研 究 業 績 報 告 集

2017 成 29 度 日本光電循環器病研究助成

公益財団法人 循環器病研究振興財団

＊ 総 目 次 ＊

No 研 究 課 題 研 究 代 表 者

1 カプセ 内視鏡検査に ける医用テ ータ、送信機 らの電波干渉の調査 中田 祐二

2 人工呼吸器管理に ける安全確認行動促進を目指した介入の試み

－ 一般病棟の看護師への効果的介入プ グラ の探索 － 高野 佳子

カプセル内視鏡検査における医用テレメータ、送信機カプセル内視鏡検査における医用テレメータ、送信機カプセル内視鏡検査における医用テレメータ、送信機カプセル内視鏡検査における医用テレメータ、送信機

からの電波干渉の調査からの電波干渉の調査からの電波干渉の調査からの電波干渉の調査

高槻赤十字病院 医療技術部 臨床工学技術課

中田 祐二

Ⅰ．緒Ⅰ．緒Ⅰ．緒Ⅰ．緒 言言言言

病院内で使用される医用テレメータは、「特

定小電力無線局」として 420MHz～450MHz 帯の

専用周波数帯として割り当てられ 1)、480 チャ

ンネル（CH）、バンド 1～6 まで分けられて使

用されている。

また医用テレメータ以外の医療機器もこの

周波数帯域の電波を使用しており、これまで

混信などの電波干渉事例が報告されてきた

2)3)。

カプセル内視鏡システム（メドトロニック

社製、CE;CAPSULE ENDOSCOPY）は、腸粘膜の撮

像を行い、ビデオ画像を提供するシステムで

あり、カプセル型撮像装置「PillCam™ SB 3 カ

プセル（小腸）、PillCam™ COLON 2 カプセル

（大腸）」（以下カプセル）、「PillCamTM センサ

アレイ」（以下センサアレイ）、データ記録装

置「PillCam™ レコーダ DR3」(以下レコーダ)

及びカプセル内視鏡検査用「RAPID™ for

PillCam™ ソフトウェア」がインストールされ

た「PillCam™ ワークステーション」から構成

される。

カプセルは撮像した消化管画像をレコーダ

に接続されたセンサアレイに転送する際に

434.1MHz の電波を使用しており、医用テレメ

ータからの影響を受ける事が知られていて 4)、

医用テレメータの送信機のそれはバンドにも

よるが、420MHz～450MHz 帯と近似しているた

め、画像の欠損など影響を受け、検査目標を

達成できない恐れがある。

また医用テレメータの送信機の周波数帯域

（バンド）や送信機からの距離による減衰（電

界強度）によって、影響が減少すると予想さ

れるが、これまで明確な検証を行った文献は

散見されない。

さらに小腸カプセル内視鏡では、送信機か

らの電波の影響を受けにくいとされている小

腸専用のセンサアレイが販売されており、当

院でも使用しているが、チャンネルや送信機

からの距離ごとの影響は明確にされていない。

CE は基本的には外来で行うが、患者がその

他の疾患で緊急的、もしくは待機的に医療機

関を受診、治療を受けないとは限らない。

このため、医用テレメータの送信機からの

周波数帯域（バンド）ごとの電波干渉の有無、

及び電波干渉発生時の電界強度と送信機から

の距離を測定し、CE 検査の目標達成と検査中

の患者の安全なモニタリングが可能なバンド、

距離とその時の電界強度を調査し、逆にカプ

セルからの画像送信における医用テレメータ

への電波干渉の影響を調査し、他のモニタリ

ング中の患者の安全性を調査したので報告す

る。

Ⅱ．対象・方法Ⅱ．対象・方法Ⅱ．対象・方法Ⅱ．対象・方法

1. 対象機器

メドトロニック社製 カプセル内視鏡シ

ステム（図１）

① PillCam™ SB 3 カプセル

② PillCam™ COLON 2 カプセル

及び PillCam™ レコーダ DR3、小腸大腸

兼用センサアレイ、小腸専用センサアレ

イ

2. 方法

方法は写真の試験ユニット（図２．d）

を自作し、この箱の中にカプセルを固定

し、箱の外にセンサアレイ、レコーダを配

置させ以下の試験を行った。

試験 1．カプセルの送信機からの電波干渉の

距離とその電界強度（図２）

① カプセルを起動させ、レコーダとペアリ

ングを行った後、試験ユニットに固定し

た。

② 予め試験環境での電界強度の測定と送信

機を OFF 状態でのレコーダの受信及び記

録状態が良好であることを確認した。

③ まず小腸大腸カプセル兼用のセンサアレ

イを使用し、送信機（日本光電 ZS-

620P）を心電図シミュレータに接続して

ON にし、レコーダでの受信及び記録状

態を確認した。送信機から得られる心電

図は携帯型受信機（日本光電製 ZT-

210P）で試験中、常時確認した。

④ この送信機と試験ユニットの距離を０，

0.5，5，10，20，30，40，50，50m 以上

と遠ざけていった。

⑤ レコーダの記録状態が良好となった距離

とその時の電界強度(LEADER 製 400MHz

LOW POWER RADIO TESTER 932)を測定し

た。

⑥ 50m 以上の距離では、レコーダが受信及

び記録状態が良好となるまでの距離とそ

の時の電界強度を測定した。

⑦ 対象周波数は、420MHz～450MHz 帯の専

用周波数帯の両端の周波数を持つチャン

ネルと、6バンドそれぞれの中心周波数

を持つチャンネル６チャンネルで行っ

た。

⑧ レコーダでの受信及び記録状態の確認は

メーカーの取扱説明書 5)に従い、レコー

ダ画面アイコン表示（図 3）の「表１．

レコーダでの受信及び記録状態の確認」

で確認した。

⑨ さらに、小腸カプセルでは電波干渉を受

けにくいとされている小腸カプセル専用

のセンサアレイを使用して同様の試験を

行った。

試験 2．カプセルの電界強度

① カプセルを起動させ、レコーダとペアリ

ングを行った後、試験ユニットに固定し

た。

② 電界強度計と試験ユニットを接触させた

状態で電界強度計により、カプセルから

発せられる電波の電界強度の測定及び波

形を確認した。

PillCam™ センサアレイ

PillCam ™

SB 3

カプセル

PillCam™

COLON 2

カプセル

PillCam™ レコーダ

DR3

PillCam™ ワークステーシ

図図図図１．１．１．１．メドトロニック社製メドトロニック社製メドトロニック社製メドトロニック社製 カプセル内視鏡システムカプセル内視鏡システムカプセル内視鏡システムカプセル内視鏡システム

メドトロニックメドトロニックメドトロニックメドトロニック HPHPHPHP より引用より引用より引用より引用

画面アイコン

図図図図 3333．．．．レコーダレコーダレコーダレコーダ画面画面画面画面アイコンアイコンアイコンアイコン

PillCamTM カプセル内視鏡システム取扱説明書より引用

図図図図２．２．２．２．試験の方法試験の方法試験の方法試験の方法

箱の中にカプセルを配置。心電図シミュレータに接続した送信機を ON にした。次にレコーダの受信及び記録状

態を確認しながら、0、0.5、10、20、30、40、50、50m 以上遠ざけながら、レコーダの受信及び記録状態を確

認した。また携帯型受信機で送信機からの心電図波形が試験中常時受信できていることを確認した。

a: 心電図シミュレータ AX-410G、b: 日本光電製送信機 ZS-620P、c: 携帯型受信機 ZT-210P、d: 試験ユニッ

ト、e: 電界強度計 LEADER 製 400MHz LOW POWER RADIO TESTER 932

0、0.5、10、20、30、40、

50m 以上遠ざけていく。

cccc

eeee dddd bbbb

aaaa

表表表表 1111．．．．レコーダレコーダレコーダレコーダでのでのでのでの受信受信受信受信及び記録及び記録及び記録及び記録状態状態状態状態の確認の確認の確認の確認

PillCamTM カプセル内視鏡システム取扱説明書より引用

Ⅲ．結Ⅲ．結Ⅲ．結Ⅲ．結果果果果

試験１

送信機の電源 OFF 状態での試験環境では電

界強度は概ね 10dBμV/m とフロアノイズレベ

ルであった。この環境下での試験ユニットと

レコーダの受信及び記録状態は良好であった。

次に送信機の電源を ON にした後の、各チャ

ンネル、距離によるレコーダの受信及び記録

状態の結果は表２，３，４になった。

大腸カプセル、小腸カプセルともに、カプ

セルと送信機の距離が近いほど、送信機から

の電波干渉の影響を受けた。一方カプセルの

発する電波の周波数と送信機から発せられる

電波の周波数が近くなるにつれて電波干渉の

影響は大きく、周波数が離れるとその影響は

小さくなった。また、カプセルと送信機の距

離が 0m では試験対象とした全てのチャンネ

ルで影響を受けたが、唯一、小腸カプセル、小

腸専用センサアレイ使用時のバンド 1 のみが

0.5m の距離で影響を受けなかった。

カプセルと送信機から発せられる周波数が

近い場合にレコーダの受信及び記録が良好と

なる電界強度は概ね小腸カプセルでは40dBμ

V/m で、大腸カプセルでは 25dBμV/m あった。

さらに小腸カプセルでは、小腸大腸兼用セ

ンサアレイよりも小腸専用センサアレイ使用

時の方が電波干渉を受ける周波数帯が狭まり、

その影響を受ける距離も小さかった。

試験中、送信機からの心電図は携帯型受信

機に表示され、心電図波形へのアーチファク

トや波形の乱れなどカプセルからの影響を受

けることはなかった。

試験２

小腸、大腸カプセルの発する電波の電界強

度は概ねそれぞれ 40dBμV/m、25dBμV/m であ

った。

記録状態 レコーダ LED 画面表示 意味

良好

カプセルのフレームレートに合せて青で点滅

PillCamTM レコーダがペアリングされたカプ

セルの信号を受信しています。

不良

5 秒間隔で黄色／オレンジで点滅

PillCamTM レコーダがカプセル信号の受信を

停止して5 秒以上経過しました。

赤で点滅

PillCamTM レコーダがカプセル信号を検出し

ましたが記録していません。異常な状態で

す。 センサの接続状態を確認 するか、患

者を別の場所に移動させてください。

バンドバンドバンドバンド CHCHCHCH 周波数周波数周波数周波数

((((HzHzHzHz))))

距離距離距離距離

(0m)(0m)(0m)(0m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(0.5m)(0.5m)(0.5m)(0.5m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(5m)(5m)(5m)(5m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(10m)(10m)(10m)(10m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(20m)(20m)(20m)(20m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果

1111 1001 420.0500 0 72 × 0.5 72 × 5 62 × 10 70 × 20 53 ×

1111 1041 420.5500 0 80over × 0.5 78 × 5 65 × 10 60 × 20 50 ×

2222 2061 425.2375 0 80over × 0.5 69 × 5 68 × 10 67 × 20 50 ×

3333 3022 429.5125 0 80over × 0.5 69 × 5 65 × 10 60 × 20 50 ×

4444 4040 441.0500 0 80over × 0.5 70 × 5 69 × 10 50 × 20 49 ×

5555 5040 445.0000 0 80over × 0.5 80 × 5 68 × 10 64 × 20 65 ×

6666 6040 449.1625 0 80over × 0.5 80 × 5 70 × 10 70 × 20 63 ×

6666 6080 449.6625 0 80over × 0.5 75 × 5 73 × 10 65 × 20 60 ×

バンドバンドバンドバンド CHCHCHCH 周波数周波数周波数周波数

((((HzHzHzHz))))

距離距離距離距離

(30m)(30m)(30m)(30m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(40m)(40m)(40m)(40m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(50(50(50(50m)m)m)m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(m)(m)(m)(m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(m)(m)(m)(m)

電界電界電界電界強度強度強度強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果

1111 1001 420.0500 30 43 × 40 40 ◎ NR NR NR NR NR NR NR NR NR

1111 1041 420.5500 30 47 × 40 39 ◎ 50 28 ◎ NR NR NR NR NR NR

2222 2061 425.2375 30 43 × 40 43 × 50 40 ◎ NR NR NR NR NR NR

3333 3022 429.5125 30 40 × 40 42 × 50 42 × 55 20 ◎ NR NR NR

4444 4040 441.0500 30 48 × 40 38 × 50 45 × 60 35 × 70 24 ◎

5555 5040 445.0000 30 63 × 40 50 × 50 46 × 55 36 ◎ NR NR NR

6666 6040 449.1625 30 60 × 40 50 ◎ 50 40 ◎ NR NR NR NR NR NR

6666 6080 449.6625 30 60 ◎ 40 46 ◎ NR NR NR NR NR NR NR NR NR

表表表表 2222．．．．PillCamPillCamPillCamPillCam™™™™ COLON 2 COLON 2 COLON 2 COLON 2 カプセルとレコーダカプセルとレコーダカプセルとレコーダカプセルとレコーダのののの距離距離距離距離とととと受信受信受信受信及び記録状態及び記録状態及び記録状態及び記録状態と電界強度と電界強度と電界強度と電界強度 ◎…◎…◎…◎…良好、良好、良好、良好、××××…………不良不良不良不良、、、、NRNRNRNR…………Not RepotedNot RepotedNot RepotedNot Repoted

バンドバンドバンドバンド CHCHCHCH 周波数周波数周波数周波数

((((HzHzHzHz))))

距離距離距離距離

(0m)(0m)(0m)(0m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結結結結果果果果 距離距離距離距離

(0.5m)(0.5m)(0.5m)(0.5m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(5m)(5m)(5m)(5m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(10m)(10m)(10m)(10m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(20m)(20m)(20m)(20m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果

1111 1001 420.0500 0 80over × 0.5 78 × 5 72 × 10 69 × 20 64 ×

1111 1041 420.5500 0 80over × 0.5 80over × 5 63 × 10 61 × 20 61 ×

2222 2061 425.2375 0 80over × 0.5 78 × 5 75 × 10 60 × 20 53 ×

3333 3022 429.5125 0 80over × 0.5 70 × 5 68 × 10 60 × 20 48 ×

4444 4040 441.0500 0 80over × 0.5 73 × 5 67 × 10 65 × 20 58 ×

5555 5040 445.0000 0 80over × 0.5 73 × 5 67 × 10 67 × 20 62 ×

6666 6040 449.1625 0 80over × 0.5 80over × 5 76 ◎ NR NR NR NR NR NR

6666 6080 449.6625 0 80over × 0.5 80over × 5 75 ◎ NR NR NR NR NR NR

バンドバンドバンドバンド CHCHCHCH 周波数周波数周波数周波数

((((HzHzHzHz))))

距離距離距離距離

(30m)(30m)(30m)(30m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(40m)(40m)(40m)(40m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(50(50(50(50m)m)m)m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(m)(m)(m)(m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果

1111 1001 420.0500 30 54 × 40 46 ◎ NR NR NR NR NR NR

1111 1041 420.5500 30 50 × 40 44 × 50 34 ◎ NR NR NR

2222 2061 425.2375 30 48 × 40 42 × 50 36 ◎ NR NR NR

3333 3022 429.5125 30 40 × 40 40 × 50 30 ◎ NR NR NR

4444 4040 441.0500 30 54 × 40 46 × 50 40 × 55 34 ◎

5555 5040 445.0000 30 44 ◎ 40 50 × 50 44 ◎ NR NR NR

6666 6040 449.1625 NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR

6666 6080 449.6625 NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR

表表表表 3333．．．． PillCamPillCamPillCamPillCam™™™™ SB 3SB 3SB 3SB 3 カプセルとレコーダカプセルとレコーダカプセルとレコーダカプセルとレコーダのののの距離距離距離距離とととと受信受信受信受信及び記録状態及び記録状態及び記録状態及び記録状態と電界強度と電界強度と電界強度と電界強度 ◎…◎…◎…◎…良好、良好、良好、良好、××××…………不良不良不良不良、、、、NRNRNRNR…………Not RepotedNot RepotedNot RepotedNot Repoted

バンドバンドバンドバンド CHCHCHCH 周波数周波数周波数周波数

((((HzHzHzHz))))

距離距離距離距離

(0m)(0m)(0m)(0m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(0.5m)(0.5m)(0.5m)(0.5m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(5m)(5m)(5m)(5m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(10m)(10m)(10m)(10m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(20m)(20m)(20m)(20m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果

1111 1001 420.0500 0 80over × 0.5 78 ◎ NR NR NR NR NR NR NR NR NR

1111 1041 420.5500 0 80over × 0.5 82 ◎ NR NR NR NR NR NR NR NR NR

2222 2061 425.2375 0 80over × 0.5 80over × 5 62 × 10 67 × 20 60 ◎

3333 3022 429.5125 0 80over × 0.5 80over × 5 70 × 10 74 × 20 60 ×

4444 4040 441.0500 0 80over × 0.5 80over × 5 70 × 10 65 × 20 60 ×

5555 5040 445.0000 0 80over × 0.5 80over × 5 67 × 10 65 × 20 62 ×

6666 6040 449.1625 0 80over × 0.5 80over × 5 68 ◎ NR NR NR NR NR NR

6666 6080 449.6625 0 80over × 0.5 80over × 5 71 ◎ NR NR NR NR NR NR

バンドバンドバンドバンド CHCHCHCH 周波数周波数周波数周波数

((((HzHzHzHz))))

距離距離距離距離

(30m)(30m)(30m)(30m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(40m)(40m)(40m)(40m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)(dBμV/m)

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(50(50(50(50m)m)m)m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(m)(m)(m)(m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果 距離距離距離距離

(m)(m)(m)(m)

電界強度電界強度電界強度電界強度

(dB(dB(dB(dBμμμμVVVV/m/m/m/m))))

結果結果結果結果

1111 1001 420.0500 NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR

1111 1041 420.5500 NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR

2222 2061 425.2375 NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR

3333 3022 429.5125 30 59 × 40 50 × 50 43 × 55 34 ◎ NR NR NR

4444 4040 441.0500 30 58 × 40 50 × 50 40 × 60 34 × 70 37 ◎

5555 5040 445.0000 30 60 ◎ 40 54 × 50 44 ◎ NR NR NR NR NR NR

6666 6040 449.1625 NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR

6666 6080 449.6625 NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR NR

表表表表 4444．．．． PillCamPillCamPillCamPillCam™™™™ SSSSB 3B 3B 3B 3 カプセルとレコーダカプセルとレコーダカプセルとレコーダカプセルとレコーダのののの距離距離距離距離とととと受信受信受信受信及び記録状態及び記録状態及び記録状態及び記録状態と電界強度と電界強度と電界強度と電界強度((((小腸小腸小腸小腸専用専用専用専用センサセンサセンサセンサアレイアレイアレイアレイ)))) ◎…◎…◎…◎…良好、良好、良好、良好、××××…………不良不良不良不良、、、、NRNRNRNR…………Not RepotedNot RepotedNot RepotedNot Repoted

Ⅳ．考Ⅳ．考Ⅳ．考Ⅳ．考 察察察察

今回の調査では CE は、送信機からの影響を

大きく受け、全てのチャンネル、周波数で影

響を受けた。この影響は以下の 2 つの理由が

考えられた。

① 送信機からの電界強度の大きさ

今回の試験対象とした日本光電製の送信機

は 80dBμV/m 以上の電界強度で電波を送信し

て、距離が離れることによってその電界強度

は減衰していく。

一方、カプセルは小腸カプセルで40dBμV/m

程度、大腸カプセルで 25dBμV/m 程度の電界

強度の電波を発し、レコーダで受信及び記録

している。

今回の試験では、小腸、大腸カプセルの発

する電界強度のレベルまで送信機を遠ざけな

ければカプセルのレコーダの受信及び記録が

良好とならなかった。

これはカプセルから発せられる電波を搬送

波、送信機から発せられる電波を雑音（ノイ

ズ）と考えるなら、搬送波対雑音比（C/N 比）

が 1.0 以上で受信及び記録は良好となり、1.0

未満で不良となる。

このため、この C/N 比が 1.0 以上とできる

距離まで送信機からカプセルを遠ざける必要

があったと考えられる。

② 送信機とカプセルの周波数

①では C/N 比が 1.0 以上となりえることが

必要と記載したが、試験では 1.0 未満であっ

てもレコーダの受信及び記録が良好になった

チャンネル（周波数）が存在した。

カプセルから発せられる電波は 434.1MHz

で日本光電のチャンネルには存在しない周波

数である。しかしながら送信機の周波数がカ

プセルの周波数に近づくとカプセルはその影

響を受け、離れるとその影響は小さくなるた

め C/N 比が 1.0 未満であってもレコーダの受

信及び記録が良好であったと考えられた。

また小腸カプセル、大腸カプセルそれぞれ

の発する電波は異なり、小腸カプセルでは、

100KHz 程度の幅を持った電波が発せられ、こ

れがある一定区間の周波数帯域を移動しなが

ら動作していた。一方、大腸カプセルでは

13KHzの幅を持った電波が数本発生し、これら

がある一定区間の周波数帯域を移動しながら

動作していた。

この移動する周波数帯域が小腸より大腸カ

プセルの方が広く、また電界強度も小さいた

め、送信機からの影響が大きかったのではな

いかと推測された。

図図図図 4444．．．．小腸カプセル小腸カプセル小腸カプセル小腸カプセルからからからから発せられる発せられる発せられる発せられる

電波の波形電波の波形電波の波形電波の波形:画面上左から右へ移

動していく。

図図図図 5555．．．．大腸カプセル大腸カプセル大腸カプセル大腸カプセルからからからから発せられる発せられる発せられる発せられる

電波の波形電波の波形電波の波形電波の波形:画面上左から右へ移

動していく。

カプセルは被験者の体内で移動しながら撮

像を行い、そのデータをレコーダへリアルタ

イムで転送する。その撮像データは数千枚に

および、その中の数枚に病変が撮像されるケ

ースも多い。このような中、一瞬の電波干渉

により転送データの欠落が発生した場合、病

変の撮像データの欠落につながり検査目標を

十分に達成することができない。

病院という限られた空間の中で、送信機を

装着した患者の行動を規制するのは難しく、

CE検査中の患者と送信機装着中の患者の接近

を防ぐことは困難であると考える。このため

CE 検査に影響しないチャンネル、周波数、距

離を模索したがどのチャンネルでも近距離に

近づけば電波干渉は発生する結果となった。

唯一、小腸カプセル、小腸カプセル専用セ

ンサアレイを使用した場合のみバンド１

（1000 番台）の周波数のチャンネルのみ 0.5m

の距離まで接近可能と考えられたが、CE 検査

中の患者自身が送信機を装着することはでき

ないと考えられた。

対策としては、CE 検査中の患者の病棟内へ

の立ち入りを禁止すると同時に送信機装着中

患者の病棟外への移動を極力避けるよう指導

することと考えられた。

逆に CE 検査中の患者から送信機装着中の

患者への影響はなく、モニタリング中の患者

の安全性は問題ないと考えられた。

最近では、医用テレメータはこれまでの特

定小電力無線の周波数ではなく、2.5GHz、

5.0GHz 帯の周波数を持った無線 LAN 方式を使

用したものが販売され始めている。これまで

480 チャンネルしか使用できなったために、

大病院ではチャンネルが不足し、テレメータ

同士の混信も招き、チャンネル管理者も苦慮

されていたことと思われる。この無線 LAN 方

式では 2.5、5.0GHz 帯の周波数を使用し、送

信機のチャンネルを 1000 個以上確保するこ

とができ、また各病棟、部署に無線 LAN のア

クセスポイントを設置することで、患者がど

こにいてもその心電図は各病棟のモニタで確

認できるという画期的なものである。

CE 検査中の患者も、送信機を使用している

患者が病院内にどこにいても、どれだけ近い

距離にいても影響を受けることなく十分検査

目標が達成されると考えられる。

今後、この無線 LAN 方式の医用テレメータ

の普及が待たれるが、それまでは CE 検査中の

患者と送信機装着中の患者の接近は防ぐよう

努めていかなければならない。

Ⅴ．結Ⅴ．結Ⅴ．結Ⅴ．結 論論論論

今回、カプセル内視鏡検査における医用テ

レメータ、送信機からの電波干渉の調査を行

った。カプセルは送信機からの影響を受けカ

プセル内視鏡検査中の患者と送信機装着中の

患者の接近は防ぐよう努めていかなければな

らない。

Ⅵ．研究協力者Ⅵ．研究協力者Ⅵ．研究協力者Ⅵ．研究協力者

吉岡健太郎・高槻赤十字病院・臨床工学技士

吉田真希・高槻赤十字病院・臨床工学技士

成瀬大輝・高槻赤十字病院・臨床工学技士

吉村忠・高槻赤十字病院・臨床工学技士

伊東伶芳・高槻赤十字病院・臨床工学技士

芦田昇也・高槻赤十字病院・臨床工学技士

Ⅶ．参考文献Ⅶ．参考文献Ⅶ．参考文献Ⅶ．参考文献

1)医療機関において安心・安全に電波を利用

するための手引き．電波環境協議会．平成

28年 4月

2）奥山幸典．直線距離にして約 400m 離れた

他施設からの医用テレメータ混信事例を経験

して：旭川赤十字病院 救急部 臨床工学

課，北海道臨床工学技士会会誌（２１）59-

61．2011-09

3）鈴木啓太，石田開，花田英輔．LED 証明

からの放射妨害波の測定と医用テレメータへ

の影響の検証：北里大学 医療衛生学部臨床

工学専攻．平成 28年度第 4 回医療電磁環境

研究会．ｐ．10-12

4）亀井智成，長沼一郎，浅井一男．カプセ

ル内視鏡検査における電波干渉事例：コヴィ

ディエン ジャパン株式会社．平成 28年度

第 2 回医療電磁環境研究会

5）PillCamTM カプセル内視鏡システム取扱説

明書 P39-53

人工呼吸器管理における

安全確認行動促進を目指した介入の試み ―一般病棟の看護師への効果的介入プログラムの探索―

社会医療法人西 健康会 堀川病 看護管理 看護部長 佳子

．緒 言

医療 故対策 歩 現状 課題

本邦 医療 故対策 び 故後 対応

1999 横浜 立大学 患者 え 故 始

本 医療 故元 言わ 来 国 挙

組 各医療施設 組織内

整備 開発 各職

業団体 力 医療 故 対 対策

国 的 `To Err is Human`1) 人 誰

間 え 米国医学研究機構 Institute of Medicine: IOM 発表 来 ン

や ン い 多

在 医療 知心理学や人間工学

枠組 捉え 多 医療 故対策 研究

本医療機能評価機構 2) 各施設 医療

故情報 収 収 情報 析 定期的 安

全情報 各医療機関 配信 い 膨大

情報 一時的 知識 各個人

個 行動 効 活用 極

困難 実施 情報配信 効

性 評価 対 限界 示唆 解釈

医療安全 医療 故 減 目

的 う い 析対象 特

定 原因 対 安全対策 講 Safety

主流 あ 3) Safety 課題や限界

提唱 Safety

考え方 新 安全管理 注目 始 4)

Safety 物 う う い う

い 理解 象 増や

安全 保証 概念 あ 具体的 手法

示 い い 指摘 い 5)

う 医療安全対策 国 的議論 的 あ

本 い 医療 故 対策 多様

方法 考案 試行 医療 故 根

絶 至 い い 医療 中 治療や

医療機器 必須 複雑 安

全対策 考慮 改良

様 故 後 絶 い 医療機器 関連 医療

故や ン ン 数 2016 1 間 413件

う 死亡若 篤 状況 至 考え

例 比率 3.6％ 結果 篤性 割合 い

6) 機器自体 安全 行動 無

効 え 能 あ 多 在 医

療 い 行動変容 十

議論 言い難い 特

医療機器 安全管理 行動 安全環境 構

築 喫緊 課題 考え

人工 吸器 医療 故 安全管理体制

医療機器 中 特 人工 吸器 管理 い

施設間 体制 異 臨床工学 士

役割 要性 識 管理的整備 発展

医療機関 吸 サ

Respiratory care Support Team: RST

吸管理 組 体制 整え 477

施設 い RST 活躍 い 7) RST 病

棟巡回や 人工 吸器装着患者 や管理 い

指 教育 実施 一般病棟 看護師 理

解 向 成果 い 報告 い 8) 一般

社団法人 本 吸療法医学会 人工 吸器管理安

全対策委員会 2001 人工 吸器安全使用

指針 策定 2011 第 2版

改定 い 9) 医療法 中 医療機器 安全

使用 研修 義務付 10) 知識 情

報提供や 整備 施設内 機器類 統一

や使用時 標準 対策

安全管理体制 整え 伺え

人工 吸器装着患者

Intensive Care Unit ICU 手厚い

提供 中 病棟 一般病棟

管理 い 現状 あ 診療報酬改

定 影響 2016 約10 間

系病棟 ICU Cardiac Care Unit: CCU High

Care Unit: HCU Stroke Care Unit: SCU 病

び病床数 約 2.5倍 数 7) 人工 吸器

医療機器 必要 患者 一般病棟

系病棟 状況 一般病棟

人工 吸器管理 減少

う 人工 吸器 関連 安全管理体制や

病床環境 整備 医療 故 報告

後 絶 い 本医療機能評価機構 医療 故情報

収 等 業 2010 2016 12 時 公開

検索 11) 人工 吸器 Non-invasive

Positive Pressure Ventilation: NPPV

医療 故情報 例 1011件報

告 う 看護師 関連 813 件報告

毎 100件 127件 移 減少傾向 見

い い 2016 12 医療 故

127件 う 看護師関連 100件 報告

い 内容 吸器回路関連や加温加

器関連 様 故 繰 返 い 2)12)

本医療機能評価機構や各施設 人工 吸器 関連

医療 故 含 ン ン 情報 関 医療

者 故 種類 故発生 時 や場 状況 多

析 行わ 析 先 述

や 整備 機器 統一

環境整備 様 奨 13)

岩谷 ICU 機能 向 や臨床工学 士 配置

病 全体 人工 吸器 ン ン 減少

至 い 一般病棟 人工 吸器管理 余儀

い 状況 在 系病棟

増床や臨床工学 士 体制 向 後 一般

病棟 患者 1 人当 ン ン 差

指摘 い 14) う 人工 吸器装

着患者 安全 い 整備 い 一

方 人工 吸器関連 故 残

一般病棟 人工 吸器管理 安全対

策 課題 あ わ 特 24 時間患者

担う一般病棟 看護師 人工 吸器装

着患者 機会 系病棟 増床

減少 人工 吸器管理 い 対 安

や否定的感情 抱い い 15)

看護師 人工 吸器関連 医療 故 対策

本医療機能評価機構 医療 故情報収 業等

故発生要因 当 者 行動 わ

要因 43％ 占 内 確 怠 26％

観察 怠 24％ 要因 半数 占 6) 当 者

関わ 確 足 故 最 多い結果 あ

示 い 特 看護師 医療

中 最後 行 者 多 直接的 患者

安全 直結 輸液 ン や人工 吸器 医療

機器 扱い 門的 作業 混

在 例 関 人工 吸器関連

例 関わ 当 者 約8割 看護師

いう実態 報告 い 6) 一般病棟 ICU

系病棟 異 多 患者 担当

人工 吸器装着患者 時 行う 要

求 人工 吸器患者 多 常生活援

必要 多い 時 患者 人工 吸

器回路 接 外 注意 術 要求

他 痰 吸引時や 検査 治療 病

出 人工 吸器回路 患者 接 外

人工 吸器 ン 替え

電源 機能 意図的 解

場合 あ うい 抱え 24 時

間 中 人工 吸器 管理

看護師 責務 多 看護師 人工

吸器 対 精通 必要性 あ 16)

う 一般病棟 人工 吸器 関連 課

題 多い 知識 効果 対策

報告 い 一般病棟 看護師 安全 人

工 吸器管理 い 24 時間 一時的 状態

評価 質問 調査 得 識 過

い

応用行動 析学 医療安全

述 う 多 対策 医療 故 対

講 面 整え 整え

未 人 注意や意識 依 文 根強

残 行動 変 人 性格や意識

原因 求 望 い行動 出来 い い時 手法

医療安全 中 十 議論 言え

行動変容 効果的

構築 い い 察 望 い確

行動 看護師 実施 行動 変容

学的理論 用い 用い

喫緊 課題 言え

応用行動 析学 Applied Behavior Analysis :

ABA 注目 ABA 実験動物 対

象 研究 基本原理 あ 行動 析学 人

間 行動研究 派生 人間 行動 析 変容

関わ 心理学 一領域 あ 17) 職場 故

減 最 効果的 対策 一

注目 始 い 18) 医療安全 い 未 広

活用 い い

ABA 行動 法則的 あ 予測

対象 あ 原因 環境 出来 中 求

考え方 基 行動 環境 出

来 系統的関 識 行動 環境 人間

在 一 考え 行動 予測 能

あ い 19) 行動 行動

前 象 原因 あ 考え 人 行動 遡

RCA 析方法 多 開発 安全対策 検証

ABA 行動 後 発生 結

果 行動 出現 影響 え

行動 後 発生 後 象 行動

影響 行動 析学 行動

強 伴性 言わ い 19) 行動 や行

動 足 過 変え 行動 標的行動

び 30) 医療 故 原因 あ 看護師 確 足 行

動 足 捉え 出来 望 い行動 わ

標的行動 確 行動 医療 提供 医療

問題行動 い ABA的 入 効果

研究 感染予防 手術時 手袋着用20 や手指衛生 行動 入 効果 21) い

報告 い 医療安全管理 看護

師 安全確 行動 ABA的 入 試 個

的 入研究 未 少 い

医療安全 い 医療 故 患者 生 直結

多 対策 講 影響

対 指摘 数多

い 対 や称賛 あ い

い 言わ い 22) 確 行動 医療者

要求 基本的行動 置 い

確 う 行動測定 患者 影響

ン ン 最終的 発生 結

果 断 い現状 影響 い 考え

確 行動測定 ABA 入 い 要

手 あ 関わ 行動 観察 困難性

研究及び臨床 ABA 入 妨 い 能

性 考え 山 ICU 看護師 対象

滴 指差 称 い 撮影 看護師

行動観察 実現 看護師 指差 称 実態 個

看護師長 称賛 3 入 採用 教育

い 効性 示 23) 山 研究

多 ABA 入 行動

表 入手

採用 い 行動 析学

ン 研究 ン

行動 目標設定 自己 行動修

強 法 ン 行

動目標 い 社会的 契約 結ぶ 実効性

持 出来 行動契約 ぶ 24) 行動

契約 一連 強 入 学習 行

動修 本人 目

標設定 指摘 い 24)25)

う 応用行動 析学 医療安全

行動変容 手法 い

要 役割 担う 考え

本研究 目的

本研究 24 時間 看護師 人工 吸器 確 行

動 測定方法 開発 実践 人工 吸器 安全確

行動 い 看護師

長 言語的称賛 入手

入 効性 検証 能 入 構

築 目指

．対象・方法

対象

急性期病 一般病棟 人工 吸器 1稼働 い 病棟 対象病棟 人工 吸器装着

患者 持 経験 看護師 29 対象者

方法

人工 吸器確 確 器 ン

開発 図 1

人工 吸器 確 い場

付近 ン 設置 ン

ン 押 時 込 機能 搭載

確 時 測定 出

来 確 器 開発

ン 押 ン 軽微 指 力

押 出来 程 硬

ン 蓄積 確 時

込 ソ 開発

予備実験

本実験 外 病棟 人工 吸器装着患者

実施 各 時間 測定

各 病 滞在時間 影響 検証

一 対応時間 あ

各 病 滞在時間 特定

置検知 病 滞在状況

A病 採用 い 看護師 置検知

病 滞在 妥当性 検証 実

施 一時 複数 部 一看護師

検知 結果 病 滞在 料

使用 妥当性 い 断

本実験 外 病棟 人工 吸器

部 加温加 器 部 2 ン

設置 実施 対象看護

師 定 場 確 時 ン

押 う言語教示 ン 確

行動 測定 能 業務 支 い

確 ン 使用 実験 能

性 確

門家会議

3 結果 踏 え 人工 吸器 確 場

決定 門家会議 実施

門家会議 研究 ン 外

医療安全管理 医師 GRM 中 定看護

師 臨床工学 士 吸器内 医 参画

確 場 あ ン 設置場 人

工 吸器安全使用 指針 第2版 一般

社団法人 本 吸療法医学会 人工 吸器

管理安全対策委員会 12) ン 人

工 吸器関連 人工 吸器 関連

医療 故 例や 析研究 12)1316) 臨

床工学 士 ン 状況 見

課題 検知 い ン 中

心 門家会議 協議 加温

加 器 気

加 用水 5 決定 A病

一般病棟 サ i ネ 840 2

種類 人工 吸器 稼働 い 各機種

特徴 踏 え 確 場 決定 サ

i 加温加 器

気 加 用水 5

ネ 840 気

性質 サ i 異 目 い

構造 2 間 一 交換 い

気 確 場 記

4 人工 吸器

患者や家族自身 管理 看護師

含 医療者 管理 い

担当看護師 2 時間 確 奨

測 態及び休憩 ン

い 各勤務時間 長 3時間 内

確 確 間隔 奨時間 理

体 交換や病 ン 時間 時間

3時間未 あ 患者 状態 関

わ 3時間 内 確 必要 断 本実験

表 1 示 入内容 沿 対象者 29 ン

群 入A群 A群 入B群B群 3群 各群 人工 吸器経管理験 数

偏 い う 層 サン ン

各部署 人工 吸器管理経験

5 未 対5 2対 割合 あ

割合 う 入内容 表1 示 通

ン 観察 3段 入 実施

入内容 教 視聴

看護師長 入 3 構成 入 2

A群 個 実施 B群

A群 実施 加え看

護師長 称賛 び励 個

実施 入 3 A群 い

終了

一方B群 看護師長 入 終了

図 人工 吸器 確 器 開発

教 視聴

入 1 あ 教 視聴 目標設定

ン 群 A群 B群 一 入

実施 教 人工 吸器管理 基

本的 知識 人工 吸器関連 医療

故情報 び望 い確 行動 い 内容

望 い確 行動 門家会議 び

当病棟 看護師長 決定 加温加

器 気 サ

i 加 用水 5 ネ 840 4

確 場 い 患者 状態 依

最 2時間 確

教 中 目標設定 教示 視聴時

許 内

容 い 口外 い う依

用 使用 実施 用 人工 吸

器 各確 場 確 時 単 示

表 勤務開始時間 勤務終了時 確 間

隔時間

2 表示 実施

い 3 段 各

確 間隔時間 い 色 確 間隔時間

い 自己評価 や い う 提示 2 時間

内 ン 2時間 超え3時間 内 黄色

3時間 超え 場合赤色 背景 間隔

時間 2時間 超え 3時間 内 場合 黄色

表示 3時間 超え 場合赤色

表示 勤務開始 最初 確 間

隔時間 最後 確 勤務終了 確 間隔時

間 い 時間帯 あ 色

表示 確 い場合

表 示 確

あ いう文言 赤

記載 勤務中 1 確

場合 勤務開始時 確 時 間

隔 最初 1 勤務終了

時 間隔 表示 現

間 実践 線 表示

初回 時 勤務前 3

程 用 解釈 い

研究担当者 当病棟 出向 明

時 間隔時間 良い 悪い 評

価 値 表現 い う

後 方法や注意 い 明

2回目 降 A病

内 活用 研究担当者

対象者 添付

当患者 担当 直前

明 勤務開始前 確 う依

初回 添付 開 見 確

返信 う う依

後 返信 要 あ 伝え 他 看

護師 情報 共 え 一部 看護師

表 入内容

い

ン い

依 最初

原則 入開始 直前 前

い い

入開始時直前 確 一 い場合

サン 見 出来 い

場合 確 あ 直近

合わ 示 用 明 行 初回

降 用 直近 勤務時

人工 吸器確 1 目 う

設定 初回

見 出来 う

内 信者 研究担当者

当看護師 開 時間 わ う

い 時間

用 確 時

看護師長

当病棟 3 看護師長 研究担当者

指示 ン 入 行 入

対象者 人工 吸器装着患者 担当

勤務開始前 原則 看護師長 勤務

状況 前 あ 看護師長

入 各部署 看護師長 個 実施 他

知 い う

確保 場 行 入初回時 対象看

護師 研究担当者 当病棟 看護師長 席

先 述 う

手 用 解釈 い

明 行

要時間 3 程 指示 言語教示

外 指 い う依 各確 間隔

時間 言語教示 変更 確 間隔 2時

間 内 時 用

2 時間 内 状態

指差 2時間 確 い 安

心やわ 調子 頑張 言語

的称賛 実施 2 時間 超え 3 時間 内

確 間隔 あ 場合 講義 DVD

う 2時間 内目指 いい 2時間

内 いい 励 言葉

3時間 超え 場合や確 場

合 2時間 内 目指 う 頑張

指差 励 言葉 称賛

び励 行う場合 必 笑顔 行う

う依

入開始前 当病棟 3 看護師長 研

究担当者 本研究 意義及び 入 意義

い 再 明会 実施 入方法

い 3 看護師長 入方法 統一

う 合い 先述 自然 い言語的称

賛及び励 言葉 い 決定

＜ 入 ＞

入 1 教 視聴 ン

観察 終了 各群 看護師 対

各部署 研究担当者 出向 1 回 教

視聴 依

A群 B群 個 直近 確

人工 吸器装着患者 担当

前回 確 毎回提示 連 強

実施 看護師長 入 間 的 看

護師長 強 間 強 採用

中 看護師長 入 提示 ン 一定

均 3 勤務 1 回強 Variable

Interval (VI) 3 強 実施

A 群

終了 ン 確 行動 測定

＜ 入移行 ＞

各 入段 独立 2者 観

察 基 い 段 移行

ン⇒ 入 入

5 ン 望 い行動 見 い

2 ン 改善傾向 い

安定 悪い 悪 傾向

入 ⇒ び看護師

長

5 ン 望 い行動 見 い

2 ン 改善傾向 い

安定 悪い 悪 傾向

A群⇒ 段

5 ン 経過 い

2 ン 改善 見

⇒ 移行

看護師長 B群⇒ 段

看護師長 入 VI3 看

護師長 勤務状況 最初 対応

い時 回 降 移動 9 ン

(看護師長 入 3 ン) 経過 い

2 ン 改善

看護師長 入⇒

移行

＜評価方法＞

属性調査

自記式調査用 用い 看護師 属性 関

調査 実施 属性調査 目 人工 吸器

確 行動 影響 考え 質問 目

看護師経験 数 属部署経験 数

系経験 数･人工 吸器管理経験 数 実数

記載 求 過去 人工 吸器 い 研修

時期 内外 場 い あ

丸印 記入 研修内容 い 自 記載

う依 調査方法 留 置 法 採

用

行動調査

対象者 人工 吸器 定 場 確

時 指示 ン 押 う依

ン 押 時 確 時

人工 吸器 確 場

加温加 器 気

加 用水 5 あ

ン 人工 吸器 当病棟 稼働

い 間 24時間 設置 確 時

蓄積 研究担当者 1回/2

～2回/ ン 交換 行い

回収 回収

入 状況 変動

＜ 析方法＞

数 第 1 表示 率

い 数 表示

基本属性

看護師経験 数 属部署経験 数

系経験 数･人工 吸器管理経験 数 い

均 標準偏差 算出 研修参加 無

時期 研修場 い 記述統計 行

行動調査

門家会議 規定 人工 吸器管理 望

い確 場 確 い ン

確 時 確 間隔時間 回数

評価 目 得 A 群

B群 ン 群 3群比較 行い 入

効性 解析

人工 吸器 確 間隔時間

各確 場 確 段 各群 確 間隔時

間 中央値 Median 算出 算出 各

入段 Median ン 対 増減

率 算出

人工 吸器 確 間隔回数

確 間隔時間 3時間 超え 確 間隔時間 回

数 比率 算出

倫理的配慮

対象 看護師 人工 吸器 安全管理

い 調査研究 研究概要 明書 用い 研

究内容 明 研究協力 意書 用い 意 得

研究 協力 自 意思 あ 一 意

後 辞 保証 入終了後 研

究 実 趣旨 い 明書 配 研究協力

意 撤回 申 出 い場合 研究協力 意撤回書

期限 提出 う依 調査 匿

個人や部署 特定 い う 配慮

入方法 一部 対象者 あ 看護師長

関わ 研究 得 情報 常業務評価 使

用 い う看護師長 明 研

究参加 看護師 研究 得 情報 常

業務評価 使用 業務 利益 被 い

明

．結 果

属性調査結果

対象者 3病棟 54 あ 人工 吸器

装着患者 担当 一定 回数 及 看

護師 外 29 析対象 一定 回数

A群 入2 確 時 及び 間隔

ン 1回 あ 対象者

B群 看護師長 入 1回 あ 対象者

ン 群 教 視聴後1回

人工 吸器装着患者 担当 対象者

析対象 対象者 内訳 A群 10 B群 7

ン 群12 あ

結果 析対象者 属性 表2 示 析対

象者 看護師経験 数 均 7.2み7.0 属部署

経験 数2.9み2.2 人工 吸器管理経験 数4.1み

4.2 あ 対象者 26 研修参

加 い 答え い 研修内容 自 記載

内 臨床工学 士や医療機器 人工

吸器 設定等 い 研修 19 ( 複回答あ

) 看護 3 あ 各群

看護師経験 数 A群 7.5み7.7 B群

6.9み6.8 ン 群 7.2み7.0

あ 人工 吸器管理経験 数 A 群

4.1み4.5 B群 3.5み2.6 ン 群

4.5み5.0 あ 3群 偏 い 断

表 析対象者 基本属性

人工 吸器確 行動 移

人工 吸器 確 間隔時間 移

人工 吸器 ン 設置

加温加 器 気

加 用水 い 各群及び各 入内容

人工 吸器 確 間隔時間 中央値

Median 示 各 入

ン 増減率 図 2 示

ン A 群 Median 気

1:27 1時間 27 示

1:44 移 B群1:51 気 3:13 ン

群 1:53 気

2:40 移

教 視聴後 入 1段 A群加温加 器 114％ 気

145％ 全確 場 延長 B 群94％ 加温加 器

107％ ン 増減率 変

ン 群 気

79％ あ 他 加温加 器

101％ 109％大 増減率 変

入 2段 A群 確 間隔時間 最大

加温加 器 81% 最 気

101% 全体的 確 行動 見

看護師長 入 加え B群確 間隔時間最大 気 51%

75％ 全体 確 間隔時間 短縮

最終段 あ A群外 場 再び確 間隔

時間 延長 見 ン 様 確

状態 B群 看護師長

期間 終了後

時期 最

ン 比較 87% 短縮

い

人工 吸器 確 間隔時間 3時間 超え

確 間隔回数 移

3 時間 超え 確 間隔時間 確 間隔

回数 比率 表 図 3 示

全対象者 A群 B群 コントロール群

分析対象者数 29名 10名 7名 12名

看護師経験年数Mean±SD

7.2±7.0年 7.5±7.7年 6.9±6.8年 7.2±7.0年

所属部署経験年数Mean±SD

2.9±2.2年 2.6±1.5年 2.1±1.9年 3.6±2.7年

ユニット系経験年数Mean±SD

0.2±0.8年 0.2±0.6年 0.5±1.4年 0.0±0.1年

人工呼吸器管理経験年数Mean±SD

4.1±4.2年 4.1±4.5年 3.5±2.6年 4.5±5.0年

研修参加の有無有/無

26/3名 9/1名 7/0名 10/2名

研修参加の時期*11年未満/1年以上5年未満/5年以上前

14/11/2名 6/3/0名 5/3/1名 3/6/1名

参加場所*1院内/院外

24/3名 8/2名 7/1名 10/1名

＊1 複数回答

確認場所中央値 増減率 中央値 増減率 中央値 増減率

モニター 1:35 1:51 1:53

加温加湿器 1:43 2:30 2:11

ウォータートラップ 1:44 2:24 2:11

呼気フ ルター*1 1:27 3:13 2:40

加湿用水 1:30 2:17 2:01

モニター 1:51 116% 1:54 103% 2:04 109%

加温加湿器 1:58 114% 2:40 107% 2:12 101%

ウォータートラップ 2:05 120% 2:16 94% 2:13 101%

呼気フ ルター*1 2:05 145% 3:06 96% 2:06 79%

加湿用水 1:58 130% 2:20 103% 2:08 106%

モニター 1:23 87% 1:23 75%

加温加湿器 1:24 81% 1:23 56%

ウォータートラップ 1:28 84% 1:26 59%

呼気フ ルター*1 1:28 101% 1:38 51%

加湿用水 1:24 93% 1:23 61%

モニター 1:42 107% 1:36 87%

加温加湿器 1:45 102% 1:45 70%

ウォータートラップ 1:43 98% 1:43 71%

呼気フ ルター 1:37 112% 1:45 55%

加湿用水 1:39 110% 1:37 71%

ベースラ

ン介入一段階

介入二段階

介入三段階

A群(n=10)

B群(n=7)

コントロール群(n=12)

*1: A群：ｎ=5 B群：ｎ=3 コントロール群：ｎ=6

116%

114%

120%

145%

130%

87%

81%

84%

101%

93%

107%

102%

98%

112%

110%

103%

107%

94%

96%

103%

75%

56%

59%

51%

61%

87%

70%

71%

55%

71%

109%

101%

101%

79%

106%

ベースラインに対する増減率

141％以上121～140％100～120％81～100％61～80％60％以下

図2 人工 吸器 確 間隔時間 移

ン A 群 加 用水 43/20821％ 97/340 29％移

B群 91/286 32％ 気

36/70 51％ 移

ン 群 107/315 34％気 46/98 47％ 移

視聴後 A群 び ン 群

大 変

A 群63/354 18％ 気 41/177 23％移 比率 最大 10%後 大 変

B 群 看護師長 入 段

32/368 9％ 気 16/122 13％移 確 間隔回数 最大 気

38% 減少 大 変

看護師長 入 終了後

後 減少

5/78 6％ 加温加 器 気

5/72 7％ 全場 10%

．考 察

実験 予備実験 び 結果

踏 え 門家会議 決定 人工 吸器

望 い確 行動 い 人工 吸器

加温加 器 気

加 用水部 い 患者 状態 関わ 最

2時間毎 確 望 い行動 規定 3時間

内 限 従来 あ 研修方法 あ

教 視聴 行動 析学的 入 基 い 入

ン 群 A

群 看護師長 入 B群 い 析対象看護

師 29 い 効性 評価 行

3 1) 教 視聴 入 い 2)

い 3) 看護師長 入

考察 い 各 入内容 効

性 い 考察

教 視聴 入 い

医療安全 い 2 回 研修 義務付

講義視聴 研修 多

入 規則勤務 看護師 学習

一般的 い 回人工 吸器管理

基本的 安全確 い 視聴 確

行動 気 部 外 横 い 確 間

隔時間 延長 従来 確 行動 悪 結

果 山 研究 い 指差 称

医療安全 要性 明 実施

わ 後 確 行動 見 い結果

看護師 指差 称

い 識 い わ 行動 い

図3 3時間 超え 人工 吸器確 間隔回数 比率 移

い 指摘 い 23)

強 伴性 標的行動 あ 確 行

動 後 象 大 影響 い

確 行動 行動 析学 伴性 い

い性質 い 伴性 4

即時性 公式 言語 公式 十 公式

確率 公式 あ い 26 確 行

動 4 公式 当 後 象

明確 確 行動 強 い

教 視聴 確 先行 激

得 自身 確 後 後

象 新 確 行動 強 象 発生

い 行動 強 い結果 考

え 例え 確 何 具合

発見 修 目

見え 患者 安全 あ 即時性及び 確率 公

式 後 象 確 行動 強

能性 考え 実 確 具

合 発見 確率 い 言い難い

い

過去 ン い

情報 あ ン 変

能 あ 言わ い 27)28) A群 実施

気 確 間隔時間

横 い あ 外 87％ 加温加

器 81％ 84％ 加

用水 93％ 短縮 自己 確 行

動 単 具体的確 時 視 確 間隔時間

い

自己 成目標 明確 出来 確 行動

ン い 考え

ン い Kanfer & Karoly 3段

手 示 29)

3 ン 能

考え 第一段 ン 自己監視

前回 自 自

身 確 行動 実 時 間隔時間 い

当 第2段 あ

ン 自己評価

自己評価 支援 2時間 内 目指 必要

あ 断 最終段 あ

ン ン 自己強 考え

30 人工 吸器 確 実施 時間間隔 自己 目

標 設定 うえ 結果 回 当患者

担当 直前 提示 前回 自身

行動 自己評価 自身 行動修 実施

出来 考え 目標 行動 前 設定 先行

激 行動 指標 標的行動 手掛

激 機能 31 即時性 いう

い 人工 吸器装着患者 担当 間隔

差 あ 担当 勤務前 後

象 発生 前回 確 状況 結果 回

先行 激 役割 即時効果 機能

考え 終了

確 間隔時間 再び ン 等 戻 延

長 見 3時間 超え 間隔時間

減少

情報 強 子 確 行動 強

連 強 人工 吸器装着患者

担当 毎 行動修 能 一 学習 定着

確 行動 入終了後 一定 効果 能

いう 示唆

看護師長 入 い

B 群 看護師長 入時期 75％

加温加 器 56％ 59％

気 51％ 加 用水 61％ 確

間隔時間 短縮 A群 示 情報

的要因 加え 確 行動 視

用 示 望 い確 行動 あ

2時間 内 確 行動 見 場面 望

い確 行動 後 象 看護師長 称賛

いう 象 発生 い 社会的好子

言わ 行動 強 要因 一種 い

3時間 超え 確 間隔時間 B群 減

少 看護師長 あ 社会

的好子 効果的 強 子 示唆

看護師長 医療

安全 確 行動 要 強 子 必

要 あ 先 山 研究 看護師長

滴 確 行動 効果 支持

あ 23 一方 即時性 あ 連 強

最 効果的 あ い 17 臨床現場

い 24時間土 関 患者 担当 看護師 連

看護師長 非現実的

あ 場合 多い 行動 析学 行動 維持

間 強 適 い い

31 患者 担当 定期 看護師長 連 強

入 能 あ

本研究 VI3 採用 看

護師長 入 効果 維持 出

来 考え

連 強

VI3 看護師長 入 実施 い

い 先

考察 述 う ン

効果 様 効果 考え

看護師長 入 確 行動 ン

ネ ン 視 述 出来 斎藤

ン 中 時間管理 行動

時間配 い ン ネ ン

視 述 社会割引 析視 作業や

活動 時間配 利益 共 人 在

要 あ い 明 い 32 回利

益 共 人 看護師長 確 実施 看護

師 あ 人 利益 い 看護師長 言語的称

賛や励 確 行動 患者安全

いう共 言語教示 能 い 看護

師長 称賛 社会的効用 機能 能性

示唆

．結 論

本研究 ン 確 行動 視

確 行動 教育 構築 いう課

題 人工 吸器管理 安全 寄 示唆

本研究 い 結論 得

出来

当 研究 採用 ン 確 行動

数値 行動情報 視 容易

入 能

教 視聴 確 行動 効果

人工 吸器確 間隔時間 中央値 い 気

外 増減率 B 群

外 A群 気 145％

最大 延長

入 人工 吸器

確 行動 効性 人工 吸器確 間

隔時間 中央値 い ン 比

較 気 横 い 外 加 用

水 93％ 外 80％ 概 短縮

看護師長 入 強い人工 吸器確

行動

．研究協力者

和 山智子 京都大学医学部附属病 看護師長

山 利惠 菱京都病 看護師長

志摩久美子 大阪 立大学医学部看護学 非常勤講

師

飛 伊都子 滋慶医療 学大学 大学 教授

伊藤 人 大阪 立大学 誉教授

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