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Commercial in Confidence Blue Prism 概要説明 Blue Prism 株式会社

Blue Prism 概要説明(2019年度/ダウンロード …Commercial in Confidence RPA(Robotic Process Automation)の創造者:Blue Prism 4 サービス 製品化 顧客数

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Commercial in Confidence

Blue Prism概要説明

Blue Prism 株式会社

Commercial in Confidence 2

目次

1. 会社概要

2. 導入事例

3. 製品機能のポイント① 総所有コストの抑制

4. 製品機能のポイント② 効果の最大化

5. まとめ 自動化のすべてを集中管理

Commercial in Confidence 3

会社概要

Commercial in Confidence

RPA(Robotic Process Automation)の創造者:Blue Prism

4

サービス 製品化

顧客数 2017

日本支社設立

導入方法論確立

Blue Prism

製品化

本格的な

市場展開

2001 2005 2008 2012 2019

事業化 拡張

2016

ロンドン証券取引所AIM市場 上場

全世界1,300社以上のお客様• 50+ パートナー• 業務部門が自動化し、IT部門によって管理・統制されるデジタルワークフォース

• 業界基準:HIPAA、SOX、PCI DSSなどをサポート

• AI Breakthrough Award 受賞

Blue Prism

設立

日本の強力なパートナー

2019

新ビジョン

Connected-RPA

2016

Commercial in Confidence

Easy to Control

いつでも柔軟に運用できて、高いレベルでセキュリティ・コンプライアンスを達成する

Intelligent

AI技術を活用し、人に準ずる能力を

獲得する

Connected

人と同様にシステムに接続して業務を進める

Blue Prismのビジョン:デジタルワークフォース(The Digital Workforce)の提供

5Commercial in Confidence

Commercial in Confidence 6

導入事例

Commercial in Confidence

グローバルでトップを争う製薬会社のひとつ。日本でも広くビジネスを展開している。売上高約6兆円、従業員数約10万人

業務課題 Blue Prism の適用

• この製薬会社の地域ごとの事務処理チームは、医薬品の複雑な規制を伴う出荷書類を手作業で整理することに、多大な時間をかけていた

•厳しい規制が存在する中で、潜在的なコンプライアンス・リスクを特定し、医薬品を適切に使用していく必要があったが、人手でのチェックは膨大な時間を必要とした

• Blue Prismと光学的文字認識(OCR)を組み合わせて、紙の出荷文書をデジタル化(データ化)し、不一致をチェック。組織間や文書間でのギャップを検出し、担当社員に警告

•顧客との会話データを自動的に収集し、AI機能(テキスト分析)を行い、潜在的なコンプライアンスリスクを検出/リスト化

•禁煙のための薬物療法が完了したか、関連システムからデータを収集し、機械学習を行って推論を提供

2つのユースケース:出荷書類のチェックとコンプライアンス・チェックの自動化[AI活用事例] 製薬会社

実現した効果

220,000時間年間の削減時間

業務品質の向上文書の照合の正確さ、患者のケア

業務リスクの低減コンプライアンス・リスクを可視化

Commercial in Confidence

Commercial in Confidence

2つのユースケース:文字認識とテキスト分析

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• 文書の文言が規制を満たしているか

• 組織間・文書間で間違いがないか

• 問題個所があればハイライトし、オーナーに連絡

チェック担当 チェック担当社員

Blue PrismOCR文書のオーナー

• チェック、ハイライト、連絡の一連の業務処理を自動化

顧客文書のオーナー

システム

Blue Prismテキスト分析

コンプライアンス・リスクのリスト

Blue Prism と文字認識 Blue Prism とテキスト分析導入前

導入後

Commercial in Confidence 9

英国の4大銀行グループのひとつ。中核の銀行は3,000万以上の顧客、75,000人以上の従業員、2,000以上の支店を持つ

業務課題 Blue Prism の適用

•顧客の支払い延滞に関わるデータは、銀行全体で9つの異なるシステムに格納されていた

•顧客に「延滞料金」を表示するためには、人を多数集めて、極めて労働集約的な手続きを行う必要があった

•訴訟のリスクを避けるためにも、銀行員の適正なチェックが必要だったが、これは同時に、コストの増大を意味した

•仮想サーバ上に構築された50台の仮想デスクトップ(デジタル・ワークフォース)

•9つのシステムとシームレスに接続•将来の再利用性を考慮して自動化のプロセスを最適化

• Blue Prismは、銀行業務に求められる運用管理、セキュリティおよびコンプライアンスの基準をクリア

延滞金に関わる業務を最初の自動化対象として選択。継続的な拡大[拡大事例] 銀行

実現した効果

40億円年間のコスト削減効果

30分で1件処理これまでは7時間半を要した

事務品質の向上ミスの防止

Commercial in Confidence

Commercial in Confidence 10

いきなり大規模導入をしたわけではない-大きなビジョン/小さなスタート/拡大-

RFPの発行

2016年度第4四半期 終了

既に導入済み顧客を訪問(2社)

既に導入済み顧客を訪問(1社)

2017年度第1四半期 終了

2017年度第2四半期 終了

2017年度第3四半期 終了

2017年度 第4四半期 終了

他のRPA製品(デスクトップ型)を評価開始

5つの業務で試験的に自動化を開始

拡大のための技術的なレビュー

RPA推進組織の発足

RPAの対象業務を整理/発見/評価

初期開発パートナを選定

製品評価を完了。サーバ型RPA製品としてBlue Prismを採用

2017年度 第4四半期終了後に、最初の拡大を実現

• 50台の仮想デスクトップ• 21業務の自動化

現在も拡大中(次回:200台)

Commercial in Confidence

Commercial in Confidence

売上高 約4兆円の自動車メーカー。創業70周年以上。日本でもビジネスを展開

業務課題 Blue Prism の適用• 定型業務をインドでシェアードサービスセンター化していたが、業務効率に課題を感じていた

• 調達業務では、バイヤーは材料のコスト変更に伴って部品のコストを更新するのに、全体で5,000時間/年を費やしていた

• ある業務プロセスは、手動での完了に1時間/件かかり、1年間で1,000回実行されていた

• 手動の作業の大部分は、さまざまなシステムやログにデータをコピーし、電子サインを生成する業務であり、付加価値を生む業務ではなかった

• バイヤー自身も、この業務の定型的な側面を楽しいとは感じていなかった

• 使いやすさと管理のしやすさを重視し、Blue Prismを採用した

• 自動化は業務部門がリードして進めるが、セキュリティや運用管理の観点ではIT部門の支援を得た

• 調達業務では、約5,000万円/年のコスト削減につながっただけではなく、調達業務に従事していた人的リソースを契約業務に転用することで、約1億円/年の売上増大につながった

• 調達業務以外を含めて、20台の実行デスクトップが稼働中

調達業務をはじめとした定型業務から従業員を解放自動車メーカー様

実現した効果

初年度 50 FTE 削減50人分のフルタイム従業員(約100,000時間/年)

200 FTE 削減2年間での目標値約400,000時間/年

設計・開発業務に集中定型業務から従業員を解放

Commercial in Confidence

自動車用バッテーリーの世界的リーダー企業のひとつ。ハイブリッド車、電気自動車の領域でも先進的な技術を有する。売上高 約4兆円

業務課題 Blue Prism の適用• 煩雑な販売業務に伴う販管費の増大

• ITシステムの導入による解決の試みは、リードタイムが長すぎ、販管費削減に向けた予算策定のサイクルにそぐわなかった

• 一方で、運用保守も考えるとIT部門と協調して進める必要があり、その枠組みを模索していた

• 地理的に分散した事業所に対してサポートし、拡大していく必要があった

• Blue Prismの方法論に則って、RPA推進組織(CoE: Center of Excellence)を立ち上げ、トレーニング、認定資格取得を通してリソースを整備した

• グローバルで5か所に推進組織を配置• 最初の1年間で50本のプロセスを自動化し、その後は1本/週のペースで自動化を進めた

• 従業員を煩雑な販売業務から解放

販管費の削減にRPAを適用。方法論に基づいた迅速な展開自動車部品メーカー様

実現した効果

22,000時間/年最初の1年で実現した効果

一瞬で業務が完了人手では10分かかっていた

1ヶ月最初の自動化にかかった時間

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Commercial in Confidence 13

製品機能のポイント①総所有コストの抑制

Commercial in Confidence

Blue Prism が RPA の総所有コストを抑制

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導入/利用期間

累積コスト

Blue Prism

1. 自動化の成果物(オブジェクト)の再利用2. 本番環境のランタイム リソースのみが課金対象3. リソースを有効活用し、ロボットが上限いっぱいまで稼働

1. 場当たり的な実装、変化への対応が難しい2. PCやユーザー、PGMが増えるたびに課金が行われる3. 無駄が多いリソース配置、働いてないロボットの増加

Commercial in Confidence

プロセス

成果物の再利用(1/3):Blue Prism 自動化全体像

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オブジェクト

アプリケーション

エレメント

エレメント

エレメント

アクション

アクション

アクション

プロセス

プロセス

オブジェクト

呼出

呼出

呼出

操作

操作

操作

紐付

紐付

紐付

オブジェクト

プロセスとオブジェクトの分離

Webブラウザ(IEなど)

バックエンドシステム

IBMメインフレーム

Windowsアプリケーション

起動方法

API

スケジューラ

キュー

画面から手動で

Commercial in Confidence

経理業務向け自動化

成果物の再利用(2/3):具体例に当てはめると…

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会計システム用オブジェクト

会計システム

ユーザ名

パスワード

ログインボタン

ログインボタン

ユーザー名

パスワード

ログイン

検索

ログアウト

一般社員向け自動化

人事業務向け自動化

販売管理システム用オブジェクト

呼出

呼出

呼出

操作

操作

操作

紐付

紐付

紐付

SCMシステム用オブジェクト

プロセスとオブジェクトの分離

Webブラウザ(IEなど)

会計システム

販売管理システム

SCMシステム

起動方法

API

スケジューラ

キュー

画面から手動で

Commercial in Confidence

成果物の再利用(3/3):プロセスとオブジェクトの分離による効果

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プロセスAオブジェクト

プロセスB

バックエンドシステム

新しい自動化の案件/依頼が来たとき、同じバックエンドシステムを使う際の処理(ログイン、検索、入力、…)を一部/全て再利用できる

再利用による特長

1.成果物作成の工数が減少2.変更時の影響範囲特定が容易3.テスト工数の低減

Blue Prismはプロセスとオブジェクトを分離 デスクトップ自動化ツールはその構造上、再利用性に乏しい

プロセスA

オブジェクトに相当する処理

プロセスB

オブジェクトに相当する処理

プロセスC

オブジェクトに相当する処理

同じ処理、ロジックがプロセスを横断して散在するため、再利用性に乏しい

オブジェクトという考え方がなく、集中管理されていない状態で、人手で再利用のためのプロセスを仕分けて管理していくのは現実的に不可能

……

プロセスとオブジェクトの依存性を一覧表示可能

Commercial in Confidence

1台のPCにすべてを構築(PoC用途など一時的な環境)

Blue Prism の環境の物理構成例

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Blue Prismの実行環境は、1台のPCからオンプレミスのサーバ、クラウドに構築することができます

Blue Prismインタラクティブ クライアント

Blue Prismランタイム リソース

Blue PrismAPサーバー

SQL ServerのDBサーバー

サーバクライアント

オンプレミスのサーバを仮想化して利用するか、クラウドのインスタンスで実現

Commercial in Confidence

Blue Prismはスモールスタート可能なRPA製品です

課金対象 Blue Prism 他ツール

開発者の人数 なし 課金対象

開発環境/テスト環境/BCP環境 なし 課金対象

サーバー機能(オプション) なし 課金対象

本番環境の最大同時実行ロボット数 課金対象 課金対象

・ RPA ツールによって課金対象が異なるため、費用の安さを単純に比較することは困難です・ Blue Prism は本番環境の最大同時実行ロボット数以外は課金対象になりません・ Blue Prism の希望小売価格は、1ライセンス(ロボット)あたり年額120万円です

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Commercial in Confidence

PoCやトライアル時の規模(実行デスクトップ1台)ではなく、本格展開時をご想定ください

ライセンス課金対象範囲の図示

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Blue Prismのライセンス課金対象は、本番環境の最大同時実行デスクトップ数※

※ひとつの実行デスクトップで並列実行も可能ですが、その場合は並列実行数分だけライセンスが必要です

開発端末の数、開発者の数はライセンス課金とは無関係です

開発環境、テスト環境、BCP環境の数や規模は、ライセンス

課金とは無関係です

Commercial in Confidence

Blue Prismの考え方: ロボットを24h/365d、限界まで使い切る

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ロボット#1 ロボット#2 ロボット#3

締め日が近いので経理プロセスを優先

経理プロセス

経理プロセス

販売事務プロセス

ロボット#1 ロボット#2 ロボット#3

人事評価の時期なので、人事プロセスを優先

人事プロセス

人事プロセス

Blue Prismはプロセスとロボットが疎結合(動的割り当て) デスクトップ自動化ツールはプロセスとロボットが密結合

ランタイムリソース(実行環境。ロボットと呼称)

経理プロセス

人事プロセス

販売事務プロセス

プロセス(自動化フロー。オブジェクトを呼び出し)

需要や季節変動に応じてプロセスを最適配置し、スループットを最大化

経理プロセス

経理ロボット

人事ロボット

販売事務ロボット

特定業務の専用ロボット

経理ロボット

販売事務ロボット

人事ロボット

経理ロボット

販売事務ロボット

人事ロボット

締め日が近いので経理プロセスを優先

人事評価の時期なので、人事プロセスを優先

慢性的な過負荷/余剰に悩まされ、生産性が低い

過負荷 余剰 過負荷 余剰

Commercial in Confidence 22

製品機能のポイント②効果の最大化

Commercial in Confidence

RPA の対象範囲が広がらない3つの阻害要因

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RPA のアーリーアダプター(初期採用者)たちは、効果拡大に悩んでいる

• スモールスタートでの成功(驚きと喜び)

• 効果拡大を阻む3つの阻害要因(壁)

壁1:ひとつのシステムではうまくいったが、他のシステムでは機能しない

壁2:重要業務への適用にはセキュリティや

内部統制の観点で適さない

壁3:担当個人でなく会社として管理できない仕組みを増やすことにリスクを感じる

Commercial in Confidence

阻害要因の打破①:多種多様なシステムの画面を扱える

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Webページの構造を自動的に読み取り、要素を特定するためには、HTMLモードを使用します

HTMLモード以外にも、メインフレームやExcel、Word、メールをはじめとするWindowsアプリケーション、SAP、Javaアプリケーションなどを操作可能です。画像認識・文字認識を行うためのモードなども存在し、企業が使うほとんどのUIを、マウスの操作で認識させることができます

メインフレームの場合

Javaの場合

Commercial in Confidence

阻害要因の打破②: 改ざん不可能な情報管理とアクセス制御

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自動化のための成果物(プロセス、オブジェクト)や認証情報、ログは暗号化してデータベースに保存

データベースの内容にアクセスする権限はBlue Prismの中で厳密に管理されており、許可されたユーザが許可された行為だ

けを実行できる

Commercial in Confidence

阻害要因の打破②:6.3新機能 Multi-Team Environment

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6.2まで

システム全体に対する権限管理。開発者、システム管理者…といった役割に、メニュー単位の操作権限を割り当ててアクセスを制御

6.3から

6.2までの権限管理に加えて、作成した成果物(プロセス、オブジェクト)、実行環境(リソース)単位でのアクセス制御が可能

プロセス、オブジェクト

リソース

経理・財務部 共同利用 人事部

Commercial in Confidence

阻害要因の打破③:実行状況・結果の可視化(1/4)

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どのプロセスが どのリソースで 誰が指示し

いまどういう状態で いつ開始し

いつ終了し いまどのステップか

Commercial in Confidence

阻害要因の打破③: 実行状況・結果の可視化(2/4)

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現時点の稼働状況

元になったプロセス

プロセスのステージ(ステップ)

ステージの種別

開始時刻入出力データ

Commercial in Confidence

阻害要因の打破③: 実行状況・結果の可視化(3/4)

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Blue Prismは、このプロセスの中でYahooファイナンスの表形式のデータを取得し、Excelに張り付けている

ログ情報では、取得した表形式のデータが表示される

読み取り データの名前

列 行 型 値

Commercial in Confidence

阻害要因の打破③: 実行状況・結果の可視化(4/4)

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IT運用管理者、および業務マネージャ向けの管理画面。様々なKPIに基づいて収集されたデータ

を可視化できる

Commercial in Confidence

補足:Blue Prismのアクセスログ

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Blue Prism そのものに対して、ログインしたかどうか、パスワードを変更したかどうか…といったログ

が取得され保存される

Commercial in Confidence

Blue Prismなら阻害要因を超えて、全社的なRPAを実現可能

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壁1:ひとつのシステムではうまくいったが、他のシステムでは機能しない

壁2:重要業務への適用にはセキュリティや内部統制の観点で適さない

壁3:担当個人でなく会社として管理できない仕組みを増やすことにリスクを感じる

改ざん不可能な情報管理とアクセス制御

多種多様なシステムの画面を扱える

実行状況・結果の可視化

Commercial in Confidence 33

まとめ自動化のすべてを集中管理

Commercial in Confidence

デスクトップ型のロボット(RDA: Recorded Desktop Automation)

作業手順

作業記録ロボット IE

Excel

ロボットがPC内部で業務実施

人がPCの外から業務実施(PCを使った通常の業務)

• 自動化がPCの中に閉じている• 同じ作業手順を重複して作っていないか?• 同じ作業手順を重複して変更していないか?• 作業記録は各PCにバラバラに保存…

• ロボットが人の作業の邪魔にならないの…?

管理者としては…

デスクトップ型のロボット(RDA)とは 複数のPCを使って展開

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Commercial in Confidence

Blue Prism: 従業員のPCから切り離し、集中管理

• 集中管理され、従業員のPCには何も残らない• 同じ作業手順を全員で確認できるので、重複して作ったり、変更する間違いがない

• 認証と権限管理で、役割に基づいた制御ができる• 作業記録が見つけやすく、改ざんされる恐れもない

• ロボットと人が干渉せず、それぞれの仕事に専念できる

管理者としては…

作業手順 作業記録

Blue Prismの画面を介して作業手順の作成、ロボットの実行、作業記録の参照が可能

認証/権限管理

RPAに関わる全てがデータセンターで集中管理

従業員のPC環境Blue Prism デジタル従業員

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