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日本標準商品分類番号872491 網脈絡膜の 微小循環障害に カルナクリン 薬価基準収載 循環障害改善剤 (カリジノゲナーゼ 製 剤 ) R R カプセル 禁忌(次の患者には投与しないこと) 脳出血直後等の新鮮出血時の患者 [血管拡張作用により出血を助長するおそれがある。]

眼力 - skk-net.com日本標準商品分類番号872491 網脈絡膜の 微小循環障害に カルナクリン 眼力 薬価基準収載 循環障害改善剤 (カリジノゲナーゼ製剤)

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日本標準商品分類番号872491

網脈絡膜の微小循環障害にカルナクリン

眼力

薬価基準収載循環障害改善剤

(カリジノゲナーゼ製剤)

R

R

錠錠カプセル

禁忌(次の患者には投与しないこと)脳出血直後等の新鮮出血時の患者

[血管拡張作用により出血を助長するおそれがある。]

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血管新生↓血管透過性↓

カリジノゲナーゼ投与前後のa波潜時,O2潜時の変化

投与開始前

(ms)10

9

8

7

6

0

a波潜時

a波潜時

投与6ヵ月後

mean±SE(t-test)*:p=0.02

投与群(n=17)

非投与群(n=15)

投与開始前

O2潜時

O2潜時

投与6ヵ月後

mean±SE(t-test)**:p<0.01

投与群(n=17)非投与群(n=15)

(ms)30

28

26

24

22

0

**

中心窩網膜厚の推移(μm)

Mean±SE**:p<0.01(対応のあるt検定)

n.s.

**n.s.

投与群(n=22)非投与群(n=11)

448.0±26.0

439.7±44.9

489.7±25.1

437.5±46.3

3ヵ月後投与開始時

600

500

400

300

中心窩網膜厚の変化量

Mean±SE#:p<0.05(対応のないt検定)

投与群(n=22)非投与群(n=11)

2.2±12.8

3カ月後投与開始時

-41.8±13.3

対  象試験方法

結  果

対  象試験方法

結  果

0.3

0.2

0.1

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=5) (n=5)(n=3)

* *網膜組織中NOx濃度(μmol/mg tissue)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって低下した網膜組織中NO濃度がカリジノゲナーゼによって有意に回復した。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

250

200

150

100

50

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=10) (n=8)(n=11)

*** *

眼内液中VEGF濃度(pg/mL)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって亢進した眼内液中VEGF濃度がカリジノゲナーゼによって有意に抑制された。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

8

6

4

2

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=6) (n=9)(n=8)

*** ***

血管透過性(正常対照群の血管透過性を1とした時の比)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって亢進した血管透過性がカリジノゲナーゼによって有意に抑制された。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

VEGF165に対するカリジノゲナーゼの切断作用(in vitro)

カリジノゲナーゼ(μg/mL)コントロール 0.1 1 10

抗VEGF165モノクローナル抗体

21kDa

16kDa

VEGF165

VEGF165断片

対  象試験方法

結  果

HUVEC(ヒト臍帯由来内皮細胞)HUVECと皮膚線維芽細胞の共培養系モデルを用いた培地にVEGF165 10ng/mLを添加し、カリジノゲナーゼ0.01~10μg/mLを加えて血管新生抑制効果を検討した。またその機序として、Cell-freeの培地にVEGF165とカリジノゲナーゼを混合し、Western Blotによりバンドを検出した。カリジノゲナーゼはVEGF165を直接切断し、16kDa付近に断片が確認された。

ATVB. 31 : 1041, 2011

HUVEC管腔形成に対するカリジノゲナーゼの作用(in vitro)VEGF

VEGF

コントロール vehicle カリジノゲナーゼ(0.01μg/mL)

カリジノゲナーゼ(0.1μg/mL)

カリジノゲナーゼ(1.0μg/mL)

カリジノゲナーゼ(10μg/mL)

500μm

対  象試験方法

結  果

HUVEC(ヒト臍帯由来内皮細胞)HUVECと皮膚線維芽細胞の共培養系モデルを用いた培地にVEGF16510ng/mLを添加し、カリジノゲナーゼ0.01~10μg/mLを加えて血管新生抑制効果を検討した。またその機序として、Cell-freeの培地にVEGF165とカリジノゲナーゼを混合し、Western Blotによりバンドを検出した。カリジノゲナーゼは、VEGF165による管腔面積、総延長、分岐点数、枝数の亢進を用量依存的に抑制した。

ATVB. 31 : 1041, 2011

単純糖尿病網膜症患者32例

対象を、カリジノゲナーゼ150単位/日を6カ月間経口投与する群(投与群)と既存の内科的治療を継続する群(非投与群)に割付け、全視野ERGにて網膜機能への影響を検討した。

非投与群では、いずれのパラメーターも有意な変化を示さなかったが、カリジノゲナーゼ投与群では、a波とO2波の潜時延長が有意に抑制された。

臨床眼科 64 : 1917, 2010

50(μm)

403020100

-10-20-30-40-50-60-70

糖尿病黄斑浮腫患者28例33眼対象を、カリジノゲナーゼ150単位/日を3カ月間経口投与する群(投与群)と投与しない群(非投与群)に割付け、OCTにて中心窩網膜厚への影響を検討した。非投与群では中心窩網膜厚が不変であったが、カリジノゲナーゼ投与群では有意に低下し、変化量を非投与群と群間比較したところ、統計学的に有意な差が認められた。 あたらしい眼科 28 : 1457, 2011

血流↑NO↑

VEGF低下のDual Action

直接切断

カルナクリン

発現抑制

単純 増殖前 増殖

黄斑浮腫

mean±SE(t-test) ***:p<0.001*:p<0.05

mean±SE(t-test) ***:p<0.001

mean±SE(t-test) *:p<0.05

「禁忌を含む使用上の注意」等は冊子内DIをご参照下さい。

キニン

キニノーゲン

100

120

9590

115110105

網脈絡膜循環障害患者の眼血流に対する影響

1カ月後投与開始時

100

120

9590

115110105

1カ月後投与開始時

(%) (%)

糖尿病黄斑浮腫等の網脈絡膜循環障害患者8例16眼カルナクリン150単位/日を1ヵ月間投与し、レーザースペックルによって上記6領域の血流増加率を測定。黄斑部で血流の有意な増加が確認された。 眼科臨床紀要 6 : 781, 2013

対  象試験方法

結  果

対応のあるt検定**:p=0.008対応のあるt検定

**血管領域

105.6105104.4

113.2109.7106.7

組織領域全領域

黄斑部乳頭耳側乳頭鼻側

[血流測定領域]

視神経乳頭(  )内の・血管(赤や黄)領域・組織(青や緑)領域・全領域  

視神経乳頭以外の・黄斑部  ・視神経乳頭耳側   ・視神経乳頭鼻側   

1T

I

N

S

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血管新生↓血管透過性↓

カリジノゲナーゼ投与前後のa波潜時,O2潜時の変化

投与開始前

(ms)10

9

8

7

6

0

a波潜時

a波潜時

投与6ヵ月後

mean±SE(t-test)*:p=0.02

投与群(n=17)

非投与群(n=15)

投与開始前

O2潜時

O2潜時

投与6ヵ月後

mean±SE(t-test)**:p<0.01

投与群(n=17)非投与群(n=15)

(ms)30

28

26

24

22

0

**

中心窩網膜厚の推移(μm)

Mean±SE**:p<0.01(対応のあるt検定)

n.s.

**n.s.

投与群(n=22)非投与群(n=11)

448.0±26.0

439.7±44.9

489.7±25.1

437.5±46.3

3ヵ月後投与開始時

600

500

400

300

中心窩網膜厚の変化量

Mean±SE#:p<0.05(対応のないt検定)

投与群(n=22)非投与群(n=11)

2.2±12.8

3カ月後投与開始時

-41.8±13.3

対  象試験方法

結  果

対  象試験方法

結  果

0.3

0.2

0.1

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=5) (n=5)(n=3)

* *網膜組織中NOx濃度(μmol/mg tissue)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって低下した網膜組織中NO濃度がカリジノゲナーゼによって有意に回復した。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

250

200

150

100

50

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=10) (n=8)(n=11)

*** *

眼内液中VEGF濃度(pg/mL)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって亢進した眼内液中VEGF濃度がカリジノゲナーゼによって有意に抑制された。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

8

6

4

2

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=6) (n=9)(n=8)

*** ***

血管透過性(正常対照群の血管透過性を1とした時の比)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって亢進した血管透過性がカリジノゲナーゼによって有意に抑制された。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

VEGF165に対するカリジノゲナーゼの切断作用(in vitro)

カリジノゲナーゼ(μg/mL)コントロール 0.1 1 10

抗VEGF165モノクローナル抗体

21kDa

16kDa

VEGF165

VEGF165断片

対  象試験方法

結  果

HUVEC(ヒト臍帯由来内皮細胞)HUVECと皮膚線維芽細胞の共培養系モデルを用いた培地にVEGF165 10ng/mLを添加し、カリジノゲナーゼ0.01~10μg/mLを加えて血管新生抑制効果を検討した。またその機序として、Cell-freeの培地にVEGF165とカリジノゲナーゼを混合し、Western Blotによりバンドを検出した。カリジノゲナーゼはVEGF165を直接切断し、16kDa付近に断片が確認された。

ATVB. 31 : 1041, 2011

HUVEC管腔形成に対するカリジノゲナーゼの作用(in vitro)VEGF

VEGF

コントロール vehicle カリジノゲナーゼ(0.01μg/mL)

カリジノゲナーゼ(0.1μg/mL)

カリジノゲナーゼ(1.0μg/mL)

カリジノゲナーゼ(10μg/mL)

500μm

対  象試験方法

結  果

HUVEC(ヒト臍帯由来内皮細胞)HUVECと皮膚線維芽細胞の共培養系モデルを用いた培地にVEGF16510ng/mLを添加し、カリジノゲナーゼ0.01~10μg/mLを加えて血管新生抑制効果を検討した。またその機序として、Cell-freeの培地にVEGF165とカリジノゲナーゼを混合し、Western Blotによりバンドを検出した。カリジノゲナーゼは、VEGF165による管腔面積、総延長、分岐点数、枝数の亢進を用量依存的に抑制した。

ATVB. 31 : 1041, 2011

単純糖尿病網膜症患者32例

対象を、カリジノゲナーゼ150単位/日を6カ月間経口投与する群(投与群)と既存の内科的治療を継続する群(非投与群)に割付け、全視野ERGにて網膜機能への影響を検討した。

非投与群では、いずれのパラメーターも有意な変化を示さなかったが、カリジノゲナーゼ投与群では、a波とO2波の潜時延長が有意に抑制された。

臨床眼科 64 : 1917, 2010

50(μm)

403020100

-10-20-30-40-50-60-70

糖尿病黄斑浮腫患者28例33眼対象を、カリジノゲナーゼ150単位/日を3カ月間経口投与する群(投与群)と投与しない群(非投与群)に割付け、OCTにて中心窩網膜厚への影響を検討した。非投与群では中心窩網膜厚が不変であったが、カリジノゲナーゼ投与群では有意に低下し、変化量を非投与群と群間比較したところ、統計学的に有意な差が認められた。 あたらしい眼科 28 : 1457, 2011

血流↑NO↑

VEGF低下のDual Action

直接切断

カルナクリン

発現抑制

単純 増殖前 増殖

黄斑浮腫

mean±SE(t-test) ***:p<0.001*:p<0.05

mean±SE(t-test) ***:p<0.001

mean±SE(t-test) *:p<0.05

「禁忌を含む使用上の注意」等は冊子内DIをご参照下さい。

キニン

キニノーゲン

100

120

9590

115110105

網脈絡膜循環障害患者の眼血流に対する影響

1カ月後投与開始時

100

120

9590

115110105

1カ月後投与開始時

(%) (%)

糖尿病黄斑浮腫等の網脈絡膜循環障害患者8例16眼カルナクリン150単位/日を1ヵ月間投与し、レーザースペックルによって上記6領域の血流増加率を測定。黄斑部で血流の有意な増加が確認された。 眼科臨床紀要 6 : 781, 2013

対  象試験方法

結  果

対応のあるt検定**:p=0.008対応のあるt検定

**血管領域

105.6105104.4

113.2109.7106.7

組織領域全領域

黄斑部乳頭耳側乳頭鼻側

[血流測定領域]

視神経乳頭(  )内の・血管(赤や黄)領域・組織(青や緑)領域・全領域  

視神経乳頭以外の・黄斑部  ・視神経乳頭耳側   ・視神経乳頭鼻側   

1T

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血管新生↓血管透過性↓

カリジノゲナーゼ投与前後のa波潜時,O2潜時の変化

投与開始前

(ms)10

9

8

7

6

0

a波潜時

a波潜時

投与6ヵ月後

mean±SE(t-test)*:p=0.02

投与群(n=17)

非投与群(n=15)

投与開始前

O2潜時

O2潜時

投与6ヵ月後

mean±SE(t-test)**:p<0.01

投与群(n=17)非投与群(n=15)

(ms)30

28

26

24

22

0

**

中心窩網膜厚の推移(μm)

Mean±SE**:p<0.01(対応のあるt検定)

n.s.

**n.s.

投与群(n=22)非投与群(n=11)

448.0±26.0

439.7±44.9

489.7±25.1

437.5±46.3

3ヵ月後投与開始時

600

500

400

300

中心窩網膜厚の変化量

Mean±SE#:p<0.05(対応のないt検定)

投与群(n=22)非投与群(n=11)

2.2±12.8

3カ月後投与開始時

-41.8±13.3

対  象試験方法

結  果

対  象試験方法

結  果

0.3

0.2

0.1

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=5) (n=5)(n=3)

* *網膜組織中NOx濃度(μmol/mg tissue)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって低下した網膜組織中NO濃度がカリジノゲナーゼによって有意に回復した。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

250

200

150

100

50

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=10) (n=8)(n=11)

*** *

眼内液中VEGF濃度(pg/mL)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって亢進した眼内液中VEGF濃度がカリジノゲナーゼによって有意に抑制された。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

8

6

4

2

0正常対照群 糖尿病対照群 カリジノゲナーゼ

投与糖尿病群(n=6) (n=9)(n=8)

*** ***

血管透過性(正常対照群の血管透過性を1とした時の比)

対  象試験方法

結  果

SDラット(STZ誘発糖尿病モデル)糖尿病確認後、3週間にわたりカリジノゲナーゼ7μg/kgを尾静脈から連日投与し、網膜組織中NO濃度、眼内液中VEGF濃度、血管透過性に対する効果を検討した。糖尿病によって亢進した血管透過性がカリジノゲナーゼによって有意に抑制された。

Eur. J. Pharmacol. 606 : 187, 2009

VEGF165に対するカリジノゲナーゼの切断作用(in vitro)

カリジノゲナーゼ(μg/mL)コントロール 0.1 1 10

抗VEGF165モノクローナル抗体

21kDa

16kDa

VEGF165

VEGF165断片

対  象試験方法

結  果

HUVEC(ヒト臍帯由来内皮細胞)HUVECと皮膚線維芽細胞の共培養系モデルを用いた培地にVEGF165 10ng/mLを添加し、カリジノゲナーゼ0.01~10μg/mLを加えて血管新生抑制効果を検討した。またその機序として、Cell-freeの培地にVEGF165とカリジノゲナーゼを混合し、Western Blotによりバンドを検出した。カリジノゲナーゼはVEGF165を直接切断し、16kDa付近に断片が確認された。

ATVB. 31 : 1041, 2011

HUVEC管腔形成に対するカリジノゲナーゼの作用(in vitro)VEGF

VEGF

コントロール vehicle カリジノゲナーゼ(0.01μg/mL)

カリジノゲナーゼ(0.1μg/mL)

カリジノゲナーゼ(1.0μg/mL)

カリジノゲナーゼ(10μg/mL)

500μm

対  象試験方法

結  果

HUVEC(ヒト臍帯由来内皮細胞)HUVECと皮膚線維芽細胞の共培養系モデルを用いた培地にVEGF16510ng/mLを添加し、カリジノゲナーゼ0.01~10μg/mLを加えて血管新生抑制効果を検討した。またその機序として、Cell-freeの培地にVEGF165とカリジノゲナーゼを混合し、Western Blotによりバンドを検出した。カリジノゲナーゼは、VEGF165による管腔面積、総延長、分岐点数、枝数の亢進を用量依存的に抑制した。

ATVB. 31 : 1041, 2011

単純糖尿病網膜症患者32例

対象を、カリジノゲナーゼ150単位/日を6カ月間経口投与する群(投与群)と既存の内科的治療を継続する群(非投与群)に割付け、全視野ERGにて網膜機能への影響を検討した。

非投与群では、いずれのパラメーターも有意な変化を示さなかったが、カリジノゲナーゼ投与群では、a波とO2波の潜時延長が有意に抑制された。

臨床眼科 64 : 1917, 2010

50(μm)

403020100

-10-20-30-40-50-60-70

糖尿病黄斑浮腫患者28例33眼対象を、カリジノゲナーゼ150単位/日を3カ月間経口投与する群(投与群)と投与しない群(非投与群)に割付け、OCTにて中心窩網膜厚への影響を検討した。非投与群では中心窩網膜厚が不変であったが、カリジノゲナーゼ投与群では有意に低下し、変化量を非投与群と群間比較したところ、統計学的に有意な差が認められた。 あたらしい眼科 28 : 1457, 2011

血流↑NO↑

VEGF低下のDual Action

直接切断

カルナクリン

発現抑制

単純 増殖前 増殖

黄斑浮腫

mean±SE(t-test) ***:p<0.001*:p<0.05

mean±SE(t-test) ***:p<0.001

mean±SE(t-test) *:p<0.05

「禁忌を含む使用上の注意」等は冊子内DIをご参照下さい。

キニン

キニノーゲン

100

120

9590

115110105

網脈絡膜循環障害患者の眼血流に対する影響

1カ月後投与開始時

100

120

9590

115110105

1カ月後投与開始時

(%) (%)

糖尿病黄斑浮腫等の網脈絡膜循環障害患者8例16眼カルナクリン150単位/日を1ヵ月間投与し、レーザースペックルによって上記6領域の血流増加率を測定。黄斑部で血流の有意な増加が確認された。 眼科臨床紀要 6 : 781, 2013

対  象試験方法

結  果

対応のあるt検定**:p=0.008対応のあるt検定

**血管領域

105.6105104.4

113.2109.7106.7

組織領域全領域

黄斑部乳頭耳側乳頭鼻側

[血流測定領域]

視神経乳頭(  )内の・血管(赤や黄)領域・組織(青や緑)領域・全領域  

視神経乳頭以外の・黄斑部  ・視神経乳頭耳側   ・視神経乳頭鼻側   

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CAR-128R84806 NM0316

2016年3月改訂