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業務生産性向上を狙うBPM活用事例と最新技術動向ご紹介 日本オラクル株式会社

業務生産性向上を狙うBPM活用事例と最新技術動向ご紹介 · 業務プロセス管理(bpm) モデリング、実行、評価というサイクルで、業務プロセスを継続的に最適化することで、

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業務生産性向上を狙うBPM活用事例と最新技術動向ご紹介

日本オラクル株式会社

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved.

Agenda

外部環境変化に伴うBPMの必要性

国内製造業様によるBPM活用事例紹介

Oracleにより提供するBPMソリューション

2

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 3

外部環境変化への対応に伴う、業務生産性の低下

厳しい市場環境

リーマン・ショックBRICsの台頭顧客ニーズの多様化消費の冷え込み他

目的

• 競争力の維持

• 市場機会の創出

• 顧客ニーズの捕捉

• コストの最適化

施策

• 企業合併/統合

• 事業の多角化/売却

• 新市場への進出

経営/事業

変化対応力

事象

• 業務プロセスの複雑化

• 人材の流動化

• 丌明確なボトルネック

• 情報の増加/分散

結果

• 間接業務比率の増加

• 業務回転率の低下

• 業務品質の丌均一化

オペレーション

業務生産性

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 4

業務生産性の低下が及ぼす影響

商品毎に受注登録画面が異なるために、例えば顧客情報の複数回入力が必要となる。

登録作業が煩わしく生業務産性を低下させていることに加え、データの誤入力も多い。

例外処理に要する間接業務コストも課題だか、納期遅延は大きな問題だ。

開通予定日に関する問合せに即答できないことが顧客満足度を低下させている可能性がある。

合併後の現在は、かつては別企業の商品だったサービスを複合させた商品を構成、販売している。

サービス単体ではなく、商品全体の開通作業の進捗を把握するのに多大な時間を要する。

商品点数の増加に伴い、修理サービス業務の作業効率/質が低下している。

社員の経験/ノウハウに頼ったオペレーションでは、これ以上の効率化は望めないと考えている。

また新人が入社してから戦力になるまでに多くの時間を要することも、現在の業務の課題だ。

収益力の向上を実現するためには、融資業務の業務回転数を向上させる必要がある。

しかし、書類、電話、メールに頼った属人的な業務オペレーションのため、生産性の向上が難しい。

情報収集、伝達、システムへのデータ入力などの作業に要する時間と労力の解消が急務だ。

業務生産性の低下は、収益の低下を引き起こすことのみならず、顧客満足度の低下(競争力の低下)、間接コストの増加を招く可能性を含む

エピソード: サービス業のお客様

エピソード: 通信業のお客様 エピソード: 製造業のお客様

エピソード: 金融業のお客様

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顧客管理 営業 /マーケティング

商品企画 生産 在庫管理 /物流

経理 / 人事

企業組織

業務生産性を低下させる原因

業務プロセス 生産計画

オーダー管理(営業/受注/納品)

品質保証&返品管理

SFA Product LMSInv

MGMTB2B

product SCM product DB ERPCRMERP MES

• 組織、システムの狭間に存在するオペレーション(メール、電話、他)の属人化

• 複数システムに情報が分散していることによる、付帯業務(検索、入力、他)の増加

• 類似業務プロセスが複数存在することによる、オペレーションの複雑化

• 業務プロセス全体の丌可視性による、ボトルネック検出の困難化

業務プロセスが複数の組織/システムを横断していることによる弊害

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品質管理プロセス

エンタープライズインフラストラクチャサービス

(ポータル、SOA、IDRS、LDAP、EAI、電子メール、ITの運用)

顧客管理

営業

マーケティング 製品計画 製造

在庫管理

流通 経理、人事

SFA Prodict LMS

Inv MGMT

B2Bproduct

ERP.

SCMproducti

nfo.

MES

DB ERPCRM

エンタープライズインフラストラクチャサービス

(ポータル、SOA、IDRS、LDAP、EAI、電子メール、ITの運用)

解決策の方向性

顧客管理 営業

マーケティング

商品企画 生産 在庫管理/

物流

経理/人事

企業組織

生産計画

オーダー管理(営業/受注/納品)

品質保証&返品管理

業務プロセス

SFA Product LMS

Inv MGMT

B2Bproduct

ERP

SCM product

MES

DB ERPCRM

業務プロセスの

• 自動化 : 複数システムへのデータ入出力、他部門への情報伝達を自動化

• 標準化 : 複数存在する類似プロセスを標準化、統合

• 可視化 : システム/組織を横断した業務プロセス全体の可視化

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BPMの採用によるメリット

業務プロセスの進捗をタイムリーに把握することで、異常時における迅速な改善策の実施を可能にし、業務サービスレベルを維持、向上させる

組織/システムをまたいだ業務プロセスをシステム化することで、仕事/情報の受け渡しを迅速化させ、確実性を向上させる

期待できる効果

業務プロセスの変更をGUIのツールによって容易に/迅速に行うことで、環境変化への対応力を向上させ、企業競争力の維持を容易にする

• コスト削減

• 業務回転率/ROI向上

• 経営資源の有効活用

• 業務品質向上

• 納期遅延リスクの低減

• 業務ボトルネック検出

• コンプライアンス強化

• 事業活動の透明性向上

• Time to Market改善

• 新規チャネルへの迅速対応

• 競争優位性の維持

• 開発コストの最適化

生産性 可視性 柔軟性

業務プロセス管理(BPM)

モデリング、実行、評価というサイクルで、業務プロセスを継続的に最適化することで、ビジネスのパフォーマンスを管理および改善するための戦術。

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業務プロセス最適化の流れ

業務プロセス最適化サイクル

精度と速度の両立

改善策の実行システム化

業務遂行とモニタリング

評価/分析

改善策立案と意思決定

目標の確立 As-Is業務プロセスの把握改善箇所、課題/原因の特定改善策/To-Be業務プロセスの確立改善効果の定量化

現状分析と改善策の立案

BPM製品に求められる要件• 業務プロセスの資産化/可視化• 資産共有• シミュレーション/レポーティング

業務プロセスのシステム化周辺システムとの連携 オペレーション画面の構築 システム・ボトルネックの特定と改善

システム設計と開発、検証

BPM製品に求められる要件• プロセスの設計、開発• システム連携、画面開発• プロセス実行• 品質管理、テスト

業務プロセスの実行プロセス進捗の管理例外の検知/処理状況に応じたオペレーション変更

オペレーション実行と監視

BPM製品に求められる要件• プロセスの統制、自動実行• モニタリング• アラーティング• 柔軟なプロセス変更(承認者変更、タスク割当、他)

統計値と目標値との比較課題抽出課題影響分析改善検討の意思決定

業務評価と課題抽出

BPM製品に求められる要件• 統計情報の可視化• ボトルネック分析• 原因追求、問題の切分け

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業務プロセス最適化の流れ

業務プロセス最適化サイクル

精度と速度の両立

改善策の実行システム化

業務遂行とモニタリング

評価/分析

改善策立案と意思決定

目標の確立 As-Is業務プロセスの把握改善箇所、課題/原因の特定改善策/To-Be業務プロセスの確立改善効果の定量化

現状分析と改善策の立案

BPM製品に求められる要件• 業務プロセスの資産化/可視化• 資産共有• シミュレーション/レポーティング

業務プロセスのシステム化周辺システムとの連携 オペレーション画面の構築 システム・ボトルネックの特定と改善

システム設計と開発、検証

BPM製品に求められる要件• プロセスの設計、開発• システム連携、画面開発• プロセス実行• 品質管理、テスト

業務プロセスの実行プロセス進捗の管理例外の検知/処理状況に応じたオペレーション変更

オペレーション実行と監視

BPM製品に求められる要件• プロセスの統制、自動実行• モニタリング• アラーティング• 柔軟なプロセス変更(承認者変更、タスク割当、他)

統計値と目標値との比較課題抽出課題影響分析改善検討の意思決定

業務評価と課題抽出

BPM製品に求められる要件• 統計情報の可視化• ボトルネック分析• 原因追求、問題の切分け

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業務プロセス改革プロジェクト

事例:大手製造業様

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業務プロセス改革プロジェクト

背景・課題未曽有の経済危機により生産量激減

既に丌採算事業の売却や大規模人員削減を決定したが、更なるコスト削減が必要

根本的な業務の見直しが必要

業務プロセス改革プロジェクトの目的現状、ヒト中心に動いている間接業務プロセスの合理化を断行

間接業務にかかわる人的工数を大幅に削減

対象領域すべての間接業務(製造間接、経理などサポート業務)

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指示書・台帳類

既存システム機能

組織・ロール

ゴール・KPI

ロール

As-Isプロセス(BPMN)

定性分析定量分析

To-Beモデル案

As-Isプロセス

調査シート

As-Isモデル整理

データモデル

アプリ機能

As-Isプロセス分析

整理後As-Isプロセス

課題一覧

事前に準備する情報

As-Isプロセス分析

To-Beプロセス設計

効果試算

Enterprise Management

Enterprise ManagementPlanning and Performance ManagementPlanning and Performance Management

Operations

Field ServiceField Service

SupportSupport

Procurement Product DesignProcurement Product Design ProductionProduction

Operations Support

MarketingMarketing Order FulfillmentOrder FulfillmentSalesSales

Financial Control

and Reportingand Reporting

Program

ManagementCash Management

Financial Control

and Reporting

Program

ManagementCash Management

RewardDevelopmentDeploymentRecruiting RewardDevelopmentDeploymentRecruiting

具体的な効果が期待できる場合だけIT実装へ

As-Isプロセス分析からTo-Beプロセス設計の流れ

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プロセス改革取り組み例

As-Isプロセス分析の作業内容

プロセス分析は大きく定量分析と定性分析に分けられる

定量分析によって、プロセスのボトルネック領域を識別する

定性分析によってボトルネック領域の課題を抽出する

Step2 : 定性分析

ボトルネック領域に対して、定性分析の評価ポイントを適用し課題を抽出する。マトリックス分析によってプロセスモデルだけでは気づきにくい課題を抽出する。

Step1 : 定量分析

プロセス全体に対して、シミュレーションを実行。プロセスのどこがボトルネックになっているか識別する

As-Isプロセスのシミュレーション

ボトルネック領域の識別

評価ポイントの適用

マトリックス分析(アクティビティ x データ)

(アクティビティ x 組織)

など

気づき

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プロセス改革取り組み例

To-Beプロセス設計の作業内容

To-Beプロセス設計は、モデリングと効果試算(シミュレーション)を何度か繰り返しながらモデルの精度を上げていく

Step2 : 効果試算

As-Isプロセス分析と同じ条件で、To-Beプロセスに対してシミュレーションを実行する。

As-IsとTo-Beとの比較によって効果を確認する

Step1 : モデリング

As-Isプロセス分析で抽出した課題について、下記ステップで解決策を適用する

① 自動化候補を別レーンに移動

② 並列化など、他の評価ポイントを適用

To-Beプロセスのシミュレーション

効果試算の結果によってモデルを見直す

自動化候補の移動

P2.1.7 自動化対象プロセス

基月スケジュールに沿って毎月実行

2.1.1a生産計画収

2.1.1b設備情報収

2.1.2入力データ

整理

2.1.3負荷検証実

行 指示

2.1.4実行結果判

負荷率 >= 100%?2.1.9

定型報告書保管

2.1.10定型報告書

提出承認する?

Yes

2.1.1cフロー情報

収集

D2.1.9負荷検証

Input

出力する入力を提供する

P2.1.5 ファイルサーバD2.1.1

中期計画

D2.1.2基準月次生...

P2.1.6 負荷検証ツール(ローカル)

D2.1.5定型報告書

D2.1.10負荷検証

Output

D2.1.10負荷検証

Output

2.1.3a負荷検証実

出力する

P2.1.4 D-Link

D2.1.3作業指示書

D2.1.6フローデ

ータ

L2.1.3 ID熊本第一製造部

L2.1.2 製造管理課

L2.1.1 設備技術1~3課

P2.1.1 ID熊本

L2.1.3 ID熊本第一製造部

L2.1.2 製造管理課

L2.1.1 設備技術1~3課

2.1.6対策検討

2.1.7定型報告書

作成

2.1.8確認会開催

実施する?

No

Yes

2.1.5対策検討実

施判断

D2.1.5定型報告書

出力する

読み取る

基月スケジュールに沿って毎月実行

2.1.1a生産計画収

2.1.1b設備情報収

2.1.2入力データ

整理

2.1.3負荷検証実

行 指示

2.1.4実行結果判

負荷率 >= 100%?

2.1.6対策検討

D2.1.1中期計

D2.1.2基準月次生...

D2.1.3作業指示書

P2.1 設備生産性・負荷検証管理業務 To-Beプロセスモデル

2.1.7定型報告書

作成

No

2.1.8確認会開催

2.1.9定型報告書

保管

2.1.10定型報告書

提出

実施する?

No

Yes

D2.1.5定型報告書

承認する?

No

Yes

2.1.5対策検討実

施判断

Yes

2.1.1cフロー情報

収集

D2.1.6フローデ

ータ

設備能力調査表

D2.1.7保設デ

ータ

D2.1.8MTデー

D2.1.7保設デ

ータ

D2.1.8MTデー

読み取る読み取る

読み取る読み取る 読み取る

D2.1.5定型報告書

出力する

出力する

D2.1.9負荷検証

Input

出力する入力を提供する

D2.1.10負荷検証

Output

読み取る

読み取る

読み取る

D2.1.10負荷検証

Output

2.1.3a負荷検証実

出力する

並列化など他の施策を適用

0

2

4

6

8

10

12

14

系列1

系列2

As-Is、To-Beの比較

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Success Story

業務プロセスの資産化による共通コミュニケーションツールの確立

定量分析による改善箇所の特定

チェックポイントと改善策の精度

投資対効果(予測)の定量化PO

INT

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1. 意思疎通の正確性

2. To-Beモデル策定期間

3. プロジェクト方法論

業務プロセスの最適化を実現するうえでの課題

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メタデータの共有 共通リポジトリ

業務分析/リエンジニアリングモデリングツール

システム実装/開発開発ツール

自動生成/同期

1.意思疎通の正確性確保

モデリング・ツール⇔開発ツール間での情報伝達を自動化

課題 : 業務部門とシステム部門間におけるコミュニケーション齟齬

解決策 : モデリングツールと開発ツールの成果物自動共有、変更自動反映

価値 : 手戻りの予防による、プロジェクト遅延リスクの最小化

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•マーケティング

•営業•受注実施•顧客サービス•サプライ・チェーン計画•製品管理•購買

•材料管理と流通• Project and Grant Management•財務管理と財務報告•現金/資金管理•固定資産管理•企業情報管理•人員配置

通信業•製品ライフサイクル管理•設置•保証•課金

保険業•保険金請求

公益•製品管理•課金/収益管理•営業•受注実施•顧客サービス

金融•財務管理

流通・小売業

•営業

•調達

•在庫管理

•財務管理と財務報告

業種特化型ビジネス・プロセス

業種共通ビジネス・プロセス

2.ToBeモデル策定期間

事前定義されたプロセス・テンプレートの提供

課題 : To-Beモデルの策定に多大時間な時間を要する

解決策 : ベスト・プラクティスの活用、Fit&GapによるToBeプロセス策定

価値 : プロジェクト期間の短縮、効果/メリットの早期享受

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 19

19

目的・ゴールの確認

現状分析・評価

BPM導入計画策定

ビジネスバリュー

試算最終報告

1W 2W 3W 4W

マイルストーン

進め方

キックオフ セッション#1 セッション#2 セッション#3 最終報告

現状把握

• ビジネス環境

• ビジネス課題

• IT環境

• IT課題

分析と評価

BPM導入計画策定

• 成熟度調査

• 課題の解決策検討

• 優先順位

ビジネス・バリュー試算

• アーキテクャー策定

• ロードマップ策定

• ROI算出

最終報告書

• エグゼクティブ・サマリー

• システム化実施対象

• プロジェクト計画策定

エグゼクティブ・コミットメント獲得

• 目的とゴール

• 仮説

• 実際の取組みの進め方

※セッションの進め方、内容はお客様のケースによって異なります

3.プロジェクト方法論

プロジェクト・ノウハウと成果物テンプレートの提供

課題 : プロジェクトをどこから、どのように進めていけば良いのかが丌明確

解決策 : 過去プロジェクトのベスト・プラクティス、成果物テンプレートの活用

価値 : プロジェクト期間の短縮、投資対効果の明確化

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 20

お客様とのワークショップ(ディスカッション)を中心にビジネス課題を解決するシステム像を確定させ、本格的検討を進めるためのステップ

アセスメント・サービス

ご提供いただく情報 成果物(例)

To-Beシステムアーキテクチャ

※成果物・体制は目的やお客様の状況に合わせて調整可能です

効果試算 導入ロードマップ

推進体制

体制

• ご検討範囲と期待効果

スコープ例:

- 顧客サービスの時間短縮

- 共通業務の統合によるコスト削減

• 既存環境

•対象スコープのシステム概要

•開発・運用標準

•体制(構築・運用)

•既存システム化計画

どの領域を対象にするか?(業務プロセス x 製品 x 地域)

To-Beビジネスプロセス

成熟度モデル

お客様

• IT責任者様

• 検討スコープの業務責任者様

• 既存システムご担当者様

• IT標準化責任者様

オラクル

• SOAアーキテクト

• 検討業務領域のエキスパート

3.プロジェクト方法論

(補足)アセスメント・サービスの進め方と成果物

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 21

業務プロセス最適化の流れ

業務プロセス最適化サイクル

精度と速度の両立

改善策のシステム化

業務遂行とモニタリング

評価/分析

改善策立案と意思決定

目標の確立 As-Is業務プロセスの把握改善箇所、課題/原因の特定改善策/To-Be業務プロセスの確立改善効果の定量化

現状分析と改善策の立案

BPMに求められる要件• 業務プロセスの資産化/可視化• 資産共有• シミュレーション/レポーティング

業務プロセスのシステム化周辺システムとの連携 オペレーション画面の構築 システム・ボトルネックの特定と改善

システム設計と開発、検証

BPMに求められる要件• プロセスの設計、開発• システム連携、画面開発• プロセス実行• 品質管理、テスト

業務プロセスの実行プロセス進捗の管理例外の検知/処理状況に応じたオペレーション変更

オペレーション実行と監視

BPMに求められる要件• プロセスの統制、自動実行• モニタリング• アラーティング• 柔軟なプロセス変更(承認者変更、タスク割当、他)

統計値と目標値との比較課題抽出課題影響分析改善検討の意思決定

業務評価と課題抽出

BPMに求められる要件• 統計情報の可視化• ボトルネック分析• 原因追求、問題の切分け

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved.

Agenda

外部環境変化に伴うBPMの必要性

国内製造業様によるBPM活用事例紹介

Oracleにより提供するBPMソリューション

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Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 23

Oracle BPM Suite 11g

オラクルが提供するBPMソリューション全体アーキテクチャー

SCA統合実行環境ポリシー管理

Optimized binding

HumanWorkflow

(+AMX, AG, Orgn)

Business Rules

Oracle Service Bus

JCAベース共通接続基盤

Repository

管理コンソール+BPMNスクリーン

BAM

Mediator

ワークスペース MS Office

BPMNプロセスモデルの共有/同期

BPA

BPMN 2.0, BPEL

エンドユーザ・オペレーション画面ブラウザ経由で業務ユーザのプロセス・カスタマイズを可能に

プロセス・コンポーサー

プロセス分析

Proc Cubes

統合開発ツールJDeveloperBPM Studio

プロセス・ポータル(WebCenter)

BPEL BPMN

統合メタデータ管理

Oracle BPM Suite 11gではパフォーマンスの向上、管理作業の効率化を実現するためにBPM、及びその周辺コンポーネントの実行環境を統合化

プロセス・コア・エンジン

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 24

1. 開発生産性

2. 動的プロセスの構築

3. オペレーション画面の変化対応力

4. 複数画面によるオペレーションの複雑化

5. 業務プロセスの変化対応力

6. 障害原因追求に要する作業コスト

業務プロセスの最適化を実現するうえでの課題

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 25

課題 : システム環境の複雑化による、開発生産性の低下

解決策 : 複雑性を隠蔽し、システム全体を俯瞰した開発を可能とする統合開発環境

価値 : 開発生産性の向上、人的ミスの低減

システム(SCA)視点での開発JDeveloper SOAコンポジット・エディター

•製品コンポーネント共通の統合開発環境

•一括デプロイ、一括バージョン管理

プロセス視点での開発JDeveloper:プロセス開発環境 BPM Studio

ドリルダウン・ドリルアップ

1.開発生産性

システム環境の複雑性を隠蔽した統合開発環境

ドラッグ&ドロップによるシステム・デザイン/構築

ドラッグ&ドロップによるプロセス・モデリング/構築

システム構成部品(SCAコンポーネント)

プロセス構成部品

ドラッグ&ドロップによる関連付け

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 26

課題 : 状況に応じて動的に変化する業務プロセスの構築困難性

解決策 : ビジネス・ルール・エンジンと統合された開発環境の提供

価値 : 開発生産性の向上、業務プロセスの変化対応力向上

ビジネスルールエンジン/リポジトリ

(ビジネス・ルールの例)・ 顧客の年収が100万円未満の場合は取締役の承認が必要

・ 65歳以上の顧客全員に10%の値引を適用

・ 遅延支払をした顧客には次回の購入に2%の追加手数料を加算

データの妥当性チェック

承認、委任ルートの動的変更

プロセスの動的ルーティング

Activity guide player manages

screen flow – it seamlessly

navigates the user from the

screen for one Level 2

process to anotherand

updates the case screens to

show task status

Level 1

Process

Phase 1 Phase 2 Phase 3 ..

Level 2

Processes for

each phase

Activity guide player

(using human workflow)

PendingOffer contractPhase 3

PendingCustomer acceptancePhase 2

CompleteCustomer registrationPhas e1

Sales Process: Case 12000

Case Status

Activity guide player manages

screen flow – it seamlessly

navigates the user from the

screen for one Level 2

process to anotherand

updates the case screens to

show task status

Level 1

Process

Phase 1 Phase 2 Phase 3 ..

Level 2

Processes for

each phase

Activity guide player

(using human workflow)

PendingOffer contractPhase 3

PendingCustomer acceptancePhase 2

CompleteCustomer registrationPhas e1

Sales Process: Case 12000

Case Status

サービスの動的選定/結合

JDeveloper ビジネス・ルール設定画面ディシジョン・テーブルによる宣言的定義

2.動的プロセスの構築

ビジネス・ルール・エンジンの利用による動的プロセスの構築

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課題 : 業務データ項目の変更に伴う画面再構築に要する時間/労力

解決策 : データ・モデル連動型フレームワークによる開発生産性向上

価値 : プロジェクト期間の短縮、改善効果/メリットの早期享受

データ項目のドラッグ&ドロップによる画面開発フォーム画面開発環境

自動生成されるタスク閲覧/承認画面Workspace

追加されたデータ項目

テキスト・フォームの追加

3.オペレーション画面の変化対応力

データ・モデル連動型画面構築フレームワーク

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 28

課題 : 複数システムの画面/情報を用いるオペレーションの複雑化

解決策 : オペレーションに必要な関連システム画面/情報の統合表示

価値 : 業務生産性向上、人的ミスの解消、トレーニング・コスト軽減

4.複数画面によるオペレーションの複雑化

オペレーション単位の統合オペレーションUI

統合オペレーション画面基盤WebCenter

• データの多重入力の解消

•情報を探す時間/労力の解消

•画面ナビゲートによる業務オペレーションの容易化

タスクが終了したら、次のタスク画面へナビゲート

次のタスク処理に必要な情報を他システムから収集して表示

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 29

課題 : 簡単なプロセス変更であっても、迅速に対応できない

解決策 : 専門知識を必要としないプロセス変更画面の提供

価値 : 業務プロセス/意思決定フロー変更の迅速化

業務ユーザによるプロセス変更を可能にするプロセス・コンポーサー

ブラウザからのアクセス

プロセス変更例

• 承認フローへの承認者追加

• タスクの臨時割当

• 承認フローの変更

• タスクの委任

• 他

直感的な操作によるプロセス変更

5.業務プロセスの変化対応力

業務ユーザのカスタマイズを可能にするGUI

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課題 : ログ情報が散在している為、障害原因追求に多くの時間を要する

解決策 : ログ情報の統合と、統合管理画面の提供

価値 : 障害復旧時間の最小化と、原因追及に要する労力の軽減

プロセス

ヒューマンワークフロー

メディエータ

ビジネスルール

外部サービス

プロセス管理画面へのドリルダウン

システム構成部品を横断する一貫したログ追跡統合管理ツール:Oracle Enterprise Manager

システム構成コンポーネント

を横断したトラッキング

各コンポネント管理画面へのドリル・ダウン(例:BPM)

プロセス管理画面

6.障害原因追求に要する作業コスト

直感的なトラッキングを可能にする統合管理機能

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本日お伝えしたこと

Oracleは、お客様のプロセス改革を支援することが可能です

継続したBPRによる企業競争力の維持を支援

業務プロセスの資産化と改善効果の定量化

投資対効果の最大化とプロジェクト失敗リスクの低減

成功体験に基づいたBPM推進/設計メソドロジー

開発生産性の向上と保守・運用作業の軽減

BPMに必要な機能を包括的に提供。複雑化するシステム環境を隠蔽する単一アーキテクチャ

プロジェクトリスクの低減と投資対効果の最大化

Oracleの提供するBPMアプローチ

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OTN×ダイセミ でスキルアップ!!

※OTN掲示版は、基本的にOracleユーザー有志からの回答となるため100%回答があるとは限りません。ただ、過去の履歴を見ると、質問の大多数に関してなんらかの回答が書き込まれております。

Oracle Technology Network(OTN)を御活用下さい。

・一般的な技術問題解決方法などを知りたい!・セミナ資料など技術コンテンツがほしい!

一般的技術問題解決にはOTN掲示版の「データベース一般」をご活用ください

http://otn.oracle.co.jp/forum/index.jspa?categoryID=2

過去のセミナ資料、動画コンテンツはOTNの「OTNセミナー オンデマンド コンテンツ」へ

http://www.oracle.com/technology/global/jp/ondemand/otn-seminar/index.html

※ダイセミ事務局にダイセミ資料を請求頂いても、お受けできない可能性がございますので予めご了承ください。ダイセミ資料はOTNコンテンツ オン デマンドか、セミナ実施時間内にダウンロード頂くようお願い致します。

Copyright© 2010, Oracle. All rights reserved. 33

OTNセミナー オンデマンド コンテンツ期間限定にて、ダイセミの人気セミナーを動画配信中!!

ダイセミのライブ感はそのままに、お好きな時間で受講頂けます。

※掲載のコンテンツ内容は予告なく変更になる可能性があります。期間限定での配信コンテンツも含まれております。お早めにダウンロード頂くことをお勧めいたします。

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