo Elements/Pro の起動 4-24

Windows 4-24UNIX 4-24

Creo Elements/Pro を起動するためのディレクトリ 許可 4-24Windows でのオプションユーティリティのチェック 4-25Windows でのファイルタイプの関連付け 4-25トレースバックログファイルの生成 4-2532 ビット Windows システムでのメモリの割り当て 4-26

バッファサイズへのゼロ以外の値の使用 4-27

目次 vii

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バッファサイズへのゼロの値の使用 4-28メモリ割り当て用 3GB Switch の使用 4-28

測定単位の変更 4-28Creo Elements/Pro Mechanica の独立モードでの実行 4-29UNIX での VERICUT のインストールと設定 4-30Creo Elements/Pro の削除 (Windows のみ ) 4-30

第 5 章 PTC アプリケーションマネージャのインストール (UNIX のみ )

PTC アプリケーションマネージャのインストール 5-2PTC アプリケーションマネージャの設定 5-3

開始メニューコマンドの作成 5-4アプリケーションマネージャの位置のカスタム化 5-5追加のコンフィギュレーションの指定 5-5

PTC アプリケーションマネージャのインストールの完了 5-6

第 6 章 PTC ヘルプのインストールと使用方法

ヘルプセンターの概要 6-2Creo Elements/Pro でのヘルプセンターへのアクセス 6-2

ヘルプセンターのインストール位置の選択 6-2Creo Elements/Pro を使用したヘルプセンターの インストール 6-3カスタムロケーションへのヘルプセンターのインストール 6-3

内容依存型ヘルプをカスタムロケーションから 使用可能にする 6-5カスタムロケーションにインストールされた ヘルプセンターの表示 6-5ヘルプセンターの起動と終了 6-6

ヘルプセンターの Web サーバーへのインストール 6-7内容依存型ヘルプを Web サーバーから使用可能にする 6-8

第 7 章 Web.Publish のインストール

概要 7-2Web サーバーの設定 7-2

Apache Web サーバー 7-2

viii Installation and Administration Guide 日本語版

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Microsoft サーバー 7-5Web.Publish のインストール 7-6

第 8 章 PTC Distributed Services のインストールと起動

Distributed Services Manager のインストール 8-2インストレーションコンポーネントの定義 8-2ライセンスサーバーの場所の指定 8-4

ライセンスサーバーの指定 8-5ライセンスクライアントの指定 8-5サーバーからのライセンスの取得 8-5

追加のコンフィギュレーションステップの実行 8-7ショートカットの設定 (Windows のみ ) 8-7起動コマンドへのリンクの作成 (UNIX のみ ) 8-7

Distributed Services Manager のインストールの完了 8-8Distributed Services Manager の起動 8-9

Windows 8-9UNIX 8-9

Distributed Services Manager の削除 (Windows のみ ) 8-9

第 9 章 Web からのインストールおよびインストールの カスタム化

Web からのコンポーネントのインストール 9-2インストレーションコンポーネントのカスタム化 9-2

カスタムインストールの実行 9-4

第 10 章 インストレーションの更新と修正

Creo Elements/Pro の更新 10-2Creo Elements/Pro の修正 10-3

新規ライセンスパックの入手 10-3ライセンスコードの更新 10-3Web.Publish の更新と修正 10-5

目次 ix

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付録 A ライセンス管理ソフトウェア

PTC ライセンス概要 A-2簡略化ライセンス管理処理 A-2

ライセンス簡略化 - 利点 A-3ライセンス簡略化 - 一般情報 A-3ライセンス簡略化 - 技術情報 A-4

PTC ライセンスサーバー A-8FLEXnet Publisher を使用することによる利点 A-9

FLEXnet Publisher を使用した下位ライセンス互換性 A-9ほかのアプリケーションにおける FLEXnet Publisher の実行 A-10

タイムアウトパラメータについて A-10不活動タイムアウトパラメータの変更 A-11ネットワークライセンス復帰ダイアログボックスの 非表示 A-12

Ptcflush ユーティリティの使用 A-12ライセンスの借用 A-12

ライセンス借用の開始 A-13proe_borrow.bat ファイルの使用 A-13借用ライセンスのステータスの決定 A-15

付録 B lmadmin ライセンスサーバーマネージャ

lmadmin の概要 B-2lmgrd と lmadmin の相違点 B-2lmadmin をインストールする前に B-3lmadmin のインストール B-3

FLEXnet ライセンス管理者ウェブインタフェースの 操作 B-7

付録 C システム管理情報

テンポラリディレクトリ C-2システム管理ユーティリティ C-2

Creo Elements/Pro ユーティリティ C-2FLEXnet Publisher ユーティリティ C-3Lmtools ユーティリティ (Windows のみ ) C-3

x Installation and Administration Guide 日本語版

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マシンに固有の設定 C-4オーバーレイ画面 C-4オーバーレイビジュアルをデフォルトビジュアルに 設定するには C-4ガンマ補正値の設定 C-4

サポートされるグラフィックモード C-5X Windows 環境での Creo Elements/Pro の使用 C-5

サポートされるディスプレイ装置 C-5リモートコンピュータ上での実行 C-5リモートシステム上の Creo Elements/Pro を 起動するには C-6X ターミナルのパス名とコマンド C-6

OpenGL のサポート C-6Direct3D 10 のサポート C-7

プロッタに関する一般情報 C-7UNIX での DVD-ROM のロードとマウント C-8

DVD-ROM ドライブの SCSI ID の指定 C-8DVD-ROM のロードとマウントをローカルで行うには C-8DVD-ROM のロードとマウントをリモートで行うには C-9

ライブラリのインストール C-10ModelCHECK Metrics ツールの使用 C-12

インストール要件 C-14ModelCHECK Metrics ツールのインストール方法 C-14

Tomcat サーバーを起動して Metrics ツールを 配備する方法 C-15

Metrics ツールのデータベース C-18create_mcadmin_db.jar を使用したデータベース テーブルの更新 C-19集計データベース C-21トレーニングデータベース C-22ユーザーデータベース C-23

Creo Elements/Pro におけるフォントの使用 C-24OpenType フォントのサポート C-27UNICODE フォントのサポート C-28

メニューアイテムに使用可能なシステムフォント C-28拡張 ASCII セット C-29テキストシンボルパレットの表示 C-29

目次 xi

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特殊シンボルの IGES 出力 C-30フォント定義 C-30

テキストパラメータ C-30文字パラメータ C-34定義コマンド C-34ASCII フォントの定義 C-37塗りつぶしフォントの定義 C-37特殊フォントの定義 C-38LATIN_1 フォントの定義 C-39Creo Elements/Pro フォントを編集または 新規作成するには C-40Creo Elements/Pro フォントファイルを修正するには C-40ユーザー定義フォントファイルを作成するには C-41新規フォントを格納するには C-41独自のフォントをデフォルトに設定するには C-42フォントを作成またはカスタム化するには C-42

テキストシンボルパレットのカスタム化 C-44AVI 圧縮コーデック (Windows のみ ) C-47ポータブルドキュメントフォーマットへのデータの エクスポート C-48ブラウザ要件への適合 C-48

Windows のブラウザ要件 C-48UNIX でのブラウザ設定 C-49外部ブラウザからの Creo Elements/Pro の起動 C-50

Creo Elements/Pro ブラウザ内での PDF ファイルの オープン C-50

PDF ファイルの印刷 C-51Creo Elements/View Express の設定 C-52Windows エクスプローラを使用した Creo Elements/Pro オブジェクトのオープン C-53JavaScript のセキュリティ C-55Creo Elements/Pro でのデジタル著作権管理 C-55

付録 D MKS Platform Components のインストール (Windows のみ )

概要 D-2MKS Platform Components のインストール D-2

xii Installation and Administration Guide 日本語版

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付録 E 配分計算技術

概要 E-2コントローラとエージェントの間の対話 E-2

サポートされる機能 E-2配分計算用のワークステーションの設定 E-3配分計算用のホストマシンの指定 E-4

付録 F トラブルシューティングのヒント

デバッグの一般的ヒント F-2オンライン情報 F-2トラブルシューティングリスト F-2

ソフトウェアの起動の失敗 F-2Xtop アイコンがタスクバーで非表示になる F-3不正確な ptcstatus コマンド情報 F-3無効なライセンス F-3FLEXnet Publisher が起動しない ( 三つ組構成 ) F-4ModelCHECK Metrics ツールの表示の問題 F-4

用語集 用語集 -1

索引 索引 -1

目次 xiii

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このガイドについて

Pro/ENGINEER を前身とする Creo Elements/Pro は、Creo Elements ファミリーを構成する製品の 1 つです。Creo 設計ソフトウェアパッケー ジは、PTC の CAD、CAM、CAE、CAID、およびビジュアリゼーション ソリューションを網羅しています。これによって、2D モデリング、ダイ レクトモデリング、BOM 駆動アセンブリといった相互運用機能を、かつ てないほど柔軟に追加できるようになりました。

Creo Elements/Pro をインストールする前に、インストールの方法につい て説明したこのガイドをお読みください。このガイドには次の 2 つの目 的があります。

• ライセンス管理ソフトウェアをインストールしてセットアップする

• Creo Elements/Pro 5.0 をインストールしてメンテナンスする

Creo Elements/Pro を初めてインストールするシステム管理者には、アプ リケーションのインストールの経験が必要です。また、オペレーティングシステムを十分に理解している必要があります。

このガイドの使用方法このガイドは、Creo Elements/Pro などの PTC 製品を PTC.Setup を使用 してインストールするときに表示されるオンライン形式の説明を補足するものです。このガイドではすべての操作について手順を追って説明します。インストール後の説明と参照情報についても記載されています。

関連マニュアルCreo Elements/Pro 5.0 Installation and Administration Guide を利用する上 で、次のマニュアルが役に立ちます。FLEXnet Licensing End User Guide - Creo Elements/Pro ライセンスを供給するために使用される他社のライ センス管理ソフトウェア用ユーザーガイドです。

xv

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テクニカルサポートソフトウェアの使用時に問題が発生する場合は、PTC の Web サイト、電 話、Fax、または電子メールによって PTC テクニカルサポートまでお問 い合わせください。詳細については、ソフトウェアに同梱された PTCCustomer Service Guide の「テクニカルサポートへの連絡およびコールの トラッキング」を参照してください。このガイドには、PTC の Web サイ ト (www.ptc.com/support/index.htm) の「テクニカルサポートへのご連 絡方法」(CONTACTING TECHNICAL SUPPORT) からもアクセスでき ます。

テクニカルサポートを受けるには、サービス契約番号 (SCN) を取得する 必要があります。この番号をまだ取得していない場合は、PTC Customer Services Guide の説明に従って、PTC ライセンス管理までお問い合わせく ださい。

PTC 製品のマニュアル ( 説明書 )Creo Elements/Pro 5.0 のマニュアルは、以下の形式で製品 DVD-ROM 上 に提供されています。

• ヘルプセンター。内容依存型ヘルプ、検索機能、および役に立つ情報へのクイックリンクが含まれます。

• PTC Customer Service Guide、Creo Elements/Pro 5.0 Installation and Administration Guide、その他のマニュアル (PDF ファイル形式 )。こ れらのマニュアルを表示または印刷する場合は、その前に Adobe Acrobat Reader をインストールしてください。

PTC ヘルプコンポーネントをインストールしたら、Creo Elements/Pro

のメインメニューにある をインタフェース上の任意の項目にド

ラッグして、ヘルプを表示できます。ヘルプセンターにアクセスするには、「ヘルプ」(Help) > 「ヘルプセンター」(Help Center) の順にクリッ クします。

PTC 製品のマニュアルにアクセスするには、有効なユーザーアカウント が必要です。ユーザーアカウントを取得するには、 www.ptc.com/appserver/common/account/basic.jsp にアクセスする か、カスタマーサービスまでご連絡ください。PTC Customer Service Guide および「テクニカルサポート」(Technical Support) ページの「世界各国 のお問い合わせ先」(Worldwide Contacts) に地域別電話番号が掲載され ています。

注記

PDF ファイルを読むには Adobe Acrobat Reader が必要です。このソ フトウェアは次のサイトからダウンロードできます。

www.adobe.com/support/service/downloads.html

xvi Installation and Administration Guide 日本語版

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マニュアルに関するフィードバック

PTC では、ユーザーの皆様からのマニュアルに関するご意見やご感想を お待ちしております。次のアドレスにフィードバックをお送りください。

[email protected]

フィードバックにはアプリケーションの名前とリリースも記載してください。オンラインマニュアルの場合は、マニュアルのタイトルもご記入ください。

マニュアルの表記規則

PTC マニュアルでは、次の表記規則を使用しています。

規則 項目 例

「日本語」( 英語 ) メニューパス、ダイアログボックスオプション、ボタンなど、ユーザーインタフェースで選択可能な要素

「ファイル」(File) > 「保存」 (Save) の順にクリックしま す。 「譲受人」(Assignee) チェック ボックス 「OK」をクリックします。

モノスペース (Courier) ユーザー入力、システムメッセージ、ディレクトリ、ファイル名

Processing completed.

Courier の山かっこ (< >) で囲まれた文字列

ユーザーが適切な値を代入する変数 output=<ロードポイント >

このガイドについて xvii

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1 概要

この章では、ソフトウェアに同梱の資料とインストレーションユーティリティ PTC.Setup について説明します。また、ライセンスサーバーと製 品ソフトウェアをインストールする前に行うステップについても説明します。

項目 ページ

送付資料について 1 - 2次に進む前に 1 - 3ライセンスパックの入手 1 - 3オンライン上での送付ライセンスパックの保存 1 - 4デフォルト言語の設定 1 - 5PTC ライセンス契約 1 - 5PTC.Setup を使用したインストール 1 - 7

1-1

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送付資料についてPTC (Parametric Technology Corporation) では、ソフトウェアの注文に 関連した次の資料を送付しています。

• 「発送確認書」(Shipment Confirmation Letter) - PTC ソフトウェアを お受け取りになる前に FAX または電子メールで発送確認書が届きます。これにはソフトウェアの配布プロセスが明記されています。ソフトウェアを新規に注文された場合は、セールスオーダー番号 (SON) はここに記載されています。この番号を使用してライセンスパックを要求する方法や、 注文したソフトウェアと出荷された資料の一覧も ここに記載されています。

• 「ライセンスパック」(License Pack) - このパックには、ユーザーのサ イトにソフトウェアをインストールする時に必要となるライセンスコードが記載されています。ライセンスパックを要求する方法は、発送確認書と PTC Customer Service Guide に記載されています。

• 「パッキングスリップ」(Packing Slip) - パッキングスリップは、出荷 に同梱され、発注番号 (SON) を参照します。ここには、注文したソフトウェアとそれとともに送付されたアイテムの一覧が記載されています。

• 「 初にお読みください」(READ THIS FIRST) - マシンの設定や推奨 されるオペレーティングシステムパッチなど、変更が必要な事項が記載されています。

• 「ソフトウェア DVD-ROM」 - ご注文の製品ごとに、使用する各プ ラットフォーム用の DVD-ROM が 1 枚以上あります。。ソフトウェア DVD-ROM のラベルをチェックし、プラットフォームを確認してく ださい。

注記

Creo Elements/Pro のインストール用 DVD は 3 枚あります。2 枚 は Microsoft Windows 用、1 枚は Sun Solaris 10 (UNIX) 用です。

• 「ハードウェア/ソフトウェア構成上の注意」(Hardware and Software Configuration Notes) - 常に 新の情報を提供するため、製品の DVD-ROM と PTC の次の Web サイトには注意書きが提供されてい ます。

「Online Hardware Configuration Notes for Enterprise Partners」( エン タープライズパートナー用ハードウェア構成上の注意 ( オンライン )) www.ptc.com/WCMS/files/77552/en/proewf5.pdf

「Online Software Configuration Notes with interoperability information for Enterprise Partners」( 相互運用性情報を含むエンタープライズパー トナー用ソフトウェア構成上の注意 ( オンライン )) www.ptc.com/appserver/cs/doc/refdoc.jsp を参照してください。

1-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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注記

オンラインの「Software Configuration Notes」( ソフトウェア構 成上の注意 ) にアクセスするには、カスタマーサポートアカウン トが必要です。

DVD-ROM 上の情報へのアクセス方法は「 初にお読みください」 (READ THIS FIRST) を参照してください。

• PTC Customer Service Guide - テクニカルサポート、カスタマーサ ポート、PTC Web サイトで利用できるサービスの説明については、 このガイドを参照してください。

• Creo Elements/Pro 5.0 Installation and Administration Guide - ライ センス管理、ソフトウェアのインストール、およびソフトウェア管理については、このガイドを参照してください。

次に進む前に• ソフトウェアのインストールに必要なライセンスコードを含むライ

センスパックがあることを確認してください。

注記

ライセンスパックのオンラインコピーを取得することを強くお勧めします。ライセンス情報をファイル形式で管理することで、インストレーションユーティリティ PTC.Setup を用いてのライ センスコードのインポートが可能になります。このファイルをインポートすることで、手動で入力する手間を省き、さらに確実なデータ入力を可能にします。

• ライセンス簡略化をまだ行っていない場合は、それを実行して、ライセンスパックをバージョン 31 以降にアップグレードします。詳細に ついては、A-2 ページの「簡略化ライセンス管理処理」 を参照してく ださい。

ライセンスパックの入手新規ユーザーと既存のソフトウェアを更新するユーザーのいずれの場合にも、PTC ライセンスパックを電子メールで受け取ることができます。 電子メールアドレスがない場合は、FAX 経由で受信できます。

新規ソフトウェアの注文と構成

ご注文が処理され、製品が発送されると、電子メールまたは FAX で発送 確認書 (Shipment Confirmation Letter) が送付されます。発送確認書をお 受け取りになった時点で、PTC の License Management ( ライセンス管理 部 ) に連絡し、お買い上げ製品を構成してください。

概要 1-3

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PTC ライセンス管理の詳細については、「テクニカルサポート」(Technical Support) ページ (www.ptc.com/support/index.htm) の「ライセンス」 (Licensing) セクションを参照してください。

メンテナンスシップメント

ライセンスパックの電子コピーは、電子メールによってまたは PTC の Web サイトにアクセスして入手できます。

メンテナンス版のライセンスパックには、指定されたサイトのすべての登録ライセンスが記載されています。あるサイトにおいては、1 つのライ センスパックに複数のサーバー用のライセンス情報が記載されている場合があります。

メンテナンスリリースのユーザーの方で PTC ソフトウェアを更新する場 合は、「PTC ライセンスパックジェネレータ」(PTC License Pack Generator) (www.ptc.com/support/proengineer.htm) を使用して、お持 ちのライセンスパックの電子コピーを要求することもできます。このページで、「ライセンス」(Licensing) タブの下の「現在のライセンスパッ クの取り出し」(Retrieve Existing License Packs) をクリックし、オンラ インの説明に従ってライセンスパックを取得します。セールスオーダー番号 (SON) を指定すると、ライセンスパックタイプを選択するよう求め るメッセージが表示されます。

注記

ライセンスパック情報はお客様が注文された際の情報を基に作成されています。メンテナンス版の発送時以降に設定に変更があった場合は、新規にライセンスパックを発行する必要があるので PTC License Management ( ライセンス管理部 ) までご連絡ください。

オンライン上での送付ライセンスパックの保存ライセンスパックをオンラインで保存するには、次の手順を実行します。

1. PTC から電子メールで送付されるライセンスパックの電子コピーを 取得します。これには、ライセンスコードが含まれています。

2. ライセンスパックの情報をテキストファイルに ASCII フォーマット で保存します。Windows システムでは、テキストエディタとしてメ モ帳またはワードパッドを使用できます。UNIX の場合は、vi を使用 できます。

注記

このステップは必須ではありませんが、強く推奨されます。

1-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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デフォルト言語の設定Creo Elements/Pro は、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペ イン語、中国語 ( 簡体字と繁体字 )、韓国語、日本語、ロシア語でインス トールおよび実行できます。Creo Elements/Pro インストレーションユー ティリティをオペレーティングシステムのデフォルトと異なる言語で行うには、コマンドプロンプトの LANG 変数で設定したい言語の値を設定し ます。

<dvdrom>:¥setup.exe -LANG:<言語 >

たとえば、中国語でインストレーションユーティリティを実行するには、コマンドプロンプトで <lang> を chs に指定します。

<dvdrom>:¥setup.exe -LANG:chs

LANG 変数で使用できる言語の値についての詳細は、言語サポートヘルプ の LANG および PRO_LANG 環境変数に関するヘルプトピックを参照 してください。

PTC ライセンス契約PTC.Setup ユーティリティを使用して PTC ライセンスサーバーまたは Creo Elements/Pro 製品をインストールする前に、PTC ライセンス契約 に同意する必要があります。PTC ライセンス契約に同意するには、次の 手順に従います。

概要 1-5

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1. PTC.Setup ユーティリティを起動します。次のスクリーンが表示され ます。

2. 「次」(Next) をクリックします。「ライセンス契約への同意」(AcceptLicense Agreement) スクリーンが表示されます。

PTC ライセンス契約は、言語の環境変数 LANG で指定された言語で表 示されます。デフォルトの PTC ライセンス契約は英語で記述されて います。

3. PTC ライセンス契約に同意します。

– ライセンス契約がすでに存在する場合も、ライセンス契約に同意して次に進む必要があります。既存のライセンス契約がスクリーン上のライセンス契約よりも優先されます。

– PTC ライセンス契約に同意しない場合、確認を求められた後、イ ンストールが終了します。

1-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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4. PTC ライセンス契約を印刷するには、「印刷可能なバージョン」 (Printable Version) をクリックします。

PTC.Setup を使用したインストールCreo Elements/Pro とそのソフトウェアコンポーネント (PTC ライセン スサーバーと PTC ソフトウェア製品を含む ) は、PTC.Setup を使用して インストールします。PTC.Setup は、ヘルプ機能が備わったグラフィッ クインストレーションユーティリティです。インストール中に「キャンセル」(Cancel) をクリックすると、インストールをいつでも停止できま す。PTC.Setup によってファイルがコピーされ、ファイルのアクセス許 可が設定されます。メインスクリーンは、以下のように表示されます。

• メインの製品グループ。PTC License Server および Creo Elements/Pro & Creo Elements/Pro Mechanica を含みます。

• 「その他の製品」(Other Products) の第二の製品グループは PTC アプ リケーションマネージャ (UNIX のみ )、PTC Distributed Services、

概要 1-7

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PTC Help、Pro/Web.Publish、MKS Install for CADDS 5 Interface (Windows のみ )、Custom Installer を含みます。

PTC.Setup でのナビゲーションは簡単です。PTC.Setup の製品選択スク リーンで必要なコンポーネントをクリックし、インストールを開始します。「次」(Next) ボタンをクリックして、続行します。PTC.Setup の製品 選択スクリーンでは、「次」(Next) ボタンは使用できません。次のスク リーンに進むには、製品を選択する必要があります。前のスクリーンに戻って変更するには、「戻る」(Back) ボタンを使用します。

必要なコンポーネントをクリックしてインストールを開始すると、必要なセキュリティ権限が守られていない場合、エラーメッセージが表示されます。

「ヘルプ」(Help) リストからは、「 初にお読みください」(READ THIS FIRST) 文書、Creo Elements/Pro 5.0 Installation and Administration Guide、お よびサービスとサポートに関する情報にアクセスできます。このリストは、PTC のすべてのスクリーンで使用できます。インストレーションユー ティリティを設定します。

製品機能の選択

PTC.Setup の製品選択スクリーン以外のすべてのスクリーンで、各製品

コンポーネントの前にある をクリックして、次のコマンドをリス

トから選択します。

• 「この機能をインストール」(Install this feature) - コンポーネントを インストールします。

• 「この機能をインストールしない」(Do not install this feature) - コン ポーネントをインストールしません。コンポーネントがインストール

されない場合、 が に変わります。

• 「すべてのサブ機能をインストール」(Install all sub-features) - この オプションを選択すると、製品コンポーネントにサブコンポーネントが含まれる場合にサブコンポーネントをインストールできます。アイ

コン が に変わり、そのコンポーネントがインストー

ルされることが示されます。

PTC.Setup の起動

Windows システムで DVD-ROM ドライブを自動実行できる場合は、 PTC.Setup は自動的に起動します。UNIX システムが DVD-ROM を自動 的にマウントする場合は、DVD-ROM をロードして書き込み許可を持つ ディレクトリに移動し、<dvdrom>/setup コマンドを実行するだけで す。ここで、<dvdrom> はマウントした DVD-ROM のワークステーショ ンの位置です。

1-8 Installation and Administration Guide 日本語版

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PTC.Setup が自動的に起動しない場合は、次のセクションで示す手順に 従ってください。

Windows

Windows で PTC.Setup を起動するには、次の方法のいずれかを選択して ください。

• Windows エクスプローラを起動し、DVD-ROM ドライブを参照して setup.exe アイコンをダブルクリックします。

• MS-DOS プロンプトで、次のコマンドをタイプ入力します。

<dvdrom>:¥setup.exe

この場合、<dvdrom> は DVD-ROM ドライブ文字です。

• タスクバーで「スタート」 > 「ファイル名を指定して実行」を選択し、 次のコマンドを入力します。

<dvdrom>:¥setup.exe

UNIX

UNIX で PTC.Setup を起動するには、次の手順を実行します。

1. 書き込み権のあるディレクトリに変更します ( 例 : /tmp)

2. コマンドプロンプトで、次のコマンドをタイプ入力します。

<dvdrom>/setup

ここで、<dvdrom> は DVD-ROM の位置です。UNIX システムの場 合、このディレクトリに DVD-ROM をマウントします。

3. /dvdrom ディレクトリがまだ存在しない場合、次のコマンドで作成 します。

mkdir /dvdrom

UNIX システムで DVD-ROM が自動的にマウントされない場合は、ス テップごとの説明について C-8 ページの「UNIX での DVD-ROM のロー ドとマウント」 を参照してください。

PTC.Setup トレイルファイルの生成

PTC.Setup インストレーションユーティリティにおけるメニューの選択 内容は、後で再現できるようにトレイルファイルに記録できます。このトレイルファイルを使用すると、同様の設定でソフトウェアを再インストー

概要 1-9

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ルすることができます。トレイルファイルを作成するには、PTC.Setup の 起動時にコマンドプロンプトで -uilog 引数を指定します。

PTC.Setup の起動時に -uilog 引数を使用すると、ps_trl.txt.1 とい うトレイルファイルが PTC.Setup の起動ディレクトリに作成されます。

注記

PTC.Setup の起動ディレクトリに書き込むには、適切なアクセス権が 必要となります。

ps_trl.txt.1 ファイルがすでに存在する場合、ps_trl.txt.2 という 名前の新しいファイルが作成されます。これ以降のトレイルファイルの名前も同じ命名規則に従って付けられます。

PTC.Setup トレイルファイルの再現

PTC.Setup のトレイルファイルを再現するには、まず <ファイル名>.txt 命名規則を使用してトレイルファイルの名前を変更する必要があります。たとえば、pc_trl.txt.1 ファイルの名前を runme.txt に変更します。 トレイルファイルを再現するには、コマンドプロンプトで -uitrail 引 数とともにこの新しいファイル名を使用します。

runme.txtファイルへのフルパスを指定し、このファイルが -uitrail 引数によって正しくアクセスされるようにします。

PTC.Setup の実行時には -uilog と -uitrail の両方の引数を指定する こともできます。この場合、指定したトレイルファイルが再現されると同時に、現在のインストレーションにおけるメニュー選択内容を記録する新しいトレイルファイルも作成されます。

トレイルファイルを実行すると、PTC.Setup のユーザーインタフェース がデフォルトで開きます。コマンドプロンプトで -nographics 引数を 指定すると、トレイルファイルの再現時にユーザーインタフェースを非表示にすることができます。

トレイルファイルの実行時に PTC.Setup のシーケンスが崩れると、トレイ ルファイルの該当箇所に入力を求めるプロンプトが表示されます。トレイ

Windows <dvdrom>¥setup.exe -uilog

UNIX <dvdrom>/setup -uilog

Windows <dvdrom>¥setup.exe -uitrail runme.txt

UNIX <dvdrom>/setup -uitrail runme.txt

Windows <dvdrom>¥setup.exe -nographics -uitrail runme.txt

UNIX <dvdrom>/setup -nographics -uitrail runme.txt

1-10 Installation and Administration Guide 日本語版

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ルファイルのシーケンスが崩れた場合、環境変数 CONTINUE_FROM_OOS の値を false に設定することにより、PTC.Setup を終了することもでき ます。

PTC.Setup トレイルファイルを使用した Creo Elements/Pro のアンインストール

PTC.Setup トレイルファイルを作成して Creo Elements/Pro のアンイン ストールに使用できます。次のように PTC.Setup トレイルファイルを作 成します。

<ロードポイント>¥uninstall¥i486_nt¥obj¥psuninst.exe <ロー ドポイント >¥uninstall¥instlog.txt -uilog

このトレイルファイルを使用して、次のように Creo Elements/Pro をア ンインストールします。

<ロードポイント >¥uninstall¥i486_nt¥obj¥psuninst.exe -uitrail mytrail.txt <ロードポイント >¥uninstall¥ instlog.txt

カスタムインストレーションの DVD-ROM イメージの作成

PTC.Setup インストレーションユーティリティの「Custom Installer」オ プションを使用して、選択した PTC 製品とコンポーネントの小さな DVD-ROM イメージを作成できます。テクニカルサポートサイトの Web インストーラを使用して、カスタムインストールに必要なファイルをダウンロードします。

ファイル登録の無効化 (Windows) Creo Elements/Pro オブジェクトは、Windows エクスプローラではファ イル登録による PTC アイコンとともに表示されます。Windows エクス プローラでこれらのオブジェクトをダブルクリックすると、オブジェクトを Creo Elements/Pro セッションで開くことができます。PTC.Setup をコマンドプロンプトで実行する際に -nofilereg 引数を指定するこ とにより、Creo Elements/Pro のインストール時の Creo Elements/Pro オ ブジェクトのファイル登録を無効にすることができます。

Windows set CONTINUE_FROM_OOS=false

UNIX setenv CONTINUE_FROM_OOS false

Windows <dvdrom>¥setup.exe -nofilereg

概要 1-11

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2 クイックスタート

インストレーション

この章では、熟練ユーザー用に、ライセンス管理と製品ソフトウェアのライセンスサーバー、ライセンスクライアント、およびノードロックマシンへのインストール作業のクイックスタートアプローチが記載されています。PTC.Setup ユーティリティを使用したステップごとのインス トール方法については、第 3 章の「PTC ライセンスサーバーのインストー ル」と第 4 章の「Creo Elements/Pro の インストールと起動」を参照し てください。

項目 ページ

ライセンスサーバーマシンへのソフトウェアのインストール 2 - 2ライセンスクライアントマシンへのソフトウェアのインストール 2 - 4ノードロックライセンスとソフトウェアのインストール 2 - 5

2-1

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ライセンスサーバーマシンへのソフトウェアのインストール

ソフトウェアを新しいリリース版に更新する場合、ライセンスパックを更新する必要があります。PTC ライセンスサーバーは常に一番 初にイ ンストールされるコンポーネントです。PTC ライセンスサーバーをイン ストールすると、その後でインストールされる製品がライセンス情報を見つけ、使用できるようになります。

注記

ライセンス管理ソフトウェアをライセンスサーバーマシンにインストールするには、管理者権限が必要となります。

PTC ライセンスサーバーのインストール

PTC ライセンスサーバーをインストールするには、PTC.Setup インスト レーションユーティリティを使用して、次の手順に従います。

1. ライセンスパックの電子コピーを入手します。これにはライセンスコードが記載されています。

2. ライセンスパックの情報をテキストファイルに ASCII フォーマット で保存します。

注記

このステップは必須ではありませんが、強く推奨します。

3. Creo Elements/Pro 5.0 を使用するには、ライセンス簡略化をまだ 行っていない場合はそれを実行して、ライセンスパックをバージョン31 以降にアップグレードします。詳細については、A-2 ページの「簡 略化ライセンス管理処理」 を参照してください。

4. PTC.Setup インストレーションユーティリティを起動します。PTC ラ イセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契約」を 参照 )。

5. サーバーのホスト名、IP ( インターネットプロトコル ) アドレス、ま たは完全修飾のドメインホスト名を指定します。ホスト名の制約はオペレーティングシステムによって異なります。または、PTC ライセ ンス管理部門から入手したライセンスパックへのフルパスを指定します。

6. PTC ライセンスサーバーを専用のディレクトリにインストールしま す。

7. ステップ 2 のライセンスファイルを PTC.Setup にインポートしま す。インストールが完了すると、PTC.Setup によってライセンスサー バーが起動します。

2-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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注記

手順は長くなりますが、ライセンスパックにリストされているライセンス情報を手入力することもできます。ライセンス情報をPTC.Setup の FLEXnet Publisher ライセンスエディタに入力する 場合、キーワード __HOSTNAME__ と __PCTD_PATH__ を入力で きます。ライセンスファイルを保存すると、PTC.Setup により、 _HOSTNAME__ と __PCTD_PATH__ が正しい値に自動的に置き 換えられます。詳細については、3-7 ページの「FLEXnet Publisher ライセンスエディタの使用」を参照してください。

8. オプションで、フィーチャー行に EXTERNAL_NAME 属性を使用する と、フローティングの実行ライセンスにユーザー定義の名前またはエイリアスを指定できます。

9. PTC ライセンスサーバーをインストールします。ライセンスサーバー が自動的に起動します。

三つ組構成の場合は、これらのステップを三つ組のパートナーマシンである 2 つ目と 3 つ目のマシンに繰り返します。

注記

初の三つ組パートナーのインストールが完了すると、次のエラーメッセージが表示されます。 the server could not be started これは正常な動作です。3 つのパートナーマシンのうち少なくとも 2 つのマシンにインストールされ、起動されているかぎり、三つ組構成は正常に動作します。

Creo Elements/Pro のインストール

1. PTC.Setup インストレーションユーティリティを起動します。PTC ラ イセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契約」を 参照 )。

2. ライセンスサーバーが同時にライセンスクライアントでもある場合は、Creo Elements/Pro を専用のディレクトリにインストールしま す。

3. 製品ソフトウェアが使用するプラットフォーム、言語、およびインストールするコンポーネントを定義します。

4. 単位として「アメリカ式」(English) または「メートル法」(Metric) を指定します。

5. ライセンスファイルの場所 ( つまりサーバーのホスト名 ) を指定しま す。ホスト名、IP ( インターネットプロトコル ) アドレス、または完 全修飾のドメインホスト名を指定します。ホスト名の制約はオペレーティングシステムによって異なります。または、PTC ライセンス管 理部門から入手したライセンスパックの場所 ( つまり、ライセンス ファイルへのフルパス ) を指定することもできます。

クイックスタート インストレーション 2-3

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6. Creo Elements/Pro を実行するコマンド ( 例 : creo) を定義します。 拡張子は必要ありません。

7. 指定サーバー上で製品ソフトウェアがライセンスデータを読み取れるよう、ライセンス情報ファイル内にリストされたライセンスをコマンドに追加または関連付けします。複数のライセンスを 1 つのコマン ド名に追加できます。

8. オプショナルコンフィギュレーション ( たとえば、Windows ショー トカット ) を提供します。

9. Creo Elements/Pro を起動します。

ライセンスクライアントマシンへのソフトウェアのインストール

Creo Elements/Pro およびそのコンポーネントのいずれかをライセンス クライアントマシンにインストールする場合、PTC ライセンスサーバー のインストールは行いません。その代わり、そのライセンスクライアントが使用可能なライセンスを取得するのにアクセスするサーバーを指定します。

1. PTC.Setup インストレーションユーティリティを起動します。PTC ラ イセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契約」を 参照 )。

2. 製品ソフトウェアを専用のディレクトリにインストールします。

3. Creo Elements/Pro が使用するプラットフォーム、言語、およびイン ストールするコンポーネントを定義します。

4. PTC ライセンスサーバーを保持するサーバーのホスト名を指定しま す。IP アドレスまたは完全修飾のドメインホスト名を指定します。

5. Creo Elements/Pro を実行するコマンド ( 例 : creo) を定義します。 拡張子は必要ありません。

6. 指定サーバー上で製品ソフトウェアがライセンスデータを読み取れるよう、ライセンス情報ファイル内にリストされたライセンスをコマンドに追加または関連付けします。複数のライセンスを 1 つのコマン ド名に追加できます。

7. オプショナルコンフィギュレーション ( たとえば、Windows ショー トカット ) を提供します。

8. Creo Elements/Pro を起動します。

2-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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ノードロックライセンスとソフトウェアのインストール

アンカウントノードロックライセンスの管理に PTC ライセンスサーバー は必要ありません。PTC.Setup インストレーションユーティリティを使 用して、Creo Elements/Pro をインストールし、ノードロックライセンス ファイルを参照します。

ライセンスサーバーマシンへのソフトウェアのインストールに記載された手順を繰り返します。

ソフトウェアのインストール場所

PTC.Setup インストレーションユーティリティは、デフォルトのインス トールディレクトリを定義してソフトウェアをインストールしますが、このディレクトリは、インストール作業中にユーザーの環境に合わせて変更可能です。

デフォルトのパスは次のとおりです。

PTC ライセンスサーバー、製品ソフトウェア、およびコンポーネントは、ptc ディレクトリ内の別個のサブディレクトリにインストールされま す。

Windows C:¥Program Files¥<製品名 >

UNIX /system_directory/ptc この場合、system_directory はプラットフォームに固有のも のです。

クイックスタート インストレーション 2-5

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3 PTC ライセンスサーバーの

インストール

この章には、インストレーションユーティリティ PTC.Setup の起動方法 と、PTC ソフトウェア製品のライセンス使用を制御するための PTC ライ センスサーバーのインストール方法が記載されています。

PTC は、Flexera Software, Inc. が提供する FLEXnet Publisher をライセン スサーバーとして使用します。アンカウントノードロックマシンライセンス以外の場合、PTC ライセンスサーバーは、PTC ソフトウェアより前 にインストールされている必要があります。PTC ライセンスサーバーは DVD-ROM に含まれています。インストールに適切なバージョンの 新 情報は、ご注文の製品に付属の「 初にお読みください」(READ THIS FIRST) ドキュメントを参照してください。

項目 ページ

次に進む前に 3 - 2PTC ホスト ID の検索 3 - 2Windows 環境の要件 3 - 2UNIX 環境の要件 3 - 3PTC ライセンスサーバーのインストール 3 - 3ライセンス情報の供給 3 - 5ライセンスファイル情報の手動入力 3 - 7

3-1

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次に進む前にインストールを開始する前に次の手順を実行してください。

• 「 初にお読みください」(READ THIS FIRST) で、マシン設定値の必 要な変更について確認します。

• バージョン 31 以降のライセンスパックのオンラインコピーを取得し ます。

注記

ライセンス簡略化を実行する必要があります ( まだ行っていない 場合 )。

• 注文がライセンス情報内に正確に記載されているか、ライセンスパックの内容を確認します。

注記

FLEXnet Licensing End User Guide は、Creo Elements/Pro の DVD-ROM に収録されています。

PTC ホスト ID の検索PTC ホスト ID は、PTC DVD-ROM から PTC.Setup を起動することによ り取得できます。PTC.Setup の起動時に、マシンの PTC ホスト ID がメ インスクリーンの左下隅に自動的に表示されます。

PTC ライセンスサーバーでは、PTC ホスト ID を使用してライセンスコー ドが割り当てられます。

注記

フィーチャーが特定または複数のマシンに固定されている場合にのみ、PTC ホスト ID が必要になります。

PTC ptchostid ユーティリティのコピーをダウンロードし、このツール の実行方法に関する説明を表示するには、PTC の Web サイト (www.ptc.com/olm/ist1071/ist1071.htm) にアクセスしてください。プ ラットフォーム特有の説明が記載されています。

Windows 環境の要件Windows XP、Windows XP x64、または Windows Vista の場合、PTC ラ イセンスサーバーをインストールするには管理者権限が必要です。

Windows システムでは、Windows NTFS (Windows NT ファイルシステ ム ) を使用する必要があります。

3-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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ソフトウェアをインストールする前に、TCP/IP (Transmission Control Protocol/Internet Protocol) がインストールされ、使用する Windows シ ステム用に正しく設定されている必要があります。

FlexNet Publisher 10.8.10 は、64 ビットオペレーティングシステムの Windows Server 2008 R2 についてサポートされています。ダウンロード のみ可能なインストール用ユーティリティとして使用できます。

UNIX 環境の要件PTC.Setup を使用すると、ルートレベルまたはユーザーレベルの権限で ソフトウェアをインストールできます。Flexera Software, Inc. では、セ キュリティを 大化するため、PTC ライセンスサーバーのインストール はルート権限で行い、サーバーの実行はユーザー権限で行うことを推奨しています。

PTC ライセンスサーバーのインストールフローティングライセンスの使用を制御するには、少なくとも 1 つのマ シンに PTC ライセンスサーバーがインストールされている必要がありま す。このマシンには製品ソフトウェアがインストールされている必要はありません。

注記

PTC ライセンスサーバーをインストールするマシンには、DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) 構成ではなく、静的 IP ( イン ターネットプロトコル ) アドレス構成が備わっている必要がありま す。

ライセンスクライアントにはライセンス管理ソフトウェアは必要ありません。このクライアントは、サーバーからのライセンスを要求します。

PTC ライセンスサーバーをインストールするには、次の手順を実行して ください。インストール中に「キャンセル」(Cancel) をクリックすると、 インストールをいつでも停止できます。

1. ライセンスパックのオンラインコピーを入手し、テキスト (ASCII) ファ イルとして保存します。詳細については、1-3 ページの「ライセンスパックの入手」を参照してください。

2. PTC.Setup インストレーションユーティリティを起動します。PTC ラ イセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契約」を 参照 )。PTC.Setup の製品選択スクリーンが表示されます。

PTC ライセンスサーバーのインストール 3-3

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3. 「PTC License Server」をクリックして、FLEXnet Publisher のインス トールを開始します。「インストレーションコンポーネントの定義」(Define Installation Components) スクリーンが表示されます。

4. 次のパラメータを設定します。

– 「インストール先フォルダ」(Destination Folder) - PTC ライセン スサーバーをインストールするターゲットフォルダを入力するか、デフォルト値をそのまま使用します。インストール先フォルダは、既存のフォルダであってはならず、新規のフォルダである必要があります。

注記

Windows では、PTC ライセンスサーバーを各マシンに 1 つ ずつしかインストールできません。PTC ライセンスサーバー のインストールを開始すると、PTC.Setup によって、すでに インストールされた PTC ライセンスサーバーがないかどう か調べられます。インストール済みの PTC ライセンスサー バーが見つかった場合、既存の PTC ライセンスサーバーの ディレクトリをインストールディレクトリとして使用することを強制されます。これは、複数の PTC ライセンスサーバー

3-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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を 1 つのマシンにインストールできないようにするためで す。

– 「ディスク領域」(Disk Space) - この領域には、使用可能なディス ク容量と各コンポーネントに必要なディスク容量が表示されます。

– 「ライセンスファイル」(License File) - 暗号化ライセンスファイ ルを参照して、ライセンスファイルを指定します。「ライセンスファイル」(License File) テキストボックスにライセンスファイ ルをドラッグすることもできます。「ライセンスファイル」(License File) テキストボックスの下の大きなボックスには、ラ イセンスファイル内の情報が表示されます。

5. オプションで、「FLEXnet サーバーオプション」(FLEXnet Server Options) をクリックして、次の項目を指定します。

– サーバープロセスのオーナー (UNIX のみ )。

– コマンド行の引数。これにより、管理者はサーバープロセスを制御できるようになります。詳細については、FLEXnet Licensing End User Guide を参照してください。

– システムが再起動された場合のライセンスサーバーの起動。

6. 「インストール」(Install) をクリックして、ライセンスサーバーのイ ンストールを開始します。処理が完了すると、PTC.Setup によってラ イセンスサーバーが起動されます。

例外 : 障害許容設定 ( 三つ組 ) のインストレーションでは、別にあと 2 台 のライセンスサーバーを設定する必要があります。

注記

Windows システムでは、PTC ライセンス管理ツールプログラムは、 「スタート」 > 「プログラム」メニューに追加されます。詳細につい ては、C-3 ページの「Lmtools ユーティリティ (Windows のみ )」 を 参照してください。

ライセンス情報の供給次のいずれかの方法で、ユーザーのサイトまたは個々のワークステーションに固有のライセンス情報を取得できます。

• ディスクからライセンス情報をインポートします ( 推奨 )。

• 「ライセンスファイル」(License File) テキストボックスにライセンス ファイルをドラッグします。

• テキストエディタを使用してライセンス情報を手動で入力します。

PTC ライセンスサーバーのインストール 3-5

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ライセンス情報を提供すると、このファイルは PTC.Setup によって自動 的に FLEXnet Publisher インストールディレクトリに保存されます。

制限事項 : 同じ FLEXnet Publisher ライセンスサーバー上で、PTC のライ センスファイルをほかのソフトウェアベンダーのライセンスファイルと組み合わせないでください。FLEXnet Publisher は、ライセンスファイル の組み合わせを処理できますが、PTC ライセンスファイルではベンダー 特定型のホスト ID が使用されるので、FLEXnet Publisher ホスト ID を使 用したライセンスファイルとの互換性がありません。PTC.Setup ユー ティリティは、組み合わされたベンダーライセンスファイルを無効として読み取ります。

注記

ライセンスファイルの情報を手動で指定する場合は、「戻る」(Back)をクリックします。詳細については、3-7 ページの「ライセンスファイル情報の手動入力」を参照してください。

FLEXnet Publisher の障害許容設定 ( 三つ組 ) のインストレーションの場 合、各ライセンスサーバーをインストールする前にライセンスファイルを編集する必要があります。これを行うには、三つ組の各パートナーのホスト名を入力します。これを行わないと、3 つの三つ組パートナーのそ れぞれでライセンスファイルが異なり、ライセンスサーバーが正しく起動されなくなります。

FLEXnet Publisher のインストールの実行

「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンにイン ストールのステータスが表示されます。次の操作のうち 1 つを行うこと もできます。

• インストールをキャンセルするには、「キャンセル」(Cancel) をクリッ クします。

• 情報を確認するには、「戻る」(Back) をクリックします。

• 選択した次のコンポーネントをインストールするには、「次」(Next)をクリックします。

「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンに、イ ンストールが成功したことが通知されます。

PTC.Setup インストールユーティリティを中止するには、「終了」(Exit) をクリックします。

三つ組インストレーションのステップの繰り返し

2 つの別のライセンスサーバーを構成するには、3-3 ページの「PTC ライ センスサーバーのインストール」で前述された手順を繰り返します。

3-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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注記

PTC と Flexera Software, Inc. では、障害許容 ( 三つ組 ) ライセンスを 同じネットワークサイトの同じサブネットに配置することを推奨しています。詳細については、FLEXnet Licensing End User Guide を参照 してください。

ライセンスサーバーの動作確認

製品ソフトウェアを構成する前に、ライセンスサーバーマシンで ptcstatus コマンドを実行して、PTC.Setup が FLEXnet Publisher ライ センスサーバーを起動していることを確認してください。ptcstatus コ マンドは、PTC.Setup によって、FLEXnet Publisher インストールディレ クトリの /bin ディレクトリ (Windows の場合は、 C:¥ptc¥flexnet¥bin¥ptcstatus など ) にインストールされていま す。三つ組インストレーションでは、3 つのうちの 2 つのパートナーマシ ンを ptcstatus 出力で情報が表示される前に設定する必要があります。

FLEXnet Publisher サーバーを実行するには、Windows 管理者権限また は UNIX ユーザー権限が必要です。詳細については、C-4 ページの「マ シンに固有の設定」 を参照してください。

ptcstatus ユーティリティからの出力には、機能名 (PROE_38265 など )、 ユーザー定義の名前またはエイリアス ( 指定されている場合 )、使用中の ライセンスの数、使用可能なライセンスの数、制約事項 ( ライセンスが特 定のマシンにロックされるなど ) が示されます。

ライセンスファイル情報の手動入力ライセンスパックの電子コピーがない場合、ライセンスファイル情報は手動で入力できます。この場合は、ライセンス情報をライセンスファイルエディタに直接入力する必要があります。

FLEXnet Publisher ライセンスエディタの使用

ライセンスコードを手動で入力するには、次の手順を実行します。

1. 「インストレーションコンポーネントの定義」(Define Installation Components) ダイアログボックスで、「ライセンスファイル」(License

File) の をクリックします。

2. 「FLEXnet Publisher ライセンスエディタ」(FLEXnet Publisher license editor) ダイアログボックスが開きます。ファイルをインポー トするか、ライセンスファイルの各行に入力できます。「ファイル」(File) メニューから次の操作を実行できます。

– 別の場所からライセンスファイルをインポートする

PTC ライセンスサーバーのインストール 3-7

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– FLEXnet Publisher ライセンスエディタの内容をシステム上の ファイルに追加する

– ライセンス情報を保存する

– コピーを作成する

ライセンス情報 (ASCII テキスト形式 ) がユーザーのシステム上 にある場合は、「オープン」(Open) ダイアログボックスを使用し て、ライセンスファイルをインポートまたは追加します。

3. または、ライセンス情報の各行を PTC ライセンスパックに表示され るとおりに入力します。ジェネリックテキストを適宜置換します。「#Start: License File for CPUID」の後で始まる行から開始 します。位置揃えインデントを使用して、ライセンスパックに表示されるとおりにテキストをフォーマットします。テキストは大文字小文字を区別します。

注記

シャープ記号 (#) で始まる行には入力する必要はありません。ラ イセンスパックのこの行は、情報の提供のみを目的としています。

4. これらの行に入力した場合は、FLEXnet ライセンスエディタから「ファ イル」(File) > 「保存」(Save) の順に選択すると、PTC.Setup によって 2 つのジェネリック文字列 __HOSTNAME__ と __PTCD_PATH__ ( 下線 文字を含む ) が正しい値で置換されます。

ライセンスパックでは、デフォルトのサーバー行フォーマットは次のようになっています。

SERVER __HOSTNAME__ PTC_HOSTID=(必要な CPUID) 7788

PTC ライセンスサーバーをインストールするには、ライセンスサー バーごとに 1 つのベンダーデーモン行のみが必要となります。

3-8 Installation and Administration Guide 日本語版

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処理が完了すると、FLEXnet ライセンスエディタは、次の図のウィ ンドウのように表示されます。

PTC.Setup によって、入力された情報が正しいかどうかが検査されます。 無効なライセンスがリストされている場合、エラーメッセージが表示されます。すべてのライセンスが有効なライセンスの列にリストされない限り続行できません。詳細については、付録 F の「トラブルシューティングのヒント」 を参照してください。

PTC ライセンスサーバーのインストール 3-9

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4 Creo Elements/Pro の

インストールと起動

本章には、今回お買い上げいただいたソフトウェアのインストール方法が記載されています。この手順は新規ソフトウェア用のものです。インストレーションを更新または変更する場合は、第 10 章の「インストレーションの 更新と修正」 を参照してください。Creo Elements/Pro Mechanica を インストールするには、PTC からライセンス情報を取得する必要があり ます。Creo Elements/Pro Mechanica を統合モードで実行する場合は、 Creo Elements/Pro のインストール時にライセンス情報をすでに取得し ていることが前提となります。Mechanica を独立モードで実行する場合 は、PTC ライセンスサーバーをインストールする方法について第 3 章の 「PTC ライセンスサーバーのインストール」を参照してください。

一部のコンポーネントでは、マシンの設定を変更する必要が生じる場合もあります。この情報は、パッケージに同封されている「 初にお読みください」(READ THIS FIRST) ドキュメントに記載されています。

項目 ページ

Creo Elements/Pro のインストール 4 - 2Windows ショートカットの作成 4 - 11Windows インストレーションの設定 4 - 13UNIX インストレーションの設定 4 - 17Creo Elements/Pro のインストールの完了 4 - 19Creo Elements/Pro の起動の設定 (Windows のみ ) 4 - 20環境変数の指定 4 - 21Creo Elements/Pro の実行時のコンフィギュレーションファイルの使用

4 - 22 デバッグログファイルの生成 4 - 22 CADDS 5 Models の使用 4 - 23 Creo Elements/Pro の起動 4 - 24 測定単位の変更 4 - 28 Creo Elements/Pro Mechanica の独立モードでの実行 4 - 29 UNIX での VERICUT のインストールと設定 4 - 30 Creo Elements/Pro の削除 (Windows のみ ) 4 - 30

4-1

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Creo Elements/Pro のインストールPTC ライセンスサーバーのインストール後に、Creo Elements/Pro をイ ンストールします。製品ソフトウェアは、ライセンスサーバー、ライセンスクライアント、ノードロックマシン、またはそれらの任意の組み合わせにインストールできます。

注記

アンカウントノードロックライセンスを使用する場合、PTC ライセ ンスサーバーは必要ありません。

製品ソフトウェアのインストールを成功させるには、次の 4 つの主要ス テップが必要になります。

• インストールディレクトリを含む、インストレーションコンポーネントの定義

• ライセンスサーバー ( 複数可 ) またはライセンスファイルの位置の指 定

• コマンド名の定義と使用可能な機能の追加

• ソフトウェアの起動

注記

Creo Elements/Pro と Creo Elements/Pro Mechanica のインストー ルディレクトリは共通です。それぞれの製品を同時または別々にインストールできます。Creo Elements/Pro Mechanica 固有のファイル は、インストールディレクトリ内の mech ディレクトリにインストー ルされます。

上位互換性

Creo Elements/Pro には上位互換性があります。つまり、以前のリリース で作成された Creo Elements/Pro ファイル ( 部品、アセンブリ、図面 ) を、

新バージョンの Creo Elements/Pro を使用して読み込んだり保存した りすることができます。

インストレーションコンポーネントの定義

1. Windows オペレーティングシステムに製品ソフトウェア DVD-ROM を挿入します。UNIX オペレーティングシステムに、製品ソフトウェ ア DVD-ROM を挿入しマウントします。ステップごとの説明につい ては、C-8 ページの「UNIX での DVD-ROM のロードとマウント」 を 参照してください。

2. PTC.Setup インストレーションユーティリティを起動します。PTC ラ イセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契約」を 参照 )。PTC.Setup の製品選択スクリーンが表示されます。インストー ル中に「キャンセル」(Cancel) をクリックすると、インストールをい

4-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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つでも停止できます。PTC.Setup によってファイルがコピーされ、 ファイルのアクセス許可が設定されます。

3. 「Creo Elements/Pro & Creo Elements/Pro Mechanica」をクリックしま す。「インストレーションコンポーネントの定義」(Define Installation Components) スクリーンが表示されます。

この時点で、FLEXnet Publisher がライセンスサーバーまたはライセ ンスクライアントのどちらかにすでにインストールされているはずです。

注記

新しいリリースの PTC 製品に更新する場合、製品リリースに合 わせてライセンスパックも更新する必要があります。

UNIX では、「ライセンス契約への同意」(Accept License Agreement) スクリーンが表示されます。JRE ライセンス契約に同意し、「次」 (Next) をクリックして続行します。「インストレーションコンポーネ ントの定義」(Define Installation Components) スクリーンが表示さ れます。

4. 次のインストレーションパラメータを設定します。

– 「インストール先フォルダ」(Destination Folder) - 新規インス トールの場合、デフォルトのインストールディレクトリ ( 例 : C:¥Program Files¥PTC¥Creo Elements¥Pro5.0) をその まま使用するか、フルパスを指定します。指定された新しいディレクトリが、PTC.Setup によって作成されます。別のインストー ルディレクトリを選択することもできます。

新規インストールの場合は、入力するディレクトリは新規または空である必要があります。

注記

Windows では、同じ製造コードの Creo Elements/Pro は、1 台のマシンに 1 つしかインストールできません。同じ製造 コードを再びインストールしようとすると、インストール先として既存の Creo Elements/Pro インストールディレクトリ が設定され、変更できません。

– 「インストールする機能」(Features to Install) で、各コンポーネ

ントの前の をクリックし、次の情報を指定します。

「製品機能」(Product Features) - 各コンポーネントの横の をクリックして、インストールするコンポーネントを選択します。リストから次のコマンドのうち 1 つを選択します。

「この機能をインストール」(Install this feature) - コンポーネン トをインストールします。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-3

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「この機能をインストールしない」(Do not install this feature) - コンポーネントをインストールしません。

注記

製品コンポーネントにサブコンポーネントが含まれる場合、

をクリックすると表示されるリストから「すべての

サブ機能をインストール」(install all sub-features) を選択す ることにより、サブコンポーネントをインストールできます。

選択可能なコンポーネントは次のとおりです。

「Creo Elements/Pro」 - このコンポーネントを選択すると、Creo Elements/Pro のソフトウェアの実行に必要なファイルがインス トールされます。

「Creo Elements/Pro Mechanica」 - Creo Elements/Pro Mechanica とそのコンポーネントをインストールする場合にこのコンポーネントを選択します。独立モード Creo Elements/Pro Mechanica の ヘルプを製品のインストールディレクトリにインストールするには、「独立モードのヘルプファイル」(Independent Mode Help Files) を選択します。Creo Elements/Pro Mechanica のファイルす べてをインストールするには、「Creo Elements/Pro Mechanica」 を選択します。デフォルトでは、すべてのコンポーネントが<Creo ロードポイント >¥mech ディレクトリにインストールさ れ、開始スクリプトが <Creo ロードポイント >¥mech¥bin ディ レクトリにインストールされます。

注記

Creo Elements/Pro を含むその他すべてのコンポーネントに 対して「この機能をインストールしない」(Do not install this feature) を選択して、Creo Elements/Pro をインストールせ ずに Creo Elements/Pro Mechanica をインストールするこ ともできます。

「Creo Elements/Pro ヘルプファイル」(Creo Elements/Pro Help Files) - このコンポーネントを保持して、Creo Elements/Pro ヘル プファイルを製品インストールディレクトリにインストールします。これにより、内容依存型ヘルプがデフォルトで使用可能になります。

注記

Creo Elements/Pro ヘルプファイル (Pro/ENGINEER Help Files) コンポーネントを除外する場合は、ヘルプセンターを カスタムロケーションにインストールする必要があります。6-3 ページの「カスタムロケーションへのヘルプセンターのインストール」を参照してください。

ヘルプセンターをカスタムロケーションにインストールした後、Creo Elements/Pro の内容依存型ヘルプの設定を次のよ うに行う必要があります。6-5 ページの「内容依存型ヘルプ

4-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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をカスタムロケーションから使用可能にする」を参照してください。

「PTC.Setup」 - インストール後のソフトウェアの再構成用に PTC.Setup をインストールするには、このコンポーネントを選択 します。このユーティリティによって、DVD-ROM から PTC.Setup を実行せずにコンフィギュレーションを変更できます。

「オプション」(Options) - Expert Framework Extension、 ModelCHECK ( 必須の JRE コンポーネント )、Mold Component Catalog、Creo Elements/Pro Plastic Advisor、NC-GPOST、 VERICUT、および Creo Elements/Pro Distributed BATCH をイ ンストールするには、このコンポーネントを選択します。

注記

Creo Elements/Pro を含むその他すべてのコンポーネントに 対して「この機能をインストールしない」(Do not install this feature) を選択すると、Distributed BATCH クライアントだ けをインストールできます。Distributed Batch をスタンドア ロンモードで使用するには、Creo Elements/Pro をインス トールする必要があります。

「API ツールキット」(API Toolkits) - このコンポーネントを選択 すると、J-Link、Web.Link、Visual Basic API、Pro/TOOLKIT な どのアプリケーションプログラムインタフェースツールキットの実行に必要なファイルをオプションでインストールできます。

「インタフェース」(Interfaces) - 外部インタフェースを選択しま す。

注記

• Windows の場合、Pro/INTERFACE for CADDS 5 をイン ストールするには、製品選択スクリーンから MKS Install for CADDS 5 Interface もインストールする必要があり ます。詳細は付録 D の「MKS Platform Components のイ ンストール (Windows のみ )」を参照してください。

「プラットフォーム」(Platforms) - プラットフォームを選択しま す (sun_solaris_x64 など )。マシンのアーキテクチャが、デ フォルトのプラットフォームとして自動的に選択されます。

「言語」(Languages) - 必要な言語を選択します。英語はデフォル トで必ずインストールされます。英語のインストレーションを無効にすることはできません。

「ディスク領域」(Disk Space) - 表示される使用可能なディスク容 量と選択した機能をインストールするために必要なディスク容量を検討します。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-5

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5. インストールするコンポーネントとインストール先フォルダを選択したら、「次」(Next) をクリックします。「単位を選択」(Select Units) スクリーンが表示されたら、単位を指定します。

測定単位の指定

1. 「単位を選択」(Select Units) スクリーンで、製品で使用する測定単位 として次のいずれかを選択します。

– 「アメリカ式」(English) - アメリカ式 ( インチ、ポンド質量 ) の測 定単位を使用します。

– 「メートル法」(Metric) - メートル法 ( ミリメートル、キログラム、 秒 ) の測定単位を使用します。

2. 「次」(Next) をクリックします。「FLEXnet ライセンスサーバー」 (FLEXnet license servers) スクリーンが表示されます。

注記

Creo Elements/Pro をインストールした後で単位を変更する方法は 4-28 ページの「測定単位の変更」 を参照してください。

4-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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ライセンス情報の場所の指定

PTC.Setup インストレーションユーティリティは、リモートライセンス サーバーまたはローカルマシンにあるライセンス情報にアクセスできます。次に、このインストレーションにアクセスさせるライセンスサーバーまたはライセンスファイルの位置を指定する必要があります。

有効なバージョンの FLEXnet Publisher がインストールされていないマ シンからライセンス情報にアクセスしようとすると、ライセンスサーバーを更新するよう求めるエラーメッセージが表示されます。

注記

Creo Elements/Pro 5.0 には FLEXnet Publisher バージョン 10.8.6.2 以降が必要です。

ライセンスサーバーの指定

ライセンスサーバーの場所に応じて、PTC.Setup にライセンス情報の場 所を指定する必要があります。これには「FLEXnet ライセンスサーバー」 (FLEXnet license servers) スクリーンを使用します。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-7

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• PTC ライセンスサーバーが製品ソフトウェアをインストールしてい るのと同じマシンにあり、ライセンスサーバーにデフォルトの通信ポートを使用している場合、ライセンスサーバーを指定する必要はありません。サーバー名が検出され、「FLEXnet ライセンスサーバー」 (FLEXnet License Servers) リストボックスに値が自動的に入力され ます。

• PTC ライセンスサーバーが別のマシンに常駐する場合、ライセンス サーバーを指定する必要があります。サーバーからのライセンスの取得と個々のライセンスファイルからのロックライセンスの取得の各セクションを参照してください。

ライセンスクライアントの指定

FLEXnet Publisher がインストールされていないライセンスクライアン トに製品ソフトウェアをインストールしている場合、「FLEXnet ライセン スサーバー」(FLEXnet License Servers) リストボックスは 初に空白で 表示されます。この場合、リモートサーバー上のフローティングライセンスを入手するには、ライセンスを分配しているサーバーを定義する必要があります。4-9 ページの「サーバーからのライセンスの取得」を参照してください。このインストレーションでロックライセンスのライセンスファイルが読み取られる場合は、ライセンスファイルへのフルパスを指定する必要があります。4-10 ページの「個々のライセンスファイルからのロックライセンスの取得」を参照してください。

注記

ライセンスを確認しなければ Creo Elements/Pro を実行することは できません。

4-8 Installation and Administration Guide 日本語版

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サーバーからのライセンスの取得

サーバーからライセンスを取得するには、次の手順を実行します。

1. 「FLEXnet ライセンスサーバー」(FLEXnet license servers) スクリー ンで「追加」(Add) をクリックします ( 直前のスクリーンを参照して ください )。「ライセンスサーバー指定」(Specify License Server) ダ イアログボックスが開きます。

2. サーバーオプションのうち 1 つをクリックして、必要な情報を入力し ます。

– 「単一ライセンスサーバー」(Single license server) - ライセンス に単一サーバーを指定します。これがデフォルトと異なる場合は、ホスト名と通信ポート番号を入力します。これらの情報はサーバー名 (aberdeen など ) を識別するもので、ライセンスコー ドの取得元となります。

– 「三つ組ライセンスサーバー ( 障害許容 )」(Triad license server (fault tolerant)) - 三つ組パートナーの三つ組構成を指定します。2 つ以上のパートナーが実行されている限り、ライセンスは提供されます。2 つ以上のパートナーが機能していない場合、サーバー はライセンスの提供を停止します。

3 つのライセンスサーバーをすべて定義します。各三つ組パート ナーには同じライセンスファイルが必要となります。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-9

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注記

サーバーリスト ( 三つ組パートナー 1、三つ組パートナー 2、 三つ組パートナー 3) の順序は、3 つのライセンスサーバーす べてにおいて同一である必要があります。

障害許容 ( 三つ組 ) ライセンスサーバーは同じネットワークサイ トに設置してください。冗長ライセンスサーバーの詳細については、FLEXnet Licensing End User Guide を参照してください。

注記

クライアントノードのホスト名は指定しないでください。ライセンスの使用を制御するライセンスサーバーのみを指定してください。「ライセンスサーバー指定」(Specify License Server) ダイアログボックスを使用してクライアントを設定 することで、ネットワークを介して複数のサーバーまたはライセンスファイルにアクセスできます。

– 「ロックライセンスファイル ( 起動中のサーバーなし )」(Lockedlicense file (no server running)) - ロックライセンスファイルに ついては、4-10 ページの「個々のライセンスファイルからのロックライセンスの取得」のセクションを参照してください。

3. 「OK」をクリックして、サーバーと通信ポートに関する情報を 「FLEXnet ライセンスサーバー」(FLEXnet License Servers) リスト ボックスに追加します ( 7788@aberdeen など )。

4. 「次」(Next) をクリックして、Windows では「Windows プリファレ ンス」(Windows Preferences) スクリーンを開き、UNIX では「オプ ショナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンを開きます。

個々のライセンスファイルからのロックライセンスの取得

ローカルマシンまたはネットワーク上の個々のライセンスファイルからロックライセンスを取得するには、次の手順を実行します。

1. 「FLEXnet ライセンスサーバー」(FLEXnet license servers) スクリー ンで「追加」(Add) をクリックします。「ライセンスサーバー指定」 (Specify License Server) ダイアログボックスが開きます。

2. 「ロックライセンスファイル (起動中のサーバーなし)」(Locked license file (no server running)) をクリックします。

3. 次の操作のうち 1 つを実行します。

– ローカルまたは NTFS マウントディスクでライセンスファイル へのフルパスを指定します ( たとえば、C:¥Program Files¥ flex¥license.txt)。

– フォルダアイコンをクリックしてフォルダ階層をナビゲートし、正しいライセンスファイルを選択します。

4-10 Installation and Administration Guide 日本語版

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4. 「OK」をクリックして、ライセンスファイルパス情報を「FLEXnetライセンスサーバー」(FLEXnet License Servers) リストに追加しま す。このリストを展開すると、選択したサーバーで使用できるライセンスフィーチャーが表示されます。

5. 「次」(Next) をクリックします。Windows で作業している場合、 「Windows プリファレンス」(Windows Preferences) スクリーンが表 示されます。UNIX では、「オプショナルコンフィギュレーションス テップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンが表示されます。

Windows ショートカットの作成Windows では、Creo Elements/Pro に対して Windows のショートカッ トプリファレンスとパス設定を設定することができます。「FLEXnet ライ センスサーバー」(FLEXnet license servers) スクリーンの「次」(Next) を クリックして、「Windows プリファレンス」(Windows Preferences) スク リーンを開きます。次のように設定します。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-11

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• 「ショートカット位置」(Shortcut Location(s)) - Creo Elements/Pro は、デスクトップ、「スタート」メニュー、または「スタート」 > 「プ ログラム」メニューを使用するか、これら 3 つのオプションを任意に 組み合わせて起動できます。

• 「プログラムフォルダ」(Program Folder) - ショートカットの場所とし て「プログラムフォルダ」(Program Folder) を選択する場合、「プロ グラム」(Programs) メニューでフォルダ名とオプションを指定する必要があります。

• 「起動ディレクトリ」(Startup Directory) - Creo Elements/Pro の起動 ディレクトリの名前を指定します。

次の Windows 環境設定を設定できます。

• 「全ユーザー用にシステム環境を修正」(Modify system environment for all users) - システム上のすべてのユーザーに関するシステム PATH 変数を修正します。

注記

すべてのユーザーに対してシステム環境変数を設定するには、管理者権限が必要となります。

• 「カレントユーザーの環境のみ修正」(Modify current user’s environment only) - システム上のカレントユーザーに関する PATH 変数を設定します。

注記

Creo Elements/Pro Mechanica を Creo Elements/Pro と同時にイン ストールしている場合、同じ設定が使用されます。

4-12 Installation and Administration Guide 日本語版

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Windows インストレーションの設定Creo Elements/Pro を Windows にインストールしている場合、「オプショ ナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) ス クリーンの「オプションのユーティリティをインストール」(InstallOptional Utilities) 領域でオプションのユーティリティをインストールし ます。追加のコンフィギュレーションを行うには「インストラクション」(Instructions) 領域にあるオプションを使用します。「Windows プリファレ ンス」(Windows Preferences) スクリーンで「次」(Next) をクリックすると 「オプショナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンが表示されます。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-13

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オプションのユーティリティのインストール

Windows では、「オプショナルコンフィギュレーションステップ」 (Optional Configuration Steps) スクリーンで次のオプションのユー ティリティをインストールできます。

• サムネールビューア

• Creo Elements/View Express

サムネールビューアのインストール

Windows Explorer で Creo Elements/Pro ファイルの 2D サムネールを表 示するサムネールビューアユーティリティをインストールできます。

1. 「オプションのユーティリティをインストール」(Install Optional Utilities) 領域で「サムネールビューアをインストール」(Install Thumbnail viewer) チェックボックスをオンにします。

2. 「インストール」(Install) をクリックします。

Creo Elements/View Express

Creo Elements/View Express をインストールする前に、管理者権限があ ることを確認してください。

1. Creo Elements/View Express の以前のバージョンがインストールさ れている場合は、すべてアンインストールします。

2. 「オプションのユーティリティをインストール」(Install Optional Utilities) 領域で「Creo Elements/View Express をインストール」 (Install Creo Elements/View Express) チェックボックスをオンにし ます。

3. 「次」(Next) をクリックします。「Creo Elements/View Express イン ストール」(Creo Elements/View Express installation) スクリーンが 表示されます。

4. デフォルトのインストールパスをそのまま使用するか、新しいパスを指定します。

5. 「インストール」(Install) をクリックします。

追加のコンフィグレーションタスクの実行

Creo Elements/Pro を Windows にインストールしている場合、次の追加 タスクを実行することができます。

• ライセンスコンフィギュレーションを追加する。

• Creo Elements/Pro を Object Linking and Embedding (OLE) サー バーとして設定する。

4-14 Installation and Administration Guide 日本語版

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• 分散サービスを設定する。

• Creo Elements/Pro Mechanica のライセンスを設定する。

• リモートバッチサーバーを設定する。

追加のコンフィギュレーションを完了したら、「次」(Next) をクリックし て処理を続行します。

ライセンスコンフィギュレーションの追加

「追加のライセンスコンフィギュレーション」(Additional license configurations) チェックボックスをオンにして、ライセンスコンフィ ギュレーションを作成します。次のステップを実行します。

1. 「ライセンスコンフィギュレーション」(License configurations) ダイ アログボックスで「追加」(Add) をクリックして、コンフィギュレー ションを追加します。「ライセンスの選択」(Select Licenses) ダイア ログボックスが開きます。Creo Elements/Pro というライセンスコン フィギュレーションはデフォルトで必ず作成されます。

注記

「コンフィギュレーションの説明」(Configuration Description) は、複数のライセンスコンフィギュレーション を定義した場合に Creo Elements/Pro の起動時に表示される、 ユーザー定義のラベル名です。「コンフィギュレーション名」(Configuration Name) は、ライセンスコンフィギュレーショ ンの情報を格納するファイルの名前 (*.psf) です。このファイル 名は、必要に応じて変更できます。英数字を使用して、コンフィギュレーション名を定義します。「コンフィギュレーションの説明」(Configuration Description) には、スペースをはじ め、「コンフィギュレーション名」(Configuration Name) で は使用できない文字を指定できます。

2. 必要なライセンスをハイライトして、「選択されたライセンス」 (Selected Licenses) 列に移動します。「選択されたライセンス」(Selected Licenses) セクションには、すべての実行ライセンス、起動エクステン ション、およびフローティングオプションのセットが表示されます。

PTC OLE の設定

「オプショナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンの「OLE 設定」(OLE settings) をクリックして、Creo Elements/Pro を OLE (Object Linking and Embedding) サーバーとして設 定します。この設定によって、クライアントアプリケーションのユーザーは、Creo Elements/Pro ファイル ( 部品、アセンブリ、図面 ) を Microsoft ドキュメント (Word、Excel、および PowerPoint) にインポートできるよう になります。ただしこの設定によって、Creo Elements/Pro が Microsoft ファイルを Creo Elements/Pro にインポートするときの OLE コンテナと なるわけではありません。「PTC OLE サーバー」(PTC OLE Server) スク リーンで、次の設定を行います。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-15

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• Creo Elements/Pro のデフォルトの起動ディレクトリを指定します。 通常、これは Creo Elements/Pro のワーキングディレクトリです。

• Creo Elements/Pro のデフォルト言語以外の言語を使用する場合を 除き、デフォルトをそのまま使用します。

• PTC OLE サーバーの起動ディレクトリを指定します。Microsoft アプ リケーションプログラム ( つまり、PTC OLE コンテナ ) は、このディ レクトリで PTC オブジェクト ( たとえば、Creo Elements/Pro 部品 ) のサーチを開始します。

• PTC OLE サーバーのデフォルト言語以外の言語を使用する場合を除 き、デフォルトをそのまま使用します。

分散サービスの設定

「オプショナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンの「分散サービスコンフィギュレーション」(Distributed Services Configuration) をクリックすると、Creo Elements/Pro ワークス テーションを分散処理セッションに加えることができます。

「分散サービスコンフィギュレーション」(Distributed Services Configuration) スクリーンで、次の情報を入力します。

• Creo Elements/Pro 起動コマンド。

• 配分計算サーバーの一時作業エリアとして使用するディレクトリパス。配分計算セッションでは、テンポラリファイルがここに作成されます。希望の場所を参照することもできます。

4-16 Installation and Administration Guide 日本語版

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Creo Elements/Pro Mechanica のライセンス設定

「オプショナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンの「Mechanica ライセンスコンフィギュレーション」 (Mechanica License Configuration) をクリックし、「次」(Next) をクリック して Mechanica のライセンスを設定します。選択したライセンスに対応す るライセンスタイプのリストが「Mechanica ライセンスコンフィギュレー ション」(Mechanica License Configuration) スクリーンに表示されます。 「編集」(Edit) をクリックして、選択したライセンスタイプのライセンスの 値を変更します。

リモートバッチ設定値の設定

「オプショナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンの「リモートバッチ設定」(Remote batch settings) をク リックすると、Creo Elements/Pro インストレーションをリモートツール パス計算サーバーとして使用するよう設定できます。これにより、リモートバッチジョブがこのマシンで実行されるようになります。インストール処理の後で rbm_startup スクリプトを実行することにより、リモート バッチサーバー (Remote Batch Server) を起動できます。

rbm_startup スクリプトを構成するには、次の情報を指定します。

• リモートバッチジョブを実行するのに使用される Creo Elements/Pro 起動コマンド ( たとえば、creo_rb)。

• このマシン上でジョブを処理するため開始する Creo Elements/Pro セッション数の上限

• Creo Elements/Pro とリモートバッチサーバー (Remote Batch Server) 間の通信の頻度 ( 秒単位 )

• 今回のインストレーションをリモートバッチサーバーとして使用しているマシンとの通信に使用する RPC 通信ポート番号

• バッチジョブを処理する際に Creo Elements/Pro を実行するディレ クトリ

UNIX インストレーションの設定UNIX システムに Creo Elements/Pro をインストールする場合、オプショ ナルコンフィギュレーションステップを実行する必要があります。次の項目の実行は任意です。

• ライセンスコンフィギュレーションを追加する。

• ソフトウェアを起動するコマンドへのシンボリックリンクを作成する。

• 分散サービスを設定する。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-17

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• アプリケーションマネージャのインストールディレクトリを設定する。

• Creo Elements/Pro Mechanica のライセンスを設定する。

• リモートバッチサーバーを設定する。

• ヘルプインストールディレクトリへのフルパスを指定する ( ロードポ イントを指定してヘルプファイルをインストールすることは、クライアントがヘルプを表示できるようにするための必要なステップです)。

• Mozilla が起動しない場合の実行ファイルを Web ブラウザに指定す る。

追加のコンフィギュレーションを完了したら、「次」(Next) をクリックし て処理を続行します。

ほかの製品との相互運用性の有効化

「別の製品相互運用性を設定」(Configure Other Product Interoperability) をクリックして、ほかの製品との相互運用性を有効化します。

「別のインストール位置のサーチ (オプション)」(Locate Other Installation Locations (Optional)) - UNIX システムで Creo Elements/Pro をインス トールするライセンスクライアントマシンに PTC アプリケーションマ ネージャをインストールして使用する場合にのみ、パスを指定します。このオプションモジュールが Creo Elements/Pro の起動コマンドに追加さ れていない場合は、その行を空白のままにするか、PTC.Setup を再実行し て後で構成することができます。Pro/PHOTORENDER をオプションモ ジュールとして購入された場合は、グラフィックライブラリへのフルパスを入力してください。

オプションの入力を指定したら、「インストール」(Install) をクリックし ます。

リンクの作成

「オプショナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンの「開始コマンドへのリンクの作成」(Create Links to Product Startup Commands) をクリックして、インストールディレクトリ の /bin ディレクトリから UNIX システム上の別のディレクトリへのリン クを作成します ( この別のディレクトリがパス環境設定内にある場合、コ マンド名を入力するだけで Creo Elements/Pro が起動します )。

4-18 Installation and Administration Guide 日本語版

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リンクを作成するには、「開始コマンドリンク」(Startup Command Links) スクリーンを使用して、リンクを作成するディレクトリへのフルパスを入力するか、このディレクトリを参照します。

Creo Elements/Pro のインストールの完了インストレーションの設定が完了したら、次のうち 1 つを実行します。

• 情報を確認するには、「戻る」(Back) をクリックします。

• インストールを開始するには、「インストール」(Install) をクリック します。「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スク リーンにインストールのステータスが表示されます。

• 選択した次のコンポーネントをインストールするには、「次」(Next)をクリックします。

• PTC.Setup を終了するには、「終了」(Exit) をクリックします。

方法については、この章の前出の ライセンス情報の場所の指定 と PTC OLE の設定 を参照してください。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-19

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Creo Elements/Pro の起動の設定 (Windows のみ )Windows における Creo Elements/Pro の起動を構成すると、proe.exe という実行ファイルと 1 つまたは複数のコンフィギュレーションファイ ル (.psf) が起動コンフィギュレーションごとに作成されます。Windows では、コンフィギュレーションファイルには、ユーザー定義の環境変数を指定して設定できるセクションが含まれます。このユーザー定義の情報は、Creo Elements/Pro の再構成時と更新インストール時に保持されま す。コンフィギュレーションファイルは、Creo Elements/Pro のインス トールが完了すると作成されます。

<ロードポイント >¥bin¥proe.exe を実行すると、使用可能な起動コン フィギュレーションを一覧表示するスクリーンを起動できます。使用可能な .psf ファイルが bin ディレクトリに 1 つしかない場合、このスク リーンは表示されません。

コンフィギュレーションファイルは、<ロードポイント >¥bin ディレク トリに作成されます。

注記

コンフィギュレーションファイルは必ず <ロードポイント>¥bin ディ レクトリに配置しなければなりません。

起動コマンドは、起動実行ファイルとコンフィギュレーションファイルを組み合わせたものです。次に例を示します。

proe.exe <ファイル名 >.psf

ここで < ファイル名 > には、コンフィギュレーションファイルの名前を 代入します。

Windows の場合のコンフィギュレーションファイルの例を次に示しま す。テキスト部分は、Creo Elements/Pro の起動時に使用されるデフォル トの情報です。// USER - PSF セクションの後に続く太字のテキストは、 ユーザー定義の情報とみなされます。このユーザー定義情報は、CreoElements/Pro の起動時に使用されます。

4-20 Installation and Administration Guide 日本語版

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注記

このサンプルコンフィギュレーションファイルでは、 後の行だけを変更してください。

コンフィギュレーションファイルの // USER - PSF セクションでは、環 境変数の値を設定することも、サードパーティ製アプリケーションの開始を指定することもできます。

UNIX の場合、.psf ファイルを編集することはできません。

環境変数の指定コンフィギュレーションファイルで環境変数の値を指定するには、次の手順を実行します。

• ENV または RUN エントリを使用して、環境変数の値を指定するか外 部アプリケーションを実行します。

• テキスト ENV の後に等号 (=) を使用して、変数の既存の値を変更しま す。

// PTC - PSF file: proe

//

ENV=PATH+=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%¥deflib

ENV=PATH+=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%¥lib

ENV=PRO_COMM_MSG_EXE=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%¥

OBJ¥pro_comm_msg.exe

ENV=CDRS_DATA=%PRO_DIRECTORY%

ENV=PRO_IMAGE_CONVERTER=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%¥obj¥convert_image.exe

ENV=PRO_PHOTORENDER=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%¥obj¥PhotoRender.exe

ENV=GALAXYHOME=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%

ENV=SPG_DIRECTORY=%PRO_DIRECTORY%

ENV=PROTABLE_DIRECTORY=%PRO_DIRECTORY%¥protable

ENV=PROTAB=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%¥OBJ¥protab.exe

ENV=CLHOME=%PRO_DIRECTORY%¥text¥pcldata

ENV=CV_ENV_HOME=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%¥CV102

ENV=LM_LICENSE_FILE=7788@static

ENV=PROE_FEATURE_NAME=PROE_FLEX3C

RUN=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%¥nms¥nmsd.exe -timeout 300

RUN=%PRO_DIRECTORY%%PRO_MACHINE_TYPE%obj¥xtop.exe

// USER - PSF

// Add User specific environment or run applications below here

ENV=PRO_LANG=german

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-21

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• プラス記号と等号 (+=) を使用して、既存の変数値の後ろに値を追加 します。

• マイナス記号と等号 (-=) を使用して、既存の変数値の前に値を挿入 します。

• RUN エントリを使用して、起動時に外部コマンドを実行します。

Creo Elements/Pro の実行時のコンフィギュレーションファイルの使用

proe.exe 実行ファイルを実行して Creo Elements/Pro を起動する場 合、コンフィギュレーションファイルが引数として使用されます。

Creo Elements/Pro をコマンド行から実行する場合、トレイルファイルな どその他の引数の前に付く 初の引数として、コンフィギュレーションファイルを指定します。Creo Elements/Pro の実行時にコンフィギュレー ションファイルを指定しないと、ダイアログボックスが開き、使用可能なコンフィギュレーションファイルが一覧表示されます。これらのコンフィギュレーションファイルのうち 1 つを選択します。

コンフィギュレーションファイルを作成せずに Creo Elements/Pro を実 行すると、Creo Elements/Pro を起動できないというエラーメッセージが 表示されます。その場合は、<Creo ロードポイント >/bin ディレクト リから ptcsetup を実行して、PTC スタートアップファイル (PSF) を作 成します。そのあとに Creo Elements/Pro を実行できます。

コンフィギュレーションファイルを 1 つだけ作成した場合、Creo Elements/Pro ではこのファイルがデフォルトで使用されます。

デバッグログファイルの生成このデバッグログファイルには、すでに設定した環境変数が含まれます。環境変数 APPL_STARTUP _LOG の値を true に設定することにより、 proe.exe 実行ファイルをデバッグモードで実行できます。Windows で は、applstarter.log という名前のデバッグファイルがドライブ C に 作成されます。UNIX では、applstarter.log という名前のデバック ファイルが tmp ディレクトリに作成されます。APS_LOG 環境変数を使用 して、ログファイルに別のパスを設定することもできます。

4-22 Installation and Administration Guide 日本語版

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CADDS 5 Models の使用Creo Elements/Pro をインストールする際に CADDS 5 インタフェース をインストールすることで、3D CADDS 5 の部品およびアセンブリを Creo Elements/Pro にインポート、および Creo Elements/Pro のモデルを 3D CADDS 5 用にエクスポートできます。これを行うには、「インスト レーションコンポーネントの定義」(Define Installation Components) ス クリーンの「インタフェース」(Interfaces) で Pro/INTERFACE for CADDS 5 を選択します。このインタフェースを使用するには、以下の点 に注意してください。

• Creo Elements/Pro で Pro/INTERFACE for CADDS 5 をインストー ルすると、config_cadds.pro というコンフィギュレーションファ イルが <Creo のインストールパス>¥text フォルダに自動的に保存 されます。このファイルには、Creo Elements/Pro での CADDS 5 イ ンタフェースの動作を左右するコンフィギュレーションオプションが含まれています。config_cadds.pro ファイルの例を次に示しま す。

atb_ident_cadds_files yes

cadds_import_layer yes

intf_cadds_import_make_solid yes

intf_cadds_version 14

! extend_cvpath is similar to config-option search_path for Creo Elements/Pro.

! It allows to find user's CADDS5 objects on import...

! extend_cvpath

config_cadds.pro ファイルで上記のコンフィギュレーションオ プションを確認してください。必要に応じて、コンフィギュレーションオプションをローカルの config.pro ファイルへコピーしてか ら、値を更新します。

• 以下にリストされているコンポーネントがインストールされているかを確認します。

– Pro/INTERFACE for CADDS 5 ( インストール方法は 4 - 5 ページ を参照してください )

– MKS platform components (MKS Install for CADDS 5 Interface)。 インストール方法は付録 D の「MKS Platform Components のイン ストール (Windows のみ )」を参照してください。

– PTC Portmapper は、MKS Platform Components の一部としてイ ンストールされます。「スタート」(Start) > 「コントロール パネ

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-23

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ル」(Control Panel) > 「プログラムの追加と削除」(Add or Remove Programs) の順にクリックして「プログラムの追加と削 除」(Add or Remove Programs) ダイアログボックスを開きます。 PTC Portmapper がインストールされていることが確認できま す。

Creo Elements/Pro の起動ライセンス管理ソフトウェアと製品ソフトウェアのインストール後に、Creo Elements/Pro を起動します。

Windows

Windows で Creo Elements/Pro を実行するには、デスクトップに定義し たショートカットを使用するか、「スタート」メニューで「プログラム」 > 「PTC」 > 「Creo Elements Pro」 > 「Creo」の順にクリックします。

UNIX

UNIX のプロンプトで、<ロードポイント >/bin/proe を使用して Creo Elements/Pro を起動するか、Creo Elements/Pro のインストールディレ クトリに移動してインストールプロセスで定義したコマンドを実行します (/opt/ptc/CreoElementsPro5.0 など )。

Creo Elements/Pro を起動するためのディレクトリ許可

Creo Elements/Pro をインストールした後で、書き込み許可のないディレ クトリから起動すると、次のダイアログボックスが表示されます。

処理を続行するには、書き込み許可のある別のディレクトリを指定します。ワーキングディレクトリは同じままですが、トレイルファイルは、指定した新しいワーキングディレクトリに格納されます。

4-24 Installation and Administration Guide 日本語版

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注記

トレイルファイルを格納するための別のディレクトリを指定しない限り、書き込み許可のないディレクトリから Creo Elements/Pro を起 動することはできません。

Windows でのオプションユーティリティのチェック

Creo Elements/View Express、サムネールビューアなどのオプション ユーティリティをまだインストールしていない場合、Creo Elements/Pro 起動時に警告メッセージが表示されます。次のコマンドの中から 1 つを クリックします。

• 「今すぐインストール」(Install now) をクリックするとインストール を開始します。

• 「後でインストール」(Install later) をクリックすると、ユーティリ ティをインストールせず、セッションに戻ります。

Windows でのファイルタイプの関連付け

Windows での Creo Elements/Pro モデリングセッションでは、特定の ファイルタイプに対するデフォルトアプリケーションをまだ Creo Elements/Pro に設定していない場合、警告メッセージが表示されます。 次のコマンドの中から 1 つをクリックします。

• 「今すぐインストール」(Install now) をクリックすると、該当する ファイルタイプが Creo Elements/Pro に関連付けられます。

• 「後でインストール」(Install later) をクリックすると、関連付けを行 わず、セッションに戻ります。

トレースバックログファイルの生成

コンフィギュレーションオプション auto_traceback が yes に設定さ れていると、異常終了が起こった場合に、 後に行った操作のスタックトレースを出力できます。デフォルト値は no です。デフォルトで、この 情報は起動ディレクトリの traceback.log ファイルに格納されます。 次のダイアログボックスが表示され、Creo Elements/Pro が異常終了した ことが示されます。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-25

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traceback.log ファイルは、テクニカルサポートが異常終了の問題を解 決するうえで効果的である場合があります。「キャンセル」(Cancel) をク リックすると、traceback.log ファイルを作成せずに Creo Elements/Pro が終了します。「OK」をクリックすると、次のダイアログボックスが表示されます。

traceback.log ファイルが現在のワーキングディレクトリに作成され た後で、Creo Elements/Pro が終了します。

注記

Creo Elements/Pro を書き込み許可のないディレクトリから起動す ると、「Choose startup directory」ダイアログボックスを使用して指 定したディレクトリに traceback.log ファイルが格納されます。

32 ビット Windows システムでのメモリの割り当て

32 ビット Windows システムの Creo Elements/Pro で大きなモデルや大 きなデータセットを操作している場合、利用可能なメモリを使い果たしてシステムが早期に終了することがあります。利用可能なメモリを使い果たす前に警告を受けるには、コンフィギュレーションオプションproe_memory_buffer_size を使用して、Creo Elements/Pro の起動時 にメモリを予約します。メモリを予約することで、警告が事前に表示されます。状況によっては作業を保存できます。

メモリ不足になった場合の予備として、メモリバッファのサイズ ( 単位 : メガバイト ) を指定します。中位のサイズのモデルの場合、デフォルト値 は 50 メガバイトです。このデフォルト値は、同時に実行しているその他 のアプリケーションが使用可能なメモリにはほとんど影響がありません。

注記

• コンフィギュレーションオプション proe_memory_buffer_size は Creo Elements/Pro の起動時 に処理されます。カレントセッションでその値を変更した場合、コンフィギュレーションオプションを有効にするには、CreoElements/Pro を終了して再起動します。

• コンフィギュレーションオプション proe_memory_buffer_size に大きな値を指定した場合、Creo

4-26 Installation and Administration Guide 日本語版

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Elements/Pro は早い段階でメモリ不足を検出できます。その場 合、利用可能なメモリを使い果たして Creo Elements/Pro が終了 する前に作業を保存できる可能性が高くなります。

• Creo Elements/Pro プロセスにメモリを予約した場合、同時に実 行しているその他のアプリケーションが使用可能な仮想メモリが少なくなります。コンフィギュレーションオプション proe_memory_buffer_size に大きな値を指定した場合、シス テム設定で仮想メモリのページングファイルのサイズを増やすことをお勧めします。

バッファサイズへのゼロ以外の値の使用

コンフィギュレーションオプション proe_memory_buffer_size にゼ ロ以外の値を指定した場合、大きなデータセットの処理中にメモリの使用が定期的にチェックされます。予約済みのメモリバッファサイズが十分な場合、次に説明するように、メモリ不足になると警告メッセージが表示されます。

読み込みや再生などのキャンセル可能な操作の場合、次のメッセージが表示されます。

「キャンセル」(Cancel) をクリックします。作業を保存し、Creo Elements/Pro を終了してセッションを再開します。

または

「OK」をクリックして続行します。この場合、事前に割り当てられているメモリを使い果たすと Creo Elements/Pro が終了する可能性がありま す。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-27

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キャンセルできない操作の場合、次のメッセージが表示されます。

「OK」をクリックして続行します。操作を完了し、作業を保存し、CreoElements/Pro を終了してセッションを再開します。

バッファサイズへのゼロの値の使用

コンフィギュレーションオプション proe_memory_buffer_size の値 にゼロ以外の値ではなくゼロを設定した場合、警告メッセージは表示されません。

メモリ割り当て用 3GB Switch の使用

Windows XP では、Microsoft の 3GB 起動スイッチを使用してメモリ割り 当てを改善し、仮想メモリアドレス空間を拡大できます。詳細については、https://www.ptc.com/appserver/cs/view/solution.jsp?&n=111330を参照してください。

測定単位の変更初めて Creo Elements/Pro をインストールした場合、「単位を選択」(Select Units) スクリーンでアメリカ式もしくはメートル法のどちらかの測定単 位を指定するよう求められます。選択内容に基づいて、一連のコンフィギュレーションオプションがローカルの <Creo ロードポイント>:¥text の config.pro ファイルに保存されます。更新インストレーションの場 合は、「単位を選択」(Select Units) スクリーンは表示されません。Creo Elements/Pro をインストールした後で測定単位を変更するには、次の表に 示す設定を使用して config.pro ファイルのコンフィギュレーションオ プションの値を手動で更新します。

コンフィギュレーション オプション アメリカ式 メートル法

chamfer_45deg_dim_text asme/ansi iso/din

drawing_setup_file $PRO_DIRECTORY¥text¥ prodetail.dtl

$PRO_DIRECTORY¥text¥ iso.dtl

4-28 Installation and Administration Guide 日本語版

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Creo Elements/Pro Mechanica の独立モードでの実行

Structure または Thermal ショートカットから、Creo Elements/Pro Mechanica を独立モードで実行できます。これらのショートカットは、 Creo Elements/Pro Mechanica を Creo Elements/Pro のコンポーネント としてインストールする際に作成されます。

注記

独立モードでの実行は、Microsoft Windows の 32 ビットプラット フォームのみで可能です。この Creo Elements/Pro Mechanica を Microsoft Windows 64 ビットプラットフォームで実行するには、使 用するコンピュータに実行時環境 Microsoft Developer Studio およ び Microsoft Foundation Class が必要です。これらのアプリケーショ ンは www.microsoft.com からダウンロードできる Microsoft .NET Framework 3.5 または Microsoft Visual C++ 2008 以降に付属してい

format_setup_file $PRO_DIRECTORY¥text¥ prodetail.dtl

$PRO_DIRECTORY¥text¥ iso.dtl

pro_unit_length unit_inch unit_mm

pro_unit_mass unit_pound unit_kilogram

template_designasm $PRO_DIRECTORY¥templates¥ inlbs_asm_design.asm

$PRO_DIRECTORY¥templates¥ mmks_asm_design.asm

template_drawing $PRO_DIRECTORY¥templates¥ c_drawing.drw

$PRO_DIRECTORY¥templates¥ a3_drawing.drw

template_sheetmetalpart $PRO_DIRECTORY¥templates¥ inlbs_part_sheetmetal.prt

$PRO_DIRECTORY¥templates¥ mmks_part_sheetmetal.prt

template_solidpart $PRO_DIRECTORY¥templates¥ inlbs_part_solid.prt

$PRO_DIRECTORY¥templates¥ mmks_part_solid.prt

todays_date_note_format %Mmm-%dd-%yy %dd-%Mmm-%yy

tolerance_standard ansi iso

tol_mode nominal nominal

weld_ui_standard ansi iso

コンフィギュレーション オプション アメリカ式 メートル法

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-29

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ます。ランタイムコンポーネントを次のようにインストールすることもできます。

1. Creo Elements/Pro 5.0 DVD-ROM をコンピュータの DVD-ROM ド ライブに挿入します。または、DVD-ROM のイメージをテクニカル サポートページからダウンロードします。

2. DVD-ROM の ¥runtime ディレクトリ、またはダウンロードしたイ ンストールファイルを解凍したディレクトリをブラウズします。

3. setup.exe をダブルクリックして、インストーラを開きます。

4. ランタイムコンポーネントをインストールするには、「次」(Next) を クリックします。

5. インストールを完了し、インストーラを終了するには、「閉じる」(Close) をクリックします。

UNIX での VERICUT のインストールと設定UNIX で VERICUT をインストールして設定するには、以下の手順を実行 します。

1. Creo Elements/Pro のインストール中に、コンポーネントの 1 つとし て VERICUT をインストールします。

2. 適切なバージョンの Java がお使いのコンピュータにインストールさ れていることを確認します。Creo Elements/Pro との JRE バージョン の互換性については以下を参照してください。

www.ptc.com/WCMS/files/77552/en/proewf5.pdf

3. 新バージョンの Creo Elements/Pro と互換性がある JRE のインス トールパスを指定します。

Creo Elements/Pro の削除 (Windows のみ )Creo Elements/Pro アプリケーションは、コントロールパネルを使用して 削除できます。この手順は Windows システムにのみ適用されます。

1. 「スタート」メニューで「設定」 > 「コントロールパネル」の順にク リックします。

2. 「アプリケーションの追加と削除」アイコンをダブルクリックします。「アプリケーションの追加と削除」ダイアログボックスが開きます。

3. プログラムのリストで、削除する Creo Elements/Pro のリリースをク リックします。

4-30 Installation and Administration Guide 日本語版

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4. 「削除」をクリックします。「PTC インストール解除」(PTC Uninstall) ダイアログボックスが開きます。

5. 「インストール解除」(Uninstall) をクリックするか、処理を中止する には「キャンセル」(Cancel) をクリックします。ファイルを削除してもいいか許可を求める一連の確認メッセージが表示されます。

6. 「インストール解除」(Uninstall) をクリックして、続行します。処理 が完了すると、Creo Elements/Pro が削除されます。

注記

Creo Elements/Pro を削除すると、Creo Elements/Pro と一緒にイン ストールした Creo Elements/Pro Mechanica や Creo Elements/Pro ヘルプファイルなどその他すべてのコンポーネントも削除されます。

Creo Elements/Pro の インストールと起動 4-31

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5 PTC アプリケーションマネージャ

のインストール (UNIX のみ )

この章では、PTC アプリケーションマネージャとモデルやテクスチャの アプリケーションライブラリを UNIX システムにインストールする方法 について説明します。PTC アプリケーションマネージャユーティリティ により、Creo Elements/Pro の使用時にデスクトップアプリケーションに アクセスしやすくするためのツールバーがインストールされます。

項目 ページ

PTC アプリケーションマネージャのインストール 5 - 2PTC アプリケーションマネージャの設定 5 - 3PTC アプリケーションマネージャのインストールの完了 5 - 6

5-1

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PTC アプリケーションマネージャのインストールPTC アプリケーションマネージャは、UNIX システム上のツールバー ユーティリティです。Windows の「スタート」メニューと同様に、PTC アプリケーションマネージャには、UNIX システム上のアプリケーション を簡単に起動して閉じることができるメニューが備わっています。このメニューは、PTC 以外の企業が開発したアプリケーションをはじめ、任 意のアプリケーションを含むように設定できます。

PTC アプリケーションマネージャには、それによって起動される各アプ リケーションのメニューコマンドが含まれており、これにより、デスクトップでこれらのアプリケーションに簡単にアクセスできます。

注記

PTC アプリケーションマネージャを英語以外の言語で使用するに は、ソフトウェアをインストールする前に言語変数を設定する必要があります。

インストール中に「キャンセル」(Cancel) をクリックすると、インストー ルをいつでも停止できます。PTC.Setup によってファイルがコピーされ、 ファイルのアクセス許可が設定されます。

注記

インストール後は、オプションの設定値は、PTC アプリケーション マネージャの「開始」(Start) > 「プリファレンス」(Preferences) メ ニューで再設定できます。

1. PTC.Setup の製品選択スクリーンで、「Other Products」の「PTC ア プリケーションマネージャ」(PTC Application Manager) をクリック します。

2. 「インストレーションコンポーネントの定義」(Define Installation Components) スクリーンが表示されます。

3. 次のものを定義します。

– 「インストール先フォルダ」(Destination Folder) - 新規インス トールの場合、デフォルトのインストールディレクトリ ( 例 : /opt/ptc/appmgr5.0) をそのまま使用するか、フルパスを指 定します。指定された新しいディレクトリが、PTC.Setup によっ て作成されます。別のインストールディレクトリを選択することもできます。

新規インストールの場合は、入力するディレクトリは新規または空である必要があります。

– 「インストールする機能」(Features to install) - PTC アプリケー ションマネージャに対してインストールするコンポーネントとサブコンポーネントを選択します。

5-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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– 「プラットフォーム」(Platforms) - インストールに使用するプラッ トフォームを選択します。マシンのアーキテクチャが、デフォルトのプラットフォームとして選択されます。

– 「言語」(Languages) - 必要な言語を選択します。

4. 「次」(Next) をクリックします。「アプリケーションマネージャ設定」 (Configure Application Manager Settings) スクリーンが表示されま す。

PTC アプリケーションマネージャの設定PTC アプリケーションマネージャを設定する際、アプリケーションマ ネージャの「開始」(Start) メニューコマンドを作成し、設定をカスタム 化することもできます。各「PTC.Setup」タブでは、PTC アプリケーショ ンマネージャのインストレーションの異なる側面を設定できます。

PTC アプリケーションマネージャをインストールした後で、「開始」 (Start) メニューのプログラム名を追加または削除するには、次の手順を 実行します。

1. 「プリファレンス」(Preferences) をクリックします。「PTC アプリケー ションマネージャ」(PTC Application Manager) ダイアログボックス が開きます。

2. 「スタートメニュー」(Start menu) ページに、PTC アプリケーション マネージャの「開始」(Start) メニューのコマンドが一覧表示されま す。次のコマンドを使用して、「開始」(Start) メニューを設定します。

コマンド 操作

「新規コマンド」(New Command) プログラムまたはコマンドスクリプトの名前を求めるプロンプトを表示します。使用可能なプログラムのリストにその名前を追加します。

「コマンド修正」(Modify Command) リストのプログラムの名前を修正します。

「コマンド削除」(Delete Command) 選択したプログラムをリストから削除します。

「適用」(Apply) 現在のセッションに関して PTC アプ リケーションマネージャに変更を適用します。

PTC アプリケーションマネージャのインストール (UNIX のみ ) 5-3

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PTC アプリケーションマネージャを起動すると、設定を動的に行うこと が可能です。

開始メニューコマンドの作成

アプリケーションマネージャの「開始」(Start) メニューには起動コマン ド (creo コマンドなど ) を追加できます。これらのコマンドにより、ア プリケーションマネージャを使用して、アプリケーションの起動や終了が容易に行えるようになります。

1. 「アプリケーションマネージャ設定」(Configure Application Manager Settings) スクリーンの「追加」(Add) をクリックします。「アプリケー ションマネージャコンフィギュレーション」(Application Manager Configuration) ダイアログボックスが開きます。

a. 「タイプ」(Type) ボックスで、Creo Elements/Pro ( デフォルト ) をそのまま使用するか、リストから別の製品を選択します。

OK 今後のセッションのためにリストを保持するコンフィギュレーションファイルである config.apm に変更 を保存します。

コマンド 操作

5-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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b. 「ラベル」(Label) ボックスで、アプリケーションマネージャ (Application Manager) の「開始」(Start) メニューに表示するテ キストを入力します。

c. 「コマンド行」(Command line) ボックスで、ラベルを実行するコ マンドのフルパスと名前を参照するか入力します (C:¥ptc¥creo¥bin¥creo.bat など )。このコマンドが指定さ れたライセンスと製品のタイプを実行します。

2. 「アプリケーションマネージャコンフィギュレーション」(ApplicationManager Configuration) ダイアログボックスの「OK」をクリックし ます。既存のコマンドを編集したり削除したりできます。

注記

インストール後は、PTC アプリケーションマネージャの「開始」 (Start) > 「プリファレンス」(Preferences) メニューを使用して、 コマンドを追加、変更、および削除できます。

アプリケーションマネージャの位置のカスタム化

PTC アプリケーションマネージャの外観は、次のようにカスタム化でき ます。

1. PTC アプリケーションマネージャの位置をカスタム化するには、前 ページの図に示す「位置」(Position) タブをクリックします。

2. デスクトップでツールバーを表示する位置を指定します ( 水平上部、 水平下部、垂直左、または垂直右 )。

追加のコンフィギュレーションの指定

PTC アプリケーションマネージャを設定したら、次のように追加のコン フィギュレーションステップを指定できます。

1. 「アプリケーションマネージャ設定」(Configure Application Manager Settings) スクリーンの「次」(Next) をクリックして、「オプショナル コンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) ス クリーンを開きます。

2. 「開始コマンドへのリンクの作成」(Create links to product startup commands) チェックボックスをオンにします。

3. 「次」(Next) をクリックして、コマンドのリンクとユーティリティの スクリプトを格納する場所を指定します。

PTC アプリケーションマネージャのインストール (UNIX のみ ) 5-5

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PTC アプリケーションマネージャのインストールの完了

インストレーションの設定が完了したら、次のうち 1 つを実行します。

• 指定した情報を確認するには、「戻る」(Back) をクリックします。

• インストールを開始するには、「インストール」(Install) をクリック します。「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スク リーンにインストールのステータスが表示されます。

• 選択した次のコンポーネントをインストールするには、「次」(Next)をクリックします。

• PTC.Setup を終了するには、「終了」(Exit) をクリックします。

インストール中に「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンの「キャンセル」(Cancel) をクリックすると、インストール をいつでも停止できます。

「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンに、イ ンストールが成功したことが通知されます。

5-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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6 PTC ヘルプの

インストールと使用方法

この章では、ヘルプセンターについて概説します。ヘルプセンターを Creo Elements/Pro ソフトウェアのインストールディレクトリではなく、カス タムロケーションにインストールする方法を説明します。

項目 ページ

ヘルプセンターの概要 6 - 2ヘルプセンターのインストール位置の選択 6 - 2Creo Elements/Pro を使用したヘルプセンターのインストール 6 - 3カスタムロケーションへのヘルプセンターのインストール 6 - 3ヘルプセンターの Web サーバーへのインストール 6 - 7

6-1

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ヘルプセンターの概要ヘルプセンターを使用すると、マニュアルにすばやくアクセスできます。ヘルプセンターには次の特長があります。

• 機能領域別に分類された内容依存型ヘルプ。Creo Elements/Pro Mechanica の情報は、Creo Elements/Pro のヘルプトピックと統合さ れています。

• PTC 参照ドキュメント (PTC Customer Service Guide など )。PDF 形式 のマニュアルを表示および印刷するには、Adobe Acrobat Reader を インストールする必要があります。

• 検索機能と役に立つ情報へのクイックリンク。

ヘルプセンターのインストール先を、デフォルトのディレクトリ、指定したディレクトリ、または Web サーバーから選択できます。ヘルプセン ターを開く言語は、ユーザーのローカルホストコンピュータの言語設定で決まります。

Creo Elements/Pro でのヘルプセンターへのアクセス

Creo Elements/Pro からは、次の方法でヘルプにアクセスできます。

• Creo Elements/Pro ツールバーの を、ユーザーインタフェース のアイテムにドラッグして、内容依存型ヘルプにアクセスします。

• ヘルプセンターを参照するには、「ヘルプ」(Help) > 「ヘルプセンター」 (Help Center) の順にクリックします。

ヘルプセンターのインストール位置の選択次の表で示すように、PTC.Setup を使用して、選択したロケーションに ヘルプセンターをインストールできます。

インストール位置 利点 インストール手順 内容依存型ヘルプ

Creo Elements/Pro のインストールディレクトリ : <Creo のインストールパス >¥html¥proe_help

簡単にインストールでき、ヘルプがローカルコンピュータの Creo Elements/Pro ブラウザで表示できます。

Creo Elements/Pro のインストール時にヘルプをインストールします。

デフォルトで Creo Elements/Pro ブラウザで使用可能です。

6-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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注記

デフォルトで内容依存型ヘルプを表示する場合で、Creo Elements/Pro でヘルプをインストールしなかった場合、Creo Elements/Pro を再イ ンストールする必要があります。Creo Elements/Pro ヘルプファイル コンポーネントを必ず選択してください。

Creo Elements/Pro を使用したヘルプセンターのインストール

製品のインストール中に Creo Elements/Pro ヘルプファイルコンポーネ ントを選択した場合、製品のインストールディレクトリに Creo Elements/Pro ヘルプファイルがインストールされます。4-2 ページの「イ ンストレーションコンポーネントの定義」を参照してください。このようにインストールすると、内容依存型ヘルプがデフォルトで Creo Elements/Pro ブラウザに表示されます。

カスタムロケーションへのヘルプセンターのインストール

PTC.Seup を使用して、ヘルプセンターをカスタムロケーションにインス トールできます。その後、Creo Elements/Pro を設定して内容依存型ヘル プを表示する必要があります。

ヘルプセンターをカスタムロケーションにインストールするには、次の手順を実行します。

カスタムロケーション : <Creo Elements ヘルプのインストールパス >¥ html¥proe_help

ネットワークサーバー上での複数クライアントの管理がしやすくなります。

Creo Elements/Pro のインストール時にヘルプをインストールするか、後で PTC.Setup を使用してヘルプをインストールします。

設定が必要です。ホストコンピュータのデフォルトブラウザで開きます。

Web サーバー : <サーブレットのドキュメントルート >¥webapps¥ proe_help

ローカルネットワーク上にないリモートクライアントで表示できます。

デフォルトディレクトリまたはカスタムロケーションにヘルプのインスタンスができた後に、ヘルプをインストールします。

設定が必要です。ホストコンピュータのデフォルトブラウザで開きます。

インストール位置 利点 インストール手順 内容依存型ヘルプ

PTC ヘルプの インストールと使用方法 6-3

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1. 1-8 ページの「PTC.Setup の起動」の手順に従って、PTC.Setup を起 動します。

2. PTC ライセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契 約」を参照 )。PTC.Setup の製品選択スクリーンが表示されます。

3. 「その他の製品」(Other Products) で「PTC ヘルプ」(PTC Help) をク リックします。「インストレーションコンポーネントの定義」(DefineInstallation Components) スクリーンが表示されます。

次のコンポーネントを定義します。

– 「インストール先フォルダ」(Destination Folder) - カスタムイン ストール用に表示されるデフォルトフォルダのままにするか、

「インストール先フォルダ」(Destination Folder) の横にある をクリックして代替フォルダをフルパスで指定します。

指定したフォルダは、新規または空である必要があります。存在しない場合、PTC.Setup によりフォルダが作成されます。

– 「インストールする機能」(Features to Install) で、各コンポーネ

ントの横の をクリックし、次の情報を指定します。

「製品機能」(Product Features) - 適切なコンポーネントの横の

をクリックして、インストールするコンポーネントを選

択します。表示されるリストから次のコマンドのうち 1 つを選択 します。

「この機能をインストール」(Install this feature) - コンポーネン トをインストールします。

「この機能をインストールしない」(Do not install this feature) - コンポーネントをインストールしません。

選択可能な項目は、Creo Elements/Pro のヘルプファイルと Creo Elements/Pro Mechanica 独立モードのヘルプファイルです。

「プラットフォーム」(Platforms) - インストールに使用するプ ラットフォームを選択します。

「言語」(Languages) - 必要な言語を選択します。

4. 「インストール」(Install) をクリックします。「インストレーション進 行状況」(Installation Progress) スクリーンにインストールのステー タスが表示されます。インストールをキャンセルするには、「キャンセル」(Cancel) をクリックします。

5. 「次」(Next) をクリックします。

6-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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内容依存型ヘルプをカスタムロケーションから使用可能にする

ヘルプセンターをカスタムロケーションにインストールした場合、CreoElements/Pro の内容依存型ヘルプの設定を次のように行う必要があり ます。

1. カスタムロケーションでヘルプセンターのインストールパス、<CreoElements ヘルプのインストールパス >¥html¥proe_help をブラ ウズします。

2. proe_help.exe ファイルをダブルクリックします。UNIX の場合、 proe_help スクリプトファイルを実行します。ホストコンピュータ のデフォルトブラウザで、ヘルプセンターが開きます。

3. ヘルプセンターウィンドウのアドレスバーのリストで、ホストコンピュータのポート番号を選択します。

4. config.pro ファイルで、help_center_path コンフィギュレー ションオプションにヘルプセンターの URL を設定します。たとえば、 ヘルプセンターが使用するポート番号が 2323 である場合、 config.pro ファイルのコンフィギュレーションオプションを次の ように設定します。

help_center_path http://localhost:2323/index.jspx

注記

config.pro ファイルのデフォルトパスは、<Creo のインス トールパス >/text/ です。ただし、config.pro ファイルがシ ステム変数 $HOME で定義されたパスに存在する場合、コンフィ ギュレーションファイル $HOME/config.pro がファイル <Creo のインストールパス >/text/config.pro よりも優先 します。

5. Creo Elements/Pro を起動します。

カスタムロケーションにインストールされたヘルプセンターの表示

カスタムロケーションにインストールされたヘルプセンターを表示するには、次のコマンドのいずれかを使用します。

• Windows の場合 : <Creo Elements ヘルプのインストールパス>¥ html¥proe_help¥proe_help.exe

• UNIX の場合 : <Creo Elements ヘルプのインストールパス >/ html/proe_help/proe_help

Creo Elements/Pro とは独立のヘルプセンターが、それ自身のブラウザで 開きます。

もしくは、コマンドライン引数を使用してカスタムロケーションのヘルプセンターを起動できます。次の手順のいずれかを実行します。

PTC ヘルプの インストールと使用方法 6-5

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• 事前定義されたポート番号でヘルプセンターを起動します。例 : <Creo Elements ヘルプのインストールパス >¥html¥proe_help¥ proe_help.exe -internalServerPort 2323

この場合、2323 がヘルプセンターのポート番号です。

ヘルプセンターがそれ自身のブラウザで開きます。

• 事前定義されたポート番号でヘルプセンターをブラウザなしで起動します。例 : <Creo Elements ヘルプのインストールパス >¥html¥proe_help¥ proe_help.exe --l4j-no-splash -noUI -xmlRpcPort 9000 -internalServerPort 2323

この場合、2323 がヘルプセンターのポート番号です。ヘルプセン ターのプロセスが、ブラウザなしで起動されます。ヘルプセンターのアイコンがシステムトレイに表示され、ヘルプセンターのプロセスがアクティブになっていることを示します。

内容依存型ヘルプのコマンドライン引数を使用して、カスタムロケーションからヘルプセンターを使用できます。

ヘルプセンターの起動と終了

ヘルプセンターをカスタムロケーションにインストールして、内容依存型に設定している場合、次の順序に従う必要があります。

1. ヘルプセンターを起動します。

2. Creo Elements/Pro を起動します。

ヘルプセンターと Creo Elements/Pro を起動するコマンドをバッチファ イルまたはスクリプトにすることで、このプロセスを簡略化できます。コマンドで使用するヘルプセンターを起動するポート番号は必ず、 config.pro ファイルの help_center_path コンフィギュレーション オプションで指定したポート番号と同じにしてください。

Creo Elements/Pro セッションを終了するときは、次の順序に従います。

1. Creo Elements/Pro を終了します。

2. ヘルプセンターを終了します。

アクティブな Creo Elements/Pro セッションの間にヘルプセンターを終 了した場合、内容依存型ヘルプは使用できません。

6-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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ヘルプセンターの Web サーバーへのインストールヘルプセンターは、JSP 2.0 および Servlet 2.4 をサポートしたサーブレッ トコンテナ、アプリケーションサーバー、Web サーバーのいずれにもイ ンストールできます。Tomcat および Jetty サーブレットコンテナでは、ヘ ルプセンターをドキュメントのルートに直接置きます。Websphere を使 用する場合、そのインタフェースを使用してヘルプセンターをインストールできます。

注記

ヘルプセンターを Web サーバーにインストールするには、ヘルプセ ンターのインスタンスが製品のインストールパスまたはカスタムロケーションになければなりません。

ヘルプセンターを Web サーバーにインストールするには、次の手順を実 行します。

1. ヘルプセンターのインストールディレクトリをブラウズします。

– Creo Elements/Pro とともにインストールされている場合 :

<Creo のインストールパス >¥html¥proe_help

– カスタムロケーションにインストールされている場合 :

<Creo Elements ヘルプのインストールパス >¥html¥ proe_help

2. web_deploy.bat バッチファイルをダブルクリックします。UNIX の場合、web_deploy スクリプトファイルを実行します。サーブレッ トコンテナのドキュメントルートディレクトリのパスを指定します。たとえば、Tomcat サーブレットコンテナの場合、< サーブレットの ドキュメントルート >¥webapps をパスとして指定します。

web_deploy.bat バッチファイルにより、次のデータコピー操作が 行われます。

– ヘルプセンターのインストール位置の web_deploy ディレクト リにある Web 設定データを、サーブレットコンテナのドキュメ ントルートディレクトリの proe_help ディレクトリにコピー。

– ヘルプセンターのデータを、ヘルプセンターのインストール位置からサーブレットコンテナのドキュメントルートディレクトリにある proe_help ディレクトリにコピー。

注記

proe_help ディレクトリがサーブレットコンテナのドキュメン トルートディレクトリに存在する場合、既存の proe_help ディ レクトリを削除、移動、または名前変更してバッチファイルを再実行するように指示するメッセージが表示されます。

PTC ヘルプの インストールと使用方法 6-7

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3. <サーブレットのドキュメントルート>¥proe_help ディレクトリか らヘルプセンターを配布するよう、Web サーバーを設定します。た とえば、Tomcat サーブレットコンテナがポート番号 8080 に設定さ れた Web サーバーでは、ブラウザウィンドウで次の URL を指定して ヘルプセンターにアクセスします。

http://<サーバー名 >:8080/proe_help/index.jspx

内容依存型ヘルプを Web サーバーから使用可能にする

Creo Elements/Pro を設定して Web サーバー上のヘルプセンターから内 容依存型ヘルプを表示できます。

1. Creo Elements/Pro の config.pro ファイルで、help_center_path コンフィギュレーションオプションの値に Web サーバー上のヘルプ センターの URL を設定します。たとえば、ポート番号 8080 に Tomcat サーブレットコンテナが設定された Web サーバーにヘルプセンター をインストールしている場合、help_center_path コンフィギュ レーションオプションの値を次のように設定します。

help_center_path http://<サーバー名 >:8080/proe_help/ index.jspx

2. Creo Elements/Pro を起動します。

6-8 Installation and Administration Guide 日本語版

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7 Web.Publish の

インストール

この章では、Web.Publish をインストールする方法について説明します。 Web.Publish を使用すると、Web サーバーを設定して、Creo Elements/Pro を使用して作成したオブジェクトをパブリッシュできます。Web Publish のインストールはオプションです。

Web.Publish では、アセンブリ、プロセスアセンブリ、製造プロセスを ディレクトリにエクスポートできます。

項目 ページ

概要 7 - 2Web サーバーの設定 7 - 2Web.Publish のインストール 7 - 6

7-1

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概要Web.Publish のインストールには 2 つの手順があります。

1. 既存 Web サーバーの設定。手順は、Web サーバーの種類によって異 なります。

– Apache Web サーバー (UNIX)

– Microsoft Internet Information Server (Windows NT)

– Microsoft Peer Web Services (Windows NT)

2. Web サーバーへの書き込み許可を持つユーザーとしての Web.Publish のインストレーション。

次のセクションで Web サーバーの設定手順を見つけ、設定の後に、 Web.Publish をインストールします。

Web サーバーの設定注記

このセクションのすべての設定手順において、変数 < パス > は Web サーバーのインストールディレクトリへの絶対パスを意味します。

Apache Web サーバー

1. Apache Web サーバー (www.apache.org) をダウンロードして、 apache_x.x.x ディレクトリに次のディレクトリを作成します。

– server_root

– home

この場合、apache_x.x.x は Apache Web サイトからダウンロード されたディレクトリです。

2. conf ディレクトリを apache_x.x.x ディレクトリから前ステップ で作成された server_root ディレクトリにコピーします。

7-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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3. server_root/conf ディレクトリで、次の表に示すようにコンフィ ギュレーションファイルのコピーを作成します。オリジナルファイルとコピーはどちらも server_root/conf ディレクトリにある必要 があります。

4. ユーザーステータスに応じて http.conf ファイルを編集します。

ルートユーザーとして、次の行を見つけます。

User nobody Group #-l

これらの行において、nobody を root で置換し、#-l を sys で置換 します。

非ルートユーザーとして、次の行を見つけます。

Port 80

この行の 80 を、1023 より大きいフリー通信ポート番号で置換しま す。

5. テキストエディタを使用して、次の表に示すように http.conf ファ イルの構成行を置換します。ファイルを保存します。

オリジナルファイルの名前 コピー後のファイルの名前

httpd.conf-dist http.conf

access.conf-dist access.conf

srm.conf-dist srm.conf

行 置き換える前のテキスト 置き換えた後のテキスト

ServerAdmin [email protected]

[email protected] 管理者の電子メールアドレス

ServerRoot /usr/local/etc/ httpd

/usr/local/etc/ httpd

server_root ディレクトリへのフルパス (.../apache_x.x.x/ server_root)

#ServerName new.host.name

new.host.name サーバーのホスト名

Web.Publish の インストール 7-3

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6. テキストエディタを使用して、次の表に示すように access.confファイルの構成行を置換します。ファイルを保存します。

7. テキストエディタを使用して、次の表に示すように srm.conf ファ イルの構成行を置換します。編集後、ファイルを保存します。

8. テキストエディタを使用し、server_root/confディレクトリの mime.types ファイルに次の行を追加します。

image/cgm cgm

9. 編集後、ファイルを保存します。

10. ディレクトリを Apache Web サーバーディレクトリに変更し、次のコ マンドを入力し、Web サーバーを起動します。

<パス>/src/httpd-< プラットフォーム><パス>/server_root/ conf/httpd.conf

ここで、< プラットフォーム > は Web サーバーを実行するプラット フォームです。たとえば、次のようになります。 /disk1/apache_1.2.0/src/httpd-irix -f /disk1/apache_1.2.0/server_root/conf/httpd.conf

行 置き換える前のテキスト 置き換えた後のテキスト

<ディレクトリ > /usr/local/etc/httpd/htdocs

/usr/local/etc/ httpd/htdocs

ステップ 1 で作成した home ディレクトリへのフルパス

<ディレクトリ > /usr/local/etc/httpd/cgi-bin

/usr/local/etc/ httpd/cgi-bin

Apache Web サーバーディレクトリの cgi-bin サブディレクトリへのフルパス

行 置き換える前のテキスト 置き換えた後のテキスト

<ディレクトリ > /usr/local/etc/httpd/htdocs

/usr/local/etc/ httpd/htdocs

ステップ 1 で作成した home ディレクトリへのフルパス

#ScriptAlias /cgi-bin/ /usr/local/etc/httpd/cgi-bin/

/usr/local/etc/ httpd/cgi-bin

Apache Web サーバーディレクトリの cgi-bin サブディレクトリへのフルパス

7-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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Microsoft サーバー

次のセクションでは、Microsoft Internet Information Server と Microsoft Peer Web Server を構成する方法について説明します。

1. ...¥InetPub¥wwwroot ディレクトリを ...¥InetPub¥home に 名前変更します。

2. cgi-bin というディレクトリと mime.typ というファイルを <パス >¥InetPub ディレクトリに作成します。

3. Windows のデスクトップで、「スタート」 > 「プログラム」の順にク リックします。

4. Internet Information Services (IIS) の場合、次のものを選択します。

– Microsoft Internet Information Server ( 共用 )

– Internet Services Manager

Peer Web Services の場合、次のものを選択します。

– Microsoft Peer Web Services ( 共用 )

– Internet Services Manager

5. 「インターネットサービスマネージャ」(Internet Services Manager) ダイアログボックスで、「サービス」(Service) オプションの下に www が表示される行のサーバー名をダブルクリックします。「WWW サー ビスプロパティ」(WWW Service Properties) ダイアログボックスが 開きます。

6. 「WWW サービスプロパティ」ダイアログボックスから「ディレクト リ」(Directories) タブをクリックします。

7. 「Default Documentation」( デフォルトドキュメンテーション ) の値 を Default.htm から index.html に変更し、「Enable Default Document」(デフォルトドキュメント有効化 ) と「Directory Browsing Allowed」( ディレクトリブラウズ許可 ) チェックボックスを選択し ます。

8. ...¥InetPub¥wwwroot リストをダブルクリックして、ドキュメン トルートディレクトリの場所を変更します。

9. 「ディレクトリプロパティ」(Directory Properties) ダイアログボック スで、ディレクトリを ...¥InetPub¥wwwroot から ...¥InetPub¥home に変更して、「OK」をクリックします。

10.「WWW サービスプロパティ」(WWW Service Properties) ダイアロ グボックスで「追加」(Add) をクリックします。新しい「ディレクト リプロパティ」(Directory Properties) ダイアログボックスが開きま す。

Web.Publish の インストール 7-5

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11.「仮想ディレクトリ」(Virtual Directory) と「実行」(Execute) チェッ クボックスを選択し、「エイリアス」(Alias) に cgi-bin、「ディレ クトリ」(Directory) に <パス >¥InetPub¥cgi-bin と入力します。

12.「OK」をクリックします。

13.「WWW サービスプロパティ」(WWW Service Properties) ダイアロ グボックスで「適用」(Apply) をクリックします。

14.「OK」をクリックします。

15. CGM ファイルおよび VRML ファイルを見る場合、Web ブラウザに プラグインをインストールします。

Web.Publish のインストール1. 「その他の製品」(Other Products) で、使用可能なソフトウェアコン

ポーネントのリストから「Web.Publish」を選択します。「Web サー バーのパスを指定」(Specify Web Server Paths) スクリーンが表示さ れます。

インストール中に「キャンセル」(Cancel) をクリックすると、インストールをいつでも停止できます。PTC.Setup によってファイルがコ ピーされ、ファイルのアクセス許可が設定されます。

2. 「Web.Publish コンフィギュレーション」(Web.Publish Configuration) で、PTC.Setup ユーティリティがこの情報を検出できない場合の次の パラメーターを定義します。

– 「Cgi-bin ディレクトリ」(Cgo-bin Directory) - プログラムの実行 許可をもつサーバーが実行されるディレクトリです。Web サー バーが http://<サーバー>/cgi-bin として参照された時、こ のディレクトリを認識するよう設定されている必要があります。使用するディレクトリへのフルパスを入力するか、フォルダ階層を参照してディレクトリを指定します。

– 「Web サーバー MIME ファイル」(Web Server MIME file) - Web サーバーの MIME タイプファイルの場所を入力します。または、 フォルダアイコンをクリックして、ファイルを指定します。このファイルは Windows 上では通常 mime.typ、UNIX 上では mime.types と呼ばれ、Web サーバーのコンフィギュレーショ ンディレクトリにあります。PTC.Setup によって、次の行がこの ファイルに追加されます。

image/cgm cgm

x-world/x-vrml wrl vrml

7-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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– 「ドキュメントルートディレクトリ」(Document Root Directory) - HTML ファイルが Web サーバーで保存されるディレクトリの場 所を入力します。または、フォルダアイコンをクリックして、ディレクトリを指定します。これは、Web サーバーが http://<サー バー >/ として参照されたときにドキュメントを読み込むディレ クトリです。このディレクトリは Web サーバーを設定する時に指 定します。

3. 「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンに インストールのステータスが表示されます。次の操作のうち 1 つを行 うこともできます。

– インストールをキャンセルするには、「キャンセル」(Cancel) を クリックします。

– 情報を確認するには、「戻る」(Back) をクリックします。

– 選択した次のコンポーネントをインストールするには、「次」(Next) をクリックします。

– インストレーション設定ユーティリティを中止するには、「終了」(Exit) をクリックします。

「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーン に、インストールが成功したことが通知されます。

Web.Publish の インストール 7-7

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8 PTC Distributed Services の

インストールと起動

この章では、PTC Distributed Services Manager (DSM) をインストールし て起動する方法について説明します。

項目 ページ

Distributed Services Manager のインストール 8 - 2追加のコンフィギュレーションステップの実行 8 - 7Distributed Services Manager のインストールの完了 8 - 8Distributed Services Manager の起動 8 - 9Distributed Services Manager の削除 (Windows のみ ) 8 - 9

8-1

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Distributed Services Manager のインストールDistributed Services Manager のインストールは、PTC ライセンスサー バーをインストールした後で行います。製品ソフトウェアは、ライセンスサーバー、ライセンスクライアント、またはそれらの任意の組み合わせにインストールできます。

製品ソフトウェアを正しくインストールするには、次の 3 つの主な手順 を実行する必要があります。

• インストールディレクトリを含む、インストレーションコンポーネントの定義

• ライセンスサーバーの場所の指定

• ソフトウェアの起動

英語以外の言語で Distributed Services Manager を表示するには、ソフト ウェアを実行する前に、言語変数 LANG を設定する必要があります。 Windows の場合、英語以外の言語で Distributed Services Manager を表 示するには、変数 LANG または PRO_LANG を設定するか、オペレーティ ングシステムの設定を使用します。

インストレーションコンポーネントの定義

1. 1-8 ページの「PTC.Setup の起動」の手順に従って、PTC.Setup を起 動します。

2. PTC ライセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契 約」を参照 )。PTC.Setup の製品選択スクリーンが表示されます。

3. 「その他の製品」(Other Products) で「PTC Distributed Services」をク リックします。「ライセンス契約への同意」(Accept License Agreement) スクリーンが表示されます。契約の内容に同意して、処理を続行します。

この時点で、PTC ライセンスサーバーがすでにインストールされて います。

注記

PTC 製品の新しいリリースの更新またはインストールを行う場 合は、ライセンス情報を更新する必要があります。

8-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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「インストレーションコンポーネントの定義」(Define Installation Components) スクリーンが表示されます。

4. 次のパラメータを設定します。

– 「インストール先フォルダ」(Destination Folder) - 新規インス トールの場合、デフォルトのインストールディレクトリ ( 例 : C:¥Program Files¥PTC Distributed Services) をその まま使用するか、フルパスを指定します。指定された新しいディレクトリが、PTC.Setup によって作成されます。別のインストー ルディレクトリを選択することもできます。

新規インストールの場合は、入力するディレクトリは新規または空である必要があります。

– 「インストールする機能」(Features to Install) で、各コンポーネ

ントの前の をクリックし、次の情報を指定します。

PTC Distributed Services の インストールと起動 8-3

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「製品機能」(Product Features) - 適切なコンポーネントの横の

をクリックして、インストールするコンポーネントを選

択します。リストから次のコマンドのうち 1 つを選択します。

「この機能をインストール」(Install this feature) - コンポーネン トをインストールします。

「この機能をインストールしない」(Do not install this feature) - コンポーネントをインストールしません。

選択可能な製品コンポーネントは次のとおりです。

「Distributed Services Manager」 - ソフトウェアを実行するファ イルをインストールするには、このコンポーネントを選択します。必要なディスク領域も表示されます。

「API Toolkits」 - C API や Java API など、アプリケーションプロ グラミングインタフェースツールキットをオプションでインストールするには、このコンポーネントを選択します。API を使用 すると、Distributed Services アプリケーションを構築できるよう になります。

「PTC.Setup」 - 今後ソフトウェアの設定を行うために PTC.Setup をインストールするには、このコンポーネントを選択します。このユーティリティによって、DVD-ROM から PTC.Setup を実行 せずにコンフィギュレーションを変更できます。

「プラットフォーム」(Platforms) - インストールに使用するプ ラットフォームを選択します。マシンのアーキテクチャが、デフォルトのプラットフォームとして自動的に選択されます。

「言語」(Languages) - 必要な言語を選択します。

5. コンポーネントを選択したら、「次」(Next) をクリックします。 「FLEXnet ライセンスサーバー」(FLEXnet license servers) スクリー ンが表示されます。

ライセンスサーバーの場所の指定

PTC.Setup インストレーションユーティリティは、リモートライセンス サーバーまたはローカルマシンにあるライセンス情報にアクセスできます。次に、このインストレーションにアクセスさせるライセンスサーバーの位置を指定する必要があります。

注記

PTC は、Distributed Services Manager のロックライセンスは提供し ていません。

Distributed Services Manager では、DS_MANAGER および DS_SERVICE と いう、2 つの異なるライセンスフィーチャーを使用します。Distributed Services Manager のすべての機能を使用するには、両方のフィーチャー

8-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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が必要となります。Distributed Services Manager は、DS_MANAGER ライ センスフィーチャーがないと取り込みタスクを一切受信できず、DS_SERVICE ライセンスフィーチャーがないとそれらのタスクを処理で きません。ライセンスサーバーを指定したら、「サーバー情報」(ServerInfo) をクリックして、これらのライセンスフィーチャーが両方とも使用 可能であることを確認します。

有効なバージョンの FLEXnet Publisher がインストールされていないマ シンからライセンス情報にアクセスすると、PTC ライセンスサーバーを 更新するよう求めるエラーメッセージが表示されます。FLEXnetPublisher の 新情報については、「 初にお読みください」(READ THIS FIRST) ドキュメントを参照してください。

ライセンスサーバーの指定

PTC ライセンスサーバーの場所に応じて、PTC.Setup にライセンス情報 の場所を提供する必要があります。

• PTC ライセンスサーバーが製品ソフトウェアをインストールしてい るマシンにあり、ライセンスサーバーにデフォルトの通信ポートを使用している場合、ライセンスサーバーを指定する必要はありません。PTC.Setup によって、サーバー名が検出されて「FLEXnet ライセンス サーバー」(FLEXnet license servers) リストボックスに追加されま す。

• PTC ライセンスサーバーが別のマシンに常駐する場合、ライセンス サーバーを指定する必要があります。次の 8-5 ページの「サーバーからのライセンスの取得」のセクションを参照してください。

ライセンスクライアントの指定

PTC ライセンスサーバーがインストールされていないライセンスクライ アントに Distributed Services Manager をインストールしている場合、

「FLEXnet ライセンスサーバー」(FLEXnet license servers) リストボック スは 初は空白で表示されます。この場合、リモートサーバー上のフローティングライセンスを入手するには、ライセンスを分配しているサーバーを定義する必要があります。8-5 ページの「サーバーからのライセンスの取得」を参照してください。

注記

Distributed Services Manager のインストーラはライセンスがないと 実行できません。

サーバーからのライセンスの取得

サーバーからライセンスを取得するには、次の手順を実行します。

1. 「FLEXnet ライセンスサーバー」(FLEXnet license servers) スクリー ンで「追加」(Add) をクリックします。「ライセンスサーバー指定」 (Specify License Server) ダイアログボックスが開きます。

PTC Distributed Services の インストールと起動 8-5

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2. サーバーオプションのうち 1 つをクリックして、必要な情報を入力し ます。

– 「単一ライセンスサーバー」(Single license server) - ライセンス に単一サーバーを指定します。これがデフォルトと異なる場合は、ホスト名と通信ポート番号を入力します。これらの情報はサーバー名 (aberdeen など ) を識別するもので、ライセンスコー ドの取得元となります。

– 「三つ組ライセンスサーバー ( 障害許容 )」(Triad license server (fault tolerant)) - 三つ組パートナーの三つ組構成を指定します。2 つ以上のパートナーが実行されている限り、ライセンスは提供されます。2 つ以上のパートナーが機能していない場合、サーバー はライセンスの提供を停止します。

3 つのライセンスサーバーをすべて定義します。各三つ組ライセ ンスサーバーには同じライセンスファイルが必要となります。

注記

サーバーリスト (三つ組パートナー 1、三つ組パートナー 2、 三つ組パートナー 3) の順序は、3 つのライセンスサーバー すべてにおいて同一である必要があります。

障害許容 ( 三つ組 ) ライセンスサーバーは同じネットワークサイトに 設置してください。冗長ライセンスサーバーの詳細については、FLEXnet Licensing End User Guide を参照してください。

注記

クライアントノードのホスト名は指定しないでください。ライセンスの使用を制御するライセンスサーバーのみを指定してください。「ライセンスサーバー指定」(Specify License Server) ダイ アログボックスを使用してクライアントを設定することで、ネットワークを介して複数のサーバーまたはライセンスファイルにアクセスできます。

Windows システムでは、完全な認定サーバー名または IP アドレスの どちらかがサーバーを識別する必要があります。

3. 「OK」をクリックして、サーバーと通信ポートに関する情報を「FLEXnet ライセンスサーバー」(FLEXnet License Servers) リスト ボックスに追加します ( 7788@aberdeen など )。

4. 「次」(Next) をクリックします。これ以降の手順はオプションであり、 Windows と UNIX では異なります。

8-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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追加のコンフィギュレーションステップの実行ショートカットの設定と起動コマンドへのリンクの作成は、オプションで実行できます。

ショートカットの設定 (Windows のみ )次のショートカット設定を設定します。

• 「ショートカット位置」(Shortcut Location(s)) - Distributed Services Manager は、デスクトップ、「スタート」メニュー、または「スター ト」 > 「プログラム」メニューを使用するか、これら 3 つのオプショ ンを任意に組み合わせて起動できます。

• 「プログラムフォルダ」(Program Folder) - ショートカットの場所とし て「プログラムフォルダ」(Program Folder) を選択する場合、「プロ グラム」(Programs) メニューでフォルダ名とオプションを指定する必要があります。

• 「起動ディレクトリ」(Startup Directory) - Distributed Services Manager の起動ディレクトリの名前を指定します。

次の Windows 環境設定を設定できます。

• 「全ユーザー用にシステム環境を修正」(Modify system environment for all users) - システム上のすべてのユーザーに関するシステム PATH 変数を修正します。

注記

すべてのユーザーに対してシステム環境変数を設定するには、管理者権限が必要となります。

• 「カレントユーザーの環境のみ修正」(Modify current user’s environment only) - システム上のカレントユーザーに関する PATH 変数を設定します。「インストール」(Install) をクリックします。「イ ンストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンが表 示されます。8-8 ページの「Distributed Services Manager のインス トールの完了」を参照してください。

起動コマンドへのリンクの作成 (UNIX のみ )コマンド名は、ユーザーがワークステーションから開始できるようにするために PTC.Setup が使用するスクリプト名です。これらのスクリプト には、サーバー上のライセンスとクライアントソフトウェアコマンド間の関係がそのまま維持されます。たとえば Windows では、デフォルトの コマンド名 ptcdsm は、実行ファイルとショートカットアイコン ( オプ ション ) を作成します。このアイコンは、Distributed Services Manager の実行ファイルにリンクされています。UNIX では、標準の起動コマンド ptcdsm は、bin ディレクトリに作成されます。

PTC Distributed Services の インストールと起動 8-7

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デフォルトの「開始コマンドへのリンクの作成」(Create Links to Product Startup Commands) チェックボックスをオンのままにすることによっ て、インストールディレクトリの /bin ディレクトリから UNIX システ ム上の別のディレクトリへのリンクを作成できます ( この別のディレク トリがパス環境設定内にある場合、コマンド名を入力するだけでDistributed Services Manager が起動します )。

リンクを作成するには、「開始コマンドリンク」(Startup Command Links) スクリーンを使用して、リンクを作成するディレクトリへのフルパスを入力するか、このディレクトリを参照します。

1. 「オプショナルコンフィギュレーションステップ」(Optional Configuration Steps) スクリーンで「開始コマンドへのリンクの作 成」(Create links to product startup commands) をクリックして、

「次」(Next) をクリックします。「開始コマンドリンク」(Startup Command Links) スクリーンが表示されます。

2. フルパスを入力するか、リンクを作成するディレクトリを参照します。

3. 「インストール」(Install) をクリックします。「インストレーション進 行状況」(Installation Progress) スクリーンが表示されます。

インストールを完了するには、次のセクションを参照してください。

Distributed Services Manager のインストールの完了

「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンにイン ストールのステータスが表示されます。このスクリーンでは、次の操作のうち 1 つを行うこともできます。

• インストールをキャンセルするには、「キャンセル」(Cancel) をクリッ クします。

• 情報を確認するには、「戻る」(Back) をクリックします。

• 選択した次のコンポーネントをインストールするには、「次」(Next)をクリックします。

「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンに、イ ンストールが成功したことが通知されます。

PTC.Setup インストールユーティリティを中止するには、「終了」(Exit) をクリックします。

8-8 Installation and Administration Guide 日本語版

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Distributed Services Manager の起動ライセンス管理ソフトウェアと製品ソフトウェアをインストールしたら、Distributed Services Manager を起動します。

Windows 「スタート」 > 「PTC」 > 「PTC Distributed Services」 > 「Distributed Services Manager」の順にクリックして、Distributed Services Manager を起動しま す。

UNIXUNIX プロンプトから、Distributed Services Manager のインストール ディレクトリに移動して、コマンド ptcdsm を実行します ( 例 : /opt/ptc/ptc_distributed_services/bin/ptcdsm)。

Distributed Services Manager の削除 (Windows のみ )

Distributed Services Manager ソフトウェアは、コントロールパネルを使 用して削除できます。この手順は Windows システムにのみ適用されま す。

1. 「スタート」メニューで「設定」 > 「コントロールパネル」の順にク リックします。

2. 「アプリケーションの追加と削除」アイコンをダブルクリックします。「アプリケーションの追加と削除」ダイアログボックスが開きます。

3. プログラムのリストで、削除する Distributed Services Manager のリ リースをハイライトします。

4. 「削除」をクリックします。「PTC インストール解除」(PTC Uninstall) ダイアログボックスが表示されます。

5. 「インストール解除」(Uninstall) をクリックするか、処理を中止する には「キャンセル」(Cancel) をクリックします。ファイルを削除して もいいか許可を求める一連の確認メッセージが表示されます。

6. 「インストール解除」(Uninstall) をクリックして、続行します。 Distributed Services Manager が削除されます。

PTC Distributed Services の インストールと起動 8-9

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9 Web からのインストールおよび

インストールのカスタム化

この章では、ダウンロード可能なインストーラおよび Custom Installer ユーティリティを使用して、Creo Elements/Pro とそのソフトウェアコン ポーネントをインストールする方法について説明します。

項目 ページ

Web からのコンポーネントのインストール 9 - 2インストレーションコンポーネントのカスタム化 9 - 2

9-1

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Web からのコンポーネントのインストールCreo Elements/Pro 5.0 とそのソフトウェアコンポーネントは、ダウン ロード可能なインストーラを使用して Web から直接インストールできま す。Creo Elements/Pro とそのコンポーネントをインストールするプラッ トフォームに適したインストーラを選択します。

Web インストーラを利用することで、完全な製品インストールをダウン ロードしたり CD-ROM や DVD-ROM を注文する必要がなくなります。 このユーティリティを使用すれば、お使いのマシン上にカスタム化された製品 CD-ROM や DVD-ROM を作成できます。

Web のインストールユーティリティには、 www.ptc.com/support/index.htm の「テクニカルサポート」(Technical Support) ページからアクセスできます。「好評をいただいているツール」 (Popular Tools) セクションの下の「ソフトウェアアップデートのご注文 またはダウンロード」(Order or Download Software Updates) をクリッ クし、「ソフトウェアアップデートのご注文またはダウンロード」(Orderor Download Software Updates) ページの説明に従って、Web インス トールユーティリティにアクセスしてダウンロードしてください。このインストレーションユーティリティによって、インストール中に Web か らインストール用ファイルがダウンロードされ、コピーされます。

インストレーションコンポーネントのカスタム化選択したコンポーネント、言語、アーキテクチャを含むカスタム CD-ROM や DVD-ROM のイメージを作成できます。

Creo Elements/Pro のカスタムインストールを実行するには、次の手順に 従います。

1. 1-8 ページの「PTC.Setup の起動」の手順に従って、PTC.Setup を起 動します。

2. PTC ライセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契 約」を参照 )。PTC.Setup の製品選択スクリーンが表示されます。

9-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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3. PTC.Setup の製品選択スクリーンで「Custom Installer」を選択しま す。「インストレーションコンポーネントの定義」(Define Installation Components) スクリーンが表示されます。

PTC 製品の新しいリリースを更新またはインストールする場合 は、ライセンス情報を更新する必要があります。

4. 次のパラメータを設定します。

– 「インストール先フォルダ」(Destination Folder) - 新規インス トールの場合、デフォルトのインストールディレクトリ ( 例 : C:¥Program Files¥ptc_custom) をそのまま使用するか、フ ルパスを指定します。指定された新しいディレクトリが、PTC.Setup によって作成されます。別のインストールディレクト リを選択することもできます。

– 「インストールする機能」(Features to Install) で、各コンポーネ

ントの前の をクリックし、次の情報を指定します。

Web からのインストールおよび インストールのカスタム化 9-3

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「製品機能」(Product Features) - 各コンポーネントの横の をクリックして、インストールするコンポーネントを選択します。リストから次のコマンドのうち 1 つを選択します。

「この機能をインストール」(Install this feature) - コンポーネン トをインストールします。

「この機能をインストールしない」(Do not install this feature) - コンポーネントをインストールしません。

注記

コンポーネントにサブコンポーネントが含まれる場合、

をクリックすると表示されるリストから「すべてのサ

ブ機能をインストール」(install all sub-features) を選択する ことにより、サブコンポーネントをインストールできます。

アイコン が に変わり、そのコンポーネントが

インストールされることが示されます。

PTC ライセンスサーバー、Creo Elements/Pro、PTC Distributed Services、PTC ヘルプ、および Pro/Web.Publish の各コンポーネ ントが含まれています。製品に必要なディスク領域が表示されます。新規インストールの場合は、ディレクトリは新規または空である必要があります。

「プラットフォーム」(Platforms) - インストールに使用するプ ラットフォームを選択します。マシンのアーキテクチャが、デフォルトのプラットフォームとして自動的に選択されます。

「言語」(Languages) - 必要な言語を選択します。

5. 「インストール」(Install) をクリックします。「インストレーション進 行状況」(Installation Progress) スクリーンが表示されます。

カスタムインストールの実行

「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スクリーンが表示 されたら、次のうち 1 つを実行することもできます。

• インストールを停止するには、「キャンセル」(Cancel) をクリックし ます。

• 情報を確認するには、「戻る」(Back) をクリックします。

• PTC.Setup インストールユーティリティを中止するには、「終了」 (Exit) をクリックします。

9-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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10 インストレーションの

更新と修正

この章では、システム上の PTC ソフトウェアを更新または修正する方法 について説明します。この章の手順は、インストレーションの更新と修正時にのみ適用されます。

注記

• PTC ライセンスサーバーが Pro/ENGINEER リリース 20 から実 装されたので、Pro/ENGINEER リリース 20 以降を Creo Elements/Pro 5.0 で更新できます。

• ソフトウェアを更新するたびに、ライセンスファイルを更新する必要があります。同じリリースで Creo Elements/Pro の新しいビ ルドに更新する場合は、新しいライセンスコードは必要ありません。

項目 ページ

Creo Elements/Pro の更新 10 - 2Creo Elements/Pro の修正 10 - 3ライセンスコードの更新 10 - 3Web.Publish の更新と修正 10 - 5

10-1

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Creo Elements/Pro の更新更新インストレーションは、次の場合に必要となります。

• PTC ソフトウェアを次の主要リリースにアップグレードする場合 (Pro/ENGINEER Wildfire 4.0 から Creo Elements/Pro 5.0 にアップ グレードする場合など )

• 現在のリリースを新しいリリースにアップグレードする場合

• 追加ソフトウェアを含むように現在の製造コードを更新する場合

更新インストレーションでは、Creo Elements/Pro インストールディレク トリの古いファイルが 新のリリースまたはビルドのファイルで上書きされます。

Creo Elements/Pro 5.0 をインストールした後は、インクリメンタル更新 を実行できます。インクリメンタル更新を行うと、新しく選択されたコンポーネントだけが既存のインストレーションに追加されます。既存のインストレーションのコンポーネントには変更は加えられません。

注記

インクリメンタル更新を実行する場合、現在のインストレーションが破損していると、インストレーションを更新しても、欠如または破損している同じ製造コードのファイルを置換することはできません。この場合は、Creo Elements/Pro をアンインストールしてから再インス トールしてください。

既存のインストレーションを別のリリースのソフトウェアで更新すると、既存のインストレーションのすべてのコンポーネントが新しいコンポーネントで置換されます。

インストレーションを更新する前に、ソフトウェア DVD-ROM をロード してマウントし、PTC.Setup インストレーションユーティリティを起動 します。次のリリースに更新する場合、新規のライセンス情報が必要になります。

リモートサーバー、ノードロックマシン、またはライセンスクライアントにある製品ソフトウェアを更新するには、第 4章の「Creo Elements/Pro の インストールと起動」に記載された手順を繰り返します。

インストール中に「キャンセル」(Cancel) をクリックすると、インストー ルをいつでも停止できます。PTC.Setup によってファイルがコピーされ、 ファイルのアクセス許可が設定されます。

10-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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Creo Elements/Pro の修正Creo Elements/Pro のインストレーションを変更することは、新しい起動 コマンドを作成し、既存のソフトウェアコンポーネントを再構成することを意味します。インストレーションを変更する場合は、新しいライセンス情報は必要ありません。

Creo Elements/Pro の既存インストレーションを変更する場合は、インス トレーションの bin ディレクトリ (C:¥Program Files¥PTC¥Creo Elements¥Pro5.0¥bin) にある ptcsetup コマンドを使用することに よって、PTC.Setup を起動できます。

また、PTC.Setup インストレーションユーティリティを DVD-ROM から 再実行して、修正を加えることもできます。

新規ライセンスパックの入手

Creo Elements/Pro の新しい主要リリースをインストールする場合は、新 しいソフトウェアをインストールする前に、PTC ライセンスサーバーを 更新する必要があります。

新しい PTC ライセンスパックの電子コピーを入手してください。 PTC.Setup を使用すると、新しいライセンスファイルのインポートや既 存のライセンスファイルの新しいライセンスコードでの追加をすばやく簡単に行えます。

ライセンスパックをオンラインで取得する方法については、1-3 ページの「ライセンスパックの入手」を参照してください。

ライセンスコードの更新PTC ライセンスサーバーは、PTC ソフトウェアの更新時に新しいライセ ンスファイルで更新することが可能です。

注記

ライセンスサーバーに Creo Elements/Pro がインストールされてい る場合、インストールされている ptcsetup ユーティリティを使用 してライセンス情報の更新もできます。

次のステップを実行します。

1. PTC.Setup インストレーションユーティリティを起動します。

2. PTC ライセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契 約」を参照 )。PTC.Setup の製品選択スクリーンが表示されます。

3. 「PTC License Server」をクリックします。「インストレーションコン ポーネントの定義」(Define Installation Components) スクリーンが 表示されます。

インストレーションの 更新と修正 10-3

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4. PTC ライセンスサーバーのデフォルトのインストールディレクトリ が FLEXnet Publisher ソフトウェアが存在する場所と同じ場合は、デ フォルトをそのまま使用します。

5. 暗号化ライセンスファイルを含むフォルダを参照して、ライセンスファイルを指定します。「ライセンスファイル」(License File) テキス トボックスにライセンスファイルをドラッグすることもできます。「ライセンスファイル」(License File) の下の大きなボックスには、ラ イセンスファイル内の情報が表示されます。

注記

次へ進むには、PTC ライセンスパックに記載された新規のライセ ンス情報が必要になります。まだ新しいライセンスパックが手元にない場合は請求してください。詳細については、1-3 ページの

「ライセンスパックの入手」を参照してください。

既存のライセンスファイルを更新するにはいくつかの方法があります。ただし、新しいライセンスファイルをインポートすることを強くお勧めします。新規ライセンスファイルには、新規のライセンスコードだけでなく、現在まで有効なすべてのコードが記載されています。新規ライセンスファイルをインポートすると、既存ファイルが上書きされることに注意してください。

新しいライセンスデータを既存のライセンスファイルにインポートおよび追加することもできます。ライセンスファイルの追加方法とライセンスコードの手動での入力方法、または「ライセンスウィザード」(License Wizard) を使用しての入力方法は、第 3 章の「PTC ライ センスサーバーのインストール」を参照してください。

6. オプションで、「FLEXnet サーバーオプション」(FLEXnet Server Options) をクリックして、次の項目を指定します。

– リンクを作成するディレクトリ。

– サーバープロセスのオーナー (UNIX のみ )。

– ライセンスサーバーの起動オプション。

– コマンド行の引数。これにより、管理者はサーバープロセスを制御できるようになります。詳細については、FLEXnet Licensing End User Guide を参照してください。

– システムが再起動された場合のライセンスサーバーの起動。

7. 「インストール」(Install) をクリックして、ライセンスサーバーのイ ンストールを開始します。処理が完了すると、PTC.Setup によってラ イセンスサーバーが起動されます。

8. 「次」(Next) をクリックして、次の選択済みコンポーネントをインス トールするか、PTC.Setup を終了します。

10-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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PTC.Setup によって FLEXnet Publisher ライセンスサーバーが再起動し ます。三つ組構成の場合、3 つのパートナーマシンのうちの 2 つのマシン がライセンスが供給される前に起動されている必要があります。

Web.Publish の更新と修正Web.Publish の更新には、既存の Web.Publish インストレーションの更新 作業のみが必要です。Web サーバーを再構成する必要はありません。

注記

Web.Publish の更新または修正には、Web サーバーへの書き込み権が 必要です。

Web.Publish のインストレーションを更新するには、Creo Elements/Pro の DVD-ROM または ptcsetup コマンド (このユーティリティをインス トールしている場合 ) を使用して PTC.Setup を起動します。製品ソフト ウェアを更新するには、第 7 章の「Web.Publish の インストール」の手 順を繰り返します。

Web.Publish のインストレーションを変更するには、PTC.Setup を起動し て、インストレーション中に指定したコンフィギュレーション情報を変更してください。

インストレーションの 更新と修正 10-5

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A ライセンス管理ソフトウェア

この付録には、ライセンス管理ソフトウェアについての説明と PTC ライ センスサーバーの利点が記載されています。また、新規および既存の Creo Elements/Pro ユーザーのために、ライセンス簡略化についても説明され ています。

項目 ページ

PTC ライセンス概要 A - 2FLEXnet Publisher を使用することによる利点 A - 9タイムアウトパラメータについて A - 10Ptcflush ユーティリティの使用 A - 12ライセンスの借用 A - 12

A-1

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PTC ライセンス概要PTC オプションアプリケーションを含む PTC ソフトウェアを使用する には、ライセンスされている必要があります。ライセンスは、インストールされたソフトウェアの使用を承認します。PTC には次のタイプのライ センスがあります。

• 「商用」(Commercial) - 商用ライセンスは有効期間の制限のないライ センスです。

• 「評価用」(Evaluation) - 評価用ライセンスはある期間に限ってソフト ウェアを使用できます。

• 「教育用」(Educational) - 教育用ライセンスは教育機関で使われ、有 効期間に制限があります (「学生用ライセンス」と呼ばれることもあ ります )。教育用または学生用バージョンの Creo Elements/Pro で作 成されるオブジェクトは、商用バージョンと互換性がありません。

製品により、ライセンスはロックライセンス、エクステンションライセンス、フローティングライセンス、または借用ライセンスのいずれかになります。

• 「ノードロックライセンス」(Node-locked licenses) - ノードロックラ イセンスはソフトウェアの使用が 1 台の特定のマシン (独立ワークス テーション ) に限定されます。ノードロックライセンスでは、UNIX ワークステーションの DISPLAY 設定も制約されます。

• 「フローティングライセンス」(Floating licenses) - フローティングラ イセンスは、ネットワーク上にある一連のマシンのうち任意のマシンで使用できます。

• 「エクステンションライセンス」(Extended license) - エクステンショ ンライセンスは、ロック済みモジュールに対してフローティングライセンスを使用できるようにします。

• 「借用ライセンス」(Borrowed license) - 借用ライセンスを使用する と、ライセンスサーバーに接続せずに自分のマシンで一時的に作業できます。詳細については、A-12 ページの「ライセンスの借用」 を参 照してください。

簡略化ライセンス管理処理

Creo Elements/Pro では、ライセンスコンフィギュレーション、インス トール、および追跡の各処理を簡単に行うことができます。これにより、ライセンスの設定を柔軟に行い、生成されるサービス契約番号 (SCN) の 数を 小限に抑えることができます。Creo Elements/Pro のすべてのライ センスとオプションは、単一の SCN に組み合わせることが可能です。ま た、必須のライセンスサーバーに単一の SCN を割り当てることもできま す。

A-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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各 PTC 製品はライセンスファイルの中で固有の機能名で定義されます。 このライセンスファイルのフォーマットは、PTC ライセンスサーバーを 使用することにより、標準的なアプローチに従っています。フローティングライセンスは、Creo Elements/Pro の起動時に取得されるように設定 できます。

注記

ライセンスコンフィギュレーションは、インストール処理の一部です。

ライセンス簡略化の概要については、www.ptc.com/olm/ls_faq を参照 してください。

ライセンス簡略化 - 利点

• PTC ライセンスの管理における柔軟性の向上 - ライセンスコンフィ ギュレーションプロセスがインストールプロセスに統合されているため、PTC ライセンス管理チームに連絡することなく、機能の割り 当てや設定を変更できます。

• ライセンス規則の減少 - ライセンスは、SCN ( サービス契約番号 ) に よって各マシンに割り当てられます。

• ライセンス SCN の数の安定 - SCN に対するライセンス要件がなく なったため、管理する必要がある SCN の数が大幅に少なくなりまし た。ライセンスの変更により、SCN を変更する必要はありません。

• PTC 製品のライセンス処理の高速化 - ユーザーと PTC のどちらの側 も、当初の製品購入方法に基づいて複数のタイプのライセンスを調査したり、それらを厳重に管理する必要がありません。

• ライセンス変更時にシステム管理にかかる時間の短縮 - ライセンス で共通フィーチャー名を使用することにより、ライセンスがサーバー間で移動し、クライアントに対する更新が減少しました。フィーチャー名と起動コマンドは変わりません。

ライセンス簡略化 - 一般情報

• ライセンス簡略化は、Creo Elements/Pro ファミリーのすべての製品 に統合されており、Pro/ENGINEER 2001 製造コード 2001440 以降で 使用できます。

• Creo Elements/Pro 5.0 を使用するには、ライセンス簡略化をまだ行っ ていない場合はそれを実行し、Creo Elements/Pro 5.0 と互換性のあ るバージョン 31 以降の新しいライセンスパックを取得する必要があ ります。

• www.ptc.com/support/index.htm からアクセス可能な「ライセンス の移設 ( ハードウェアの再設定 )」(Reconfigure Software Licenses at) ライセンスサポート Web ツールを使用します。このページの 「ライ センス」(Licensing) セクションで Creo Elements/Pro タブをクリッ クして、ツールにアクセスします。このツールを使用して、新しいラ

ライセンス管理 ソフトウェア A-3

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イセンススキームにアップグレードできます。このツールを使用すると、選択したサービス契約番号 (SCN) に複数のライセンスが自動的 に統合され、更新されたライセンスファイルが返されます。

ライセンス簡略化 - 技術情報

• ライセンス簡略化により、ライセンスファイルのフォーマットとPTC.Setup ユーティリティが変更されました。

注記

ライセンス簡略化のため、Creo Elements/Pro 5.0 には FLEXnet Publisher バージョン 10.8.6.2 以降が必要です。

• ライセンス簡略化により、ライセンスファイルにおける FLEXnet Publisher フィーチャー行には、次の 2 つの変更が加えられました。

– SCN は、フィーチャー名の一部ではなくなり、フィーチャー行の SN タグの下に移動されました。

– フローティングライセンスの新しい分類である「エクステンションライセンス」が、すべてのロック済みモジュールと機能拡張に対して使用できるようになりました。この新しい分類は、ベンダー文字列では「STARTUP」というキーワードで識別されます。

エクステンションライセンスは、実行時、つまりベースライセンスの起動時にのみチェックアウトできます。エクステンションライセンスの追加と解除は、「ツール」(Tools) > 「フローティングモジュール」 (Floating Modules) ダイアログボックスを使用して行うことはでき ません。

A-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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次のライセンスファイルは、ライセンス簡略化スキームにおける実行ライセンスとフローティングライセンスバンドルの例です。

INCREMENT PROE_FLEX3C ptc_d 31.0 01-nov-2008 1 ¥

BC24AFC5B76BB74C9366 VENDOR_STRING="VSVER=2.0 ¥

LO=(0,3,6,7,10,17,32,34,40,45,48,51,55,61,62, ¥

66,69,71,73,77,97,106,108,115,126,127,128,133,135,137, ¥

158,163,188,191,210)" ¥

SUPERSEDE vendor_info="VIVER=1.0 EXTERNAL_NAME=" ¥

ISSUER=PTC ISSUED=01-sep-2006 NOTICE="PTC_customer" ¥

SN=SCN12344,SCN765431 SIGN2="169C A28A ¥

E97F E96E 0A3E 563B FDEB 4510 829E 4BF4 25D3 2394 ¥

0444 2FD4 6C23 0168 A8A5 AEBE 54B0 1FF6 B79B DC75 ¥

2014 A278 33CC 1B90 8647 6A12 F4D6 45BF"

INCREMENT 10108 ptc_d 31.0 01-nov-2008 1 ¥

1C75006B8512AA3C4EBE VENDOR_STRING="VSVER=2.0 LO=()" ¥

SUPERSEDE vendor_info="VIVER=1.0 EXTERNAL_NAME=" ¥

ISSUER=PTC ISSUED=01-sep-2006 NOTICE="PTC_customer" ¥

SN=SCN12344,SCN765431 SIGN2="1A34 408F 40D4 749F 5980 ¥

2DFE 15B0 0FAF 0ED7 A5F5 DCEA E318 6529 2E27 A055 ¥

1A21 F766 D9E1 F7AB BD1F 993E B3B2 2975 E46C 06AC ¥

6304 25AD E576 9E37 8794"

INCREMENT PROBUNDLE_10108 ptc_d 31.0 01-nov-2008 99999 ¥

4CF5E08B0EF55FF34082 VENDOR_STRING="VSVER=2.0 ¥

LO=(6,32,56,91,92,94,104,131)" SUPERSEDE ¥

ISSUED=01-sep-2006 SIGN2="14A8 7CE3 57D9 1246 D07F ¥

3610 E235 2120 4322 A874 681C 282B 5449 3150 BC5A ¥

0867 853D FE8E F8E9 9E29 6CD1 987C 4A8D 0024 BDAA ¥

AEBC 065B 9530 3AAB 441D"

ライセンス管理 ソフトウェア A-5

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• PTC.Setup ユーティリティを使用すると、追加のエクステンションラ イセンスまたはフローティングオプションを持つ起動コマンドを定義できます。エクステンションライセンスまたはフローティングオプションを起動コマンドに追加すると、PROE_FEATURE_NAME 変数に 値が割り当てられます。この変数は、Creo Elements/Pro 起動コマン ドで定義されます。次の例は、UNIX オペレーティングシステムの有 効な構文を示したものです。

ライセンス簡略化前の PROE_FEATURE_NAME :

setenv PROE_FEATURE_NAME PROE_1274228

ライセンス簡略化後の PROE_FEATURE_NAME:

setenv PROE_FEATURE_NAME PROE_FLEX3C (10108,32)

PROE_FLEX3C ライセンスのチェックに加え、バンドル 10108 とフ ローティングオプション 32 の使用可能状況もチェックされます。使 用できないバンドルやオプションがある場合、警告メッセージが返され、それらのバンドルとオプションが一覧表示されます。

• セッション中にライセンスが失われた場合、実行ライセンスの回復を試みると、Creo Elements/Pro では、実行ライセンスおよび起動コマ ンドで指定されたすべてのオプションの再取得が自動的に試行されます。

• Ptcstatus ユーティリティの出力に、ライセンスファイル内の SCN の 場所が示されます。Ptcstatus ユーティリティは、次の 2 つのモード で使用できます。

– 通常モード - Ptcstatus ユーティリティをコマンド行で引数を使 用せずに実行します。

ptcstatus

– 拡張情報モード - Ptcstatus ユーティリティをコマンド行で -v 引 数を使用して実行します。

ptcstatus -v

A-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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次の出力は、Ptcstatus ユーティリティの 2 つのモードの相違点を示 したものです。

Ptcstatus の通常モード

Ptcstatus の拡張情報モード

• ライセンスファイルのフィーチャー行で属性 EXTERNAL_NAME の値 を変更すると、ライセンスにデフォルト名以外の名前を指定することができます。

Displaying status for license file: 7788@static

ライセンスサーバー : static

License In Use Free

----------- ------ ---

PROE_FLEX3C Uncounted, Locked

Foundation_Adv 0 2

Pro/SURFACE * 0 2

Behavioral_Modeler 0 2

Pro/PlasticAdvisor 0 2

Tool_Design_SET * 0 2

* = License Extension - Available only on startup

^ = Borrowed License

Displaying status for license file: 7788@static

ライセンスサーバー : static

ptc_d FLEXnet Publisher version: 10.8.6.2License In Use Free Version Expire

DateSCN

----------- ------ --- ------ ------ --------

PROE_FlexEng Uncounted 31.0 None FLEX3C Locked to 00-11-22-33-44-55

Foundation_Adv 0 2 31.0 None 12345

Pro/SURFACE * 0 2 31.0 None

Behavioral_Modeler 0 2 31.0 None

Pro/PlasticAdvisor 0 2 31.0 None

* = License Extensions - Available only on startup

^ = Borrowed License

ライセンス管理 ソフトウェア A-7

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たとえば、ライセンスファイルで PROE_FLEX3C を My_License_Name に変更するには、変更前と変更後のファイルに 示されるように EXTERNAL_NAME 属性の値を指定します。

変更前のライセンスファイル :

変更後のライセンスファイル :

変更後のライセンスファイルで EXTERNAL_NAME 属性の後のテキス トに注目してください。この変更により、Ptcstatus ユーティリティ の出力には、PROE_FLEX3C ではなく新しい名前 My_License_Name が表示されるようになります。

PTC ライセンスサーバー

Flexera Software, Inc. の FLEXnet Publisher ライセンス管理ソフトウェア は、PTC ソフトウェアと統合されています。詳細については、 www.flexerasoftware.com をご覧ください。

INCREMENT PROE_FLEX3C ptc_d 31.0 01-nov-2008 1 ¥ BC24AFC5B76BB74C9366 VENDOR_STRING="VSVER=2.0 ¥

LO=(0,3,6,7,10,17,32,34,40,45,48,51,55,61,62, ¥

66,69,71,73,77,97,106,108,115,126,127,128,133,135,137, ¥

158,163,188,191,210)" SUPERSEDE vendor_info="VIVER=1.0 ¥

EXTERNAL_NAME=" ISSUER=PTC ISSUED=01-sep-2006 ¥

NOTICE="PTC_customer" SN=SCN912344,SCN765431 SIGN2="169C A28A ¥

E97F E96E 0A3E 563B FDEB 4510 829E 4BF4 25D3 2394 ¥

0444 2FD4 6C23 0168 A8A5 AEBE 54B0 1FF6 B79B DC75 ¥

2014 A278 33CC 1B90 8647 6A12 F4D6 45BF"

INCREMENT PROE_FLEX3C ptc_d 31.0 01-nov-2008 1 ¥

BC24AFC5B76BB74C9366 VENDOR_STRING="VSVER=2.0 ¥

LO=(0,3,6,7,10,17,32,34,40,45,48,51,55,61,62, ¥

66,69,71,73,77,97,106,108,115,126,127,128,133,135,137, ¥

158,163,188,191,210)" SUPERSEDE vendor_info="VIVER=1.0 ¥

EXTERNAL_NAME=My_License_Name ISSUER=PTC ISSUED=01-sep-2006 ¥

NOTICE="PTC_customer" SN=SCN12344,SCN765431 SIGN2="169C A28A ¥

E97F E96E 0A3E 563B FDEB 4510 829E 4BF4 25D3 2394 ¥

0444 2FD4 6C23 0168 A8A5 AEBE 54B0 1FF6 B79B DC75 ¥

2014 A278 33CC 1B90 8647 6A12 F4D6 45BF"

A-8 Installation and Administration Guide 日本語版

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FLEXnet Publisher を使用することによる利点FLEXnet Publisher を使用してライセンスの使用量を制御することに よって、次の利点が得られます。

• 単一サーバーソリューション - FLEXnet Publisher で PTC ソフト ウェアと他ベンダーのアプリケーションの両方が支障なく管理できます。ただし、PTC のライセンスファイルを他ベンダーのライセン スファイルと結合することはできないことに注意してください。

• 自動ライセンス回復 - ライセンスソフトウェアの異常終了が起こっ た場合 ( 例 : システムシャットダウン )、FLEXnet Publisher ライセン スサーバーは自動的に PTC ライセンスを回収します。

• 柔軟性の向上 - システム管理者はユーザー名、ホスト名、表示名、も しくは IP アドレスでライセンスを予約もしくは否認できるようにな りました。詳細については、FLEXnet Licensing End User Guide の第 5 章「The Options File」( オプションファイル ) を参照してください。

• 一極ライセンス格納 - PTC カスタマーはすべての PTC 製品用ライセ ンスをライセンスサーバーごとに単一ファイルに納めることができます。

• 単一コマンドの複数ライセンス - ライセンスが有効な場合、1つのコ マンドで PTC ソフトウェアの複数のライセンスが実行できます。

• ライセンスの借用 - FLEXnet Publisher 10.8.6.2 以降を使用すると、ラ イセンスサーバーからライセンスを借用することにより、ライセンスサーバーに接続しなくてもライセンスを承認されたアプリケーションをリモートクライアントで実行することができます。

FLEXnet Publisher を使用した下位ライセンス互換性

FLEXnet Publisher ライセンスサーバーには、FLEXlm ライセンスサー バーを使用する PTC アプリケーションとの下位互換性があります。たと えば、Creo Elements/Pro 5.0 と Pro/ENGINEER 2001 はともに同じ PTC ライセンスサーバーを使用しているので、前者のライセンスによって後者を実行することが可能です。

注記

Creo Elements/Pro 5.0 を実行するには、FLEXnet Publisher 10.8.6.2 をインストールする必要があります。Pro/ENGINEER Wildfire 2.0 以 前のライセンスサーバーを使用して実行することはできません。

FLEXnet Publisher は Pro/SERVER (リリース 19 以前 ) が使用されている インストレーションには、ライセンスを供給できません。しかし、Pro/SERVER と PTC ライセンスサーバーは同じマシン上で平行して動 作できます。下位ライセンス互換性については、 www.ptc.com/appserver/cs/view/solution.jsp?n=130505 を参照して ください。

ライセンス管理 ソフトウェア A-9

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ほかのアプリケーションにおける FLEXnet Publisher の実行

FLEXnet Publisher を使用すると、PTC 製品およびその他のアプリケー ションを実行できます。FLEXlm または FLEXnet Publisher を使用するア プリケーションごとに、対応する lmgrd とベンダーデーモンがありま す。lmgrd は、ライセンス使用を制御するベンダーデーモン ( 例 : ptc_d) を起動します。Acresso Software Inc. では、lmgrd デーモンプログラム を UNIX システムで非特権ユーザーとして (root ではなく ) 実行すること を強く推奨しています。

PTC ライセンスファイルは、ほかのベンダーのライセンスファイルと結 合できません。PTC フィーチャー行を他ベンダーのフィーチャー行と単 一ライセンスファイルで結合させないでください。これによってライセンスは無効になります。

すべてのアプリケーションとベンダーデーモンが FLEXlm 6.1 以降の場 合、lmgrd で複数のライセンスファイルの処理が可能です。ホスト ID が 異なる場合も同じです ( ライセンスファイルが同じノードを参照する限 り )。FLEXnet Licensing End User Guide で複数のライセンスファイルに関 する章を参照してください。

タイムアウトパラメータについてタイムアウトパラメータは、ライセンスクライアントとライセンスサーバー間の通信を可能にし、リクエストによってライセンスを利用できるようにします。

TIMEOUTALL パラメータは、次のセクション「不活動タイムアウトパラ メータの変更」で説明するとおり、指定した範囲内で再設定できます。

タイムアウト パラメータ 値 説明

不活動タイムアウト (TIMEOUTALL)

120 分 (デフォルト) このパラメータはライセンスがアイドル状態に留まるのを防ぎます。ライセンスクライアントが一定時間不活動の場合、ライセンスを回収し、ほかのライセンスクライアントが使用できるようにします。Creo Elements/Pro ではこの不活動タイムアウトデフォルトは 120 分に設 定されています。

活動は、メニューの選択活動に基づいて測定されます。

パラメータをデフォルトの 120 分から、20 分 ( 最小値 ) と無制限 ( 最大値 ) の範囲内で変更できます。

A-10 Installation and Administration Guide 日本語版

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不活動タイムアウトパラメータの変更

ライセンスサーバーによって回収される前にシステムが許容するライセンスのアイドル時間を決定する TIMEOUTALL パラメータを設定できます。 デフォルトの不活動タイムアウトパラメータを変更するには、<PTC ライ センスサーバーのロードポイント >/FLEXnet Publisher/licensing にある FLEXnet Publisher のオプションファイル ptc.opt を更新する必 要があります。デフォルトは 120 分です。デフォルトパラメータを編集し ます。

TIMEOUTALL 7200

これを編集して、7200 秒 (120 分 ) を秒単位の別の値に変更します。

設定可能な 小値は 20 分 ( もしくは 1200 秒 ) で 大値は無制限です。無 制限をデフォルトにするには、ptc.opt ファイルから TIMEOUTALL パ ラメータを削除します。 小値が 20 分未満に設定された場合、システム はデフォルトの 20 分に設定されます。

ライセンスの更新 1 分 ライセンスの更新は 1 分間隔で行われます。ライセン スが更新された後でコマンドを選択した場合、ライセンスクライアントがライセンスサーバーと通信します。ライセンスクライアントとライセンスサーバーの両方が動作している必要があります。ライセンスサーバーが見つからない場合、ライセンスクライアントは実行するためのライセンスを失います。ライセンスクライアントが見つからない場合、ライセンスサーバーは別のライセンスクライアントに使用するためにライセンスを回収します。

確認の再試行 None ライセンスクライアントが、最初にそのライセンスを確認できないと、アプリケーションのグラフィカルユーザーインタフェースはフリーズします。次の 3 つ のオプションがあります。

「再試行」(Retry) をクリックし、ライセンスサーバー にライセンスを要求

「ファイルに保存」(Save File(s)) をクリック

「終了」(Exit) をクリックし、ファイルを保存せずにア プリケーションを終了

起動 10 秒 セッション開始後、ライセンスクライアントはライセンスをリクエストし、リクエストが承認されるのを 10 秒待ちます。

タイムアウト パラメータ 値 説明

ライセンス管理 ソフトウェア A-11

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ネットワークライセンス復帰ダイアログボックスの非表示

Pro/ENGINEER 2000i 以降では、コンフィギュレーションオプションを 使用してネットワークライセンス復帰ダイアログボックスを無効にできます。config.pro ファイルで suppress_license_loss_dialog オ プションを yes に設定します。デフォルトは no です。これにより、Creo Elements/Pro のネットワーク実行ライセンスを喪失または再取得して も、ステータスメッセージは表示されますが、ダイアログボックスは開きません。

Ptcflush ユーティリティの使用Ptcflush ユーティリティは、ライセンスクライアントアプリケーションが シャットダウンに失敗して、ライセンスサーバーとクライアント間のTCP/IP 接続が切断されない場合にのみ使用します。この状態は、一般的 に、クライアントが処理完了前に終了した場合、または応答しない場合に起こります。ただし、Ptcflush ユーティリティを必ずしも使用する必要 はありません。

Ptcflush ユーティリティは 10 分ごとに使用できます。構文は以下のとお りです。

% ptcflush フィーチャー名 ホスト名 ポート ハンドル

ptcstatus コマンドを実行し、<フィーチャー名 ホスト名 ポート ハ ンドル > 情報をリストし、コマンドプロンプトでこのリストをコピー、ペーストして Ptcflush を実行します。

使用中のライセンスをフラッシュするには、次のように入力します。

% ptcflush PROE_FLEX3C titan 7788 101

別名がある場合には、ユーザー定義名ではなく、フィーチャー名を使用します。

注記

UNIX システムでは、ルート特権を使用してユーザーライセンスをフ ラッシュできます。ただし、ライセンスは個別にフラッシュする必要があります。複数のライセンスを同時にフラッシュすることはできません。

ライセンスの借用サポートされるすべてのプラットフォームでライセンスの借用を行うと、ライセンスサーバーに接続せずに、Creo Elements/Pro アプリケー ションをクライアントで使用できるようになります。ライセンスサーバーは、FLEXnet Publisher 10.8.6.2 以降を実行中であり、ライセンスパッ クバージョン 31 以降を使用している必要があります。ライセンスの借用 によって、次の操作を実行できます。

A-12 Installation and Administration Guide 日本語版

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• 使用可能なライセンスのプールから選択する

• ライセンスの有効期限を指定する

• 設計プロジェクトと製造プロジェクトに対してリモートで作業する

ライセンスの借用を可能にするには、ライセンスファイルのフィーチャー行に借用キーワードを挿入します。ライセンスの設定は、ライセンス管理を介さずに、ライセンスサーバー上で行うことができます。詳細については、FLEXnet Licensing End User Guide を参照してください。ラ イセンス借用のキーワードが挿入されたライセンスファイルの例を次に示します。

ライセンス借用の開始

ライセンスの借用を開始するには、以下を実行します。

• ¥<Creo ロードポイント >¥bin ディレクトリで使用可能なバッチ ファイルを実行する

• FLEXnet Licensing End User Guide の説明に従って、ライセンスを借用 するためのコマンドライン引数を指定する

proe_borrow.bat ファイルの使用

適切な PTC ライセンスサーバーに接続し、proe_borrow.bat ファイル を使用してライセンスの借用を開始します。次の手順に従ってください。

1. ¥<Creo ロードポイント >¥bin ディレクトリに移動し、Windows で proe_borrow.bat を実行します。UNIX の場合、このファイルの 名前は proe_borrow です。このファイルを実行すると、起動コン

INCREMENT PROE_FLEX3C ptc_d 31.0 01-nov-2008 1 ¥

BC24AFC5B76BB74C9366 VENDOR_STRING="VSVER=2.0 ¥

LO=(0,3,6,7,10,17,32,34,40,45,48,51,55,61,62, ¥

66,69,71,73,77,97,106,108,115,126,127,128,133,135,137, ¥

158,163,188,191,210)" SUPERSEDE vendor_info="VIVER=1.0 EXTERNAL_NAME=" ¥

ISSUER=PTC ISSUED=01-sep-2006 BORROW=264 NOTICE="PTC_customer" ¥

SN=SCN12344,SCN765431 SIGN2="123F 6758 5955 8D78 ¥

F718 4995 3F6F EA5B F56A 2759 6A9A F6B3 773A F2B9 ¥

0F31 0219 EC28 6D28 0345 4971 B5C4 8835 7E88 28A6 ¥

7581 8191 BB82 CB3D 8BF8 8282"

ライセンス管理 ソフトウェア A-13

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フィギュレーションを指定するためのダイアログボックスが表示されます。

2. 「起動コンフィギュレーション」(Startup Configurations) で、必要な 起動コンフィギュレーションを選択します。

3. 借用ライセンスを使用する希望の日数を指定します。

ライセンス借用の開始日は今日の日付であり、 終了日は指定した日 数に基づいて算出されます。

注記

デフォルトの 長借用期間は 5 日間です。環境変数 (LM_BORROW_DURATION=0-14) を使用することで、14 日間まで 延長できます。

4. 「開始」(Start) をクリックして、借用コンフィギュレーションモード で Creo Elements/Pro を起動します。

5. Creo Elements/Pro を起動したら、「ツール」(Tools) > 「フローティ ングオプション」(Floating Options) の順にクリックし、借用ライセ ンスに追加するその他のフローティングオプションを選択します。

6. 借用ライセンスを設定して、必要な借用ライセンスを作成します。

7. Creo Elements/Pro を終了します。

Windows の場合、ライセンスはローカルマシン上でカレントユー ザーのレジストリに作成されます。UNIX の場合、ライセンスは $HOME/.flexlmrc ディレクトリに作成されます。借用ライセンス

A-14 Installation and Administration Guide 日本語版

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に関するすべての情報を含む、LM_BORROW 環境変数が作成されま す。

8. ライセンスサーバーとの接続を解除して、借用ライセンスを使用します。

注記

借用ライセンスには、有効期限が任意の時期に切れる借用コンフィギュレーションが複数含まれる場合があります。借用ライセンスを使用して Creo Elements/Pro を起動するたびに、有効期限 が切れた借用ライセンスファイルがあるかどうかが Creo Elements/Pro によって調べられ、見つかった場合は削除されま す。必要に応じて、ライセンスを再び借用できます。

借用ライセンスのステータスの決定

Ptcstatus を実行すると、借用ライセンスのステータスに関する次の情報 を取得できます。

• 借用されているライセンス

• 各借用ライセンスの有効期限

• ライセンスの借用に使用されるライセンスサーバーの情報

• ローカルの借用ライセンスの情報

ライセンス管理 ソフトウェア A-15

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B lmadmin ライセンス

サーバーマネージャ

この付録には、lmadmin 上の基本的な情報である Web ベースのライセン スサーバーマネージャを含みます。また、lmgrd から lmadmin への移 行に関する情報を提供します。

項目 ページ

lmadmin の概要 B - 2 lmgrd と lmadmin の相違点 B - 2 lmadmin をインストールする前に B - 3 lmadmin のインストール B - 3

B-1

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lmadmin の概要lmadmin は、HTTP 全体の GUI クライアント接続をサポートするライセ ンスサーバーマネージャです。Web ベースのインタフェースを提供しま す。これは、FLEXnet Publisher 9.2 以降のバージョンで作成されたライ センスファイルおよびベンダーデーモンと互換性があります。以下の機能で lmadmin を使用します。

• ユーザーインタフェースからのサーバーコンフィギュレーションおよび管理機能を実行する。

• コンフィギュレーションオプションなしでライセンスサーバーマネージャを起動する。

• ライセンスファイルを編集せずに、ベンダーデーモンとそのライセンスサーバーマネージャを直接設定する。

• 既存のライセンスファイルをインポートする。

• 1 つの lmadmin プロセスで複数のベンダーデーモンをサポートす る。

• ライセンスのステータスを表示する。

• 同じコンフィギュレーションオプションの設定をすべてのセッションに設定する。これで、設定を変更してアプリケーションを再起動したときに、直前の設定が有効になります。

• さまざまなプロセスについて、警告を表示し、ステータスを監視します。たとえば、管理者は lmadmin を設定してライセンスの有効期限 もしくはライセンスが無効であることを示す警告を表示できます。

詳細は、FlexNet Publisher License Administration Guide の「lmadmin ライ センスサーバーマネージャ」の章を参照してください。

lmgrd と lmadmin の相違点lmadmin ライセンスサーバーマネージャは、Web ベースの管理インタ フェースで lmgrd ライセンスサーバーマネージャのすべてのフィー チャーを結合します。この 2 つのライセンスサーバーマネージャの相違 点は次のとおりです。

• lmgrd がコマンドラインのインタフェースを使用する一方、lmadmin はブラウザベースのクライアント接続を HTTP 全体にわたってサ ポートします。

• lmadmin を使用して、同じコンフィギュレーションオプションの設 定をすべてのセッションに設定できます。lmgrd を使用する場合は、 設定はセッションごとに行います。

B-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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詳細は、FlexNet Publisher License Administration Guide の「Migrating from lmgrd to lmadmin」の章を参照してください。

PTC ライセンスサーバーのインストールでは、lmgrd もしくは lmadmin をライセンスサーバーマネージャとして使用できます。次のセクションに表示される指示に従って、lmadmin でライセンスサーバーをインス トールします。

lmadmin をインストールする前にこれまでに lmgrd をライセンスサーバーマネージャとしてインストー ルしたことがない場合は、次のセクションに進みます。すでに lmgrd を インストールしており、lmadmin へ移行したい場合は、移行する前に次 のステップを実行します。

• システムサービスとして設定している場合は、lmgrd サービスを シャットダウンします。

• システムで動作するすべての lmgrd プロセスをシャットダウンしま す。

lmadmin のインストールlmadmin をインストールするには、次の手順を実行します。インストー ル中、いつでも「キャンセル」(Cancel) をクリックできます。

1. ライセンスパックのオンラインコピーを入手し、テキスト (ASCII) ファ イルとして保存します。詳細については、1-3 ページの「ライセンスパックの入手」 を参照してください。

2. プラットフォームに基づいて、ZIP ファイル形式の PTC ライセンス サーバーのインストール実行ファイルをここからダウンロードします。

3. ZIP ファイルのコンテンツをローカルフォルダに解凍します。

lmadmin ライセンス サーバーマネージャ B-3

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4. フォルダをブラウズしてインストールを実行し、PTC.Setup を起動し ます。「PTC License Server」インストールスクリーンが表示されま す。

B-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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5. 「PTC License Server」をクリックして、FLEXnet Publisher のインス トールを開始します。「インストレーションコンポーネントの定義」(Define Installation Components) スクリーンが表示されます。

古い PTC ライセンスサーバーのインストールを lmgrd で解除 していない場合、「PTC License Server」をクリックしたときに、 次のメッセージが表示されます。

「はい」(Yes) をクリックして中止し、インストールされている FLEXnet ライセンスサーバーをインストール解除します。インス

lmadmin ライセンス サーバーマネージャ B-5

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トール解除する前に license.dat やその他のオプションファ イルがバックアップされます。

6. 3-3 ページの「PTC ライセンスサーバーのインストール」 章のステッ プ 4 からステップ 6 を実行して、「インストレーションコンポーネン トの定義」(Define Installation Components) スクリーンのパラメー タを定義します。

7. PTC ライセンスサーバーをインストールします。インストールが完 了すると、次のメッセージが表示されます。

8. 「はい」(Yes) をクリックすると FLEXnet ライセンス管理のウェブイ ンタフェースが開き、ライセンスサーバーの管理に関する設定ができます。「いいえ」(No) をクリックすると設定は後回しになり、メッ セージウィンドウが閉じます。

9. 「終了」(Exit) をクリックしてインストーラを閉じます。

B-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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FLEXnet ライセンス管理者ウェブインタフェースの操作

FLEXnet License Administrator ウェブインタフェースには主要な領域が 2 つあります。ダッシュボード領域と管理領域です。

• ダッシュボード - ライセンスサーバーマネージャの現在の動作と警 告を表示します。

• 管理 - パスワードで保護された領域です。設定するライセンス管理シ ステムを表示します。この領域の情報にアクセスするには、十分な管理者権限が必要です。

FLEXnet License Administrator インタフェースコンポーネントの詳細に ついては、Flexnet License Administrator インタフェースの「ヘルプ」 (Help) ボタンをクリックします。

lmadmin ライセンス サーバーマネージャ B-7

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C システム管理情報

この付録には、システム管理ユーティリティとマシンのコンフィギュレーション設定を含めた一般的なシステム管理情報が記載されています。

項目 ページ

テンポラリディレクトリ C - 2システム管理ユーティリティ C - 2マシンに固有の設定 C - 4サポートされるグラフィックモード C - 5プロッタに関する一般情報 C - 7UNIX での DVD-ROM のロードとマウント C - 8ライブラリのインストール C - 10ModelCHECK Metrics ツールの使用 C - 12Creo Elements/Pro におけるフォントの使用 C - 24フォント定義 C - 30AVI 圧縮コーデック (Windows のみ ) C - 47ポータブルドキュメントフォーマットへのデータのエクスポート C - 48ブラウザ要件への適合 C - 48Creo Elements/Pro ブラウザ内での PDF ファイルのオープン C - 50Creo Elements/View Express の設定 C - 52Windows エクスプローラを使用した Creo Elements/Pro オブジェクトのオープン C - 53JavaScript のセキュリティ C - 55Creo Elements/Pro でのデジタル著作権管理 C - 55

C-1

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テンポラリディレクトリCreo Elements/Pro では、Creo Elements/Pro 部品を格納するのに、シス テム環境で定義されるテンポラリディレクトリが使用されています。Creo Elements/Pro の実行前に、Creo Elements/Pro 起動ウィンドウでテ ンポラリディレクトリ環境変数を設定して、テンポラリディレクトリの位置を修正できます。Windows システムでは、この環境変数は TMP で す。UNIX システムでは、この環境変数は TMPDIR です。

システム管理ユーティリティこのセクションでは、Creo Elements/Pro と FLEXnet Publisher ユーティ リティについて簡単に説明します。次の 2 つのテーブルにリストされた ファイルは、Creo Elements/Pro と FLEXnet Publisher ユーティリティ で、インストレーションディレクトリの bin ディレクトリにインストー ルされます。UNIX システムでは、シンボリックリンクは、これらのファ イルからユーザー指定のディレクトリにリンクされます。詳細については、FLEXnet Licensing End User Guide を参照してください。

Creo Elements/Pro ユーティリティ

ライセンスサーバー起動時に、¥<Creo ロードポイント >¥bin ディレク トリから次にリストされている Creo Elements/Pro コマンドを実行でき ます。ロードポイントはソフトウェアがインストールされたディレクトリです。

コマンド 機能

ptchostid FLEXnet Publisher ライセンスコードに使用される必要なフォーマットと一緒 に PTC ホスト ID を返します。

creo Creo Elements/Pro を実行します。ユーザー定義が可能です。

ptcflush ライセンスを解除します。ネットワークに問題が生じた場合これが必要となります。以前は proflush と呼ばれていました。

ptcsetup PTC.Setup をディスクから実行します。これによって、PTC.Setup を DVD-ROM から実行せずに既存のインストレーションを再構成できます。bin ディレクト リ内のこのコマンドはインストール中に作成されます。ptcsetup は修正や再 設定時にのみ使用します。PTC ソフトウェアはインストールできません。

ptcstatus 現在使用中および利用可能なライセンスの情報を表示します。

C-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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FLEXnet Publisher ユーティリティ

次に示す FLEXnet Publisher のコマンドは、ライセンスサーバーの実行時 に ¥<FLEXnet ロードポイント >¥flexnet¥bin ディレクトリから実行 できます。

Lmtools ユーティリティ (Windows のみ )FLEXlm 7.0 以降を使用すると、Windows プラットフォームでのみ、 lmtools.bat プログラムはライセンスサーバーのインストレーション ディレクトリに追加されます。lmtools.bat プログラムは、「スタート」 > 「プログラム」 > 「PTC License Server tools」メニューによって起動さ れる PTC ライセンス管理ツールユーティリティを実行します。このユー ティリティの機能には、「Start/Stop/ReRead」タブを使用したライセンスサーバーの起動と停止が含まれます。

コマンド 機能

lmtools PTC ライセンス管理ツールユーティリティlmtools.batを Windows システムでのみ実行します。機能には、FLEXnet Publisher サービスの カスタマーコンフィギュレーション、lmgrd ライセンスサーバーの開始 と停止、サーバーとライセンス状況をはじめ診断ツールが含まれます。Windows システムで、「スタート」 > 「プログラム」 > 「PTC ライセン ス管理ツール」(PTC License Management Tools) で作成される ショートカットアイコンで、Lmtools グラフィカルユーザーインタ フェースが開始されます。lmutilスクリプトでは、UNIX ユーザー用 のテキストベース形式の同じ情報が提供されます。

lmutil サーバーとライセンスの状況を調べるためのオプションの引数を提供します。FLEXnet Licensing End User Guide を参照してください。

ptcshutdown ライセンスサーバーマシンの管理メンテナンスのためにライセンスサーバープロセスをシャットダウンします。Windows システムでは、 FLEXnet コントロールパネル (Control Panel) を使用していても、ライ センスサーバープロセスは中止できます。

ptcstartserver ライセンスサーバープロセスを開始します。Windows システムでは、 FLEXnet コントロールパネル (Control Panel) を使用していても、ライ センスサーバープロセスを開始できます。FLEXnet Licensing End User Guide の「License Administration Tools」( ライセンス管理ツール ) を参照してください。

システム管理情報 C-3

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マシンに固有の設定次のセクションでは、Sun Microsystems 社製マシンで PTC ソフトウェア を実行するためのマシンの設定変更について説明します。詳細については、www.sun.com/technical-computing/ISV/PTCFaq.html を参照して ください。

オーバーレイ画面

オーバーレイ画面を使用するには、Creator3D または Elite3D グラフィッ クアダプターが必要になります。また、オーバーレイビジュアルがデフォルトのビジュアルに設定されている必要があります。次のコマンドを使用します。

ffbconfig -propt

オーバーレイがデフォルトに設定されるかを決定します。オーバーレイがデフォルトのビジュアルに設定されていない場合、オーバーレイをデフォルトに設定する必要があります。

オーバーレイビジュアルをデフォルトビジュアルに設定するには

1. コマンドウィンドウで、設定するマシンに root としてログインしま す。

2. 次のコマンドを入力します。

ffbconfig -defoverlay true

3. コマンドターミナルから root としてログアウトし、セッションマ ネージャを再起動します。

ガンマ補正値の設定

SUN 社製ワークステーションにインストールした Creo Elements/Pro で は、デフォルトのカラーが色あせて見える場合があります。これを修正するには、<ロードポイント >/bin ディレクトリの set_solaris_gamma スクリプトを実行します。set_solaris_gamma スクリプトを実行する と、グラフィックカードの補正値が 1.5 からデフォルト値の 2.20 に設定さ れます。

C-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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サポートされるグラフィックモードCreo Elements/Pro は次のグラフィックモードで実行できます。

• X Windows

• GDI

• OpenGL

• Direct3D 10

プラットフォーム固有のグラフィック環境を指定するには、コンフィギュレーションオプション graphics を opengl、x_windows、win32_gdi、 または d3d に設定します。デフォルト値は opengl です。

Creo Elements/Pro のグラフィックサポートについては、次の場所にある 「PTC Hardware Configuration Notes」(PTC ハードウェア構成上の注意 ) を参照してください。 www.ptc.com/WCMS/files/77552/en/proewf5.pdf

X Windows 環境での Creo Elements/Pro の使用

UNIX X Windows 環境における Creo Elements/Pro の使用についての説 明を次に示します。

サポートされるディスプレイ装置

Creo Elements/Pro は、Sun Microsystems 社製コンピュータの X Windows 環境で動作します。

「ノードロックライセンス」(Node-locked License) オプションが使用さ れる場合、ディスプレイ装置にはライセンスと同じマシンを使用します(X- クライアント Creo Elements/Pro や X- サーバーはライセンスと同じ マシン上で実行される必要があります )。

ただし、フローティングライセンスが使用される場合には、ディスプレイ装置と Creo Elements/Pro のライセンスマシンは別々でも実行可能で す。この場合、ディスプレイ装置だけが、使用可能なライセンス総数に対する 1 ユーザーとして数えられます。

X ターミナルをディスプレイ装置として使用することも可能です。この 場合、ディスプレイターミナルに Creo Elements/Pro が正しく表示され ることを確認する必要があります。

リモートコンピュータ上での実行

フローティングライセンスコンフィギュレーションでは、上記のコンピュータはすべて X- ディスプレイ装置として使用できます。Creo Elements/Pro と X サーバーを別々のマシンで実行するには、ハードウェ アベンダーの指示に従ってください。

システム管理情報 C-5

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リモートシステム上の Creo Elements/Pro を起動するには

1. X サーバーで、ウィンドウを開いて xhost+ を設定します。

2. X サーバーから Creo Elements/Pro を実行するマシンにリモートロ グインします。

3. リモートマシンで次のようにタイプ入力します。

csh が使用されている場合

setenv DISPLAY <X サーバーのマシン名 >:0

sh が使用されている場合

DISPLAY=<X サーバーのマシン名 >:0 export DISPLAY

4. Creo Elements/Pro を起動します。

X ターミナルのパス名とコマンド

X Windows 環境で Creo Elements/Pro を実行する場合、リレーションを 編集したり、データム点配列を入力するためにシステムのウィンドウをオープンするのに使用される X Windows のターミナルエミュレーター コマンドが必要になります。絶対パス名やコマンドのシステムへの入力が必要です。たとえば、Solaris のコマンドは shelltool になります。パ スと名前を「/bin/shelltool」のように入力します。

次のコンフィギュレーションファイルオプションを使用してください。

terminal_command_path_and_name

OpenGL のサポート

同じ UNIX オペレーティングシステムを使用する 2 台のコンピュータ間 で作業する場合にのみ、OpenGL のリモート表示を有効にして、Creo Elements/Pro を起動することができます。これらの両方のコンピュータ で同じバージョンの OpenGL ライブラリを実行することをお勧めしま す。同じ UNIX オペレーティングシステムが搭載された 2 台のコンピュー タで OpenGL ライブラリのバージョンが異なる場合、Creo Elements/Pro の起動には OpenGL ではなく X Windows が使用されます。この場合、 Creo Elements/Pro の起動ウィンドウに、パフォーマンスが影響を受ける 可能性があることを警告するメッセージが表示されます。

注記

• OpenGL のリモート表示は、Creo Elements/Pro を実行すること を認証されたプラットフォームでのみ可能です。

• OpenGL をリモートで使用するには、ファストイーサネット接続 を使用してください。こうすることにより、選択前ハイライトや

C-6 Installation and Administration Guide 日本語版

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スケッチャーなどのグラフィック操作のパフォーマンスが向上します。

Windows の場合、コンフィギュレーションオプション use_software_opengl を yes に設定して、OpenGL アプリケーショ ンを、お使いのマシン上でローカルに起動します。グラフィックカードに関連する問題に対処するため、WIN32_GDI の代わりにこのコンフィ ギュレーションオプションを使用することをお勧めします。

Direct3D 10 のサポート

Windows Vista オペレーティングシステムでは、Direct3D 10 グラフィッ クモードで Creo Elements/Pro を実行できます。このモードで Creo Elements/Pro を実行するには、コンフィギュレーションオプション graphics の値を d3d に設定します。Direct3D 10 は、3 次元グラフィッ クスを正確に描画するための、Microsoft から提供されている API です。

プロッタに関する一般情報PTC では、プロッタフォーマットでプロットファイルを書くソフトウェ アを提供しています。プロットコマンドは、config.pro ファイルで指定できます。ただし、物理的な接続は、ハードウェアとシステムソフトウェアを専門とするコンピュータベンダーとプロッタベンダーによって設定されます。ハードウェアの構成により、異なるシステムソフトウェアの設定が必要になる場合があります。

たいていの場合、プロッタの接続は RS232 ケーブルを使用し、null modem 設定 (2 番、3 番ピンがリバース、7 番ピンがグランド ) で行われ ます。この場合、コンピュータとプロッタの通信は xon および xoff とな ります。UNIX では通常、/etc/printcap を設定し、UNIX に接続方式 を知らせる必要があります。一般的な printcap の入力項目は次のとおり です。

hp7585|plotter|hp:¥

:lp=/dev/ttyb:sd=/usr/spool/lpd:br#9600:¥

:sf:pl#0:pw#0:mx#0:sh:lf=/usr/adm/lpd-errs:

設定が困難である場合は、ユーザーのハードウェアベンダーのカスタマーサポートにご連絡ください。

注記

Creo Elements/Pro は HPIB インタフェースをサポートしません。

システム管理情報 C-7

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UNIX での DVD-ROM のロードとマウントほとんどの UNIX システムでは、DVD-ROM が DVD-ROM ドライブに ロードされた後で自動的にマウントされます。自動的にマウントされないマシンをお使いの場合は、DVD-ROM をローカルまたはリモートで ロードおよびマウントする方法について、次のセクションをお読みください。

注記

Sun Microsystems 社製ハードウェア上での PTC 製品の実行方法に 関しては、Web サイト (www.sun.com/technical-computing/ISV/PTCFaq.html) を参照し てください。このサイトでは、config.pro ファイルを編集して、 Creo Elements/Pro フォントを調整する方法についても記載されて います。

Sun Solaris では、次の場合に、DVD-ROM をマウントした後でそれ を解除することはできません。

• CDE ファイルマネージャを使用して PTC.Setup を起動している 場合

• PTC.Setup のヘルプが開いている場合

DVD-ROM ドライブの SCSI ID の指定

DVD-ROM ファイルシステムを UNIX ワークステーションにマウントす る際、DVD-ROM ドライブの SCSI ID の指定が必要になります。すでに DVD-ROM ドライブの SCSI ID がわかっている場合、次の「DVD-ROM のロードとマウントをローカルで行うには」のセクションに進んでください。外付けの DVD-ROM ドライブの場合、SCSI ID は DVD-ROM ドラ イブの背面に記載されています。1 桁のスイッチを探してください。表示 番号は SCSI ID 番号です。

サポートされるシステムやプラットフォームに関する情報は「HardwareConfiguration Notes」( ハードウエア構成上の注意 ) を参照してください。

DVD-ROM のロードとマウントをローカルで行うには

1. DVD-ROM ドライブの電源を入れて DVD-ROM を挿入します。

2. /dvdrom ディレクトリが存在しない場合、mkdir /dvdrom コマン ドを使用して作成します。

3. 次のコマンドを使用して DVD-ROM ドライブをマウントします。

mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t6d0s0 /dvdrom

ここで、c0t6d0s0 は DVD-ROM が接続されているワークステー ションによって異なります。

C-8 Installation and Administration Guide 日本語版

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DVD-ROM のロードとマウントをリモートで行うには注記

DVD-ROM ドライブは NFS バージョン 2 を使用してマウントする必 要があります。NFS3 がサポートされるワークステーションでは、 NFS2 を使用するには、マウントコマンドに追加の引数を追加しま す。

1. DVD-ROM ドライブが接続されたリモート UNIX システム上に DVD-ROM をロードし、マウントします。「DVD-ROM のロードとマ ウントをリモートで行うには」のセクションに記載されている手順を使用します。

2. UNIX システムでローカル UNIX ワークステーションから DVD-ROM にアクセスできるようにするには、その前に DVD-ROM ファイルシス テムをエクスポートする必要があります。ローカル UNIX ワークス テーションでファイルに 1 行を追加し、場合によってはコマンドを実 行する必要があります。次の表を参照してください。

3. 次の表で Sun Solaris プラットフォームの「編集するファイル」列に 示されているファイルに行を追加します。ファイルを編集するには書き込み権が必要になります。

4. 変更を加えた後で、必要に応じて、「コマンド」列のコマンドを実行します。

5. /dvdrom ディレクトリがローカル UNIX ワークステーションに存在 しない場合は、次のコマンドを使用して作成します。

mkdir /dvdrom

6. DVD-ROM マウントディレクトリをリモートの UNIX システムから ローカルワークステーションにマウントします。次の表に示す Sun Solaris プラットフォーム用のコマンドを実行します。コマンドで、 <ノード >を DVD-ROM ドライブの接続先であるリモート UNIX シ ステムの名前で置き換え、<DVD マウント >をリモート UNIX シス テム上で使用される DVD-ROM マウントディレクトリで置き換えま す。

プラットフォーム 編集するファイル 追加する行 コマンド

SUN /etc/dfs/dfstab share -F nfs -o ro /dvdrom

shareall

プラットフォーム リモートマウントコマンド

SUN1mount -o ro,hard <ノード >:<DVD マウント > /dvdrom

システム管理情報 C-9

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1. リモートマウントされた DVD-ROM から PTC.Setup を使用するときに問題が起こる場合は、このコマンドを使用して、SUN システムのリモート DVD-ROM を再マウントできます。 mount -o ro,hard,vers=2 <ノード >:<DVD マウント > /dvdrom

ライブラリのインストール一部のアプリケーションには、モデルで使用されるモデルやテクスチャのライブラリが備わっています。Creo Elements/Pro の場合は、「電気シ ンボル」(Electrical Symbol)、「配管と熱機器シンボル」(Piping and Heating Symbol)、グラフィックライブラリを除いたすべてのライブラリは、CreoElements/Pro インストールディレクトリにインストールされる必要が あります。この共通インストールディレクトリには、次のサブディレクトリが各ライブラリ用に自動的に作成されます。

• Objlib - ベーシックライブラリ

• Connlib - コネクタライブラリ

• Fittinglib - パイプ継ぎ手ライブラリ

• Hmflib - 人間工学ライブラリ

• Mfglib - ツーリングライブラリ

• Moldlib - モールドベースライブラリ

注記

「電気シンボル」(Electrical Symbol) ライブラリと「配管と熱機器 シンボル」(Piping and Heating Symbol) ライブラリは、Creo Elements/Pro インストールディレクトリの symbols ディレク トリ内の library_syms というディレクトリにインストールす る必要があります。

インストレーションを更新している場合、選択したインストールディレクトリに、保存する必要があるモデルが一切含まれないことを確認します。更新インストール時に、インストールディレクトリで入力するライブラリファイルが検出されて、インストールするライブラリの現行バージョンで置換されます。そのため、既存のライブラリインストレーションを更新する場合は、更新前にそれをバックアップしておく必要があります。

ライブラリをインストールするには

1. PTC.Setup をライブラリ DVD-ROM で起動して、ソフトウェアコン ポーネントのリストからライブラリ名を選択します。

2. 「次」(Next) をクリックし、ライブラリをインストールすることを確 認します。

3. 「次」(Next) をクリックします。

C-10 Installation and Administration Guide 日本語版

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4. 次のパラメータを指定します。

– 「インストール先フォルダ」(Destination Folder) - デフォルトの インストールディレクトリが指定されています。

注記

新規インストールの場合、入力するディレクトリは新規のディレクトリである必要があります。既存のインストールディレクトリを指定する場合は、PTC.Setup はそのディレクトリでソフ トウェアを更新します。メインのインストールディレクトリの下のサブディレクトリ ( たとえば、C:¥ptc¥libraries) を指 定してください。

– 「インストールする機能」(Features to Install) で、各コンポーネ

ントの前の をクリックし、次の情報を指定します。

「製品機能」(Product Features) - 適切なコンポーネントの横の

をクリックして、インストールするコンポーネントを選

択します。リストから次のコマンドのうち 1 つを選択します。

「この機能をインストール」(Install this feature) - コンポーネン トをインストールします。

「この機能をインストールしない」(Do not install this feature) - コンポーネントをインストールしません。

「プラットフォーム」(Platforms) - インストールに使用するプ ラットフォームを選択します。マシンのアーキテクチャが自動的に検出され、デフォルトのプラットフォームとして選択されます。

「言語」(Languages) - 必要な言語を選択します。

5. コンポーネントを選択して、「インストール」(Install) をクリックし ます。「インストレーション進行状況」(Installation Progress) スク リーンにインストールのステータスが表示されます。次の操作のうち1 つを行うこともできます。

– インストールをキャンセルするには、「キャンセル」(Cancel) を クリックします。

– 情報を確認するには、「戻る」(Back) をクリックします。

インストールされたライブラリファイルへアクセスするには、さらに設定が必要になります。

システム管理情報 C-11

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ModelCHECK Metrics ツールの使用ModelCHECK Metrics ツールは、データの品質、規格、 適な方法を追 跡するための Web ベースのユーティリティです。このツールは ModelCHECK からの集計ファイル出力を使用して、品質の傾向性を計測 し、ModelCHECK の解析結果をグラフィック表示できます。特別なライ センスは必要ありませんが、管理者はツールをインストールする際にCreo Elements/Pro のライセンスと実行ファイルを必要とします。

注記

PTC.Setup ユーティリティを使用して Metrics ツールをインストー ルすることはできません。

ModelCHECK Metrics ツールを使用して次の操作を実行できます。

• 高次元の設計トレンドを生成する。

• チェック、エラー、警告に基づいた品質目標を定義する。

• これらのチェックのエラーと警告の数を監視およびハイライトするための重要なチェックを定義する。

• 失敗したチェックのレポートを生成する。

• 各チェックに基づいて品質目標を定義し、目標の進捗をハイライトする。インジケータを使用して結果を評価する。ユーザー、ユーザーグループ、または組織ごとに結果を表示する。

• データの品質を向上させるための規格と 適な方法を適用する。

• ユーザーの経験レベルを特定の色分けによって指定する。

• ModelCHECK Metrics ツールのナビゲート中にユーザーに表示され る概要情報を定義する。

• 情報をチャートとグラフとして定期的に表示する。

• 特定の ModelCHECK エラーが発生するモデルの品質を監視する。

• 十分なトレーニングとソリューションを提供することによって問題を解決する。

C-12 Installation and Administration Guide 日本語版

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詳細については、ヘルプセンターで ModelCHECK のオンラインヘルプ を参照してください。

システム管理情報 C-13

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インストール要件

ワークステーションまたはサーバーでサポートされているコンフィギュレーションを使用している場合、Windows と UNIX の両方に ModelCHECK Metrics ツールをインストールできます。サポートされて いるプラットフォームについては、 www.ptc.com/WCMS/files/77552/en/proewf5.pdf を参照してくださ い。このツールにアクセスするために ModelCHECK を実行する必要は ありません。Metrics ツールの情報にアクセスするには、Web サーバーが 必要です。Metrics ツールをインストールして起動した後で、Mozilla 1.6 以降または Internet Explorer 6.0 を使用して ModelCHECK の結果を閲覧 できます。

ModelCHECK Metrics ツールのインストール方法

ModelCHECK Metrics ツールをインストールするには、Tomcat サーバー をインストールして設定し、正しいコンテキストコンフィギュレーションファイルを作成し、Metrics ツールを配備します。インストールを開始 する前に次の手順を実行してください。

• ローカルインストールを介して j2sdk-1_4_2_xx をインストール するか、www.java.sun.com からダウンロードします。

• Tomcat for Java Web Services Developer Pack をローカルインストー ルまたは www.java.sun.com からインストールします。

• 環境変数 CATALINA_HOME を Tomcat がインストールされている 上位ディレクトリ tomcat50-jwsdp に設定します。この環境変数 は、Tomcat のインストールディレクトリを指定し、情報をサーバー に送信します。

• JAVA_HOME を j2sdk-1_4_2_xx のインストールディレクトリに設 定して Tomcat に Java のパスを指示します。この変数を正しく設定 しない場合、Tomcat は Java サーバーページを正しく処理できませ ん。

注記

この変数は bin サブディレクトリではなく、Java Development Kit (JDK) のインストールディレクトリに設定する必要がありま す。

• ModelCHECK Metrics ツールに保存されて表示されるチャートとグ ラフを表示するため、Web サーバーをインストールします。Internet Information Services (IIS) を使用することも、www.apache.org から Web サーバーをダウンロードすることもできます。

C-14 Installation and Administration Guide 日本語版

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Tomcat サーバーを起動して Metrics ツールを配備する方法

Tomcat サーバーをインストールした後で、ファイル tomcat50-jwsdp¥conf¥tomcat-users.xml で Metrics ツールにア クセスするために必要な設定がすべて行われていることを確認します。tomcat-users.xml のサンプルファイルを次に示します。

<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?> <tomcat-users> <role rolename="tomcat"/> <role rolename="role1"/> <role rolename="manager"/> <role rolename="admin"/> <user username="tomcat" password="tomcat" roles="tomcat"/> <user username="both" password="tomcat" roles="tomcat,role1"/> <user username="role1" password="tomcat" roles="role1"/> <user username="admin" password="admin" roles="admin,manager"/> </tomcat-users>

上記のサンプルファイルでは、Tomcat Web Server Administration Tool がロールを定義しています。

1. tomcat50-jwsdp¥bin¥startup.bat を使用して Tomcat を起動 します。

2. ブラウザを開き、http://<マシン名 >:port/admin と入力します。こ こで、マシン名は Tomcat がインストールされているマシンの名前で す。

3. 次のスクリーンで、ユーザー名を指定し、パスワードとして admin と入力します。

4. Tomcat Web Server Administration Tool を使用して、Metrics ツー ルに使用するデータベースの詳細を設定してデータソースを新規作成し、変更を保存します。Metrics ツールのデータベースとして、 Oracle または MSAccess を使用します。

注記

新しいデータソースの情報は、Metrics ツールの配備に使用され る new_admin.xml ファイル内の情報と一致している必要があ ります。

5. Metrics ツールの配備を有効にするためのコンテキストコンフィギュ レーションファイル (new_admin.xml) が作成されていることを確 認します。詳細については、コンテキストコンフィギュレーションファイルを参照してください。

システム管理情報 C-15

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6. 「Tomcat Web アプリケーションマネージャ」(Tomcat Web Application Manager) ウィンドウの「配備」(Deploy) エリアで、コンテキストコ ンフィギュレーションファイル (new_admin.xml) および WAR ファ イル (new_admin.war) へのパスを指定します。

7. 「配備」(Deploy) をクリックして Metrics ツールを起動します。

8. ブラウザを開きます。Metrics ツールを配備するサーバーの名前とと もに、ポート、およびツール名として new_admin を指定します。

注記

ツールの名前は自由に指定できます。ただし、指定したツール名は、コンテキストコンフィギュレーションファイルで指定されている名前と一致する必要があります。

コンテキストコンフィギュレーションファイル

new_admin.xmlファイルは ModelCHECK Metrics ツールを配備するた めのコンテキストコンフィギュレーションです。new_admin.xml ファ イルと new_admin.war ファイルは次のディレクトリに保存されていま す。

$PTCSRC/modchk/mc_admin/new_admin/dist/

new_admin.xml ファイルでイメージディレクトリへのパスを指定する必要があります。生成されたグラフはイメージディレクトリに保存されます。new_admin.xml ファイル内の Imagedir の値は、Web サーバー コンフィギュレーションファイル内の変数 DocumentRoot の値と同じ

パラメータ名 説明

dbname データベース名

dbtype データベースのタイプ (Oracle や MSAccess など )

adminserver Metrics ツールのサーバーのマシン名

Adminport Metrics ツールのサーバーのポート番号タイ プ

Imagedir イメージディレクトリへのパス

ImagedirLink グラフが格納されるイメージディレクトリへのリンク

collect_mc_db_interval ModelCHECK データベースが更新される間 隔 ( 単位 : 時間 ) ( 最小 1 時間 )

C-16 Installation and Administration Guide 日本語版

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である必要があります。コンテキストコンフィギュレーションファイルの例を次に示します。

<Context path="/new_admin" docBase="new_admin.war" debug="5" reloadable="true" crossContext="true" privileged="true">

<Resource name="jdbc/mcadmin" scope="Shareable" type="javax.sql.DataSource" />

<ResourceParams name="jdbc/mcadmin">

<parameter>

<name>maxWait</name>

<value>50000</value>

</parameter>

<parameter>

<name>maxActive</name>

<value>100</value>

</parameter>

<parameter>

<name>password</name>

<value>yourpass</value>

</parameter>

<parameter>

<name>url</name>

<value>jdbc:oracle:thin:@machine1:1521:mcadmin</value>

</parameter>

<parameter>

<name>driverClassName</name>

<value>oracle.jdbc.driver.OracleDriver</value>

</parameter>

<parameter>

<name>maxIdle</name>

<value>100</value>

</parameter>

<parameter>

<name>username</name>

<value>yourpass</value>

</parameter>

</ResourceParams>

<ResourceLink name="jdbc/mcadmin" global="mcadmin" />

システム管理情報 C-17

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上記のファイルでは、Imagedirの値は d:¥projects¥mcadminwork¥admingraphs です。したがって、Web サーバーとして Apache を設定した場合、DocumentRoot の値は d:¥projects¥mcadminwork になります。

Metrics ツールのデータベース

Web ベースの ModelCHECK Metrics ツールは、各セッションの後に ModelCHECK が書き込む集計ファイルに基づいて、グラフとレポートを 生成します。ModelCHECK データベースを初期化するには、次のデータ ベーステーブルを作成する必要があります。

• mc_database

• trng_database

• user_database

Oracle または MSAccess を使用してデータベーステーブルを作成します。 さらに、処理済みのファイル用に processedfiles という名前のデータ ベーステーブルを作成する必要があります。これらの processedfiles に よって、.txt 集計ファイルからデータベーステーブルにデータが正しく 設定されます。これによってエントリの重複が防止され、データベーステーブルが 新に維持されます。

$PTCSRC/modchk/mc_admin/new_admin/dist/ にあるコマンド行 ユーティリティ create_mcadmin_db.jar を使用して、データベース テーブルに .txt 集計ファイルの情報を設定できます。このユーティリ ティは集計ファイル内のデータを読み込んで解釈し、関連データベーステーブルを自動的に更新します。集計ファイルの各行は、対応するデータベーステーブルに適宜取り込まれます。データベーステーブル内で同じ情報が繰り返されないように、.txt 集計ファイルの名前と、関連データベー ステーブルにファイルの内容が取り込まれた日付も processedfiles

<Manager className="org.apache.catalina.session.PersistentManager" debug="0" saveOnRestart="false" maxActiveSessions="-1" minIdleSwap="-1" maxIdleSwap="-1" maxIdleBackup="-1">

<Store className="org.apache.catalina.session.FileStore" />

</Manager>

<Parameter name="dbname" value="mcadmin" />

<Parameter name="dbtype" value="oracle" />

<Parameter name="adminserver" value="machine1" />

<Parameter name="adminport" value="80" />

<Parameter name="imagedir" value="d:¥projects¥mcadminwork¥admingraphs" />

<Parameter name="imagedirLink" value="admingraphs"/>

</Context>

C-18 Installation and Administration Guide 日本語版

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データベーステーブルに同時に書き込まれます。processedfiles テー ブルの例を次に示します (Oracle での構文 ):

CREATE TABLE processedfiles

(filename VARCHAR(256),

mergedate DATE);

INSERT INTO processedfiles VALUES('jsmith_200503091600.txt', to_timestamp('2002-01-11 11:14:07','YYYY-MM-DD HH24:MI:SS'));

create_mcadmin_db.jar を使用したデータベーステーブルの更新

1. CLASSPATH 環境変数を、次のように create_mcadmin_db.jar ファイ ルのパスに設定します。

set CLASSPATH=<file_1 へのパス >;<file_2 へのパス > (Windows) または

setenv CLASSPATH .:<file_1 へのパス >:<file_2 へのパス > (UNIX)

例 :

– Windows では、次のコマンドを使用します。

set CLASSPATH=d:¥wildfire¥modchk¥mc_admin¥new_admin¥dist¥create_mcadmin_db.jar; d:¥wildfire¥modchk¥mc_admin¥new_admin¥dist¥ classes111.jar

– UNIX では、次のコマンドを使用します。

setenv CLASSPATH .:/usr2/wildfire/classes111.jar:/usr2/wildfire/ create_mcadmin_db.jar

注記

クラス 111.jar ファイルは、Oracle データベースが使用される 際に手動で create_mcadmin_db.jar ユーティリティを実行 する必要があります。

2. 次のコマンドを使用して、 user_database テーブルを更新します。

<java ホーム > <user_database を更新するクラス名 > <デー タベースタイプ > <データベースドライバ > <データベース url> <ユーザー名 > <パスワード > <CSV ファイルへのパス >

システム管理情報 C-19

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CSV ファイルには、次のサンプル情報と構造が含まれます。

usr1,Devid,Boon,K,CADQA,23453,3380,09-04-2000,QA,d:¥projects¥devid usr2,Alan,Donald,Y,CADDESIGN,23367,3181,10-02-2000,DESIGN,d:¥projects¥alan

注記

上記のコマンドは、手動で実行する必要があります。このコマンドを実行すると、user_database テーブルが CSV ファイルか らの情報で更新されます。

例 :

– Oracle データベースには、次のコマンドを実行します。

$JAVA_HOME/bin/java com.ptc.usersdb.McUsersCreator oracle oracle.jdbc.driver.OracleDriver jdbc:oracle:thin:@machine1:1521:admin user1 userpass d:¥wildfire¥user.txt

– Microsoft Access データベースには、次のコマンドを実行します。

$JAVA_HOME/bin/java com.ptc.usersdb.McUsersCreator msaccess sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver jdbc:odbc:admin user1 userpass d:¥wildfire¥user.txt

user_database テーブルの例を次に示します。

3. 次のコマンドを使用して、mc_database テーブルを更新します。

<java ホーム> <mc_database を更新するクラス名> <データベー スタイプ > <データベースドライバ > <データベース url> <ユー ザー名 > <パスワード >

注記

• new_admin.war ファイルが配置されたときに、mc_database テーブルが自動的に更新されます。詳細については、Tomcatサーバーを起動して Metrics ツールを配備する方法を参照し てください。必要な場合、上記のコマンドを手動で実行することもできます。いずれの場合も、user_database テーブ ルで指定された場所で、mc_database テーブルがすべての集 計ファイルからの情報で更新されます。

• 各集計ファイルが処理されるにつれて、その名前が processedfiles テーブルに追加されます。

C-20 Installation and Administration Guide 日本語版

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例 :

– Oracle データベースには、次のコマンドを実行します。

$JAVA_HOME/bin/java com.ptc.metricsdb.McMetricsCollector oracle oracle.jdbc.driver.OracleDriver jdbc:oracle:thin:@machine1:1521:admin user1 userpass

– Microsoft Access データベースには、次のコマンドを実行します。

$JAVA_HOME/bin/java com.ptc.metricsdb.McMetricsCollector msaccess sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver jdbc:odbc:admin user1 userpass

mc_database テーブルの例を次に示します。

processedfiles テーブルの例を次に示します。

集計データベース

集計データベース mc_database から、ModelCHECK データのグラフと レポートを生成できます。

mc_database テーブルに保存されるデータフィールドは次のとおりで す。

• UserId - ユーザー ID

• date_n_time DATE - 日付と時刻

• mdlname - モデル名

• mdltype - モデルタイプ

• checktag - チェックタイプ

システム管理情報 C-21

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• chkstat - チェックステータス

• info1 - 情報

• mcmode - ModelCHECK モード

mc_database テーブルの例を次に示します (Oracle での構文 ):

CREATE TABLE mc_database (UserId VARCHAR(256), date_n_time DATE, mdlname VARCHAR(256), mdltype VARCHAR(5),

checktag VARCHAR(256), chkstat VARCHAR(10), info1 VARCHAR(256), mcmode VARCHAR(20));

INSERT INTO mc_database VALUES('jsmith', to_date('03-04-2005 11:14:07','MM-DD-YYYY HH24:MI:SS'), 'rim.prt','PRT', 'BURIED_FEAT', 'ERR', 'Feature id 8','Interactive');

詳細については、ヘルプセンターで ModelCHECK のオンラインヘルプ を参照してください。

トレーニングデータベース

トレーニングデータベース trng_database から、ModelCHECK ユー ザーのトレーニングに関連するグラフとレポートを生成できます。 trng_database テーブルに保存されるデータフィールドは次のとおりです。

• UserId - ユーザー ID

• CourseId - トレーニングコース ID

• CourseName - トレーニングコース名

• CourseDate DATE - トレーニングコースの日付

• provider - トレーニングコースのプロバイダ

• instructor - トレーニングのインストラクタ名

• location - トレーニングコースの開催場所

• cost - トレーニングへの投資総額

• grade - 成績

C-22 Installation and Administration Guide 日本語版

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trng_database テーブルの例を次に示します (Oracle での構文 ):

CREATE TABLE trng_database (UserId VARCHAR(256), CourseId VARCHAR(256), CourseName VARCHAR(256), CourseDate DATE, provider VARCHAR(256), instructor VARCHAR(256), location VARCHAR(256), cost VARCHAR(256), grade VARCHAR(256));

INSERT INTO trng_database VALUES('austin','101','Fundamentals of Drawing', to_date('2002-01-11','YYYY-MM-DD'), 'PTC', 'Jack Webb','Dallas','1500','Good');

詳細については、ヘルプセンターで ModelCHECK のオンラインヘルプ を参照してください。

ユーザーデータベース

ユーザーデータベース user_database から、ModelCHECK ユーザー の詳細情報に関連するグラフとレポートを生成できます。

user_database テーブルに保存されるデータフィールドは次のとおり です。

• UserId - ユーザー ID

• lastname - 姓

• firstname - 名

• middlename - ミドルネーム

• group_b - ユーザーが所属するグループ

• phone - 電話番号

• extension - 内線番号

• proedate DATE - 集計ファイルが作成された ModelCHECK をユー ザーが実行した日付

• info1 - 情報

システム管理情報 C-23

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user_databaseテーブルの例を次に示します (Oracle での構文 ):

CREATE TABLE user_database (UserId VARCHAR(8), lastname VARCHAR(256), firstname VARCHAR(256), middlename VARCHAR(256), group_b VARCHAR(256), phone VARCHAR(20), extension VARCHAR(20), proedate DATE, info1 VARCHAR(256), location VARCHAR(256));

INSERT INTO user_database VALUES('jsmith','smith','john','VP', 'designer1', '4082131', '3182', to_timestamp('2000-01-11 11:14:07','YYYY-MM-DD HH24:MI:SS'), 'aviation', '/net/machine1/usr3/jsmith/mc_metrics');

INSERT INTO user_database VALUES('dwells',wells,'David','K', 'designer2', '4053182', '3481', to_timestamp('2001-01-11 11:14:07','YYYY-MM-DD HH24:MI:SS'), 'sqlstar', '/net/machine2/usr2/dwells/demo/mc_metrics');

INSERT INTO user_database VALUES('asewell','Sewell','Annie','P ', 'designer3', '4082725', '3192', to_timestamp('1997-01-11 11:14:07','YYYY-MM-DD HH24:MI:SS'), 'explosive', '/net/machine1/usr3/asewell/mc_metrics');

詳細については、ヘルプセンターで ModelCHECK のオンラインヘルプ を参照してください。

Creo Elements/Pro におけるフォントの使用PTC のソフトウェアには、42 のサードパーティ製 TrueType フォントと デフォルトの PTC フォントが備わっています。また、Windows 対応の TrueType もすべて使用できます。サードパーティ製の TrueType フォン トには、13 の異なるフォントスタイルがあります。中国語繁体字または 中国語簡体字バージョンの Creo Elements/Pro を実行している場合は、 次の TrueType フォントも使用できます。

• 中国語繁体字

– Monotype Hei Medium

– Monotype Sung Light

C-24 Installation and Administration Guide 日本語版

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• 中国語簡体字

– Monotype HeiGB Medium

– Monotype SungGB Light

新しいフォントは、詳細図面モジュールとスケッチャーのカレントフォントリストに表示されます。PTC フォントが 初にリストされ、Agfa Corporation が提供する外部フォントがその後に続きます。

TrueType フォントは、<ロードポイント >/text/fonts ディレクトリに 格納されます。このデフォルト位置を変更するには、フォントを別のディレクトリに入れ、コンフィギュレーションオプション pro_font_dir の 値をそのディレクトリに設定してください。Creo Elements/Pro では、コ ンフィギュレーションオプション pro_font_dir で指定されたディレ クトリに含まれるフォントが使用されます。

TrueType フォントとそれに対応するファイル名、およびフォントがカー ニングをサポートするかどうかを次の表に示します。カーニングは特定の文字のペアの間隔を制御し、テキスト文字列の外観を向上させます。カーニングは特定のフォントにのみ適用されます。

フォント名 ファイル名カーニングのサポート

Blueprint MT bluprnt.ttf なし

Blueprint MT Bold bluprntb.ttf なし

CG Century Schoolbook schlbk.ttf あり

CG Century Schoolbook Bold schlbkb.ttf あり

CG Century Schoolbook Bold Italic schlbkbi.ttf あり

CG Century Schoolbook Italic schlbki.ttf あり

CG Omega cgomg.ttf なし

CG Omega Bold cgomgb.ttf なし

CG Omega Bold Italic cgomgbi.ttf なし

CG Omega Italic cgomgbit.ttf なし

CG Times cgtime.ttf なし

CG Times Bold cgtimebd.ttf なし

CG Times Bold Italic cgtimebi.ttf なし

システム管理情報 C-25

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CG Times Italic cgtimeit.ttf なし

CG Triumvirate trium.ttf あり

CG Triumvirate Bold triumb.ttf あり

CG Triumvirate Bold Italic triumbi.ttf あり

CG Triumvirate Condensed Bold triumcb.ttf あり

CG Triumvirate Italic triumi.ttf あり

Garamond Kursiv garamdi.ttf なし

Garamond Halbfett garamdb.ttf なし

Garamond Antiqua garamd.ttf なし

Garamond Kursiv Halbfett garamdbi.ttf なし

Garth Graphic gargra.ttf あり

Garth Graphic Black gargrabl.ttf あり

Garth Graphic Bold Italic gargrabi.ttf あり

Garth Graphic Italic gargrai.ttf あり

Grotesque MT grotesq.ttf なし

Grotesque MT Bold grotesqb.ttf なし

Microstyle Extended microex.ttf あり

Microstyle Extended Bold microexb.ttf あり

Neographik MT neograph.ttf あり

SackersEnglishScript sackengs.ttf なし

Shannon shanno.ttf あり

Shannon Bold shannob.ttf あり

Shannon Extra Bold shannoeb.ttf あり

Shannon Oblique shannoo.ttf あり

フォント名 ファイル名カーニングのサポート

C-26 Installation and Administration Guide 日本語版

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必要に応じて、その他の TrueType フォントや OpenType フォントを購入 することもできます。詳細については、Monotype Imaging の Web サイ ト (www.fonts.com) にアクセスしてください。

Creo Elements/Pro での作業時には、次の 2 種類のフォントが使用されま す。

• Creo Elements/Proフォント - これらのフォントは、Creo Elements/Pro グラフィックウィンドウに表示されます。テキストファイルでアルファベット文字と特殊シンボルを定義します。これらのテキストファイルは、次の方法で編集できます。

– 既存の文字やシンボルの外見の修正

– ファイルへの新しいシンボルの追加

– 新しいフォントの作成

• ハードウェアフォント - これらのフォントは、Creo Elements/Pro の ウィンドウヘッダーに表示され、 マシンと言語のそれぞれの種類に 固有な性質を備えています。

OpenType フォントのサポート

Creo Elements/Pro は OpenType フォントの追加サポートを提供してい ます。これらのフォントは各国語サポートのためのユニコードに基づいています。OpenType フォントは拡張文字セットとレイアウト機能を提供 します。OpenType フォントを使用することで、スケッチャーでスケッチ したテキストからジオメトリを定義したり、詳細図面モードで図面注記を配置したりすることができます。OpenType フォントにはカーニング情 報が含まれています。文字間隔を調整するため、カーニングの有無を設定できます。

注記

PTC は Creo Elements/Pro で一般に使用するための OpenType フォ ントは提供していません。

Spartan Four MT sparton4.ttf あり

Spartan One Two MT sparton12.ttf あり

Spartan One Two MT Bold sparton12b.ttf あり

Symbol symbol.ttf なし

CG Triumvirate Inserat triin.ttf なし

フォント名 ファイル名カーニングのサポート

システム管理情報 C-27

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UNICODE フォントのサポート

TrueType、OpenType、または PTC 独自のフォントを使用して、ロケー ル外の文字やシンボルを、スケッチや図面に挿入したり読み込んだりすることができます。TrueType や OpenType を利用して複数ロケールテキス トを可能にする場合は、そのようなテキストを持つスケッチや図面を開くすべてのマシンで、TrueType や OpenType をローカルにインストールし ておく必要があります。次に、コンフィギュレーションオプションpro_font_dir の値をこのディレクトリに設定して、Creo Elements/Pro でこれらのフォントを使用できるようにします。

また、PTC フォントの中にはロケール外テキストをサポートするものが あります。次の表はフォントとサポートされるロケールの対応を示します。

これらのフォントはすべて、各ロケールの < ロードポイント >/text に 格納されます。また、これらのフォントはすべて、各ロケールで使用可能なフォントファイル ‘font’ のコピーです。これらのフォントの目的 は、現在 ‘font’ と呼ばれているすべてのデフォルト PTC フォントへの、 明確なロケール外アクセスを可能にすることです。‘font’ フォントで表 示されているテキストを、すべてのロケールで正しく同じ外観で表示するには、該当する ‘font_<ロケール名 >’ フォントに変更します。

メニューアイテムに使用可能なシステムフォント

メニューアイテム用のフォントを指定するには、コンフィギュレーションファイルオプションの menu_font を設定します。このオプションの値 は、Creo Elements/Pro を起動する X サーバーでサポートされているフォ ントファイルの名前です。

• UNIX マシンでフォントをリストするには、xlsfonts コマンドを使 用します。

• Windows システムでは、フォントは「コントロールパネル」の「フォ ント」にリストされています。Creo Elements/Pro ウインドウヘッ

フォント名 サポートされるロケール

font_chinese_cn 簡体字中国語

font_chinese_tw 繁体字中国語

font_hebrew ヘブライ語

font_japanese 日本語

font_korean 韓国語

font_latin 英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語

C-28 Installation and Administration Guide 日本語版

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ダーのテキストフォントは、ウインドウマネージャの設定によって決まります。

拡張 ASCII セット

ASCII は、すべての Creo Elements/Pro モジュールでデフォルトフォン トに設定されています。ASCII 文字は修正できます。ASCII をデフォルト で独自のフォントに置き換えることもできます。

アメリカ合衆国や西ヨーロッパで使用されている拡張 ASCII 文字セット は、Creo Elements/Pro 上で、ascii.src と latin_1.src の 2 つのフォ ントファイルの組み合わせで供給されます。

注記

146 までの文字は ascii.src で定義され、 残りの文字は latin_1.src で定義されます。

European LATIN_1 文字を使用するには、次の手順に従ってください。

• キーボードが適切な言語に設定されていることを確認します。特定のLATIN_1 文字セットは、キーボードの各言語設定で利用可能です。

• マシンタイプ特有のキーシーケンスを使用し、希望する文字を作成します。必要に応じて、詳細情報をハードウェアベンダーに問い合わせてください。

テキストシンボルパレットの表示

「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットを表示するには

1. 図面を開き、「挿入」(Insert) > 「注記」(Note) の順にクリックして注 記を作成します。

2. 図面上で注記を配置する場所を選択します。「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットが表示されます。

3. パレットのシンボルをクリックします。

代わりに、新しいシンボルも作成できます。Creo Elements/Pro では、特 殊シンボルは標準の ASCII 文字で表されます。

特殊シンボルを図面の注記で使用するには、次の手順に従います。

1. CTRL + A を押します。

2. 特殊シンボルを表す ASCII 文字を入力します。

3. CTRL + B を押します。

新しいシンボルを作成する場合、既存の文字を新しいシンボルに再定義するか、新しい特殊シンボルのフォントを作成する必要があります。グ

システム管理情報 C-29

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ラフィック表記を定義すると、新しい特殊シンボルをフォントファイルspecial.src に追加できます。

特殊シンボルの IGES 出力

特殊シンボルと対応 ASCII 文字は IGES フォントテーブル 1001 にマップ されています。2 つのシンボル ( 全振れと 小実体状態 ) だけは、1001 テー ブルにマップされておらず、 1003 フォントテーブルでサポートされます。 コンフィギュレーションファイルオプション use_iges_font_1003 は、どの IGES フォントテーブルでデータを IGES へ出力するかを決定し ます。ASCII 文字を新規シンボルに割り当てる場合は、1001 または 1003 フォントテーブルの 1 つから文字を選択する必要があります。図面を IGES ファイルに出力する必要がある場合には、1001 または 1003 のみを 使用してください (IGES フォントテーブルに関する詳細情報は、IGES ド キュメンテーションを参照してください )。

フォント定義Creo Elements/Pro では次の 2 つのパラメータセットを使用してフォン トが定義されます。

• テキストパラメータ - すべての文字で使用される文字定義ボックス とその他のパラメータの設定。

• 文字パラメータ - 各文字 ( 文字の描画方法 ) の個別の定義。

フォント定義ソースファイル内で、コメント行の先頭には “#” が付いて います。これらのパラメータは文字の実際のサイズを定義するのではなく、 グラフィックウィンドウにおける文字のストロークの相対座標値を 定義します。テキストやシンボルの実際のサイズを制御するには、CreoElements/Pro の対応するオプションを使用します。テキストの実際のサ イズは図面でのみ変更できます。

テキストパラメータ

各フォントのテキストパラメータはフォントファイルの先頭で 1 回だけ 指定し、ファイル内の各文字定義に使用されます。

注記

Iso、Leroy、Cal_grek などのプロポーショナルフォントはこの例外 で、文字ごとに幅を指定する必要があります。次のパラメータはグリッドによって文字ボックスを定義します ( ここで <n> は整数 )。

• height<n> - 縦方向のグリッドの総数を定義します。height の 大数 は 63 です。

• width<n> - 横方向のグリッドの総数を定義します。width の 大数 は 63 です。

C-30 Installation and Administration Guide 日本語版

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• gap<n> - 文字ボックスと文字ボックスの間のグリッドの総数を定義 します。

• xextent<n> - 横方向のグリッドの 大数を定義します。

• ascender<n> - 揚音符や抑音符などの特殊符号を配置する場所を文字 の上端からのグリッド数によって定義します。

• base_offset<n> - 文字の位置揃えを有効にします。base_offset によっ て共通の基準線からの相対位置にテキストボックスが配置されるので、描画される文字のバランスが整います。

• spec_height<n> - 基準線の上側にアセンダがない文字の高さを定義 します。

• ics (intercharacter spacing) - 文字幅の個別設定を有効または無効にし ます。

– ics を 1 に設定した場合、各文字の定義で個別に幅を設定する必 要があり、設定した幅に応じて次の文字の配置が決まります。

– ics を指定しない場合、0 とみなされ、個別の幅設定は無視され ます。

– ics = 0 の場合、文字幅は固定になります。

– ics = 1 の場合、文字幅はプロポーショナルになります。

– codeset - フォントタイプを指定します。codeset には次の値を指 定できます。

– 0 - 主要英数フォントセット (ascii.src、filled.src、 leroy.src など )

– 2 - 拡張フォントセット (latin_1.src など )

– 4 - 特殊文字フォントセット / パレット (special.src など )

注記

塗りつぶしフォントのコードセットは ASCII と同じなので、 font.ndx ファイルではどちらか一方のみを指定できます。

• polygons - 文字の塗りつぶしを有効または無効にします。

– このパラメータを 1 に設定した場合、文字定義内で閉じているポ リゴンはすべて、塗りつぶされます ( 塗りつぶしフォントの定義 のセクションを参照 )。

– このパラメータを指定しない場合、デフォルト値 0 が使用されま す。

– fixed_width<n> - 0 または 1 に設定できます。

システム管理情報 C-31

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– このパラメータを 1 に設定した場合、フォントは図面設定ファイ ルオプション text_width_factor によって制御されません。

– このパラメータを 0 に設定した場合、text_width_factor オ プションを使用したりテキストの幅を手動で変更することによってフォントの幅を制御できます。

フォントを定義するテキストパラメータを次の図に示します。

テキストパラメータの値を変更する場合、テキスト内でのその他のフォントとの表示バランスを考慮してください。同じテキスト行内で異なるフォント ( 欧州言語の ASCII と LATIN_1 や ASCII と特殊フォントなど ) を使用する場合、フォントどうしが調和していなければなりません。1 つ のフォントを変えることで外観と配置にばらつきが生じることがあります。

C-32 Installation and Administration Guide 日本語版

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たとえば、フォントファイルの先頭にある base_offset の値を変更し た場合、次の図に示すように、そのフォントのすべての文字のテキスト基準線からの相対位置が影響を受けます。

フォントの幅パラメータのほかに、各文字の定義で幅パラメータを個別に指定できます。文字幅を文字ごとに指定することで、見た目の文字間隔を調整できます。ics パラメータが 1 の場合、各文字の個別の幅設定に よって、ファイルの先頭で定義されている幅がオーバーライドされます。ics が 0 の場合、個別の幅パラメータは無視されます。ics パラメータが文 字幅の計算に与える影響を次の図に示します。

システム管理情報 C-33

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fixed_width パラメータが文字幅の計算に与える影響を次の図に示しま す。

文字パラメータ

フォントファイルのテキストパラメータセクションの下には、各文字の個別定義があります。文字定義には次の情報が含まれます。

• 1 行目 - 描画する文字を示す二重引用符で囲まれた ASCII 文字。ASCII フォントと塗りつぶし主要フォントの場合、その文字自体が描画されます。特殊文字を表す場合にも ASCII 文字が使用されます。LATIN_1 フォントの文字を表すには、10 進コードと 16 進コードが使用されま す。

• 2 行目 (任意 ) - 文字ごとの幅の値 (ics が有効な場合にのみ使用されま す )。

• ファイルの残りの部分では描画定義コマンドを指定します。これについては次のセクションで説明します。

定義コマンド

フォントファイルでの文字と特殊シンボルの描画定義には次のコマンドを使用します ( ここで <X> と <Y> は整数 )。

• [m<X>, <Y>] - 仮想のペンをグリッド点 (X, Y) に移動します。

• [d<X>, <Y>] - カレント位置からグリッド点 (X, Y) まで直線を描画 します。

C-34 Installation and Administration Guide 日本語版

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• フォントごとに、 大 63 個のグリッド点を使用して文字とシンボル を作成できます。Creo Elements/Pro では、 小のグリッド数で十分 な文字定義が行えるように 適な値が割り当てられています。描画方法に応じて、文字ボックス内に文字を中央揃えまたは左詰めで入力します。テキストの位置揃えを次の図に示します。

フォントファイルで特定のフォントの外観を変更できます。文字 “A” の ASCII フォント定義を変更する場合についてみてみましょう。

文字パラメータを再定義しないでテキストパラメータの値を変更した場合、フォントの外観が変わります。たとえば、グリッドの高さをデフォルト値の 16 から 20 に変更した場合、文字は小さくなります。文字は 大グリッド値の 16 を使用して定義されていたため、変更前の比率は 16/16 でしたが、変更後の比率は 16/20 になりました。このため、変更 後のテキストの高さは変更前の高さの 80 パーセントになりました。

システム管理情報 C-35

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C-36 Installation and Administration Guide 日本語版

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ASCII フォントの定義

ASCII 文字の定義には次のパラメータが使用されます。

• codeset: 0

• height: 16

• width: 16

• base_offset: 4

• gap: 0

ASCII 文字のマッピングを次の図に示します。ASCII 文字の定義には 16x16 のグリッドからなる文字ボックスが使用されます。文字はすべて幅 が可変であり、文字ボックスの中央に配置されます。

塗りつぶしフォントの定義

塗りつぶしフォントの定義には次のテキストパラメータが使用されま す。

• codeset: 0

• height: 63

• width: 48

• base_offset: 16

• gap: 0

• polygons: 1

システム管理情報 C-37

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• ics: 1

塗りつぶしフォントでは、文字は縦 63 個のグリッド内にマップされます が、 幅は文字によって異なります。ics パラメータ (1 に設定 ) によって、 ファイルの先頭で指定されているフォントの幅パラメータは無視されます。その代わりに、各文字定義の先頭にある文字ごとの幅で文字がマッピングされます。

ポリゴン (閉じたループ ) を描画することで塗りつぶし文字の外形を定義 します。フォントファイルの先頭でパラメータ polygons が 1 に設定され ている場合、文字定義で描画した閉じたポリゴンが塗りつぶされます。

特殊フォントの定義

特殊フォントの定義には次のテキストパラメータが使用されます。

• codeset: 4

• height: 38

• width: 36

• xextent: 63

• spec_height: 24

• base_offset: 8

• ascender: 6

• fixed_width: 1

• ics: 1

• gap: 4

C-38 Installation and Administration Guide 日本語版

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特殊フォントでは、すべての文字は縦 38 個のグリッド内に定義されます が、 各文字の定義の先頭で文字ごとの幅が宣言されています。文字ボック スの間隔を定義するため、パラメータ “gap” が 4 に設定されています。 特殊フォント文字の定義を次の図に示します。

LATIN_1 フォントの定義

LATIN_1 フォントの定義には次のテキストパラメータが使用されます。

• codeset: 2

• height: 40

• width: 32

• xextent: 63

• spec_height: 24

• base_offset: 8

• ascender: 8

• fixed_width: 0

• ics: 0

• gap: 0

システム管理情報 C-39

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LATIN_1 フォントの定義には、40x32 のグリッドからなる文字ボックス が使用されます。文字はすべて幅が固定であり、文字ボックスの中央に配置されます。文字定義の先頭で、文字を表す次のような 10 進コードと 16 進コードが二重引用符で囲んで指定されています。

code <10 進コード > <16 進コード >

LATIN_1 文字のマッピングを次の図に示します。

Creo Elements/Pro フォントを編集または新規作成するには

1. < ロードポイント >/text/< 言語 > で、既存の .src ファイルを編 集するか、新しいファイルを作成します。

2. compile_font コマンドを使用して、フォントファイルをコンパイ ルします。

3. 新規フォントがローカルまたは全ユーザーに対して利用できるようにします。

Creo Elements/Pro フォントファイルを修正するには

1. 適切な .src フォントファイルをワーキングディレクトリにコピー します。.src ファイルは、<ロードポイント >/text/<言語 > にあ ります。

C-40 Installation and Administration Guide 日本語版

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2. フォントファイルを修正します。

3. < ロードポイント >/text/< 言語 > 領域から、適切なインデックス ファイルをワーキングディレクトリへコピーします。

4. compile_font コマンドを作業領域にコピーします。UNIX マシン で作業している場合、実行ファイル compile_font をワーキング ディレクトリへコピーします。実行可能なのは以下のディレクトリです。<ロードポイント >/<マシンタイプ >/obj

5. フォントをコンパイルするには、修正する各フォントファイル用の以下のコマンドを入力します : compile_font fontfilename.src fontfilename.fnt

注記

ASCII フォント定義を修正すると、すべての Creo Elements/Pro モジュールのデフォルトフォントの外観が変更されます。

ユーザー定義フォントファイルを作成するには

1. 拡張子 .src の付いたファイルで新規フォントを定義します。新規 フォントをワーキングディレクトリに保存します。

2. 新規フォントファイルが含まれたインデックスファイルを作成します。固有のコードセットを持つフォントがインデックスファイルに含まれていることを確認します。

3. compile_font コマンドを作業領域にコピーします。UNIX マシン で作業している場合、実行ファイル compile_font を <ロードポイ ント >/<マシンタイプ >/obj からワーキングディレクトリへコピー します。

4. 作成された各フォントファイル用の以下のコマンドを入力します。compile_font fontfilename.src fontfilename.fnt

5. Creo Elements/Pro の新しい主要リリースをインストールするたびに、 ユーザー定義フォントを再コンパイルします。

ユーザー定義フォントは、デフォルトフォントまたは予備フォントとして図面に含めることができます。

新規フォントを格納するには

1. 新規フォントを個人的に使用する場合は、更新されたインデックスファイルを .src ファイルおよび .fnt ファイルと一緒にローカル ディレクトリへ格納します。

2. すべてのユーザーが新規フォントを使用できるようにするには、フォントをインデックスで参照し、インデックスとソースファイルを < ロードポイント >/text/< 言語 > ディレクトリに格納します。さ

システム管理情報 C-41

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らに .fntファイルを以下のディレクトリへ保管します。 <ロードポイント >/<マシンタイプ >/text/<言語 >

独自のフォントをデフォルトに設定するには

1. 独自のファイルを ascii.src に名前変更します。

2. compile_font コマンドを使用して、ascii.src ファイルを再コン パイルし、ローカルの ascii.fnt ファイルを作成します。

フォントを作成またはカスタム化するには

1. ローカルのワーキングディレクトリにフォントソースファイルをコピーまたは作成します。次の例では、デフォルトの主要 ASCII フォ ントと特殊シンボルフォントがコピーされ、名前変更されます。

cp /usr/pro/text/usascii/ascii.src custom.src

( コードセット 0 の主要フォント )

cp/usr/pro/text/usascii/special.src symbols.src

( コードセット 4 の特殊シンボルフォント )

2. すべての必要な定義と変更が含まれるようソースファイルを編集します。

vi custom.src

vi symbols.src

3. compile_fontスクリプトを <ロードポイント>/<マシンタイプ>/obj ディレクトリから同じローカルワーキングディレクトリへコピーします。

cp /usr/pro/i486_nt/obj/compile_font

4. フォントファイルをコンパイルします。

compile_font custom.src custom.fnt

compile_font symbols.src symbols.fnt

5. コンパイルされたフォントファイルを参照する新規インデックスファイルを作成します。インデックスファイル名は主要フォント名と同じである必要はありません。作成されたカスタムフォントが主要フォント ( コードセット 0) でない場合、コードセットが 0 であるフォ ントをインデックスファイルに含めるようにしてください。次の例では、新規フォントインデックスファイルはカスタム化されたフォントファイル ( 主要シンボルと特殊シンボル ) を参照しています。

myfont.ndx (新規カスタム化 .ndx ファイル )

C-42 Installation and Administration Guide 日本語版

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custom (新規カスタム化主要フォント (コードセット 0))

latin_1 (システム拡張 ASCII フォント (コードセット 2))

symbols (新規特殊シンボルフォント (コードセット 4))

フォントインデックスファイルは、新規カスタム化特殊シンボルフォントのみを参照し、 システムのデフォルト主要フォントを使用しま す。

myfont2.ndx (新規カスタム化 .ndx ファイル )

ascii (システムデフォルト主要フォント (コードセット 0))

latin_1 (システム拡張 ASCII フォント (コードセット 2))

symbols (新規特殊シンボルフォント (コードセット 4))

新規フォントは次の方法で使用できます。

• フォントをグローバル補助フォントとして使用するには、.src と .ndx の各ファイルを < ロードポイント >/text/< 言語 > ディレク トリに配置します。 次に、コンパイルした .fnt ファイルを < ロードポイント >/< マシ ンタイプ >/text/<言語 > ディレクトリに配置します。

mv custom.src symbols.src myfont.ndx /usr/pro/text/usascii

mv custom.fnt symbols.fnt /usr/pro/i486_nt/text/usascii

• 新規フォントをシステムデフォルトとして設定するには、主要ソースフォントとコンパイルされたフォント ( コードセットが 0 のもの ) の ファイルをそれぞれ ascii.src と ascii.fnt の名前で保存しま す。システムファイル font.ndx は、すでに ASCII フォントファイル になっているので、修正の必要はありません。新規の ascii.src と ascii.fnt の各ファイルを適切なディレクトリに設置します ( フォ ントをグローバル補助フォントとして使用する方法について説明した前のセクションを参照してください )。別名で保存しないと、元のascii.src と ascii.fnt の各ファイルが上書きされてしまうの で、注意してください。

次回 Creo Elements/Pro を起動すると、新規カスタムフォントがシス テムデフォルトフォントとして使用されます。

mv custom.src /usr/pro/text/usascii/ascii.src

mv custom.fnt /usr/pro/i486_nt/text/usascii/ascii.fnt

システム管理情報 C-43

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テキストシンボルパレットのカスタム化

フォントをカスタム化し、特殊フォントファイルから Creo Elements/Pro の「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットに文字やシンボルを追加 できます。テキストシンボルパレットのレイアウトファイルを使用して、シンボルの置き換え、並べ替え、除去を行うこともできます。

新しいシンボルをテキストシンボルパレットに追加するには

1. C-24 ページの「Creo Elements/Pro におけるフォントの使用」 のセク ションに記載されている方法で特殊フォントファイル special.src をカスタム化します。

2. 「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットに挿入する新しい各シ ンボルの定義を追加し、ASCII コードをシンボルに関連付けます。

3. カスタム化した特殊フォントファイルで定義した各シンボルに新しいイメージを作成します。

4. イメージを sp_#.gif として保存します (# は特殊フォントファイ ルで定義されたイメージの ASCII コード )。たとえば、イメージを sp_133.gif とした場合、「133」はイメージに関連付けられた ASCII コードになります。

5. すべてのイメージファイルを、<ロードポイント >/text/resourceディレクトリに保存します。

6. テキストシンボルパレットのレイアウトファイルを定義し、このファイルをワーキングディレクトリに保存します。詳細については、次のセクション「テキストシンボルパレットのレイアウトファイルを作成するには」を参照してください。

7. config.pro ファイルで、コンフィギュレーションオプション custom_text_symbol_palette_file の値を、カスタム化したテ キストシンボルパレットのレイアウトファイルへのフルパスに指定します。たとえば、D:¥my_creo¥my_custom_palette.txt ディ レクトリに保存された my_custom_palette.txt という名前の ファイルについては、コンフィギュレーションオプションを次のように設定します。

custom_text_symbol_palette_file D:¥my_creo¥my_custom_palette.txt

このパスを設定することによって、Creo Elements/Pro は、カスタム 化されたレイアウトファイルの設定に従って「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットを表示できるようになります。

8. Creo Elements/Pro の新しいセッションで図面を作成および修正し、 カスタム化した「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットの表示 を確認します。

C-44 Installation and Administration Guide 日本語版

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テキストシンボルパレットのレイアウトファイルを作成するには

特殊フォントファイルで定義したシンボルのイメージファイルを作成した後、次の手順でテキストシンボルパレットのレイアウトファイルを作成します。

1. 拡張子 .txt の付いたファイルをワーキングディレクトリに作成し ます ( 例 : my_custom_palette.txt)。

2. ファイルの 初の行に整数を指定します。この整数は、CreoElements/Pro の「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットにおけ る列数を表します。

3. ファイルのすべての行で整数を指定します。これらの整数は、「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットにおけるシンボルの ASCII コードを表します。整数は 32 ~ 255 の範囲で指定します。

各行で、それぞれの ASCII コードを半角スペースで区切ります。ファ イル内の ASCII コードの順序は、「テキストシンボル」(Text Symbol) パレット内でのシンボルの順序を表します。詳細については、C-47ページの「テキストシンボルパレットのレイアウトファイルの例」 を 参照してください。

幾何公差シンボルの ASCII コード

幾何公差シンボルの ASCII コードは寸法・記号書き込み機能の設定オプ ション gtol_symbols_same_size の設定に基づきます。値を no に設 定すると、使用される特殊フォントの識別に、ANSI コードが使用されま す。yes に設定すると、「テキストシンボル」(Text Symbol) パレット内 の特殊フォントの識別に、ISO コードが使用されます。幾何公差シンボル の ANSI コードおよび ISO コードは、次のテーブルを参照してください。

幾何公差シンボル ANSI コード ISO コード

真直度 33 133

平面度 99 136

真円度 101 138

円柱 103 140

線の輪郭度 107 146

面の輪郭度 100 137

傾斜度 97 135

直角度 108 147

平行度 102 139

システム管理情報 C-45

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Creo Elements/Pro の図面では、寸法・記号書き込み機能の設定オプショ ン gtol_symbol_same_size の値を変更した場合に「テキストシンボ ル」(Text Symbol) パレットの幾何公差シンボルが変更されます。

テキストシンボルパレットのレイアウトファイルのカスタム化ガイドライン

管理者は、テキストシンボルパレットのレイアウトファイルが適切にカスタム化され、ファイル内のすべてのエントリが有効であることを確認する必要があります。適切にカスタム化されていない場合、CreoElements/Pro は、デフォルトの設定を使用して「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットを表示します。警告メッセージは表示されません。

テキストシンボルパレットのレイアウトファイルのカスタム化ガイドラインは次のとおりです。

• イメージを作成するときに、イメージの高さと幅がそれぞれ 16 ピク セルと 24 ピクセルを超えないようにします。

• ファイルには整数のみを含めます。整数以外はスペースとして扱われます。

• ASCII コードは 32 ~ 255 の範囲で指定します。

• ASCII コードを重複させないようにします。

• 各行に、ファイルの 初の行に指定した整数と同じ数の ASCII コー ドを配置します。このリストは、Creo Elements/Pro のカスタム化さ れた「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットの外観に近似しま す。

• dtl オプションでの ASCII コードの使用は慎重に行ってください。 図面でのこれらのシンボルは、寸法・記号書き込み機能の設定オプション gtol_symbols_same_size に設定した値に応じて、ANSI または ISO に切り替わります。

位置度 106 145

同軸度 114 148

円周振れ 104 141

全振れ 34 134

対称度 105 144

幾何公差シンボル ANSI コード ISO コード

C-46 Installation and Administration Guide 日本語版

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テキストシンボルパレットのレイアウトファイルの例

• テキストシンボルパレットのレイアウトファイルの 初の行で#1.15 と指定した場合、シャープ記号 (#) は無視されます。「テキス トシンボル」(Text Symbol) パレットで 1 つの列が表示されます。1 の後の小数点 (.) は無視されます。 初の ASCII コードとして整数 「15」が取得されますが、これは無視されます。32 ~ 255 の範囲の ASCII コードのみが「テキストシンボル」(Text Symbol) パレットに 表示されます。

• ファイル 1 とファイル 2 は、Creo Elements/Pro で同じ「テキストシ ンボル」(Text Symbol) パレットを表します。

AVI 圧縮コーデック (Windows のみ )Windows システムにインストールされているサードパーティ製の圧縮 コーデックを使用して AVI ファイルを取り込むことができます。PTC は AVI の圧縮をサポートするコーデックを提供していません。次の条件に 該当する場合、AVI ファイルを取り込もうとすると警告メッセージが表 示され、処理が中断します。

• Windows システムに圧縮コーデックが正しくインストールされてい ないか、ライセンス許可されていない。

• 規格外のコーデックがインストールされている。

• 特定の圧縮設定でコーデックが機能しない。

ファイル 1 ファイル 2

3

60

61

62

35

37

68

65

66

70

75

3

60 61 62

35 37 68

65 66 70

75

システム管理情報 C-47

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ポータブルドキュメントフォーマットへのデータのエクスポート

Creo Elements/Pro を介して Interface for PDF アプリケーションを使用 することで、モデル図面をポータブルドキュメントフォーマットにエクスポートできます。Interface for PDF は、ナビゲーション、サーチ、表示 の高度な機能を提供します。このアプリケーションのライセンスはノードロックまたはフローティングです。

Interface for PDF を使用して次のタスクを実行できます。

• Creo Elements/Pro のパラメータデータをサーチ可能なメタデータ として PDF ファイルに挿入する。

• PDF 出力のフォントタイプ、カラー、スタイル、解像度を変更する。

• Creo Elements/Pro の図面テキストと数値をサーチおよび選択可能 なコンテンツとして PDF ファイルに挿入する。

• Creo Elements/Pro の各種レイヤー、シート、ゾーン、フラグ注記、 改訂タグのブックマークを挿入する。

• PDF ファイルのアクセス権とセキュリティ権限を制御する。

詳細については、Creo Elements/Pro ヘルプセンターにある Creo Elements/Pro インタフェースのヘルプを参照してください。

ブラウザ要件への適合このセクションでは、Creo Elements/Pro のブラウザの必要条件について 説明します。Creo Elements/Pro がサポートする Web ブラウザについて は、www.ptc.com/WCMS/files/77552/en/proewf5.pdf を参照してくだ さい。ヘルプシステムについては、6-2 ページの「ヘルプセンターの概要」を参照してください。

Windows のブラウザ要件

Windows システムの場合、Creo Elements/Pro ブラウザではレンダリン グエンジンとして Internet Explorer が使用されます。このデフォルトを 有効にするため、Internet Explorer 6.0 Service Pack 1 以上または Internet Explorer 7.0 がお使いのコンピュータにインストールされていることを 確認してください。Creo Elements/Pro で Mozilla ベースのブラウザを使 用するよう設定することもできます。Creo Elements/Pro にはこのブラウ ザの組み込みバージョンがすでに含まれており、 コンピュータにインス トールされているこれ以外のバージョンを使用することはできません。

Windows の場合、Creo Elements/Pro ブラウザでは Internet Explorer エ ンジンがインプロセスモードで使用されますが、 Windows における Internet Explorer または Mozilla ベースの埋め込みブラウザのマルチプ

C-48 Installation and Administration Guide 日本語版

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ロセスアーキテクチャによって、組み込みブラウザをアウトプロセスモードで実行できます。つまり、Internet Explorer または Mozilla ブラウ ザを Creo Elements/Pro プロセスとは別個のプロセスとして実行できま す。

Creo Elements/Pro ブラウザで Internet Explorer と Mozilla ベースどちら のレンダリングエンジンを使用するかを指定できます。Creo Elements/Pro を起動する前に、config.pro ファイルでコンフィギュレーションオプ ション windows_browser_type を次のいずれかの値に設定します。

– ie_in_process - Creo Elements/Pro と同じプロセスで Internet Explorer エンジンを使用します。これがデフォルトです。

– ie_in_sep_process - Creo Elements/Pro プロセスから開始し た別個の子プロセスで Internet Explorer エンジンを使用します。 この値は 32 ビット Windows オペレーティングシステムでのみ 設定できます。

– mozilla_based_browser - Creo Elements/Pro プロセスから 開始した別個の子プロセスで Mozilla ベースのレンダリングエ ンジンを使用します。この値は 32 および 64 ビット Windows オ ペレーティングシステムで設定できます。

UNIX でのブラウザ設定

UNIX システムに Creo Elements/Pro をインストールすると、組み込み 型の Mozilla ブラウザが自動的にインストールされます。組み込み型の Mozilla ブラウザの設定により、Creo Elements/Pro ブラウザが駆動され ます。Creo Elements/Pro ブラウザにより、組み込み型の Mozilla ブラウ ザの Gecko バージョンに基づいて固有のプロファイルディレクトリが作 成され、スタンドアロンの Mozilla の設定はいずれも使用されません。

Creo Elements/Pro ブラウザは次の 2 つのディレクトリにプロファイル を作成します。

• $HOME/<ブラウザのプロファイルロケーション >/ptc-browser

• $HOME/<ブラウザのプロファイルロケーション >/ptc-mail

たとえば、Gecko バージョン 1.8.1.23 の組み込み型の Mozilla ブラウザで は、Creo Elements/Pro ブラウザは次の 2 つのディレクトリにプロファイ ルを作成します。

• $HOME/.ptcm18123/ptc-browser

• $HOME/.ptcm18123/ptc-mail

Creo Elements/Pro ブラウザの設定を変更するには、Mozilla 固有の「設 定」(Preferences) ダイアログボックスを使用します。このダイアログボッ クスを開くには、Creo Elements/Pro ウィンドウで「ツール」(Tools) > 「ブラウザオプション」(Browser Options) の順にクリックします。

システム管理情報 C-49

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外部ブラウザからの Creo Elements/Pro の起動

外部ブラウザから Creo Elements/Pro を起動するには、bin ディレクト リでヘルパーアプリケーションを登録します。ヘルパーアプリケーションは Creo Elements/Pro をインストールする際に自動的にインストール されます。このアプリケーション (UNIX では proe、Windows では proe.exe) は Creo Elements/Pro Application Starter とも呼ばれます。 Windows または UNIX でヘルパーアプリケーションを登録すると、拡張 子 .pha の付いた登録ファイルが登録されます。

Creo Elements/Pro ブラウザ内での PDF ファイルのオープン

Creo Elements/Pro ブラウザでは、Adobe Acrobat Reader を使用して PDF ファイルを表示できます。Windows では、Adobe Acrobat Reader はプラグインとして使用できます。UNIX では、Adobe Acrobat Reader は、ブラウザで PDF ファイルを表示するためのヘルパーアプリケーショ ンとして使用します。次の手順に従います。

1. PDF ファイルを開こうとすると、次のダイアログボックスが表示さ れます。

2. 「Open it with」オプションを選択します。必要に応じて「Always perform this action when handling files of this type」 チェックボッ クスをオンまたはオフにします。

C-50 Installation and Administration Guide 日本語版

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3. 「Choose」をクリックします。「Choose Helper Application」ダイア ログボックスが開きます。

4. Adobe Acrobat Reader ロードポイントの acroread コマンドのパス までブラウズします。

5. 「OK」をクリックします。

6. 「Open」をクリックします。これで、UNIX で Adobe Acrobat Reader がヘルパーアプリケーションとして登録されます。

PDF ファイルの印刷

Creo Elements/Pro ブラウザでは、Adobe Acrobat Reader を使用して PDF ファイルを表示できます。PDF ファイルを印刷するには、Creo Elements/Pro ブラウザの「印刷」(Print) アイコンではなく、Adobe Acrobat Reader の「印刷」アイコンをクリックします。

システム管理情報 C-51

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Creo Elements/View Express の設定Windows に Creo Elements/Pro をインストールした場合、Creo Elements/Pro オブジェクトが選択された Web ページにアクセスすると、 Creo Elements/View Express のインストールプログラムが起動します。 Creo Elements/View Express をインストールするには、次の手順に従い ます。

1. 「Creo Elements/View Express Setup」ダイアログボックスで、該当 するチェックボックスをオンにすることでライセンス契約に同意します。

2. デフォルトのインストールパスのまま、「Install」をクリックしてインストールを開始します。

Creo Elements/View Express を別の場所にインストールするには、次の 手順を実行します。

1. 「Creo Elements/View Express Setup」ダイアログボックスでライセ ンス契約に同意した後で、「Advanced」をクリックします。「Destination Folder」スクリーンが表示されます。

2. Creo Elements/View Express のインストール先フォルダを指定しま す。

3. 「Next」 をクリックします。

4. 次のスクリーンで「Install」をクリックしてインストールを開始します。Creo Elements/View Express が正常にインストールされたこと を示すメッセージが表示されます。

5. 「Finish」をクリックします。インストールが完了すると、CreoElements/View が自動的に起動します。Creo Elements/Pro セッショ ンを再起動する必要はありません。Creo Elements/View Express を 使用して開くことができるオブジェクトを次に示します。

ファイル拡張子 ファイルタイプ

.asm Creo Elements/Pro アセンブリファイル

.dft Creo Elements/Pro ドラフトファイル

.dgm Creo Elements/Pro ダイアグラムファイル

.drw Creo Elements/Pro 図面ファイル

.frm Creo Elements/Pro フォーマットファイル

C-52 Installation and Administration Guide 日本語版

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Windows では、Creo Elements/View の拡張子を持つファイルをダブル クリックして、そのファイルを Internet Explorer で開きます。

Windows エクスプローラを使用した Creo Elements/Pro オブジェクトのオープン

Creo Elements/View がインストールされていない場合、Creo Elements/Pro オブジェクトは、Creo Elements/Pro セッションで Windows エクスプローラから直接開くことができます。通常、Creo Elements/Pro オブジェクトは、Windows エクスプローラでは PTC アイ コンで表示されます。Windows エクスプローラでオブジェクトをダブル クリックすると、そのオブジェクトを Creo Elements/Pro セッションで 開くことができます。

Creo Elements/View がインストールされている場合、Creo Elements/Pro オブジェクトを Windows エクスプローラでダブルクリックすると、その オブジェクトを表示目的でのみ Internet Explorer で開くことができます。 このオブジェクトを Creo Elements/Pro で開くには、オブジェクトを右ク リックして「Open with Creo Elements/Pro」を選択します。

開くことができるオブジェクトのファイルタイプは、次のとおりです。

.pic Creo Elements/Pro 画像ファイル

.prt Creo Elements/Pro 部品ファイル

.rep Creo Elements/Pro レポートファイル

.mfg Creo Elements/Pro 製造ファイル

.sec Creo Elements/Pro スケッチャー断面ファイル

ファイル拡張子 ファイルタイプ

ファイル拡張子 ファイルタイプ

.asm Creo Elements/Pro アセンブリファイル

.dgm Creo Elements/Pro ダイアグラムファイル

.drw Creo Elements/Pro 図面ファイル

システム管理情報 C-53

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この表に記載されていないオブジェクトは Creo Elements/Pro では開き ません。

Creo Elements/Pro セッションがすでに実行されている場合に、Windows エクスプローラでオブジェクトをダブルクリックすると、そのオブジェクトは同じ Creo Elements/Pro セッション内で新しいウィンドウに自動的 に読み込まれます。この新しいウィンドウがアクティブウィンドウになります。

Creo Elements/Pro セッションが実行されていない場合に、Windows エク スプローラでオブジェクトをダブルクリックすると、「Creo Elements/Pro 起動コンフィギュレーションを選択」(Creo Elements/Pro startup config file) ダイアログボックスが開きます。使用可能な Creo Elements/Pro コン フィギュレーションファイルのリストからファイルを選択するよう求めるメッセージが表示されます。必要な起動コンフィギュレーションファイルを選択すると、そのファイルを使用して Creo Elements/Pro セッション が開始されます。選択したオブジェクトは、この Pro/ENGINNER セッ ションに読み込まれます。

.frm Creo Elements/Pro フォーマットファイル

.lay Creo Elements/Pro レイアウトファイル

.mfg Creo Elements/Pro 製造ファイル

.mrk Creo Elements/Pro マークアップファイル

.prt Creo Elements/Pro 部品ファイル

.sec Creo Elements/Pro スケッチャー断面ファイル

ファイル拡張子 ファイルタイプ

C-54 Installation and Administration Guide 日本語版

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複数の Creo Elements/Pro セッションが実行されている場合は、選択し たオブジェクトは、 初に開始したセッションに読み込まれます。

JavaScript のセキュリティCreo Elements/Pro では JavaScript ブリッジが使用されているので、表示 される HTML ページ内の JavaScript コードが Creo Elements/Pro と対話 します。たとえば、「フィーチャー情報」(Feature info) レポート、フォ ルダの内容リスト、および新規接続の登録はすべて、セキュリティ目的のため JavaScript のブリッジを使用します。

Creo Elements/Pro は、Creo Elements/Pro または Windchill ソリュー ションによって生成されたページからのみ JavaScript のブリッジを自動 的にアクティブ化します。別のソースから生成されたページが JavaScript のブリッジを使用して Creo Elements/Pro にアクセスしようとした場 合、次の警告メッセージが表示されて操作が中止されます。

次の操作のうち 1 つを実行します。

• メッセージの URL が信頼できないソースからの場合、システム管理 者に連絡し、その後はこのページにアクセスしないようにします。

• メッセージの URL が PTC Windchill ソリューションなどの信頼でき るソースからの場合、テクニカルサポートに連絡します。

Creo Elements/Pro でのデジタル著作権管理Creo Elements/Pro Rights Management Extension を使用することで、知 的財産へのアクセスを制御できます。知的財産には、Creo Elements/Pro の部品、アセンブリ、図面に保存されている設計 / 技術上の機密情報も含まれます。これらの Creo Elements/Pro オブジェクトにポリシーを適 用することでアクセスを制御できます。このようなオブジェクトは、配布またはダウンロードされた後も、ポリシーによって保護されます。ポリシーを適用した Creo Elements/Pro オブジェクトを DRM 保護オブ ジェクトと呼びます。ポリシーによって、ファイアウォールの内外で、DRM 保護オブジェクトへのユーザーのアクセス権が制御されます。

システム管理情報 C-55

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管理者は、Web インタフェースを介して Adobe LiveCycle Rights Management ES サーバー ( ポリシーサーバー ) でポリシーを定義できま す。次のものを定義することもできます。

• これらのポリシーを Creo Elements/Pro 内のファイルに適用可能な 発行者

• DRM 保護オブジェクトにアクセス可能なユーザー

ポリシーの定義とユーザー/ ユーザーグループの指定については、Adobe社から提供されているヘルプを参照してください。

管理者がポリシーを定義すると、ユーザーは Creo Elements/Pro で次の DRM 操作を実行できるようになります。

• ポリシーサーバーの認証を受けた後で DRM 保護オブジェクトを開 く。オブジェクトのカレントポリシーで設定されている使用権の範囲内で、オブジェクトを使用できます。

• Creo Elements/Pro オブジェクトにポリシーを適用したり、ポリシー を除去したりする。これには、DRM ライセンスが必要です。

• ポリシーサーバーに接続してポリシーの詳細を確認する。

• カレントセッション内のすべての DRM 保護オブジェクトのレポー トを生成する。

詳細については、ヘルプセンターでデジタル著作権管理のヘルプを参照してください。

C-56 Installation and Administration Guide 日本語版

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D MKS Platform Components の

インストール (Windows のみ )

この付録には、Creo Elements/Pro で CADDS 5 モデルを動作させるため の MKS Platform Components のインストール方法に関する情報が記載 されています。

項目 ページ

概要 D - 2 MKS Platform Components のインストール D - 2

D-1

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概要Windows では、Creo Elements/Pro 内で CADDS 5 の部品およびアセン ブリを使用できるようにするためには、MKS Install for CADDS 5 Interface および Pro/INTERFACE for CADDS 5 をインストールする必 要があります。Pro/INTERFACE for CADDS 5 のインストール方法につ いては 4-2 ページの「インストレーションコンポーネントの定義」を参照してください。MKS Install for CADDS 5 Interface は、以下の機能をサ ポートするサードパーティアプリケーションです。

• 32 ビットおよび 64 ビットの Windows オペレーティングシステム上 で UNIX 環境をシミュレートします。

• Windows オペレーティングシステム上で UNIX コマンドを エミュ レートします。

• CADDS 5 と Creo Elements/Pro 間の相互運用を可能にする Portmapper サービスをインストールします。

• CADDS 5 ファイルを使用するために必要なスタートアップファイル とライブラリを別個のインストールディレクトリにコピーします。

MKS Platform Components のインストール1. 1-8 ページの「PTC.Setup の起動」の手順に従って PTC.Setup を起動

します。

2. PTC ライセンス契約に同意します (1-5 ページの「PTC ライセンス契 約」を参照 )。PTC.Setup の製品選択スクリーンが表示されます。

3. 「その他の製品」(Other Products) で「MKS Install for CADDS 5 Interface」 をクリックして Windows インストーラを開きます。

4. MKS Platform Components 9.x - Setup スクリーンで「Next」をク リックします。Perl がインストールされているかどうかを示すメッ セージが表示されます。Perl がインストールされている場合は、表示 される指示に従います。

5. 「Next」をクリックします。「Customer Information」スクリーンが 表示されます。

6. ユーザー名と組織名を入力します。

7. 「Next」をクリックします。「File Extensions」スクリーンが表示され ます。スクリーンに表示される指示に従います。

8. 「Next」をクリックします。「Setup Type」スクリーンが表示されます。

9. セットアップタイプとして、「Typical」、「Compact」、「Custom」のいずれかを選択します。

D-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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10. プリファレンスを適用もしくは変更し、「Next」をクリックします。

11. MKS Platform Components 9.x のインストールを行う「Install」ボ タンが表示された場合、以下のいずれかのボタンをクリックします。

– 戻って情報を確認するには「Back」をクリックします。

– インストールを開始するには「Install」をクリックします。

– インストールを中止するには「Cancel」をクリックします。

12. インストーラを閉じるには「Finish」をクリックします。

インストールの完了後、ソフトウェアを開始する前に 4-23 ページの「CADDS 5 Models の使用」を参照してください。

MKS Platform Components のインストール (Windows のみ ) D-3

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E 配分計算技術

この付録には、既存のハードウェアを増強するために Creo Elements/Pro によって使用される、配分計算技術についての情報が記載されています。

項目 ページ

概要 E - 2サポートされる機能 E - 2配分計算用のワークステーションの設定 E - 3配分計算用のホストマシンの指定 E - 4

E-1

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概要Creo Elements/Pro は、配分計算技術を使用して、計算集約型のタスクを 実行するために既存のハードウェアを増強します。配分計算技術には、次の項目が含まれます。

• Creo Elements/Pro セッションまたはコントローラ。

• セッションに参加しているネットワーク接続済みワークステーション。

• 各参加ワークステーションで実行されるデーモン。

• ワークステーションで実行される 1 つまたは複数のエージェント。こ れらのエージェントは、サーバープロセスとして実行される Creo Elements/Pro セッションである場合があります。

• ジョブの集合またはタスク

注記

配分計算は、複数目的の設計スタディにのみ適しています。

コントローラとエージェントの間の対話

Creo Elements/Pro では、配分計算技術を使用して、タスクの分散を 適 化できます。コントローラは、各ワークステーションのデーモンと通信して、負荷の平均を決定します。エージェントのセッションは、負荷平均とプロセッサ数に応じて自動的に開始されます。これらのエージェントは、各配分計算タスクごとに一度だけ開始され、ジョブのたびに開始されるわけではありません。また、データの通信も 適化されます。データ ( モデル、情報、および指示 ) は、デーモンによって各エージェントに 効率よく直接伝送されます。ジョブが実行されるまで、ファイルはワークステーションに一切コピーされません。同じエージェントに後続のジョブが送られると、ジョブ間で異なるデータのみが伝送されます。ジョブ間で同一のデータは、再び伝送されません。

サポートされる機能配分計算技術は、次の機能をサポートしています。

• 複数の CPU を持つワークステーションが利用されることにより、各 CPU ごとにエージェントプロセスが存在します ( システムの負荷平 均に基づく )。

• CPU の負荷が 20 % を上回らない限り、ワークステーションは配分計 算に使用されます。

E-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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• 配分計算が行われる間、タスクは、次のものを含むリアルタイムの条件に基づいてワークステーションに送られます。

– ワークステーションはオンラインである必要があります。

– ワークステーションの負荷平均は許容限度以内である必要があります。負荷平均は、特定の時点における単一のメジャーを使用して計算されるのではなく、ある期間に対して計算されます。

• ワークステーションが配分計算中にシャットダウンしても、アクティブなタスクは中断されません。コントローラは、シャットダウンを検出すると、ジョブを別のエージェントにルーティングします。

• 複数のユーザーが配分計算タスクを実行している場合、ワークステーションは先着順に使用されます。特定のコントローラによって送られたジョブを処理しているワークステーションは、ほかのコントローラのセッションで使用することはできません。

コントローラがそのタスクを完了した後は、任意のアクティブなコントローラがワークステーションを使用できるようになります。

注記

ファイアウォール越えてジョブを送る場合、配分計算は使用しないでください。

配分計算用のワークステーションの設定システム管理者は、Pro/ENGINEER 2000i2 以降をインストールした後 で、次のタスクを実行して、配分計算用にワークステーションを設定する必要があります。

1. UNIX と Windows の使用可能なワークステーションから、配分計算 セッションに参加できるものを選択します。

2. 各参加ワークステーションで dcadsetup スクリプトを実行します。 このスクリプトにより、配分計算に必要なデーモンプロセスが開始されます。これ以外の設定タスクは必要ありません。

3. デーモンプロセスをシャットダウンして、ワークステーションが配分計算セッションに参加できないようにするには、dcadshutdown ス クリプトを実行します。

4. オプションで、ワークステーションの起動スクリプト内に dcadsetup コマンドを登録します。こうすることによりワークステーションが、シャットダウンして再起動された後、配分計算に対して有効になります。

配分計算技術 E-3

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配分計算用のホストマシンの指定Creo Elements/Pro セッションで「ツール」(Tools) > 「配分計算」 (Distributed Computing) の順にクリックすると表示される「配分計算ホ スト選択」(Distributed Computing Hosts Selection) ダイアログボック スを使用すると、配分計算用のホストマシンを指定することができます。配分計算のタスクは、このダイアログボックスの設定を自動的に使用します。

タスクを開始すると、タスクの進捗状況、各参加ワークステーションでエージェントによって処理されているジョブ数についての統計、各ワークステーションのステータスなどが進行度バーに表示されます。参加ワークステーションは、ほかのユーザーが配分計算タスクで使用できるようにいつでも解除できます。

E-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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F トラブルシューティングの

ヒント

この付録では、PTC ソフトウェアと PTC ライセンスサーバーをインス トールする際に発生する場合がある問題について説明します。また、一般的なデバッグ技術についても説明し、PTC の Web サイトで使用できる その他の情報についても記載します。

項目 ページ

デバッグの一般的ヒント F - 2オンライン情報 F - 2トラブルシューティングリスト F - 2

F-1

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デバッグの一般的ヒント¥FLEXnet Admin License Server¥logs¥ にある ptc.log ファイ ルは、ライセンスサーバーの活動を記録します。このファイルには、問題発生時に使用できる有用な情報があります。

オンライン情報オーダーやライセンスのサポートなど、初級ユーザーと上級ユーザーの方の両方を対象とした情報については、 www.ptc.com/support/index.htm を参照してください。テクニカルサ ポートページからは、オンラインツールやその他のサポートサービスにアクセスできます。14,000 以上の技術文書で構成される知識ベースを検 索することも、「 初にお読みください」(Read This First) などの参照文 書をダウンロードすることもできます。

PTC Customer Service Guide および連絡先情報には、「テクニカルサポー ト」(Technical Support) ページの「テクニカル サポートへのご連絡方法」 (CONTACTING TECHNICAL SUPPORT) からアクセスできます。 FLEXnet Publisher の診断環境変数については、FLEXnet Licensing End User Guide を参照してください。

トラブルシューティングリスト現在直面している問題と同じ問題についての記述が次のリスト中にあるかどうかチェックしてください。情報は次の形式で表示されています。

症状 : 問題について記載されています。

原因 : その問題の原因がリストされています。

解決方法 : 問題の解決方法がステップごとに記載されています。

ソフトウェアの起動の失敗

症状 : Windows システムで、PTC ソフトウェアを開始する場合に、次の メッセージが表示された MS-DOS ウィンドウが表示されます : < インス トールディレクトリ >¥<MC タイプ >¥ファイル名が見つかりません

原因 : 環境変数であるシステムパス (PATH) が <インストールディレクト リ >¥bin に設定されていないか、構文エラーまたはスペルエラーの可能 性があります。

解決方法 : システムパス (PATH) をチェックします。

F-2 Installation and Administration Guide 日本語版

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Xtop アイコンがタスクバーで非表示になる

症状 : タスクバーに Xtop アイコンが数秒間表示された後、すぐ消えます。

原因 : ネットワークコンフィギュレーション設定が正しく設定されてい ません。

解決方法 : ネットワーク設定が「Suggested Technique for Configuration of a Windows Workstation for executing Creo Elements/Pro」の内容に 合っていることを確認します。

std.outというファイルを起動位置で探し、ネットワークエラーが報告されていないかどうかをチェックします。Exception Code Was -1073741819 を示す行がある場合は、 新のグラフィックドライバがイ ンストールされていることを確認してください。 新のグラフィックドライバは、製造元の Web サイトからダウンロードできます。または、 config.pro オプション graphics win32_gdi を設定する方法もあ ります。

不正確な ptcstatus コマンド情報

症状 : Windows システム上のリリース 20 以降では、ptcstatus コマン ドによって次のメッセージが返されます。 ライセンスファイル 77880@ptc のステータス表示警告 (-15): ライ センスサーバーに接続できません (-15, 10; 10061)。

原因 : ライセンスサーバーが実行されていないか、クライアントがサー バーに接続できません。

解決方法 : lmgrd および ptc_d デーモンが実行されていることを確認し ます。ネットワーク上の問題は、ライセンスクライアントがホスト名でping するかどうかで確認できます。

無効なライセンス

症状 : エラーメッセージ「無効なライセンス」が返されます。

原因 : ライセンス情報が不正確です。

解決方法 : FLEXnet のライセンスエディタに戻って、入力された情報がラ イセンスパックの記載どおりであるかどうかを確認します。ライセンスがリストされていない場合、FLEXnet のライセンスエディタに戻り、テ キストがハイライトされていないことを確認します。

すべてのライセンスが無効としてリストされている場合は、ライセンスパックの PTC Host_ID が FLEXnet のライセンスエディタの記載と対応 しているかどうかを確認します。サーバー行とデーモン行がそれぞれ 1 行の場合、単一サーバーを意味します。また、サーバー行が 3 行でデー モン行が 1 行の場合、障害許容設定 ( 三つ組構成 ) を意味します。PTC HOST_ID に適合しないすべての行を削除します。

トラブルシューティングのヒント F-3

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インクリメント行には、空白の行がないようにします。 後の行を除く各行の終わりに連続文字 (¥) があることを確認します。いくつかのライセ ンスが有効であるときにその他のライセンスが無効である場合は、ライセンスファイルウィンドウで無効な機能名行を検索して、テキストを訂正します。

電子メールでライセンスコードを受け取った場合には、ヘッダーやフッターなどの余分なテキストを削除してください。また、FLEXnet のライ センスエディタウインドウの無効なライセンスを削除するという方法もあります。

FLEXnet Publisher が起動しない ( 三つ組構成 )症状 : 障害許容設定 ( 三つ組サーバー) をインストールし、設定した後で、 PTC ライセンスサーバーが起動しません。

原因 : 以下の条件を満たしていません。ライセンスが供給される前に、障 害許容 (三つ組 ) 設定のうち 2 つのパートナーが起動されている必要があ ります ( 定足数 )。

解決方法 : シェルウィンドウまたはコマンドプロンプトを開いて、 <FLEXnet インストールディレクトリ >¥bin に移動します。 ptcstartserver と入力します。

ModelCHECK Metrics ツールの表示の問題

Web ベースの ModelCHECK Metrics ツールを使用中に、Internet Explorer または Mozilla ブラウザでグラフとレポートの表示に問題が発生するこ とがあります。問題の原因と解決方法を次に示します。

原因 :イメージディレクトリへのパスがコンフィギュレーションファイルnew_admin.xml で指定されていません。指定されている場合、パスが 間違っている可能性があります。 解決方法 :イメージディレクトリのロケーションとコンフィギュレーションファイル new_admin.xml で指定されているパスを確認します。 new_admin.xml ファイルで間違いが見つかった場合、正しいパスを指定して Metrics ツールを再び配備します。

原因 :Apache Web サーバーが稼動していないか使用できません。 解決方法 :Apache Web サーバーが稼動しているか確認し、必要に応じて Apache Web サーバーを起動します。サーバーを起動する前に、イメージ ディレクトリのロケーションが有効で存在していることを確認します。

原因 :Apache¥conf¥httpd.conf ファイルでパス DocumentRoot が正 しく設定されていません。 解決方法 : パス DocumentRoot を正しく指定します。問題が解決しない 場合、パス DocumentRoot と一致するようにイメージディレクトリのロ ケーションを指定します。

原因 :Metrics ツールで「connection pool exhausted」( 接続プールを使い 果たした ) というエラーが表示されます。

F-4 Installation and Administration Guide 日本語版

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解決方法 :Tomcat Web Server Administration Tool の「データソース」 (Data Sources) ページで「有効な 大接続数」(Max. Active Connections)、 「アイドル状態の 大接続数」(Max. Idle Connections)、および「 大待 ち時間」(Max. Wait for Connection) の値を確認します。「有効な 大接 続数」(Max. Active Connections) と「アイドル状態の 大接続数」(Max. Idle Connections) の値を増やして Metrics ツールを再び起動します。

注記

「データソース」(Data Sources) ページで情報を編集する場合、Tomcat Web Server Administration Tool で「変更を反映」(Commit Changes) をクリックします。

原因 : Tomcat Web Server Administration Tool の「データソース」(Data Sources) ページで指定されている情報が、コンフィギュレーションファ イル new_admin.xml で指定されている情報と一致しません。 解決方法 : 情報の不一致が発生しているかどうかを確認します。不一致が ある場合、両方の情報を一致させます。

原因: コンフィギュレーションファイル new_admin.xml で指定されてい るイメージディレクトリのロケーションが、Apache¥conf¥httpd.confファイルの DocumentRoot パスで指定されているロケーションと一致し ません。 解決方法 : 両方のファイルで同じパスを設定します。

原因 :グラフィック表示に関連するパラメータがコンフィギュレーションファイル new_admin.xml で設定されていません。 解決方法 : コンフィギュレーションファイル new_admin.xml を確認し、 次のパラメータとそれに対応する値を設定します。

• dbname - データベース名

• dbtype - 使用されるデータベースのタイプ (Oracle や Microsoft Access など )

• imagedir - イメージディレクトリの場所 ( パス )

• imagedirLink - Metrics ツールのグラフとレポートのイメージを格納 するイメージディレクトリへのリンク

トラブルシューティングのヒント F-5

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用語集

用語 定義

Creo Elements/Pro 3D 設計自動化ツール。Creo Elements/Pro は、アソシエティブで相互運用可能な製品設計とエンジニアリングモデルシステムを提供します。

Creo Elements/Pro Plastic Advisor 射出成形プラスチック部品のモールド充填をシミュレートし、信頼性の高い製造上のフィードバックやアドバイスを設計者にすばやく提供するアプリケーション。

Creo Elements/Pro Rights Management 拡張機能

Creo Elements/Pro ファイル内の知的財産へのアクセスやコピーを制限するためのアクセス制御技術。「知的財産」も参照してください。

Creo Elements/View Express あらゆる形式のデジタル製品データの表示、マークアップ、対話、コラボレーションに使用される PTC アプリケーション。Creo Elements/View の縮小版です。

Design Animation ユーザーが部品とアセンブリのアニメーションシーケンスを Creo Elements/Pro 上で作成できるソフトウェア拡張機能。

FLEXnet Publisher ライセンスを供給するために使用されるライセンス管理ソフトウェアです。

J-Link Java ベースのツールキット。J-Link によって、開発者は Creo Elements/Pro セッションにアクセスする Java アプリケーションを作成できます。

ModelCHECK Creo Elements/Pro 用のソフトウェア生産性向上ツール ModelCHECK は、部品、図面、アセンブリを分析して、適切な Creo Elements/Pro モデル技法を通知します。

用語集-1

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ModelCHECK Metrics ツール データの品質、規格、最適な方法を追跡するための Web ベースユーティリティ。このツールは ModelCHECK からの集計ファイル出力を使用して、品質の傾向性を計測し、ModelCHECK の解析結果をグラフィック表示できます。

name_service デーモン (nmsd) このデーモンプロセスにより、Creo Elements/Pro とその他の PTC アプリケーションの間のリモート通信が有効になります。

Pro/BUNDLE 複数の既存オプションモジュールから成るフローティングオプションモジュールタイプです。PTC ライセンスはバンドルされたソフトウェアを単一ライセンスエンティティとして認識します。

Pro/PHOTORENDER Creo Elements/Pro の部品とアセンブリの精密な写実的イメージを作成する Creo Elements/Pro アプリケーション。

Pro/TOOLKIT C プログラム言語を使用して、Creo Elements/Pro への機能追加ができるようにする API。

PTC.Setup PTC 製品をインストールするためのメニュー、ダイアログボックス、画面を備えたインストールユーティリティ。

PTC.Setup ヘルプ オンラインのユーザーインストレーションの説明は、Web ブラウザに表示されます。

PTC アプリケーションマネージャ ユーザーが Creo Elements/Pro セッション中にほかのアプリケーションの起動と終了を行うことを可能にする、ツールバーとして表示されるユーティリティ。

PTC デーモン PTC ベンダーデーモン (ptc_d) はライセンスサーバー上で、FLEXnet Publisher デーモンとともに動作します。PTC ライセンスファイルを読み取り、ライセンスの使用を管理します。PTC デーモンには、PTC ライセンスセキュリティの認証情報も含まれています。

PTC ホスト ID マシンを識別する固有の番号です。これは、CPU ID と呼ばれる PTClm で使用される番号と同じです。また、「マシンアドレス」とも呼ばれます。

Visual Basic API Visual Basic のツールキット。Visual Basic API によって、開発者は Creo Elements/Pro セッションにアクセスする VB.NET および VBA アプリケーションを作成できます。

Web.Link Creo Elements/Pro の機能 Web.Link によって、Netscape ブラウザを介して Creo Elements/Pro と対話できます。この機能では、エンジニアリングプロセスを自動化して合理化するために使用できるカスタム化された Web ページを作成できます。

用語集 -2 Installation and Administration Guide 日本語版

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アプリケーションプログラミングインタフェース (API)

プログラムが特定のオペレーティングシステムまたはネットワークサービスを呼び出す際の基準となる規格または規則のセット。

アンカウントノードロックライセンス

ライセンスサーバーではなく PTC アプリケーションによってライセンス使用許可が管理されるノードロックライセンスのことです。アンカウントノードロックライセンスのセッションは 1 台のマシンで同時に数の制限なく実行できます。

インクリメント行 「フィーチャー行」を参照してください。

インストールディレクトリ PTC ソフトウェアがインストールされるディレクトリ。「ロードポイント」とも呼ばれます。

インストール番号 1997 年 10 月 20 日以前に個々のソフトウェアを識別するために PTC 注文管理システムで使用されていた番号。

カウントロックライセンス ロックライセンスは FLEXnet Publisher ライセンスサーバーで管理されますが、その使用はライセンスがあるマシンに制約されます。ライセンスサーバーは購入ライセンス数まで使用できるようにライセンスを供給します。

起動コマンド インストールされたソフトウェア製品を起動するのに使用されるコマンドのことです。起動コマンドはインストール中に作成され、ライセンス管理コンポーネントの少なくとも 1 ライセンスと関連付けられます。別々のフィーチャー行にあるモジュールを起動コマンドに関連付けることも可能です。起動コマンドが実行されると、その起動コマンドを実行したユーザーがその関連ライセンスやモジュールを使用できるよう、自動的にライセンスが供給されます。

教育用ライセンス 教育機関で PTC ソフトウェアを実行するために使用されるライセンス。「学生用ライセンス」とも呼ばれます。このライセンスは期間限定型です。

サーバー行 ソフトウェアを供給するサーバー ( 複数可 ) を識別するライセンスファイル内の入力行のことです。

再構成 ソフトウェアの構成 ( ライセンス間のモジュールの移動 ) を修正するプロセスのことです。

サムネールビューア Creo Elements/Pro 以外のオブジェクトのサムネールを表示するための Windows 専用ユーティリティ。

実行ライセンス 実行ライセンスは Creo Elements/Pro などの特定 PTC アプリケーションライセンスを実行します。フローティングライセンスはどのような特定サイトのネットワーク上のホストマシンでも使用できます。「フローティングライセンス」を参照してください。

Installation and Administration Guide 日本語版 用語集-3

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商用ライセンス PTC ソフトウェアを商用目的で購入した際に取得するライセンス。

製造コード 弊社ソフトウェアの特定のバージョンを識別する固有の番号。製造コードはソフトウェア DVD-ROM のジャケットに記載されています。

製品接頭辞 この標準接頭辞は特定の製品に対応します。たとえば、Creo Elements/Pro の製品の接頭辞は PROE_ です。この製品接頭辞は、PROE_12345 ( ここで、12345 はコンフィギュレーション ID) などの機能名、または Creo Elements/Pro が起動時に要求する機能を指定する PROE_FEATURE_NAME などの環境変数の接頭辞として使用される場合があります。

知的財産 Creo Elements/Pro のデータファイルに保存され、著作権によって保護されている情報。

デーモン行 ライセンスファイル内で次の定義を行います。

• PTC デーモン名。ライセンスファイルを読み取ってフロー ティング PTC ライセンスを承認または否認するカスタム 化ソフトウェアのことです。

• この実行ファイルが置かれているパス。FLEXnet Publisher インストールディレクトリのことです。

• FLEXnet Publisher オプションファイルへのパス。これに は各種の操作パラメータが含まれます。

トレイルファイル トレイルファイルには、Creo Elements/Pro セッション中の作業手順が記録されます。

認証 セキュリティ保護されたサーバーにログインして本人確認を行う処理。

ノードロックライセンス 特定の 1 つのマシンまたはノードでのみ使用できるライセンスです。ノードロックライセンスは、特定のホスト ID または CPU ID に制限されます。ノードロックライセンスがソフトウェア実行マシンの CPU ID と一致しない場合は、ライセンスを使用することはできません。ノードロックライセンスは、「カウント」または「アンカウント」にできます。

ハードウェア再構成 コンフィギュレーション ID に現在反映されているマシンの変更プロセス。

評価用ライセンス 試用期間中にソフトウェアを使用できるようにするライセンス。

用語集 -4 Installation and Administration Guide 日本語版

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フィーチャー行 フィーチャー行またはインクリメント行は、ユーザーが使用を許可されている製品をはじめ、そのライセンスに関連するオプションのソフトウェア製品を記述するライセンスファイルの項目です。フィーチャー行の例を次に示します。

INCREMENT PROE_FLEX3C ptc_d 31.0 01-jan-2009 1 ¥ BC24AFC5B76BB74C9366 VENDOR_STRING="VSVER=2.0 ¥ LO=(0,3,6,7,10,17,32,34,40,45,48,51,55,¥

61,62,66,69,71,73,77,97,106,108,115,126,¥

127,128,133,135,137,158,163,188,191,210)"¥ SUPERSEDE vendor_info="VIVER=1.0 ¥

EXTERNAL_NAME=" ¥

ISSUER=PTC ISSUED=01-sep-2006 ¥

NOTICE="PTC_customer" SN=SCN12344,SCN765431¥ SIGN2="169C A28A E97F E96E 0A3E 563B FDEB¥ 4510 829E 4BF4 25D3 2394 0444 2FD4 6C23 0168¥ A8A5 AEBE 54B0 1FF6 B79B DC75 2014 A278 33CC¥ 1B90 8647 6A12 F4D6 45BF"¥

フィーチャー名 フィーチャー名とは、アプリケーションが要求するライセンスの名前です。これは製品接頭辞とコンフィギュレーション ID から成ります ( 例 : PROE_FLEX3C)。

部品ファイル このファイルには Creo Elements/Pro の部品情報 ( 例 : オブジェクト寸法 ) が含まれています。

フローティングライセンス 複数のシステム上で使用される、マシンに固定されていないライセンスです。フローティングライセンスはマシンで使用されるライセンスサーバープロセスで供給されます。このマシンは「ライセンスサーバー」と呼ばれます。「実行ライセンス」を参照してください。

三つ組サーバー フローティングライセンスを互いに管理し合う同ネットワーク上の 3 つのライセンスサーバー構成のことです。

メンテナンス版 PTC ソフトウェアの次の主要リリースへの更新。

メンテナンスリリース要求 製品出荷後の PTC ソフトウェアの要求。これは、主要な新規改訂後の拡張機能要求です。

ライセンス ライセンスは PTC 製品の使用許可をユーザーに与えます。

ライセンス管理 すべてのインストール関連業務を担当する PTC の部門。

ライセンス管理ソフトウェア 「FLEXnet Publisher」を参照してください。

Installation and Administration Guide 日本語版 用語集-5

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ライセンスクライアント ライセンスをほかのマシンやソフトウェアセッションに要求するマシンまたはソフトウェアセッションのことです。

ライセンスサーバー ライセンスをライセンスクライアントに供給するマシンまたはシステムプロセスのことです。マシン A 上で Pro/INTRALINK を起動し、マシン B にライセンスを要求する場合、マシン B がライセンスサーバーとなります。ライセンスサーバーは使用されているライセンス数をチェックします。システム管理者はライセンスサーバーを特定フィーチャー上に制限し、ライセンスを制御できます。

ライセンスサーバーマネージャデーモン

FLEXnet Publisher ライセンスサーバーマネージャデーモン (lmadmin もしくは lmgrd) はライセンスサーバー上で、PTC ベンダーデーモンとともに動作します。ライセンス使用の管理は行いません。lmadmin デーモンもしくは lmgrd デーモンは、ベンダーデーモンを起動し、アプリケーションを適切なベンダーデーモンに参照させ、三つ組インストレーションではネットワーク上のほかのライセンスサーバーマネージャデーモンと通信します。

ライセンス情報 FLEXnet Publisher がソフトウェア使用権の承認に使用する PTC ライセンスパックのデータ。

ライセンスの借用 FLEXnet Publisher 10.8.6.2 以降の機能。ライセンスサーバーからライセンスを借用すると、ライセンスサーバーに接続しなくても、ライセンスが承認されたアプリケーションをリモートクライアントで実行できます。

ライセンスパック ソフトウェアの実行に必要なライセンスコードをパッケージ化したもの。電子メール、ファックス、郵便のいずれかで届きます。

ライセンスファイル FLEXnet Publisher がインストールおよび構成されるときに各ユーザーのディスクドライブに保存されるファイル (license.txt)。このファイルには FLEXnet Publisher がソフトウェアの使用権を承認するのに必要な情報が含まれています。

用語集 -6 Installation and Administration Guide 日本語版

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ライセンスロック ライセンス供給される特定の製品で使用されるオプションモジュールのことで、この場合、フローティングもしくはノードロックのいずれかのタイプになります。あるオプションモジュールがノードロックライセンスに対してライセンスロックされている場合、そのモジュールは権限が与えられた特定のマシン上でのみ使用できます。モジュールがフローティングライセンスに対してライセンスロックされている場合、ネットワーク上のどのマシン上でも ( ライセンスとともに ) 使用できます。

ライセンスロックオプション PTC ソフトウェアのライセンスにロックされた PTC ソフトウェアのオプションモジュール。ライセンスのスタートに成功すると、そのライセンスに関連するすべてのライセンスロックオプションを利用できます。

ロードポイント ソフトウェアがインストールされるディレクトリ。UNIX システムでは、Creo Elements/Pro ロードポイントは /usr/local/CreoElementsPro5.0 などになります。Windows の場合は C:¥Program Files¥PTC¥Creo Elements¥Pro5.0¥bin などになります。

Installation and Administration Guide 日本語版 用語集-7

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索引

AApache Web サーバー、設定 2API ツールキット 5ASCII フォントの定義 37

CCADDS 5 インタフェース 23CADDS 5 モデルの操作 2config.proダイアログボックスの非表示 12編集 8

CPU ID 2Creo Elements/Pro

OLE サーバーコンフィギュレーション 15

UNIX 設定 17Windows 設定 14X Windows の使用 5インストール 1インストレーションの削除 30起動 24, 30グラフィックシステム 7更新 2サーバーからのライセンスの取得 9修正 3上位互換性 2ディレクトリ許可の指定 24ノードロックライセンスによるインス

トール 5フォント 8

ブラウザの必要条件 48ヘルプのインストール 4ヘルプファイル 4マシンに固有の設定 4ユーティリティ 2ライセンスクライアントの指定 8ライセンスクライアントへのインストー

ル 4ライセンスサーバーの指定 7ライセンスサーバーへのインストール 2リモートで実行 5

Creo Elements/Pro Distributed Batch 5Creo Elements/Pro Mechanica 4独立モード 29ノードロックライセンスによるインス

トール 5Creo Elements/Pro Plastic Advisor 5Creo Elements/Pro Rights Management

Extension 55Creo Elements/Pro のフォント 24Creo Elements/View Express 52インストール 14

Custom Installer 1

DDirect3D 10グラフィックモード 7

Distributed Services Managerインストール 2インストレーションコンポーネント 2インストレーションの削除 9

索引 -1

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起動 9追加のコンフィギュレーションステッ

プ 7ライセンスクライアントの指定 5ライセンスサーバーの指定 5

FFLEXnet Licensing End User Guide xv, 9FLEXnet Publisher

FLEXnet Licensing End User Guide 2インストール 3下位互換性 9使用による利点 9制限 10三つ組のインストレーション 6ユーティリティ 3ライセンスエディタ 7ライセンスサーバー 2ログファイル 2

IInterface for PDF 48

JJavaScript のセキュリティ 55JavaScript ブリッジ 55J-Link 5

LLATIN_1 フォントの定義 39lmadmin ライセンスサーバーマネー

ジャ 2lmgrd デーモンプログラム非特権ユーザーとして実行 10

lmtools ユーティリティ 3

MMicrosoft Web サーバー設定 5

MKS Install for CADDS 5 Interface 2ModelCHECK 5, 12

ModelCHECK Metrics ツール 12インストール 14データベース 18配備 15

OOLE サーバーコンフィギュレーション 15OpenType フォント 27

PPortmapper サービス 23Pro/CDT 5Pro/FEM-POST 5Pro/INTERFACE for CADDS 5 5Pro/NCPOST 5Pro/TOOLKIT 5Pro/Web.Publishインストール 2更新 5

PTC OLE サーバー設定 15

PTC カスタマーサービス Web サイト 2PTC ライセンス概要 2PTC ライセンス契約 5PTC ライセンスサーバー 3概要 8

PTC.SetupUNIX における起動 9Windows における起動 9インストレーションユーティリティ 7起動 8トレイルファイルの再現 10トレイルファイルの生成 9

PTC.Setup の起動 8UNIX 上 9Windows 上 9概要 8

ptcflush ユーティリティ構文 12使用 12

ptcstatusサーバー活動の確認 7

索引 -2 Installation and Administration Guide 日本語版

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SSUN アーキテクチャのガンマ補正値 4SUN、ガンマ補正値の設定 4

TTCP/IP 12インストール要件 3

Tomcat サーバー 15

UUNIXテンポラリディレクトリ 2ブラウザの必要条件 49

UNIX 設定Creo Elements/Pro 17

VVERICUT 5

WWeb インストーラ 2Web コンポーネントインストール 2

Web サーバー、設定 2Web ブラウザ要件 48Web.Link 5Web.Publishインストール 2

Windowsテンポラリディレクトリ 2ブラウザの必要条件 48プログラムショートカットの作成 11, 7

Windows 設定Creo Elements/Pro 14

Windows のプログラムショートカット 11, 7

XX Windows 5サポートされるディスプレイ装置 5リモート表示 5

X ターミナルのパス 6Xtop アイコン 3Xtop アイコン、トラブルシューティン

グ 3

あ圧縮コーデック 47アプリケーションマネージャ

UNIX でのインストール 2インストール 2開始メニューコマンドの作成 4

いインストール

API ツールキット 5Creo Elements/Pro 2Creo Elements/Pro Distributed Batch 5Creo Elements/Pro Plastic Advisor 5Creo Elements/View Express 14Distributed Services Manager 2FLEXnet Publisher 3J-Link 5ModelCHECK 5Pro/CDT 5Pro/FEM-POST 5Pro/TOOLKIT 5Pro/NC-POST 5PTC ヘルプ 1PTC ライセンスサーバー 3UNIX での設定 18VERICUT 5Web.Link 5Web.Publish 2Windows での設定 13Windows 要件における TCP/IP 3アプリケーションマネージャ 2インタフェースツール 5オプションのユーティリティ 14グラフィックライブラリ 10更新インストレーション 2コンポーネントの定義 2サムネールビューア 14電気シンボルライブラリ 10配管と熱機器シンボルライブラリ 10

Installation and Administration Guide 日本語版 索引 -3

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三つ組 6ライブラリ 10

インストール解除Creo Elements/Pro 30Distributed Services Manager 9

インストレーションコンポーネントカスタム化 2

インタフェースツール、インストール 5

えエクステンションライセンス 2

おオプションのユーティリティインストール 14チェック 25

オンライン情報FLEXnet Licensing End User Guide 2構成上の注意 2

かカスタマーサービスオンライン情報 2

くグラフィックスの設定 7グラフィックモード

Direct3D 10 7OpenGL 6

グラフィックライブラリ 10

け言語デフォルトの設定 5

こ更新インストレーション 2構成上の注意 2互換性上位 2

コマンドptcflush 9, 12, 2

ptchostid 2ptcsetup 3, 2ptcstatus 7, 2表形式のリスト 2

コンテキストコンフィギュレーションファイル 16

コントローラとエージェントの対話 2

さ再取得されたネットワークライセンス、ダ

イアログボックスの非表示 12サムネールビューアインストール 14

しシステム管理ユーティリティ 2借用ライセンス 2修正

Creo Elements/Pro 3ショートカット作成 11

シンボル特殊 30

せ制限

FLEXnet Publisher 9ライセンスファイル 6

設定Apache Web サーバー 2Creo Elements/Pro の UNIX へのインス

トール 17Microsoft Web サーバー 5Web サーバー 2新規インストール 3特定のマシン 4配分計算用のワークステーション 3分散サービス 16リモートバッチ設定 17

そ相違点

lmgrd と lmadmin 2

索引 -4 Installation and Administration Guide 日本語版

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ソフトウェア構成 3ソフトウェア構成上の注意 3

た対話コントローラとエージェント 2

ち知的財産 55著作権管理認証 56ポリシー 55

てテキスト

base_offset 33幅 33パラメータ 30修正 32

文字 34テキストパラメータ 30テキストフォント

ASCII 定義 37LATIN_1 の定義 39作成 30説明 30

とドキュメンテーション表記規則 xvii

トラブルシューティングソフトウェアの実行 2ネットワーク接続の失敗 12ヒント 1三つ組サーバー FLEXnet Publisher の起

動失敗 4無効なライセンス 3

トレイルファイルPTC.Setup に関して生成 9PTC.Setup の内容の再現 10

トレースバックログ生成 25

トレースバックログの生成 25

ぬ塗りつぶしフォントの定義 37

ねネットワーク接続トラブルシューティング 12

のノードロックライセンス 2

Creo Elements/Pro のインストール 5

はハードウェア構成上の注意 2配管と熱機器シンボル 10配布資料 2配分計算技術 1配分計算用のホストマシン 4配分計算用のワークステーション設定 3

パッキングスリップ 2バッチジョブ、リモート 17

ひ必要条件

UNIX 3Windows 2

ふファイルタイプ、関連付け 25ファイル登録、無効化 11フォント定義

ASCII フォント 37latin フォント 39定義コマンド 34テキストパラメータ 30特殊フォント 38文字パラメータ 34

ブラウザの必要条件Creo Elements/Pro 48

Installation and Administration Guide 日本語版 索引 -5

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UNIX 49Windows 48

フローティングライセンス 2プロッタ 7分散サービス設定 16

へヘルプセンター

Web サーバーへのインストール 7インストール位置の選択 2カスタムロケーションへのインストー

ル 3内容依存型ヘルプ

Web サーバーから 8カスタムロケーションから 5

変更測定単位 28

ほポータブルドキュメントフォーマット 48エクスポート 48

ホスト ID 2ホスト ID の検索 2

み三つ組サーバー定義 9, 6トラブルシューティング 4

めメモリ

32 ビット Windows システムでのメモリの割り当て 26

も文字修正 35定義 34パラメータ 34ボックス 35

モデル、バックアップ 10

ゆユーティリティ

Creo Elements/Pro 2FLEXnet Publisher 3lmtools 3lmutil 3ptcflush 12ptcshutdown 3ptcstartserver 3システム管理 2

らライセンスエクステンション 2更新 11コードの更新 3借用 2フローティング 2無効 6

ライセンス簡略化一般情報 3概要 2, 7技術情報 4利点 3

ライセンスクライアントCreo Elements/Pro に対する指定 8Creo Elements/Pro のインストール 4Distributed Services Manager に指定 5

ライセンス契約 5ライセンスサーバー

Creo Elements/Pro に対する指定 7Creo Elements/Pro のインストール 2Distributed Services Manager に指定 5FLEXnet Publisher 2動作確認 7

ライセンス情報の供給 5ライセンスタイプ 2ライセンスの回復 9ライセンスの借用 2, 12開始 13概要 12ステータスの決定 15

ライセンスパックPTC の Web サイトからの取得 4

索引 -6 Installation and Administration Guide 日本語版

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依頼 3保存 4

ライセンスファイル情報の手動入力 7制限 6

ライブラリインストール 10グラフィックライブラリ 10電気シンボル 10配管と熱機器シンボル 10

りリモートバッチジョブ 17リモートバッチジョブのスクリプト 17

Installation and Administration Guide 日本語版 索引 -7

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