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6技術資料
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4.エコグリーン ノンハロゲン*ケーブルの特長
1.環境をクリーンに保ちます。
*ノンハロゲン(Non-halogen)周期表第17族のF(ふっ素)、Cl(塩素)、Br(臭素)等のハロゲン元素を含まない材料であることを意味する。
(1)有害ガスを発生しません。ハロゲンフリー材料で構成されており、燃焼時に有害なハロゲン化水素ガスを発生しません。また、ダイオキシン発生の恐れもありません。表4-1-1に各種材料のハロゲン化水素ガス発生量を示します。
表4-1-1 各種材料の燃料ガスと発生量
(2)鉛等の重金属を含んでいません。
2.機器の腐食は殆どありません。
(1)pH(水素イオン指数)試験(JIS C 3666-2)pH(水素イオン指数)試験試料を750~850℃で30分間加熱し、発生した燃焼ガスを蒸留水に溶け込ませ、その溶液のpHを測定する方法です。エコグリーンⓇケーブルは、JISの要求(pH4.3以上)を満足します。
表4-2-1 pH試験の結果
(2)導電率試験(JISC3666-2)(1)の溶液を用いて導電率の測定を行なう試験です。エコグリーンⓇケーブルは、JISの要求(10μS/mm以下)を満足します。
図4-2-1 JIS C 3666-2によるpH測定試験装置
材料名ビニル低煙害ビニル難燃性ポリオレフィンノンハロゲン難燃EPゴムノンハロゲン難燃ポリオレフィン
(耐燃性ポリエチレン)
不合格不合格不合格合 格
合 格
結 果
R○
項 目
一酸化炭素 CO二酸化炭素 CO2塩化水素 HCℓ
エコ材料110950
架橋PE1303800
PVC100100100
ガス発生量※
6技術資料
※ PVCを100とする相対値(PVC一般ケーブル) (エコグリーン EMシリーズ)
(1)エコグリーン EMシリーズ JIS C 3005の4.26.2 b) 60度傾斜難燃試験状況
(2)エコグリーン NHシリーズ JIS C 3521(IEEEstd.383:1974) 垂直トレイ燃焼試験(VTFT)状況
(PVC難燃ケーブル) (エコグリーン NHシリーズ)
着火状態 着火状態
いずれの場合も着火直後に炎を取り去った後60秒以内に自然に消えます。
3.難燃性です。
R○
R○
R○
F-CEV-S2×2mm2
90-187
F-CEV-S2×2mm2
90-187
NH-CEE2×2mm2
89-406
NH-CEE2×2mm2
89-406
R○EMシリーズとNHシリーズの2タイプのエコグリーン をご用意いたしました。
EMシリーズ(EM ○○:一般難燃);JIS C 3005の4.26.2 b)60度傾斜難燃試験に合格。NHシリーズ(NH-○○:高難燃);JIS C 3521(IEEEstd.383:1974)によるVTFTに合格。
着火後
分経過
終了後の状況
20
R○
エコグリーンⓇNHシリーズケーブルは、発煙量が少なく、高難燃性です。
エコ材料として使用している黒色の耐燃性ポリエチレンシースは、紫外線促進劣化試験でPVCと比較し、遜色のない特性を有していることを確認しています。
図4-4-2 JIS C 60695-6-31(ASTM E662(NBS))スモークチャンバに よる煙密度の測定
最大
煙密
度(
Dm
)(
有煙
~無
煙)
100
200
300
ビニル
クロロプレン
クロロスルホン化
ポリエチレン
ノンハロゲン
難燃ポリオレフィン
(耐燃性ポリエチレン)
310
190
240
150
270
150
105
80
4.低発煙性です。 5.耐候性はPVCとほぼ同等です。
図4-4-1 JIS C 60695-6-31(ASTM E662(NBS))発煙試験装置
絶縁体にPVCを使用している品種(IV、VV、CVV)はEM IE/F、EM EE/F、EM CEE/Fを使用することで絶縁体の耐熱温度がPVC(60℃)からエコ材料(75℃)に上がるため許容電流が大きくとれます。600V CVケーブルとEM 600V CE/Fケーブルの許容電流は変わりません。
クリーンルーム内でのアウトガス対策用ケーブルとして、EM電線ケーブルは従来のPVC電線ケーブルに比べて有効にご使用いただけます。
6.許容電流を大きくとれる品種もあります。
7.アウトガス対策用ケーブルとして有効です。
絶縁体やシース等の導体以外の構成材料を同一系統にすることにより、リサイクル性を高めました。
8.高リサイクル性です。
従来電線に比べると多少かたくなる傾向にありますが、許容曲げ半径は従来電線と同じです。EM IE/FやタイシガイセンEM 600V EEF/Fなど除き、ケーブル(EM 600V CE/F、EM CEE/F他)の絶縁体には従来のケーブル類(EV、CV、FP、HP等)の絶縁体と同じポリエチレン系材料を使用しています。そのため、長期間日光や蛍光灯の光が当るような場合には、従来のケーブル類と同様に、紫外線による表面の劣化を考慮し、端末部付近の絶縁体露出部には黒色テープなどの保護を施してください。絶縁体、シース材料は、ビニルと比較し伸びやすい材料です。端末部分の被覆はぎ取り作業にはご注意ください。引入れ工事には、ケーブル入線剤(滑剤)をご利用いただくと、ケーブルに擦れ跡がつきにくく、スムースな引き入れ工事が可能です。高温での熱変形にご注意下さい。耐燃性ポリエチレンは、90℃を超えると変形が大きくなり、絶縁性が損なわれることがあります。電線の温度上昇に影響する「多条布設」や「周囲温度」にご配慮ください。端末部及び接続部において、シースが収縮することがあり、特に高圧ケーブルにおいては、それにより不具合が発生する場合がありますので対策を施してください。
9.お取り扱い上のお願い事項。
⑴
⑵
⑶
⑷
⑸
⑹
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4.エコグリーン ノンハロゲン*ケーブルの特長
1.環境をクリーンに保ちます。
*ノンハロゲン(Non-halogen)周期表第17族のF(ふっ素)、Cl(塩素)、Br(臭素)等のハロゲン元素を含まない材料であることを意味する。
(1)有害ガスを発生しません。ハロゲンフリー材料で構成されており、燃焼時に有害なハロゲン化水素ガスを発生しません。また、ダイオキシン発生の恐れもありません。表4-1-1に各種材料のハロゲン化水素ガス発生量を示します。
表4-1-1 各種材料の燃料ガスと発生量
(2)鉛等の重金属を含んでいません。
2.機器の腐食は殆どありません。
(1)pH(水素イオン指数)試験(JIS C 3666-2)pH(水素イオン指数)試験試料を750~850℃で30分間加熱し、発生した燃焼ガスを蒸留水に溶け込ませ、その溶液のpHを測定する方法です。エコグリーンⓇケーブルは、JISの要求(pH4.3以上)を満足します。
表4-2-1 pH試験の結果
(2)導電率試験(JISC3666-2)(1)の溶液を用いて導電率の測定を行なう試験です。エコグリーンⓇケーブルは、JISの要求(10μS/mm以下)を満足します。
図4-2-1 JIS C 3666-2によるpH測定試験装置
材料名ビニル低煙害ビニル難燃性ポリオレフィンノンハロゲン難燃EPゴムノンハロゲン難燃ポリオレフィン
(耐燃性ポリエチレン)
不合格不合格不合格合 格
合 格
結 果
R○
項 目
一酸化炭素 CO二酸化炭素 CO2塩化水素 HCℓ
エコ材料110950
架橋PE1303800
PVC100100100
ガス発生量※
6技術資料
※ PVCを100とする相対値(PVC一般ケーブル) (エコグリーン EMシリーズ)
(1)エコグリーン EMシリーズ JIS C 3005の4.26.2 b) 60度傾斜難燃試験状況
(2)エコグリーン NHシリーズ JIS C 3521(IEEEstd.383:1974) 垂直トレイ燃焼試験(VTFT)状況
(PVC難燃ケーブル) (エコグリーン NHシリーズ)
着火状態 着火状態
いずれの場合も着火直後に炎を取り去った後60秒以内に自然に消えます。
3.難燃性です。
R○
R○
R○
F-CEV-S2×2mm2
90-187
F-CEV-S2×2mm2
90-187
NH-CEE2×2mm2
89-406
NH-CEE2×2mm2
89-406
R○EMシリーズとNHシリーズの2タイプのエコグリーン をご用意いたしました。
EMシリーズ(EM ○○:一般難燃);JIS C 3005の4.26.2 b)60度傾斜難燃試験に合格。NHシリーズ(NH-○○:高難燃);JIS C 3521(IEEEstd.383:1974)によるVTFTに合格。
着火後
分経過
終了後の状況
20
R○
エコグリーンⓇNHシリーズケーブルは、発煙量が少なく、高難燃性です。
エコ材料として使用している黒色の耐燃性ポリエチレンシースは、紫外線促進劣化試験でPVCと比較し、遜色のない特性を有していることを確認しています。
図4-4-2 JIS C 60695-6-31(ASTM E662(NBS))スモークチャンバに よる煙密度の測定
最大
煙密
度(
Dm
)(
有煙
~無
煙)
100
200
300
ビニル
クロロプレン
クロロスルホン化
ポリエチレン
ノンハロゲン
難燃ポリオレフィン
(耐燃性ポリエチレン)
310
190
240
150
270
150
105
80
4.低発煙性です。 5.耐候性はPVCとほぼ同等です。
図4-4-1 JIS C 60695-6-31(ASTM E662(NBS))発煙試験装置
絶縁体にPVCを使用している品種(IV、VV、CVV)はEM IE/F、EM EE/F、EM CEE/Fを使用することで絶縁体の耐熱温度がPVC(60℃)からエコ材料(75℃)に上がるため許容電流が大きくとれます。600V CVケーブルとEM 600V CE/Fケーブルの許容電流は変わりません。
クリーンルーム内でのアウトガス対策用ケーブルとして、EM電線ケーブルは従来のPVC電線ケーブルに比べて有効にご使用いただけます。
6.許容電流を大きくとれる品種もあります。
7.アウトガス対策用ケーブルとして有効です。
絶縁体やシース等の導体以外の構成材料を同一系統にすることにより、リサイクル性を高めました。
8.高リサイクル性です。
従来電線に比べると多少かたくなる傾向にありますが、許容曲げ半径は従来電線と同じです。EM IE/FやタイシガイセンEM 600V EEF/Fなど除き、ケーブル(EM 600V CE/F、EM CEE/F他)の絶縁体には従来のケーブル類(EV、CV、FP、HP等)の絶縁体と同じポリエチレン系材料を使用しています。そのため、長期間日光や蛍光灯の光が当るような場合には、従来のケーブル類と同様に、紫外線による表面の劣化を考慮し、端末部付近の絶縁体露出部には黒色テープなどの保護を施してください。絶縁体、シース材料は、ビニルと比較し伸びやすい材料です。端末部分の被覆はぎ取り作業にはご注意ください。引入れ工事には、ケーブル入線剤(滑剤)をご利用いただくと、ケーブルに擦れ跡がつきにくく、スムースな引き入れ工事が可能です。高温での熱変形にご注意下さい。耐燃性ポリエチレンは、90℃を超えると変形が大きくなり、絶縁性が損なわれることがあります。電線の温度上昇に影響する「多条布設」や「周囲温度」にご配慮ください。端末部及び接続部において、シースが収縮することがあり、特に高圧ケーブルにおいては、それにより不具合が発生する場合がありますので対策を施してください。
9.お取り扱い上のお願い事項。
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