TOA株式会社企業説明会

2019年3月9日

2

目次

第一章：企業紹介

第二章：「音の報せる力」による「減災」への取り組み

第三章：中期経営基本計画のめざす姿

企業紹介

＜第一章＞

3

（2017年3月31日現在）

TOA株式会社（証券コード 6809）

神戸市中央区港島中町7丁目2-1

竹内 一弘

約 52億79百万円

約 441億80百万円

約 35億61百万円

国内4社、海外19社

連結3,161名、単体778名

東京証券取引所市場第1部

3,453万6,635株（単元株式数 100株）

業務用音響機器業務用映像機器の製造販売

社名

本社

代表取締役社長

資本金

売上高（連結）

経常利益（連結）

連結子会社数

従業員数

上場

発行済株式数

業務内容

（2018年3月31日現在）

4

TOAの企業価値

―― 人々が笑顔になれる社会をつくる ――

「笑顔」とは、単なる満足を超え、人々に

「安心、信頼、感動」という価値を提供することで

得られるもの。それを当社は、人々の集まりである

「社会」に対して実現いたします。

TOA株式会社とは？【会社概要】

5

音響82％

鉄道5％

映像

13％

・車両内放送設備・カメラ設備・表示機器、等

・防犯カメラ・録画機器、等

＊2018年3月期 期末 売上実績

・非常用放送設備

・ワイヤレスマイク

・会議システム

・天井埋込型スピーカー

TOA株式会社とは？【商品分野】

世界中の著名物件に採用実績

羽田空港国際ターミナル

ブルーモスク

防災用高性能スピーカー（東京都江東区）

東京都庁舎

大阪証券取引所

ウィンブルドン・テニスコート

福島競馬場

©JRA

京成バスターミナル運行支援システム

6

TOA株式会社とは？【納入事例】

TOA株式会社とは？【納入事例】

東京駅丸の内周辺でTOA製品が導入されているビル

7

納入率約80％

TOA株式会社とは？【納入事例】

東京駅丸の内周辺でTOA製品が導入されているビル

8

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

1949年 1950年 1954年 1960年 1965年 1969年 1970年 1975年 1977年 1980年 1985年 1990年 1995年 1997年 2000年 2005年 2010年 2016年 2017年

1934年（昭和9年）

神戸で「東亞特殊電機製作所」創業

1949年（昭和24年）

「東亞特殊電機株式会社」を設立

1997年（平成9年）

東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部に指定

1947年日本初「レフレックス型

トランペットスピーカー」

1954年 世界初「電気メガホン」

1969年日本初「非常用放送システム」

大阪証券取引所市場第二部へ新規上場

1977年（昭和52年）

連結決算

9

TOA株式会社とは？【歴史】

創業84年、数々の「世界初」「日本初」を生み出す

TOA株式会社とは？【競合】

大手電気メーカーが揃うなか、TOAは業務用音響・映像の専門性を追求

非上場企業各社

YAMAHA

BOSCH

音響

10

TOA

JVCケンウッド

Panasonic 映像Canon

HITACHI

三菱電機

海外企業各社

SONY

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

2014.3 2015.3 2016.3 2017.3 2018.3

42,41245,152

45,840

42,50444,180（単位 百万円）

売上高の推移 及び 地域別割合

11

※単位 百万円※（）内 全体比率

中国・東アジア

1,502（3.4%）アメリカ

3,856（8.7%）

アジア・パシフィック

6,725（15.2%）

日本27,299

（61.8%）欧州・中東・アフリカ

4,796（10.9%）

3.9％増収

商品分野別 売上高の推移 3カ年

12

0

2,000

4,000

6,000

8,000

0

900

1,800

2,700

3,600

鉄道映像

2,700百万円6,200百万円

5,624百万円 2,446百万円

5,636百万円2,341百万円

（単位：百万円）

売上高

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

音 響 (その他含む)

38,100百万円

34,417百万円

36,186百万円

2017.3月期期末

2018.3月期期末

2019.3月期期末 予想

2017.3月期期末

2018.3月期期末

2019.3月期期末 予想

2017.3月期期末

2018.3月期期末

2019.3月期期末 予想

連結配当性向35％を目安として業績連動配当を実施(単位：円)

配当については、以下の事項を総合的に勘案して決定する方針• 年間 20 円（中間配当 10 円、期末配当 10 円）の配当については、今後も維持

• 最低額を20円/株とした業績連動配当の実施

• 持続的な成長を可能とする内部留保とのバランスを勘案

20円 20円 20円

３円

51.7円

63.2円

0

5

10

15

20

25

30

35

40

安定配当金

（一株当たり年間）

一株当たり当期純利益

目安35％

２円

2017.3月期 期末 2018.3月期 期末 2019.3月期 期末 予想

記念配当

業績連動配当金(一株当たり年間)

※配当性向42.6%

※配当性向36.4%

50

60

70

2019年3月期 予想 配当

13

昨日の株価 円

株価チャート

14

出典：Yahoo!ファイナンス

「音の報せる力」による「減災」への取り組み

＜第二章＞

日本初「レフレックス型ホーンスピーカー」発売

従来品の1/3へ小型化

16

1947年

従来品よりもコンパクトで驚くほど高性能戦後の民主化が進むなか、選挙演説などで大活躍

約3

m

1962年

音を、より遠くまで ―超巨大PA実験実施―

音の到達距離12km ⇒ 大規模拡声技術の基礎に

17

約2

m

従来品の2倍以上、

音達距離 約800m

防災用スピーカー（従来品）

高性能スピーカー「ホーンアレイスピーカー」

18

高性能スピーカー「ホーンアレイスピーカー」発売

従来品の2倍以上の距離に、明瞭な音を届ける

2000年 以降

全国約240以上の自治体で運用(2019年1月現在)

※納入自治体イメージ

19

東日本大震災後、沿岸部自治体に急速に普及高性能スピーカーで「警報が聞こえない」課題を解決

東日本大震災 以降

より現実に近い音響シミュレーション

実商品を使い現地で実証実験

減災・防災に貢献

音の専門メーカーとして屋外拡声放送のノウハウを活かす

20

東日本大震災 以降

緊急時の防災情報を確実に届けるために

設置環境やスピーカーの特性を考慮した音響シミュレーションを行い、最適なスピーカー配置を提案。従来手法のものに比べより現実に近いシミュレーションが可能に。

「音を遠くまでお届けする技術」市場へ展開

ミクニワールドスタジアム北九州

収容人数 約1万5千人

21

2017年～

屋外拡声のノウハウはスタジアム音響などでも活躍

【インドネシア】

ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム

収容人数 約9万人

2020年以降

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2025年 大阪万博やIR誘致でも需要が期待される会場周辺のインフラ整備、都市防災機能の強化など

モノレール 自動放送設備

1970年 日本万国博覧会 EXPO'70音の専門メーカーとして技術を認められた当社は、エキスポタワーやモノレール駅の放送システムに採用され、会場の快適なコミュニケーションの音作りに貢献

関西地区の大学と連携 未来の防災士育成に貢献（2016年～）

未来の防災士を育成する「防災士養成講座」や、

防災減災分野での活躍を目指す学生に向けた

「インターンシップ事業」など、これからの

日本の減災防災への活動を担う人材育成にも貢献。

創作人形劇で、聴く力の重要性を子どもたちに伝える（2017年～）

TOA 音の防災シアター「カンカン塔の見はり番」

完全オリジナルストーリーの人形劇を、全国の

児童施設や自治体防災フェアにて無料開催。

WEB絵本をTOAホームページ上にて公開中。

23

社会貢献活動における「安全・安心」への貢献

累計302名の防災士が誕生

(2019年1月現在)

インドネシア工場見学の様子

2019年3月期～2021年3月期中期経営基本計画

＜第三章＞

中期経営基本計画 骨子 ～事業領域～

－安心－

－信頼－

－感動－

25

投資について

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新たな価値を生み出していくための投資を積極的に実施

「情報システム」と「生産設備」情報システム基盤の整備、および生産設備充実化を進める。生産ラインでロボットが人と共に働くことのできる環境の試験や、AIによる生産計画の自動化の検証を行い、生産性の向上を図る。

「働く環境・人材づくり」と「研究開発」新しい価値を共に創り出す「共創の場」ナレッジスクエアを建設。AIやIoTといった技術の進歩や社会的な環境変化など、世の中の流れをいち早く捉え、グローバルな視点で新しい市場価値や新たな文化の創造を目指す。

ナレッジスクエア イメージ

AI

販売データ

生産計画

生産計画の自動化検証ヒューマノイドロボットを試験

世界に5つのTOA

TOAグループの姿

欧州・中東・アフリカTOA

TOA

中国・東アジアTOA

アジア・パシフィックTOA

アメリカTOA

中期経営基本計画 世界戦略

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タブレット端末操作で言語とメッセージを選択 既存の業務用放送設備

多言語でのアナウンスを放送

“お客様へご案内します…”

訪日外国人客

公共空間の多言語放送サービス

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駅・空港スタッフ

実用化

駅・空港・商業施設の案内放送を簡単操作で多言語化

訪日外国人をスマートにおもてなし

先端技術の活用 AIやIoTの技術活用

当社商品に人工知能や機械学習能力を搭載高度なデータ分析で

多様化するニーズにお応えする

LPWALTE5G

【新商品の開発】Google Cloud Platformと連携し、当社のカメラやレコーダーに、人の目や脳の代わりになる新たな機能の搭載を目指す

IoTのエンドポイント

Cloud ML

クラウドコンピューティング

エッジコンピューティング

移植

GPU搭載

Edge TPU搭載

GCP(Google Cloud Platform）

29

先端技術の活用 映像によるセンシング技術の活用

【映像によるセンシング技術の活用例】・工場で、遠隔地の設備に異常が発生しそうになったことを事前に自動検出し、知らせることで、設備稼働率の向上に貢献

・自動で河川の水位上昇に伴う近隣住民への緊急放送を行う、農地に侵入した害獣の威嚇を行う

水位上昇を自動警戒

カメラやレコーダーに人工知能や機械学習能力を搭載することで映像によるセンシングを目指す

設備の異常を自動検知

画像による映像変化センシング

生産設備の稼働中信号

タウンレコーダー遠隔見守りサービス

ネットワークカメラ

30

(単位：百万円)

（注）親会社株主に帰属する当期純利益

53,000

4,300

4,400

2,700

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,00060,000

50,000

40,000

47,000

3,400

3,500

2,150

44,180

3,510

3,561

2,138

2018.3月期 期末 2019.3月期 期末 予想 2021.3月期 期末 予想

中期経営基本計画 数値目標 連結決算

■売上高

■営業利益

■経常利益

■最終利益（注）

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持続的な企業価値向上に向けた取り組み

・テレワーク導入の検討やフレックス勤務制度の見直し等「働き方改革」を推進。意欲を持って働くことのできる環境づくり、人材育成に投資

・全てのステークホルダーとの対話を促進、迅速かつ適切なディスクロージャーを実施

32

・今年度、社外取締役をさらに1名招聘し、複数体制へ

・2018年6月に改訂されたコーポレートガバナンス・コードに対応した報告書を提出済

【コーポレートガバナンスの充実】

【働き方改革】