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卒業研究論文 執筆のてびき (2007 年度版) 高知女子大学社会福祉学部 教務委員会

卒業研究論文 執筆のてびき - u-kochi.ac.jpfukushi/pdf/2007soturontebiki.pdf · 3.卒論研究発表会 執筆した卒業論文について、じっくりと見直し考え直す機会を持つと同時に、まとめた卒論につい

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卒業研究論文

執筆のてびき

(2007 年度版)

高知女子大学社会福祉学部

教務委員会

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CONTENTS

Ⅰ はじめに..................................................................................................................................2

1

Ⅱ 執筆の方法..............................................................................................................................2

Ⅲ 発表会について.....................................................................................................................3

Ⅳ 卒論中間発表会におけるポスター資料の作成と提出................................................4

Ⅴ 調査の実施にあたって........................................................................................................5

資料

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Ⅰ はじめに

4回生に課している卒業研究論文は、大学での学びや体験をふまえ、自らの研究としておおよそ 1年間かけて取り組みます。

卒業研究論文の作成は、まず、問題意識を整理することから始まります。それを論文の研究課題へ

焦点化し、研究課題に相応しい研究対象、研究方法を検討し用います。さらにその結果を分析し、自

分の結論を導くことになります。なお、わからないことはゼミ担当教員に相談してください。 研究活動は、簡単な作業ではありません。計画通りに進まないこともあると思いますが、卒業研究

論文に取り組むプロセスからかけがえのないものを学ぶことができるはずです。

Ⅱ 執筆の方法

1. 提出する原稿は、未発表のものに限る。

2. 本文(図表、脚注、文献一覧を除く)の字数は、概ね 20000 字以上を目安とする。

3. 提出の締め切りは、毎年 12 月のあらかじめ学部教務委員会が定めた日時とする。

平成 19 年度の卒業研究論文提出締め切り日 12 月 20 日(木)17:00 とする。

4. 執筆にあたって

1) 個人による発表を原則とするが、研究の内容によっては共同研究を認めることがある。

2) 原則としてパソコンで作成し、縦置きA4 版用紙に横書きで、1600 字(40 字×40 行)で片

面印刷した原稿を2部提出する。

3) 原稿は、左 30 ミリ、右 20 ミリ、上下 30 ミリのマージンをとり、下から 15 ミリ、左右か

ら 10~12 センチ(ページのほぼ中央)のところに通しページ数を付す(表紙、中表紙は除

く)。

4) 提出する原稿には、表紙、中表紙、背表紙をつける。なお、表記方法については、別掲の

例(フォーム4~6)に従うこと。

5) 表紙、中表紙には、①タイトル、②学籍番号、③氏名、④指導教員名を記入する。

6) 提出に際しては、中表紙と本文をA4 ファイルに綴じたものを2部提出すること。またその

際、卒論の本文及び図表を収録した記録媒体(FD、MO、CD-Rのいずれか)も、あわせて提出

すること。

7) 原稿及び記録媒体は、学部教務委員会があらかじめ定めた日時までに、池キャンパス事務

室へ提出すること。

5. 文章の形式は、口語体、常用漢字を用いた新仮名づかいを原則とする。脚注や文献引用の記

述形式は、「日本社会福祉学会機関誌『社会福祉学』投稿規定[引用法]」を用いること。

→ http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssw/pages/policy2.pdf

6. 提出原稿に利用したデータや事例等について、研究倫理上必要な手続きを経ていることを本

2

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3

文または注に明記すること。

7. その他、卒業研究論文の執筆や研究倫理上の必要に応じて、学部教務委員会が協議を行う。

Ⅲ 発表会について

卒業論文の発表会(年 3 回実施)は、学生がゼミ担当教員の指導だけでなく、複数の社会福祉学部

の教員の指導を受ける機会をつくり、幅広い視点をもてるようにすることを目指す。

したがって、各々の学生が、各発表会を目標として計画的に卒業論文に取り組み、研究方法の適切

な指導を受け、完成度を高めること。また、発表会を活用して、プレゼンテーションの方法も学習す

ること。なお、フォームは学部ホームページからダウンロードすること。

1.卒論構想発表会

学生それぞれが、計画性を持って研究に取り組むことを意識化すると同時に「これから自分がしよ

うとしていること(卒論計画)」を明確に分かりやすく発表する。

1) 開催日・場所 2007 年 5 月 9 日(水)・5 月 16 日(水)体育館横中講義室

2) 発表レジュメの様式 A4 1枚から2枚(フォーム1)

3) 発表内容 別掲様式(フォーム1)を参考にする。

2.卒論中間発表会

研究計画に従って、どのように研究が進んでいるのか、集めたデータから、何が見えてくるのか

(結論の予想)などをきちんと提起する(たとえ分析中であっても「結果」について「卒論研究発表

会で発表します」というような発表は認めない)。「今やりつつあること」を明確に発表する。

1) 開催日 2007 年 10 月を予定(別途通知)

2) 発表形式 ポスター発表とする。A1 2枚以内(詳細は次項「Ⅳ 卒論中間

発表会におけるポスター資料の作成と提出」参照)

3) 提出書類 ①発表用のポスター(当日掲示用)

②別掲様式(フォーム2)で作成したレジュメ(配布資料集用)

3.卒論研究発表会

執筆した卒業論文について、じっくりと見直し考え直す機会を持つと同時に、まとめた卒論につい

て分かりやすく発表する。

1) 開催日 2008 年 2 月を予定(別途通知)

2) 発表レジュメの様式 A4 1枚から2枚(フォーム3)

3) 発表内容 別掲様式(フォーム3)を参考にする。

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Ⅳ 卒論中間発表会におけるポスター資料の作成と提出

卒論中間発表会のポスター発表で使用する資料について、以下の要領で作成し、全員が指定した日

時に提出すること。また、特別な理由がない限り、学部に備え付けの大判プリンターを使用して、資

料を作成すること。

1.資料の内容及び書式について

1)資料の内容及び項目は、本てびきに掲載されている、「フォーム2:中間発表会レジュメ」の

内容・項目を網羅すること。発表用ポスターについては、このフォームと同一ではない。発表用

資料については以下に述べる。

2)資料の作成は必ずパソコンを使用すること。また、使用するソフトは、PowerPoint とし、「配

布資料」形式で資料を作成すること。また、1頁に収めるスライドは9枚(3 行×3 列)を上限

とする。

3)資料に用いる文字のフォントは、24 ポイント以上とすること。

4)白黒で作成すること。ただし、写真およびグラフが掲載されている資料については、その部分

のみカラーを認める。

2.資料の印刷について

1)大判プリンターでの印刷は、発表者一人につき、A1版用紙※2枚までとする。なお、再度の

印刷は、一切認めない。

※ A1 版用紙とは、新聞紙見開き 1 枚の大きさ。

2)印刷は、資料の提出日時に教員が行なう。それ以外での印刷依頼は、一切、受け付けない。ま

た、学生による大判プリンターの操作は、一切、認めない。

3)大判プリンターを使用しない学生は、学生自習室やゼミ室の機材、私有の機材などで、各自印

刷すること。

3.資料の提出について

1)資料の提出は、フロッピーディスク、CD-R、USB メモリーのいずれかの記録媒体を使用し、電

子データで行なうこと。

2)データ形式は PowerPoint で提出すること。

3)提出する資料のデータ・ファイルには、「発表番号・氏名(ゼミ名)」のファイル名を付けて

おくこと。 (例)10・井上真央(住友ゼミ)

4)提出するデータ・ファイルは、提出前に必ずウイルス・チェックをしておくこと。

5)提出後の資料の差し替えは、一切、認めない。

6)大判プリンターを使用しない学生も、必ず提出すること。

7)資料の提出日時および場所は掲示にて指定する。

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Ⅴ 調査の実施にあたって

一般に調査を行う場合、調査対象者(組織も含む)に対して、調査依頼書(フォーム7参照)や調

査の概要(目的、対象、方法等)、倫理的配慮の内容(収集したデータの使用目的・範囲を卒論研究に

限定すること等)を明文化し 1、同意を得なければならない(調査対象者に必ず文書(依頼文(フォ

ーム8参照)など)を提示して,説明をおこない,調査協力者の同意を得る)。 1.研究倫理審査について

卒業論文執筆のための調査で、「人を対象とする研究」すべての研究は、「高知女子大学社会福

祉研究倫理専門審査に関する規程」(巻末資料参照)による社会福祉研究倫理専門審査委員会の審

査を受けて承認を得なければ、データ収集に着手してはならない。また、同委員会の指示する手順

に従って調査の依頼・同意を得る必要があるので,掲示などを注意のこと。 巻末の「高知女子大学社会福祉研究倫理専門審査に関する規程」および「高知女子大学研究倫理

審査要項」をよく読んでおくこと。

5

学 生

社会福祉研究倫理専門審査委員会

審査 申請

結果通知

図 「研究倫理審査」の流れ

2.「調査依頼書」送付について

依頼文の内容は、調査対象者や調査内容によって異なる。依頼文を投函する前段階として、調査

先・調査対象者とよく協議し,内諾を得た上で、依頼文を作成・投函する必要がある。 基本的には、ゼミ担当教員と相談しながらすすめていくことになるが、調査依頼書送付手続きは

以下の手順で行う。

1 卒論構想発表会で用いたレジュメをもとに、調査先・調査対象者にわかりやすいよう加筆・修正

したもの。

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↓↓社会福祉研究倫理専門審査委員会の承認を得られた場合↓↓

6

ゼミ担当教員

学 生

事 務

卒業研究 論文指導

依頼書送付の手続き

を依頼する

学部長の承認後、依頼書を送付する 図 「調査依頼書」送付手続(下)の流れ

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資 料

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(フォーム1:構想発表会レジュメ)

卒論構想発表会 (No.1)

学籍番号 氏 名 指導教員名

テーマ

研究の背景,研究目的

<研究の背景>

<研究目的>

8

研究の意義

☆記載のポイント

・ テーマに関する動向が記されていること

・ テーマについてこれまでにどれだけの研究の積み重ねがあ

るか、どのような未解決の問題が残っているかが記されて

いること

※上記2つを明確に区分して、それぞれもれなく記載すること

☆記載のポイント

・ <研究の背景>を受けて,本研究では何を明らかにするか

が記されていること

・ テーマとの整合性をつけた内容を記すこと

高知女子大学 社会福祉学部

☆記載のポイント

・ <研究目的>を達成すると、テーマに関してどのような貢

献・寄与ができるかを記すこと

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卒論構想発表会 (No.2)

方 法

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作業計画

☆記載のポイント

・ 研究テーマと研究目的にふさわしい方法が採用されている

かを記すこと

倫理的配慮(「人を対象とする研究」の場合)

☆記載のポイント

・ 具体的で簡潔に

・ いつまでに何をするかを意識する

こと

☆記載のポイント

・ 説明と同意の方法を記すこと

・ プライバシー保護

・ データの管理 など

文 献(列記しきれない場合は主要なもの)

高知女子大学 社会福祉学部

☆記載のポイント

・ 優先される文献を絞ること

・ 著者のABC順に並べること

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(フォーム2:中間発表会レジュメ)

卒論中間発表会 (No.1)

学籍番号 氏 名 指導教員名

テーマ

目 的

10

☆記載のポイント

・ テーマに関する動向が記されていること

・ テーマについて,これまでにどれだけの研究の積み重ねがあるか、

どのような未解決の問題が残っているかが記されていること

※上記2つを明確に区分して、それぞれもれなく記載すること

方 法

☆記載のポイント

・ 研究テーマと研究目的にふさわしい方法が採用さ

れているかを記すこと

作業状況

☆記載のポイント

・ 上記の「目的」「方法」について,構想発表時から中

間発表会までにおこなってきたことを簡潔に記すこ

高知女子大学 社会福祉学部

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卒論中間発表会 (No.2)

結 果(進行中も含む)

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☆記載のポイント

・ 収集したデータを分析し,その結果(進行中を含む)を記す

こと

・ 文献レビューはここに記さないこと

考 察(進行中も含む)

☆記載のポイント

・ 「結果」(進行中を含む)について検討・吟味したことを記

すこと

・ 「結果」(進行中を含む)から、これまでの諸説とどのよう

に異なっているか、新しい発見は何か、新たな問題が提起さ

れたか、残された課題は何かなどが記されていることが望ま

しい

文 献

☆記載のポイント

・ 優先される文献を絞ること

・ 著者のABC順に並べること

高知女子大学 社会福祉学部

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(フォーム3:研究発表会レジュメ兼卒論要旨)

卒業研究発表会・卒業研究論文要旨 (No.1)

学籍番号 氏 名 指導教員名

テーマ

目 的

12

☆記載のポイント

・ テーマに関する動向が簡潔に記されていること

・ テーマについて,これまでにどれだけの研究の積み重ねがある

か、どのような未解決の問題が残っているかが記されていること

方 法

☆記載のポイント

・ 研究テーマと研究目的にふさわしい方法が採用されているかを

記すこと

結 果

☆記載のポイント

・ 収集したデータを分析し,その結果を記すこと

高知女子大学 社会福祉学部

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卒業研究発表会・卒業研究論文要旨 (No.2)

考 察

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☆記載のポイント

・ 「結果」について検討・吟味したことを記すこと

・ 「結果」から、これまでの諸説とどのように異なっている

か、新しい発見は何か、新たな問題が提起されたか、残さ

れた課題は何かなどが記されているとよい

結 論

☆記載のポイント

・ 「目的」「方法」「結果」「考察」を受けて,最終的にこの研

究で言えることを簡潔に記すこと

文 献

☆ 記載のポイント

・優先される文献を絞ること

・著者のABC順に並べること

高知女子大学 社会福祉学部

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(フォーム4:A4ファイル表紙の作成例)

A4 ファイル表紙

5cm

9~10cm

タ イ ト ル -サブタイトル-

5cm 5cm

平成○○年度

高知女子大学社会福祉学部卒業研究論文

005099 池 花子

(指導教員 高知 太郎)

5cm

9~10cm

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(フォーム5:本文中表紙の記載例) (フォーム6:A4ファイル背表紙の記載例)

A4 本文中表紙 A4 ファイル背表紙

2cm

タ イ ト ル

-サブタイトル-

平成○○年度

高知女子大学社会福祉学部卒業研究論文

005099 池 花子

(指導教員 高知 太郎)

2cm

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(フォーム7:調査協力依頼Ⅰ/大学→調査対象団体宛)

○○第○○号

平成○○年○○月○○日

○○○○○○○施設

施設長 ○○ ○○ 様

高知女子大学社会福祉学部

学部長 前山 智

卒業研究論文への調査の協力依頼について(依頼)

○○の候、貴職におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

常日頃より、何かと本学の教育活動に対しまして、ご指導・ご鞭撻をいただき心より御礼申し

上げます。

さて、別紙に示します本学社会福祉学部○年生 ○○ ○○ が現在、本学教員 ○○ ○○

の指導のもと、「 (卒論テーマ) 」 をテーマに卒業研究論文に取り組んでおり

ます。

つきましては、貴施設職員 △△△△ 様を対象にした調査(例示:インタビュー調査)を計

画しております。別紙のとおり研究の概要資料を添付いたしますので、研究の趣旨をご理解いた

だき、ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。なお、△△様にはご内諾をいた

だいておりますことを申し添えます。

本研究は、高知女子大学社会福祉研究倫理専門審査委員会の承認を得ております。

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(フォーム8:調査協力依頼Ⅱ/調査者→調査対象個人宛)

平成○○年○月○○日

○○ ○○ 様

高知女子大学社会福祉学部 4 年 ○○ ○○

卒業研究論文への調査協力のお願い ○ ○の候、皆様方におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。 私は、高知女子大学社会福祉学部4回生の○○○○と申します。卒業研究論文では、「 (卒論テ

ーマ) 」というテーマの研究に取り組んでいます。研究にあたって、( 具体的な対象者の特徴) 」

からお話を伺い、参考にさせていただけたら幸いだと考え、今回このようなお願いをさせていただく

こととなりました。 聞き取り調査にあたっては、個別にお話を( 具体的時間 )お聞きしたいと思っています。その

際には、調査対象の方の名前など個人情報は漏らさないこと、お聞きした情報はこの卒業論文以外で

は使用しないこと、調査対象の方が論文に使用されたくない内容を使わないことを厳守いたします。

調査場所につきましては、ご協力して頂く方の希望に出来る限り添う形をとらせて頂きたいと思って

おります。また、よろしければ調査の際、記録のために聞き取りの様子をカセットテープに録音させ

ていただければ幸いです。 なお、本研究は、高知女子大学社会福祉研究倫理専門審査委員会の承認を得ております。

調査をさせていただく際には、以下のような内容について質問させていただきたいと考えておりま

す。 (具体的な質問項目の例) など

何かとお忙しいとは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

<連絡先> 学生氏名 ○○ ○○ (携帯)***-****-****

(自宅)***-***-**** 指導教員 ○○ ○○ 高知女子大学社会福祉学部

〒781-0111 高知県高知市池2751-1 ○○研究室 電話 ***-***-****

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高知女子大学社会福祉研究倫理専門審査に関する規程

(趣旨)

第1条 高知女子大学(以下,「本学」という。)社会福祉学部および大学院人間生活学研究科社会

福祉領域,健康生活科学研究科社会福祉学領域の学生及び教員が行う社会福祉領域における研究等に

ついて,研究の倫理に関する事項を審議し,実施するため,社会福祉研究倫理専門審査委員会(以下,

「委員会」という。)を設置する。

(所轄事項)

第2条 委員会は,次の各号に掲げる事項を行う。

(1) 高知女子大学研究倫理審査委員会が行う倫理審査に先だって行う専門審査の実施

(2) 高知女子大学研究倫理審査要項に定める研究倫理審査の対象でない研究で,人を対象とする研究

についての簡易審査の実施

(3) 社会福祉領域における研究等の倫理基準のあり方など,社会福祉領域における研究倫理に関する

事項の審議

(4) 前3号に付随する事項の審議および実施

2 前項第2号による簡易審査については,別に定める。

(組織および構成員)

第3条 委員会は,次の各号に掲げる委員3人以上5人以内で組織する。

(1) 本学大学院人間生活学研究科社会福祉領域担当専任教員 1人

(2) 本学社会福祉学部専任教員 若干人

2 前項第1号の委員と第2号の委員を兼務することはできない。

(委員長・副委員長)

第4条 委員会に委員長及び副委員長を置く。

2 委員長及び副委員長は,第3条第1号及び第2号の委員のうちから委員の互選によって選出する。

3 副委員長は委員長を補佐し,以下の各号に該当する場合はその職務を代行する。

(1) 委員長に事故あるとき

(2) 委員長が審査対象となる研究等の代表者または共同研究者となったとき

4 委員長,副委員長がともに審査対象となる研究等の代表者または共同研究者となったときは,委

員長が委員の中から指名した者が委員長の職務を代行する。

(委員の任期)

第5条 委員の任期は2年とする。ただし,再任を妨げない。

2 委員に欠員が生じた場合に補充する委員の任期は,前任者の残任期間とする。

(委員会の会議)

第6条 委員長は委員会の会議(以下「会議」という)を招集し,その議長となる。

2 会議は,委員の3分の2以上の出席がなければ開くことができない。

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3 会議の議事は,出席した委員(議長を除く)の過半数によって決する。ただし,可否同数の場合

には,議長が決する。

4 委員会は,審議にあたって,申請者の出席を求め,申請内容等の説明を受けることができる。

5 委員会は,学識経験者に出席を求め,その意見を聴くことができる。

6 委員が審査対象となる研究の代表者または共同研究者となったときは,この委員を当該研究の審

査に関わる議事の審議から除く。この場合,委員長は委員会の同意を得て,当該議事の審議のみにか

かわる委員を補充することができる。

(審査の申請及び結果の通知)

第7条 研究等に関する倫理審査を申請する者(以下,「申請者」という)は,倫理審査申請書,研

究計画書または公表計画書その他高知女子大学研究倫理審査委員長があらかじめ指定した書類を委員

長に提出しなければならない。

2 倫理審査申請のあった研究等について,社会福祉領域以外の領域での審査を行うことが適当と委

員会が認めた場合,委員長は申請者と申請の取扱いについて協議するものとする。

3 委員長は,審査経過および審査結果を申請者に書面によって通知しなければならない。また,不

承認または条件付き承認の場合は書面にその理由を併記しなければならない。

(異議)

第8条 申請者は,審査の結果に異議があるときは,委員長に再審査を求めることができる。

(高知女子大学研究倫理審査委員長への報告)

第9条 委員長は,以下の事項を,第1号については審査後すみやかに,第2号については定期的に

高知女子大学研究倫理審査委員長に報告するものとする。ただし,第2条第2号に定める簡易審査の

報告は除く。

(1) 委員会が倫理審査の結果承認した研究等に関する審査経過および審査結果

(2) 委員会の倫理審査全般に関する審査経過および審査結果に関する概要

(守秘)

第 10 条 委員会は,審査の経過および結果を原則として公表しない。

2 委員会の委員および委員会の求めに応じて委員会の会議に出席した者は,審査の中で知り得た事

項を法令で定められている場合または裁判所の命令による場合など正当な理由なく他にもらしてはな

らない。委員を退任した後も同様とする。

(事務)

第 11 条 委員会に関する事務は,池事務室において処理する。

(委任)

第 12 条 この規程に定めるもののほか,委員会の運営に関し必要な事項は,委員長が委員会の議を経

て別に定める。

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附則

1 この規程は,平成 19 年4月1日から施行する。

2 この規程の制定時に委員会の委員となった者の任期は,第5条の規定によらず,平成 20 年 3 月末

日までとする。

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高知女子大学研究倫理審査要項

1.研究倫理審査の対象となる研究

以下の要件を満たす研究は、審査による承認を得て高知女子大学長の許可を得なければ実施するこ

とができない。

1)本学の専任教員が本学において行う研究、または、本学の専任教員の指導のもとで学生、研究生、

委託生が行う研究であって、以下のいずれかの倫理指針の適用範囲に含まれると判断されるもの

ア)臨床研究に関する倫理指針(平成 15 年 7 月 30 日、厚生労働省)

イ)疫学研究に関する倫理指針(平成 14 年 6 月 17 日、文部科学省・厚生労働省)

2)1)の研究で、実施の許可を得た研究計画を変更する場合

2.研究倫理審査委員会(以下、委員会という。)

委員会は以下の委員で構成する。

・学部長、評議員から 4 人

・本学事務職員から 1 人

・学外の有識者 2 人

研究倫理審査委員(以下、委員という。)の任期は 2 年とする。

委員会の長(以下、委員長という。)は委員の互選により選出する。

委員会の会議の定足数は委員の過半数とする。

審査の判定は、委員長を含む出席委員の全員の同意を原則とする。

3.審査の手順

(1)領域別研究倫理審査委員会による審査

学長に対して審査を申請する研究計画については、原則としてあらかじめ当該研究計画の対象領域

毎に設置した領域別研究倫理審査委員会による審査を受けてその承認を得ることとする。ただし、領

域別研究倫理審査委員会を設置していない領域の研究計画に関わる審査については、この限りではな

い。

領域別研究倫理審査委員会の構成や運営等については、領域毎に別に定める。

(2)研究倫理審査委員会による審査

(2-1)通常審査

委員会の審査は原則として下記の手順によって行う。

1)研究責任者(原則として本学専任教員)は、本学学長に対して審査の申請を行う。

2)学長は、委員会に審査を付議する。

3)委員長は、(2-2)に定める迅速審査の場合を除いて、委員会を開催し、審査を行う。

審査の結果は、承認、条件付き承認、不承認、非該当のいずれかとする。

4a)審査の結果が承認又は条件付き承認の場合:

委員長は学長にその結果を報告する。

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学長は、申請書に対し研究実施の許可(条件付き承認の場合は、当該条件を付した許可)を与え

る。

4b)審査の結果が保留の場合

委員長は、その理由または承認のための付帯条件を付して、申請者に審査結果を通知する。

申請者は、必要な修正を行い、必要に応じて第 1 次審査を受けた後、委員長に対して再審査の申

請を行う(以下3)に続く)。

4C)審査の結果が不承認又は非該当の場合:

委員長はその理由を付して申請者に審査結果を通知する。

(2-2)迅速審査

以下のいずれかの場合には、委員会の審査にかえて、委員長及び委員長が指名した委員 1 人以上の

協議によって、審査結果を決定することができる。

ア)研究対象者に対して 小限の危険を超える危険を含まないもの

イ)保留の場合の再審査において、承認のための付帯条件が軽微なもの

ウ)実施の許可を得た研究計画を変更する申請であって、その変更が軽微なもの

エ)本学が共同研究機関となる共同研究であって、研究代表者が所属する研究機関においてすでに

承認を得ている研究計画の審査

オ)審査体制が十分に整備されていると委員会が認めた領域別研究倫理審査委員会による審査にお

いて承認された研究計画の審査

迅速審査の結果は、審査を行った委員以外のすべての委員に報告する。

(3)異議申し立て

申請者は、審査結果に対し、理由を付して委員長に異議申し立てを行うことができる。

4.守秘義務等

委員(退任者を含む)及び委員会の求めに応じて意見を聴取された者は、審査を通して知り得た研

究内容や個人情報を他に漏らしてはならない。また、審査を通して知り得た事項を、申請者に無断で

自己の研究に利用してはならない。

5.適用

この要綱に規定のない事項については、研究内容に応じて、臨床研究に関する倫理指針又は疫学研

究に関する倫理指針に定めるところによるものとする。

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【別紙】研究倫理審査申請書記載事項

1)申請者の所属及び氏名

2)研究課題名

3)研究責任者(申請者と同一のこと)及び研究分担者(申請者の指導のもとで研究する者を含む)

4)共同研究機関名(共同研究機関がある場合)

5)研究の意義及び目的

6)研究計画(研究の方法及び期間を含む)

7)適用される指針の名称

8)研究における倫理的・社会的配慮に関する下記の事項のうち、対応する倫理指針において審査の

ために必要と判断されるもの

ア)被験者の選定方針

イ)当該研究に参加することにより期待される利益及び起こり得る危険並びに必然的に伴う不快な

状態、当該研究終了後の対応、当該研究に係る個人情報の保護の方法(被験者を特定できる場合の取

扱いを含む。)

ウ)インフォームド・コンセントのための手続き、インフォームド・コンセントを受けるための説

明事項及び同意文書

エ)当該研究にかかる資金源、起こり得る利害の衝突及び研究者等の関連組織との関わり

オ)当該研究に伴う補償の有無(当該研究に伴う補償がある場合にあっては、当該補償の内容を含

む。)

【被験者からインフォームド・コンセントを受けることが困難な場合】

カ)当該研究の重要性、被験者の当該研究への参加が当該研究を実施するに当たり必要不可欠な理

由及び代諾者等の選定方針

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卒業研究論文

執筆のてびき (2007 年度版)

発行 2007 年 4 月 18 日

編集 高知女子大学社会福祉学部

教務委員会

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