立命館大学

緊急教 職 員 用

災 害 対 応ハ ンド ブ ッ ク

2013年3月発行

災災災災災災災災災災災災災災災災

生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生！

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あなたは冷静に行動できますか？

的確な判断と安全な行動のために

危機管理の基本は、平常時における危機の予知・把握と防止、そしていったん危機が発生した場合には迅

速・的確・柔軟な対応により被害を最小限にとどめることにあります。そして、学生・教職員等、大学構成員の

生命・身体・財産を守ることは大学としての基本使命です。

これまでも立命館大学は災害の予防ならびに災害発生時における、大学構成員の生命・身体安全と大学の

財産の保全を図るとともに、学校・キャンパス周辺地域の環境および安全を確保するための危機管理に努

めてきました。

しかし、学生のみなさんが「いざ災害にあったときどのように行動したらよいか」というマニュアル等があり

ませんでした。そこで、みなさんが災害に遭遇したときに的確な判断と安全な行動がとれるよう「緊急災害

対応ハンドブック（学生用）」を作成しました。

本ハンドブックは、地震、風水害、火災を対象とし、日ごろの備えから災害後の行動まで判りやすく説明され

ています。よく読んで災害をイメージしていただき、いざというときに柔軟で適切な行動がとれるよう、本ハ

ンドブックを活用されることを期待します。

立命館大学

I N D E X

はじめに

もしも大地震が起こったら？ここに気をつけよう とっさの行動

風水害の危険が迫ったら？風・水害への心構え［台風・集中豪雨・土砂くずれ］

もしも火災が発生したら？火災発生！ まずどうする？

避難場所ガイド立命館避難場所ガイド［キャンパス内］立命館避難場所ガイド［キャンパス周辺］

災害後の行動指針と必要な備え沈静後の行動［1］●●負傷者への対応　●●ライフラインのチェック

沈静後の行動［2］●地震等が起こった時の電話の利用方法　●●避難生活のルール

大学からの情報を知る●非常時の大学からの情報発信　●●休講・授業再開について

日常への復帰に向けて●ボランティア活動への参加

ふだんの心構え●日常生活で心得ておくこと　●●大学で心得ておくこと●非常持ち出し品の準備

地 震

風・水害

火 災

災害後

災害後

災害後

M A PM A P

災害後

付　録

…………………………………………………………………………………

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………………………

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02

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18

01

01•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•02

地震

地震

風・水害

風・水害

地震 風・水害

地震 風・水害

火災

火災

地震 風・水害

地震 風・水害

火災

「緊急災害対応ハンドブック（教職員用）」の発行にあたって「緊急災害対応ハンドブック（学生用）」は、地震や風水害、火災発生時に、学生が自らの安全のために必要な行動と判断基準をまとめた冊子です。2008年度から「防災カード」（携帯用）とともに、全新入生に配布してきましたが教職員には配っていませんでした。この間、本学が行ってきた防災・防火に関する取り組みをさらにすすめるため、このたび、「緊急災害対応ハンドブック（教職員用）」を作成・配布することとしました。教職員が平常時に心がけるべき事柄や災害時の初期対応方法を以下にまとめましたので、是非ご一読ください。

《東日本大震災後の取り組み》　1995年1月17日の阪神・淡路大震災に続き、2011年3月11日には東日本大震災が発生し、多くの国民や地域に甚大な被害をもたらしました。数多くの大学や研究機関でも学生・教職員が被災し、建物や施設・設備が損壊して、長期間、教育・研究活動に支障をきたしました。東日本大震災を経て、本学では、地震をはじめとする自然災害からの被害を軽減すること、その他の多様なリスクを未然に防止することなどの本格的な検討を開始しました。2011年度の検討を経て、リスク対応のガイドラインとなる「リスクマネジメント基本要綱」と地震や火災に対する具体的な対応方法を示した「防災（震災）・防火マニュアル」を作成しました。

《防災・防火の基本方針》本学では、防災・防火の基本方針を「防災（震災）・防火マニュアル（共通編）」の中で、以下の４点にまとめています。①学生、教職員、キャンパス滞在者の人命を守り安全を確保する。②被害・影響を最小限に食い止める。③防災・防火に必要な事前準備に努める。④地域社会・関係自治体との協力・連携に努める。

《平常時における教職員の心がまえ》「防災（震災）・防火マニュアル（共通編）」では、教職員個々人に次の諸点を心がけるよう求めています。①学内外で実施される防災・防火に関する講座を受講する。②学内外で実施される防災訓練、消防訓練、AED講習、救急救命講習等に参加する。③執務場所・教育・研究施設など、日常的に滞在する建物・フロアーに設置している消火器、屋内消火栓、AEDなどの設置場所を確認しておく。④地震や火災発生時の避難経路について事前に把握しておく。⑤災害時の緊急連絡、安否連絡方法を確認しておく。③から⑤の課題は、いつでもできるものです。このハンドブックに目を通した後、すぐに確認しておきましょう。

《災害発生時の初期対応原則》火災等の危機が発生した場合には、発見者は自主的に行動し、迅速かつ適切な初動対応を行う必要があります。また、危機情報を主管部署やリスクマネジメント責任者に迅速に伝達することが求められます。このための基本原則は次のとおりです（「リスクマネジメント基本要綱」から抜粋）。①発見した事態が危機に該当するかどうか判断に迷った場合には、最悪の場合を想定し、危機であるとみなして初動対応を行う。②所属部署の所管事項であるか否かを問わず、第一報を電話、FAX、メール等、最速の方法で必要な連絡先へ報告する（連絡先は「防災・防火マニュアル」参照）。　火事の場合は、すぐに119番通報し大声で火事だと叫んで周囲の者に伝える。③危機の第1報は、速報性を重視し一次連絡先へ連絡できない場合はその上位の連絡先へ、その上位連絡先へも連絡できない場合は更にその上位へ直接連絡する。④第1報以降に判明した事実を適宜、連絡先へ報告する。

《教職員が防災能力を身につけるために》教職員は、この「緊急災害対応ハンドブック（教職員用）」とともに「リスクマネジメント基本要綱」を読み、各種の訓練や学内外の講習会に参加して、災害時でも冷静に行動できる能力を身につけてください。なお、「防災（震災）・防火マニュアル」は、防災訓練や消防訓練の際の基本テキストとなるものですから、とりわけ自衛消防組織の班長や班員の皆さんは、訓練の前などにしっかり読み理解を深めておいてください。また、2012年度から、教職員を対象に、「自衛消防業務講習」の受講を推奨しています。この講習は、防災・防火に関する講義に実地訓練を組み込んだプログラムであり、災害時における実践的な対応力を身につけることができます。受講を希望する方は、安全管理課までご連絡ください。

（注）「リスクマネジメント基本要綱」、「防災（震災）・防火マニュアル」（「共通編」「朱雀キャンパス編」「衣笠キャンパス編」「BKC編」）は、安全管理室のホ

ームページからダウンロードできます。

（http://www.ritsumei.ac.jp/safetymanagement/）

「緊急災害対応ハンドブック（教職員用）」の発行にあたって

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起こったら？

あっ 地震！

もしも

地震発生

ひとまず揺れがやむ

揺れが完全におさまる

数日後

2～3週間後

まずすることまずすること

安全の確保

避難or帰宅めやすは自宅とキャンパスの距離が20km以内であるかどうか

ホームページで確認

火災への対応応急手当

行動と判断

とにかく自分の身を守る自分のいる場所は安全か？

とりあえず安全 安全とはいえない

一時避難場所へ 広域避難場所へ

状況に応じてできればドアを開けておく

しばらくその場を動かない

避難する

的確な情報収集

学校にいる時は学校側の構内放送に従ってください

交通機関は動いているか？　…動いていない場合

自宅への距離が20km以内 自宅への距離が20km以上

避難所へ歩いて自宅へただし、地震の規模、起きた時間、交通機関の状況、自身の体調や体力によって臨機応変に決めてください。

［帰宅する場合の注意］●●余震がおさまってから帰宅を開始。※明るいうちに自宅到着できるように。●●夜間の行動は避ける。●●幹線道路を通ること。●●できるだけ同一方向の仲間と集団帰宅すること。［避難所の利用］大学の避難所開設は構内放送等で告知します。食料や飲料水など一定の備蓄品などを用意しています。

避難所の学生は帰宅

ボランティア活動への参加

大学再開へ

地　

震

突然の大地震にみまわれれば、驚きと恐怖でパニックになってしまうことも。少しでも落ち着いて行動できるよう、ふだんから安全を確保する方法をイメージし、シミュレーションしておきましょう。

理工系の研究室・実験室、X線施設、危険物管理施設、放射線施設、高圧ガス施設などにおいては、次の点について留意をお願いします。

●●燃焼物の種類によって適切な消火器を使用すること。（平常時より燃焼物の種類によって適切な消火器を把握しておくこと）●●ドラフト内の火災は、有毒ガス、煙の発生を伴うなどの特殊な場合を除き、原則として換気を止めて消火すること。●●可燃性ガスボンベからガスが噴出、発火した場合には、まず周囲の可燃物を除去してから注水、消火すること。●●有毒ガス発生の恐れがあったり、煙が多量に発生する場合には、防毒マスクや空気呼吸器などの防護用具を着用し、できるだけ風上側から消火すること。

●●火災の大きさ、有毒ガスや煙の発生などの状況によって素人の手に負えないと判断した場合や天井に炎が達し延焼しはじめた場合には、すみやかに屋外に退避すること。●●退避にあたっては電源、ガス源などを断ち、危険物などの処理をできるだけすること。●●退避ルート上に危険箇所がある場合には、あらかじめ危険ルートに指定するなど、二次被害の防止に向けた準備をしておくこと。

避難する時には余震に注意しながら、周囲の人の安全をおびやかさないように落ち着いて行動すること。

●室内ではガラス等に注意しつつ、壁づたいに歩き、廊下は中央を通る。

●避難時は必ず階段を使うこと。エレベーターは使わないこと。

●できればまずドアを開ける。負傷者や身障者を優先し、手助けをしながら避難する。

●誰も残っていないことをしっかり確認し、ドアは開けたままにしておく。ただし火災が発生している場合はその部屋のドアを閉める。

避難時の注意点 びわこ・くさつキャンパス（BKC）での注意点

※いずれのキャンパスにおいても、緊急自動車（消防車、救急車）が入構してきた場合は進入路をあけるよう心がけてください。

03•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•04

エレベーター内に●〰〰〰〰いる時

家屋内にいる時●〰〰〰〰

地　

震〰〰〰〰〰●教室にいる時

●●衣服や持ち物で頭を覆い、落下物から身を守る。●●机の下などに身を伏せ、体勢を安定させるために机の脚をおさえる。●●余裕があれば、ドア付近にいる人はドアを開け出口を確保。●●本棚や窓､モニター等の天井付属物など、落下や破損の危険のあるものから離れる。

●●木造住宅の場合は頭部を保護してすばやく外に出るか、倒壊しやすい大きい部屋を避け、柱が多く壁に囲まれた部屋に避難、頑丈な机などの下に身をかくす。●●落下や転倒の恐れがある家具、窓際から離れ、テーブルや椅子の下に身を伏せる。●●すみやかに火の始末をする。ガスの元栓を閉める。電気のブレーカーを落とす。●●乳幼児や病人、お年寄りなどの安全を確保する。●●はだしで歩き回らない。

●●すべての階のボタンを押し、停止した階で降りる。ちなみに地震時管制装置がついているエレベーターは自動的に最寄りの階に停止する。●●途中で停止した場合は非常ボタンもしくはインターホンで外部に救助を求める。●●万が一閉じ込められたと判断しても、むやみに脱出口から出るのは危険。落ち着いて救助を待つ。

公共交通機関に●〰〰〰〰乗車中の時

●●急停車に備え、吊り革や手すりにしっかりつかまる。座っている時は、足をふんばって上体を前かがみに。持ち物で頭を保護する。●●途中で止まっても勝手に外に出るなどの行動は慎み、乗務員の指示に従う。※線路外に高圧電流が流れている部分があるので、勝手に行動すると危険。●●階段やホームにいた場合は転落しないよう姿勢を低くして、固定物につかまりながら避難する。

地下街にいる時●〰〰〰〰

●●大きな柱や壁面に身を寄せて揺れがおさまるのを待つ。●●地下街は比較的安全といわれる。仮に停電してもすぐに非常灯がつくので落ち着いて係員の指示を待つ。●●万が一火災が発生した場合は煙を吸わないようハンカチを口にあて、姿勢を低くして壁づたいに地上へ避難する。●●約60mごとに出口があるので冷静に行動を。

キャンパス内（屋外）●〰〰や路上を歩行中の時

●●ガラスの破片や瓦、看板などの落下物を避けるため頭を衣類や持ち物で保護しながら近くの空き地や頑丈な建物の中などに避難する。●●木造建築の中、自動販売機やブロック塀のそば、ビルの壁際などへは決して避難しない。●●切れて垂れ下がった電線には近づかない、さわらない。●●地面の亀裂・陥没・隆起や、電柱・塀などの転倒に注意する。

〰〰〰〰〰●廊下にいる時

●●窓が割れたり壁が倒れてくる危険があるので、できれば近くの教室に避難して机の下にもぐる。●●近くに教室がない場合は蛍光灯など落下の可能性のあるものや窓のそばから離れ、衣類や持ち物で頭を覆ってかがむ。

〰〰〰〰●実験室にいる時

●●火の始末をし、電気器具などの電源を切る。※火の始末が不可能な場合はまず身の安全をはかる。●●危険物の取り扱いに注意する。●●火災が発生した場合は、揺れがおさまってから消火活動を。初期消火が不可能と判断した場合はすみやかに部屋のドアを閉めて避難する。

〰〰〰〰〰〰〰●運動場や体育館にいる時

●●落下物の危険のない場所に集まってしゃがむ。●●落下物がない場所の場合はその場にしゃがんで揺れがおさまるのを待つ。

当然のことながら地震は時や場所を選ばずにやってきます。どんな場所にいても、状況を見て安全に行動できる柔軟さと判断力が、大きな危険からあなたの身を守ります。

とっさの行動

ここに気をつけよう

05•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•06

水風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風風水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害害水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水の

危険が迫ったら？

風・水害

家の外を整える●窓や雨戸の戸締まり●倒れたり飛ばされたりしやすいものの固定・撤去●水はけの悪い場所の掃除

非常時の備え●懐中電灯の準備●水、食料の確保●非常持ち出し袋のチェック●必要な場合は家具の移動、危険物のチェック等安全点検を行う

風水害情報のチェックテレビやラジオから最新情報を入手できるようにする｡大学のHPもチェックする。

すみやかな避難避難勧告が出た時や危ないと感じた時は、近所の人と連絡を取り合いながら早めに避難をすること。避難方法や避難場所は事前に確認しておくこと。

浸水後の消毒浸水があった場合は、伝染病予防のために家や家具を消毒。

危険の確認●灯油など危険物の漏れ出しがないか確認●電線の断線を発見したら電力会社か役所、消防署、警察署などに通報

危険な場所に近づかない高潮や浸水、土砂災害の発生しそうな場所には近づかない。

行動と判断

通過中

襲来前

応急手当

毎年、全国で大きな被害が報告されている台風や集中豪雨。日頃からの対策とともに、災害が予測される事態では常に最新の情報を把握しておくことが欠かせません。

●台風に備える台風は事前に予測できる自然災害。規模や襲来時間などの情報を正確にとらえ、必要な準備をして臨機応変な行動ができるようにしましょう。

●集中豪雨に備える集中豪雨は、狭い地域に突発的に降るため、予測が台風よりも困難です。自分がいる場所の土地条件や環境などを把握し、十分な対策を。特に崖付近や造成地、扇状地などでは気象情報に注意しましょう。

●土砂くずれに要注意多量の雨が降って土の中にしみこむと、土と土の粒子が流動化し、動きやすい状態になります。そして、ある限度を超えると一気に土が押し流され土砂くずれになります。家のそばに高さ4m以上のがけがある場合は、次の兆候に注意し、不安があればすぐに避難しましょう。土砂くずれの兆候●雨がやんだのに、いつまでもわき水がでる　●斜面から小石や土がバラバラ落ちてくる　●わき水や渓流が急に濁る　●地面にひび割れができる　●山鳴りがする

●避難勧告が出たら台風や集中豪雨の時は、テレビやラジオに注意し、最新の情報を入手するよう努めることが大切です。一定の基準雨量を超えると避難勧告が発令され、報道機関や自治体、消防署、警察署から避難が呼びかけられます。指示に従って、速やかに避難しましょう。

呼び方台風強い台風非常に強い台風猛烈な台風

台風の強さ 最大風速（m/s：秒速）17m/s 以上 33m/s 未満33m/s 以上 44m/s 未満44m/s 以上 54m/s 未満54m/s 以上

10m/s15m/s20m/s25m/s

雨傘をさすと壊れることがある取り付けの悪い看板が飛ぶことがあるまっすぐ立っていられず、風に向かって歩きにくい屋根瓦が飛ばされ、樹木が折れる

30m/s35m/s40m/s50m/s～

屋根が飛ばされ、家や電柱が倒れることもある列車の客車が倒れることがある身体を45度に傾けないと倒れるたいていの木造家屋が倒れる樹木は根こそぎ倒れる

風の強さと被害想定　※風速は目安です

10～20mm20～30mm30～50mm50～80mm80mm以上

雨音で話し声がよく聞こえないどしゃ降り。側溝や下水、小さな川があふれるバケツをひっくり返したように降る。道路が川のようになる滝のように降る。土石流が起こりやすい。車の運転は危険雨による大災害発生の危険あり。厳重な警戒が必要

１時間の雨量と降り方

大雨注意報大雨警報洪水注意報洪水警報強風注意報暴風警報

大雨によって災害が起こる恐れがある場合大雨によって重大な災害が起こる恐れがある場合洪水によって災害が起こる恐れがある場合洪水によって重大な災害が起こる恐れがある場合強風によって災害が起こる恐れがある場合暴風によって重大な災害が起こる恐れがある場合

平均風速 陸上12m/s以上平均風速 陸上20m/s以上

気象庁が発表する注意報・警報（京都地方気象台の基準）　

●●避難の前にガス・電気・火の元を点検（ブレーカーや元栓を閉める）●●できるだけ一人での避難は避け、近所で声をかけあう●●近所のお年寄りなどの避難には積極的に協力する●●避難場所を確認し、万一家族や友人と途中で離ればなれになった時の集合場所を決めておく

POINT

07•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•08

﹇台風・集中豪雨・土砂くずれ﹈

風・水害への心構え

危険な風雨！

火災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災災火火火火火火火火火火火火火火火火火火火火火火火火火火が

発生したら？

もしも

火　

災

行動と判断

火災発生通　報

初期消火

避　難

応急手当

大声を出しまわりに知らせる

煙を吸わないよう注意しすみやかに避難できればガスの元栓と

電気のブレーカーを切ってから避難を

通報がまだの場合は正確に119番

やけどやケガのある場合は応急処置を

非常ベルを鳴らす

天井まで燃え移っている

天井には届いていない

消火をあきらめ避難

協力者とともに消火

火はどの程度か

●判断のポイント

火災現場の位置と目標を正しくはっきりと伝えます。例）「火事です。北区衣笠立命館大学です」　 「大学の西側の○○が燃えています」

消火器の使い方

1 2 3レバーを強く握って消火剤を放射する

ホースを外してノズルを火元に向ける（有効距離は約3m）

安全ピンをひっぱるように抜く

119番は落ち着いて

知らせる●●「火事だ！」と大声を出して、まわりの人や近所に知らせ助けを求めます。声が出ない時はなべを叩くなどして大きな音を出しましょう。●●非常ベルがあれば使用。小さな火事でも、ただちに119番通報を。

初期消火

避難する

火災予防のポイント

出火から3分以内、炎が天井に燃え移る前ならば消火できる可能性あり。瞬時に判断し、落ち着いてすばやい行動を。消火が困難と判断したら、すみやかに避難しましょう。

●●服装や持ち物等にこだわらず、すばやく避難する。●●避難は、お年寄り、子ども、病人を優先する。●●一度避難したら、二度と建物の中には戻らない。●●逃げ遅れた人がいる場合は、すぐに消防隊員に知らせる。

●もしも煙に巻かれたら煙には有毒ガスが大量に含まれていて、吸い込むと昏倒してしまいます。消火活動の時も煙の様子には十分な注意を。避難時には、煙を吸い込まないようタオルなどを口と鼻にあてて床面に顔を近づけ、はって脱出しましょう。 呼吸は鼻から吸って口から吐くこと。※煙の拡がる速さは、水平方向では毎秒約0.5メートルですが、垂直方向（上方）へは毎秒3メートル～5メートルにもなります。垂直方向では人が歩く速度よりも速いため、階段等では特に注意が必要です。

●火災時の避難場所

●消火する時の注意点消火器があれば使用し、火元に向けて噴射するのがいちばん。手元にない場合の消火方法は以下のとおりです。電化製品まずコードをコンセントから抜き、余裕があればブレーカーを切ってから消火。いきなり水をかけると感電の危険が。石油ストーブ毛布などをかぶせ、バケツの水を真上から一気にかける。タバコ火を消したつもりでも、数時間経って燃えだす無煙燃焼（燻焼）の危険あり。広範囲に水をかけること。油なべなべに合うふたを手前から向こうにかぶせ、

ガス栓を締める。シーツなど大きめの布を水に濡らし、かたくしぼってなべ全体を覆いガス栓を締める。※いずれの場合も温度が完全に下がるまでふたや布をとらない。カーテンやふすまひきちぎる、けり倒すなどして火元から遠ざけた上で消火する。衣服地面などで転がりまわって火を消す。風呂場のそばにいる場合は浴槽の水をかぶるか浴槽に飛び込む。

電化製品タコ足配線をしない、コードの上に重いものを置かない、プラグの発熱に注意、電気器具の使用後はプラグを抜く。ストーブ点火後炎の調節をする、まわりに燃えやすいものを置かない、つけたまま寝ない、火をつけたまま給油しない。タバコ灰皿の始末には要注意、寝タバコ厳禁。

コンロ火をつけたまま目を離さない、天ぷら油の引火に注意。たき火、花火そばに水を用意し、終わったらしっかりと消火する。放火ゴミは収集日の朝に出し、家のまわりに燃えやすいものを置かない。

火災が風上300m・風横150m・風下100mまで迫ったら速やかに退避を開始。状況を見ながら、安全な場所を通って避難すること。日頃からキャンパス内の各基準距離の目標物を確認しておく。

消火不可能と判断したら、タイミングを逃さずにすぐに避難を。

ポイントは「知らせる」「初期消火」「避難する」の3点ですが、なんといっても身の安全を確保することが第一です。決して無理なことはせずに、すみやかな避難を心がけてください。

09•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•10

火災発生！

まずどうする？

●安全な避難のポイント［押すな・走るな・しゃべるな・戻るな］

あっ

火事だ！

MAP

東門

千 本 通

正面玄関

三条玄関

南門北門

バイク出口

バイク置場 プロフェッショナル

スクール事務室

メモリアルホール

立命館CO-OP朱雀（カフェ・コンビニ）

多目的室

バス停

キャンパス管理室

エクステンションセンター

リーガルクリニック

バイク置場

北小門バイク入口

守衛所

守衛所

自転車置場

とがのお公園

三条通

衣笠キャンパス

朱雀キャンパス

避難場所

立命館避難場所ガイド

キャンパス内・キャンパス周辺

びわこ・くさつキャンパス（BKC）

避難場所

びわこ・くさつキャンパス（BKC）周辺地図

警察署・交番 消防署 コンビニ コンビニ広域避難場所 GS ガソリンスタンド 学校 病院

GS※　

ガソリンスタンドは耐震設計がなされ消火機材を常備しているため、安全な避難場所になります。

11•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•12

第3グラウンド

屋外便所屋外便所

　

マイクロ

システムセンター

テクノコンプレクス

ハイテク・リサーチ　　　　　 センター

ロボティクスＦＡセンター

ＳＲセンター

Ｎ実験廃水処理施設

セルワークショップラボ

エクセル３

エクセル２

エクセル１

イーストウイング

コアステーションテクノアクセス

自然緑地

調整池

名神高速道路

バイク駐車場

シー・キューブ

公園緑地

自転車置場

野外便所

正門正門受付

フロンティアアベニュー

クインススタジアム

メディアセンター

ウエストウイング

セントラルサーカス

レクセル

キャンパスプロムナード

学術フロンティア共同研究センター

アクト　α

リンクスクエア

屋外便所テニスコート

第１グラウンド

駐車場

アスリートジム

ＢＫＣジム

アクトβ

コラーニング

ハウスⅡ

コラーニングハウスⅠ

プリズムハウス

ユニオンスクエア

アクロスウイング ビーイング

スクエア

エポック立命21

理工学部・生命科学部・薬学部事務室

BKCインキュベータ

クリエーションコア サイエンス

コア

テニスコート

アクトμ

コラーニングハウスⅢ

防災システム

リサーチセンター

キャノピー(インフォメーション)

情報理工学部事務室

経済学部・経営学部事務室

スポーツ健康科学部事務室

学びステーション

東門受付自然池東門

ローム記念館

セントラルアーク

アドセミナリオ

薬草園

インテグレーションコア

ラルカディア

燃料電池研究センター

バス停

フォレストハウス

清 心 館

研 心 館

洋 洋 館

諒 友 館恒心館

明学館 啓 明 館

尽 心 館

(地下食堂)西門

京都衣笠体育館

国際関係学部事務室 文学部事務室

自転車置場⑤ 清心門

市バス●｢竜安寺前｣

き　ぬ　か　け　の　路

映像学部事務室

政策科学部事務室

Ｎ

有心館 尚学館

中央広場

創思館

至徳館入学センター

充光館

志 学 館

小松原郵便局

修 学 館自転車置場④

自転車置場③

自転車置場②

自転車置場①バイク置場

法学部事務室

東門

興学館第一体育館学生会館

存心館

学而館

図書館

南門

馬代通

以 学 館産業社会学部事務室

西園寺記念館

市バス｢立命館大学前｣ 市バス

｢わら天神前｣

市バス｢小松原児童公園前｣

市バス｢衣笠校前｣

正門

アカデメイア立命21国際平和ミュージアム

末川記念会館

アート・リサーチセンター

平野神社

西大路通

衣笠小学校敬

学

館

避難場所

避難場所

第1体育館工事中

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

コンビニ

GS

GS

GS

GS

GS

GS

GS

GS

野路南

野路北

南田山

狼川

南笠

東矢倉南

野路中央

松下中央

笠山

瀬田月輪町

草津PA

医科大北口

３

川の下西片原

駅口

野路町

矢倉南

矢倉

東矢倉

草津田上IC

草津Jct

若草南笠中央

南笠南

栗林町月輪2

43

43

43

18

2

名神高速道路

1

1

ＢＫＣ

玉川高校

玉川中学校

玉川小学校

高穂中学校

ロクハ公園

志津南小学校

しが県民芸術創造館

南笠東小学校

南草津駅

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コンビニ

災害後

止血をする時には、飛び散る血液が手当する人の皮膚に直接ふれないように注意することが必要です。手近にあればゴム手袋、なければビニール袋など身近なものを活用し、直接血液にふれない工夫をしましょう。手当の後は必ず流水で手洗いをおこなってください。

血液感染予防

止血法の対象者外傷により大出血を起こしている傷病者には、ただちに止血の手当が必要です。止血の前に、出血の種類、性状および程度のほか、傷病者の顔色、四肢の変形、ショック症状（冷や汗、顔面蒼白、四肢冷感など）はないか、冷静に全身の症状を見ましょう。特に緊急な止血を必要とするのは、瞬間的に多量の血液を失って失血死の恐れがある「動脈性出血」。真っ赤な血液が脈打つように噴き出す状態です。赤黒い血液が湧くように出血する「静脈性出血」も、持続すれば多量出血となるので止血の処置が必要です。

直接圧迫止血法出血部位に清潔なガーゼやタオルを置いてその上から手で強く圧迫して出血を止める方法です。片手で止血できなければ、両手で圧迫したり体重をかけて圧迫して止血します。ほとんどの出血は、この方法で止血することができます。

●骨折骨折が疑わしい場合は、添え木を当てて患部を固定します。この際、1.骨折部とその上下の関節を動かさないように気をつける2.出血していれば止血する3.骨が飛び出していたり骨折部が変形していても無理に直さない4.添え木を当てて、骨折部を中心に前後の関節を固定するなどの点に留意します。全身状態にも気を配り、慎重に対処しましょう。

●止血

負傷者への対応

大丈夫まわりは？

沈静後の行動1

ひとまず天災や火事がおさまり、自分自身が無事なら、落ち着いて周囲の状況をしっかりと把握し、優先順位を考えて行動しましょう。

立命館避難場所ガイド

GS※　

ガソリンスタンドは耐震設計がなされ消火機材を常備しているため、安全な避難場所になります。

衣笠キャンパス周辺地図

朱雀キャンパス周辺地図

警察署・交番 消防署 コンビニ コンビニ広域避難場所 GS ガソリンスタンド 学校 病院

負傷者がいればいち早く救出し、できる範囲で応急処置をほどこします。

ライフラインのチェック災害につきものなのがライフラインの遮断。復旧まで、落ち着いて対処しましょう。

必ず元栓を締めておく。復旧してもガス会社の点検があるまではそのままで。ガス漏れに気づいた場合は、窓を開けて換気する。換気扇のスイッチを入れると爆発の危険。

●電気ブレーカーを切っておくこと。復旧が最も早いライフライン。復旧後は、漏電や感電の恐れがあるので電気器具はよく点検してから使用する。

●水道日頃から風呂の水を溜め置きする習慣を。マンションの給水塔の水や井戸水は生活用水に利用できる。

●電話電話線が寸断されると電話、ファックス、インターネットが使用不可に。携帯電話もつながりにくくなる。日頃から万が一の時の緊急連絡先を決めておき、簡潔に無事を伝えたり、情報を一本化する工夫を。（15ページ参照）

●ガス

13•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•14

できるだけ早く、患部を水で15分以上冷やすこと。ただし、強い水圧は当てないように注意。衣類を着ている場合は衣類の上から水をかけます。薬品によるやけどの場合は患部を流水で洗いながら冷やします。脱水症状を防ぐため、本人が求める場合は水を飲ませましょう。医師の診断を受けるまで、患部には何も塗らないように。

●やけど

※AED（自動除細動機）は講習を受けていなくても使用することは許されますが、一次救命救急の講習は機会があれば受けるようにしてください。

西院駅

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今出川通

今出川通

一条通

丸太町通

御池通

島津製作所三条工場北グラウンド

グラウンド

洛星高校グラウンド

金閣寺境内

仁和寺境内

三条通

四条通 四条通

御池通

二条城

太子通

北大路通千本北大路

千本鞍馬口

西大路一　条

西大路太子道

西大路三　条

円町

三条西小路

天神川三条

天神川御　池

妙心寺前

木辻馬代

金閣寺前

竜安寺前

千本今出川

千本丸太町

千本三条

四条大宮駅

四条堀川

堀川御池

堀川丸太町

堀川今出川

堀川寺之内

堀川北大路

堀川紫明

後院通

堀川通

千本通

西大路通

西大路通

葛野中通

堀川通

木辻通

二条城前駅西大路御池駅

地下鉄東西線太秦天神川駅

衣笠キャンパス

朱雀キャンパス

北野白梅町駅等持院駅

龍安寺駅

妙心寺駅

花園駅

円町駅

二条駅

二条駅

JR嵯峨野線

西大路三条駅山ノ内駅

0 500100N

災害後

大学からの情報を知る

大学の教職員の指示に従ってください。

非常時の大学からの情報発信

●災害発生時に大学にいた時

情報はホームページでお知らせしますのでご確認ください。http://www.ritsumei.jp/index_j.htmlまた、被災した学生に対しては、奨学金等により経済援助を行い、学費の減免・延納等の特別措置を講じますので、学生オフィスに相談して下さい。※災害時の安否確認など大学からの問い合わせには応答してください。

●災害発生時に大学にいなかった時・海外にいた時

休講・授業再開について

万が一の時、大学生活はどうすればいいのか、授業はどうなるのか…など、正しい判断基準と情報収集の方法はあらかじめ知っておくと不安も軽減されます。落ち着いて適切な行動をとることを心がけましょう。

下記のような場合は、以下の基準にもとづき、各自で判断してください。

地震や洪水など大規模な災害については、下記のようにしてください。

●●暴風警報が京都市または京都・亀岡区域に発令された場合。●●京都市営バスが全面的に不通の場合。●●京都市営バスが運行中であっても、市内乗入れのJR西日本（大阪̶草津間）、阪急、京阪、近鉄の4交通機関のうち、3交通機関以上が不通の場合。

衣笠キャンパス 朱雀キャンパス

●●暴風警報が草津市または近江南部区域に発令された場合。●●近江鉄道バス（南草津駅－キャンパス間）が不通の場合。●●JR西日本（京都－米原間）が不通の場合。

びわこ・くさつキャンパス（BKC）

休講

●●暴風警報が大阪市に発令された場合。●●大阪市営バス、大阪市営地下鉄が全面的に不通の場合。●●大阪市内乗入れのJR西日本、阪急、京阪、近鉄、阪神、南海の6交通機関のうち、4交通機関以上が不通の場合。

大阪梅田キャンパス

●●遠隔授業の送信側キャンパスで休講が判断された場合は、全てのキャンパスで当該授業を休講とする。●●遠隔授業の受信側キャンパスで休講が判断された場合は、当該キャンパスのみ当該授業を休講とし、中継配信は行わない。なお、他の遠隔授業の受信側キャンパスでは通常通り授業を実施する。

遠隔授業の取扱い

大阪梅田キャンパス

授業開始の原則以下の時間に暴風警報が解除もしくは交通不通が開通した場合

衣笠キャンパス 朱雀キャンパス

6時30分（京都市営バスのみが不通の場合は7時10分）まで

10時（京都市営バスのみが不通の場合は11時）まで

12時（京都市営バスのみが不通の場合は13時）まで

15時（京都市営バスのみが不通の場合は16時）まで

15時（京都市営バスのみが不通の場合は16時）を過ぎても解除・開通しない場合

平常授業

第3時限から授業開始

第4時限から授業開始

第6時限から授業開始

全時限休講

※JR西日本の不通区間は、大阪・草津間を基準としています。

びわこ・くさつキャンパス（BKC）

6時30分（近江鉄道バスのみが不通の場合は7時30分）まで

10時（近江鉄道バスのみが不通の場合は11時30分）まで

12時（近江鉄道バスのみが不通の場合は13時30分）まで

平常授業

第3時限から授業開始

第4時限から授業開始

平常授業

第5時限から授業開始

第7時限から授業開始

経済学部、経営学部、スポーツ健康科学部、経済学研究科、経営学研究科、テクノロジー・マネジメント研究科、言語教育情報研究科、スポーツ健康科学研究科

理工学部、情報理工学部、薬学部、生命科学部、理工学研究科､情報理工学研究科、生命科学研究科

15時（近江鉄道バスのみが不通の場合は16時30分）まで 第6時限から授業開始 第11時限から授業開始

15時（近江鉄道バスのみが不通の場合は16時30分）を過ぎても解除・開通しない場合

全時限休講 全時限休講

6時30分まで

10時まで

12時まで

平常授業

第3時限から授業開始

第4時限から授業開始

平常授業

第5時限から授業開始

第7時限から授業開始

経済学研究科、経営学研究科、テクノロジー・マネジメント研究科、言語教育情報研究科、経営管理研究科

理工学研究科

15時まで 第6時限から授業開始 第11時限から授業開始

15時を過ぎても解除・開通しない場合 全時限休講 全時限休講

正しい

判断を

沈静後の行動2

力を合

わせよう

思いのほか被害が大きい場合は、不安もひとしお。こういう時こそ、まわりの人と協調しながら、心配をひとつずつ解消していく努力が必要です。

15•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•16

地震、事故等の災害発生時に、大量の電話が殺到すると、被災地域内における電話が大変つながりにくくなってしまいます。このため、安否確認や、消防、警察への連絡等に支障が多く発生しています。電気通信事業者では適切なネットワークのコントロール、災害時優先電話の提供、災害用伝言ダイヤルの提供、臨時電話の設置などさまざまな方法により、通信の確保を図っています。次のような電話利用をこころがけ、効率的に安否等の連絡を取るようにしましょう。

（1）通信設備の容量には限りがあるので、できるだけ手短な電話とするようにしましょう。

（2）通常の電話がつながらない場合は、比較的つながりやすい次の方法を利用しましょう。●「災害用伝言ダイヤル171」 ●「災害用ブロードバンド伝言板（web171）」 ●ケータイ「災害用伝言板」（NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イー･モバイル、ウィルコム） ●携帯電話メール（携帯電話各社）等

（3）被災地からの電話は、公衆電話が比較的つながり易くなっています。

（4）災害時の安否確認方法を、家族、友人間等で決めておくと、いざという時に役に立ちます。

（5）災害直後は被災地への電話が集中するためつながりづらいものです。被災地内の緊急な電話がスムーズに利用できるようにするため、不急な電話やリダイヤルを控えて暫くたってから掛け直しましょう。

給水体制が整備されるまでは、既存の水洗トイレは使用禁止とします。給水体制としては、以下の方法よりトイレを流す水を確保する手段を検討します。●●防災井戸のある避難所は防災井戸の水をトイレに運ぶ。●●プールなどの水が使える箇所はその水をトイレに運ぶ。●●行政の給水車等による給水が豊富にあり、飲料水を確保してあまりある場合は、その水を使用する。●●近くに川や池がある場合はその水をくみ上げて運ぶ。

断水した場合のトイレの使用

地震等が起こった時の電話の利用方法

（1）自分の情報を相手に伝えたいとき=伝言録音「171」+「1」+「自分のTEL」+「自分のメッセージ録音」

❶ 「171」をダイヤルする

❷ ガイダンスに従って「1」（暗証番号ナシ）をダイヤルする

❸ 自分の電話番号をダイヤルする

❹ 30秒以内で自分のメッセージを録音する

※暗証番号がある場合は「171」+「3」+「4ケタの暗証番号」+「自分のTEL」+「自分のメッセージ録音」

（2）相手の情報を聞きたいとき=伝言再生「171」+「2」+「相手のTEL」+「相手のメッセージ再生」

❶ 「171」をダイヤルする

❷ ガイダンスに従って「2」（暗証番号ナシ）をダイヤルする

❸ 相手の電話番号をダイヤルする

❹ 相手のメッセージを再生する

●災害用伝言ダイヤル　171

避難生活のルール誰もが不安と不便を抱えておくる共同生活です。集団のルールに配慮し、節度と思いやりをもって行動しましょう。

●●避難所では火気の使用禁止、禁煙、禁酒、土足禁止が原則。●●互いに協力しあい、助けあって生活しやすいように配慮する。●●体調が悪くなった場合は、避難所の臨時対策本部（事務所）へ連絡する。●●できる限り避難所周辺の復旧に協力を。●●救援物資の配給、ごみの集積場所、トイレについては、避難所の指示に従うこと。

※暗証番号がある場合は

「171」+「4」+「4ケタの暗証番号」+「相手のTEL」+「相手のメッセージ再生」

（参考）「災害用伝言ダイヤル171」、「災害用ブロードバンド伝言板（web171）」、ケータイ「災害用伝言板」のトライアル(体験利用)について

災害用伝言サービス（体験日）　　●毎月1日・15日　　●防災週間（8月30日～9月5日）　　●防災とボランティア週間（1月15日～1月21日）　　●正月三が日（1月1日～1月3日）※ 実際に災害が発生した際には体験利用ができない場合があります。 （社団法人電気通信事業者協会）

SNS（ソーシャル・ネットワーキング・システム）（パソコン・携帯電話を用いて行う安否確認）SNS（ソーシャル・ネットワーキング・システム）は、平常時の利用だけでなく、災害時には安否確認手段としても活用できます。 twitter http://blog.jp.twitter.com/2012/08/anpi.htmlmixi http://mixi.co.jp/saigai/facebook https://www.facebook.com/kokoiru.net

流言や根拠のない情報に惑わされないよう、信頼できる情報を入手する手段を確保する。

　

災害後

付録

災害ボランティアをするには、日ごろからボランティアに関する情報を収集し、相談の窓口等を知っておく必要があります。こうした情報は、大学のサービスラーニングセンターや地域のボランティアセンターがもっています。日ごろから足を運んで情報を収集しておくことで、いざというときに迅速に行動することができます。

立命館大学サービスラーニングセンター URL http://www.ritsumei.ac.jp/slc/

E-Mail：ritsvc@st.ritsumei.ac.jp

衣笠キャンパス〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1 学而館１階

TEL 075-465-1952　FAX 075-465-1982

びわこ・くさつキャンパス〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1 セントラルアーク２階

TEL 077-561-5910 　FAX 077-561-5912

京都市災害ボランティアセンター〒600-8127 京都市下京区河原町通五条下る東側 ｢ひと・まち交流館 京都｣内

TEL 075-354-8728　FAX 075-354-8727

URL http://ksvc.jp/　 mail office@ksvc.jp

災害ボランティア等関連情報（総務省消防庁）URL　http://www.fdma.go.jp/html/volunteer/index.html

●ボランティアをしたい、と思ったら

ボランティアは、本人の自発的な意思と責任に基づく無償の行為ですが、みなさんの力を十分に発揮し、被災地に迷惑をかけないようにするためにも、自分の判断だけで活動するのではなく、地域の災害ボランティアセンターと連携して活動することが大切です。

情報収集してリスクを把握！被災地は、状況が不安定で二次災害も想定され、想像以上に大きなリスクを伴います。そのため、まずは被災地の状況について情報収集をしてください。

一人で判断せず、相談してから！自分ひとりで決めるのではなく、家族や友人、大学のサービスラーニングセンターに相談した上で判断することが大切です。決して、一人だけでボランティアに行ってはいけません。

ボランティアセンターに相談！市町村の「災害ボランティアセンター」（あるいは社会福祉協議会）に相談をしましょう。しかし、いきなり電話するのは迷惑です。まずは自分で調べて、分からなければ大学のサービスラーニングセンターに相談しましょう。

災害ボランティアセンターを通して行くこと！災害ボランティアセンターは、被災地の人・物・情報の中心点として、ボランティアの受け入れと送り出しを担当します。必ず災害ボランティアセンターを通して活動に参加してください。勝手な行動は、地域住民に大きな迷惑をかけます。

ボランティア保険には必ず加入を！活動時のけがや体調不良、事故などに対応するため、「ボランティア保険」というものがあります。加入は、現地入りする前におこなう必要があります。必ず加入してください。加入にかかる費用は、おおむね600～1,100円程度です。

無理をせず、できる範囲で！地域のコーディネーターの指示のもとで、無理の無い範囲で活動してください。

原則「自己完結」で！活動場所への移動手段・宿泊・食料などは自分で準備するのが原則。現地では被災者支援が優先で、ボランティアに行った立場で「お世話」をかけないこと。移動・宿泊の安全が確保できない限り、現地入りはつつしみましょう。

ボランティア活動への参加●災害ボランティア活動の注意

●災害ボランティアの流れ

テレビやインターネットなどで被災地の情報を収集する　

家族や友人、大学のサービスラーニングセンターと相談して判断する

地域の災害ボランティアセンターに相談する　

ボランティア保険に加入する　

無理をしないで、できる範囲で活動に参加する　

できる

ことから

日常への復帰に向けて

大切なのは、互いに助け合う精神。復興に向けて自分にできることがあれば積極的に取り組みましょう。そんな一人ひとりの力が、ボランティア活動に大きく貢献します。

万が一

のため

●●棚やタンスの転倒防止、照明器具の落下防止をしておく。

●●避難経路、避難場所を確認しておく。

●●家や部屋の出口周辺に避難を妨げるものを置かない。

●●家族や友人との連絡方法、避難場所を決めておく。

●●防災訓練に積極的に参加する。

●●貴重品は安全な場所に保管しておく。

●●非常持ち出し袋を準備しておく。

●●住宅の強度の確認。

●●自分の緊急連絡先、既往症、アレルギーの有無などを記したカードを身につけておく。

※防災カードを身につけておく。

●日常生活で心得ておくこと

●非常持ち出し品の準備生命をつなぐために欠かせないもの、自分にとって最低限必要なものをできるだけコンパクトにまとめ、年に一度は点検するようにしましょう。いざという時にすぐ持ち出せる場所に置いておくことが大切です。

●●避難経路の確認（最寄りの非常口、非常階段の位置）。

●●最寄りの消火器の設置場所を確認し、使い方を把握しておく。

●●一時避難場所や広域避難場所の確認。

●●自宅へ徒歩で帰宅する場合の経路の確認。

●●家族との連絡方法を決めておく。

●●研究室の関係者の緊急連絡先を知っておく。

●●薬品や実験器具の転倒防止、安全確保。化学反応を起こす恐れのある薬品については混触を起こさないよう整理しておく。

●●実験動物が逃げ出さないよう注意する。

●大学で心得ておくこと

「天災は忘れた頃にやってくる」の言葉どおり、災害は予期しない時に起こります。日頃から十分な備えと心構えをもっておくことで、少しでも対応にゆとりが生まれます。

印鑑

預金通帳

健康保険証

現金（10円玉）など

カンパン

チョコレート

ミネラルウォーター

常備薬

絆創膏

包帯

傷薬

目薬

生理用品

下着

上着

靴など

予備電池も用意

ローソク

マッチ

ライター

第一次持ちだし品さしあたっての必需品。重さの目安は男性で15kg、女性で10kg程度

懐中電燈（予備電池も用意）

調味料

菓子など

笛など

ガスボンベ式

飲料水として１人1日3Lが目安

食 料

水

その他

卓上コンロ

第二次持ちだし品長期の避難などに備えた生活物資品

米（レトルト・アルファ米）

おかず（缶詰・レトルト）

防災カード教職員用

立命館大学

ふだんの心構え

17•RITSUMEIKAN Urgent handbook for disaster•18

貴 重 品

非常食品

衣 　 類

照明器具

携帯ラジオ

応 　 急医 薬 品

衣笠キャンパスは広域避難場所に、BKCは救援物資集積場に指定されています。自己の安全を確保できたら、大学や地域と協力してボランティア活動に参加しましょう。