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先進技術がサポートする軸トルク検出器先進技術がサポートする軸トルク検出器AD7832シリーズRotation Torque Sensor
●1/3000の高精度と堅牢さを兼備えたトルクセンサ●エンジン軸/CVJ軸にダイレクト装着可能●分担力センサ方式で真のトルク計測●デュアルレンジで高精度を保証した演算処理
●1/3000の高精度と堅牢さを兼備えたトルクセンサ●エンジン軸/CVJ軸にダイレクト装着可能●分担力センサ方式で真のトルク計測●デュアルレンジで高精度を保証した演算処理
特 長
●定格トルク : 200Nm ~ 5kNm●総合誤差 : 0.03%●デュアルレンジ : 1/5スケールレンジでも1/3,000以上の精度保証●最大回転速度 : 12,000rpm (200Nm-1kNm) ~ 10,000rpm (2kNm-5kNm)
●定格トルク : 200Nm ~ 5kNm●総合誤差 : 0.03%●デュアルレンジ : 1/5スケールレンジでも1/3,000以上の精度保証●最大回転速度 : 12,000rpm (200Nm-1kNm) ~ 10,000rpm (2kNm-5kNm)
性 能
RTSで測定可能な範囲
トルクデマンドコンセプト・エネルギーフローモデル
駆動・制御力
クランク パワートレン タイヤ 車体シリンダ
燃料 筒内圧 E/G トルク
E/G 回転数
軸トルク 車両速度
車両速度軸回転数クランク角
ロス ロス ロス ロス ロス
AD7832シリーズは、分担力検出方式を採用しスラスト力やラジアル力の影響を排除した真のトルクを高精度に計測することが可能なトルク計です。高い電気感度を持ち1/5F.S.のデュアルレンジが可能となり、2つのレンジでの計測に使用できます。また軸トルク検出器専用の指示計AD7893シリーズは、□96 奥行き210とコンパクトながら10kHzのモデルサイクル演算を実行し、かつ高速出力レートを実現しています。
・高速型トルク計・レイテンシー35μsec 定格トルク:200Nm~5kNm 総 合 精 度:0.03% 最大回転数:10000rpm(200Nm~1kNm) 8000rpm(2kNm) 6000rpm(5kNm)高速タイプテレメータを使用し、遅れ時間を大幅に低減します。
RTS-E3センサ 受信BOX AD7893-E3指示計
AD7833
・小型(小径型)トルク計・レイテンシー400μsec 定格トルク:200Nm~5kNm 総 合 精 度:0.03% 最大回転数:12000rpm(200~1kNm)・ 10000rpm(2kNm、5kNm)トルク検出器を軽量化し、低イナーシャを実現しました。小型テレメータを使用しシンプルな構成となります。
RTS-Sセンサ AD7893-S指示計
AD7832
AD7832シリーズは、A&DのDSP技術と高速データ伝送技術によって生まれた分担力検出方式の軸トルク検出器です。この検出器により非接触でトルク計測が可能になり、高速・高分解能計測でデータをご提供致します。
2
Rotation Torque Sensor
AD7832series先進技術がサポートする▶
●高精度0.03%の実現
●AD7832シリーズの構成例
●従来のトルク計では、4枚の歪みゲージを使用しブリッジ回路を構成していましたが、AD7832シリーズでは専用の4素子の歪ゲージをセンサに複数配置した分担力方式を採用しています。
●分担力検出方式により、起歪部の分担した力によるモデル演算が可能となり、スラストやラジアル力の影響を排除した真のトルクを高精度に計測することが可能です。
●トルクを複数の分担力として計測するため、モデル演算したトルク信号のノイズは従来方式より低減させる計測が可能になりました。
●4素子の歪ゲージを使用した分担力検出方式は、極小の面積に特性の揃った歪ゲージを熱バランスのとれた配置でブリッジ回路を構成しており、熱勾配や温度変化の影響を受けません。
分担力技術の特長
●高速で大容量のデータ伝送技術の開発により、非接触型の高精度リアルタイム計測を実現しました。
●歪ゲージで検出した分担力をセンサ内でA/D変換し、同期サンプリングした大容量の分担力デジタルデータを高速シリアル通信でデータ転送することにより、データ劣化の無い信号として伝送できます。
高速データ伝送技術で非接触型センサ ●センサには、ロータリエンコーダのスリット円盤を装着し回転角情報を同時計測します。角度情報を演算することにより、角速度/分力成分/仕事率などの演算出力が可能です。
回転同期計測
歪ゲージ信号は、オールデジタルでDSPにより高速なモデルサイクル処理を行いマトリックス-ベクトル演算を実行します。●デジタル/アナログデータリンク デジタルデータリンクによりノイズの無い高精度なトルクをフィードバック信号として使用できます。また、全てのデータは、PCに記録が可能です。
■インターフェイス:CAN、Ethernet、RS485 ■アナログ系、D/A電圧出力:±10V
モデルサイクル処理
軸トルク検出器
外部接続機器へ
軸トルク検出器専用4素子歪ゲージ
分担力の考えかた
AD7893-S指示計 CPUシステムによる計測・制御系
3
●エンジンベンチ試験での応用例
エンジンの燃焼圧(筒内圧)で発生するトルクは、エンジン諸元出力トルクの数倍にも達します。複数気筒の燃焼圧と発生トルクの解析も可能にしたAD7832シリーズは、高速応答性と広いダイナミックレンジで高精度な計測制御ができます。
上記のデータは、弊社実験室における試験検証の例です。このような気筒毎に特徴的な瞬時トルク波形を計測することも可能です。注)瞬時トルクなどの計測時は、想定される最大トルク値が軸トルク検出器の計測レンジ内であることが必須です。許容過負荷範囲の計測は、計測レンジを超えた値について保証しているものではありません。
●モータトルク試験などへの応用
汎用モータの試験や自動車のEV化に伴うモータの試験にも対応することが可能です。堅牢性と高精度な計測を可能にし、お客様の試験目的に合わせたシステムをご提供いたします。
エンジンクランク軸に直結したRTSセンサ
エンジンベンチ試験システム
エンジンベンチ試験システムの構成例
筒内圧と瞬時トルクの実験例
エンジンベンチ試験におけるシミュレーション例
AD7832シリーズは、ねじり剛性/ねじれ角/限界曲げモーメントなど厳しい使用環境を想定した設計。ラジアル/スラスト荷重が加わる取付け条件下でも、それぞれのモーメント成分を分離した正確な計測。
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Rotation Torque Sensor
AD7832series先進技術がサポートする▶
●パワートレイン試験での応用例
トランスアクスルなどの試験は、駆動側に実エンジンを使用する場合と仮想エンジン(モータ駆動)による試験方法があります。この試験では、特に出力軸側の負荷トルクが惰行走行相当の極低負荷から発進時の高負荷まで広いダイナミックレンジが必要になります。また、入/出力軸に直結出来る軸トルク検出器の使用が計測誤差を除去する為に必要になります。AD7832シリーズは、これらに対応できる優れた性能を有しています。
ドライブシャフトに直結した例 ドライブシャフトに直結した例
パワートレイン試験システム 負荷モータに直結した例仮想エンジン(モータ駆動)による発進時のシミュレーション例
パワートレインベンチ試験システムの構成例
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AD7832A Aセット構成軸トルク検出器、指示計、回転検出器、遮光板、アンテナケーブル、エンコーダケーブルのフルセット。軸トルク計測と回転速度、回転角度計測が可能。
軸トルク検出器
遮光板
回転検出器
指示計
アンテナケーブル
エンコーダケーブル
●軸トルク検出器/200Nm, 500Nm, 1kNm, 2kNm, 5kNmから選択 それぞれシングルレンジ、デュアルレンジを選択●指示計/AD7893-S●遮光板/歯数90●回転検出器●アンテナケーブル/長さ20m●エンコーダケーブル/長さ20m
AD7832シリーズは、A&DのDSP技術と高速データ伝送技術により生まれ、軸トルク検出器に1/3000の高精度と堅牢さを兼ね備えた分担力検出方式を採用しています。エンジン軸/CVJ軸にダイレクトに接続でき、且つ分担力センサ方式で真のトルク計測が可能になり、非接触で高速/微細な現象の高精度計測を実現します。
お客様のご要求に対応したAセット、Bセットの2種類を標準として御用意しました。またお客様の用途に応じ、回転検出器、ケーブル長など変更し、組合わせることも可能です。
AD7832B Bセット構成軸トルク検出器、指示計、アンテナケーブルのセット。
●軸トルク検出器/200Nm, 500Nm, 1kNm, 2kN, 5kNmから選択 それぞれシングルレンジ、デュアルレンジを選択●指示計/AD7893-S●アンテナケーブル/長さ20m
指示計
アンテナケーブル
AD7893-S 指示計機能一覧
●計測 トルク 回転速度
●外部入出力 アナログ出力(±10V) デジタル出力(CAN2.0B) デジタル入出力(接点) 回転パルス入力
●表示 計測値数値表示 計測値グラフ表示
●処理 ローパスフィルタ 極性変換 トルク回転零点移動補正 トルク温度零点移動補正 零点調整
6
■サイドレール
Rotation Torque Sensor
AD7832series先進技術がサポートする▶
96
97
10
184.5
208.2
92
92
10
11.5
96 97
1 11.2
91.5
91.5
■軸トルク検出器 外形寸法図 ■指示計 外形寸法図
●AD7832シリーズ軸トルク検出器寸法表
指示計 AD7893S
AD7832-01-001
AD7832-01-002
AD7832-01-003
AD7832-01-004
AD7832-02-001
AD7832-02-004
AD7832-02-007
AD7832-02-0010
AD7832-03-001
AD7832-03-002
AD7832-03-003
AD7832-04-001
AD7832-04-002
AD7832-04-003
回転検出器 遮光板 アンテナケーブル エンコーダケーブル
AD7832-S200AD7832-S500AD7832-S1KAD7832-S2KAD7832-S5KAD7832-S200D1AD7832-S500D1AD7832-S1KD1AD7832-S2KD1AD7832-S5KD1
200Nm500Nm1kNm2kNm5kNm200Nm500Nm1kNm2kNm5kNm
○○○○○○○○○○
○----○----
-○○---○○--
---○----○-
----○----○
○----○----
-○○---○○
-
---○----○-
----○----○
○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
デュアルレンジ
軸トルク検出器
■軸トルク検出器遮光板付き 計測レンジ
200Nm500Nm1kNm2kNm5kNm
固定アンテナは軸トルク検出器に含まれます
遮光板無し
■指示計 AD7893-S
■固定アンテナ
■回転検出器AD7832-01-001 200Nm用AD7832-01-002 500Nm用
1kNm用AD7832-01-003
2kNm用AD7832-01-004
5kNm用
■遮光板
■アンテナケーブル
AD7832-02-001200Nm用
AD7832-02-004500Nm用1kNm用
AD7832-02-007 2kNm用
AD7832-02-0105kNm用
AD7832-03-001 20mAD7832-03-002 10mAD7832-03-003 5m
■エンコーダケーブルAD7832-04-001 20mAD7832-04-002 10mAD7832-04-003 5m
(mm)
※1 90PPRの時
140140140140
AΦ114.8Φ121.8Φ129.8Φ139.8
ΦBΦ85g5Φ85g5Φ85g5Φ85g5
ΦCΦ85H6Φ85H6Φ85H6Φ85H6
ΦDΦ120Φ128Φ138Φ150
ΦEΦ164Φ164Φ172Φ182
ΦF ※1
7080100110
G12131517
H31.5385460
I -110.5131517
I -28-φ8.28-φ10.212-φ12.212-φ14.2
J -18-M88-M1012-M1212-M14
J -2Φ100Φ104Φ110Φ120
ΦK62718997
LAD7832-S200AD7832-S500/S1KAD7832-S2KAD7832-S5K
機 種▼軸トルク検出器 外形寸法表
■セレクションガイド
サイドレール(パネルマウント取付用金具)は別オプションです。
オプション番号AX-DIN-MOUNT
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Rotation Torque Sensor
AD7832series先進技術がサポートする▶
安全上のご注意 ●ご使用の際は、取扱説明書をよく お読みの上、正しくお使いください。
IAVはドイツiAV GmbH社の略です。MATLAB、Simulink、StateflowはMathWorks社の登録商標です。
AD7832シリーズ 軸トルク検出器仕様
定格容量(RC)フルスケール(FS)総合誤差非直線性ヒステリシス繰り返し性分解能零点の温度影響感度の温度影響保証温度範囲動作温度範囲保存温度範囲最大回転速度連続回転速度零点の回転変動慣性モーメントねじり剛性ねじり固有振動数ねじれ角許容過負荷限界過負荷限界スラスト負荷限界ラジアル負荷限界曲げモーメント質量
外形寸法本体質量電源消費電力動作温度範囲回転パルス入力CANアナログ出力デジタル入力デジタル出力シリアル通信
200
200
200D1
200/40
500
500
500D1
500/100
1K
1k
1KD1
1k/200
2K
2k
2KD1
2k/400
5K200 500 1k 2K
12,00012,000
10,00010,000
5K5k
5KD1
5k/1k
40×10-31.2×1035.5
0.2×10-3200500550.22.4
5.0×10-31.1×1034.7
0.4×10-3
10100.52.8
6.0×10-31.7×1035.4
0.6×10-3
202012.8
9.0×10-32.2×1035.0
0.9×10-3
303023.6
14.0×10-33.6×1035.1
1.4×10-3
505054.8
AD7832
0.03(0.02)(0.02)0.010.020.0030.003-10~+60 -20~+80-20~+85
0.05
AD7893-S97(W)×97(H)×208.2(D)
1.2入力 90~240V 50~60Hz 出力 DC12V3A ACアダプタからの供給
20(ACアダプタ含む)10~40
ラインドライバ差動入力(RS422/485準拠)ch数3(A、B、Z相)Hi-speed CAN(差動信号I/F)ch数1(CAN 2.0B)
シングルエンド出力 ch数3(トルク値、回転速度値、回転角度値)フォトカプラ絶縁による電流駆動入力(シンクタイプ) ch数2(レンジ切替、零点調整)
フォトカプラ絶縁によるオープンコレクタ出力 ch数3(レンジ切替、ステータス、ウォッチドック出力)RS485 1ポート
単位
NmNm%FS%FS%FS%FS%FS%RC/℃%Load/℃℃℃℃r/minr/min%RCkg・㎡kNm/radkHzrad%RC%RCkNkNkNmkg
単位mmkg
W℃
備考
*1*2*3*3*4*5
*6
*7
*8
備考
軸トルク検出器
製品型番
性能仕様
温度仕様
回転仕様
機械特性
指示計製品型番
外観仕様
電気的仕様
インターフェース
*1:Hi/Lo*2:非直線性、ヒステリシスを含む静的トルク試験による。*3:参考値*4:静的トルク試験による。
*5:BW=100Hz*6:回転零点補正後の値*7:定格トルク時のねじれ角*8:ボルト、ワッシャ含む
■札 幌 出 張 所 TEL.011-251-2753(代) FAX.011-251-2759■仙 台 出 張 所 TEL.022-211-8051(代) FAX.022-211-8052■宇 都 宮 営 業 所 TEL.028-610-0377(代) FAX.028-633-2166■東 京 営 業 課 TEL.03-5391-6128(直) FAX.03-5391-6129■東 京 北 営 業 所 TEL.048-592-3111(代) FAX.048-592-3117■東 京 南 営 業 所 TEL.045-476-5231(代) FAX.045-476-5232■静 岡 出 張 所 TEL.054-286-2880(代) FAX.054-286-2955■名 古 屋 営 業 所 TEL.052-701-5681(代) FAX.052-701-5683■大 阪 営 業 所 TEL.06-7668-3900(代) FAX.06-7668-3901■広 島 営 業 所 TEL.082-233-0611(代) FAX.082-233-7058■福 岡 営 業 所 TEL.092-441-6715(代) FAX.092-411-2815
本 社 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目23番14号 TEL.03-5391-6126(代) FAX.03-5391-6129
http://www.aandd.co.jp●外観及び仕様は改良の為、お断りなく変更する場合があります。●本カタログの内容は2016年7月現在のものです。
*AD7832-ADJC-02-BP3-16700
150300