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Vo.02 平成29年9月 発行責任者 員弁組連研部会長 蓮成寺 藤田 智善 話し合い法座とは~連研ノートEより~ ・僧侶が一方的に話をする従来のスタイルとは異なり聞いたことやわからないことを日常生活の 疑問や悩みを通して確認し、自分の思いや体験など自分自身を語る場としていきましょう。 ・お互いが聞き取りやすいような距離感を大切に心がけましょう。 ・沈黙の時間も大切に。沈黙の時間もみなさんの心は動き、自分の思いを確認しているのです。 ・話し合うことは、聞き合うことです。 「恩徳讃」…親鸞聖人作のご和讃のひとつで、阿弥陀さまのご恩や先 達ご苦労のご恩に報いたいと強く思われた聖人のおこころが感じられ るご和讃を連研毎回の最後にご唱和しますので覚えておいてください。 「真宗宗歌」…研修会などでよく用いられる讃歌です。 仏教讃歌担当 明法寺坊守 木村京子さん 第2回目 初めての話 し合い法座

第2回目 初めての話 し合い法座inabeso.com/wp-content/uploads/2019/02/vol02-201709.pdfz 話し合い法座での意見 第 2 回 目 の ま と め A 会 場 三 十 名

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Vo.02平成29年9月発行責任者

員弁組連研部会長

蓮成寺 藤田 智善

話し合い法座とは~連研ノートEより~

・僧侶が一方的に話をする従来のスタイルとは異なり聞いたことやわからないことを日常生活の疑問や悩みを通して確認し、自分の思いや体験など自分自身を語る場としていきましょう。

・お互いが聞き取りやすいような距離感を大切に心がけましょう。

・沈黙の時間も大切に。沈黙の時間もみなさんの心は動き、自分の思いを確認しているのです。

・話し合うことは、聞き合うことです。

「恩徳讃」…親鸞聖人作のご和讃のひとつで、阿弥陀さまのご恩や先達ご苦労のご恩に報いたいと強く思われた聖人のおこころが感じられるご和讃を連研毎回の最後にご唱和しますので覚えておいてください。

「真宗宗歌」…研修会などでよく用いられる讃歌です。

仏教讃歌担当 明法寺坊守 木村京子さん

第2回目

初めての話し合い法座

Page 2: 第2回目 初めての話 し合い法座inabeso.com/wp-content/uploads/2019/02/vol02-201709.pdfz 話し合い法座での意見 第 2 回 目 の ま と め A 会 場 三 十 名

話し合い法座での意見

第2回目のまとめ

A会場三十名四班、B会場二三名三班、各

七~八名の七グループに分かれて話し合い

法座が開かれ、家族、健康、仕事、職場、

地域のことについて自分の言葉で語りそれ

をお互いに聞く法座となりました。

初めて会った皆さんが、それぞれの経験を

通して語られる言葉に深くうなずきながら

耳をかたむけてみえる姿が印象的でした。

連研は毎月の研修会だけが連続なのではあ

りません。連研で話し合われたことを日々

の暮らしの中で受けとめていくことが連続

の意味です。話し合ったこと聞いたことを、

是非家族の皆さんにもお伝えください。

そして手にして間もない連研ノートもこれ

からファイルされていく資料や連研だより

でだんだんと手になじんでいくように、仏

さまのみ教えと自分自身との距離も少しず

つ近づいていくことでしょう。

その手がかりとして、「幸せ」について

中学一年生千本恵都子さんが書いた「仏様

のお名前」という詩を紹介します。

仏様にお名前がたくさんあると聞き

ました。

「あみだ」という名前の仏様は、たく

さんの名前をもっています。それは、

いろんな働きをされるからです。

一番印象に残ったお名前は、平等覚と

いう名前です。

みんな一人残らず幸せにしてくれる。

そんな働きのお名前です。私も幸せに

していただきます。

・在宅療養中だった義兄と姉とともに外出をした。最後のドライブとなったが、中陰中の悲しみの反面、うれしい思い出となった。

・定年になった寂しさとともに、大きな区切りを迎えることができた充実感、よろこびを感じている。

・幸せうれしさの実感よりも、悲しいことの方が残っている。

・幸せの尺度は人それぞれと思う。

・月命日のお参りの後の家族での団らんの時間に幸せを感じている。

・苦労続きの生活であった母の「生まれてきて良かった」と言い残した生き様に励まされている。

・望んでいたことが達成すると満足するが、それが幸せかというとそうでもない。

・自分より家族が幸せを感じていることが幸せ。

・受験会場で子供の合格を知りとてもよろこんだが、近くには悲しんでいる親子もいるだろうと気づいた。