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LCMS-8030 39
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3準 備
ここでは、装置の起動・停止、分析を始める前の準備について説明します。
説明の中には LabSolutions ソフトウェアの操作に関する部分が含まれます。詳しい内容は
「LabSolutions ソフトウェア取扱説明書」を参照してください。また、各 LC ユニットの操作は各取
扱説明書に従ってください。
3.1 装置の起動
3.1.1 電源を ON にする
1 LC および MS 各装置の電源を ON にする。
LCMS-8030 前面の表示ランプ(POWER)が緑点灯し、表示ランプ(STATUS)が緑点滅します。
図 3-1
HPLC システム LCMS-8030
本体電源ケーブルAC200 V 50/60 Hz
ロータリーポンプに電源を供給する
コネクタ(ロータリーポンプ以外に
は使用できません。)AC200 V 50/60 Hz
電源スイッチ
サーキットプロテクタ、15 A(S)15 A を超えると自動的に電源を切ります。
I :電源が入る。(ON)O:電源が切れる。(OFF)~:交流電圧を示します。
【背面】
3 準 備
40 LCMS-8030
2 周辺装置(モニタ、プリンターなど)の電源を入れ、PC の電源を ON にして、
Windows を起動する。
図 3-2
3.1.2 真空システムを起動する
1 [LabSolutions Service]のアイコンが緑色か確認する。
アイコンが黄色のときは起動中ですので、しばらくお待ちください。
アイコンが赤色のときはエラーが発生したので PC を再起動する必要があります。
2 デスクトップ上の をダブルクリックする。
3 ログインする。
ユーザー ID 欄に Admin を入力し、パスワード欄は無しで、[OK]をクリックします。
ユーザーを変更、追加している場合は、適宜変更してログインします。
LCMS-8030 41
3.1 装置の起動
3
4 [分析]プログラムを起動する。
をクリックし、 をダブルクリックする。
5 [データ採取]ウィンドウを開き、 (装置の起動・停止)をクリックする。
(メイン)をクリックします。
アシスタントバーが表示されていないときは、 をクリックします。
装置の[起動・停止]ウィンドウが表示されます。
3 準 備
42 LCMS-8030
6 [自動起動]をクリックする。
ロータリーポンプが起動し、次にトリプルインレットターボ分子ポンプが起動します。
1 時間程度で真空排気が準備完了となり、表示ランプの「STATUS」が緑点灯になります。
(長期間、真空を停止していた場合には、半日から 1 日、真空引きしたあとに分析を開始してくださ
い。)
DL プラグを使って効率良く真空排気する
真空起動時に DL プラグで DL に栓をすると起動時間が早くなります。
また、長期間装置を使用しない場合にも汚れから真空内部品を守れます。
• 低温状態でのロータリーポンプの始動について
冬期など、装置の周囲温度が低い状態で長時間装置を停止した場合には、ロータリーポンプの油の粘度が高くなっています。
このような状態でロータリーポンプを始動するとモータに過負荷がかかり、装置や配電盤のブレーカが作動することがあります。
このようなときは部屋に暖房を入れ、ロータリーポンプの温度が 18 ℃(装置の
設置環境温度)以上になってから真空系の起動してください。
• 真空起動時には、CID ガスを装置に供給する
CID ガスを流し、流路をパージします。
• 保守作業はソフトウェア LabSolutions でヒーターを OFF にしたあと、ブロッ
クヒーターの温度が 50 ℃以下になった状態で行う
スプレー部は高温になるため、やけどをするおそれがあります。
• 保守作業はソフトウェア LabSolutions で高電圧スイッチを OFF にしたあと、
高電圧ケーブルを外して行う
高電圧ケーブルを外さないと、感電のおそれがあります。
LCMS-8030 43
3.1 装置の起動
3
1 プローブカバーを開ける。
図 3-3
2 ソースウィンドウの右下をつかんで、手前に引く。
図 3-4
3 ソースウィンドウを持ち上げる。
図 3-5
ソースウィンドウ
プローブカバー
3 準 備
44 LCMS-8030
4 DL プラグを DL 先端穴に差し込む。
図 3-6
5 ソースウィンドウを閉じる。
1 ソースウィンドウを丁番に差し込む。
2 ソースウィンドウの右下を押し込む。
ソースウィンドウがロックされます。
6 プローブカバーを閉じる。
図 3-7
分析するときには DL プラグを必ず外してください。
DL プラグ
ソースウィンドウ
プローブカバー