21

CSR（Corporate Social Responsibility）は一般的に「企業の社会的責任」と訳され、企業が事業活動を通じて、経済・社会・環境など幅広い側面に配慮したバランスよい経営に取り組み、“企業を取り巻くすべてのステークホルダー（利害関係者）の満足”と“企業に対する信頼”を向上させることで、企業自体の持続可能性（サスティナビリティ）を高める取り組みを指します。

静岡銀行グループでは、従来より基本理念「地域とともに夢と豊かさを広げます。」のもと、地域で生まれ育った金融グループとして、地域との共存共栄を目指すとともに、地域の皆さまが抱く願いやビジョンを実現するためのお手伝いに取り組んでいます。

この基本理念を実践し、具現化していくことを静岡銀行グループのＣＳＲととらえ、強固な財務体質を活かし、将来にわたる地域の発展、成長の実現に取り組むことで、第11次中期経営計画の基本戦略である「『しずぎんブランド』の価値向上」を目指します。

Corporate Social Responsibility Report

CSRレポート

ステークホルダー

地域社会 お客さま 株主 従業員

シナジー効果の発揮

非財務的価値（ブランド価値）

「しずぎんブランド」の価値向上

財務的価値収益拡大

株式時価総額拡大 など

基本理念 「地域とともに夢と豊かさを広げます。」

ビジョン「お客さまとともに地域の未来を切り拓く総合金融グループ」の実現

持続的成長

企業活動

地域からの評価･信頼度の向上

お客さま満足度（CS）の

向上

株主・市場からの

評価の向上

従業員満足度（ES）の

向上

地域のリーディングバンクとしての役割発揮

好感度地域一番店の実現

適切な情報開示や資本政策の実施による

企業価値の向上

創造力とチームワークにあふれた

企業風土の醸成

コンプライアンス

ハピ ラキ

22

経済面、社会面、環境面からの取り組み

静岡銀行グループのもつ金融機能を最大限に活用し、経済面における取り組みにとどまることなく、環境問題や少子高齢化といった社会的な課題に対しても、地域のリーディングバンクとしての役割を果たします。

CSR推進に向けた施策は、本部各部、グループ会社の毎年度の業務計画に織り込み、進捗状況を定期的に経営に報告する体制としています。

また、CSR担当役員（経営企画部所管役員）を委員長、本部部長を構成メンバーとする「CSR推進委員会」を定期的に開催し、CSR推進のPDCAサイクルを強化しています。

● 地域密着型金融の推進 ～コンサルティング機能の発揮 ～地域の面的再生への参画

● 安定した資金供給の継続● 中小企業金融円滑化法への

適切な対応

● 地域コミュニティへの貢献● 地域金融経済教育の実施● 地域の文化・芸術・スポーツ

の振興支援

● 環境負荷低減への取り組み● お客さまの環境問題に対する

取り組みのサポート● 従業員の環境問題に対する

意識向上

シンボル・マーク 静岡銀行のオリジナルキャラクター星犬の「ハピとラキ」

ふたつの波をモチーフにしたシンボル・マークは、静岡銀行とお客さまの出会いや地域社会との交流、そして経済活動と文化活動の融合など、さまざまなコミュニケーションの誕生を象徴しています。そして、このコミュニケーションの渦の中から、「未来に向けて、新しい夢や地域の豊かさを創り出していきたい」という願いを表現しています。

ハピとラキを地球に呼んだのは、マンガ家・作家の小泉吉宏さん小泉吉宏 氏：静岡県出身。代表作「ブッタとシッタカブッタ」はシリーズ

200万部を超えるベストセラー。第 45回文藝春秋漫画賞、第 6回文化庁メディア芸術祭優秀賞、

平成17年度静岡県文化奨励賞ほか受賞。

PDCAサイクルとは？

地域のリーディングバンクとしての

役割発揮

経済面 社会面 環境面

Plan（計画）→Do（実行）→Check（評価）→Action（改善）を継続的 に繰り返し、改善を計画に反映させていくことで、計画の実効性や 質を高めようとするものです。

?

ⓒ小泉吉宏/メディアファクトリー

23

地域密着型金融の推進

地域との共生による持続的な成長を目指して。

銀行には、お客さまの大切な資産をお預りし、資金や金融 サー ビスを企業や個人のお客さまに提供することで、社会・経済の健全な発展を支える役割があります。静岡銀行グループでは、株主の皆さまからご出資いただいた資金、お客さまからお預りした資金をもとに、静岡県を中心としたお客さまへのご融資を通じて、地域経済の持続的発展に努めています。

静岡銀行グループと地域のお客さま

個人預り資産1兆715億円（公社債、投資信託、 個人年金保険※）（うち静岡県内）9,877億円

純資産の部 7,201億円（うち株主資本）6,346億円

有価証券 2兆2,509億円

お客さま

お客さま

株主の皆さま

静岡銀行

グループ

会社

6兆6,949億円

4兆5,936億円（うち静岡県内） （うち静岡県内）

貸出金 預金等※

8兆883億円

7兆645億円※預金等には、譲渡性預金を含みます。

※個人年金保険は積立時価残高

（平成24年3月末現在）

24

経済面

地域密着型金融とは？

地域密着型金融とは、「 金融機関が顧客との間で親密な関係を長く維持することにより顧客に関する情報を蓄積し、 この情報をもとに貸出などの金融サービスの提供を行うことで展開するビジネスモデル」と定義されています。

基本方針

静岡銀行グループでは、地域密着型金融の推進における基本的な方針を、「基本理念“地域とともに夢と豊かさを広げます。”の実践を通じて、地域との共生による持続的成長を実現する。」と定め、中期経営計画や各期の業務計画を通じて、「基本理念」を着実に実践していくことで、地域密着型金融の推進に取り組んでいます。

また、地域、お客さまとのリレーションの一層の向上や、さまざまなニーズに応じた付加価値の高いサービスの提供を通じて、互恵・共生の関係を構築することで、持続的な成長の実現を目指しています。

地域密着型金融の全体図

基本理念 「地域とともに夢と豊かさを広げます。」の実践を通じて、地域との共生による持続的成長を実現する。基本的な方針

具体的な取り組み

経営計画に明確に位置付け推進

静岡銀行グループ会社外部機関

推進

地域や利用者に対する積極的な情報発信情報発信

ライフステージに応じた最適なソリューションの提供

地域経済の活性化に向けた取り組み地域の面的再生への積極的な参画

専門的な金融手法やノウハウを持つ人材の育成

創業期 成長期 成熟期 第2の成長期 （衰退期）

創業支援ビジネスマッチング

多様な資金調達手段の提供海外進出支援

経営改善・事業再生事業承継

円滑な清算

取引先に対するコンサルティング機能の発揮

連携

経営課題の把握

お客さまの悩み

ライフステージの見極め

25

地域密着型金融の取組実績

平成23年度は、第11次中期経営計画「ＭＩＲＡＩ～未来」の推進を通じて、引き続き地域金融の円滑化に取り組むとともに、地域のお客さまが抱えるさまざまな経営課題の解決を支援するソリューション営業に積極的に取り組みました。

主な実績は以下のとおりです。特に、お客さまの販路拡大などを通じて業容拡大を支援するビジネスマッチング、厳しい経営環境に直面するお客さまをサポートする経営改善・事業再生支援や、地域活性化への取り組みなどで成果をあげることができました。

顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮

地域の面的再生への積極的な参画

重点事項 平成23年度の取組実績

(1) 創業・新事業支援・産学連携に関する覚書を締結した静岡県内外の大学、(独)産業技術総合研究所等と連携し、563件

の公的支援制度の申請支援を通じて、お客さまの新事業計画の策定支援に取り組みました。・株式公開および事業承継に伴う株式移動ニーズがある企業6社に対し、「しずぎん4号投資ファンド（光輝）」、「しずぎん5号投資ファンド（希望）」を活用し、合計189百万円の投資を行いました。

(2) 経営課題解決・｢しずぎん成長分野応援プロジェクト｣ の取り組みや外部専門機関との連携等を通じ、2,971件の

経営課題を発掘し、そのうち671件が課題解決に至りました。・お客さまの海外進出の動きが加速する中、新たに3カ国で5金融機関と業務提携を行い、現地での

支援体制の強化に取り組みました。

(3) 経営改善

・お客さまの経営改善計画の策定を、営業店の行員が支援する「ターンアラウンド運動」を平成23年4月にスタートさせました。この運動を通じて、お客さまへの支援体制を強化するとともに、行員の経営 相談スキルの向上にも取り組みました。

・また、従来から営業店が取り組んでいる経営改善支援について、本部の関与度を高めるなど、経営改善計画の策定支援を強化し、お客さまの経営状況に応じてきめ細かく対応しました。

(4) 事業再生および 円滑な事業清算支援

・本部による事業再生等集中対応先として55先を選定し、M＆A、再生ファンド、産業活力の再生および産業活動の革新に関する特別措置法の活用等、個別の案件ごとに最適なスキームを構築し、事業再生支援を行いました。このうち、17先について、中小企業再生支援協議会との連携、業態転換等による事業再生支援や事業清算支援等を実施し、対応を完了しました。

(5) 事業承継支援 ・中堅・中小企業が直面する事業承継、事業継続問題に対し、営業店、本部、グループ会社、 外部機関（税理士法人、弁護士事務所など）が連携し、298先を支援しました。

(6) 不動産担保・個人保証に 過度に依存しない融資の 徹底

・東日本大震災や急激な円高による影響等を踏まえ、営業店長が自らお客さまを訪問して、資金繰り、受注状況、収支状況および在庫状況など、経営実態の把握に努めました。

・信用保証協会の ｢東日本大震災復興緊急保証制度｣、｢経営安定関連保証｣、｢新事業展開関連保証｣等を活用し、お客さまの資金調達の支援に積極的に取り組みました。

(7） 多様な資金調達手段の 提供

・静岡県内の大手倉庫会社との在庫(食料品)に関する管理、評価手法等のフィージビリティスタディを 通じ、流動資産担保融資を成約しました。

またこの他にも、動産・債権担保融資、リース料債権の流動化など、お客さまに多様な資金調達手段を提供しました。

(８) 目利き機能の向上 ・ 法人融資に関する行内テストの実施に加え、法人営業、審査に関する講習会、行外派遣、行内トレーニー、中小企業診断士の資格取得支援などを通じて､従業員の目利き能力向上を図りました。

重点事項 平成23年度の取組実績

地域経済の活性化につながる「面」の再生への取り組み

・温泉街などの観光地の活性化に向け、地方公共団体との意見交換や、対象地区の活性化に取り組む委員会等への支援を実施しました。

・商店街等の市街地活性化案件に静岡県内の2地区で取り組んでおり、このうち1地区では、5地域金融機関および行政等との会議を開催し、活性化に向けた提言書を市長あてに提出したほか、提言書に基づくワーキンググループを発足するなど、取り組みを強化しました。

・次世代経営者塾「Shizuginship」では、地域の次世代を担う若手経営者や後継者に対し、フォーラム 4回、セミナー10回、ゼミナール67回などのイベント開催を通じて、「研鑽と交流」の場と質の高い 情報を提供しています。また、会員同士がこうした活動以外でも交流するなど、この経営者塾が地域経済の活性化につながる新たな人脈形成の場となっています（セミナー等のべ参加人数2,697名）。

26

経済面

ライフステージ等に応じたソリューションの提供

地域や利用者に対する積極的な情報発信と経営計画へのフィードバック

地域密着型金融の推進に関する主要計数

重点事項 平成23年度の取組実績

(1) 地域のコーディネーターとしての ネットワークや情報を活用した 金融サービス機能の発揮

・ 静岡銀行が産学連携している大学の紹介を通じた新商品の共同開発や、グループ会社との連携、 各種商談会の開催などにより、お客さまのさまざまなニーズに対応しました。

これらの取り組みにより、3,589件のビジネスマッチングが成約しました。

(2) 事業性貸出に留まらない 地域の社会的課題に対応した 金融サービスの提供

・団塊世代のお客さまの資産運用ニーズにお応えする定期預金「55プラス」、キャッシュカードに少額の ローン機能を追加したカードローン「ＭｅＰｌｕｓ」など、お客さまのさまざまなニーズにお応えする商品・サービスの提供に取り組みました。

・耐震工事や太陽光発電設備の設置を伴う住宅のリフォー ムの際にご利用いただくロー ンの金利を 優遇するなど、環境に配慮した金融サービスの提供に取り組みました。

（3） 利用者ニーズの把握と 経営戦略へのフィードバック、 利用者評価の業務への反映

・個人のお客さまが店頭で口座を開設される際に、積立預金、クレジットカード、カードローン等の商品を一括してお申込みいただける「ワンライティング申込書」を制定し、お客さまの利便性向上を図りました。

・女性ならではの感性を活かした商品・サービスの開発を行うことを目的として、女性マーケティング チームを立ち上げました。その第1弾の企画として、料理教室を運営する会社との共催により、金融セミナーを開催しました。

主要計数 平成23年度の実績

(1)経営改善支援取り組み率　＝　経営改善支援取り組み先数/期初債務者数 1.4％

経営改善支援取り組み先数 221先

期初債務者数 16,021先

(2)再生計画策定率　＝　再生計画策定先数/経営改善支援取り組み先数 83.7％

再生計画策定先数 185先

経営改善支援取り組み先数 221先

(3)ランクアップ率　＝　ランクアップ先数/経営改善支援取り組み先数 10.0％

ランクアップ先数 22先

経営改善支援取り組み先数 221先

(4)創業・新事業支援融資実績 ＝「開業・新事業支援に関する制度融資」、および「ニュービジネス育成資金」の件数・実行額 304件／2,728百万円

【計数の定義】●経営改善支援取り組み先数（＊）

　営業店による経営改善支援取り組み先 ａ ＋本部による事業再生等集中対応先 ｂ ＋中小企業支援協議会の再生計画策定先（メイン取引行として対応した先のみ）●再生計画策定先数（＊）

　ａのうち、経営改善計画策定先＋ｂのうち再生計画策定先＋中小企業支援協議会の再生計画策定（メイン取引行として対応した先のみ）●ランクアップ先　経営改善支援取り組み先のうち、平成24年3月末の債務者区分が平成23年3月末と比較し上昇した先

（＊）重複は除く

(注)経営改善支援取り組み先数、期初債務者数、再生計画策定先数、ランクアップ先数は、正常先を除く

27

中小企業金融円滑化法への対応

●融資条件変更等のお申込みは、営業店およびローンセンターで随時受け付けています。各営業拠点では、お申込みのあった案件の検討が正当な理由なく長期化することがないように、金融円滑化管理責任者または金融円滑化管理担当者が各役職者・担当者を適切に指導します。

融資条件変更等のお申込みに係る対応

●各営業拠点は、お客さまからのお申込みに対する諾否、検討状況等を金融円滑化管理委員会に報告し、同委員会が行内の金融円滑化への取組状況を適切に把握する体制としています。また、金融円滑化管理委員会の審議内容は、定期的に取締役会に報告しています。

平成21年12月（法施行）から 平成24年3月末まで

お申込み受付うち実行

件数 金額 件数 金額中小企業のお客さま 63,479 15,403 59,136 14,514住宅ローンをご利用のお客さま 1,997 319 1,410 231

静岡銀行は、基本理念「地域とともに夢と豊かさを広げます。」のもと、銀行の社会的責任と公共的使命を常に認識し、地域の経済・産業や社会・文化の発展に寄与すべく、地域金融の円滑化に積極的に取り組んでいます。

中小企業金融円滑化法は、平成25年3月末まで1年の期限つきで延長されました。引き続き金融円滑化に関する体制強化に取り組むとともに、お客さまからのご相談や融資のお申込みに対しては、法の趣旨に則り、適切かつ柔軟に対応しています。

金融円滑化管理体制代表取締役頭取を委員長とする「金融円滑化管理委員会」を設置し、金融円滑化管理に係る取組状況を適切に把握しつつ、一層の金融円滑化に

資するよう、体制を整備しています。

審査部・企業サポート部の担当役員を金融円滑化管理統括責任者とし、取締役会および金融円滑化管理委員会のもと、金融円滑化管理の適切性、十分性および実効性の確保に向けて、金融円滑化管理部署、金融円滑化管理責任者および金融円滑化管理担当者に対する指示をはじめ、金融円滑化管理の全般を統括します。

営業店（ビジネスステーションを含む）およびローンセンターの各営業拠点長を金融円滑化管理責任者、各営業拠点の役席行員１名を金融円滑化管理担当者とし、金融円滑化管理統括責任者および金融円滑化管理部署からの指示のもと、金融円滑化管理の整備・強化を図ります。

審査部審査企画グループを金融円滑化管理部署とし、金融円滑化管理統括責任者の指示のもと、金融円滑化管理に必要な情報を集約し、金融円滑化管理の適切な運営、検証および必要な改善を行います。

従来よりお客さまサービス室がお客さまの苦情をお受けしていますが、金融円滑化に係る融資条件変更等に関する苦情も、お客さまサービス室が窓口となり、本部各部署、営業拠点と連携して解決に向け対応します。

金融円滑化管理統括責任者 金融円滑化管理責任者および金融円滑化管理担当者

金融円滑化管理部署 苦情相談窓口

指示報告

指示報告

報告

指示

報告

指示

報告

指示

お申込

ご回答

中小企業・住宅ローンご利用のお客さま

各企業の担当者・窓口担当者

金融円滑化管理担当者

金融円滑化管理責任者

営業店ビジネスステーションローンセンター

金融円滑化管理委員会

報告

指示

金融円滑化管理部署

委員会事務局

＝

取締役会

委員長（頭取）

金融円滑化管理統括責任者＝副委員長（審査部・企業サポート部所管役員）

顧客サポート等管理責任者、顧客説明管理責任者等の役員関連部の部長

融資条件変更等のお申込みに係る対応

融資条件変更等の実施状況

（注）全文は、静岡銀行ホームページに掲載しています。

（単位：件、億円）

金融円滑化に関する基本方針（抜粋）

（注）金額はお申込み時点の債権額、件数は債権単位です。

[お客さまサービス室　054−261−3131]

28

経済面

経営改善・事業再生支援への取り組み

融資条件変更等を行ったお客さまには、営業店と本部の企業サポート部が連携して経営改善計画の策定支援を行っています。また、平成23年4月からは、営業店で法人融資業務を担当する約600名の行員が、一人一社の経営改善計画の策定を支援

する「ターンアラウンド運動」を実施し、経営改善・事業再生支援に係る体制を強化しています。

経営改善・事業再生支援を行う際には、お客さまの経営状態に応じた最適な手法を検討のうえ、抜本的な事業再生や迅速な対応が必要なお客さまに対しては、中小企業再生支援協議会、企業再生支援機構等の外部機関や、コンサルティング会社等の外部専門家とも積極的に連携し、事業再生ファンドやＤＤＳ(※)、Ｍ＆Ａなどの再生手法を活用しています。

企業分析や資金繰り分析などのスキル向上を目的とした行内研修制度を充実させ、経営改善・事業再生支援を担う人材の育成にも継続的に取り組んでいます。

静岡銀行では、従来からお客さまの資金需要にきめ細かく対応するとともに、厳しい経営環境に直面するお客さまとの積極的な対話を通じて、経営改善・事業再生支援に取り組んでいます。

平成15年に、お客さまへの経営改善・事業再生支援の専門部署として、企業サポート部を設置しました。平成20年9月のリーマン・ショック以降の急激な経済情勢の悪化に対しては、地域経済基盤を守るという使命を果たすため、企業サポート部の人員を大幅に増員するなど、環境の変化に応じた組織体制の強化も迅速かつ積極的に行っています。

また、静岡銀行グループの総合金融機能を活かした事業再生ファンドを活用するなど、グループ全体でお客さまの経営改善・事業再生支援に取り組んでいます。

中小企業金融円滑化法は平成25年3月に終了することが決定していますが、これにより経営改善・事業再生支援への取り組み方針が変わることはなく、静岡銀行グループ全体でコンサルティング機能を発揮しながら、一層の強化を図ります。

経営改善計画策定支援

外部機関、外部専門家と連携したさまざまな再生手法の活用

人材育成

経営改善・事業再生支援体制

※Debt Debt Swap：金融機関が既存の貸出債権を、他の債権よりも弁済順位の劣後する貸出債権へ変更すること

お客さま

経営改善・事業再生支援

静岡銀行グループ

コンサルティング機能の発揮

お客さまに適した事業再生手法の活用

外部機関・専門家連携

DDS、事業再生ファンド活用、Ｍ＆Ａ　など

中小企業再生支援協議会企業再生支援機構事業再生ファンド　など

静岡銀行　企業サポート部静銀経営コンサルティング株式会社静岡キャピタル株式会社　など

29

地域の企業に対する円滑な事業資金の供給

静岡銀行では、不動産担保や個人保証に過度に依存することなく、地域の企業に対する安定的な事業資金の供給に取り組んでいます。

政府の成長戦略等で示されている成長分野に対する支援活動や、平成23年5月に信用保証協会が取り扱いを開始した「東日本大震災復興緊急保証制度」の活用等を通じて、企業の実態を踏まえた適切な融資を行っています。

これらの取り組みの結果、平成23年度における静岡県内の総貸出金平均残高は1,353億円、中小企業向け貸出金の平均残高は332億円増加しました。

総貸出金（平均残高）のうち静岡県内貸出金の割合

総貸出金（平均残高）の推移

中小企業向け貸出金（平均残高）のうち静岡県内貸出金の割合

中小企業向け貸出金（平均残高）の推移

中小企業事業者向け融資商品

しずぎんビジネスカードローンOC（オーシー）

中小企業事業者のお客さまを対象に、無担保かつ第三者保証人を不要とし、オリックス･クレジット株式会社の保証を付して、最大500万円までご融資するカードローンです。

しずぎんビジネスカードローンビジネスパスポート

ビジネスステーションのお客さまを対象に、原則として無担保かつ第三者保証人を不要とし、最大1,000万円までご融資するカードローンです。スコアリングによる債務者格付を活用し、資金ニーズに迅速に対応します。

しずぎんビジネスサポートローン

（商工会議所等連携口）

商工会議所等の会員事業者に対し、原則として無担保かつ第三者保証人を不要とし、最大6,000万円まで支店長の決裁によりスピーディーにご融資する商品です。

しずぎんビジネスサポートローン

（TKC静岡会連携口）

TKC静岡会の会員税理士の関与先に対し、原則として無担保かつ第三者保証人を不要とし、最大6,000万円（TKC静岡会の会員税理士が会計参与に就任している場合等は１億円）まで、支店長の決裁によりスピーディーにご融資する商品です。

法人のお客さまへ

地域経済を支えるパートナーとして。

静岡銀行グループは、お客さまの良き相談相手となり、お客さまとの関係をより深く、より濃いものにしていきたいと考えています。

67.6％

67.6％ 67.7％

0

10

20

30

40

0

5

10

15

20

（億円）

２1年度 ２2年度 ２3年度

銀行全体 静岡県内

30,000

40,000

50,000

60,000

70,00062,752

42,411

63,256

42,766

65,177

44,119

（億円）

２1年度 ２2年度 ２3年度

銀行全体 静岡県内

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000 62,752

42,411

63,256

42,766

65,177

44,119

M&Aコンサルティング実績

（件） （件）

36

26 23

２1年度 ２2年度 ２3年度

※成約件数は、一つの案件について譲渡企業・譲受企業双方と契約がある場合、2件とカウント

■■

成約件数

コンサルティング契約受託件数20

129

20

129

0

10000

20000

30000

40000

50000

60000

70000

80000

22年度比＋1,921億円

22年度比＋1,921億円

22年度比＋1,353億円 22年度比

＋1,353億円

76.9％ 76.9％

15,000

20,000

25,000

30,000

0

10

20

30

40

0

5

10

15

20

（億円）

２1年度 ２2年度 ２3年度

銀行全体 静岡県内

25,561

20,059

25,798

19,942

26,362

20,274

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000（億円）

２1年度 ２2年度 ２3年度

銀行全体 静岡県内

25,561

20,059

25,798

19,942

26,362

20,274

M&Aコンサルティング実績

（件） （件）

36

26 23

２1年度 ２2年度 ２3年度

※成約件数は、一つの案件について譲渡企業・譲受企業双方と契約がある場合、2件とカウント

■■

成約件数

コンサルティング契約受託件数20

129

20

129

0

5000

10000

15000

20000

25000

30000

22年度比＋564億円

22年度比＋332億円

22年度比＋564億円

22年度比＋332億円

30

経済面

さまざまな経営課題の解決に向けた取り組み

静岡銀行では、グループ会社および外部提携機関との幅広いネットワークを活用し、課題解決型の高付加価値サービスの提供や成長ステージに応じた資金供給を通じて、地域経済の活性化とお客さまの中長期的な成長をサポートしています。

特に成長分野に関しては、「しずぎん成長分野応援プロジェクト」を通じて、地域企業の新たな分野への挑戦や、経営革新、事業の再構築などを積極的に支援しています。

成長分野への取り組み

静岡銀行グループでは、成長分野の中でも、とりわけ「医療・介護」「環境」「農業」「海外進出支援」「事業承継」（※）の5分野に積極的に取り組んでいます。

医療・介護分野の専門担当者を本部、地区カンパニーに配置し、医療機関向けセミナーの開催による情報提供や医療・介護施設の開業支援、事業承継支援、開業用地等に関するマッチング支援等の取り組みを行っています。

環境経営への関心の高まりに対応し、環境格付融資・私募債などを通じた資金提供や、ＩＳＯ14001などの取得支援などにより、お客さまの環境問題への対応を支援します。

フードビジネス全般への支援として、「しずぎん＠gricom」等の商談会開催・出展や、農商工連携、６次産業化等の動きに対する支援に取り組み、お客さまの農業参入ニーズや新たな事業展開ニーズをサポートしています。

医療・介護分野

環境分野

農業分野

しずぎん成長分野応援プロジェクトとは？

静岡銀行では､政府の成長戦略等で示されている成長分野に対する支援活動を強化するため､本プロジェクトを実施しています。

お客さまの新たな成長分野への進出支援や、海外進出支援など各種課題解決の提供、資金面でのサポート、セミナー開催による情報提供などを通じて、成長分野への事業展開を積極的に支援しています。

?

静岡銀行

●成長ステージに応じた資金供給スキーム・融資・シンジケートローン・社債発行 等

・創業支援・資金調達の安定化、多様化・事務の効率化　など

●課題解決型の高付加価値サービス・海外進出支援・ビジネスマッチング・公的制度利用の 申請支援 等

グループ会社

●課題解決型の高付加価値サービス静銀経営コンサルティング・経営コンサルティング・ISO、事業承継、M&A 等静岡キャピタル・ベンチャー投資・IPO、MBO投資 等静銀リース・リース、中古資産買取 等静岡コンピューターサービス・代金回収サービス 等

外部提携機関 ●外部機関との連携によるお客さまのサポート

政府系金融機関専門コンサルティング会社

国・地方公共団体大学・研究機関

〔創業期～成長期〕

情報・連携

お客さまの経営課題

課題解決による成長

・販路拡大・新事業展開・海外進出　など

〔成長期～成熟期〕・経営改善、事業再生・事業承継　など

〔成熟期～第2の成長期〕

※「海外進出支援」は35・36ページ、「事業承継」は37ページをご覧ください。

31

金融ソリューション業務

資金調達や資金決済など、お客さまの直面するさまざまな経営課題の解決に向けて、各種商品・サービスを提供しています。種　　類 商品・サービス 内　　　　　容

資金調達

シンジケートローン 複数の金融機関からなるシンジケート団が、同一契約書・同一条件でご融資する方法です。設備投資など多額な資金を必要とするお客さま向けに提供しています。

銀行保証付私募債 お客さまが発行する私募債を静岡銀行が保証し、資金調達方法の多様化ニーズにお応えしています。環境保全に積極的に取り組むお客さまには、環境格付私募債「ECOBON（エコボン）」を提供しています（62ページ）。

資産流動化 お客さまが保有する売上債権などの金銭債権について、オフバランス化したいというニーズや、資金調達に活用したいというニーズにお応えするため、SPC（特別目的会社）が金銭債権の買取を行います。

資金運用 デリバティブ内包預金お客さまのさまざまな資金運用ニーズにお応えするため、「マルチコーラブル定期預金」、「しずぎん為替特約付円定期預金

（プレミアムプラン）」、「円貨償還特約付外貨定期預金（外貨型プレミアムプラン）」など、特約を付加することで一般の 定期預金より高い利率を適用する商品を提供しています。

資金決済

EB（エレクトロニックバンキング）サービス

お客さまがオフィスにいながら振込や各種支払手続を行うことができるEBサービスを提供しています。グループ会社の静岡コンピューターサービス株式会社とともに、EBサービスに関するご相談や、お客さまのニーズに応じたEBサービスの導入サポート、EBサービス導入後の照会受付などを行っています。

WEB-PCバンキングサービス

インターネットに接続できるお客さまのパソコンから、資金移動や取引明細照会がリアルタイムに行えるほか、税金・各種料金の払込み（ペイジー収納）、総合振込・給与（賞与）振込・地方税納付・預金口座振替のデータ送信などができるサービスです。

外為WEBサービス お客さまのパソコンからインターネットを経由して、外国向け送金や輸入信用状の開設などができるサービスです。（注）本サービスのご利用には、WEB-PCバンキングサービスのご契約が必要となります。

FAX振込受付サービスファクシミリから手書きの振込依頼書をお客さまに専用センターへ送信していただき、同センターから返送される受信結果の内容をご確認後、プッシュホンで振込を依頼していただくサービスです。総合振込および静岡銀行本支店間の給与振込の取り扱いが可能です。

一括ファクタリング システム

お客さま（手形振出側／支払企業）とお取引先（手形受取側／納入企業）、静岡銀行の三者間で債権買取（ファクタリング）契約を締結することで、お客さまの事務効率化ニーズにお応えするサービスです。お取引先は資金調達も可能となります。

CMS（キャッシュマネージメントサービス） 企業グループ全般の資金を統括会社が一元管理することにより、資金効率を向上させるサービスです。

各種サービス

資金管理の効率化を図るため、支払業務、代金回収などの業務を静岡銀行グループがサポートします。

公共料金明細サービス（地銀口振）

公共料金や税金などの預金口座振替の予定および結果明細を通知するサービスです。口座振替により処理され、銀行へ納付書を持ち込む手間や伝票処理が不要となります。

社内経費支払いサービス

データ伝送の機能を利用して、従業員口座への諸経費支払・従業員口座からの精算金回収を行うサービスです。これにより、社内のキャッシュレス化を図ることができます。

しずおかワイドネットサービス

静岡銀行本支店のみならず、ご集金先の全国の取引金融機関から、預金口座振替により代金・会費等を回収するサービスです。（注）静岡コンピューターサービス㈱が提供するサービスです。

しずおかCVS代金収納サービス

お客さまの集金先にバーコード付払込取扱票を発行し、コンビニエンスストアの広範なネットワークを活用して代金・会費等を回収するサービスです。（注）静岡コンピューターサービス㈱が提供するサービスです。

しずぎん入金照合サービス「マッチングナビ」

振込入金の依頼人ごとに振込専用口座を設けることで、振込依頼人の特定を容易にし、入金照合に要する事務負担を軽減するサービスです。

資金集中配分サービス 静岡銀行がお客さまの本社・支社（営業所）間の残高管理、資金振替を自動的に行うサービスです。

集金収納サービス集金業務を行うお客さまに、お客さまの普通預金または当座預金を「親口座」とし、入金専用通帳を集金ご担当者の人数分発行するサービスです。集金ご担当者は、静岡銀行のATMや窓口で、専用通帳により「親口座」に入金することができます。

リスクヘッジ デリバティブ 多様化、複雑化するお客さまのリスクヘッジニーズにオーダーメイドでお応えするため、金利スワップやクーポンスワップ、通貨オプションなどの各種デリバティブ商品を提供しています。

法人のお客さまへ

32

経済面

コンサルティング

グループの総合金融機能を活用し、お客さまの経営課題の解決に向けた情報提供や相談業務を積極的に行っています。

創業・新事業支援

中小企業診断士などの資格を持つMC（マネジメントコンサルティング）推進担当を中心に、将来性ある企業の発掘・育成に取り組んでいます。静岡キャピタル株式会社との共同出資ファンドや、「開業・新事業支援に関する制度融資」、「しずぎんニュービジネス育成資金」などの融資制度を通じた資金 ニー ズへの対応のほか、顧問技術士との帯同訪問による技術相談など、情報・技術の面からもお客さまを支援しています。

また、静岡県内外の大学・高専や独立行政法人産業技術総合研究所などの提携機関との産学官連携により、ベンチャービジネス支援を強化し、農商工連携などの公的支援制度を活用した新事業計画の策定をサポートしています。

農商工連携への取り組み

農商工連携とは、農林漁業者と中小企業者が共同で行う新たな商品やサービスの開発計画を国が認定し、補助金等の各種支援策を通じて農林漁業と商工業の連携を強化することで、地域経済の活性化を推進する取り組みです。

静岡銀行では、平成20年7月の制度開始以来、静岡県内の認定案件18件のうち、10件の認定を支援しました。

このほか、静岡キャピタル株式会社と連携して株式公開支援（投資）にも取り組んでいます。

Ｍ＆Ａコンサルティング実績

経営相談契約実績

静銀経営コンサルティング株式会社との連携

静銀経営コンサルティング株式会社との連携

主なコンサルティング業務

創業・新事業に取り組む事業者向け商品・サービス

Ｍ＆Ａ業務（企業の買収・合併）

事業拡大・多角化や事業承継対策としてM＆Aをご検討されているお客さまに対して、静銀経営コンサルティング株式会社と連携し、アドバイスを行っています。

株式公開支援 静岡キャピタル株式会社と連携し、株式公開に関する情報提供やアドバイスを行っています。

信託業務法人のお客さまの多様なニーズにお応えするため、年金信託、金銭債権の信託などの信託契約代理業務を取り扱っています。

401k（確定拠出年金）

401ｋ（確定拠出年金）の導入コンサルティング、運営管理業務、商品提供業務を通じて、企業の退職金・企業年金制度の見直しに関するご提案を行っています。401ｋ企業型においては、東京海上日動火災保険株式会社との提携による「しずぎん401ｋサポートプラン」などを取り扱っています。

しずぎんニュービジネス育成投資制度

業歴にかかわらず、成長が見込まれる創造的事業を営み(営もうとする)、株式公開を志向している企業を対象に、「しずぎん投資ファンド光輝」を活用し、株式や社債の引受を行う制度です。

しずぎんニュービジネス育成資金

中小企業新事業活動促進法の認定企業を対象とし、将来性・成長性が見込まれる新事業へチャレンジする企業を支援する融資制度です。

しずぎん産業クラスター計画サポートローン

「産業クラスター計画」などにかかる補助金交付決定企業に対して、補助金交付までのつなぎ資金をご融資する制度です。

0

5

10

15

20

0

10

20

30

40

0

10

20

30

40

0

10

20

30

0

10

20

30

0

5

10

15

M&Aコンサルティング実績

（件）

20

23

２2年度 ２3年度

※成約件数は、一つの案件について譲渡企業・譲受企業双方と契約がある場合、2件とカウント

成約件数コンサルティング契約受託件数

1112

9

111111121212

999

（件）

20

2623

２1年度 ２2年度 ２3年度

■ 成約件数コンサルティング契約受託件数

1112 9 111111121212 999

M&Aコンサルティング実績

（件）

26

２1年度

20

129

20

129

0

10

20

30

経営相談契約実績

（件）

２1年度 ２2年度 ２3年度

〈例〉経営相談のテーマ契約企業の「経営計画の策定」支援など

2125

16

２1年度 ２2年度 ２3年度

2125

16

33

ビジネスマッチング

静岡銀行では、静岡県を中心とする充実した店舗ネットワークと情報網を活用し、お客さまのニーズに応じた販売先・仕入先を紹介するビジネスマッチングに取り組んでおり、平成23年度は年間3,589件の支援を行いました。また、農林水産業分野を対象とした商談会

「しずぎん＠gricom（アグリコム）」の開催や他の金融機関と連携した大規模商談会への参加支援などに継続的に取り組み、静岡県内の特色のある産品の販売支援を積極的に行っています。

平成23年度からはお客さまのビジネスマッチングに関するニーズの集約および迅速な案件対応を実現するため、法人部にビジネスマッチングサポートデスクを設置しています。

ビジネスマッチング件数

ビジネスマッチング推進体制

法人のお客さまへ

連携

連携

ニーズ把握 ニーズ把握

情報提供 情報提供

〈 静岡銀行グループ 〉

お客さま

営業店

法人部法人ソリューション営業グループ グループ会社コンサルティング担当（案件対応）

ビジネスマッチングサポートデスク

静銀経営コンサルティング㈱静銀リース㈱等

各地区に設置したコンサルティング担当

〈 外部機関 〉

静岡県・各市町村地方公共団体 中小企業支援機関

産学連携先　等ファイナンス担当

ニーズ把握 ニーズ把握

情報提供 情報提供

〈 銀行グループ内での連携 〉

お客さま

営業店

法人部法人ソリューション営業グループ

コンサルティング担当（案件対応）

ビジネスマッチングサポートデスク

グループ会社静銀経営コンサルティング㈱

静銀リース㈱等

各地区に設置したコンサルティング担当

〈 外部機関との連携 〉

地方公共団体静岡県・各市町村

中小企業支援機関産学連携先　等

ファイナンス担当

連携

農林水産業者と食品加工業者・仕入企業との商談会●平成23年7月7日

ホテルセンチュリー静岡にて

地方銀行37行と共同で開催する食の商談会●平成23年11月1日～2日

東京ビッグサイトにて

農林水産物輸出先第1位の香港での海外商談会●平成23年8月11日～13日

香港コンベンション＆エキシビジョンセンターにて

首都圏市場をター ゲットにした静岡県内各地域の特産品試食会●平成24年2月24日

CafeHouse（東京都江東区）にて

スーパーマーケット業界では東アジア最大規模の商談会●平成24年2月1日～3日

東京ビッグサイトにて

しずぎん@gricom

Best Selection当日の出店企業の中からプ ロの

バ イ ヤ ーを含む「Best Selection実行委員会」によりしずぎん＠gricom

「Best Selection」を選定しました。

商談会の風景

スーパーマーケット・トレードショー（静岡夢街道）

地方銀行フードセレクション

香港フードエキスポ2011(静岡夢街道 in 香港)

しずぎん＠gricom in 豊洲

第8回

第46回

第6回

第2回

第1回

河原㟢農園のトマト

ビジネスマッチング成約件数

20年度 21年度 22年度 23年度

（件）

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

3,1493,589

2,5952,257

21年度 22年度 23年度

3,1493,589

2,595

20年度 21年度 22年度 23年度

（件）

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

3,1493,589

2,5952,257

災害発生

時間軸

復旧100%

事前 事後

目標

目標

許容限界

許容限界

操業度（製品供給量など）

許容限界以上のレベルで事業を継続させる

1 許容される期間内に操業度を復旧させる

2

現状の予想復旧曲線BCP実践後の復旧曲線

34

経済面

事業継続計画（BCP：Business Countinuity Plan）策定支援

静銀ティーエム証券株式会社 ㅦ

静銀経営コンサルティング株式会社 ㅦ

静岡キャピタル株式会社 ㅦ

金融商品取引業務•

Ｍ＆Ａコンサルティング• ISO認証取得の支援• 事業承継支援• 人事労務コンサルティング• 経営相談（経営診断・経営• 計画の策定支援）

ベンチャー キャピタル • 業務中小企業再生支援業務•

主な事業内容

主な事業内容

主な事業内容

企業の成長段階に応じて、新規公開会社の株式引受や公開会社のファイナンス引受など直接金融における資金調達ニーズにお応えし、地域の総合証券会社としての機能を発揮しています。

Ｍ＆Ａ、ＩＳＯ認証取得、事業承継、人事労務および経営相談など、企業経営に関する幅広いコンサルティングニーズにお応えするため、実務経験豊富な専門 スタッフが、静岡銀行グループをはじめ民間の専門機関や公的研究機関とも連携し、質の高い解決策を提供しています。

優れた技術やノウハウを持つベンチャー企業に対して 、静 岡 銀 行との 共 同 出 資による

「しずぎん投資ファンド希望」、愛知銀行との共同出資による「あいぎん未来創造ファンド」を通じて、株式公開や事業承継を支援しています。また、中小企業再生支援業務では、地元中小企業の経営改善・事業再生に積極的に取り組み、地域経済の活性化に貢献しています。

静銀リース株式会社 ㅦ

静岡コンピューターサービス株式会社 ㅦ

銀行基幹システムの • 開発・運用グループ会社システムの• 開発・運用代金回収業務•

リース・オートリース業務• 割賦販売業務•

主な事業内容

主な事業内容

最新のOA機器から大型産業機械まで、さまざまな用途の機械・器具・諸設備、自動車などのリースから、提携による海外リース等に至るまで、お取引先の設備投資ニーズにお応えし、事業拡大と効率的な事業運営をバックアップしています。

静岡銀行グループにおけるＩＴ提供責任部署として、銀行基幹システムおよびグループ会社システムの開発・運用業務を行っています。

また、売掛金や会費等の各種代金を、全国の金融機関から口座振替により決済するサービスなどを提供しています。

グループ会社のご紹介

東日本大震災では、地震や津波の直接的な影響のみならず、水や燃料の供給停止、物流の混乱、原材料や部品などの供給企業の被災などにより、多くの企業が事業の中断に追い込まれました。

自然災害などにより通常の事業活動が困難となった 場合、残存する経営資源により事業を継続しながら、いかに早く復旧できるかが、企業にとって非常に重要な経営課題といえます。

東海・東南海・南海の連動型地震や首都直下地震の発生が想定されるなかで、企業のBCP策定に対するニーズは一層高まっています。

静岡銀行では、こうしたニーズにお応えし、BCPに関する各種セミナーを開催しているほか、具体的な計画立案のサポートを行うBCP策定コンサルティングの提供など、地域企業の事業継続を支えるべく、積極的にBCP策定支援を行っています。

35

法人のお客さまへ海外進出・海外ビジネス支援

静岡銀行グループでは、お客さまの海外ビジネスを支援するため、米国に2拠点（ロスアンゼルス、ニューヨーク）、欧州に1拠点（ブラッセル）、アジアに3拠点（香港、シンガポール、上海）、合計6つの海外拠点を設置しています。

交流会・商談会・セミナー

海外に進出している、または進出を検討されているお客さまの交流会や進出先での販路拡大を支援する商談会を開催するなど、海外におけるビジネスサポートを積極的に行っています。

また、日本国内においても、アジア諸国への進出を検討またはすでに進出されているお客さまを対象に、アジア各国の市場動向や法規制など留意すべき点をわかりやすく解説するセミナーを開催しているほか、さまざまなご相談にもお応えしています。

アジアにおけるサポート体制

平成23年1月に設置した海外事業支援室が中心となり、お客さまの海外進出および進出後の事業展開にかかる幅広いニーズにお応えするとともに、アジア地域の金融機関との業務提携を通じた支援体制の強化に取り組んでいます。

平成23年11月に韓国の新韓銀行および同行の日本現地法人であるSBJ銀行と業務提携したほか、同年12月にはインドネシアのPT Bank CIMB Niaga Tbk（CIMBニアガ）と行員の派遣を含む業務提携を行いました。

平成24年7月現在、アジア5カ国･9行の金融機関と業務提携を行っており、総勢25名の静岡銀行スタッフがアジア地域の海外拠点および業務提携先に駐在し、お客さまの幅広いニーズにお応えしています。

平成23年8月 「香港フードエキスポ2012（静岡夢街道 in 香港）」（中国・香港）

平成24年2月 「グローバルビジネスマッチング2012」（タイ・バンコク市）

平成24年2月 「上海ビジネス交流会2012」（中国・上海市）

平成23年6月 「中国の現状とこれからの進出について～全人代を終えて～」

平成23年7月 「タイ投資セミナー・個別相談会」

平成23年7月 「インドネシア投資セミナー・個別相談会」

平成23年12月 「企業の海外進出に潜むリスクとその対応 　～新興国におけるリスクマネジメント～」

平成24年1月、2月「ベトナム投資セミナー・個別相談会」

平成24年2月 「韓国投資セミナー」

交流会、商談会

アジア進出関連セミナー（日本国内で開催）

欧州静岡銀行 ㅦ

銀行業務• 金融商品取引業務•

主な事業内容 静岡銀行グループで唯一の海外現地法人であり、欧州の営業拠点として、欧州に所在する日系企業向けの融資、預金取引をはじめ、静銀ティーエム証券株式会社の売出しに対応する有価証券や国内取引先の発行する有価証券の引受・販売および債券投資を行っています。また、欧州の金融・経済情報収集と国内取引先への還元などを通じて、お取引先企業の国際化ニーズにお応えしています。

グループ会社のご紹介

海外ビジネスサポートメニュー

海外進出、海外取引、海外投資など多様化するお客さまのニーズに対して最新の情報ときめ細かなサービスを提供します。

●海外進出・事業全般に関するご相談等

豊富な取引実績と海外ネットワークを活かし、お客さまの貿易取引をサポートします。

●貿易（輸出・輸入）取引支援

お取引店や海外拠点が、外貨建融資や現地金融機関向けのスタンドバイ信用状差し入れ等、お客さまの現地法人の資金調達に関するご相談にお応えします。

●資金に関するサービス（外貨建融資・保証など）

●海外向け送金・両替サービス

▲業務提携先に駐在している行員（中央・右）▲上海ビジネス交流会2012

インドネシア／ジャカルタ

タイ／バンコク

シンガポール駐在員事務所

韓国／ソウル・大邱

欧州静岡銀行

アジア・ネットワーク

ロスアンゼルス支店 ニューヨーク支店

香港支店

上海駐在員事務所

中国／北京業務提携 ： 新韓銀行 大邱銀行

業務提携 ： 中国建設銀行

行員2名（総勢3名）

派遣行員 2名業務提携 ： CIMBニアガ（2名） りそなプルダニア銀行

行員2名（総勢3名）

〈アジア地域統括店〉行員5名（総勢13名）

市場国際部／静岡〈海外進出支援の企画・統括〉海外事業支援室 2名〈海外進出支援業務・貿易相談〉外為ソリューション担当 4名

ベトナム／ハノイ派遣行員 1名

業務提携 ： ANZベトナム（1名）

派遣行員 3名業務提携 ： カシコン銀行（3名） クレディ・アグリコル銀行 バンコック銀行

静岡銀行グループの海外ネットワーク

36

経済面

｢静岡銀行･CIMBニアガ提携記念ビジネス交流会｣を開催平成24年4月、インドネシアのジャカルタ市内にて開催。CIMBニアガ頭取や在インドネシア日本国大使館特命全権大使、

インドネシア商業大臣をはじめ、インドネシアへ進出済みまたは進出を検討されているお客さまなど93社161名が参加。交流会では、インドネシアにおける静岡銀行の支援体制やCIMBニアガの金融サービスをご紹介したほか、お客さま

同士の交流を深めていただく機会を提供させていただきました。

TOP ICS

平成24年7月 現在

３つの海外拠点＋5ヶ国・9行の金融機関と業務提携

総勢25名のスタッフがサポート

37

清水寺 貫主 森 清範 師

カルビー株式会社　代表取締役会長兼ＣＥＯ　松本 晃 氏

心を摑む

成長を続ける強い会社のつくり方

経営者が知っておきたい税務知識 ●

ファミリービジネス繁栄と ●

永続の秘訣金融・経済情報を ●

読みこなす後継者のための ●

図解で学ぶ財務分析

熊本・鹿児島スタディーツアー ●

（先端農業経営・医療施設の視察、 百五銀行との共催）秋葉総本殿可睡齋で禅を体験 ●

いま経営に求められるMBAエッセンスを凝縮 ●

● 全体フォーラム

● ゼミナール

● 視察

● 早稲田大学ビジネススクール

● セミナー

各界の第一人者の講話から“気づき”を得る講演会

さまざまなテーマについて講師と双方向で深く学ぶ勉強会

実体験を通じて見識を広める場

「MBA ESSENTIALS」5回シリーズ

次世代経営者塾「Shizuginship」は、次世代を担う経営者・後継者の皆さまに“研鑽”と“交流”の「場」を提供する会員制サービスとして、平成19年4月に発足しました。

セミナー、ゼミナールなど各種イベントの開催に加え、会員専用ホームページを通じてさまざまな経営情報を提供するなど、会員の皆さまの事業発展に向けた活動を行っています。

事業承継支援

静岡銀行では、グループ会社の静銀経営コンサルティング株式会社と連携し、資産承継や資本政策に関するお客さまの課題解決を支援しているほか、セミナー開催による情報提供、次世代経営者塾「Shizuginship」を通じた若手経営者・後継者の育成にも力を入れています。

また、平成23年12月にグループ会社の静岡キャピタル株式会社と共同で設立した「しずぎん５号投資ファンド（希望）」を活用し、株式上場を目指す企業や、事業承継に取り組む企業に対して、資本面からの支援にも取り組んでいます。

856社、1,286名（平成24年3月末現在）

平成23年度は89回のイベントを開催、のべ2,697名の会員が参加

全体フォーラム・地域フォーラム 4回 ●

セミナー 10回 ●

ゼミナール 67回（21講座） ●

Miniゼミナール 6回（2講座） ●

視察 2回 ●

会員数

参加者数

活動実績

テーマ

テーマ

講　師

講　師

法人のお客さまへ

平成23年度の主な活動

次世代経営者塾「 　　　　　　　　　　」

「面」の再生の取組事例　～商店街活性化への取り組み～

38

経済面

経営改善支援

事業再生・地域再生

経営改善支援の取り組み実績

事業再生取り組み件数

0

10

20

30

40

50

60

0

10

20

30

40

50

60

事業再生取り組み件数

20年度 21年度 22年度

21年度 22年度 23年度

（件）

取り組み件数 支援完了件数

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000（億円）

２1年度 ２2年度 ２3年度

銀行全体 静岡県内

25,561

20,059

25,798

19,942

26,362

20,274

22年度比＋564億円

22年度比＋332億円

606060 60 55

20 17 172017 17

※Debt Debt Swap：金融機関が既存の貸出債権を、他の債権よりも弁済順位の劣後する貸出債権へ変更すること

平成23年度期初

債務者数

うち経営改善支援取り組み先

債務者区分がランクアップ

した先

債務者区分が変化

しなかった先再生計画を策定した先

正常先 ① 13,829 4 0 0 2要 注 意 先

うちその他要注意先 ② 13,099 166 7 153 143うち要管理先 ③ 78 2 1 0 1

破綻懸念先 ④ 2,024 47 13 31 39実質破綻先 ⑤ 744 2 1 0 2破綻先 ⑥ 76 0 0 0 0

小計（正常先除く） ②～⑥ 16,021 217 22 184 185

合計 29,850 221 22 184 187

平成23年4月～24年3月 （単位 ： 先）平成23年度は、東日本大震災の発生に伴うサプライチェーンの混乱や歴史的な円高の進行など、厳しい経済環境が続きましたが、静岡銀行グループではこうした難局をお客さまとともに乗り越えるべく、経営改善支援に積極的に取り組んでいます。平成23年度は、217先（正常先を除く）の経営改善支援に取り組み、このうち22先の債務者区分が上昇しました。

また、営業店で法人融資業務を担当する約600名の行員が、お客さまの経営改善計画の策定を支援する「ターンアラウンド運動」を実施するなど、経営改善支援への取り組みを強化しています。今後もお客さまへの支援体制を一層強化するとともに、行員のコンサルティング能力の向上にも努めていきます。

地域経済に与える影響が大きく、迅速かつ抜本的な支援を必要とする企業に対しては、本部の集中対応先として、グループ会社の静銀経営コンサルティング株式会社、静岡キャピタル株式会社と連携しながら、円滑な事業再生支援に取り組んでいます。平成23年度は、事業再生ファンド、Ｍ＆Ａ、ＤＤＳ※など、対象企業ごとに最適なスキームを活用し、55先の支援を行い17先の対応を完了しました。

また、個別企業を対象とした「点」の再生のみならず、地域全体の活性化につながる「面」の再生についても、行政や他の金融機関とも連携して取り組んでいます。

取り組みのきっかけ

取り組みの全体像

もともとは全国的にも活気のある商店街・・・

個別企業の再生のみならず、地域全体の再生が不可欠

商店街の歩行者数の減少

大型商業ビル・ショッピングモールの増加

連携

ニーズ把握 ニーズ把握

情報提供 情報提供

〈 銀行グループ内での連携 〉

お客さま

営業店

法人部法人ソリューション営業グループ グループ会社コンサルティング担当（案件対応）

ビジネスマッチングサポートデスク

静銀経営コンサルティング㈱静銀リース㈱等

各地区に設置したコンサルティング担当

〈 外部機関との連携 〉

静岡県・各市町村地方公共団体 中小企業支援機関

産学連携先　等ファイナンス担当

個別企業（＝「点」）と地域全体（＝「面」）の再生を並行して進め、地域経済の活性化につなげる

● 経営改善指導、経営改善計画策定支援● 再生支援・再生計画の策定支援

〈 担い手 〉 〈 支援体系 〉 〈 支援の内容 〉個別企業の支援

● 地域金融機関5行庫、行政等が参加する　ワーキンググループ立上げ● 空き店舗を減らし商店街を活性化する 「テナントマッチング」への取り組み検討

地域全体の再生

個別支援

地域金融機関4行庫 連携して

具体策の企画立案・実行行政 等

静岡銀行

個別企業の再生支援のみならず、地域全体の再生が不可欠

商店街の歩行者数の減少

郊外の大型ショッピングモール開業

連携

ニーズ把握 ニーズ把握

情報提供 情報提供

〈 銀行グループ内での連携 〉

お客さま

営業店

法人部法人ソリューション営業グループ グループ会社コンサルティング担当（案件対応）

ビジネスマッチングサポートデスク

静銀経営コンサルティング㈱静銀リース㈱等

各地区に設置したコンサルティング担当

〈 外部機関との連携 〉

静岡県・各市町村地方公共団体 中小企業支援機関

産学連携先　等ファイナンス担当

市街地の商店街は、駅前の大型商業ビルや郊外のショッピングモールの増加の影響を受け、近年は厳しい経営環境に直面しています。

静岡銀行では、業績向上に努めるお客さまに対する個別の支援のみならず、商店街そのものの活性化に取り組むことで、再生に向けた相乗効果が得られると判断し、いわゆる「面」の再生支援にも力を入れています。

具体的な取り組みとして、静岡市において、地域金融機関5行庫と行政・商工会議所で構成する「合同連絡会議」で検討を重ね、平成24年3月には商店街等の活性化を支援するワーキンググループを立ち上げました。

また、ワーキンググループ発足に先立って開催した活性化セミナーをきっかけに、静岡浅間通り商店街の商店主が集まり、独自に活性化を図る「夢門前会議」を組織しました。静岡銀行はワーキンググループのメンバーとともに同会議に参加し、商店街全体を盛り上げるため、静岡浅間神社の祭事と連携したイベントや地域の歴史再発見ツアーの開催、個別商店の経営力・販売力アップセミナーなどの企画・立案に参画しています。

このように、静岡銀行では、個別のお客さまの支援と地域全体の再生を並行して進めることで地域経済を活性化し、お客さまや地域全体と信頼関係を築く「地域密着型金融」に積極的に取り組んでいます。 静岡浅間通り商店街

39

「しずぎん年金教室」

これから厚生年金、国民年金など公的年金をお受け取りになるお客さまを対象に、年金の仕組みや請求手続きをわかりやすくご説明させていただくセミナーです（参加費は無料）。

特別金利定期預金プラン「55プラス」

55歳以上のお客さまが新規の資金をお預け入れの際に、通常よりも高い金利を適用させていただく定期預金です。また、退職金をお預け入れいただいたお客さまについては、さらに金利を上乗せさせていただきます。

お客さまのライフプランニングをサポート

静岡銀行では、就職、結婚・出産、マイホーム取得など、さまざまなライフイベントに必要となる資金の運用・調達ニーズに、いち早く、そして幅広くお応えするために、預金やローンをはじめとする、さまざまな商品・サービスのラインアップの充実に努めています。

また、新入社員の方を対象としたセミナーや、これから年金をお受け取りになる方を対象に「しずぎん年金教室」を開催するなど、お客さまのライフステージに合わせたお手伝いを通じて、生涯にわたってご利用いただける銀行を目指しています。

預金への取り組み

静岡銀行では預金を「すべてのお取引の基本」と位置づけ、商品ラインアップの充実とサービスの向上に努めています。

個人のお客さまには、一度の記入で複数の商品の申し込みが可能な「ワンライティング申込書」をご用意しています。就職時に新しく給与振込用の口座を開設していただくときなどに、積立預金やクレジットカードなども同時にお申し込みいただけます。

また、退職を迎えるシニア層のお客さまには、特別金利定期預金プラン「55プラス」をご提供しています。

個人のお客さまへ

いつまでも変わらないお付き合いをめざして。

お客さまが新たな生活に踏み出すとき、人生のター ニングポイントを迎えたとき、それぞれが思い描くライフプランにあわせて、お客さまをサポートします。

資金の運用

資金の調達

クレジットカード

40

経済面

ライフステージに応じたしずぎんのサービス

静銀ティーエム証券株式会社 ㅦ

金融商品取引業務• 主な事業内容 投資信託や債券、株式などの幅広い

商品ラインアップや静岡銀行と連携した総合金融サービスの提供により、多様化・高度化するお客さまの資産運用ニーズにお応えしています。

●本店営業部　 ●本店営業部 東静岡証券プラザ　 ●清水支店●藤枝支店　 ●島田支店　 ●沼津支店 ●富士支店●三島支店 ●熱海支店 ●浜松支店 ●掛川支店●磐田支店 ●浜松北支店 ●浜松西支店 ●藤沢支店

店舗のご案内 15拠点すべてが静岡銀行との共同店舗です。

グループ会社のご紹介

目的に応じて選べる預金商品 ●「普通預金」 ●

「総合口座」「ステートメント型総合口座」 ●

「スーパー定期」 ●

「積立預金<愛>」 ●

「定期積金」 ●

急な出費、将来の出費に備える ●便利なカードローン「しずぎんMePlus（ミープラス）」 ●

「しずぎんセレカ」 ●

「しずぎんネクストワン」 ●

ご利用目的に応じた ●さまざまなローン「マイカーローン」 ●

「趣味と暮らしの ●

ローン」

クレジットカード ●「しずぎんjoyca」 ●

「えんてつカード」 ●

静岡銀行グループ ●最上級クレジットカード「静銀セゾンプラチナ・ ●

アメリカン・エキスプレス・カード」

特別金利定期預金「55プラス」 ●

遺言信託 ●保険・資産運用商品 ●保障性生命保険 ●

（平準払終身保険、定期保険、医療保険、がん保険等）資産運用商品 ●

（国債、投資信託、個人年金保険、外貨預金等）一時払終身保険 ●

お子さまの未来をサポートする教育ローン ●「しずぎん教育ローン（カードタイプ）」 ●

多様なニーズにお応えする豊富な住宅ローン商品 ●固定変動ミックス型商品「カスタムFLEX」 ●

当初固定型商品「住宅新時代」 ●

無担保借替専用「スイッチホーム」 ●

リフォームローン「リフォーム天国」 ●

初めての家作りでもお客さまを安心サポート ●しずぎんマイホーム倶楽部 ●

就職 退職 相続子供の誕生 ⇒ 進学　　　

マイホーム購入　　　　

結婚 セカンドライフライフイベント

20代 30代 40代 50代 60代～

41

「えんてつカード」（静銀セゾンカード発行）

静岡銀行と株式会社クレディセゾンとの共同出資により設立した静銀セゾンカード株式会社は、遠州鉄道株式会社と提携して「えんてつカード」を発行しており、平成24年３月末の会員数は約12万人となっています。

「静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」（静銀セゾンカード発行）

富裕層、資産家層を対象とした静岡銀行グループの最上級カード。ポイントに有効期限はなく（永久不滅ポイント）、一般セゾンカードの２倍のポイントを常時付与します。

空港ラウンジサービスや、ホテル・レストランを案内するコンシェルジュサービスなども充実させています。

「しずぎんセレカ」

最高500万円までお借入れいただける大型のカードローンです。収入や勤続年数に関係なく、お申し込みいただけます。

「しずぎんネクストワン」

しずぎん住宅ローンをご利用のお客さま限定で、最高５００万円までご利用いただける大型のカードローンです。

カードローン

急な出費に伴う資金ニーズにも迅速にお応えするため、限度額の範囲内で繰り返しご利用いただける各種カードローンをとりそろえています。

「しずぎんMePlus（ミープラス）」

静岡銀行のキャッシュカードにお借入機能を追加できるカードローンです。限度額も10万円から選べるなど、お気軽にお使いいただけます。

目的型ローン

「マイカーローン」自動車の購入・ 借替のほか、車検、

修理、免許取得にもご利用いただけるローンです。

「趣味と暮らしのローン」結婚・旅行・趣味などに幅広くご利用

いただけるローンです。

教育ローン

「しずぎん教育ローン（カードタイプ）」お子さまの在学中は利息だけお支払

いただき、卒業後に元金返済を始めることができる教育ローンです。

ATMで、お借入れ、ご返済いただけます。

静銀ディーシーカード株式会社 ㅦ 静銀セゾンカード株式会社 ㅦ

クレジットカード業務• 信用保証業務• カードローン業務•

クレジットカード業務• 信用保証業務•

主な事業内容 主な事業内容三菱UFJニコス株式会社とフランチャイズ契約を結び、カード会員・加盟店の皆さまに各種クレジット機能を提供し、利用者の利便性向上と地域の消費活動の活性化に貢献しています。また、静岡銀行が発行するクレジットカードの保証業務など、静岡銀行グループのカード戦略の一翼を担っています。

国内で初めて、銀行と流通系カード会社が共同出資して設立した会社です。地域の事業者と生活者を結ぶ「地域共通ポイントプログラム」を通じてエリアカードの普及に努め、地域経済の活性化に貢献しています。※静銀セゾンカード株式会社は持分法適用の関連会社です。

グループ会社のご紹介

クレジットカード

「しずぎんjoyca」（静岡銀行本体発行）

１枚のカードでクレジットカードとキャッシュカードの機能を併せ持つ多機能ICカードで、平成24年３月末の会員数は44万人を超えています。特典

銀行取引とクレジットカード ●ご利用の両方でポ イントが貯まり、通常のポイント交換商品に加えて、預金金利の上乗せなど、銀行ならではの特典をご用意。

住宅ローンをご利用のお客さま ●は、より有利にポイントの交換が可能。

楽天・アマゾン・ヤフー等の ●オンラインショッピ ングでポ イ ン トが お 得に貯まる

「POINT名人.com」などの提携サービスをご用意。

42

経済面

住宅関連ローン

お客さまのさまざまなニーズにお応えするために、豊富な商品ラインアップをご用意しています。また、各地に設置している18のローンセンター（※1）や、8店舗の住宅資金相談窓口

（ローンデスク）（※2）では、２００名を超える住宅関連ローンの専門スタッフが、お客さまのさまざまなご相談に丁寧に対応しています。※1 静岡県内 １４拠点、神奈川 3拠点、愛知 １拠点※2 静岡県内 7店舗、愛知 1店舗

固定変動ミックス型住宅ローン「カスタムFLEX」

固定金利（期間２年・３年・５年・７年・１０年 ）と変動金利を自由に選択できる住宅ローンです。

住宅ローン「住宅新時代」

当初固定金利（期間５年・７年・10年・15年）でスタートする、固定変動ミックス型住宅ローンです。

無担保借替専用住宅ローン「スイッチホーム」

無担保で最大１，５００万円までご利用いただける借替専用の住宅ローンです。

リフォームローン「リフォーム天国」

無担保で最大１，０００万円までご利用いただけるリフォーム専用のローンです。

ライフプランニングのお手伝い

静岡銀行ではライフプランニング（資産運用など）の専門スタッフを各地に配置し、お客さまのさまざまなニーズに迅速にお応えする体制としています。商品についても、円貨預金に加え、国債、投資信託、個人年金保険、外貨預金など幅広く提供しています。また、ライフプランシミュレーション等の各種サービスをご用意し、お客さまの具体的なライフプランの設計をお手伝いしています。

静岡県内7カ所に設置している「保険相談デスク」には、生命保険の専門スタッフである保険アドバイザーを配置し、保障性生命保険に関する各種ご相談に対応するとともに、お客さまのライフプランに応じた商品のアドバイスを行っています。

証券商品に興味をお持ちのお客さまには、投資信託を中心に数多くの金融商品をとりそろえた証券子会社の静銀ティーエム証券株式会社をご希望に応じてご紹介するなど、グループ会社の機能も活用し、お客さまに最適なポートフォリオをご提案しています。

相続対策・資産承継

お客さまが生涯をかけて築いてこられた資産も、先祖から代々引き継ぎ守り育ててこられた資産も、いずれはご自身の手から離れ、相続という形で相続人に引き継がれます。遺産相続や資産承継は、ご自身の意向に沿ったかたちで円満に行いたいものですが、複雑な権利関係や煩雑な相続手続きにより、必ずしもスムーズに行われるとは限りません。

静岡銀行では、円滑な相続の実現というニーズをお持ちのお客さまに、安心して老後をお過ごしいただくため、三菱ＵＦＪ信託銀行の信託代理店として、お客さまが作成された遺言書を保管し、相続手続きを信託銀行が代行する遺言信託をご紹介しています。

さらに、お客さまとのお付き合いを通じて資産形成をお手伝いする専門スタッフを静岡県内３拠点に配置し、資産運用にとどまらず、相続や資産承継などのご相談に各分野のプロフェッショナルがチームとなって対応させていただく体制としています。

静銀信用保証株式会社 ㅦ 静銀モーゲージサービス株式会社 ㅦ

銀行担保不動産の 調査・• 評価業務貸出に関する集中事務• 業務債権書類の管理・• 保管業務

信用保証業務• 主な事業内容 主な事業内容住宅関連資金を中心とした消費者ローンの

審査業務や保証業務を取り扱っています。また、スコアリングによる審査手法を住宅ローンに取り入れ、お客さまの住宅資金ニーズに迅速に対応しています。

銀行担保不動産の調査・評価および債権書類の集中管理・保管など、銀行グループの融資関連業務を受託しています。平成23年には、静岡銀行から融資業務センターの移管を受けるなど、銀行グループの効率化と生産性の向上に向けた融資業務改革の一翼を担っています。

グループ会社のご紹介

住宅関連サポート

しずぎんマイホーム倶楽部会員の方に、マイホーム取得を総合的にサポートする

情報等を提供しています。以下のサービスが全て無料でご利用いただけます。

マネープラン相談 ●税理士相談サービス ●住宅セミナーへのご招待　等 ●

URL ● http://www.shizuokabank.co.jp/

ホームページ

43

インターネット支店

インターネット利用人口の急速な増加が進むなか、お客さまのライフスタイルの変化に対応するため、平成19年7月にインターネット支店〔WebWallet（ウェブウォレット）〕を開設し、魅力的な商品、サービスの提供に取り組んでいます。

平成23年度は、定期預金キャンペーンを展開し、今までお取引のなかったお客さまも含めて、多くの預金をお預け入れいただきました。これにより、平成23年度末の総預金残高は1,894億円となり、平成22年度末と比べ1,553億円増加しました。また、口座数についても31千口座増加し、全国各地のお客さまとの新たなお取引の開始につながっています。

今後も、すべてのお取引の基本である預金を、日本全国からお預け入れいただけるチャネルとして、その機能を一層高め、より多くの方にご利用いただける支店を目指します。

ホームページでは、取扱商品・サービス、キャンペーン情報をはじめ、店舗や手数料などの基本情報、静岡銀行グループのニュースリリースや財務情報などを提供しています。また、各種商品の資料請求や消費者ローンの仮審査も受け付けています。

普及が急速に進んでいるスマートフォンに対応したホームページも提供しています。

しずぎんダイレクト

窓口営業時間中のご来店が難しいお客さまに、パソコンや携帯電話からお取引いただける「しずぎんダイレクトバンキングサービス」を提供しています。「しずぎんダイレクトバンキングサービス」は、ご自宅や

勤務先にいながら残高照会や振込などのお取引ができるサービスです。

今後もお客さまに身近なお取引チャネルとして、サービス・機能の充実を図っていきます。

19年度 20年度 21年度 22年度 23年度0

500

1,000

1,500

2,000

0

20

40

60

80

■■ 口座数総預金残高

（億円） （千件）

17 99212

341

1,894

57

6

2026

14

57

6

2026

14

残高：＋1,553億円口座数：＋31千件

22年度比

19年度 20年度 21年度 22年度 23年度50

150

250

350

うちインターネット・モバイルバンキング契約件数しずぎんダイレクト契約件数

（千件）

88 90111

140 141

306

211250

276

231

306

211250

276

231

口座数と総預金残高の推移

しずぎんダイレクト契約件数の推移

スマートフォン用サイト

44

経済面

ご来店が不要な個人取引サービスのご案内

アクセス

0120

-

286039

﹇携帯・PHS﹈

054

-

344

-

2026

0120

-

540552

（携帯・PHS不可）

0120

-

034705

（携帯・PHS不可）

0120

-

540054

（携帯・PHS可）

0120

-

720312

﹇携帯・PHS﹈

054

-

348

-

8868

クイックコーナーに

備置のほか、総合照会、

テレホンバンクサービス、

ホームページで請求できます

http://shizugin.net

http://www.shizuokabank.co.jp/sp

iモード、Ezweb、

Yahoo!ケータイ

対応携帯電話

iモード、Ezweb、

Yahoo!ケータイ

対応携帯電話

専用フリーダイヤル

および

専用一般ダイヤル

テレホンバンクセンター

総合照会

お取り引き

各種手続き

その他

照会サービス

しずぎんダイレクト

テレホンバンク

サービス

年金相談

投信相談

しずぎん

joyca

クレジットカード

センター

インターネット支店

メールオーダー

サービス

インターネット

ホームページ

インターネット

ホームページ

（スマートフォン用サイト）

しずぎんダイレクト

インターネットバンキング

サービス

インターネット支店

ホームページ

インターネット支店

インターネット

バンキング

しずぎんダイレクト

モバイルバンキング

サービス

インターネット支店

モバイルバンキング

ご契約 不要 必要 必要 不要 不要 不要 不要 不要

無料

必要 不要 必要 必要 必要

○ ○ ○ ○ ○ ○

○○

○

○

○ ○

○

○

○

○

○ ○ ○

○（総合口座定期預金のみ）

○（総合口座定期預金のみ）

○（預け入れのみ）

○（預け入れのみ）

○（注2）

○（注3）

○（注4）

○（カードローンセレカ・ミープラス）

○（カードローンセレカ）

○（カードローンセレカ）

○（注6）

○（注6）

○（注6）

○（注5）

○ ○ ○

○

○

○

○ ○ ○

○クレジットカード

○

○ ○ ○

○○ ○○

○クレジットカード

○○クレジットカード

○クレジットカード

○クレジットカード

○

○（注8）

○年金

○投資信託

平日9:00～20:00

平日9:00～20:00

月・木10:00～16:00

平日9:00～17:00

平日9:00～17:00 24時間 24時間

不要

24時間24時間（注1）

24時間（注1）

24時間（注1）ご利用時間

手数料

商品・サービスのご照会

ご相談

資料請求

残高照会、入出金明細照会

金利・外国為替相場照会

振込・振替

定期預金預け入れ・解約

投資信託購入・解約など

国債購入・解約など

外貨預金口座開設・入出金など

返済入金

ETCカード申込

各種ローン審査申込

住所変更（注7）

支払方法変更

利用可能枠変更

ローンシミュレーション

パソコン 携帯電話スマートフォン

http://www.shizuokabank.co.jp/

24時間（注1）

平日9:00～17:00

○ ○

郵送

クレジットカードしずぎんjoyca

電話

※平日とは銀行窓口営業日をいいます。曜日の表示のあるものは、祝祭日を除きます。

（注1）定期メンテナンスによる場合のほか、緊急メンテナンスのためサービスを休止させていただくことがあります。／（注2）ご利用時間は9：00～15:00（残高などのご照会は9：00～17:00）となります。／ （注3）ご利用時間は9：30～15:00（残高のご照会は9：00～17:00）となります。／（注4）ご利用時間は10:15～15:00（残高などご照会は9：00～15:00）となります。／（注5）外貨定期預金の中途解約など、一部お取り扱いできない取引がございます。／（注6）仮審査の受付分につきましては後日、本申込手続きのため、営業店へのご本人の来店が必要となります。／（注7）お取引内容によっては、お取り扱いできない場合がございます。／（注8）ショッピング限度・キャッシング限度の増枠の場合は審査がございます。