29
(別紙) ●登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標準モデル 以下は、登録養成機関が作成する登録養成課程のカリキュラム(演習・実習基準等)や実施方法等 の標準となるカリキュラムモデル等であり、このモデルを基本に研修実施計画等が作成されているこ とで、機構が実施する養成課程と同等の内容が確保されていることとする。 ただし、諸事情により標準モデルと異なる内容で作成する場合は、当標準モデルと同等の内容が 確保されていることの説明を併せて記載することとする。 Ⅰ.標準カリキュラム 1.中小企業診断士養成課程の研修コンセプト 当該コースにおいて養成する中小企業診断士とはどのような者であるか、また、そのために当該コ ースでは何を重視すべきかといった研修コンセプトを定める。当コンセプトを明確にし、研修企画を 行うこととする。 (1)養成する中小企業診断士像 ① 全社的視点で、中小企業経営についての現場感覚に根ざした戦略的な問題発見・問題解決につい て、的確な支援施策の活用を考慮に入れた助言ができる経営コンサルタントを養成する。 「現場感覚」とは、企業の現状を的確に把握するとともに、中小企業の特性を踏まえて企業経営を考えることが できる能力。 「戦略的」とは、5~10 年後の競争優位を築けるあるべき姿とシナリオを描くことができる能力。 「助言」とは、経営目標の達成に向けて、経営者・社員の自発的行動を促しつつアドイスができる能力。 「経営コンサルタント」とは、これら能力を有し、支援対象となる企業に長期にわたり付加価値をもたらし、組 織の目的と目標の達成(実行)を支援するサービス提供者を言う。 ※中小企業が抱える課題解決を助言するにあたっては、用意されている様々な中小企業支援策の有 効な活用を助言することも必要です。 ② 中小企業診断士としての自らの貢献領域を認識し、その修得を志向する経営コンサルタント。 ・「貢献領域」 :中小企業経営に付加価値を提供できる自分自身の専門領域・ブランド ※中小企業診断士に対するニーズの多様化(例:起業支援、経営革新支援、再生支援等)、また、 受講生ニーズの多様化(例:経営人材としての能力、営業人材としての顧客支援能力等の修得等) を踏まえた中小企業診断士としての活動領域を意識したものとすることにより、登録養成課程の 特徴を出すことは、可能です。 (2)中小企業診断士に求められる基本能力 ・先見力 ・創造力 ・論理思考力 ・仮説検証 ・帰納的思考 ・情報収集力 ・分析スキル ・論理思考力 ・仮説検証 ・知的な貪欲さ、学習意欲 ・コンサルタントとしてのマインド、自律意識、 ・自らの得意領域(コア能力)への気づき 養成すべき 意識と能力 コミュニケーション能力 インタビュー力(傾聴力) プレゼンテーション力(説得力) リーダーシップ力(影響力) ・先見力 ・創造力 ・論理思考力 ・仮説検証 ・帰納的思考 ・情報収集力 ・分析スキル ・論理思考力 ・仮説検証 戦略的思考力 (問題発見・解決力) 分析力 論理力 構想力 統合力 ・先見力 ・創造力 ・論理思考力 ・仮説検証 ・帰納的思考 ・情報収集力 ・分析スキル ・論理思考力 ・仮説検証 能力 意識 知的好奇心の醸成 プロフェッショナリズム ・知的な貪欲さ、学習意欲 ・コンサルタントとしてのマインド、自律意識、 貢献領域の認識 ・自らの得意領域(コア能力)への気づき 現場感覚 現状把握力 現場の特性を踏まえた現場評価

登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

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Page 1: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

(別紙)

●登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標準モデル

以下は、登録養成機関が作成する登録養成課程のカリキュラム(演習・実習基準等)や実施方法等

の標準となるカリキュラムモデル等であり、このモデルを基本に研修実施計画等が作成されているこ

とで、機構が実施する養成課程と同等の内容が確保されていることとする。

ただし、諸事情により標準モデルと異なる内容で作成する場合は、当標準モデルと同等の内容が

確保されていることの説明を併せて記載することとする。

Ⅰ.標準カリキュラム 1.中小企業診断士養成課程の研修コンセプト 当該コースにおいて養成する中小企業診断士とはどのような者であるか、また、そのために当該コ

ースでは何を重視すべきかといった研修コンセプトを定める。当コンセプトを明確にし、研修企画を

行うこととする。 (1)養成する中小企業診断士像

① 全社的視点で、中小企業経営についての現場感覚に根ざした戦略的な問題発見・問題解決につい

て、的確な支援施策の活用を考慮に入れた助言ができる経営コンサルタントを養成する。 ○ 「現場感覚」とは、企業の現状を的確に把握するとともに、中小企業の特性を踏まえて企業経営を考えることが

できる能力。

○ 「戦略的」とは、5~10年後の競争優位を築けるあるべき姿とシナリオを描くことができる能力。

○ 「助言」とは、経営目標の達成に向けて、経営者・社員の自発的行動を促しつつアドイスができる能力。

○ 「経営コンサルタント」とは、これら能力を有し、支援対象となる企業に長期にわたり付加価値をもたらし、組

織の目的と目標の達成(実行)を支援するサービス提供者を言う。

※中小企業が抱える課題解決を助言するにあたっては、用意されている様々な中小企業支援策の有

効な活用を助言することも必要です。

② 中小企業診断士としての自らの貢献領域を認識し、その修得を志向する経営コンサルタント。 ・「貢献領域」 :中小企業経営に付加価値を提供できる自分自身の専門領域・ブランド

※中小企業診断士に対するニーズの多様化(例:起業支援、経営革新支援、再生支援等)、また、

受講生ニーズの多様化(例:経営人材としての能力、営業人材としての顧客支援能力等の修得等)

を踏まえた中小企業診断士としての活動領域を意識したものとすることにより、登録養成課程の

特徴を出すことは、可能です。

(2)中小企業診断士に求められる基本能力

養 成 す べ き意 識 と 能 力 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力

イ ン タ ビ ュ ー 力 ( 傾 聴 力 )

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 力 ( 説 得 力 )

リ ー ダ ー シ ッ プ 力 ( 影 響 力 )

戦 略 的 思 考 力( 問 題 発 見 ・ 解 決 力 )

分 析 力

論 理 力

構 想 力

統 合 力

・ 先 見 力   ・ 創 造 力  

・ 論 理 思 考 力   ・ 仮 説 検 証  

・ 帰 納 的 思 考

・ 情 報 収 集 力   ・ 分 析 ス キ ル

・ 論 理 思 考 力   ・ 仮 説 検 証

能 力

意 識知 的 好 奇 心 の 醸 成

プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ リ ズ ム

・ 知 的 な 貪 欲 さ 、 学 習 意 欲

・ コ ン サ ル タ ン ト と し て の マ イ ン ド 、 自 律 意 識 、

貢 献 領 域 の 認 識 ・ 自 ら の 得 意 領 域 ( コ ア 能 力 ) へ の 気 づ き

現 場 感 覚現 状 把 握 力

現 場 の 特 性 を 踏 ま え た 現 場 評 価

養 成 す べ き意 識 と 能 力 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力

イ ン タ ビ ュ ー 力 ( 傾 聴 力 )

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 力 ( 説 得 力 )

リ ー ダ ー シ ッ プ 力 ( 影 響 力 )

戦 略 的 思 考 力( 問 題 発 見 ・ 解 決 力 )

分 析 力

論 理 力

構 想 力

統 合 力

・ 先 見 力   ・ 創 造 力  

・ 論 理 思 考 力   ・ 仮 説 検 証  

・ 帰 納 的 思 考

・ 情 報 収 集 力   ・ 分 析 ス キ ル

・ 論 理 思 考 力   ・ 仮 説 検 証

戦 略 的 思 考 力( 問 題 発 見 ・ 解 決 力 )

分 析 力

論 理 力

構 想 力

統 合 力

分 析 力

論 理 力

構 想 力

統 合 力

・ 先 見 力   ・ 創 造 力  

・ 論 理 思 考 力   ・ 仮 説 検 証  

・ 帰 納 的 思 考

・ 情 報 収 集 力   ・ 分 析 ス キ ル

・ 論 理 思 考 力   ・ 仮 説 検 証

能 力

意 識知 的 好 奇 心 の 醸 成

プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ リ ズ ム

・ 知 的 な 貪 欲 さ 、 学 習 意 欲

・ コ ン サ ル タ ン ト と し て の マ イ ン ド 、 自 律 意 識 、

貢 献 領 域 の 認 識 ・ 自 ら の 得 意 領 域 ( コ ア 能 力 ) へ の 気 づ き

現 場 感 覚現 状 把 握 力

現 場 の 特 性 を 踏 ま え た 現 場 評 価

Page 2: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

(3) 養成すべき意識と能力

① 養成すべき能力 養成すべき能力としては、「現場感覚」、「戦略的思考力」、「コミュニケーション能力」を重

視している。これは現場を重視した帰納的アプローチと戦略性を重視した演繹的アプローチの

両者を踏まえるということである。カリキュラム構成、科目内容等において、これらの能力を付

与する内容になっているかが留意事項となる。 ② 養成すべき意識

中小企業診断士として活躍するうえで重要となる意識として3つを重視している。実施カリキ

ュラムを通して、これらの意識を醸成することが留意事項となる。 2.カリキュラム構成 (1) 経営診断Ⅰ

中小企業診断士として必要な知識の応用力を修得することを目的に、標準となる科目群は、以下

のとおり。なお、基準省令で定める取得に必要な演習、実習時間数等は、確保できること。

(演習) 科目 研修のねらい・内容 単元 内容 時間

経営戦略の形成 経営戦略立案プロセスをケースで

学ぶ。 24

経営計画の策定 中長期経営計画立案プロセスをシ

ミュレーションで学ぶ。 12

1.経営戦略

経営戦略・経営計画の策定につ

いて、また策定した経営計画を

実行するためのマネジメントに

ついて、的確な指導・支援・ア

ドバイスできる技能を修得する

計数マネジメント

戦略を実行する上で必要となるマ

ネジメント(計数マネジメント、計画

の進捗管理、リスクマネジメント)に

ついて理解する。

6

マーケティング戦

略(流通業)

営業マネジメント

マーケティング戦略策定の基本プ

ロセスを理解する。(流通業) 18

ロジスティクス ロジスティクス戦略を学ぶ。 6

マーケティング戦

略(製造業)

営業マネジメント

マーケティング戦略策定の基本プ

ロセス、マーケティング戦略に即し

た営業マネジメントの進め方につ

いて理解する。(製造業)

12

2.マーケテ

ィング・営

業マネジメ

ント

マーケティング戦略の立案、ま

た立案したマーケティング戦略

を実現するための販売・営業マ

ネジメントについて、的確な指

導・支援・アドバイスできる技

能を修得する

製品開発戦略 マーケティング戦略策定における

製品開発プロセスを理解する。 6

組織診断の進め

組織の検証と戦略推進のための

人材マネジメントシステムの再編・

再構築できる考え方を学ぶ。

12

3.人材マネ

ジメント

人と組織に関する問題を発見

し、その具体的方策について、

的確な指導・援助・アドバイス

ができる技能を修得する。 人材マネジメント

計画

人と組織の問題の特質を理解した

上で人材マネジメントシステムを再

構築する考え方を理解する。

12

Page 3: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

4.財務・会

財務状況を評価し、財務分析に

より抽出された課題の解決につ

いて、的確な指導・援助・アド

バイスができる技能を修得する

財務分析の進め

基本的な財務評価分析手法と財

務改善提案策定のスキルを学ぶ。18

工場診断の進め

方・工場管理の進

め方・QC的問題

解決

工場診断の基本プロセス及び経営

数値と現場での関連性の理解及

びQC手法による現状分析・問題

発見のスキルを修得する。

6

生産マネジメント

体系・現状分析の

進め方

生産マネジメントの体系的に理解

し、IE手法による現状分析・問題

発見のスキルを修得する。

18

生産戦略の考え

生産戦略策定のための基本フレー

ム及び生産形態毎ごとの管理・改

善ポイントを理解する。

6

製造システムの管

理・改善

製造システム改善の定石を理解

し、指導・支援・アドバイスできるス

キルを修得する。

6

5.生産マネ

ジメント

生産マネジメントに関する問題

を発見し、またその問題解決の

方向性について、的確な指導・

援助・アドバイスができる技能

を修得する

管理システムの管

理・改善

管理システム改善の定石を理解

し、指導・支援・アドバイスできるス

キルを修得する

6

6.店舗施設

マネジメン

店舗コンセプトを策定し、それ

に基づいた店舗レイアウト等の

プランを策定することにより、

店舗施設について、的確な指

導・援助・アドバイスができる

技能を修得する

店舗施設マネジメ

ント

店舗コンセプトに基づき、店舗レイ

アウト等を作成し、投資採算性も

含めたリニューアルプランを策定

する。

12

情報化支援の進

め方(流通業) 12

7.情報化

経営課題を解決するための情報

化課題を発見し、その解決策の

具体的方策について、的確な指

導・援助・アドバイスができる

技能を修得する

情報化支援の進

め方(製造業)

経営課題を情報化課題に展開し、

情報化に関する企画、ベンダーに

対する提案依頼等に必要なスキル

を学ぶ。 18

コンサルタントの

思考法 思考法と技法を理解する。 12

コンサルタントのコ

ミュニケーションス

キル

インタビュースキル、プレゼンテー

ションスキルを学ぶ。 12

8.助言能力

企業の問題発見・問題解決プロ

セスに参加し、信頼感を獲得し

たうえで、的確な指導・援助・

アドバイスができる技能を修得

する コンサルティングプ

ロセス

コンサルティングプロセス及び経営

コンサルタントとしてのプロフェッシ

ョナリズムを学ぶ。

12

経営診断Ⅰ 演習時間計 246

演習時間数 246時間以上 (実習)

製造業経営

診断実習 70

流通業経営

診断実習

総合的に現状を把握することにより経営改善課題を抽出し、課題解決のための重点部門毎の

具体的な解決策を策定することを通して、指導支援アドバイスできるコンサルティングスキルを

修得する。 56

経営診断Ⅰ 実習時間計 126

実習時間数等 2企業120時間以上

Page 4: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

(2) 経営診断Ⅱ

中小企業診断士として必要な実践能力を修得することを目的に、標準となる科目群は、以下のと

おり。なお、基準省令で定める取得に必要な演習、実習時間数等は、確保できること。 (演習)

科目 研修のねらい・内容 単元 内容 時間

1.総合経営

経営戦略・経営計画を実行して

いくうえで生じている複数部門

にまたがる経営上の課題につい

て、全社的・戦略的に的確な指

導・援助・アドバイスができる

技能を修得する。

総合経営戦略(経

営戦略、マーケテ

ィング戦略)

全社的な経営戦略的な診断プロセ

スをケースで学ぶ。 12

流通業総合 流通業を対象とした総合的な経営

診断プロセスをケースで学ぶ。 12

2.流通業総

合・製造業

総合

全社的な経営診断を踏まえ、経

営戦略の策定、経営課題の抽出、

課題解決を目指した実行計画の

策定という一連の診断プロセス

を学ぶことにより、総合的かつ

実践的な指導・援助・アドバイ

スができる技能を修得する。(対

象企業:流通業、製造業)

製造業総合 製造業を対象とした総合的な経営

診断プロセスをケースで学ぶ。 12

創業・ベンチャービ

ジネスモデル構築

支援

創業・ベンチャービジネスモデル構

築支援のポイントと的確な助言能

力の修得をケースで学ぶ。

18

経営革新ビジネス

モデル構築支援

創業・ベンチャービジネスモデル構

築支援のポイントと的確な助言能

力の修得をケースで学ぶ。

18

企業再生 企業再生計画策定プロセスと診断

助言スキルをケースで学ぶ。 6

企業連携

地域、業種等企業連携による経営

戦略策定支援プロセスと診断助言

スキルをケースで学ぶ。

3

3.イシュー

毎の実務的

助言

企業の成長ステージ、中小企業

政策上のテーマについて、総合

的かつ実践的な指導・支援・ア

ドバイスできる技能を修得す

る。

国際化

海外進出、撤退局面等国際展開

の支援プロセスと診断助言スキル

をケースで学ぶ。

3

経営診断Ⅱ 演習時間計 84

演習時間数 84時間以上 (実習)

経営戦略策

定実習Ⅰ 63

経営戦略策

定実習Ⅱ

企業の持続的な成長・発展を支援するため、企業を取り巻く外部環境、内部資源について総

合的に分析し、分析の結果として策定された経営戦略により明らかになった戦略課題を解決

するための方向と具体策を策定することにより、中小企業の指導・支援・アドバイスができるコ

ンサルティングスキルを修得する。 63

経営総合ソ

リューション

実習

経営目的・目標を達成するために、企業が抱える重点経営課題の解決策を策定するととも

に、解決策の具体化を提案することにより、中小企業の経営課題の解決に対し、指導・支援・

アドバイスできるコンサルティングスキルを修得する。

70

経営診断Ⅱ 実習時間計 196

実習時間数等 3企業192時間以上

Page 5: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

3.研修テーマと研修フロー(カリキュラム構成(科目配列)の考え方) 経営診断Ⅰ及び経営診断Ⅱの演習、実習の研修フローは、以下のとおり。

※ STEP の考え方 研修のスタートから修了までの基本的なテーマの配列(順番)を示す。

※ 先行テーマの考え方 各テーマを実施する際、先行して実施しておくべきテーマを示す。

STEP 研修テーマ先行

テーマ備考

1 助言能力(思考法) すべての科目の基本となる

2 助言能力(コミュニケーション) 1 思考法を踏まえて実施する

3 経営戦略(戦略策定) 1 思考法を踏まえて実施する

4 財務会計 研修のスタートで実施可能

5 経営戦略(経営計画) 3・4

6 人材マネジメント 3 経営戦略を理解している前提で実施

7 助言能力(プロセス) 6 人材マネジメントと同じコンセプト

8 マーケティング戦略(流通業) 6

9 ロジスティックス 8

10 店舗施設マネジメント 9

11 情報化(流通業) 9

12 流通業経営診断実習 11

13 生産マネジメント(現状分析編) 12

14 製造業経営診断実習(前半) 13 前半は現状分析編

15 生産マネジメント(改善編Ⅰ) 14

STEP 研修テーマ先行

テーマ備考

16 生産マネジメント(改善編Ⅱ) 15

17 生産マネジメント(改善編Ⅲ) 15

18 マーケティング戦略(製造業) 9

19 製品開発戦略 9

20 経営戦略(計数マネジメント) 17

21 情報化(製造業) 20

22 製造業経営診断実習(後半) 21

23 イシュー毎(創業・ベンチャー) 22

24 イシュー毎(経営革新) 22

25 流通業総合 22

26 製造業総合 22

27 戦略策定実習Ⅰ 22 インターバルで実施する

28 戦略策定実習Ⅱ 27

29 総合経営 22

30 イシュー毎(再生等) 22

31 経営総合ソリューション実習 28 インターバルで実施する

Page 6: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

演習構成及び主要科目のねらい・フローチャート・各単元の目標・時間を示すものです。 登録養成機関は、カリキュラムを作成するにあたっては、

① 主要科目・単元、フローチャート、単元の内容、時間数、演習方法は、各登録機関が養成する

中小企業診断士像にあったものとし、創意、工夫して計画することを妨げるものではなく、 ② 本モデルの内容を大幅に変更する場合は、その理由と同等の内容であることを明記して下さい。

4.演習の構成

(1) 演習構成 (経営診断Ⅰ)

(経営診断Ⅱ)

   経営総合

・全社的、戦略的視点に立った

 経営課題解決

・複数の部門間でトレードオフの

 関係にある問題の解決

  流通業総合

製造業総合

・流通業の総合経営診断・経営戦略の提言・支援施策活用ガイド

  イシュー毎の実務的助言

・創業、ベンチャー支援・経営革新支援

  -ビジネスモデル構築  -イノベーション  -窓口相談助言スキル

・企業再生

・企業連携

・国際化戦略

・製造業の総合経営診断・経営戦略の提言・支援施策活用ガイド

  経 営 戦 略 策 定

     経 営 環 境 分 析

 ・内 部 資 源 分 析

 ・外 部 環 境 分 析

    -市 場 分 析

    -顧 客 分 析

    -競 合 分 析

・経 営 戦 略 の 形 成

  経 営 戦 略 と統 合 した 各 機 能 別 ( バ リ ュ ー チ ェー ン 毎 )マ ネ ジ メ ン ト

・生 産 マ ネ ジ メ ント

-生 産 戦 略

   -生 産 管 理 シ ス テ ム   -改 善 マ ネ ジ メ ン ト

・情 報 化

  戦 略 の 実 行 ・評 価

・戦 略 実 行 マ ネ ジ メ ン ト

   -計 数 マ ネ ジ メ ント

   -進 捗 管 理

コ ン サ ル テ ィ ン グ ス キ ル                          コ ン サ ル テ ィ ン グ ・プロ セ ス の マ ネ ジ メ ン ト

       問 題 発 見 ・ 問 題 解 決 思 考 法              コ ミュ ニ ケ ー シ ョン ス キ ル

・経 営 計 画 の 確 立

・マ ー ケ テ ィ ン グ ・営 業 マ ネ ジ メ ン ト

    -マ ー ケ テ ィ ン グ 戦 略 (流 通 業 )    -マ ー ケ テ ィ ン グ 戦 略 (製 造 業 )

-営 業 マ ネ ジ メ ン ト

    -ロ ジ ス テ ィ ッ ク ス

  -製 品 開 発 戦 略

・財 務 ・会 計

・人 材 マ ネ ジ メ ント

   -組 織 診 断 の 進 め 方

   -人 材 マ ネ ジ メ ン ト 計 画

・店 舗 施 設 マ ネ ジ メ ン ト

・リスクマネジメント

Page 7: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

(2) 主要科目の概要 (経営診断Ⅰ)

① 経営戦略

1 経営戦略では、〔演習構成(経営診断Ⅰ)〕における(経営環境分析)(経営戦略策定)(戦略の実

行・評価)の部分を3単元に分割して実施する。

2 第1単元では、経営戦略策定のための外部環境分析、内部資源分析を行い、そこから事業領域=

事業ドメイン(会社の存在価値)を明確にし、経営戦略を確立するプロセスを学ぶ。

3 第2単元では、経営戦略を予算編成に落とし込み、3 年~4 年の経営計画(数値計画・実行計画)

を確立するプロセスを学ぶ。

4 第3単元では、確立された経営戦略の実現を図るため、計数マネジメントの仕組みづくりについて

学ぶ。

経営戦略・経営計画の策定について、また策定した戦略計画を実行するためのマネジメントにつ

いて、支援対象企業に対し、的確な指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。

  経営目的の把握

  外部環境分析 ・市場分析 ・顧客分析 ・競合分析

  内部資源分析 ・組織/業務 ・財務/資金 ・製品/サービス

・事業領域(ドメイン) の選択・経営戦略の確立

第1単元

中期経営計画の策定   (予算編成)

第2単元 第3単元

 戦略実行マネジメント (計数マネジメント)

Page 8: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

各単元の内容(経営戦略)

【第1単元】

経営戦略の形成

1. 経営戦略策定のための経営戦略理論を体系的に整理できてい

ること。

2. 経営戦略を策定するため、的確かつ必要な分析ができるこ

と。

3. 分析結果を踏まえ、論理的なステップで経営戦略を導けるこ

と。

24

演習方法 受講生自身が企業を選定し、(有価証券報告書)等、対象企業や業界分析を行

い、経営戦略策定を実施

【第2単元】

経営計画の策定

策定された経営戦略を具体化するための経営計画(数値計画・実行

計画)を策定できる

スキルを修得していること。

12

演習方法 ケースと経営計画策定支援ソフト(EXCEL 版)等を活用して実施

【第3単元】

計数マネジメン

戦略計画を確実に実行するため、組織としてマネジメントサイク

ル(PDCA サイクル)

が機能するような仕組み(計数管理)の構築支援、また運用支援(進

捗管理)ができること。

6

演習方法 経営計画策定のケースと計数マネジメント支援ソフト(EXCEL 版)等を活用し

て実施

Page 9: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

② マーケティング・営業マネジメント マーケティング戦略・営業マネジメントでは、〔演習構成(経営診断Ⅰ)〕における(マーケティン

グ・営業マネジメント)の部分を 4単元に分割して分けて実施する。

1 第1単元では、流通業におけるマーケティング戦略、販売政策を確立するプロセスを学ぶ。

2 第2単元では、サプライチェーンを総合的な視点から見直したロジスティックス戦略の考え方に

ついて学ぶ。

3 第3単元では、製造業(主として生産財)におけるマーケティング戦略・営業マネジメントを確立

するプロセスを学ぶ。

4 第4単元では、製品戦略の考え方について学ぶとともに、製品開発のプロセスを学ぶ。

マーケティング戦略の立案、また立案したマーケティング戦略を実現するための販売・営業マネジ

メントについて、指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。

 マーケティング戦略(流通業)

第1単元 第2単元

     製品開発戦略   (製品戦略策定)  (製品開発プロセス)

第4単元

第3単元

マーチャンダイジング ・商品ミックス ・仕入計画、在庫計画プロモーション ・販売計画 ・販売(営業)組織 ・顧客(得意先)管理

  経営戦略

経営環境・経営現状分析予測   ロジスティックス (サプライチェーン      マネジメント)

 マーケティング戦略(製造業)・営業マネジメント

経営環境・経営現状分析予測

  経営戦略

  マーケティング戦略  ・ターゲティング  ・ポジショニング ・マーケティングミックス

  営業マネジメント  ・営業プロセス  ・営業組織

Page 10: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

各単元の内容(マーケティング・営業マネジメント)

【第1単元】

マーケティング戦

略(流通業)

営業マネジメント

1. 流通業におけるマーケティング戦略策定のための的確

な分析ができること。

2. 流通業におけるマーケティング戦略の策定とそれに則

した具体的な販売政策の提案ができること。

18

演習方法 ケースを活用して実施

【第2単元】

ロジスティックス

1. マーケティング戦略に反映できるロジスティックスの

役割を理解していること。

2. ロジスティックスにより生み出される価値を認識して

いること。

6

演習方法 ケースを活用して実施

【第3単元】

マーケティング戦

略(製造業)

営業マネジメント

1.製造業のマーケティング戦略策定のための的確な分

析ができること。

2.製造業のマーケティング戦略策定ができること。

3.マーケティング戦略に即した営業マネジメントの進

め方を具体的に提案できること。

12

演習方法 ケースを活用して実施

【第4単元】

製品開発戦略

1. 製品戦略の考え方について学ぶ。

2. 中小企業の製品開発はどのようなプロセスで進める

ことが望ましいか、経営資源が乏しい中小企業の製

品開発プロセスを理解する。

6

演習方法 ケースを活用して実施

Page 11: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

③ 人材マネジメント

1 人材マネジメントでは、〔演習構成(経営診断Ⅰ)〕における(人材マネジメント)の部分を2単

元に分割して演習を実施する。

2 第1単元では、経営目的・経営目標の実現を図るための組織の検証と戦略推進のための再編・再

構築について学ぶ。

3 第2単元では、中小企業経営における人と組織の問題の特質を理解したうえで、経営目的・経営

目標の実現を図るための人と組織に関するマネジメント・システムを再構築する考え方・進め方を

学ぶ。

組織目標の達成を図るため、人と組織に関する問題を発見し、その問題解決の具体的方策につい

て、支援対象企業に対し、的確な指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。

                組織診断の進め方

        組織の検証と戦略推進のための再編・再構築

第1単元

 現状分析  問題把握 問題点整理

 課題設定  改善案検討

・再構築

 経営課題 の把握

第2単元

定  改善案検討人と組織に関する

現状の把握(中小企業の特徴)

問題点整理

・組織構造・人事システム・動機付け

シナリオ作成

・人材マネジメントシステムの再構築

・具体的改善案の提示

Page 12: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

各単元の内容(人材マネジメント)

【第1単元】

組織診断の進め方

経営目的・経営目標の実現を図るため、組織の検

証と戦略推進のための人材マネジメントシステム

の再編・再構築を推進できる考え方を修得してい

ること。

・人と組織に関するマネジメントの問題発見・問題

解決に取り組むに当たっては、経営戦略・経営計

画との統合が鍵となることを学ぶ

12

演習方法 ケースを活用して実施

【第 2単元】

人材マネジメント計画

中小企業経営における人と組織の問題の特質を理

解したうえで、戦略推進のための人材マネジメン

ト・システムを再構築する考え方を修得しているこ

と。

・人と組織の課題解決に向けた人材マネジメント・

システムの再構築を策定するとともに、最重要改

善課題に対する具体的な改善案の提示

12

演習方法 ケースを活用して実施

Page 13: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

④ 財務・会計

財務・会計では、〔演習構成(経営診断Ⅰ)〕における(財務・会計)の部分の演習を実施する。

各単元の内容(財務・会計)

財務分析の進め

1.基本的な財務面の評価・分析手法の理解。

現状の財務状況を的確に評価したうえで、経営課題

抽出のための財務分析のスキルを修得していること。

2.財務改善提案の手法の修得。

財務分析の結果、抽出された課題を解決するための

具体的な改善提案を策定するスキルを修得している

こと。

18

演習方法 ケースを活用して実施

財務状況を的確に評価し、財務分析により抽出された財務課題の解決について、支援対象企業に対

し、的確な指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。

投 資

判断

現 在

価 値

会計

収益性

安全性

成長性

生産性

キャッシュフ

ロー(CF)計

算書の作成・分

損益分岐点分

正味現在価値

法・回収期間

法・割引回収期

間法

Page 14: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

⑤ 生産マネジメント

1 生産マネジメントでは、〔演習構成(経営診断Ⅰ)〕における、(生産マネジメント)の部分を5単

元に分割して演習を実施する。

2 第1・2単元では、生産マネジメントを体系的に理解したうえで、主として工場診断(現状分析)

の進め方について学ぶ。

3 第3~5単元では、明らかになった生産マネジメントに関する問題解決を図るための管理・改善の

進め方について学ぶ。

生産マネジメントに関する問題を発見し、またその問題解決の方向性について指導・支援・アド

バイスができるスキルを修得する。

   工場診断の進め方   工場管理の進め方

  QC的問題解決

第1単元

 製造業診断実習   (前半) (現場分析実習)

第3単元

第4単元

第2単元

     生産戦略の考え方  ・技術のマネジメント  ・生産形態別管理のポイント  ・総合対策の進め方

   製造システムの改善、再構築  ・現場改善の進め方

   現状分析の進め方   IE手法   ・工程分析   ・作業分析   ・時間分析   ・稼動分析 など

第5単元

   管理システムの改善、再構築  ・能率管理、原価管理

Page 15: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

各単元の内容(生産マネジメント)

【第1単元】

工場診断の進め方

工場管理の進め方

QC 的問題解決

1. 工場診断の基本プロセスを理解していること。

2. 経営数値と現場での管理指標の関連性を理解して

いること。

3. QC手法によるアプローチで、的確な現状分析を

行い、問題発見できるスキルを修得しているこ

と。

6

演習方法

ケースを活用して実施。製造現場だけでなく、非製造現場での活用の意義も

理解させる

【第2単元】

生産マネジメン

ト体系

現状分析の進め

1. 生産マネジメントを体系的に理解していること。

2. IE手法によるアプローチにより、的確な現状分析

を行い、問題発見できるスキルを修得しているこ

と。

18

演習方法 製造現場VTR教材(現状編)など活用

【第3単元】

生産戦略の考え

1.生産戦略策定のための基本フレームを理解している

こと。

2.生産形態ごとの管理・改善ポイントを理解している

こと。

6

演習方法 ケースを活用して実施

【第4単元】

製造システムの

管理・改善

生産マネジメントの問題解決を図るため製造システムの

改善(再設計)の定石を理解し、指導・支援・アドバイ

スできるスキルを修得していること。

・作業改善 ・工程改善 ・準備、段取の改善

6

演習方法 製造現場VTR教材(改善編)など活用

【第5単元】

管理システムの

管理・改善

生産マネジメントの問題解決を図るため、管理システム

の改善(再設計)の定石を理解し、指導・支援・アドバ

イスできるスキルを修得していること。

・能率管理 ・原価管理

6

演習方法 ケースを活用して実施

Page 16: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

⑥ 店舗施設マネジメント

店舗施設マネジメントでは、〔演習構成(経営診断Ⅰ)〕における(店舗施設マネジメント)の部

分の演習を実施する。

各単元の内容(店舗施設マネジメント)

店舗施設マネジメント

の進め方

1.経営戦略と一貫性のとれた店舗コンセプト

を策定できること。

2.策定した店舗コンセプトに基づき、店舗レイ

アウト等を作成し、投資採算性も含めたリニ

ューアルプランを立案できること。

12

演習方法 ケースにて実施

店舗コンセプトを策定し、それに基づいた店舗レイアウト等のプランを立案することにより、

店舗施設について指導・支援・アドバイス出来るスキルを修得する。

経営理念経営戦略

店舗コンセプト    店舗構成    店舗設備

・顧客ターゲット・顧客ニーズ・差別化できる特徴

・店舗レイアウト・店舗外装・店内通路・階段

・陳列(什器)と  ディスプレイ・照明と色彩

マーチャンダイジング

・商品政策・販売方法・買場政策

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⑦ 情報化

情報化のステップ 1 情報化では、〔演習構成(経営診断Ⅰ)〕における(情報化)の部分を 2単元に分割して実施する。

2 第1単元では流通業のケースを、第2単元では製造業のケースを扱う。

3 第1単元、第2単元ともに、企業情報化における企画段階の支援のスキルを修得することを主眼

に演習を実施する。

組織目標の達成を図るための経営課題と、その経営課題を解決するための情報化課題を的確に

発見し、その課題解決の具体的方策について指導、支援、アドバイス出来るスキルを修得する。

企画

計画 分析 設計 開発 運用 管理

保守

企画書

開発 運用

RFP

要件定義

開発計画 改善計画

経 営 戦 略

経営課題の明確化

情報化課題の設定

情報デザイン

情報化企画書作成

提案依頼書(RFP)作成

演習の範囲

Page 18: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

各単元の内容(情報化)

【第1単元】

情報化支援の進め方

(流通業)

流通業における経営目標の達成を図るための経営

課題と、その経営課題を解決するための情報化課

題を的確に発見し、その解決の具体的方策につい

て実践的知識・手法を修得すること。

・ 経営課題、情報化課題設定

・ 情報デザインの策定

・ 情報化企画書の作成

・ 提案依頼書の作成

12

演習方法 ケースにて実施

【第 2単元】

情報化支援の進め方

(製造業)

製造業における経営目標の達成を図るための経営

課題と、その経営課題を解決するための情報化課

題を的確に発見し、その解決の具体的方策につい

て実践的知識・手法を修得すること。

・ 経営課題、情報化課題設定

・ 情報デザインの策定

・ 情報化企画書の作成

・ 提案依頼書の作成

18

演習方法 ケースにて実施

Page 19: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

⑧ 助言能力 1 助言理論では、〔演習構成(経営診断Ⅰ)〕における(コンサルティングスキル)の部分を3単元

に分割して演習を実施する。

2 第1単元では、経営コンサルタントが企業経営上の問題発見・問題解決を図るうえで活用する思

考技術について学ぶ。

3 第2単元では、経営コンサルタントがクライアント企業の信頼感を獲得し、影響力を行使してコ

ンサルティングを進めるために必要となるインタビュースキル、またプレゼンテーションスキル

について学ぶ。

4 第3単元では、中小企業をターゲットとしたコンサルティングプロセスをマネジメントし、企業

の自律化を支援するためのコンサルティングプロセスについて学ぶ。

     コンサルタントの思考法

         論理的思考法      問題発見思考法・技法      問題解決思考法・技法

   インタビュースキル

 プレゼンテーションスキル

     コンサルティングプロセス

  経営システムが明確でない企業 におけるコンサルティングプロセス

  経営システムが明確である企業 におけるコンサルティングプロセス

第1単元 第2単元 第3単元

経営目標の達成を図るため、企業の問題発見・問題解決プロセスに参加し、信頼感を獲得した上

で、的確な指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。

Page 20: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

各単元の内容(助言能力)

【第1単元】

コンサルタントの思考法

1. 経営コンサルタントの思考法の土台とな

る論理思考を修得していること。

2. コンサルティング技術の土台となる問題

発見・問題解決の思考技術を修得してい

ること。

・論理志向 ・問題発見技術

・問題解決技術

12

演習方法 ケースにて実施

【第 2単元】

コンサルタントのコミュニ

ケーションスキル

1. コンサルティング技術の土台となるイン

タビュースキルを修得していること。

2. コンサルティング技術の土台となるプレ

ゼンテーションスキルを修得しているこ

と。

・インタビュースキル

・プレゼンテーションスキル

12

演習方法 ケースにて実施

【第3単元】

コンサルティングプロセス

1.中小企業診断士としてのコンサルティン

グプロセスを理解していること。

2.クライアント企業の自律化を支援するた

めの経営コンサルタントとしてのプロフェ

ッショナリズムを理解していること。

12

演習方法 ケースにて実施

Page 21: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

<経営診断Ⅱ> ① 総合経営

総合経営では、〔演習構成(経営診断Ⅱ)〕における(総合経営)の部分を4つのケースディ

スカッションを通して学習する。

各単元の内容(総合経営)

総合経営 目

1.複数の部門(機能)にまたがる経営上の課題(特に

部門間でコンフリクトが生じるような課題)につい

て戦略的に解を出すためのロジックが組めること。

2.経営戦略を形成し、発動した直後から生じるエマー

ジェンシー(突発的・緊急的な事象)に対し、戦略的

な対応ができるためのロジックが組めること。

3.中小企業経営について総合的に考えるため、主要な

経営戦略理論が整理できていること。

12

演習方法 ケースにて実施

 アカウンティング  人材マネジメント

     経営戦略

    オペレーションマネジメント      (生産・店舗・IT)

  マーケティング・営業

     マネジメント

  資源アプローチ

  ポジショニングアプローチ

  複合的アプローチ

状況分析機能間のコンフリクト解消

戦略推進のための

ロジックの組み立て

エマージェンシー戦略

部門間のコンフリクト

   経営戦略の実行

突発的事象、実行上の障害の発生

複合的アプローチ:

資源、ポジショニング以外

の戦略形成アプローチ。ゲー

ム理論、ミッション経営など

資源アプローチ:

競争優位をもたらす経営資源は何か

という自社の経営資源の活用と蓄積に

着目した戦略形成アプローチ

全社的な経営診断を踏まえ、経営戦略の策定、経営課題の抽出、課題解決を目指した実行計画

策定という一連の経営戦略診断プロセスを学ぶことにより、中小企業経営について総合的かつ

実践的な指導、支援、アドバイスができるスキルを修得する。

Page 22: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

② 流通業総合・製造業総合

流通業総合・製造業総合では、〔演習構成(経営診断Ⅱ)〕における(流通業総合・製造業

総合)の部分を 2単元に分割して演習を実施する。

各単元の内容(流通業総合・製造業総合)

流通業総合 目

流通業経営への総合的な指導、支援、アドバイスができる

ため、ケース上で経営診断を行い、それに基づいて経営戦

略、また施策活用も含めた経営戦略の実行対策について

提案できるスキルを修得していること。

12

演習方法 ケースにて実施

製造業総合 目

製造業経営への総合的な指導、支援、アドバイスができる

ため、ケース上で経営診断を行い、それに基づいて経営戦

略、また施策活用も含めた経営戦略の実行対策について

提案できるスキルを修得していること。

12

演習方法 ケースにて実施

全社的な経営診断を踏まえ、経営戦略の策定、経営課題の抽出、課題解決を目指した実行計

画策定という一連の経営戦略診断プロセスを学ぶことにより、中小企業経営について総合的

かつ実践的な指導、支援、アドバイスができるスキルを修得する。

   外部環境分析

   内部資源分析

  経営戦略立案   ギャップ分析  経営課題の抽出

  戦略の具体化  戦略推進のための  支援施策ガイド

【流通業総合】

   外部環境分析

   内部資源分析

  経営戦略立案   ギャップ分析  経営課題の抽出

  戦略の具体化  戦略推進のための  支援施策ガイド

【製造業総合】

第1単元

第2単元

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③ 課題毎の実務的助言(創業・ベンチャー支援、経営革新支援) 1 イシュー毎の実務的助言では、〔演習構成(経営診断Ⅱ)〕における(創業・ベンチャー支援、

経営革新支援)の部分を4単元に分割して演習を実施

する。

2 第1単元では、創業・ベンチャー期にある企業のビジネスモデル構築、経営資源の確保・充

実等における成功要因を学ぶ。

3 第2単元では、創業・ベンチャー期にある企業に対する課題発見・解決のための助言の進め

方について学ぶ。

4 第3単元では、経営革新を図る企業のビジネスモデル再構築、経営資源の配分、イノベーシ

ョンの推進等における成功要因を学ぶ。

5 第4単元では、経営革新を図る企業に対する課題発見・解決のための助言の進め方について

学ぶ。

企業の成長ステージ(創業・ベンチャー、経営革新)に応じた特有の課題(ビジネスモデルの(再)

構築、経営資源の確保・充実、イノベーションの推進など)に関する経営課題について、総合的か

つ実践的な指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。

顧客ターゲットの

明確化

製品・サービスの

明確化

第1・3単元

マ ー ケ テ ィ ン

グ計 画

組織の構築

コアコンピタンスの確立

ビジネスモデル

第2・4単元

創業・経営革新のプ

ロセス

事 業 機 会

の 発 見

事 業 シ ー ズ

の 創 出

事業コンセプト

の構築

ビジネスプラン

の作成

経営資源の調

それぞれの段階

における適切な

助言

(施策関連を含

む)

Page 24: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

各単元の内容(課題毎の実務的助言(創業・ベンチャー支援、経営革新支援))

【第1単元】

創業・ベンチャー

ビジネスモデル構

築支援

創業・ベンチャー支援におけるビジネスモデルの構築、また経営資源の確保・充実に関する成功要因を的確に理解し、創業・ベンチャー支援のポイントを修得していること。 ・ ビジネスモデルの構築の成功要因 ・ 効果的な経営資源の確保・充実

6

演習方法 ケースにて実施

【第2単元】 創業・ベンチャー 助言能力養成

目標

創業・ベンチャーに関し、窓口相談等、簡易的な助言を実施する際、相談者の自律化を重視して、経営課題発見・解決のための的確な助言ができること。 ・ 創業・ベンチャーに対する課題発見 創業・ベンチャーに対する課題解決

12

演習方法 ケースにて実施(ロールプレイイング方式)

【第3単元】

経営革新

ビジネスモデル構

築支援

経営革新支援におけるビジネスモデルの構築、経営

資源の配分、またイノベーションの推進に関する成

功要因を的確に理解し、経営革新支援のポイントを

修得していること。

6

演習方法 ケースにて実施

【第4単元】

経営革新

助言能力養成

経営革新に関し、窓口相談等、簡易的な助言を実施

する際、相談者の自律化を重視して、経営課題発

見・解決のための的確な助言ができること。

12

演習方法 ケースにて実施(ロールプレイイング方式)

Page 25: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

④ 課題毎の実務的助言(再生・連携・国際化)

課題毎の実務的助言では、〔演習構成(経営診断Ⅱ)〕における(企業再生・企業連携・国際

化戦略)の部分を4単元に分割して演習を実施する。

企業再生

企業連携

国際化

・・・

環 境 分 析

戦略目標の設定

戦略体系の構築

計画への落とし込み

企業再生・企業連携・国際化といった中小企業が直面する今日的な経営課題に応じた特有の課

題について、総合的かつ実践的な指導・支援・アドバイスができるスキルを修得する。

Page 26: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

各単元の内容(課題毎の実務的助言(再生・連携・国際化))

【第1単元】

企業再生

企業再生における法制度と再生計画(経営改善計画)

策定のプロセスを理解し、指導・支援・アドバイス

できるスキルを修得していること。

・企業再生支援の流れ

・再生計画(経営改善計画)の策定

6

演習方法 ケースにて実施

【第2単元】

企業連携

地域や業種等による企業連携による経営戦略につい

て、支援施策活用のガイドも含めた指導・支援・ア

ドバイスができるスキルを修得していること。

・企業連携戦略の是非に係る検討

3

演習方法 ケースにて実施

【第3単元】

国際化

海外進出、撤退の局面に置かれた企業の経営戦略に

ついて指導・支援・アドバイスできるスキルを修得

する。

・国際化戦略の是非

3

演習方法 ケースにて実施

Page 27: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

実習構成、実習フロー及び実習の目的、目標、アウトプットを示すものです。

登録養成機関が、カリキュラムを作成するにあたっては、

① 各登録機関が養成する中小企業診断士像にあったものとし、経営診断Ⅰと経営診断Ⅱの位

置づけ、フローチャート、各回の実習の目的、目標は創意工夫して計画することを妨げる

ものではなく、

② 本モデルの内容を大幅に変更する場合は、その理由と同等の内容であることを明記して下

さい。

5.実習の構成

<実習フロー>

段階的に診断スキルをステップアップし修得できるよう各実習を位置付ける。

第1ステップは、経営診断Ⅰとして流通業経営診断実習、製造業経営診断実習を実施する。

第2ステップは経営戦略策定実習1とし、主として経営戦略確立を中心とする。第3ステップは

経営戦略策定実習2とし、主として経営戦略確立と戦略計画確立を中心とする。第4ステップ

は総合ソリューション実習とし、企業の個別経営課題のソリューション及び実行支援を中心と

する。

経営戦略目標 経営戦略目標

・主に企業内部の経営管理の

実態に目を向ける。

・現状の経営路線を是認した

うえでの各部門の最適解

・現状の経営路線の変革を含め

戦略策定に重きを置く。

・経営戦略推進のための各部門の

最適解

各機能の診断 各機能の診断

経営診断Ⅰと経営診断Ⅱの位置付け

○経営診断Ⅰにおける実習は、各部門の現状分析、課題発見、また経営改善レベルの提言がで

きる診断スキルの修得を中心とする。

そこでは、中長期的な経営戦略目標を踏まえつつも、現状の経営路線を是認したうえでの最

適解の提言が中心となる。

○経営診断Ⅱにおける実習は、経営環境分析、経営戦略確立、また経営革新レベルの提言がで

きる診断スキルの修得を中心とする。

そこでは、現状の経営路線の変革を考慮に入れた戦略経営の推進のための最適解の提言が中

心となる。

経営診断Ⅰ 経営診断Ⅱ

Page 28: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

(経営診断Ⅰ)

経営診断Ⅰ① 流通業経営診断実習(56時間)

中小流通業の経営について、

総合的に現状を把握することに

より経営改善課題を抽出し、課

題解決のための重点部門毎の具

体的な解決策を策定することを

通し、指導・支援・アドバイス

できるコンサルティングスキル

を修得する。

1.担当する部門(項目)毎に、①現状分析→②問題

点構造化→③課題抽出→④課題構造化→⑤具体

的解決策検討、という一連のプロセスを理解し、

進めることができるスキルを修得すること。

2.重点部門毎に、検討された解決策について、

現状の組織能力、実行力を考慮するとともに、

総合的に調整し、実現可能性、効果性の高い総

合的な経営改善実行計画を策定できるスキルを

修得すること。

アウトプット ・ 経営診断報告書(経営全般について現状分析、問題点構造化、重点課題の抽出)

・ 個別経営課題(重点診断事項)の改善計画書

経営診断Ⅰ② 製造業経営診断実習(70時間)

中小製造業の経営について、

総合的に現状を把握することに

より経営改善課題を抽出し、課

題解決のための重点部門毎の具

体的な解決策を策定することを

通し、指導・支援・アドバイス

できるコンサルティングスキル

を修得する。

1.生産現場の現状を的確に調査・分析し、経

営改善課題を抽出できるスキルを修得してい

ること。

2.担当する部門(項目)毎に、①現状分析→②

問題点構造化→③課題抽出→④課題構造化→

⑤具体的解決策検討、という一連のプロセス

を理解し、進めることができるスキルを修得

していること。

3.重点部門毎に、検討された解決策につい

て、現状の組織能力、実行力を考慮するとと

もに、総合的に調整し、実現可能性、効果性

の高い総合的な経営改善実行計画を策定でき

るスキルを修得していること。

アウト

プット

・経営診断報告書(経営全般について現状分析、問題点構造化、重点課題の抽出)

・個別経営課題(重点診断事項)の改善計画書

Page 29: 登録養成課程を実施するためのカリキュラム等の標 …...4.財務・会 計 財務状況を評価し、財務分析に より抽出された課題の解決につ

(経営診断Ⅱ)

経営診断Ⅱ① 経営戦略・戦略計画策定実習Ⅰ(63 時間 インターバルで実施)

企業の持続的な成長・発展を支

援するため、企業を取り巻く外部

環境、内部資源について総合的に

分析し、分析の結果として策定さ

れた経営戦略により明らかになっ

た戦略課題を解決するための方向

と具体策を策定することにより、

中小企業の指導・支援・アドバイ

スができるコンサルティングスキ

ルを修得する。

1.経営戦略を策定し、ビジネスモデルを再構築

するための的確な分析(外部環境分析、内部資

源分析)ができるスキルを修得していること。

2.外部環境分析、内部資源分析の結果から、論

理的プロセスを通して経営戦略・機能別戦略を

策定し、戦略課題(経営課題)を抽出できるス

キルを修得していること。

3.戦略課題(経営課題)の解決に向けた方向と

具体策を策定できるスキルを修得しているこ

と。

アウトプット ・ 経営診断報告書(経営全般についての現状分析、問題点構造化、重点課題の抽出)

・ 経営戦略策定書

経営診断Ⅱ② 経営戦略・戦略計画策定実習Ⅱ(63 時間)

企業の持続的な成長・発展を

支援するため、企業を取り巻く

外部環境、内部資源について総

合的に分析し、分析の結果とし

て策定された経営戦略により明

らかになった戦略課題を解決す

るための具体策を策定するとと

もに、経営戦略の実行に向けた

中長期経営計画を策定すること

により、中小企業の指導・支

援・アドバイスができるコンサ

ルティングスキルを修得する。

1.経営戦略を策定し、ビジネスモデルを再構築

するための的確な分析(外部環境分析、内部資

源分析)ができるスキルを修得していること。

2.外部環境分析、内部資源分析の結果から、論

理的プロセスを通して経営戦略・機能別戦略を

策定し、戦略課題(経営課題)を抽出できるス

キルを修得していること。

3.戦略課題(経営課題)の解決に向けた具体策

を策定できるスキルを修得していること。

4.経営戦略の実行に向けた中長期の経営計画

(利益・資金計画、及び戦略実行アクションプラ

ン)を策定できるスキルを修得していること。

アウトプット ・ 経営診断報告書(経営全般についての現状分析、問題点構造化、重点課題の抽出)

・ 経営戦略策定書

・ 中長期経営計画書

経営診断Ⅱ③ 経営総合ソリューション実習(70時間 インターバルで実施)

経営目的・目標を達成するため

に、企業が抱える重点経営課題の

解決策を策定するとともに、解決

策の具体化を提案することによ

り、中小企業の経営課題の解決に

対し、指導・支援・アドバイスで

きるコンサルティングスキルを

修得する。

1.重要な経営課題を解決するため、課題の構造

化を行い、課題解決に際しての制約条件を考慮

した経営課題解決策を策定できるスキルを修得

していること。

2.課題解決策を企業が実行して成果を出すた

めの課題解決プロジェクト計画を立案すること

ができるスキルを修得していること。

3.課題解決プロジェクト計画の中に盛り込まれ

ている成果物のうち、企業から要求のあった部

分を具体的に提案できるスキルを修得している

こと。

アウトプット ・ 経営診断報告書(経営全般についての現状分析、問題点構造化、重点課題の抽出)

・ 重点経営課題解決プロジェクト計画書