12
第4学年2組体育科学習指導案 平成18年10月31日(火)第5校時 校庭 児童数 男子15名 女子20名 計35名 指導者 立 道 義 明 1 単元名 ポートボール(ゲーム) 2 運動の特性 (1)一般的特性 ○コート内で攻守入り交じってボールを扱い、ゴールにシュートして得点を競い合うゲームである。 ○相手を抜きながらパスをつなぎ、味方のゴールマンにシュートすることが楽しい運動である。 ●技能が低い児童は、パスやシュートがうまくいかず、ボールに触れるチャンスが少なく十分楽しさにふれ ることができない。 (2)児童から見た特性 ①楽しさの要因 ・ボールをたくさん触ってシュートを決めたい。 ・チーム内で互いの動きを見合ったり、教え合ったりしてよりよい動きや技能を習得したい。 ・他のチームに勝つために、作戦を工夫したい。 ②遠ざける要因 ・特定の児童にボールを支配され、ボールに触ることができない。 ・パスがもらえない。 ・ゲームの中でパスが回らない。 ・ボール操作がうまくできない。 3 児童の実態 ①一般的実態 男女とも運動好きな児童が多い。毎日朝マラソンに取り組み、行間休みには外遊びをよくする。男子はサッカ ーやドッヂボール、女子もドッヂボールや鉄棒をやっている。放課後は、校庭でサッカーや野球などして遊ぶ児 童が多い。しかし、あまり外に出たがらず、友だちとおしゃべりしたり、絵を描いたりしている児童も数人いる。 平成17年さいたま市の新体力テスト平均値と本学級児童の平均値との比較(平成18年5月実施) 握力 kg 上体起こし 長座体前屈 反復横跳び 20mシャトル ラン 回 50m 立ち幅跳び ボール投げ m さいたま市 4 年女子 13.69 16.54 33.95 35.76 32.22 10.06 137.45 11.30 2組女子 13.50 17.87 40.82 40.39 35.05 9.83 143.58 12.92 評価 × さいたま市 4 年男子 14.43 17.64 30.49 38.06 42.16 9.78 146.82 19.05 2組男子 12.90 22.81 35.03 43.17 46.85 9.71 141.64 20.79 評価 × × 《考察》 おおよそ男女ともさいたま市の平均値を上回っている。女子は、「長座体前屈」「反復横跳び」「50m 走」な どの、柔軟性、俊敏性、走力に優れ、ボールハンドリングに必要な「握力」筋力に課題があることがわかる。 男子は、「上体起こし」「長座体前屈」「反復横跳び」などの、筋持久力、柔軟性、俊敏性に優れ、「握力」「立ち 幅跳び」筋力、跳躍力に課題があることがわかる。

第4学年2組体育科学習指導案第4学年2組体育科学習指導案 平成18年10月31日(火)第5校時 校庭 児童数 男子15名 女子20名 計35名 指導者 立

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第4学年2組体育科学習指導案 平成18年10月31日(火)第5校時 校庭 児童数 男子15名 女子20名 計35名 指導者 立 道 義 明

1 単元名 ポートボール(ゲーム) 2 運動の特性

(1)一般的特性 ○コート内で攻守入り交じってボールを扱い、ゴールにシュートして得点を競い合うゲームである。 ○相手を抜きながらパスをつなぎ、味方のゴールマンにシュートすることが楽しい運動である。 ●技能が低い児童は、パスやシュートがうまくいかず、ボールに触れるチャンスが少なく十分楽しさにふれ

ることができない。 (2)児童から見た特性 ①楽しさの要因 ・ボールをたくさん触ってシュートを決めたい。 ・チーム内で互いの動きを見合ったり、教え合ったりしてよりよい動きや技能を習得したい。 ・他のチームに勝つために、作戦を工夫したい。 ②遠ざける要因 ・特定の児童にボールを支配され、ボールに触ることができない。 ・パスがもらえない。 ・ゲームの中でパスが回らない。 ・ボール操作がうまくできない。 3 児童の実態

①一般的実態 男女とも運動好きな児童が多い。毎日朝マラソンに取り組み、行間休みには外遊びをよくする。男子はサッカ

ーやドッヂボール、女子もドッヂボールや鉄棒をやっている。放課後は、校庭でサッカーや野球などして遊ぶ児

童が多い。しかし、あまり外に出たがらず、友だちとおしゃべりしたり、絵を描いたりしている児童も数人いる。 平成17年さいたま市の新体力テスト平均値と本学級児童の平均値との比較(平成18年5月実施)

握力

kg

上体起こし

長座体前屈

反復横跳び

20mシャトル

ラン 回

50m 走

立ち幅跳び

ボール投げ

m

さいたま市 4年女子 13.69 16.54 33.95 35.76 32.22 10.06 137.45 11.30

2組女子 13.50 17.87 40.82 40.39 35.05 9.83 143.58 12.92

評価 × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

さいたま市 4年男子 14.43 17.64 30.49 38.06 42.16 9.78 146.82 19.05

2組男子 12.90 22.81 35.03 43.17 46.85 9.71 141.64 20.79

評価 × ○ ○ ○ ○ ○ × ○

《考察》 おおよそ男女ともさいたま市の平均値を上回っている。女子は、「長座体前屈」「反復横跳び」「50m 走」な

どの、柔軟性、俊敏性、走力に優れ、ボールハンドリングに必要な「握力」筋力に課題があることがわかる。

男子は、「上体起こし」「長座体前屈」「反復横跳び」などの、筋持久力、柔軟性、俊敏性に優れ、「握力」「立ち

幅跳び」筋力、跳躍力に課題があることがわかる。

②この単元に関わる実態 1 学期のゲーム領域では「ベールボール型ゲーム」を行っている。キャプテンを中心に準備運動や練習に取り

組んだり、試合中に男女で教え合ったりする姿が見られた。友だちとのかかわり方に課題があり勝敗に対して正

しい態度を取ることができない児童がいたが、ふり返りの場面では、チームメイトのがんばっているところや他

のチームのがんばっている所に気づくことができる児童も数名いた。また、チームメイトへの声かけを指導し、

仲間から応援してもらうと、「やる気が出て自分の力が発揮できそう」と気づき始めている。 体育、ゲームに関する意識調査は下記のとおりである。(平成18年9月5日実施) Q1 あなたは、体育が好きですか? Q2 あなたは、ボールを使った運動が好きですか? 〈男子〉 〈女子〉 〈男子〉 〈女子〉

Q3 あなたは、どんなボールを使った運動が好きですか?(複数回答)

〈男子〉 〈女子〉 Q4 ボールを使ったゲームが「楽しい」と感じるときはどんなときですか?(複数回答) 《男子》 《女子》

93%

7%0%

0%

74%

21%

5% 0%

86%

14%

0%

0%

68%

21%

11% 0%

7

9

12

0

2

4

6

8

10

12

14

サッカー

バスケ(ポートボール)

ハンドベースボール

系列1

5

14

11

0

2

4

6

8

10

12

14

16

サッカー

バスケ(ポートボール)

ハンドベースボール

系列1

・試合に勝った(10)・試合でかつやくできた(9)・力いっぱい運動できた(10)・作戦がうまくい

った(6)・みんなと協力できた(7)・自分がうまくなった(3)・ボールにたくさんさわった(9)

・しっかりめあてを持つことができた(6)・先生や仲間にほめてもらった(4)・仲間がはげましてくれ

た(4)・その他( )

・試合に勝った(11)・試合でかつやくできた(9)・力いっぱい運動できた(9)・作戦がうまくいっ

た(9)・みんなと協力できた(12)・自分がうまくなった(8)・ボールにたくさんさわった(8)

・しっかりめあてを持つことができた(4)・先生や仲間にほめてもらった(6)・仲間がはげましてくれ

た(6)・その他( )

好き

どちらかといえば好き

どちらかといえばきらい

きらい

Q5 ボールを使ったゲームが「楽しくない」と感じるときはどんなときですか?(複数回答) 《男子》 《女子》 《考察》 以上の結果から、ボール運動について「好きですか」という質問に対し、男女とも好きと答えている児童が多

い。「試合に勝つこと」がボール運動の楽しみと考えている児童もいるが、勝敗だけでなく仲間と協力し合えるこ

とを望んでいる児童も多い。また、「チーム内で文句がでる」ことが「試合に負ける」以上に楽しくないと感じる

児童が多いことがわかる。 4 教師の指導観

○ポートボールの学習を通して児童に身につけさせたいこと (1)学級集団意識 ポートボールにかかわらず、一人ではゲームは成り立たない。また、一人の能力だけでシュートを決めるこ

とは困難である。仲間がプレーしやすいようにおとりのような自己犠牲的な動きや思いやりあふれたチームワ

ークがとても大切になる。仲間同士教え合いながら練習したり、作戦を考えたりしてシュートを決めることを

目指す中で、学級集団意識を高めさせたい。チームで協力し合って取り組むことを通して肯定的な人間関係を

築いていきたい。 (2)自己肯定感 ゲームやボール運動は比較的児童が好む領域である。しかし、勝敗にこだわるために、チーム機能が高まら

ず、数人の運動能力の高い児童だけでゲームが展開されることがある。そのため、ゲーム中一度もボールに触

れない低位の児童が見られてしまう。慣れの運動やドリルゲームで個人技能を高め、タスクゲームで集団技能

を高めることで、どの子もゲームで活躍できるようにし、「自分も活躍できる!」と自己肯定感を高めさせてい

きたい。

5 研究テーマとのかかわり

研究テーマ 友だちと教え合いながらボール運動できる子を育てよう

〈研究の視点〉 視点1 友だちと教え合える学習資料の工夫 視点2 技能を効果的に高める場の工夫 視点3 仲間との豊かな関わり合いを生む活動の工夫

・試合に負けた(6)・試合でかつやくできなかった(4)・ボールにあまりさわれなかった(4)

・作戦がうまくいかなかった(1)・力いっぱい運動できなかった(4)・チーム内で文句が出た(9)

・みんなと協力できなかった(4)

・その他( ない(2) )

・試合に負けた(7)・試合でかつやくできなかった(5)・ボールにあまりさわれなかった(10)

・作戦がうまくいかなかった(5)・力いっぱい運動できなかった(7)・チーム内で文句が出た(12)

・みんなと協力できなかった(11)

・その他( ない(1) )

〈研究の視点に基づいた手だて〉☆期待できる効果 ■留意事項 視点1 技能を高める動きや技のポイントがわかる学習資料の作成 ①児童一人ひとりの動きがわかる学習ノートを作成する。 ・個人技能に関わるポイントや、ゲームでの動き方、作戦の例、ゲーム中の言葉かけなど、学習ノートを

使って友だちに教えることができるようにする。 ○ゲーム中の言葉かけ

ボールを運んで攻め・シュートするには

何で 状況 言葉 意図 ~フリー マークされていない味方をさがしてパスができるように

する ~の前 動いている人の走るコースを予測してその前にパスがで

きるようにする パスするには

スペース あいているスペースにパスが出せるようにする Vカット マークをはずしてパスをもらう スペース あいているスペースに動く パスをもらう フォロー 相手にボールを奪われそうで、それを防ぐ

パスをもらった後 シュート・パス

ドリブル

シュートすることが第1優先、シュートできなかったら

パス、ドリブルをする キープ ボールをキープしてチャンスを待つ

パス

パスをもらった後

何もできないとき バックパス 一度後ろに下げてから、再度攻撃できる ゴール見て ゴールマンへ正確なシュートができる シ ュ ー

ト シュートするとき

ガード外して ガードマンにシュートを止められないようにする 攻撃を防ぐには

ガード パスを出しづらくする パスをする パスカット パスカットして自分のボールにする

パス

パスをもらう ~マーク パスを出せないようにする 外へ ドリブルしている相手がパスを出せないようにして外に

追い込んでいく ド リ ブ

ル ドリブルしている

逆サイド 逆サイドがフリーにならないようにする。 シ ュ ー

ト シュートする ブロック 手でブロックしてシュートコースをつぶす

ゲーム中のチーム全体に関する声かけ 攻撃 「開いて」 「立て」 「クロス」 守備 「マーク」 「バック」

○パスをもらうためのよい位置・よい動き

【シュートできる位置】

【よい位置】 ◇マークをはずしてフリーの位置 ◇破れの位置

【よい動き】

◇Vカットの動き ◇スピード変化

②コンピュータの活用を図る。

ゲーム中における3人の戦術的な動きを パソコン画面で確認できるようにする。

☆目指す動きや技能の理解を図り友だちにポイントを教えることができる。 ■実態を把握し、活用しやすい資料を作成する。

・斜線部に一気に走り込む。 ・フェイントを入れる。 (Vカット、スピード変化) ・味方の胸をめがけてパスする。 ・走っている味方の2~3m前にパスする。 ・変化をつけたパス(山なり、バウンド)

ゆっくり

ゆっくり

ゆっくり

ゆっくり

はやく

はやく

はやく

はやく

はやく

視点2 児童一人ひとりの動きがわかるタスクゲーム ①パス&シュートといった戦術的学習内容を段階的に習得できるように課題ゲームを設定する。 【リードマンゲーム】

☆課題解決への見通しをチーム共通で図れ、児童一人ひとりの役割に応じた声かけができる。 ■戦術的学習内容を段階的に習得できる課題ゲームを設定する。

視点2 休み時間の練習 ・休み時間に練習できるように、用具を貸し出したり練習ゾーンを設置したりする。 【サークルハンド】3on3 ☆教え合いながら運動経験を増やすことができる。 ■教師も一緒に関わり、子どもの伸びを称賛できる場にする。

ガードマン

ゴールマン

プレーヤの動き パス オフェンス ディフェンス

リードマン

(ねらい) ・ボールをサイドに出して攻撃することで、コート

を広く使ったゲームができる。 (手だて) ・タスクゲームとして2・3・4・5時に実施する。 ・オープンコートゲームにつなげるために、同じ人

数のリードマン 1 人、オフェンスマン2人の3対

3で実施する。 (留意点) ・リードマンを使ってボールを運ぶと、安全に早く

ボールを運べることを理解させる。 ・オフェンス時は、リードマン(ボールを運ぶ人)

より前を味方が走っていれば、攻撃しやすいこと

を理解させる。

(ねらい) ・パスを受けられるようにする動き方を身につけることを

ねらいとする。 (手だて) ・兄弟チーム3on3で行う。 ・はじめは、ボールをカットしない消極的ディフェンスを行う。

・慣れてきたら、ボールカットをねらう積極的ディフェンスを行う。

(留意点) ・パスでつないだ方が、シュートを打つチャンスが増えることを理解させる。

・ミニコーンでコートを作り、味方同士で行う。 ・ドリブルは使わず、パスのみで行う。 ・サークル内には3秒以上いられない。 ・5回以上連続でパスをつなげるようにする プレーヤの動き

パス オフェンス ディフェンス

視点3 肯定的な人間関係を生み出す子ども同士の声かけやコミュニケーション ①チームに勢いをつける仲間への肯定的な声かけを指導する。

<成功したら> ・「ナイスパス」「ナイスシュート」「ナイスドリブル」 <失敗したら> ・「ドンマイ!ドンマイ!」「大丈夫、大丈夫」「OK OK」 ②チームワークを高める行動様式を適用する。 コミュニケーションスキルが不十分である今日の子どもたちには、仲間が肯定的に関わるような儀式行

動を多く実践させることが大切であると考え、「ナイス」「ドンマイ」「ハイタッチ」を学級の合い言葉にす

る。 ○挨拶-握手-ファイトコール-挨拶-握手 これらの中で、特にファイトコールを重視し、オリジナルのコールを考えさせる。

(ファイトコールの例) ①手つなぎ型 ②肩組型 ③手合わせ型 など

☆子どもたちの関わり合いが増し、取り組む意欲が高まる。 ■失敗した児童を攻めるのではなく、温かく励ましている児童を称賛する。 ■失敗した仲間を責めなかったり協力し合ったチームにはチームワーク賞として評価する。

6 単元の目標

(1)パスをつないで、コートを広く使ったゲームやシュートができるようにする。 (技能) (2)互いに協力し、役割を分担して練習やゲームができる。勝敗を競う楽しさを味わうと共に、公正な態度で

ゲームや審判ができる。また、ゲームを行っている場所、用具の準備や後片付けなど安全に気をつけた行

動ができるようにする。 (態度) (3)自分のチームのよさを生かした作戦をたてることができるようにする。 (学び方)

7 評価規準(◎十分満足できる・○おおむね満足できる) 運動への関心・意欲・態度 運動についての思考・判断 運動の技能

◎仲間と協力し合い、ゲームの楽しさ

や喜びを味わいながら、進んで取り

組もうとする。 ◎ルールやマナーを守り、勝敗を素直

に認めようとする。 ○互いに協力して用具の準備を行っ

たりして、安全に練習やゲームをし

ようとする。 ○ルールやマナーを守り、勝敗に対し

て正しい態度を取ろうとする。

◎チームの特徴を知り、作戦を立

てたり、ルールを工夫したりし

ている。 ○自分のチームのよさを生かし、

作戦を立てている。 ○作戦を意識してゲームをしてい

る。

◎ポートボールについて、パスを

つないでゲームすることができ

る技能を身につけている。 ○ルールを理解し、ゲームの中で

作戦を生かした動きやパス、シ

ュートができる。

8 単元の計画(8時間扱い) (1)単元の取り上げ方:ボール運動(中学年) 運動 学年 第3学年 第4学年 ハンドボール(3年)ポートボール(4年) 12時間 8時間

ラインサッカー 8時間 8時間 ハンドベースボール 7時間 5時間

(2)学習過程

(3)学習と指導・評価 段階 学習のねらい・活動 指導・評価(指導○ 評価◆) 評価方法 は

め 45分 ×

1 学習のねらいを知り、単元の見通しを持

つ。 ・健康観察 ・学習のねらい ・単元の流れ ・授業の約束 2 チーム編制をする。 ・チームの役割を分担する 3 準備運動・慣れの運動の方法を知る。 4 試しのゲームをする。 5 学習カードや資料の活用方法を知る。

○学習のねらいとポートボールの学び方を

具体的に理解できるようにする。 1学習ノートの活用 ○チームの力が均等になるように編制する。 ○慣れの運動のやり方を理解させる。 ○授業の約束について理解させる。 1学習ノートの活用 ○試しのゲームを通し、基本的なルールやマ

ナーを理解させる。 ◆学習のねらいや単元の進め方、授業の約束

を理解しようとする。【関】

観察 聞き取り

時間 1 2 3 4 ⑤ 6 7 8

集合・整列・服装点検・健康観察・挨拶・準備運動・慣れの運動(ドリルゲーム)

めあての確認

(オリエンテーション)

・学習のねらいを知り単

元の見通しをもつ

・チーム編成

(4~5×2を4チーム)

・準備運動、慣れの運動

の方法を知る

・試しのゲームをする。

・学習カードの使い方を知

る。

・タスクゲーム

(リードマンゲーム)

・ゲーム

(オープンコートゲーム)

・ゲーム①

(オープンコートゲーム)

・作戦・練習

・ゲーム②

(オープンコートゲーム)

5 10 15 20 25 30 35 40 45

整理運動・後片付け・まとめ・次時の予告・挨拶

(ねらい②) チームのよさを生かした作戦を立ててゲームを楽しもう。

(ねらい①) タスクゲームのやり方を身につけ、いろいろなチームとゲームを楽しもう。

フレンドリーマッチ チャンピオンズリーグ

プレシーズンマッチ

か 45分 ×

ねらい① 1 健康観察・服装確認・挨拶をする。 2 準備運動をする。 3 ドリルゲームを行う。

・30秒パス ・ドリブルリレー

4 本時のめあての確認をする。 5 タスクゲームを行う。 6 ゲームの反省や作戦練習をする。 7 元になるゲームを行う。 8 学習のまとめ

○本時のねらいや流れを確認させる。 ○意欲的に取り組んでいる児童を称賛する。 ○ポートボールのゲームにつながる技能を

身につけさせる。 ○ポートボールのゲームにつながる動き方

を身につけさせる。 1動きの声かけ

○サイド攻撃が有効であることをつかませ

る。 2タスクゲーム ○チームでファイトコールをかけさせる。 3行動様式 3励ましの言葉 ○負けているチームには、積極的に関わり支

援する。 1コンピュータの活用 ○自分たちのよいところを生かせるように

支援する。 ○ゲーム中、仲間への適切な言葉がけができ

るように、学習資料の活用を心がけさせ

る。また、適切な言葉がけができている児

童を称賛する。 ○今日のゲームで友だちによく声をかけら

れた児童やがんばっていた児童について

発表させる。 ◆ルールを守って、進んでゲームをしようす

る。 【関】 ◆ルールを理解し、攻め方・守り方を理解す

ることができる。 【思】 ◆自分のチームや相手のチームのよさを見

つけようとしている。 【思】 ◆サイドにパスを出したり、サイドからパス

をもらったりすることができる。 【技】

観察 聞き取り 学習カード

タスクゲームのやり方を身につけ、いろいろなチームとゲームを楽しもう。

【基本的なルール】 ・4分-1分-4分 ・セルフジャッジ制 ・3対3 (リードマン1人 オフェンスマン2人) ・ゴールマンとガードマンは兄弟チームから ・サイドエリアへはリードマン以外が入ることは

できない。

【基本的なルール】 ・4分-1分-4分 ・セルフジャッジ制 ・3対3 (オフェンスマン3人) ・ゴールマンとガードマンは兄弟チームから ・全員得点は、ボーナス3点 ・ヘルドボールは交代でサイドボール

め 45分 ×

ねらい② 1 健康観察・服装確認・挨拶をする。 2 準備運動をする。 3 ドリルゲームを行う。 ・ドリパスリレー ・パス&シュート 4 本時のめあての確認をする。 5 作戦の確認、作戦練習を行う。 6 ゲーム①を行う。 7 作戦練習 8 ゲーム②を行う。 9 学習のまとめをする。

○前時にがんばっていた児童、学習カードへ

のよい言葉などを紹介し、運動への気持ち

を高める。 ○意欲的に取り組んでいる児童を称賛する。 ○めあてを確認し、ゲームに向けて気持ちを

高める。 ○チームごとにファイトコールをかけさせ

る。 3行動様式

○よい動きや仲間への声かけ、励まし合いを

している児童やチームを称賛する。 3励ましの言葉 ○自分のチームのよかった点や課題となる

点を出させる。 1コンピュータの活用

○作戦を生かし、全力で挑戦させる。 1動きの声かけ

○作戦を意識しているチームを認め称賛す

る。 ◆友だちと豊に関わり合いながらゲームを

することができる。 【関】 ◆パスをつないでシュートすることができ

る。 【技】 ◆作戦を立て、ゲームに生かしている。【思】

観察 聞き取り 学習カード

9 本時の学習指導(5/8時) (1)ねらい ①パスやドリブルを使って攻撃し、シュートすることができる。 (技能) ②ルールやマナーを守り、互いに教え合い、励まし合って試合を楽しみ、勝ち負けに対して正しい態度をと

ることができる。また、ゲームをする場所や用具など安全に気をつけることができる。 (態度) ③自分のチームのよさを生かした簡単な作戦を立てることができる。 (学び方) (2)準備 ①コートセット・・・ボール 得点版、カラーコーン ストップウオッチ

ポートボール台、ビブス、マーカーコーン ②学習セット・・・体育ノート、筆記用具 ③掲示資料・・・単元全体図、1時間の学習の流れ、技能のポイント図、練習例、声かけの例 ゲームのマナー、ゲームの基本ルール

チームのよさを生かした作戦を立ててゲームを楽しもう。

④その他・・・カセットデッキ、コンピュータ (3)本時の展開

段階 学 習 活 動 ○指導上の留意点 ★評価 導 入 7

1 集合、整列、挨拶をする。 2 準備運動・慣れの運動をする。 3 慣れの運動 (スキルアップゲーム)を行う。 ・30秒パス ・ドリブルリレー

○素早く集合し、元気のよい挨拶をできるようにする。 ○健康観察、爪の点検、服装の確認をし、けがの防止に努め

るようにする。また、見学者の確認をする。 ○各グループで声をそろえて、リズムよく準備運動を行うよ

うにする。特に指の運動はしっかり行わせる。 ○チームごとに立てためあてや個人のめあてを確認すると

共に前時に協力していたチームを称賛し意欲を高める。 ○30秒でできたパスの回数を記録しクラス全体で達成感

をもてるようにする。 ○ボールを見ないでドリブルができている児童を称賛する。 ★役割を分担し協力して練習に取り組むことができる。【関】 ★正確にすばやくパスやドリブルができる。【技】

展 開 33分

4 本時のねらいを確認する。 5 タスクゲームをする。 ・リードマンゲーム 6 ゲームの反省や作戦練習をする。 7 ゲーム①をする。

○サイド攻撃からシュートにつなげるようにする。 2タスクゲーム 1動きの声かけ

○ゲーム前にファイトコールを行わせ、チームの一体感、志

気を高めるようにする。 3行動様式

○チームワークを高められるように、失敗しても励ましの言

葉を書けている児童やチームを称賛する。 3励ましの言葉 ○係分担の仕事を協力して行うようにする。 ○ゲームが終わったら、味方からアドバイスさせるようにす

る。 ○練習した動きが理解できているか確認し必要に応じて助

言する。特に負けが込んでいるチームに留意し、雰囲気を

高めるとともに、資料を用いて具体的な作戦や練習を助言

する。 1学習ノートの活用 1コンピュータの活用 ○お互いの健闘をたたえあいながら、気持ちのよい挨拶を行

うようにする。 3行動様式

○負けたチームを中心に関わり、次に勝つためにはどんな練

習をすればよいかを考えさせるようにする。 ◆教え合い、励まし合いながらゲームしようとする。【関】

ねらい① タスクゲームのやり方を身につけ、いろいろなチームとゲームを楽しもう

【基本的なルール】 ・4分-1分-4分 ・セルフジャッジ制 ・3対3 (リードマン1人 オフェンスマン2人) ・ゴールマンとガードマンは兄弟チーム

から ・サイドエリアへはリードマン以外が入

ることはできない。

◆サイド攻撃を生かしたゲームができる。【技】 ◆ポートボールをする場所や用具など安全に気をつけよう

としている。【関】 ◆自分のポジションの動きができ、練習したことをゲームに

生かすことができる。【技】

整 理 5

8 本時のまとめをする。 9 片づけをし、整理運動をする。 10 次時の確認と挨拶をする。

○よい動きをしている児童やチームを紹介することで、新た

なめあてを具体的にさせ、次時への期待をふくらませる。 ○進んで後片付けをすることにより、人の役に立つことの素

晴らしさを皆に広める。 ○けがの確認や励ましの言葉がけをする。 ○次時からチャンピオンズリーグになることを確認し、意欲

を高めるようにする。 ○気持ちのよい挨拶をする。 ◆次時の学習に意欲をもとうとする。【関】

【基本的なルール】 ・4分-1分-4分 ・セルフジャッジ制 ・3対3 (オフェンスマン3人) ・ゴールマンとガードマンは兄弟チーム

から ・全員得点は、ボーナス3点 ・ヘルドボールは交代でサイドボール