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絵本の比較社会学絵本から子育ての知恵を探る
絵本の比較社会学絵本から子育ての知恵を探る
この頃から子供時代を大切にするような風習が育ち始めたが、まだまだ教訓やしつけが目的 とされた絵本が多い時代だった。
絵本の歴史✐絵本の歴史✐
絵本のはじまりはヨ-ロッパ
17世紀1657年 コメニウスが出した木版画のたくさん入っ
た子供の教科書「世界絵図」
18世紀半ば イギリスで、初めてこども本の出版をてがけ、ポケットブックのシリーズ
19世紀半ば ドイツのしつけの絵本「もじゃもじゃベーター」がヨーロッパの子供たちを大いに魅了した。
第一次世界大戦後の1920~30年 文と絵が同じ比重をもち、絵が物語る今日的な意味 での絵本が生まれ始めた。
→子供向けの絵本という意味ではフランスは近代イギリスやアメリカに見るような伝統はない!!
フランスの絵本についてフランスの絵本について
フランス絵本の伝統
19世紀 ロマン主義と戯画・風刺画
19世紀末~20世紀 ファインアートの画家による挿し絵本の隆盛
1910~1920年代 斬新で生き生きした絵が登場
第1次世界大戦後
子どもの文化を見つめなおす
気運が各国で高まり
しかし、英米や日本のように
起承転結のある物語絵本の形は少ない。
・結末にはぷいっとケムを巻く哲学的な絵本・読者を一人前扱いしている
フランスの絵本について6フランスの絵本について6✽モノとしての絵本へのこだわりの徹底✽愛されるキャラクターの登場
✤現実の世界が登場✤大人のような行動✤絵画風のタッチ
✤あらすじ…壮大な設定
✤必ず訪れる困難…真摯に立ち向かうこと、勇気、知恵、元気
✤実際の人間の暮らし
✤子どもを大人として見るということが現代の絵本にも繁栄
哲学的内容・大人の行動・現実的
✤美術的な歴史を引き継いでいる
日本の絵本について日本の絵本について古代・中世
✤平安朝の12世紀 『源氏物語絵巻』、『鳥獣戯画』✤室町時代の半ば絵巻物が現れる→子どもの絵本が1660~70年代にかけて、かなり幅広く普及をしていたことがわかる
1680年代 ✤子ども向きの絵本の出版が盛んになる
明治時代 ✤グリム童話などの翻訳絵本
戦後 ✤講談社、岩波、福音館等の絵本シリーズ
内容は多様だが単純なもの非現実世界子どもの視点・子ども向け子どもが喜ぶ・楽しむ商業主義から生まれた
フランス 日本
・豊富な種類・子供向け・非現実世界
・哲学的内容・大人の世界・現実的世界
子どもを甘やかさない文化 子どもらしさを大切にする文化
伝統的 商業的
一方 ディズニー
ユーモア純粋に楽しめるもの
サービス的 ・過保護
教育に一生懸命な親(必要以上?)大人にも保護
子どもの社会問題
?
いじめ学級崩壊
etc
?
Q1.では子ども観とは具体的には?
研究から気になったこと・今後の論点1研究から気になったこと・今後の論点1
それぞれの国の絵本の歴史・特徴を調べてわかったことより
絵本の歴史はそれぞれの国とその時代の子ども観に大きく関わりがあるようだ。
しかし、それだけではなさそう
また内容についても同様
絵本の影響や役割
は子どもの教育や
感性だけに与える
ものでもなさそう
絵本の発展より実証
最近の日本の絵本の多様性より
フランス絵本の内容と絵の矛盾
・大人向け絵本のブーム・企業の利用
・アンケートより‥絵本が大切と言う人に対して、実際影響を受けた人の少なさより
Q2.製作者の意図は?Q4.ではどのような意味?
Q3.では教育的な意味とは?
Q5.結びつきは?
研究から気になったこと・今後の論点2研究から気になったこと・今後の論点2
問いへの解決への方法
●Q1.子ども観とは具体的には?→アリエスの文献中心に見ていく
●Q2.製作者の意図は?→特定の有名な絵本製作者を中心に調べる
●Q3.では教育的な意味とは?→文献、さらに幼稚園による意見の分析
●Q4.では他の意味とは?→アンケートを分析、必要に応じてさらにアンケートをとる
●Q5.結びつきは?→Q2.Q4の結果を比較・分析する
研究から気になったこと・今後の論点3
●Q1.について
絵本から見る子ども観の変遷→前回のものをさらにふかめる
進め方
□日本→絵本の評論本などを中心に見る★
□フランス→文献がないので実際の絵本を探し、内容分析
社会から見る子ども観の変遷→今回★
進め方
□日本→文献(現代以前のもの★、最近のもの)
□フランス→文献(現代以前のもの★、最近のもの)
実際の子どもの変遷 進め方
□日本→アンケート★、幼稚園のインタビューから☆、他の実際の場(未定)に行ってみる
□フランス→アンケート★、フランス語の先生へインタビュー等
計画
資料が集まっているもの(★印)
比較
比較
研究から気になったこと・今後の論点4研究から気になったこと・今後の論点4
■絵本が社会の影響を受けていると仮定して、どのような影響をうけているか、どんな変化がみられるか。
■絵本が社会に与える影響及び社会が絵本に与える影響は子どもの教育や感性、子ども観とは別のところにもあるのではないか。特にそれは絵本が多様化してきた現代に著しくみられるのではないか。
■上記が正しいとすればそれはどのようなことによって変化してきたのか。
■その変化によって今後絵本はどうなっていくのか。
■それによってどのような可能性があるのか。その変化が社会や子どもに何か及ぼしうるのか。それはどの程度のものなのか。そしてそれはどのような影響なのか。
新たな問いと仮説
社会と子ども観と子どもと絵本がどのように関わりあっているか。
今