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ユーザーマニュアル CONSOLE 1 FADER VST/VST3/AU/AAX Native

Console 1 Faderユーザーマニュアル - MI7...4 | 9 Console 1 Faderの便利な使いかた 3010 トラブルシューティング 3311 お役立ち情報 34インストール.34

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  • ユーザーマニュアル

    CONSOLE 1FADERVST/VST3/AU/AAX Native

  • 2 | 

    Softubeユーザー・マニュアル

    © 2007-2019.Softube AB 無断複写・転載を禁じます。Softubeおよび株式会社エムアイセブンジャパンは、本書に記載されてい る事柄について約束するものではありません。Softube Console 1はスウェーデン Softube ABの登録商標です。Softubeはスウェーデン Softube ABの登録商標です。すべての仕様は予告なしに変更されることがあります。無断複写・転載を禁じます。

    本書に記載されているその他の企業名および製品名はそれぞれの企業の商標です。サードパーティー製品の記載は情報提供のみを目的としており、これらの製品を支持または推薦するものではありません。Softubeはこれらの製品の性能または使用についていかなる責任も負いません。

    Softubeの製品は特許番号 SE526523および SE525332によって保護されています。関連特許 /特許出願番号には、WO06054943、US11/667360、US20040258250、EP1492081、EP1815459、JP2004183976があります。

    本ソフトウェアに対するお客様の権利は、付属のソフトウェア使用許諾契約書(エンドユーザー使用許諾契約書)に準拠します。

    免責事項本マニュアルの作成にあたっては、情報の正確性を確保するために最大限の努力が払われています。とは言え、私たちがミスをしてしまった可能性はあります。人間には誤りがつきものです。お許しいただければ幸いです。誤りにお気付きになりましたら、修正いたしますので、ぜひお知らせください(次回のバージョンでの修正になる場合もあります)。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 3

    目次

    1 はじめに 5

    Console 1 Faderを使ってできること . . . . . 6Console 1 Faderを使えるDAW . . . . . . . 6

    2 設定 7

    Console 1 Faderのインストール . . . . . . . 7

    3 クイック・スタート 8

    新しいプロジェクトでConsole 1 Faderを使う . . 8

    4 DAWコントロール 9

    5 Console 1 Faderを操作する 11

    コントロール・パネル . . . . . . . . . . . 11小さなプラグイン・ウインドウ . . . . . . . . 11オンスクリーン・ディスプレイ(OSD) . . . . . 12Console 1 Faderのみを使う場合のOSD . . . 12Console 1 FaderとConsole 1を使う場合のOSD 13オートメーション . . . . . . . . . . . . 13

  • 4 | 

    9 Console 1 Faderの便利な使いかた 30

    10 トラブルシューティング 33

    11 お役立ち情報 34

    インストール . . . . . . . . . . . . . . 34ファームウェアのアップグレード . . . . . . . 35サポート. . . . . . . . . . . . . . . . 35システム要件 . . . . . . . . . . . . . . 35ブロック図 . . . . . . . . . . . . . . . 36ハードウェアの要件 . . . . . . . . . . . 37クレジット . . . . . . . . . . . . . . . 37

    12 ユーザー登録とお問い合わせ 38

    ユーザー登録 . . . . . . . . . . . . . 38お問い合わせ. . . . . . . . . . . . . . 38

    6 より詳しく:各機能についての詳細 14

    10基のフェーダー、53個のボタン、1つのノブ 14フェーダー . . . . . . . . . . . . . . . 15トラック・セレクター・ボタン. . . . . . . . . 15ボリュームLED . . . . . . . . . . . . . 16ミュート/バイパス . . . . . . . . . . . . 16ソロ/位相 . . . . . . . . . . . . . . . 16ページ . . . . . . . . . . . . . . . . 17ディスプレイのオン/自動 . . . . . . . . . 17ディスプレイ・モード . . . . . . . . . . . 18ドライブのロード . . . . . . . . . . . . 18チャンネル・ストリップのロード . . . . . . . 18設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . 19フェーダー・モード:持続的と一時的 . . . . . . 21センド1~3 . . . . . . . . . . . . . . 21ボリューム . . . . . . . . . . . . . . . 22ドライブ . . . . . . . . . . . . . . . . 22キャラクター . . . . . . . . . . . . . . 22入力ゲイン . . . . . . . . . . . . . . 23ロー・カット . . . . . . . . . . . . . . . 23ハイ・カット . . . . . . . . . . . . . . . 23レイヤー・モード . . . . . . . . . . . . . 24Assign track(s) to layer . . . . . . . . 24割り当て可能なコントロール1~3 . . . . . . 25ソロ/OK . . . . . . . . . . . . . . . 25ミュート/キャンセル . . . . . . . . . . . 25パン/選択 . . . . . . . . . . . . . . . 26幅 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26Shift . . . . . . . . . . . . . . . . . 27

    7 Apollo CentralでConsole 1 Faderを使う 28

    8 ハードウェアなしでConsole 1 Faderを使う 29

  •  | 5

    1 はじめにConsole 1 Faderはデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)と連携する物理的なモーター・フェーダーです。

    Console 1 Faderを使うと、オーディオ・トラックのレベルのミキシングという繊細な作業を指の感覚を用いて行うことができます。ほかにも、パン、ミュートおよびソロ、ハイ/ロー・カット、ドライブ、Auxセンドなどが可能です。つまり、物理ミキサーのメリットが得られ、価格面とサイズ面のデメリットからは解放されます。

    また、EQ、コンプレッサー、ゲートなどを満載したハードウェア・チャンネル・ストリップ Softube Console 1とConsole 1 Faderはシームレスに統合します。

    現代のデジタル・オーディオの世界と従来の触感による制御が融合したConsole 1 Faderは、きっと実践にお役立ていただけます。

  • 6 | はじめに

    Console 1 Faderを使ってできることConsole 1 Faderはさまざまな方法でお使いいただけます。中には、すぐには思い付かないような使いかたもあります。実際、Console 1 Faderではミキシング・コンソールのほぼすべてのタスク(EQ、ダイナミクス、エフェクトを除く)を行うことができ、複数のフェーダーを一度に操作することもできます。

    コンピューターにConsole 1 Faderを接続すると、以下を物理的に制御できるようになります。

    • ソロおよびミュート

    • ハイ・カット・フィルターとロー・カット・フィルター

    • Auxセンド 1~ 3

    • Softubeのドライブとキャラクター

    • DAWのトランスポート・ボタン

    • トラックのレイヤリング

    • パン /バランス

    • ステレオ幅

    • もちろんボリュームも

    さらに、Console 1 FaderにはAlps製 100mmモーター・フェーダーとDAWコントロール(ボリューム、パン、ソロ、ミュート、Auxのリモート・コントロール)も搭載されています。

    Softubeのドライブ・テクノロジー2003年に創業した Softubeが最初に手掛けたのはディストーション回路のエミュレーションでした。より具体的には真空管のエミュレーションです。市場最高のエミュレーションを目指した結果、2007年には最初の製品を発売するのに十分な知識が社内に蓄積されていました。以来ずっと、私たちはあらゆる種類のディストーションに魅了され続けています。

    Softubeという社名は伊達ではありません。

    Console 1 Faderを使える DAWConsole 1 Faderソフトウェア /ハードウェアは 64ビットのVST、AU、AAXに対応するすべてのデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)でチャンネル・インサートとして使うことができます。Console 1 Faderは以下のDAWとの互換性が確認されています。

    Mac OS:

    • Ableton Live

    • Bitwig

    • Cubase/Nuendo

    • Digital Performer

    • Logic Pro X

    • Pro Tools

    • Reaper

    • Studio One

    Windows:

    • Ableton Live

    • Bitwig

    • Cubase/Nuendo

    • Digital Performer

    • Pro Tools

    • Reaper

    • Sonar/Cakewalk by BandLab

    • Studio One

    互換性が確認されたDAWは今後追加されていきます。お持ちのDAWがこのリストに掲載されていなくても、お使いの環境でConsole 1 Faderが問題なく動作する可能性はあります。ただし、Softubeはこれを一切保証いたしません。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 7

    2 設定Console 1 FaderをUSBポートに接続し、電源に接続します。www.softube.com/my-accountにアクセスして、ログインするかアカウントを登録します。画面の指示に従って、パッケージに同梱のカードに記載されているアクティベーション・コード(XXXX-XXXX-XXXX-XXXXという形式)を入力します。Softube Centralをダウンロードし、Console 1 Faderをインストールしてアクティベートします。Console 1 On-Screen Displayアプリが開始されていることを確認してください。これでお使いいただけます。

    Console 1 Faderのインストール (簡易バージョン)

    http://www.softube.com/my-account

  • 8 | クイック・スタート

    3 クイック・スタート新しいプロジェクトで Console 1 Faderを使う任意の数のオーディオ・トラックにConsole 1 Faderをインサート・エフェクトとして配置します。Console 1 FaderのプラグインはConsole 1のプラグインと共通しています。コンピューターにConsole 1 Faderが自動的に認識され、対応するプラグインのGUIがロードされます。Console 1 Faderハードウェアのフェーダーがデフォルトの位置に移動します。

    トラック数が 10を上回る場合は、コンソールの「Page +」を押すと番号が 11以降のトラックをすぐに表示できます。「Page –」を押すと元の画面に戻ります。

    Console 1 Faderチャンネルの下部にはボタンが並んでいます。これらのボタンをトラック・セレクターと呼びます。パン(Pan)や幅(Width)を調整したり、レイヤー(Layer)を選択したりするには、まず該当するトラック・セレクターを押すか、直接そのトラックのフェーダーに触れます。

    Console 1 Faderにはほかにも数多くの機能があります。詳しくは後述のセクションを参照してください。

    Console 1 Faderをエフェクト・インプットまたはリターンのボリューム・コントロールとして使うと非常に役立つ場合があります。曲中で動的に変化するリバーブとエコーの効果を想像してみてください。

    また、マスター・バスにConsole 1 Faderを配置すると、実にスムーズなフェードアウトを作成できます。この場合、小さなプラグイン・ウインドウにあるソロ・セーフ機能を使って、ほかのトラックがソロになっているときでもマスター・バスは常に開いているようにします。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 9

    4 DAWコントロールDAWコントロール – Console 1 Faderが DAWの一部にSoftubeのソフトウェアとハードウェアをDAWに統合するため、私たちはDAWメーカー各社と密接に協力し合ってきました。このDAWコントロール機能を使うと、DAWのチャンネル選択とトラックネームの同期、ボリュームとパン、ソロとミュート、さらにはAuxセンドにいたるまで、Console 1とConsole 1 Faderからリモートで制御できます。

    DAWコントロールに対応するソフトウェアは以下のとおりです。

    • Cubase/Nuendo

    • Reaper

    • Sonar/Cakewalk by Bandlab

    • Studio One

    「Track Name」(トラック名)と「Track Number」(トラック番号)コントロールに対応するDAWは以下のとおりです。

    • Ableton Live 8.4.1以降(AUのみ)

    • Cubase 8.0.5以降(VST3)

    • Digital Performer(AUのみ)

    • Nuendo 6.5以降(VST3)

    • Reaper 5.50以降(VST3)

    • Sonar/Cakewalk by Bandlab(VST3)

    • Studio One 2.6以降(VST3)

    Console 1 Faderとの統合は適切なプラグイン・フォーマットでのみ可能です(上記を参照してください)。

  • 10 | DAWコントロール

    DAWコントロールについての重要な注意事項

    VST2とVST3の違い

    DAWコントロール・モードにすると、Console 1 Faderで行ったボリューム変更がDAWのチャンネル・フェーダーに直接影響します。つまり、インサート・ラック内でのConsole 1 Faderの位置は重要ではありません。

    ただし、DAWコントロール環境ではない環境でConsole 1 Faderを使う場合、Console 1 Faderはほかのインサート・エフェクトと直列に接続されます。このため、このモードではほかのエフェクトの後にConsole 1 Faderを配置することが意味を成します。

    ディストーションやコンプレッサーなどの一部のプラグインは、入力されるオーディオの音量が変わるとサウンドが変わります。このことを念頭に置いて作業するようにしてください。

    プラグインにはさまざまなフォーマットがあります。その違いを知っておくことは重要です。

    まず、DAWは自身に固有のフォーマットをサポートします。Pro ToolsのAAX、CubaseのVST2/3、Logic Pro XのAUなどという具合です。

    VST2とVST3については、Console 1 Faderの統 合DAWコントロールは VST3でのみ機能します。一部のDAWでは、両者の区別は必ずしも明確ではありません。

    Cubaseでは、VST2プラグインはメーカー名のフォルダの中に入っています。Console 1 Faderの場合、「Softube」というフォルダの中です。VST3バージョンのConsole 1 Faderは「Dynamics」というカテゴリー名の付いたフォルダの中にあります。また、VST3バージョンには名前の後に ///という記号が付いています。

    Studio Oneでは、VST2とVST3、さらにMacのAUで記号が異なります。2つ目の画像で、プラグイン名の前の記号はそれぞれ VST3、VST2、AUを意味します。

    Cubaseでの VST3とVST2

    Studio Oneでの VST3、VST2、AU

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 11

    5 Console 1 Faderを操作するコントロール・パネル DAW(Digital Audio Workstation:デジタル・オーディオ・ワークステーション)のオーディオ・トラックにConsole 1プラグインを配置すると、プラグイン・ウインドウが表示されます。これは実際のConsole 1 Faderインターフェイスを1チャンネル用に縮小したウインドウです。このウインドウには 1つのトラックで使える機能の多くが表示されています。

    Console 1 Fader(物理ユニット)の「Display On」ボタンを押すと、大きなインターフェイスが表示されます。このインターフェイスをOSD(On-Screen Display:オンスクリーン・ディスプレイ)と呼びます。物理コンソールでの操作がすべてここに反映されます。

    OSDウインドウが大きすぎる場合は、右下隅にあるサイズ変更ハンドルをドラッグしてウインドウのサイズを変更できます。

    2台のコンピューター・モニターをお使いの場合は、2つ目の画面にOSDをドラッグすることもできます。OSDのウインドウ内をクリックしてからドラッグするとOSDを移動できます。

    小さなプラグイン・ウインドウトラックにConsole 1 Faderプラグインを配置するとConsole 1 Faderプラグイン・ウインドウが表示されます。このウインドウにはさまざまな用途があります。

    まず第一に、各機能が問題なく動作しているかどうかをこのウインドウで簡単に確認できます。フェーダーを動かすだけでConsole 1 Faderが正常に動作しているかどうかを確認できます。Softubeのロゴをクリックすると、使用中のバージョンを確認できます。

    右下隅の「Manual」ボタンをクリックするとこのマニュアルが開きます。非常に便利です。

    「Setup」をクリックすると、Open GL(画面にグラフィックを描画する際の標準)についてのさまざまな設定が表示されます。これらの設定は、CPU使用率や、サポートされていないDAWでのグラフィック描画に関する問題に影響することがあります。DAWとの完全な統合が望ましくない場合は、この設定画面で完全な統合をオフにできます。値ディスプレイの設定もここで行うことができます。

    移動中や、Console 1 Faderユニットを使えない場合には、この小さなパネルで基本的な調整ができます。

    Console 1 Faderのみがインストールされているときのプラグイン・ウインドウ

    Console 1と Console 1 Faderの両方がインストールされているときのプラグイン・ウインドウ

  • 12 | CONSOLE 1 FADERを操作する

    Console 1 Faderのみを使う場合のOSDデフォルトのOSD表示は内容が一目瞭然です。左側に表示されているのは選択中のチャンネルの入力セクションです。フィルター、位相、ゲインの詳細も表示されています。右側には、同じチャンネルの出力段が、ドライブ、パン、ボリュームに関する情報とともに表示されています。

    中央には、最初の 10チャンネルが表示されています。選択中のチャンネル・ストリップが上部に、ボリュームとトラック名が下部に表示されます。

    「Display Mode」ボタンを押すと、表示モードが切り替わります。「Meters View」と「Mini Meters View」という2つの表示モードでは、画面の占有領域が非常に小さくなります。ミックスの段階によっては、こうした小さな画面でも事足ります。

    オンスクリーン・ディスプレイ(OSD)Console 1 Faderの「Display On」ボタンを押すと、画面いっぱいにミキサー・ウインドウがOSD(オンスクリーン・ディスプレイ)として表示されます。OSDにはConsole 1 Faderでのすべての操作が反映されます。ここではすべての編集内容のグラフィカルなフィードバックが得られます。

    なお、OSDはマウスによる操作には一切反応しません(ただし、OSDのサイズ変更と移動を除きます)。Console 1 Faderユニットのフェーダーを動かす、ボタンを押す、ノブをひねるという操作に反応します。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 13

    Console 1 FaderとConsole 1の 両 方 を 使う場 合 は、Console 1 Faderのみの場合よりも表示モードが少し増えます。

    最初の画面では、20のConsole 1 Faderチャンネルと、選択中のチャンネルの入出力セクションが表示されます。

    「Display Mode」を押すと2つ目の画面に切り替わり、シェイプ、EQ、コンプレッサーに関するConsole 1の設定が表示されます。ここにはConsole 1で行ったすべての変更内容が反映されます。

    3つ目と4つ目の「Display Mode」は画面の占有領域が小さい縮小モードです。5つ目の「Display Mode」は 2つ目と似ていますが、ここでは周波数アナライザーも表示されます。

    オートメーションSoftubeのハードウェアを使ったオートメーションはマウスを使う場合と似ていますが、マウスの場合よりも優れています。Console 1 Faderでは多数のフェーダーを一度に操作できます。同じことをマウスで試してみてください。

    Console 1 Faderと Console 1を使う場合の OSD

  • 14 | より詳しく:各機能についての詳細

    一番下に並ぶ、ラベル表記のない 10個のボタンはトラック・セレクターです。たとえば、トラック3の「Pan」(パン)を変更するには、トラック3のセレクター・ボタンを押してからノブを回します。

    6 より詳しく:各機能についての詳細10基のフェーダー、53個のボタン、1つのノブConsole 1 Faderのすべてのフェーダーとボタンの機能をご理解いただけたでしょうか。一見しただけでは難しいはずです。これから詳しく見ていきましょう。機能の背後には論理があるのです。

    全体に言えることとして、白いテキストは各ボタンの基本機能を示しています。たとえば、「Solo」(ソロ)、「Mute」(ミュート)、「Display」(ディスプレイ)、「Settings」(設定)などです。

    黄色のテキストは、「Shift」ボタンを押したままにすると実行できるようになる別の機能を示しています。たとえば、「Phase」(位相)、「Bypass」(バイパス)、「Load Strip」(チャンネル・ストリップのロード)、「Width」(幅)などです。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 15

    フェーダーフェーダーはConsole 1 Faderのメインとなるツールです。使いかたはほかのミキサーとまったく同じです。グラフィック上の位置はトラックの実際のボリューム設定を表します。

    これらはモーター・フェーダーでもあるので、オートメーションを使ってミックスを動的に変化させる場合には、変化に合わせてフェーダーが動きます。

    デフォルトでは、フェーダーは個々のトラックのボリュームを調整します。この状態は「Volume」というラベル(右端のセクション)の横にある黄色のLEDで確認できます。

    トラック・セレクター・ボタンConsole 1 Faderの下部にはラベル表記のない 10個のボタンがあります。個々のボタンは各チャンネルに対応します。これらのボタンはトラック・セレクターです。トラック・セレクターの第一の機能は、操作するミキサー・チャンネルを選択することです。チャンネルを選択したときに、ボタンの横の LEDが黄色から白に変わる様子に注目してください。

    レイヤー・モードのときは、これらのボタンはレイヤーの選択に使われます。

    黄: トラック・モード白: 選択中のトラック赤: ドライブ・モード

    紫: キャラクター・モード 緑: センド、入力ゲイン、ロー・カット、ハイ・カット・モード青: レイヤー・モード

  • 16 | より詳しく:各機能についての詳細

    ボリューム LED各フェーダーの横には 8セグメントの LEDメーターが控えめに配置されています。一番上の LEDが光っているとき、レベルは +6 dB前後です。ややレベルを落としたほうが良いでしょう。

    ミュート /バイパス次に登場するのは便利な「Mute」(ミュート)ボタンです。ボタンを 1つまたは複数押すと、1つまたは多数のミキサー・チャンネルが無音になります。

    Console 1 Faderの「Shift」ボタンを押さえたまま「Mute/Bypass」を押すと、「Bypass」(バイパス)機能が有効になります。バイパスが有効になっているときは、そのチャンネルに加えたすべての変更がバイパスされます。まるでConsole 1 Faderが存在していないかのようにサウンドがこのチャンネルを通過します。

    ソロ /位相Console 1 Faderの各チャンネルの一番上にあるのは「Solo/Phase」(ソロ /位相)ボタンです。「Solo」(ソロ)機能は、1つまたは複数のトラックだけを取り出して聴きたい場合に便利です。ボーカル・トラックにもっとロー・カットをかけるべき?エレクトリック・ピアノのドライブが過剰かも?いずれも「Solo」を押せば確認できます。

    Console 1 Faderの「Shift」ボタンを押したままにすると、チャンネルの位相(「Phase」)を 180度反転させることができます。これが役立つ場面は限られますが、大規模なドラム・キットのマイキングなどには便利です。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 17

    ページConsole 1 Faderのフェーダーの数は物理的には 10しかありませんが、だまされてはいけません。ほとんどのデジタル・ミキシング・デバイスと同様、目に見える数をはるかに超えるチャンネルを使うことができます。

    「Page +」または「Page –」ボタンを押せば、ミキシング・チャンネルを一度に 10チャンネルずつスクロールできます。つまり、チャンネル 1~ 10が表示されているときに「+」を押せばチャンネル 11~ 20が表示されるといった具合です。「–」を押すと前の画面に戻ります。

    Console 1とConsole 1 Faderの両方を使っている場合は、OSDに一度に 20チャンネルを表示できます。OSDの下部に表示される青色の細い線は、現在 Console 1 Faderコンソールで有効になっている10チャンネルを示します。

    ディスプレイのオン /自動トラックにConsole 1 Faderを配置した後、「Display On」を押すと大きなオンスクリーン・ディスプレイ(On-Screen Display:OSD)が表示されます。このディスプレイは操作の足場となる場所です。もう一度「Display On」を押すとOSDが消えます。

    「Shift」(Console 1 Faderのボタン。コンピューターのキーボードのキーではありません)を押さえたまま「Display On/Auto」ボタンを押してみてください。自動(「Auto」)モードになります。これはConsole 1 Faderのいずれかのコントロールに触れるとOSDが表示されるという便利な機能です。操作のない状態が数秒間続くと、OSDが消えます。

    もう一度「Shift」+「Display On/Auto」を押すと自動モードがオフになります。

    操作の後どのぐらいの間OSDの表示が続くかは「Settings」メニューで設定できます。

  • 18 | より詳しく:各機能についての詳細

    ディスプレイ・モードOSD(On-Screen Display:オンスクリーン・ディスプレイ)はプロジェクトの状況に応じてさまざまなスタイルで表示できます。「Display Mode」を押すたびに、以下のようにモードが切り替わります。

    Console 1 Faderのみが接続されている場合:最初のOSDモードでは、10のチャンネルと各チャンネルの設定が表示されます。ここにはConsole 1 Faderで行ったすべての編集内容が反映されます。もう一度「Display Mode」を押すと残りの 2つのモードに切り替わります。これらのモードで表示されるのは小さなメーター・ブリッジなので、画面の領域が大幅に節約されます。

    Console 1とConsole 1 Faderの両方が接続されている場合:この場合、ディスプレイ・モードはやや異なります。20のチャンネルと各チャンネルの設定が表示されたOSDに加え、Console 1専用モード 2つと、先述の節約型表示があります。

    OSDは直前の位置とサイズを記憶しています。OSDを好きな位置に移動した場合、たとえ 2つ目の画面まで移動したとしても、Console 1 Faderの次回の起動時にOSDは同じ位置とサイズで表示されます。小型モード(メーター・ブリッジのみのモード)のときの個々の位置も記憶されます。

    ドライブのロードConsole 1 Faderは 2つのドライブ(Drive)アルゴリズムを備えています。これらは目的や雰囲気に応じて使い分けることができます。Softubeの好みのタイプのディストーションを混ぜ合わせたアルゴリズムです。単一のハードウェアに基づくものではなく、長年の間に Softubeが遭遇してきたディストーションから選りすぐりのものがまとめ上げられています。

    「Load Drive」を押すとアルゴリズムを選択できます。

    Discrete:このタイプはトランジェントの抑制に適していますが、ボーカルに使うとやや激しいサウンドになる場合があります。高速で、ドラム・バスに最適です。

    Tube:このドライブはよりソフトです。温かみのある偶数倍音をたくさん含んでいます。これを通すとサウンドのふくよかさと厚みが増します。

    Saturation Knob、Harmonicsアナログ・サチュレーション・プロセッサー、Tapeなど、ドライブ機能のある別の Softubeプラグインがインストールされている場合、こうしたプラグインもここでロードできます。

    新しいドライブをロードすることで、特徴の異なる新しいアルゴリズムが得られます。.さまざまなトラックで「Drive」と「Character」の設定を変えて、プロジェクトに最適な設定を見つけ出してください。

    チャンネル・ストリップのロードチャンネル・ストリップは各自のロー・カット(「Low Cut」)およびハイ・カット(「High Cut」)フィルターとともに「Drive」セクションの一部となっています。「Shift」を押さえたまま「Load Strip」を押すと、種類の異なるいずれかのチャンネル・ストリップがロードされます。

    Console 1 Faderには「Discrete」と「Tube」の 2種類のストリップがあり、それぞれのドライブの音の特徴は先述のとおりです。

    「Discrete」には、非常に効果的な 12 dB/オクターブのロー・カット・フィルターと24 dB/オクターブのハイ・カット・フィルターがあります。

    「Tube」には、より自然に響く6 dB/オクターブのロー・カットおよびハイ・カット・フィルターがあります。

    ほかにもConsole 1チャンネル・ストリップ(British Class A、American Class A、Summit Audio Grand Channelなど)がインストールされている場合は、「Load Strip」を押すとこれらのチャンネル・ストリップも表示されます。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 19

    設定ニーズにぴったりと合うようにConsole 1 Faderを微調整できます。「Settings」を押すとメニューが表示されます。

    Rename Tracksトラック名の自動割り当て機能のないDAWをお使いの場合は、ここでトラック名を変更できます。プラグイン・ウインドウ内の「click to set track name」(クリックしてトラック名を設定)というテキストが表示されている場所をクリックしてもこの機能にアクセスできます。

    Rearrange Tracksトラック番号の自動割り当て機能のないDAWをお使いの場合は、ここでトラックの順序を変更できます。

    Auto solo track on rename/rearrange 名前の変更中または移動中のトラック

    をソロにする場合には「ON」にします。これは、既存のセッションのすべての

    トラックにConsole 1 Faderを挿入し、すべてのトラックにすばやく名前を付けたい場合に非常に便利です。再生ボタンを押して、トラック1のサウンドを確認します。その後も順にすべてのトラックで同じことを繰り返します。

    Knob mode このメニューではConsole 1 Faderハードウェアのノブが変更に対してどのように反応するかを設定できます。リニア・モードでは、ノブの速度は常に同じです。加速モードでは、ノブを速く回すと変更も速くなります。

    Set Auto Display delayここでは、自動ディスプレイ・モード

    が有効になっているときにOSDが消えるまでの時間を調整できます。

    Select track on Solo/Muteここでは、「Solo」または「Mute」

    を押したときにトラックを自動選択するかどうかを指定できます。

    Select track on touchフェーダーに触れたときに自動的にトラックを選択します。こうしておくと便利な場合が多いです。希望する設定をここで選択します。

    Select enabledview modes OSDのディスプレイ・モードの数を

    制限できます。OSDの表示方法が限られるワークフローでは、不要なディスプレイ・モードを無効にしてください。

  • 20 | より詳しく:各機能についての詳細

    Rearrange Fader Units複数のConsole 1 Faderユニットを

    お使いの場合、論理的な順序で各ユニットに番号を割り当てられるようにしておくことは重要です。順序を設定するには、「Settings」の「Rearrange Fader Units」を選択してから、目的の順序でコンソールのトラック・セレクターを押します。これで、トラック・セレクターを見るとConsole 1 Faderユニットの順序がわかります。1番目のユニットでは最初の(左端の)トラックが点灯し、2番目のユニットでは最初の 2つのトラックが点灯する、という具合です。

    コンソールの順序はコンピューター上のConsole 1 Faderの設定として記憶され、変更するまで保たれます。なお、USBコネクターの物理的な順序は、このページで指定した設定には一切影響しません。

    Alertsこのメニューでは、DAWとConsole 1 Faderとの互換性の変更についての通知が必要かどうかを選択できます。常に同じDAWをお使いの場合は、こうした通知はオフにしておいた方が落ち着いて作業できます。

    Reassign AssignableButtons「Assignable」と表記された 3つの

    メディア・コントロール・ボタンは、指定したタスクに割り当てることができます。これらのボタンには「Go to start」、「Play/Pause」、「Go to end」と表記されていますが、作業に役立つ任意のリモート・コマンドを選択できます。

    手順は以下のとおりです。 「Settings」を押してから「De�ne

    new assignment」まで下へスクロールし、「Ok」を押します。目的のボタンまでスクロールして「Ok」を押します。ウインドウが表示され、キー・コマンドの入力を求められます。コマンドを入力して「Ok」をクリックします。これで完了です。

    ショートカットを入力するときには、DAWがフォーカスされている(直前に使ったアプリケーションである)必要があります。

    「Auto Detect DAW」を選択すると、お使いのDAWに適したコマンドが自動的に検出されます。

    「Settings」+「Shift」を押すと、絢爛豪華なラスベガス・モードが始まります。これはフェーダーと LEDが踊り回る、特別なテストモードです。単なるサービスとしての機能にすぎません。ラスベガス・モードを終了するには「Solo/OK」または「Mute/Cancel」を押します。

    Mac OSユーザーへの特別情報OSDで「Assignable」ボタンにDAWの機能を割り当てることができない場合は、Macのシステム環境設定の調整が必要かもしれません。「セキュリティとプライバシー」をクリックしてから「プライバシー」を選択します。左側の列で、「アクセシビリティ」に移動してから、右側の「Console 1 On-Screen Display.app」の横にあるチェックボックスをオンにします。場合によっては、最初に小さな開錠アイコンを押す必要があります。

    このチェックボックスをオンにする と、Console 1 Faderでコンピューターを制御できるようになります。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 21

    フェーダー・モード:持続的と一時的もうお分かりのとおり、Console 1 Faderの10基のフェーダーはさまざまな方法で使うことができます。「Fader Mode」というテキストの下にある9個のボタンによって、使うモードが常に決まります。

    持続的なボタン 「Volume」、「Drive」、「Character」の各ボタンは持続的です。つまり、ボタンから指を離した後も状態が保たれます。1つ例を挙げましょう。「Character」を押すと、このグループの別のボタンを押すまでフェーダーはキャラクターの量を示します。

    「Layer Mode」も持続的な機能です。ボタンの横の LEDが青く点灯している間は有効な状態が保たれます。

    一時的なボタン「Send 1」~「Send 3」と、「Input Gain」、「High Cut」、「Low Cut」の各ボタンは一時的です。フェーダーがそれぞれの状態を示すのはボタンが押されている間だけです。

    センド 1~ 3DAWコントロールと一緒にConsole 1 Faderを使っている場合、トラックのボリューム、パン、ミュート、ソロと同期するだけでなく、Auxセンドも制御できます。

    DAWの最初の 3つのAuxセンドをConsole 1 Faderからリモート制御できます。これを行うには、いずれかの「Send」ボタンを押さえたまま、対応するフェーダーでセンド・レベルを調整します。

    AboutこのメニューにはConsole 1 Faderのソフトウェアとファームウェアの現在のバージョンなどの情報が表示されます。

    Legal notices選択すると、法律上の注意点が記されたテキスト・ウインドウが開きます。

  • 22 | より詳しく:各機能についての詳細

    ボリューム「Volume」の横の LEDが点灯しているとき、Console 1 Faderのフェーダーは物理ミキシング・コンソールのボリューム・フェーダーとして機能しています。これはチャンネルにConsole 1 Faderを配置したときのデフォルトのモードです。

    「Page」ボタンを押すと、チャンネル 11~ 20、21~ 30、という具合に、表示されるチャンネルが切り替わります。

    ドライブSoftubeのチューブ・エミュレーション・テクノロジーの誇り高き伝統に則り、Console 1 Faderはドライブに特化したセクションを備えています。これによって、独自の倍音や歪み、非線形の特性を、任意のチャンネルやチャンネルのグループに追加できます。アナログのミキシング・コンソールにオーバードライブをかけるようなものです。

    「Drive」ボタンを押すと、フェーダーを使って任意のチャンネルに好みの量のオーバードライブを適用できます。

    キャラクター「Character」を使うとディストーションのサウンドを形作ることができます。

    「Character」を正の値まで上げると、中域のディストーションが強調され、ミックスからサウンドが「飛び出した」ように聴こえます。ボーカルに使うと、空気感と心地よい倍音が加わります。

    「Character」を中央の位置よりも下げると、中域の成分は保持され、低周波数帯と中低域にディストーションが集中します。この設定は、ディストーションを「糊」代わりに使ってミックスをまとめたい場合に役立ちます。

    「Character」でサウンドを変更できるのは「Drive」がオンになっている場合のみです。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 23

    入力ゲイン「Input Gain」ボタンを押さえたままにすると、フェーダーは各チャンネルの入力ゲインを制御します。

    DAWのトラックの録音レベルのばらつきが大きい場合には、入力ゲインの調整が役立ちます。入力段でブーストまたはカットすることで、実用的なレベルに近付くよう調整されます。

    また、「Input Gain」と「Drive」には相関関係があります。入力信号のレベルが高くなるほど、ドライブが目立つようになります。

    ロー・カット「Low Cut」ノブは救命具です。すべてのミックスに最適なクリーンアップ・ツールとして、不要な低周波を除去してくれます。ミキシング・エンジニアはあらゆるトラックによくこのフィルターを使います。使わないトラックは、ベース楽器、キック・ドラム、雷雨の効果音ぐらいです。

    0 Hz以上の周波数を指定できます。周波数の範囲はドライブとチャンネル・ストリップによって異なります。多くの場合、このフィルターはHPF(High Pass Filter:ハイ・パス・フィルター)と呼ばれます。

    ハイ・カット次はハイ・カット(「High Cut」)フィルターです。その名のとおり、カットオフ周波数を上回るオーディオを除去します。このフィルターを使うと、あらゆるオーディオ素材からヒス・ノイズや甲高い不要な周波数を効果的に除去できます。20 kHz以下の高周波を減衰させることができます(周波数の範囲は選択中のドライブまたはチャンネル・ストリップによって異なります)。

    多くの場合、ハイ・カット・フィルターはLPF(Low Pass Filter:ロー・パス・フィルター)と呼ばれます。

  • 24 | より詳しく:各機能についての詳細

    レイヤー・モード一部のミキサー・チャンネルをミックス内の「1つのコンポーネント」または「1つの完結したセクション」とみなすことができる場合は、これらのチャンネルをグループにまとめておくと便利なことが多いです。

    通常、物理ミキシング・コンソールにはグループ出力があります。グループ出力を使うと、バック・ボーカルなどの複数のチャンネルを1つのグループに割り当てて、1つのフェーダーでグループ全体のボリューム(またはステレオ・ペア)を調整できます。こうすることで、バック・ボーカルの全体のボリュームを調整しながらも、これらのチャンネル間のボリューム比を保つことができます。

    ほかの例としては、パーカッション楽器のセクション、複数のアコースティック・リズム・ギター、ドラム・キット一式など、「1つのオーディオ要素」とみなせるものが挙げられます。

    Console 1 Faderではレイヤーを作成できます。これはグループよりもはるかに柔軟な方法です。レイヤーを作成するには、まず「Assign Track(s) to layer」(下記を参照してください)を押します。

    Assign track(s) to layerレイヤー・モード(従来のミキシング・コンソールでのグループ作成のような機能)を使い始めるには、「Assign Track(s) to layer」ボタンを押さえたままにします。このレイヤーのマスター・フェーダーにするトラック /フェーダーの選択を求められます。Console 1 Faderのいずれかのトラック・セレクター・ボタン(ラベル表記のないボタン)を押して選択します。トラック・セレクターの上のLEDが青色に変わります。

    「A new layer will be assigned to track selector X」(トラック・セレクター Xに新しいレイヤーが割り当てられます)というテキストが表示され、選択内容が確定されます。

    続いて、レイヤーに割り当てるトラックの選択を求められます。トラック・セレクター・ボタンをいくつかクリックしてトラックを追加します。OSDで選択内容を確認できます。

    次回「Layer Mode」ボタンを押したときに(フェーダーの下の LEDが明るい青色に変わります)、先ほど選択したレイヤーのマスター・フェーダーを使ってレイヤーのすべてのサブチャンネルを制御できるようになります。

    レイヤーは数に制限なくプロジェクトに必要なだけ作成できます。

    レイヤーを編集または削除するには、「Assign Track(s) to layer」を押さえたままレイヤーのトラック・セレクターを押します。OSDにレイヤーの内容が表示されます。「Assign Track(s) to layer」ボタンを放します。

    これでトラックを追加または削除できます。レイヤー内のすべてのトラックを削除すると、レイヤー自体も削除されます。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 25

    割り当て可能なコントロール 1~ 3Console 1 Faderを使って、DAWの機能を選択してリモート制御することができます。これらのボタンはキーボード・ショートカットとして機能します。デフォルトのショートカットはラベル表記のとおり、早戻し、再生 /一時停止、早送りです。「早戻し」ボタンと「早送り」ボタンには、可能な場合にはそれぞれ前のマーカーと次のマーカーが割り当てられますが、DAWにキーボード・ショートカットがある場合はDAWの機能を割り当てることもできます。すべてのキーボード・ショートカットのリストについては、お使いのDAWのマニュアルを参照してください。

    「Settings」 を押して「Reassign Assignable

    Buttons」まで下へスクロールすると、以下のオプションが表示されます。

    Auto Detect DAW Console 1 FaderによってDAWとDAWのトランスポート・ボタン設定が検出されます。

    Buttons 1–3目的の機能を実行するキーボード・ショートカットをここで指定できます。どのような機能でもかまいません。創造性を大いに発揮してください。

    ショートカットを割り当てるときには、DAWがフォーカスされている(直前に使ったアプリケーションである)必要があります。

    Mac OSユーザーへの特別情報OSDでこれらのボタンにDAWの機能を割り当てることができない場合は、Macのシステム環境設定の調整が必要かもしれません。「セキュリティとプライバシー」をクリックしてから「プライバシー」を選択します。左側の列で、「アクセシビリティ」に移動してから、右側の「Console 1 On-Screen Display.app」の横にあるチェックボックスをオンにします。場合によっては、最初に小さな開錠アイコンを押す必要があります。このチェックボックスをオンにすると、Console 1 Faderでコンピューターを制御できるようになります。

    ソロ /OKすべてのチャンネルは、単独でもグループでもソロにすることができます。これは個々のトラックを調整したりミックスを微調整したりするときに非常に便利です。

    複数のトラックをソロにしておくと、ミックス全体とこれらのトラックを比較できます。「Shift」を押さえたまま「Solo/OK」を押すとすべてのトラックのソロが解除されます。もう一度同じ操作を行うとソロ・モードに戻ります。

    「Load Drive」、「Settings」、「Assign track(s) to layers」などによるメニューが表示されているときは、「Solo/OK」ボタンでさまざまなタスクを実行できます。

    ミュート /キャンセルすべてのチャンネルは、単独でもグループでもミュートすることができます。これはあらゆるオーディオ制作とミキシング業務に不可欠な機能です。

    複数のトラックをミュートしておくと、そのサウンドをミックス全体と比較できます。「Shift」を押さえたまま「Mute/Cancel」を押すとすべてのトラックのミュートが解除されます。「Shift」を押さえたまま「Mute/Cancel」を押すと前のミュート・モードに戻ります。

    「Load Drive」、「Settings」、「Assign track(s) to layers」などによるメニューが表示されているときは、「Mute/Cancel」ボタンでさまざまなタスクを実行できます。

  • 26 | より詳しく:各機能についての詳細

    パン /選択このノブにはいくつもの用途があります。トラック・モードのときは、選択中のチャンネルのパン(ステレオ・トラックのバランス)を 制御します。

    メニューが有効なときは、「Pan/Select」を使ってメニュー・オプションを切り替えます。「OK」または「Cancel」ボタンで確定または中止します。

    幅「Shift」を押さえたままにすると、「Pan/Select」ノブはステレオ・イメージの幅(「Width」)を制御します。この機能はステレオ情報のあるオーディオ・トラックに対してのみ有効です。

    「Width」を使うと、ステレオ・イメージをモノの状態まで徐々に狭めることができます。中央の位置から左へノブを回すと、OSDに表示されている周波数を下回るすべての周波数が中央に向かって移動します。

    1つ例を挙げます。「Width」を 150 Hzに設定すると、150 Hzを下回るすべてのオーディオはモノになり、その他のオーディオはステレオのまま残ります。ノブを左に回し切ると、信号全体がモノになります。

    ステレオ・イメージの広いベース・サウンドに使う場合、たとえば 200 Hzを下回るオーディオをすべて狭めてモノにすると、より焦点の定まったベースになります。また、幅の広いグランド・ピアノやレスリー・キャビネットを狭めると、ミックス内での据わりが良くなります。

    「Width」を使ってステレオ・サウンドの幅を広げることもできます。中央の位置から右へノブを回すと、左右のサイドのオーディオ情報が強調されます。これによってステレオ・イメージが広がります。

    ステレオで録音されたピアノやアコースティック・ギターなどの楽器には「Width」の値を上げると便利です。「Width」を使ってミックスの中央部分を空けると、ボーカリストやソロ楽器のための場所を作ることができます。

    ステレオ・イメージの拡大に使った技術はミッド /サイド(M/S)の手法に基づいています。M/Sの詳細については、次のセクションを参照してください。

    技術的には、「Width」の値を増やすことは、M/Sセットアップでサイド・チャンネルのゲインを増やすことに似ています。ただし、ここではあらゆるステレオ・オーディオ・ファイルを使うことができます。

    Console 1 Faderをモノ・トラックに使っているときや、モノ成分のあるオーディオを再生しているとき、「Width」コントロールは 7時から12時の位置では無効となり、12時から5時の位置では徐 に々ボリュームを下げていきます。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 27

    ShiftConsole 1 Faderのパネル上の多くのコントロールには、黄色で表記されたオプション機能があります。こうしたオプション機能にアクセスするには「Shift」ボタンを押します。

    サウンドを処理前の状態にすばやく戻したい場合にも「Shift」ボタンが欠かせません。Console 1 Faderでサウンドを変える機能(「Low Cut」、「Drive」、「Width」など)を適用したとき、「Shift」を押さえたまま「Bypass」を押すと、調整後のサウンドを処理前のサウンドと比較できます。

  • 28 | APOLLO CENTRALでCONSOLE 1 FADERを使う

    7 Apollo CentralでConsole 1 Faderを使うApollo Centralをお使いの場合、Apollo ConsoleのUADチャンネルとプラグインをConsole 1 Faderハードウェアから制御できます。Apollo Centralモードに切り替えるには、OSDを開いてから「Shift」+「Display Mode」を押します。このモードのときは、OSDの右上隅に「Apollo Central」のロゴが表示されます。Apollo Centralモードを終了するには、もう一度「Shift」+「Display Mode」を押します。

    Apollo Centralモードは、UAD Apolloユニットを使ってトラッキングを行う場合に特に便利です。Console 1 FaderがUADソフトウェア・コンソールの以下の機能のハードウェア・コントロールになります。

    Fader(フェーダー)、Pan(パン)、Solo(ソロ)、Mute(ミュート)。

    Phase Reversal(位相反転)、Low Cut(ロー・カット)、Aux Sends(Auxセンド)、Input Gain(入力ゲイン)。

    また、Console 1 Fader上の「Load Strip」を押すとConsole 1 Faderからプリセットをリモートで呼び出すことができます。

    Apollo Centralモードの開始時と終了時には、フェーダーが上下に小刻みに動いてキャリブレーション・ルーティンが実行されます。これは想定内の動作です。

    Apollo Centralとの連携について詳しくは、Console 1マニュアルを参照してください。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 29

    8 ハードウェアなしでConsole 1 Faderを使う出張中など、ミックスを少しだけ手早く調整したいがConsole 1 Faderに接続できないという状況があるものです。近くにConsole 1 Faderがなくても、ミックスの編集はできます。

    トラックにConsole 1 Faderを配置すると表示される小さなインターフェイスで、基本的な編集を行うことができます。ここからほとんどの機能にアクセスできますが、「Send 1」~「Send 3」、「Load Drive」、「Settings」、「Layer Mode」にはアクセスできません。

    小さな GUIの「Volume」スライダーは Console 1 Fader内部のボリュームを制御します。DAWのフェーダーのボリュームを制御するのではありません。

  • 30 | CONSOLE 1 FADERの便利な使いかた

    9 Console 1 Faderの便利な使いかたすべてのコントローラーとして(スタジオで)Console 1 Faderにすべてを任せて、プロジェクトのあらゆる要素を制御してみましょう。プラグインをすべてのオーディオ・トラックに挿入して、チャンネル・ミックスを制御できます。すべてのエフェクト・センドに挿入して、選択したフレーズでのみリバーブを強めるという動的な変化をつけることができます。マスター・バスに挿入すれば、非の打ち所のないスムーズなフェードを作成できます(円滑なワークフローのために「Solo Safe」(ソロ・セーフ)が必要な場合があります)。

    重要なもののコントローラーとして(スタジオで)皆さんのプロジェクトは案外シンプルなのかもしれません。リズム・セクション自体はバランスがとれており、ギターどうしはうまく絡み合っています。それでもミックス全体に対して何か試してみたい場合があります。思い切った極端な変化を求めるのなら、トラックをまとめてレイヤーにすると、非常に簡単に活気を与えることができます。

    便利なまとめ役として(スタジオで)DAWには何百ものトラックを保管できます。Console 1 Faderを使ってトラック 8~ 13と 43~ 45をConsole 1 Faderの同じページに集めておきます。トラックのレイヤーが隣り合っていれば、より効果的にトラックをミックスできます。

    バッキング・トラックのミキサーとして(ライブで)多くのライブ・パフォーマーはステムにまとめたバッキング・トラックを使っています(1つのステレオ・トラックにベース、別のトラックにドラム、3つ目のトラックにリズム・ギター、など)。その場合、ミックスを微調整したり、トラックをすばやく安全にミュートしたりできると便利です。

    Console 1 Faderを使うと、安全かつ直感的な方法で簡単にステムにアクセスできます。マウスやタッチパッドを使うよりもはるかに直感的です。

    グループのヘッドフォン・ミキサーとして(スタジオで)リハーサル室やスタジオでのレコーディングでは、ミュージシャンが個別のヘッドフォン・ミックスを使えると便利です。レコーディング・エリアにConsole 1 Faderを置き、演奏者がAuxセンド 1、2、3に直接アクセスできるようにします。

    このスマートな方法によって、ミュージシャンは自身のヘッドフォン・ミックスを微調整でき、エンジニアはほかのことに集中できます。

    ご注意:これは Console 1 Faderが DAWコントロール・モードになっている場合のみ可能です。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 31

    アンビエント・ミュージックのリアルタイム・コントローラーとして(ライブまたはスタジオで)ミュージシャンは、長い複数のステレオ・トラックに多数の音風景(音色、リズム、サウンド・エフェクトなど)を作成できます。演奏者は、これらのトラックを再生しながらフェーダーを動かしロー /ハイ・カットやパンのコントロールを調整して、リアルタイムで音楽を作り上げることができます。

    ラップトップとConsole 1 Faderがこの冒険の最高の道連れとなってくれるでしょう。想像してみてください。

    プロデューサー用のリモート・コントロールとして(スタジオで)プロデューサーの中には、制作過程に積極的に関わるタイプの人もいます。皆さんはプロジェクトに参加しているとします。そして隣にいる人(一緒に演奏するミュージシャンやプロデューサーなどの共同制作者)は時 ミ々キシングを変更したがります。

    この人物と一緒にConsole 1 Faderを使うというのは名案かもしれません。これによって、皆さんとこの人物のどちらもトランスポート・コントロール、ボリューム、ミュートおよびソロなどにアクセスできるようになり、コンピューターのキーボードやマウスをめぐって争う必要がなくなります。

    レイヤーを整理して混乱を避けるこのマニュアルでも述べているとおり、チャンネルのグループをレイヤーにまとめると作業が大幅にはかどります。ミキシング・セッションでは、複数のチャンネルを 1つのレイヤーにまとめておくと便利です。

    また、ステムを使うようなワークフローの場合、ミックスのすべてのトラックがステム(ステレオのオーディオ・トラック)としてグループ化されます。バック・ボーカルで1つのステム、リード・ボーカルは別のステム、アコースティック・ギターは 3つ目のステム、といった具合です。

    ここで、ステムごとにConsole 1 Faderのページが分かれていれば、さまざまなグループやステムをより簡単に分類できる

    のではないでしょうか。たとえConsole 1 Faderをミキサー・チャンネル1~23で使っていたとしても、レイヤーのマスター・フェーダーを最初のページに集めなければならないという理由はありません。レイヤーのこれらのマスター・フェーダーを空白のページ(チャンネル 41~ 50が含まれるページなど)に別々に割り当てた方が簡単です。これは何の問題もなく実行できます。Console 1 Faderがトラック41~ 50のインサートとして使われていなくても可能です。

    シンプルなリモート・ツールとして先述のとおり、キーボード・コマンドのあるDAWのあらゆる機能をConsole 1 Faderの 3つの「Assignable」ボタンに割り当てることができます。ぜひ使いかたを考えてみてください。

    MIDIパートのレコーディングのときに、度合いの異なるクオンタイズをこれらのボタンに割り当てておくと便利です。

    ボーカル・セッションなら、各ボタンに「ロケーター 1に移動」、「録音 /一時停止」、「次のトラックを選択」を割り当てるという方法もあります。

    ミキシングでは、曲中の特定の位置に何度も戻って来ることがあります。その場合は、こうした位置にロケーターを配置して、Console 1 Faderのボタンに「ロケーター 1に移動」、「ロケーター 2に移動」、「ロケーター 3に移動」を割り当てます。

    ワークフローを促進し、プロジェクト内を移動しやすくするには、「Assignable」ボタンに拡大 /縮小機能を割り当てます。3つの拡大 /縮小モードを選択できるようにすることもできます。

    または、2つの「Assignable」ボタンを使って前のロケーターや次のロケーターに移動できるようにしても便利です。

    よりシンプルなミキサーとしてミキシング・セッションを行っていると、遅かれ早かれ、現実的な問題に直面していることに気付きます。特別な注意が必要な少数のトラック、という問題です。通常、こうしたトラックどうしが隣接していることはめったにありません。トラック3、12、41のように散らばっていることがほとんどです。

    わずかな数のトラックに注意を払い、手動でこれらのトラックのバランスをとらなければならない場合、レイヤー・モードは本当に重宝します。互いが隣り合う位置にフェーダーを移動するには、レイヤー・モードを利用するしかありません。

  • 32 | CONSOLE 1 FADERの便利な使いかた

    ベースのクリーナーとしてクールでファットなシンセ・ベースは単体では素敵なのですが、こうしたサウンドをミックスするのは難しいものです。多くのプロデューサーは単一のオシレーターによるベース・サウンドを好んで使います。その方がシンプルであり、位相に同期していて、サウンドや波形が安定しているからです。

    ファットでワイドなベース・サウンドを使っていて、サウンドの特徴を保ちたい場合でも、「Width」コントロールでベース・トラックのロー・エンドを除去すると良いでしょう。このコントロールを反時計回りに回していくと、指定の周波数を下回るすべての信号が減衰されていき、最終的にはモノになります。

    低域をすっきりとさせることで、高域が輝きます。

    実用的な寄せ集めツールとして典型的なケースを挙げましょう。リード・ボーカルがトラック7にあり、リード・ギターはトラック23にあります。これらのトラックを問題なくブレンドするために、トラック間の相対的なボリュームを自動化しようとするものの、互いのフェーダーが離れすぎています。両方のフェーダーを同時につかむのは無理です。

    そこで、隣り合うチャンネルにこれら2つのトラックのレイヤーをそれぞれ作成します。これで両者が隣接することになり、フェーダーの操作がはるかに容易になります。

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 33

    10 トラブルシューティング「Display On」を押してもオンスクリーン・ディスプレイが表示されない。

    オンスクリーン・ディスプレイに大きなロゴが表示され、コントロールが表示されない。

    Console 1 On-Screen Displayアプリを手動で起動してみてください。

    トラック・セレクター・ボタンを 2、3個押すとロゴが消えることがあります。

  • 34 | お役立ち情報

    11 お役立ち情報インストールwww.softube.com/loginにアクセスしてログインするか、Softubeアカウントを作成します(アカウントを持っていない場合)。

    softube.comにログインしたら、「My Account」ページの「My Products」に移動します。「Register License」をクリックし、パッケージに同梱のカードに記載されているアクティベーション・コード(XXXX-XXXX-XXXX-XXXXという形式)を入力します。

    現在のところ、Softubeのプラグインをインストールしてアクティベートするには 2通りの方法があります。

    Softube Centralを使う Softube Centralアプリは以下からダウンロードできます。 www.softube.com/my-account#/my-products(ログインしている必要があります) Softube Centralでは、「Settings」ページに移動して(右上隅にあるフェーダーの記号を押します)「Restart」を押さなければならない(ステータスが未接続の場合)ことが間 あ々ります。また、ログアウトしろ、アプリを閉じろ、30秒待て、待ったら再起動しろ、ログインしろ、しばらく待て、などと要求されることもあります。どうかご辛抱を。

    ダイレクト・インストーラーを使い、iLok License Managerでアクティベートする Mac用とWindows用の Softubeのダイレクト・インストーラーは以下にあります。 www.softube.com/my-account#/my-products(ログインしている必要があります) インストール後、iLok License Managerを使ってプラグインをアクティベートします(プラグイン名を右クリックするか、CMDキーを押さえたままクリックします)。 Console 1 On Screen Displayプログラムが開始されると、Console 1 Faderのフェーダーが軽い体操を始めます。これはキャリブレーション・ルーティンとしての動作なので、ご心配は無用です。ただし、フェーダーの動く範囲にペンや硬貨が置かれていないことをご確認ください。

    https://www.softube.com/my-account#/my-productshttps://www.softube.com/my-account#/my-products

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 35

    サポート悩まないでください。Softubeの「スーパー・フレンドリーな」(本人たちの言葉による)サポート・チームがアドバイスと解決策をご提案します。

    必要が生じたときには、www.softube.com/supportにアクセスしてください。幅広い質問にお答えしているFAQもあります。

    システム要件WindowsとMac OS Xに共通のシステム要件は以下のとおりです。

    • 1280 x 800以上の画面解像度

    • 8 GB RAM以上を推奨

    • Powered USB 2.0互換ポート×1

    • Softubeアカウント

    • iLokアカウント

    • インターネット・アクセス。ソフトウェアのダウンロードとライセンスの管理に必要です

    • 第 2世代以上の iLok。プラグインのオーソライズにiLokドングルを使う場合(iLokドングルは必須ではありません)

    Mac OSに固有の要件

    • Mac OS X 10.12以降(これよりも古いバージョンのOSは、使用できる場合もありますが、テストはされていません)

    Windowsに固有の要件

    • 64ビット版Windows 7以降

    • Intel Core Duo、AMD Athlon 64 X2以降

    Console 1 Faderプ ラ グイン は 44.1、48、88.2、96、176.4、192 kHzのサンプルレートに対応します。Console 1 FaderではAAX DSPは使用できません。

    ファームウェアのアップグレードSoftube CentralはSoftubeソフトウェアのインストールとアップデートを担っています。Softubeの製品をシンプルに管理いただけるよう、ファームウェアのアップグレードもSoftube Centralに組み込まれています。このため、Console 1 Faderソフトウェアをアップデートしていれば、ハードウェアの方もアップグレードされます。

    https://www.softube.com/supporthttps://www.softube.com/support#/

  • 36 | お役立ち情報

    ブロック図以下はConsole 1 Faderの内部経路を示す略図です。

    INPUT OUTPUT

    Input GainPhase Invert

    OutputVolume

    Drive,Drive Character

    Pan/Balance,Solo, Mute,

    Solo Safe

    High CutLow Cut

    INPUT METER OUTPUT METER

    DRIVE PANSOLO/MUTE

  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 37

    ハードウェアの要件Console 1 Faderの要件は以下のとおりです。

    コネクターUSBタイプ B、電源入力

    電源出力電圧 8.0ボルト、出力電流 3アンペア、センター・プラス

    寸法 426 x 187 x 42 mm(幅 x 奥 x 高)

    重量 2.2 kg(電源を除く)

    付属品アクティベーション・コード、USBケーブル、ACアダプター、クイック・スタート・ガイド

    クレジットNiklas Odelholm – 初期構想、プロダクト・オーナー、コーディング。Kristofer Ulfves – テスト・リーダー、ユーザー・マニュアル・フィードバック。Erik Sight – リード・プログラマー。Filip �unström – プログラミング。Tord Jansson – GUIエンジンのカスタマイズ。Arvid Rosén – ハードウェア・リーダー、ファームウェア。Anton Eriksson – キャリブレーション・ルーティン。Maxus Widarsson – QAリーダー。Johan Bremin – 詳細テスト、検証。Emanuel Enbäre – 検証。Sven Bornemark – ユーザー・マニュアル、テスト。Fanny Hökars – ユーザー・マニュアルのレイアウト。

  • 12 ユーザー登録とお問い合わせ38 | ユーザー登録とお問い合わせ

    お問い合わせSoftube製品に関するご質問および修理等がある場合には、オンライン・フォームからお問い合わせください。

    ▶ お問い合わせ www.mi7.co.jp/service/

    ユーザー登録日本国内での各種サービスや技術的なサポートを受けるためには、MI7グループ・ポータルMUSIC EcoSystemsのMI7マイページにてユーザー登録を行ってください。これにより、各種サービス、製品保証、技術的なサポートを受けることができ、登録ユーザー限定のクーポンや各種コンテンツ等を入手することもできます。是非ご登録ください。

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  • CONSOLE 1 FADERユーザーズ・ガイド | 39

  • 日本語マニュアル制作:株式会社エムアイセブンジャパン 2019.12制作 第一版

    1はじめにConsole 1 Faderを使ってできることConsole 1 Faderを使えるDAW

    2設定Console 1 Faderのインストール(簡易バージョン)

    3クイック・スタート新しいプロジェクトでConsole 1 Faderを使う

    4DAWコントロール5Console 1 Faderを操作するコントロール・パネル 小さなプラグイン・ウインドウオンスクリーン・ディスプレイ(OSD)Console 1 Faderのみを使う場合のOSDConsole 1 FaderとConsole 1を使う場合のOSDオートメーション

    6より詳しく:各機能についての詳細10基のフェーダー、53個のボタン、1つのノブフェーダーボリュームLEDミュート/バイパスソロ/位相ページディスプレイのオン/自動ディスプレイ・モードドライブのロードチャンネル・ストリップのロード設定フェーダー・モード:持続的と一時的センド1~3ボリュームドライブキャラクター入力ゲインロー・カットハイ・カットレイヤー・モードAssign track(s) to layer割り当て可能なコントロール1~3ソロ/OKミュート/キャンセルパン/選択幅Shift

    7Apollo CentralでConsole 1 Faderを使う8ハードウェアなしでConsole 1 Faderを使う9Console 1 Faderの便利な使いかた10トラブルシューティング11お役立ち情報インストールサポートシステム要件ブロック図ハードウェアの要件クレジット

    12ユーザー登録とお問い合わせユーザー登録お問い合わせ