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学生総合支援センターは、主に京都大学に学ぶ学生が、充実した豊かな学生生活を送ることが出来るよう、京都
大学が設置している全学的な学生生活支援機関です。これまで京都大学において学生支援を担ってきた3つの組織(カウンセリングセンター・キャリアサポートセンター・障害学生支援室)が統合されて設立されました。
学生総合支援センターは、カウンセリングルーム、キャリアサポートルーム、障害学生支援ルームの3つのルームからなっています。
学生総合支援センター
学生総合支援センター https://www.gssc.kyoto-u.ac.jp
室長/チーフコーディネーターコーディネーター/アシスタント 室長/カウンセラー/個別支援相談員
障害があるなどの理由により、修学上何らかの支援が必要な学生への支援を行っています。
学生の皆さんの学生生活上の様々な悩みの相談や、教職員の皆さんの学生との関わり方についての相談、およびハラスメントに関する相談に応じています。
学生の就職活動を支援することを目的としており、情報提供の他、就職活動における悩みや不安などについてのアドバイスを行っています。
京都大学における組織体制
組織・支援体制について
STAFF構成STAFF構成
室長/スタッフ/相談員
STAFF構成
学生総合支援センター
管理運営委員会
●学生担当の理事・副学長
●センター長
●研究科・研究所等の教員
●各ルームの室長
●環境安全保健機構健康管理部門長
●教育推進・学生支援部長
●その他センター内の教員
京都大学における障害学生支援 | DISABILITY SUPPORT in KYOTO UNIVERSITY
キャリアサポートルームCareer Support Office
カウンセリングルームCounseling Office
人的支援 etc.
京都大学では、障害学生支援の窓口として、学生総合支援センターのなかに「障害学生支援ルーム」を設置してい
ます。支援は障害のある学生本人からの申し出により、所属学部・研究科等や関連部局と連携しながら進めていく
ことになります。
京都大学における障害学生支援
障害学生支援(障害のある学生への修学支援)とは、障害のある学生が障害の有無にかかわらず教育を受ける、あるいは
研究活動を行うことを保障するものです。ただし、実質的な保障を実現するためには、他の多くの学生とは異なった個別の配
慮が必要であり、個々のニーズに基づく多様な修学支援を実施することが求められます。
大学における修学支援は、「合理的配慮」という考え方に基づいて実施することになります。“合理性”とは、個々の状態と環
境との相互関係における合理性です。そのため、修学支援の必要性や実施方法は常に変化するということも想定し、柔軟に
考える必要があります。
※1 障害のある学生は、支援の申請とあわせて診断書等の提出が求めら れる場合があります。※2 学部・研究科等は、支援申請を行った学生への支援として、施設・ 設備の改修や機器の購入、人的支援の謝金等のための経費配分要求 をすることができます。4月・10月頃の照会時に、それぞれ使用計 画を提出していただき、障害学生支援ルームにて審議の上、配分を 決定します。ただし、緊急の場合などはこの限りではありませんので、 適宜ご相談ください。
●支援申請の流れ/予算要求
●修学支援について
障害のある学生
支援申請 ※1
配慮依頼通知見立書
各科目の教員
学部・研究科等
京都大学における障害学生支援 | DISABILITY SUPPORT in KYOTO UNIVERSITY
|組織・支援体制について|
関連部局連携
健康管理部門/健康科学センター学生総合支援センター カウンセリングルーム キャリアサポートルームなど
所属学部・研究科 など
学生サークル他大学の支援室 など
支援協議
支援相談
履修相談
障害学生支援ルーム
障害学生支援ルーム
学部・研究科
障害学生支援ルーム
経費配分要求 ※2
京都大学における障害学生支援の拠点として、障害があるなどの理
由により、修学上何らかの支援が必要な学生の相談に応じ、学修・研究
上の必要に応じた修学支援(教育上の合理的配慮)を行っています。専
任のコーディネーターを配置し、所属学部・研究科等や学内外の関連
機関等と連携しながら支援を実施します。
修学支援は、学生本人及び所属学部・研究科等の申し出により検討し、
その必要性が認められた場合、実際の支援に応じています。
本学の学生や教職員であれば、どなたでも利用可能です。
京都市左京区吉田本町 京都大学吉田キャンパス本部構内 教育推進・学生支援部棟 1階(旧石油化学教室本館)
■ 吉田キャンパス本部構内地図
教育推進・学生支援部棟教育推進・学生支援部棟
文学部校舎文学部校舎
法経済学部本館法経済学部本館
百周年時計台記念館百周年時計台記念館
くすの木くすの木
附属図書館附属図書館
教育学部本館教育学部本館 法経済学部東館法経済学部東館
総合研究3号館総合研究3号館総合研究2号館総合研究2号館
正門正門
法経済学部北館法経済学部北館
主な役割 ・障害のある学生の修学上の相談・支援 ・障害のある学生を支援する学生サポーターの養成・派遣 ・支援に関連する部局や教職員との連携 ・支援物品、関連図書の貸出 ・支援ノウハウ、情報の蓄積 ・支援に関する各種講座等の開講 ・フリーアクセスマップの作成・配布 ・シンポジウムや研修等の開催 ・受験希望者の事前相談、オープンキャンパスでの支援 etc.
個々の状況やニーズと授業内容等の環境的要因をふまえ、専門的な判断により検討します。以下は支援の一例です。
視覚障害 :
聴覚障害 :
肢体不自由:
発達障害 :
資料等の点訳・音訳、対面朗読、ガイドヘルプ、書籍等のテキストデータ化 等
ノートテイク、PC文字通訳、映像教材の字幕付け 等
施設・設備の整備、教室変更、介助者の配置 等
修学環境の調整、TAの配置 等
視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、発達障害などにより修学上何らかの支援が必要な者 (必要性が認められる場合は、慢性的な疾病や一時的な怪我などの相談にも応じます。)
講義、実験、実習、行事など、必要があると認められる範囲
対象:
範囲:
障害学生支援ルーム 概要
障害学生支援ルームについて
●支援の対象と範囲
9時00分~ 17時00分 (月曜日~金曜日 *祝日を除く)
●支援の内容、方法
開室時間
TEL. (075) 753-2317 FAX. (075) 753-2319E-mail: [email protected]: https://www.gssc.kyoto-u.ac.jp/support/
連絡先
京都大学における障害学生支援 | DISABILITY SUPPORT in KYOTO UNIVERSITY
このマークは、障害学生支援ルームの主な役割である「相談 Consultation」、「支援 Support」、「交流 Community」をイメージしたロゴマークです。
学生サポーター 障害学生
支援活動
支援/相談養成登録
学生総合支援センター
支援ルームには、交流スペースを設けています。交流スペースは、開室時間内
で開放し、障害学生と学生サポーター、さらには教職員も含めた交流の場になれ
ばと考えていますので、気軽に立ち寄ってみてください。また、障害に関する書
籍や、支援に関するDVDなど、様々な情報を閲覧・貸し出しすることができます。
●交流
・全学共通科目(ILASセミナー)「障害とは何か」の開講・全学共通科目「偏見・差別・人権」の一部を担当
・京都大学 バリアフリーシンポジウムの開催・関連書籍の刊行 など
●活動
障害学生支援ルームでは、障害のある学生の修学支援を担う学生サポー
ターを養成・派遣しています。支援は障害の種類や程度、環境によって変化
し、その内容も多岐にわたります。例えば、視覚障害のある学生に対するガ
イドヘルプ(移動介助)や対面朗読等の音訳支援、聴覚障害のある学生に対
する情報保障(ノートテイク、パソコン文字通訳など)、肢体不自由のある
学生に対する移動介助などがあります。
※原則として、支援は有償で行っており、障害学生支援ルームより謝金を支払います。
学生サポーター
その他
京都大学における障害学生支援 | DISABILITY SUPPORT in KYOTO UNIVERSITY
|障害学生支援ルームについて|
受験生が障害があるなどの理由により入学試験における配慮を希望する場合は、「障害等のある受験者に対する合
理的配慮について(募集要項参照)」を志望する学部へ申請することになっています。この時点では、基本的に受験上
の配慮をご判断いただくことになりますが、同時に、合格した場合の修学上の配慮についても、念頭においていただ
くことが必要です。
合否がわからない段階で、具体的な修学支援を検討することは難しい部分がありますが、少なくともどのような支
援が必要になるかを把握しておくことで、合格(入学)したあとの対応がスムーズになります。
障害のある方の受験・入学に関して
障害のある学生が入学した場合、まずは学生本人と連絡をとっていただき、支援等の要望を確認してください。支援ルーム
のスタッフが同席することも可能ですので、必要に応じてご連絡ください。
大学に進学する障害のある学生の一部には、自らで支援の必要性や方法を認識できていないケースも少なくありません。と
りわけ、高等学校までの教育方法やシステムと大学におけるそれらは異なる点が多く、学生本人も自らの障害が大学でどのよ
うに影響してくるのかがわからない場合があります。このような場合は、過去に同じような障害のある学生がどのように学修・研
究していたのかを情報提供することも可能です。
修学支援は、あくまでも学生本人からの申し出により実施されるものですが、初めて体験する教育環境のなかで、自らのニー
ズを適切に認識し、さらに大学側に伝えるという作業は簡単なことではありません。障害のある学生が入学した場合は、このよ
うな状況も想定して相談等をすすめるようにしていただければと思います。
障害のある学生の場合でも、就職活動は多くの学生と同じように行うことになりますが、障害の種類や程度によっては、支
援が必要になる場合があります。一般的な就職活動の情報収集や相談は、キャリアサポートルームを利用し、障害に関連する
相談等は障害学生支援ルームを利用していただければと思います。
障害学生支援ルームでは、必要に応じて利用できる社会的な制度のアドバイスや外部の
専門機関を紹介することも可能です。また、障害のある学生を対象としたインターンシップなど
への紹介等も行っています。障害のある学生のキャリア支援は、個々のケースによって異なる
部分が多くありますので、まずは一度ご相談ください。
キャリア支援
●学部入試の場合
大学院の入試は、研究科ごとに実施時期や試験方法が大きく異なります。受験上の配慮の申請に関しても、研究科
ごとに定められたルールがあります。受験上の配慮の提供にあたっては、学部入試での判断基準が参考になりますが、
試験方法が大きく異なるために必ずしも同様の対応にならないことがあります。
受験上の配慮の提供は、最終的には研究科ごとに判断していただくことになりますが、判断が難しい場合やノウハ
ウに関してのご相談は随時受け付けておりますので、必要に応じてご連絡ください。
また、大学院入試の場合、合格発表の時期も様々です。合格(入学)が決まった場合は、まずは出来るだけ早い時期
に本人と相談の機会をもつようにしてください。
●大学院入試の場合
●入学に関して
受験~入学/キャリア支援/資料京都大学における障害学生支援 | DISABILITY SUPPORT in KYOTO UNIVERSITY
資料
● 吉田キャンパス 1・2● 宇治キャンパス● 桂キャンパス
フリーアクセスマップは、独自の視点を盛り込んだ新しい形のバリアフリーマップ
です。本マップは、京都大学の障害学生支援の拠点である障害学生支援ルームが、
車椅子利用者の意見などをとりいれ、調査・作成したものです。
障害学生支援ルームではバリアフリーマップの作成にあたり、従来のものとは少
し異なる視点で情報を表示する方法を考えました。本マップは、主に車椅子利用者
などの移動困難者の目線で作成したもので、従来のバリアフリーマップに多い道筋
や設備の使用を限定し指示するようなものではなく、目的地までのバリア(障壁)を
適切に表示することで、自らのスキルに合わせて道筋などを選択できるような形式
にし、ネーミングも「フリーアクセスマップ」としています。
※ ご利用の方は、京都大学学生総合支援センター 障害学生支援ルームまでご
連絡ください。
フリーアクセスマップ(バリアフリーマップ)
京都大学における障害学生支援 | DISABILITY SUPPORT in KYOTO UNIVERSITY
|受験~入学/キャリア支援/資料|
障害学生支援ルームでは、「本学全ての構成員、来訪者=多様な人々」が「安心
して移動や利用ができ、一緒に学べる」ユニバーサル・キャンパスを目指したいと思っ
ています。
キャンパスアクセシビリティレポートは、本学のキャンパスにおけるバリアフリー化を
実現するために、建物/施設の建築・整備・改修の際、期待される「性能の向上」を
目指し、エンドユーザー目線での人とモノとの関係性の改善やバリアフリーに対する
基本的事項や理念をとりまとめ、より多くの方と共有することを目的に作成しました。
社会におけるバリアフリー状況を理解し、京都大学吉田キャンパス本部構内での
現状を整理することに加えて、バリア・ポイントを顕在化、京都大学としての理念や
指針など目指すべき方向を提言としてレポートにとりまとめ、全学にむけて発信するこ
とで、より良い大学環境づくりを目指しています。
キャンパスアクセシビリティレポート
障害学生支援ルームではWebsiteやFacebookでも情報発信を行なっていま
す。イベントのお知らせ等、随時更新をしています。
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