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Advanced Printer Driver Ver.5
M00062200-1JARev.A
概要
インスト ール
サイレント インスト ール
ご注意 本書の内容の一部または全部を無断で転載、 複写、 複製、 改ざんするこ と は固く お断り し ま す。
本書の内容については、 予告なし に変更するこ と があり ま す。 最新の情報はお問い合わせく ださ い。
本書の内容については、 万全を期し て作成いたし まし たが、 万一ご不審な点や誤り 、 記載も れなど、 お気づきの
点があり まし たら ご連絡く ださ い。
運用し た結果の影響については、 上項にかかわら ず責任を負いかねま すのでご了承く ださ い。
本製品がお客様により 不適切に使用さ れたり 、 本書の内容に従わずに取り 扱われた り 、 またはエプソ ンおよびエ
プソ ン指定の者以外の第三者により 修理 ・ 変更さ れたこ と などに起因し て生じ た損害などにつきまし ては、 責任
を負いかねま すのでご了承く ださ い。
エプソ ン純正品およびエプソ ン品質認定品以外のオプショ ンまたは消耗品を装着し てト ラブ ルが発生し た場合に
は、 責任を負いかねま すのでご了承く ださ い。
商標についてEPSON、ESC/POS はセイコーエプソン株式会社の登録商標です。
MS-DOS、Microsoft、Win32、Windows、Windows Vista、Windows Server、Visual Studio、Visual Basic、
Visual C++、Visual C#は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
ESC/POS コ マン ドシステ ムEPSON は、 独自の POS プ リ ンタ ーコ マ ン ド シ ステ ム、 ESC/POS に よ り 、 業界の イニシ アティ ブを と っ てき ま し た。
ESC/POS は特許取得済のも のを含む数多く の独自のコ マ ン ド を持ち、 高い拡張性で多才な POS シ ステ ムの構築を実
現し ま す。EPSON POS プ リ ンタ ー (TM-C100 を除く ) と ディ スプレ イの全タ イ プに互換性を持つほか、 こ の独自の制
御シ ステ ムには フレ キシ ビ リ ティ も あ るため、将来アッ プ グレ ー ド が行ないやすく なり ま す。 その機能と 利便性は世
界中で評価さ れて いま す。
© セイコーエプソン株式会社 2013
3
安全のために
記号の意味
本書では以下の記号が使われています。それぞれの記号の意味をよく理解してから製品を取り扱ってください。
使用制限
本製品を航空機・列車・船舶・自動車などの運行に直接関わる装置・防災防犯装置・各種安全装置など機能・精度な
どにおいて高い信頼性・安全性が必要とされる用途に使用される場合は、これらのシステム全体の信頼性および安全
維持のためにフェールセーフ設計や冗長設計の措置を講じるなど、システム全体の安全設計にご配慮いただいた上で
当社製品をご使用いただくようお願いいたします。
本製品は、航空宇宙機器、幹線通信機器、原子力制御機器、医療機器など、きわめて高い信頼性・安全性が必要とさ
れる用途への使用を意図しておりませんので、これらの用途には本製品の適合性をお客様において十分ご確認のう
え、ご判断ください。
本書について
本書の目的
本書は、EPSON の TM プリンターの Windows ドライバー (Advanced Printer Driver) のセットアップに必要な
情報を提供することを目的としています。
本書の構成
本書は次のように構成されています。
ご使用上、 必ず お守り いただき た いこ と を記載し て いま す。 こ の表示を無視し て誤っ た取り 扱い
を すると 、 製品の故障や動作不良の原因に な る可能性が あり ま す。
補足説明や知っ て おいて いただき た いこ と を記載し て いま す。
第 1 章 概要
第 2 章 イ ン スト ー ル
第 3 章 サイレ ント イ ン スト ー ル
4
もく じ
■安全のために............................................................ 3
記号の意味................................................................................... 3
■使用制限 .................................................................... 3
■本書について............................................................ 3
本書の目的................................................................................... 3
本書の構成................................................................................... 3
■も く じ ......................................................................... 4
概要........................................................5
■はじめに .................................................................... 5
パッ ケージ構成......................................................................... 5
マニュ ア ル構成......................................................................... 5
■動作環境 .................................................................... 6
コ ン ピ ュータ ー ......................................................................... 6
OS ...................................................................................................... 6
イ ンタ ー フ ェ イ ス.................................................................... 7
■制限事項 .................................................................... 8
■マニュ アル/ サンプ ルプロ グラ ム................... 9
イ ンスト ー ル.............................................................................. 9
アン イ ンスト ー ル................................................................. 10
インスト ー ル................................... 11
■ インスト ー ル..........................................................11
■ アン インスト ー ル.................................................17
■メ ンテ ナンス..........................................................18
プ リ ンタ ーを追加する....................................................... 18
プ リ ンタ ーを削除する....................................................... 20
プ リ ンタ ーのポート を変更する................................... 21
IP ア ド レ スを プ リ ンタ ー本体に設定する............... 24
■共有プリ ンターの設定........................................27
イ ンスト ー ル........................................................................... 27
アン イ ンスト ー ル................................................................. 31
■APD4 のカ スタ マーディ スプレ イと の共存.34
パスス ルー接続の設定....................................................... 34
サイレ ント インスト ー ル............ 37
■概要 ...........................................................................37
サイレ ント イ ンスト ー ルの流れ....................................38
■ フ ァイ ルの作成 .....................................................39
■ サイレ ント インスト ー ルの実行......................41
サイレ ント イ ンスト ー ル方法.........................................41
イ ンスト ー ル結果の確認...................................................42
コ マ ン ド オプショ ン.............................................................43
5
第 1 章 概要
1
概要
はじめに
Advanced Printer Driver Ver.5 ( 以降 APD5) は、EPSON の TM プリンターの Windows ドライバーです。 APD5 は、POS 組み込み用途向けに、Status API で TM プリンターの状態を監視することができます。
すでにセットアップされている APD の環境を、他のコンピューターに復元 ( サイレントインストール ) できます。
パッ ケージ構成
APD5 は以下のパッケージで構成されています。
APD5 インスト ー ラー (APD_5xx_Txx.exe)APD5 をインストールするパッケージです。機種ごと用意されています。
マニュ アル/ サンプ ルインスト ー ラー (APD5_MAN_Txx_JP_x.exe)APD5 のマニュアル、APD5 を使ったサンプルプログラムをインストールするパッケージです。
マニュアルは PDF ファイル形式です。
マニュ アル構成
導入ガ イド本書です。APD5 のインストールやアンインストール、プリンターの追加と削除、ポートの変更、APD5 を自動的
にインストールするサイレントインストールを説明しています。
設定ガ イド プリ ンター編APD の使用方法と機能を説明しています。
Status API ガ イドStatus API を使い、お客様のアプリケーションで TM プリンターのステータスを取得する方法について説明してい
ます。
プリ ンター仕様APD5 の仕様 ( プリンタードライバー、Status API) を説明しています。機種ごとに用意されています。
本書の OS に関する記述は、 Windows 7 で説明し て いま す。 その他の OS を使用する場合、 読み替
えて お使いく だ さ い。
6
動作環境
コ ンピュ ーター
下記 Windows システム (OS) が動作する、PC/AT 互換機
OS
❏ Microsoft Windows 8 (32bit/64bit)
❏ Microsoft Windows 7 SP1 (32bit/64bit)
❏ Microsoft Windows Vista SP2 (32bit/64bit)
❏ Microsoft Windows XP SP3 (32bit)
❏ Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2 (32bit/64bit)
❏ Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
❏ Microsoft Windows Server 2008 SP2 (32bit/64bit)
❏ Microsoft Windows Server 2012 (64bit)
❏ Microsoft Windows Embedded Standard 7 (32bit/64bit)
❏ Microsoft Windows Embedded POSReady 7 (32bit/64bit)
❏ Microsoft Windows Embedded POSReady 2009 (32bit)
❏ Microsoft Windows Embedded for Point of Service (32bit)
❏ Microsoft Windows Embedded Standard 2009 (32bit)
❏ Microsoft Windows Embedded Enterprise (32bit/64bit)
❏ Microsoft Windows Embedded Standard (32bit) / Microsoft Windows XP Embedded SP2 (32bit)
以下のコンポーネントが必要です。
Local Printing
OLE Dialog Interfaces
Print Spooler
Volume Shadow Copy Service
Primitive: Dbghelp
Task Scheduler
Communications Port
Primitive:Winhlp32
Windows Installer Service
User Interface Core
User Account
Seiko Professional ColorPoint 8BPP
Core Unidrv Support
Epson ActionLaser 1400
上記以外の OS はサポート し てません。
Windows 8 の Modern UI にはサポート し てません。
7
第 1 章 概要
1
インター フェ イス
APD は以下インターフェイスをサポートしています。
インターフェ イス 補足
パ ラレ ル -
シ リ ア ル -
USB USB 2.0 準拠
(Full-Speed 12M の動作と なり ま す。 Hi-Speed では動作し ません。 )
Ethernet 10/100 Base-T
無線 LAN UB-R02/03: IEEE802.11b
UB-R04: Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n
2.4GHz/5GHz デュアルバンド対応
EAP-TLS サポート
(IPア ド レ スの設定は無線LAN イ ンタ ー フ ェ イ スボー ド (UB-R02A/R03A/R04)
詳細取扱説明書を ご覧く だ さ い。 )
APD5 は、 カ スタ マーディ スプレ イを制御でき ません。
TM プ リ ン タ ーと イ ン タ ー フ ェ イ スの組み合わせに ついては、 ご購入元まで お問い合わせく だ さ
い。
8
制限事項
❏ APD4.53 以前がインストールされているコンピューターに、APD5 はインストールできません。
APD4.54 以降にアップデートしてから APD5 をインストールしてください。
❏ APD5がインストールされているコンピューターにAPD4をインストールする場合、APD4.54以降のAPD4を
インストールしてください。
❏ APD5 のインストール後に APD4.53 以前をインストールした場合、印刷できなくなります。この場合、APD5 だ
けをアンインストール後、再度 APD5 をインストールしてください。
❏ EPSON 製ターミナルプリンター(レーザープリンター、インクジェットプリンター等)用プリンタードライバー
や EPSON プリンターウィンドウと、APD5 を共存する場合、インストールとアンインストールは以下の順序で
行ってください。
【インストール】
1. EPSON 製ターミナルプリンター用プリンタードライバー
2. APD5
【アンインストール】
1. APD5
2. EPSON 製ターミナルプリンター用プリンタードライバー
またインストール後、EPSON 製ターミナルプリンター用プリンタードライバーを上書きインストールする場合、
先に APD5 をアンインストールした後、上書きしてください。
❏ USB 接続の場合、APD5 のインストール後にプラグアンドプレイでプリンタードライバーをインストールできま
すが、TM プリンターがオフライン状態 ( カバーオープン、用紙なしなど ) では追加できません。オフライン状態
から復帰した時に追加されます。
❏ USB 接続で同時に使用できる TM プリンターの最大接続台数は 8 台です。
❏ Windows XP においてパラレルインターフェイスの TM プリンターを接続すると、プラグアンドプレイ要求画面
終了後、デバイスマネージャのその他のデバイスに、「EPSON TM-P2.01」が追加されます。このデバイスの
「削除」、「ドライバの更新」は行わないでください。パラレルインターフェイスの TM プリンターのドライバーを
インストール前に接続すると、「EPSON TM-P2.01」が検出されますが、削除や更新は行わずに「キャンセル」
して下さい。(デバイスマネージャのその他のデバイスに追加され、ドライバーのインストール後に消えます。)
9
第 1 章 概要
1
マニュ アル/サンプルプログラ ム
マニュアルとサンプルプログラムは、APD5 とは別パッケージで用意されています。
インスト ー ル
以下の手順でマニュアル / サンプルプログラムをインストールします。
1 マニュアル/サンプルインストーラー(APD5_MAN_Txx_JP_x.exe)のアイコンをダブル
クリックし、インストールを開始します。
2 InstallShield Wizard 画面が表示されます。[ 次へ ] をクリックします。
3 「使用許諾契約」画面が表示されます。内容を確認して " 使用許諾契約の全条項に同意しま
す " を選択し、[ 次へ ] をクリックします。
4 「インストール準備完了」画面が表示されます。[ インストール ] をクリックします。
マニュアルがインストールされます。
5 「InstallShaield Wizard の完了」画面が表示されます。[ 完了 ] をクリックすると、マニュ
アルのインストールが終了します。
6 [スタート]-[すべてのプログラム]-[Epson]-[EPSON Advanced Printer Driver 5]-[
マニュアル ]/[ サンプルプログラム ] でマニュアル / サンプルプログラムの選択画面が表
示されます。
マニュ ア ル/ サンプ ルプ ロ グラ ムの イ ンスト ー ルは、 APD5 の イ ンスト ー ル後に行っ てく だ さ い。
10
アン インスト ー ル
以下の手順でマニュアル / サンプルプログラムをアンインストールします。
1 [ スタート ] - [ コントロールパネル ] - [ プログラムのアンインストール ] を選択します。
2 「プログラムと機能」画面が表示されます。[EPSON APD5 TM-Txx Sample&Manual
(Japanese)] をクリックします。
3 アンインストール確認画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。マニュアル / サン
プルがアンインストールされます。
4 [完了]をクリックすると、マニュアルとサンプルプログラムのアンインストールが終了し
ます。
マニュ ア ル / サンプ ルプ ロ グラ ムの アン イ ンスト ー ルは、 APD5 の アン イ ンスト ー ル前に行っ て
く だ さ い。
11
第 2 章 インスト ー ル
2
インスト ー ル本章では、インストール (11 ページ )/ アンインストール (17 ページ ) および、インストール後のメンテナンス (18
ページ ) についても説明しています。
インスト ー ル
以下の手順で、インストールしてください。
1 APD5 インストーラー (APD_5xx_Txx.exe) をダブルクリックしてインストールを開始
します。
2 「インストールの確認」画面が表示されます。[ 警告 ] を確認します。
コンピューターの環境を確認し、インストールを継続する場合は、[ 次へ ] を クリックし
ます。
管理者 (Administrator) 権限で イ ンスト ー ルし てく だ さ い。
使用中の アプ リ ケーショ ンを すべて終了さ せてく だ さ い。
プ リ ンタ ーを接続し ない状態で、 イ ンスト ー ルを開始し てく だ さ い。
[ 警告 ] には、APD5 と 共存でき る Epson ド ラ イバー / ツー ルのバージョ ンが記載さ れて い
ま す。
12
3 「使用許諾契約書」画面が表示されます。内容を確認して " 同意する " を選択し、[ インス
トール ] をクリックします。
APD のインストールが開始されます。
4 「プリンターの登録」画面が表示されます。
ここで、プリンターとコンピューターを接続し、プリンターの電源をオンにします。
[ 次へ ] をクリックします。
13
第 2 章 インスト ー ル
2
5 「EPSON TM Pinter の登録 , 変更 , 削除」画面が表示されます。
[1. プリンターの選択 ] から、"< 新しいプリンタ >" を選択します。
6 [2. プリンター ] から、以下を設定します。
項目 説明
名前プ リ ンタ ー ド ラ イバー名を指定し ま す。
Unicode、 2 バ イト 文字は使用でき ません。
14
7 [3.通信設定]の[ポート種類]から、使用するポート(Serial/Parallel/USB/Ethernet)を選
択します。インターフェイスに応じて必要な設定をします。
ポート 種類説明
項目
Serial シ リ ア ルポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポート TM プ リ ンタ ーを接続するシ リ ア ルポート 番号を指定し ま す。
ボーレ ート 通信速度を設定し ま す。
パリ ティ パリ ティ を設定し ま す。
スト ッ プ ビッ ト スト ッ プ ビッ ト を設定し ま す。
フ ロ ー制御 コ ン ピ ュータ ーと シ リ ア ルデバ イ ス間のデータ フ ロ ー制御を設定し ま す。
データ ビッ ト データ ビッ ト を設定し ま す。
Palrallel パ ラレ ルポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続するパ ラレ ルポート 番号を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
USB USB ポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続する USB ポート を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
Ethernet Ethernet ポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続する Ethernet ポート を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
IP ア ド レ ス TM プ リ ンタ ーを接続する Ethernet ポート の IP ア ド レ スを設定し ま す。
プ リ ンタ ーへ設定
IP ア ド レ スを プ リ ンタ ー本体に設定し ま す。
詳細は、 24 ページ 「IP ア ド レ スを プ リ ンタ ー本体に設定する」 を参照し てく
だ さ い。
APD4 のカ スタ マーディ スプレ イの ド ラ イバーでパスス ルー接続し て使用する場合、 TM プ
リ ンタ ーの通信設定をAPD4で設定し たカ スタ マーディ スプレ イの ド ラ イバーの通信設定と
合わせて下さ い。 詳細は、 34 ページ 「APD4 のカ スタ マーディ スプレ イ と の共存」 を参照
し てく だ さ い。
15
第 2 章 インスト ー ル
2
8 [4. 適用 ] から以下を設定し、[ 設定を保存 ] をクリックします。
9 プリンターが登録されると、以下の画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
Windows のテストページの印刷が行われます。
10Windowsのテストページの印刷が行われたことを確認したら、[5.完了]の[閉じる]をク
リックします。
項目 説明
通常使 う プ リ ンタ ーに設定Windows の アプ リ ケーショ ンで、 通常使 う プ リ ンタ ー ド ラ イバーに すると き
に チェ ッ ク し ま す。
16
11「インストールが完了しました。」画面が表示されます。
[ 閉じる ] をクリックし、インストールを終了します。
17
第 2 章 インスト ー ル
2
アンインスト ー ル
APD5 に関わる全て ( ポートドライバーやプリンタードライバー、APD5 ユーティリティーなど ) をアンインストー
ルします。
APD5 のアンインストールは以下の手順で行います。
1 コンピューターで行っている、他のすべての作業を終了します。
2 [ スタート ] - [ コントロールパネル ] - [ プログラムのアンインストール ] - [EPSON
Advanced Printer Driver for TM-* Ver.5] を選択し、[ アンインストール ] をクリッ
クします。
3 アンインストール確認画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
APD がアンインストールされます。
4 機種専用ユーティリティーのアンインストール確認画面が表示されます。機種専用ユー
ティリティーを他のドライバーやアプリケーションで使用しない場合、[ はい ] をクリッ
クします。アンインストールしない場合、[ いいえ ] をクリックします。
APD5 ユーティリティーがアンインストールされます。
5 「アンインストール完了」画面が表示されます。[ 完了 ] をクリックすると、アンインストー
ルが完了します。
[ スタ ート ] - [ デバ イ スと プ リ ンタ ー] から直接プ リ ンタ ー ド ラ イバーを削除し ないでく だ さ い。
画面から ア イコ ン ( プ リ ンタ ー ド ラ イバー ) が消えても 、 APD はアン イ ンスト ー ルさ れません。
プ リ ンタ ー ド ラ イバーの削除に ついては、20 ページの 「プ リ ンタ ーを削除する」 を ご覧く だ さ い。
APD に は画面表示さ せないで アン イ ン スト ー ルするサイレ ント アン イ ン スト ー ル機能が あり ま
す。 詳細は、 43 ページの 「コ マ ン ド オプショ ン」 を ご覧く だ さ い。
18
メ ンテ ナンス
プリンターを追加する (18 ページ )
プリンターを削除する (20 ページ )
プリンターのポートを変更する (21 ページ )
IP アドレスをプリンター本体に設定する (24 ページ )
プリ ンターを追加する
プリンタードライバーを以下の手順で追加します。
1 プリンターとコンピューターを接続し、プリンターの電源をオンにします。
2 [ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [Epson] - [EPSON Advanced Printer Driver
5] - [EPSON TM Printer の登録 , 変更 , 削除 ] を選択します。
3 「EPSON TM Pinter の登録 , 変更 , 削除」画面が表示されます。
[1. プリンターの選択 ] から、"< 新しいプリンタ >" を選択します。
[ スタート ] - [ デバ イ スと プ リ ンター ] から直接プ リ ンター ド ラ イバーを追加するこ と はでき ま
せん。
すでに登録さ れて い るプ リ ン タ ーと 同じ を プ リ ン タ ーを追加し た い場合、 以下の方法でも
プ リ ンタ ーを追加でき ま す。
1. [1. プ リ ンタ ーの選択 ] に登録さ れて い るプ リ ン ターを選択し ま す。
2. [4. 適用 ] の [ コ ピー ] を ク リ ッ ク し ま す。
[1. プ リ ン ターの選択 ] に、 別名の同じ プ リ ンタ ーが追加さ れま す。
3. 追加さ れたプ リ ンタ ーを選択し 、 [ テスト 印刷 ] を ク リ ッ ク し ま す。
Windows の テスト ページの印刷が行われま す。
4. テスト 印刷確認画面が表示さ れま す。印刷が行われたこ と を確認し たら [OK] を ク リ ッ
ク し 、 [5. 完了 ] の [ 閉じ る ] を ク リ ッ ク し ま す。
( 同時接続でき る台数は 8 台、 ド ラ イバーのコ ピー は 100 台まで可能で す。 )
19
第 2 章 インスト ー ル
2
4 [2. プリンター ] から、以下を設定します。
5 [3.通信設定]の[ポート種類]から、使用するポート(Serial/Parallel/USB/Ethernet)を選
択し、以下を設定します。
6 [4. 適用 ] から以下を設定し、[ 設定を保存 ] をクリックします。
7 プリンターが登録されると、以下の画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
Windows のテストページの印刷が行われます。
8 Windowsのテストページの印刷が行われたことを確認したら、[5.完了]の[閉じる]をク
リックします。
項目 説明
名前プ リ ンタ ー ド ラ イバー名を指定し ま す。
Unicode、 2 バ イト 文字は使用でき ません。
ポート 種類説明
項目
Serial シ リ ア ルポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポート TM プ リ ンタ ーを接続するシ リ ア ルポート 番号を指定し ま す。
ボーレ ート 通信速度を設定し ま す。
パリ ティ パリ ティ を設定し ま す。
スト ッ プ ビッ ト スト ッ プ ビッ ト を設定し ま す。
フ ロ ー制御 コ ン ピ ュータ ーと シ リ ア ルデバ イ ス間のデータ フ ロ ー制御を設定し ま す。
データ ビッ ト データ ビッ ト を設定し ま す。
Palrallel パ ラレ ルポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続するパ ラレ ルポート 番号を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
USB USB ポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続する USB ポート を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
Ethernet Ethernet ポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続する Ethernet ポート を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
IP ア ド レ ス TM プ リ ンタ ーを接続する Ethernet ポート の IP ア ド レ スを設定し ま す。
プ リ ンタ ーへ設定
IP ア ド レ スを プ リ ンタ ー本体に設定し ま す。
詳細は、 24 ページ 「IP ア ド レ スを プ リ ンタ ー本体に設定する」 を参照し てく
だ さ い。
項目 説明
通常使 う プ リ ンタ ーに設定Windows の アプ リ ケーショ ンで、 通常使 う プ リ ンタ ー ド ラ イバーに すると き
に チェ ッ ク し ま す。
20
プリ ンターを削除する
複数のプリンタードライバーがインストールされていて、使用しなくなったプリンタードライバーを削除する場合、
以下の手順でプリンタードライバーを削除します。
1 [ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [Epson] - [EPSON Advanced Printer Driver
5] - [EPSON TM Printer の登録 , 変更 , 削除 ] を選択します。
2 「EPSON TM Pinter の登録 , 変更 , 削除」画面が表示されます。
[1. プリンターの選択 ] から、削除するプリンターを選択し、[4. 適用 ] の [ 削除 ] をク
リックします。
3 プリンターの削除確認画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
4 [1.プリンターの選択]から、手順2で選択したプリンターが削除されたことを確認したら、
[5. 完了 ] の [ 閉じる ] をクリックします。
APD を削除する場合、 アン イ ンスト ー ル (17 ページ ) を参照し てく だ さ い。
21
第 2 章 インスト ー ル
2
プリ ンターのポート を変更する
以下のような場合に、プリンタードライバーのポート設定を変更します。
プリンターのインターフェイスを変更した場合
接続するコンピューターのポートを変更した場合
すでに登録されている別のプリンターと同じポートを使用する場合
シリアルインターフェイスでプリンターの通信設定を変更した場合
イーサネットインターフェイスで、プリンターの IP アドレスを変更した場合
以下の手順で設定を変更します。
1 プリンターとコンピューターを接続し、プリンターの電源をオンにします。
2 [ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [Epson] - [EPSON Advanced Printer Driver
5] - [EPSON TM Printer の登録 , 変更 , 削除 ] を選択します。
3 「EPSON TM Pinter の登録 , 変更 , 削除」画面が表示されます。
[1. プリンターの選択 ] から、ポートを変更するプリンターを選択します。
22
4 [3. 通信設定 ] で、ポートの設定をします。
5 [4. 適用 ] の [ 設定を保存 ] をクリックします。
ポート 種類説明
項目
Serial シ リ ア ルポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポート TM プ リ ンタ ーを接続するシ リ ア ルポート 番号を指定し ま す。
ボーレ ート 通信速度を設定し ま す。
パリ ティ パリ ティ を設定し ま す。
スト ッ プ ビッ ト スト ッ プ ビッ ト を設定し ま す。
フ ロ ー制御 コ ン ピ ュータ ーと シ リ ア ルデバ イ ス間のデータ フ ロ ー制御を設定し ま す。
データ ビッ ト データ ビッ ト を設定し ま す。
Palrallel パ ラレ ルポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続するパ ラレ ルポート 番号を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
USB USB ポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続する USB ポート を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
Ethernet Ethernet ポート で通信し ま す。 以下の通信設定を し ま す。
ポートTM プ リ ンタ ーを接続する Ethernet ポート を指定し ま す。
通常は設定する必要があり ません。
IP ア ド レ ス TM プ リ ンタ ーを接続する Ethernet ポート の IP ア ド レ スを設定し ま す。
プ リ ンタ ーへ設定
IP ア ド レ スを プ リ ンタ ー本体に設定し ま す。
詳細は、 24 ページ 「IP ア ド レ スを プ リ ンタ ー本体に設定する」 を参照し てく
だ さ い。
23
第 2 章 インスト ー ル
2
6 ポートの設定が反映されると、以下の画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
Windows のテストページの印刷が行われます。
7 Windowsのテストページの印刷が行われたことを確認したら、[5.完了]の[閉じる]をク
リックします。
24
IP アドレ スをプリ ンター本体に設定する
TM プリンターに IP アドレスを設定するには、最初にプリンタードライバーのポートの IP アドレスを設定し、それ
を TM プリンターに設定します。
以下の手順で設定します。
1 プリンターをネットワークに接続し、プリンターの電源をオンにします。
2 [ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [Epson] - [EPSON Advanced Printer Driver
5] - [EPSON TM Printer の登録 , 変更 , 削除 ] を選択します。
3 「EPSON TM Pinter の登録 , 変更 , 削除」画面が表示されます。
[1. プリンターの選択 ] から、IP アドレスを設定するプリンターを選択します。
4 [3.通信設定]の[ポート種類]から、"Ethernet"を選択し、プリンターに設定する[IPアドレ
ス ] 指定します。
5 [ プリンターへ設定 ] をクリックします。
6 「プリンターのネットワーク設定の開始」画面が表示されます。[ 次へ ] をクリックします。
25
第 2 章 インスト ー ル
2
7 「プリンターネットワーク設定」画面が表示されます。IP アドレスを設定するプリンター
を選択し、[ 設定 ] をクリックします。
8 「ネットワーク I/F のプロパティー」画面が表示されます。
対象のプリンターに設定するネットワーク設定を確認し、[OK] をクリックします。
9 確認画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
10ネットワーク I/F のパスワード入力画面が表示されます。
任意でパスワードを入力し、[OK] をクリックします。
プリンターへの IP アドレスの設定が開始されます。
[ 検索オプショ ン ] を ク リ ッ ク し 、検索オプショ ン設定機能を使 う と 、特定の ネッ ト ワーク から
TM プ リ ンタ ーを検索でき ま す。
対象の TM プ リ ンタ ーが表示さ れない場合、 [ 再検索 ] を ク リ ッ ク し てく だ さ い。
[ 再検索 ] を ク リ ッ ク し ても 表示さ れない場合、対象の TM プ リ ンタ ーがネッ ト ワーク に接続さ
れて い るか確認し てく だ さ い。
26
11以下の画面が表示されます。[OK] をクリックします。
12以下の画面が表示されます。TM プリンターの詳細なネットワーク設定を行いたい場合、[
はい ] をクリックします。
13「EPSON TM Pinter の登録 , 変更 , 削除」画面が表示されます。
[4. 適用 ] の [ 設定を保存 ] をクリックします。
14ポートの設定が反映されると、以下の画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
Windows のテストページの印刷が行われます。
15Windowsのテストページの印刷が行われたことを確認したら、[5.完了]の[閉じる]をク
リックします。
[ はい ] を ク リ ッ ク すると 、 TMNet WebConfig が起動し ま す。
27
第 2 章 インスト ー ル
2
共有プリ ンターの設定
ここでは、共有プリンターを使うクライアントコンピューターに、APD5 をインストール (27 ページ )/ アンインス
トール (31 ページ ) する方法について説明します。
インスト ー ル
共有プリンターのインストール (27 ページ )
共有プリンターで APD5 ユーティリティーを設定可能にする (30 ページ )
共有プリ ンターの インスト ー ル共有プリンターをインストールする前に、以下を確認してください。
サーバー側のプリンタードライバーが共有設定されていることを確認してください。
サーバー/ クライアント側に、"Microsoft ネットワーク用クライアント " がインストールされていることを確
認してください。
1 台のク ラ イ アント で複数の ユーザーが共有プ リ ンタ ーを使用する場合は、 各ユーザー ごと に イ
ンスト ー ルし てく ださ い。
< プリンターの共有設定 >( サーバー側 )
<Microsoft ネットワーク用クライ アントの確認 >( サーバー / クライアント側 )
28
クライアント側で、以下の手順でインストールします。
1 [ スタート ] - [ デバイスとプリンター ] から [ プリンターの追加 ] をクリックします。
2 「ローカルプリンタまたはネットワークプリンタの選択」画面が表示されます。[ ネット
ワーク、ワイヤレスまたは Bluetooth プリンタを追加します ] をクリックします。
3 「プリンタを選択します」画面が表示されます。一覧表示されているプリンターから共有
プリンターにするプリンターを選択し、[ 次へ ] を押します。
共有プリンターがインストールされます。
4 以下の画面が表示された場合、[ ドライバーのインストール ] をクリックします。
29
第 2 章 インスト ー ル
2
5 以下の画面が表示されます。[ 次へ ] をクリックします。
6 以下の画面が表示されます。[ 完了 ] をクリックします。
共有プリンターのインストールが終了します。
[ テスト ページの印刷 ] を ク リ ッ ク すると 、 プ リ ンターが正し く イ ンスト ー ルさ れたか確認
でき ま す。
30
共有プリ ンターで APD5 ユーティ リ ティ ーを設定可能にするクライアント側で APD5 ユーティリティーを使用する場合、アクセス権の設定を変更する必要があります。
以下の環境で共有プリンターを使用してください。
サーバー側とクライアント側で同じ名前のユーザーアカウントで使用する。
サーバー側の「パスワード保護共有」を有効にする。
[ スタート ]-[ コントロール パネル ]-[ ネットワークとインターネット ]-[ ネットワークと共有センター]-[ 共
有の詳細設定 ] から設定します。
サーバー側のプリンタードライバーに、設定変更の権限を与える。
以下の手順で設定します。
1. サーバー側のプリンタードライバーの [ プリンターのプロパティ ]-[ セキュリティ ]-[Everyone] を選択します。
2. [Everyone のアクセス許可 ] の " 印刷 "、" このプリンターの管理 "、" ドキュメントの管理 " を " 許可 "側にチェックを付け、[OK] をクリックします。
31
第 2 章 インスト ー ル
2
アン インスト ー ル
クライアント側の共有プリンターをアンインストールする方法を説明します。
共有プリンターを削除する (31 ページ )
APD5 をアンインストールする (32 ページ )
共有プリ ンターの削除共有プリンターを削除します。次の手順で行います。
1 [ スタート ] - [ デバイスとプリンター ] を選択します。
2 削除するプリンタードライバーを選択し、[ デバイスの削除 ] をクリックします。
3 削除確認画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
32
APD5 のアン インスト ー ルAPD5 をアンインストールします。次の手順で行います。
1 [ スタート ] - [ デバイスとプリンター ] を選択します。
2 すべての共有プリンターを削除します。共有プリンターの削除 (31 ページ ) を参照してく
ださい。
3 [ プリントサーバープロパティ ] をクリックします。
4 「プリントサーバーのプロパティ」画面が表示されます。
[ ドライバー] タブから、削除するプリンタードライバーを選択し、[ 削除 ] をクリックし
ます。
APD5 の アン イ ンスト ー ルは、 管理者ユーザーが行っ てく だ さ い。
標準ユーザーがアン イ ンスト ー ルを行 う場合、 管理者ユーザーのパス ワー ド が必要で す。
33
第 2 章 インスト ー ル
2
5 「ドライバとパッケージの削除」画面が表示されます。
" ドライバのみ削除する " を選択し、[OK] をクリックします。
6 以下の画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
APD5 がアンインストールされます。
34
APD4のカスタマーディ スプレ イとの共存
カスタマーディスプレイを使用したい場合、カスタマーディスプレイを APD4 のドライバーを使用して共存させま
す。APD5 では、APD4 のドライバーで制御するカスタマディスプレイを、以下の接続方法で使用できます。
パススルー接続 (34 ページ )
コンピューターからカスタマディスプレイを経由して TM プリンターを接続する方法です。
APD4 のカスタマーディスプレイの通信設定と、APD5 の TM プリンターの通信設定を同じ設定にします。
スタンドアロン接続
コンピューターから TM プリンターと、カスタマーディスプレイを別々のポートに接続する方法です。
パスス ルー接続の設定
TM プリンター側の通信設定を、以下の次の手順でカスタマーディスプレイの通信設定と合わせます。
1 カスタマーディスプレイとコンピューターを接続し、カスタマーディスプレイに TM プリ
ンターを接続して電源をオンにします。
2 [ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [Epson] - [EPSON Advanced Printer Driver
5] - [EPSON TM Printer の登録 , 変更 , 削除 ] を選択します。
3 「EPSON TM Pinter の登録 , 変更 , 削除」画面が表示されます。
[1. プリンターの選択 ] から、カスタマーディスプレイに接続するプリンターを選択しま
す。
4 [3. 通信設定 ] で、ポートの設定をします。
ポートの設定を、APD4 で設定したカスタマーディスプレイの設定と同じ設定にします。
35
第 2 章 インスト ー ル
2
5 [4. 適用 ] の [ 設定を保存 ] をクリックします。
6 ポートの設定が反映されると、以下の画面が表示されます。[ はい ] をクリックします。
Windows のテストページの印刷が行われます。
7 Windowsのテストページの印刷が行われたことを確認したら、[5.完了]の[閉じる]をク
リックします。
36
37
第 3 章 サイレ ント インスト ー ル
3
サ イレ ント インスト ー ル本章では、サイレントインストールの方法について説明しています。
概要
サイレントインストールとは、既にセットアップされている APD5 の環境を、ユーザーの操作無しに他のコンピュー
ターに簡単にコピーすることです。
サイレントインストールは、バッチファイルや OS のリカバリーディスク、アプリケーションのインストーラーに、
APD5 のインストールを組み込むことができます。
また、サイレントインストールするときに、コマンドオプションを付加して、以下の機能を実現できます。
インストール完了の通知
インストール完了後の再起動の設定
アップグレードインストール
画面表示なしのアンインストール ( サイレントアンインストール )
方法
❏ パッケージファイル (*.exe) を使う
コピー元のコンピューターで、サイレントインストール用のパッケージを作成します。
コピー先でパッケージファイルを実行し、サイレントインストールします。
作成するサイレントインストール用のパッケージファイルには、以下の種類があります。
最小パッケージ
(APD5 ユーティリティー非サポートパッケージ )
完全パッケージ
(APD5 ユーティリティーサポートパッケージ )
❏ スクリプトファイル (*.inf) を使う
コピー元のコンピューターで、コピー元情報が記録したスクリプトファイルを作成します。
このファイルと、機種ごとの APD5 インストーラー (APD_5xx_Txx.exe) を別のコンピューターで実行し、サイ
レントインストールします。
活用方法
以下の場合に便利な機能です。
同じ設定のコンピューターを複数セットアップする場合、セットアップにかかわる作業を軽減できます。
ディスプレイを持たない環境にもセットアップができます。
コンピューターに印刷関連の不具合が発生した場合、そのコンピューターのサイレントインストール用スクリ
プトファイルを入手すれば、不具合が発生したコンピューターの APD5 環境を別のコンピューターで再現でき
るので、サービスメンテナンス性を向上できます。
38
サ イレ ント インスト ー ルの流れ
サイレントインストールの流れは以下のとおりです。
コ ピー元コ ン ピ ュータ ーの OS の bit と 、コ ピー先コ ン ピ ューターの OS の bit を合わせてく だ さ い。
OS の bit が異な ると 、 サイレ ント イ ンスト ー ルでき ません。
< 例 >
コ ピー元のコ ン ピ ュータ ーの OS が 64bitの場合、コ ピー先のコ ン ピ ューターの OS も 64bit に する。
2. パッ ケージの作成 (39 ページ )
1. コ ピー する APD 環境の設定
2. スク リ プト フ ァイ ルの作成 (39 ページ )
3. サイレ ント インスト ー ルの実行 (41 ページ )( オプショ ンコ マン ド付加 )
コ ピー元コ ンピュ ーター
コ ピー先コ ンピュ ーター
39
第 3 章 サイレ ント インスト ー ル
3
フ ァイルの作成
パッケージファイル、スクリプトファイルを作成します。
以下の手順で作成します。
1 [ スタート ] - [ すべてのプログラム ] - [Epson] - [EPSON Advanced Printer Driver
5] - [EPSON TM Printer の登録 , 変更 , 削除 ] を選択します。
2 「EPSON TM Pinter の登録 , 変更 , 削除」画面が表示されます。
メニューバーの [ コピーインストール ]-[ 作成 ] をクリックします。
3 「コピーインストールパッケージの作成」画面が表示されます。
[ コピーインストールパッケージの種類 ] から、サイレントインストールの方法に合わせ
て作成するファイルを選択します。
サイレ ント イ ン スト ー ルし た環境で、 サイレ ント イ ンスト ー ル用のパッ ケージ フ ァイ ルやスク リ
プト フ ァイ ルは作成でき ません。
設定値 説明
コピー情報ファイルのみ
スクリプトファイル (*.inf) を出力します。
APD5 のパッケージ ( 機種 ) ごとに作成されます。サイレント
インストールする際、機種ごとの APD5 インストーラー
(APD_5xx_Txx.exe) に組み込んで実行します。
最小パッケージ (APD5 Utility 含まない )パッケージファイル (*.exe) を出力します。
APD5 ユーティリティーが含まれないパッケージファイルが作
成されます。
完全パッケージ (APD5 Utility 含む )パッケージファイル (*.exe) を出力します。
APD5 ユーティリティーが含まれるパッケージファイルが作成
されます。
40
4 [ コピーするプリンター ] の一覧からコピーしたいプリンターを選択します。
5 [ 参照 ] をクリックし、ファイルの出力先を指定し、[ 作成 ] をクリックします。
6 確認画面が表示されます。[OK] をクリックします。
パッケージファイル / スクリプトファイルが出力されます。
7 出力が完了すると以下の画面が表示されます。[OK] をクリックします。
手順 5 で指定した場所に作成されています。
初期状態では、 [ 登録済みプ リ ンタ ーを全て含む ] に チェ ッ ク がついて いま す。
登録済みの プ リ ン タ ーを全て含めてコ ピーし た い場合、 チェ ッ ク を付 けたままに し て く だ
さ い。 登録し て い るプ リ ン タ ーの中から 特定の プ リ ン タ ーの みコ ピーし た い場合、 チェ ッ
ク を外し 、 プ リ ンタ ーを選択し てく だ さ い。
41
第 3 章 サイレ ント インスト ー ル
3
サイレ ント インスト ー ルの実行
以下の方法でサイレントインストールできます。
コピー先コンピューターでパッケージを実行
コピー先コンピューターに、スクリプトファイルとAPD5インストーラーをコピーして、コマンドラインで実行
バッチファイルや、APD 組み込み用アプリケーションを開発して実行
サ イレ ント インスト ー ル方法
サイレントインストールする方法は以下のとおりです。
パッ ケージフ ァ イルを使っ て インスト ー ルコピー先コンピューターにパッケージファイルをコピーし、以下のコマンドを実行します。
>[ パッケージファイル名 ( フルパスで記述 )]
例 : D:¥APD5¥Apd5CopyInstaller.exe
スクリ プト フ ァ イルから インスト ー ルコピー先コンピューターに、スクリプトファイルと APD5 インストーラーをコピーし、以下のコマンドを実行しま
す。
>[APD5 インストーラー ( フルパスで記述 )] [/s /f1” スクリプトファイル名 ( フルパスで記述 )”]
例 : D:¥APD5\APD_5xx_Txx.exe /s /f1”D:¥APD5¥TM-T88V.inf”
管理者 (Administrator) 権限で実行し てく だ さ い。
コ ピー元コ ン ピ ュータ ーの OS の bit と 、コ ピー先コ ン ピ ュータ ーの OS の bit が異な る場合、サイ
レ ント イ ンスト ー ルでき ません。
実行する APD5 イ ンスト ー ラーと スク リ プト フ ァイ ルは、 同じ機種のパッ ケージ、 バージョ ン
のも ので あ るこ と を確認し てく だ さ い。
機種ごと に サイレ ント イ ンスト ー ルし てく だ さ い。
42
インスト ー ル結果の確認
サイレントインストール結果は、以下のファイルから確認できます。
CopyInstallLog.txt の情報CopyInstallLog.txt には、以下の情報が記録されています。
サイレントインストールをした年月日時
インストールパッケージ名
インストール結果
インストール結果の "Install Result" の内容は以下のとおりです。
フ ァイ ル名
CopyInstallLog.txt
出力先フォ ルダー
%ALLUSERPROFINE%\Application Data\EPSON\EPSON Advanced Printer Driver 5\CopyInstallLog
Install Result 内容
0 インストールが正常に終了しました。
1223 ユーザーがインストールをキャンセルしました。
1
正し く セッ ト アッ プ するためには、 管理者権限が必要で す。
現在のボ リ ュー ムには、 選択し て い る機能を イ ンスト ー ルするために十分なディ スク 空き領域
があり ません。 現在のボ リ ュー ムから フ ァイ ルを削除し てディ スク 領域を確保するか、 ロ ーカ
ル ディ スク に イ ンスト ー ルする機能を削減し てく だ さ い。 あ るいは、別の ド ラ イ ブを選択し て
く だ さ い。
2 指定されたスクリプトファイルが見つかりませんでした。
3 指定されたコマンドオプションは使用できません。
4すでに プリンターがインストールされています。プリンター がインストールされているコン
ピューターに本ドライバーをインストールすることはできません。本ドライバーをインストール
する場合は、プリンター をアンインストールしてください。
5 インストールするバージョンよりも新しいバージョンがインストールされています。
6 指定したスクリプトファイルと APD5 インストーラのパッケージが異なります。
7 こ の スク リ プト フ ァイ ルは 32bitOS の み使用でき ま す。
こ の スク リ プト フ ァイ ルは 64bitOS の み使用でき ま す。
8 指定したスクリプトファイルはこのパッケージのバージョンでは使用できません。
9 指定したスクリプトファイルはこのパッケージでは使用できません。
-3 すでに APD5 がインストールされているため、インストールできません。
1151 APD が サポートされていない OS でサイレントインストールされました。
-1
対象のコ ン ピ ュータ ー内の フ ァイ ルが上書き でき ません。 フ ァイ ルが使用中の可能性が あり ま
す。 全ての アプ リ ケーショ ンを終了し て再度イ ンスト ー ルを 初から行っ て下さ い。
イ ンスト ー ルに失敗し ま し た。 全ての アプ リ ケーショ ンを終了し て再度イ ンスト ー ルを 初か
ら 行っ て下さ い。
43
第 3 章 サイレ ント インスト ー ル
3
コマン ド オプショ ン
サイレントインストールに付け加えられる機能のコマンドオプションは、以下のとおりです。
組み合わせ可能なコマン ド オプショ ンサイレントインストールの方法によって、使用できるオプションが異なります。以下を参照してください。
オプション 説明
/s /f1" スクリプトファイル名 " スクリプトファイルを使ってサイレントインストールします。
/s /a APD5 をアップグレードします。
/s /uninstall サイレントアンインストールします。
/s を付けない場合、アンインストール画面が表示されます。
/d サイレントインストール結果をメッセージダイアログで表示します。
/r(Y/N)
サイレントインストール完了後の OS の再起動を設定します。
再起動を行う場合 : /rY
再起動を行わない場合 : /rN
( 何も指定しない場合、再起動要求があれば強制的に再起動します。)
/PEthernet 接続で登録されているすべてのデバイスの IP アドレスを指定します。
ただし、指定できる IPアドレスは1つです。(すべて同じ IPアドレスになります。)
*: 必須オプション
サイレントインストール方法 /s /f1 /s /a /s /uninstall /d /r /P
パッケージファイルを使用 - - - ○ ○ ○
スクリプトファイルを使用 ○ * - - ○ ○ ○
アップデートサイレントインストール ○ * - ○ ○ -
サイレントアンインストール - - ○ * ○ ○ -
44