9
2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~ 1.はじめに ビデオ、住宅改修に関する基本概念など 2.住宅(住環境)とは 住環境とは、住宅の構造、ハウスアダプテーションなど 3.住み心地(転倒の危険) 住宅改修の対象者は、高齢者?!障害者?! 4.住宅改修の要点 住宅改修のなかでも、特に気になる点を検討します 5.個別の住宅改修を事例より検討 6.まとめ 8.参考文献 大口仁史、他:地域リハビリテーション学、三輪書店 山口 他:地域リハビリテーション、医学書院 野村みどり他:/甲」Pフリーの生活環境論:医歯薬出版 福祉住環境コーディネーター 2級テキスト

2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

2005.6.16

鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター

「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

1.はじめに

ビデオ、住宅改修に関する基本概念など

2.住宅(住環境)とは住環境とは、住宅の構造、ハウスアダプテーションなど

3.住み心地(転倒の危険)

住宅改修の対象者は、高齢者?!障害者?!

4.住宅改修の要点

住宅改修のなかでも、特に気になる点を検討します

5.個別の住宅改修を事例より検討

6.まとめ

8.参考文献

大口仁史、他:地域リハビリテーション学、三輪書店

山口 昇 他:地域リハビリテーション、医学書院

野村みどり他:/甲」Pフリーの生活環境論:医歯薬出版

福祉住環境コーディネーター 2級テキスト

Page 2: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

(水曜日)  (「6)平成15年(2003年)1月1日虐斤   叡有    明

らせる環境を

福祉弄護、人権など学んだ建

北岡敏郎大牟田住まい・まちづくリネットワ㌻ク委員長

が安心して暮

長寿社会の実現や福祉の重点が施設から在宅に移される申、お年寄りが安心して暮らせる安全

な住環境を撃スることは従来にも増して重要となってきた。しかし「住宅改修をしたいが信頼でき

る業者を知らない1」「高齢者から改修を依頼されたがどうすればいいのか分からない1」と戸惑

ぅ市民・業者は少なくない。大牟田市にはこうした事態に有効に対応するため全国初の『バリアフ

リI住宅士』制度ができ、注目を集めている。

顎蓮華草許諾

全国初の制度

バリアフリー住宅士と

は、福祉の考え方や高齢

者・障害者の身体機能、

介護保険制度についての

知識を持つなど『福祉住

環境』に精通した建築技

術者のこと。大牟田では

二〇〇〇年に初の養成講

座が開催され、これまで

に合わせて百四十四人が

修了し、認定されている。

養成講座は計三十時間。

カリキュラムは、高斬社

会の現状やノーマライゼ

ーションの視点など社

会福祉の考え方をはじ

め、リハビリテーション

と自立支援、車いす体験

を含めた福祉用具の活用、

加齢に伴う疾病や障害な

ど。演習も散り入れ部屋・

場所別整備の方法や補助

表会の開催や各種啓発活

動に努めている。その]

環で会員リストを作成し

て行政機関や福祉施設な

どに配布、高齢者や障害

者の住宅改修の相談に応

じている。さらに年一回

はバリアフリ1祭を開催

して制度の説明や改修工

事の実例展示、相談会も

開催してきた。

様々な配慮必要な

高齢者の住宅改修

高齢者の住宅改修

は、一般家屋の改修に

比べてかなり特殊で

す。というのは、高齢者

は鼻体的問題ばかり

でなく、生活や家族関

係の悩みなど様々な問

題を抱えているから

です。これらの相談に

のりながら改修内容を

考える必要があり一人

ひとり異なってきま

す。例

えば手すりひとつ

にしても種類はいろい

ろ、高さや位置、究ほど

のことや家の条件、希

望などを踏まえて決め

なければなりません。

ときどき、手すりはつ

けたものの高さが合わ

ずに使われていない、

という話を耳にしま

す。また家族が介護し

やすいように付ける場

合もあります。

簡単な改修でも、高

齢者茶人はもちろん家

族やヘルパし痙学療

法士など多くの人たち

と相談して決めざるを

得ず実に難しい。特に

改修に直接携わる建築

技術者やケアマネジャ

ーは、このことを十分

認識し、高齢者や住宅

改修に関するしっかり

とした知識を持っても

らうことが大事。

そのために、私たち

ネットワークはバリア

フリー住宅士の養成を

行っています。

(有明高専教授)

お年寄り

介護保険の適用を受け実施した改修事例

(石=玄関前の坂道への手すり設置、下=玄

関内の上がり口への踏み台と手すりの設

置0いずれも保険対象限度額の20万円以内)

制度、建築関連諸法など

法手続きもしっかりと学

んでいる。

制度を創設・推進して

いるのは学識経験者や女

性団体、医師、ケアマネ

ジャ1、建築士、自治体

職員などで作る大牟田住

まい・まちづくりネット

ワーク(委員長・北岡敏

郎有朋高専教授)。大牟

田市都市整備部建築住宅

課内に事務局を置き、行

政がしっかりとバックア

ップする。

対象限度額芳円、9割嘉付

齢臓ケアマネとの連携が不可欠

介護保険制歴では、居

宅サービスにおける住ま

いのサービスメニュⅠの

一つとして『屠宅介葦住

宅改修窒』が導入され、

改修に要した経費として

二十万円を限度に、九割

の十八万円までが介詳保

険から給付される。

給付を受けられるの

は介萎保険で「要支援」

以上の介護認定を受け

ている人が対象で、ケア

も増加傾向は変わらな

1

0

ただ何度も打ち合わせ

が必要となり手間がか

かるのは否めない。した

がってケアマネジャⅠに

とっては知識と技術を身

につけた住宅士は力強い

パートナーとなってい

る。高

齢者を社会全体で支

える介護保険制度がスタ

ートしてやがて三年。福

祉の重点が施設から在宅

に移るにともない、その

拠点たる住まいの重要性

がやっと認識されてきて

いる。安

心して安全に暮らせ

る家づくりⅠそのパー

トナⅠが『バリアフリー

住宅士』。期待と責任が

これから大きくなりそう

だ。

大牟田市

消防本部

連絡協議会が発足

『十分以上遅刻したら

受講不可』という厳しい

規則の講座を修了した技

術者は、学んだ成果を引

き継ぎ、さらに技術向上

を図るために『おおむた

バリアフリ1住宅士連絡

協議会』を結成、事例発

マネジャーなどと事前

相談、どんな改修が必

要なのかを明記した理

由書の作成を経て工事

業者に発注する仕組み

だ。大

牟田市では住宅改修

翼の給付請求件数は二〇

〇〇年度が二百八十四

件、〇一年度は二・四倍

の六百九十件。〇二年度

大牟田市消防本部によ

ると、二〇〇一年一月一

日から十二月三十一日ま

でに六十五歳以上の高願

書を搬送した救急出動は

二千件を蓮えている。急

病搬送に次ぎ多い負傷に

よる搬送は二百八十九件。

うち目宅の屋内で負傷し

た人が百七十九件にのぼ

り、〓香慣れているはず

の家でけがをするケース

が驚くほど多い。

さ渇に負傷の内容を見

ると、申工ハ件が貰舶昏頚

部皆担。廊下から居室に入

ろうとして敷居につまず

いたり、トイレに行こう

とし‡廊下で滑って転倒

した例が目立っている。

歳をとって運動能力や

適応能刀が低下し、骨も脆

くなっていることから

習よっとしたこと芸静、

骨折する』というわけだ。

骨折すると骨がつなが

るまで筋肉は動かせない。

すると筋力が裏えて少し

の運動でも痺れやすくな

り一層筋肉を使わなくな

り衰える。悪循環だ。こ

うなると寝たきり状態ま

で鵬直線。

「差善果畠等玄関、

風呂場で転倒したり階段

から廃藩する人は実に多

い。さらに問題なのは骨折

をきっかけに寝たきりに

なるケースが少なくない

ということできと同蕊部。

「だから段差をなくし

たり手すりをつけるなど

住宅を改修することによ

ってこれら事故を未然に

叫防ぐことが必要なんです」

と市都市整備部建築住宅

課。転ばぬ先の改修が大

事ということだ。

Page 3: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

高齢化対策の推進

◎長寿社会対策要綱(1986:S.61)閣議決定

・活力ある長寿社会

高齢者の就業・社会参加等の促進

・包容力ある長寿社会

安全で住みよい居住環境の整備,

地域の相互扶助機能の活性化,世

代間の交流促進

・豊かな長寿社会

安心,健康に生活できる条件整備上対策

対策:雇用・所得保障,健康・福

祉,学習・社会参加,住宅・生活

環境 等

◎長寿福祉社会を実現するための施

策のあり方(福祉ビジョン1988.

10.25:S.63)

福祉サービスの充実,高齢者雇用

促進等の目標設定

(厚生・労働省,衆税特委提出)

⑳高齢者保健福祉推進十カ年戦略

(1989:H.1)(ゴールドプラン)

厚・大・自三大臣合意

・老人福祉施設等の緊急,計画的整

備 等

⑳21世紀福祉ビジョン(1994:H.

6.3.28)

・懇談会報告.福祉重点で社会保障

費の将来予測

・住宅,まちづくり 等の視点でゴールドプランの見直し提言

各省施策の展開

◎やさしいまち総合計画推

進事業

厚生省,H6予算化.各

省連携による市町村の計

画策定推進へ

◎鉄道駅舎のエレベーター,

エスカレーターへの助成

運輸省,H6予算化,財

団設立へ

◎新市場剣道フ」ログラム発表

通産省,福祉等8発展分野の政策作成

障害者対策の推進

◎国際連合の取組

国際障害者年(1981:S.56)

障害者に関する世界行動計画

(1982)

国連障害者の十年(1983】1992:S.58】H.4)

アジア太平洋障害者の十年(1993

■2002)

1

◎わが国政府の取組

国際障害者年推進本部設置(S.55.3:1980)

障害者対策推進本部(S.57.3:1982)

◎障害者対策に関する長期計画(1982)

◎障害者対策に関する新長期計画

(1993.3:H.5)

・障害者の主体性,自立性の確立・すべての人の参加によるすべての

人のための平等な社会づくり(社

会環境の物理的,制度的,文化的,

情幸朗勺,心理的障壁の除去)

・障害の重度化・重複化や障害者の

高齢化へ対応

・施策連携J

対策:啓発広報,教育育成,雇用就業,保健医療,福祉,生活環境,スポーツ 等

◎障害者基本法(1993.12:H.5.全

面改正)・障害者基本計画策定 新長期計画

をこれとみなす

・公共的施設の利用に配慮

・住宅の確保

◎福祉のまちづくり条例の制定の動き

大阪府,兵庫県他(都なども準備)

◎福祉のまちづくり立法の構想

◎建設省:高齢者,身体障害者等が

円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律の制定

生活福祉空間づくり大綱の制定(H.6.6・28)

建設省としての総合的な視点に立った,基本理念,

施策の基本的な体系と展開方法を示す「大綱」の

早期制定が必要

図1■38生活福祉づくり大綱制定の背景(文献28)より一部抜粋)

野村みどり他:バリアフリーの生活環境轟 葦2鰻 医師薬出版より弓順

2411.肌ア.プリ】.デザインの基本

Page 4: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

表 ト 1 ハー トビル 法第 3 条 に基づ く特定建築主 の判断の基準 の概要 30)

◎基準の基本的な考え方

・基礎的基準……高齢者,身体障害者等による建築物 の利用を不可能 としている障壁 を除去する基準

(1以上の出入口について,車いすで通過可能 な超人 口幅 を確保等ト

・誘導的基準……高齢者,身体障害者等が特段の不 自由な く利由できる基準

(各出入口について,車いすで容易に通過可能 な出入 口幅 を確保等)

◎基準の概要

基礎的基準 誘導的基準

出 入 口

◎建築物の一つの出入口を車いすが通行できるものとする ◎建築物の全ての出入口を車いすで円滑に利用できるもの

・幅を80cm以上 とすることとし,

・出入口から受付等までの間には原則として誘導用プロ ・主要な出入口は自動扉とし,幅を120cm以上とすると

ツク等を設ける ともに,他の出入口について【も幅を90cm以上七する

◎各室への 1以上の出入口は車いす使用者が通過できる構 ・出入口から受付等までの間には原則として誘導用プロ

造 とし,幅を80cm以上とする ツク等を設ける

◎建築内部の出入口は車いす使用者が通過できる構造 と

し,幅を90cm以上とする

廊 下 等

◎車いす使用■者が通行できるよう,幅は120cm以上とし, ◎革いす使用者同士がすれ違え自由に方向転換できるよう

通路の一定区間ごとに車いす使用者が転回可能なスペー 幅は180cm以上とする.ただし,一定区間ごとに車いす

スを設ける. 使用者同士がすれ違えるスペースを設けた場合は140cm

◎高低差を設ける場合には段差解消機又はスロープを設け 以上でよい

る ◎高低差を設ける場合には段差解消機又はスロープを設け

階   段

◎手すりを設ける ◎両側に手す りを設ける

◎階段の上に警告ブロックを敷設する ■◎幅150cm以上,けあげを16cm以下,踏面を30cm以上 と

する

◎階段の上に警告ブロックを敷設する

スロープ

◎手すりを設ける ◎両側に手すりを設ける

◎幅を120cm以上,勾配を12分の 1以下とする ◎幅を1年Ocm以上,勾配を12分の 1以下とする

◎高さが75cm を超える場合には,75cm以内ごとに踏幅が ⑳高さが.75cmを超える場合には,75cm以内ごとに踏幅が

150cm以上の踊り場を設ける 150cm以上の踊り場を設ける

◎スロープの上に警告プロツグを敷設する ◎スロープの上に警告ブロックを敷設する

昇 降 機

◎床面積の合計が2,000m2以上で 2 階建て以上のものに ◎2階建て以上のものには,エレベータ】を設ける

は,原則 として以下の仕様のエレベーターを設ける ・主なエレベーターは出入口の幅を90cm以上,かごの床

・出入口の幅を80cm以上,かごの床面積1.83m2以上,奥 面積2.09m2以上,奥行き135cm以上,乗降ロビー18Fo

行き135cm以上,乗降ロビー150cm角以上とし,車い cm角以上とし,車いす使用者,視聴覚障害者の利用に

す使用者,視聴覚障害者の利用に配慮した仕様 とするL 配慮した仕様とする

・他のエレベーターについても出入口の幅80cm以上,かごの床面積1.83m2以上,奥行き135C甲以上,乗降ロビ

ー150cm角以上 とする

便   所

◎便所を設ける場合には,車いす使用者用便房を当該建物 ◎便所を設ける場合にあっては次の通りとする

に 1以上設ける ・車いす使用者用便房を各階ごと原則 として当該階の便

◎床置式小便器を当該建物に 1以上設ける 房数の 2 %以上設ける

・車いす使用者用便房がない便所には腰掛便座び手すりのある便房を 1以上設ける

◎各階の便所には,床置式小便器を 1以上設ける

駐 車 場

敷地内の

通 路

◎駐車場を設ける場合には,車いす使用者用の駐車スつ- ◎駐車場には車いす使用者用駐車スペース (幅350cm以

ス (幅350cm以上)を 1以上設ける 上)【を原則 として総数の 2 %以上設ける

・当該スペースは,駐車場の出入口の近い位置に設ける ・当該スペースは,駐車場の出入口の近い位置に設ける

◎建物の】つの出入口に通じる通路を車いすで利用できる ◎産物の各出入口に通じる通路を車いすで利用できるもの

ものとするとともに,視覚障害者の誘導に配慮する とするとともに,視覚障害者の誘導に配慮することとし,

・幅を120cm以上とし,高低差がある場合には,スロー ・幅を180cm以上 とし,高低差がある場合には,スロー

プ等を設ける プ等を設ける

・視覚障害者用に誘導用ブロック等を設ける ・視覚障害者用に誘導用ブロック等を設ける

26廿 バリア・フリー・デザインの基本

Page 5: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

(OSD O卜

▲■

(∽■ll●「ヽ_/mLD

] ・二・

[ :

幸∃

葦‡ヨ

1     1 1 0

l l

⊂〉卜ヽlLr〉u

■■ ■

] 二:‥

[ ::‡

1 10

■r

ll

「【【桐山 .-J‾‾‖‾‾丁 「 Ll

210; ! l

l「ll

lL十」

】lIh

ll

ll‾■十   毒+ 1

巴「 」」‡⊂〉   ] 山

▲」」 「 † ●【一一 _  」

 [  ‡「     】l 【

■【」

(ICTA:Architectural Facilities for the Disabled,ICTA,

1973から引用)

図7-4【C、TAL.による トイ㌦レのレイ∴7万

(ICTA:ArchitecturalFacilitiesfortheDisabled.ICTA,1973から引用)

大川嗣雄:車いす  医学書院より引用

Page 6: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

(ICTA:ArchitecturalFacilitiesfortheDisabled,ICTA,1973から引用)

(ICTA:ArchitecturalFacilitiesfortheDisabled,ICTA,1973から引用)

LD⊂〉

llll

3 、、、

\ヽヽヽヽ

 ヽ

、、、■L

一 菅

[ ・:

●了l ■●●●●●●●●●●●●●■●●■●●●▲■1■_●・■

●●●●●●●●●■●●●●●

l1   1 2 0     便 器 の 長 さ

図7-8 段差の上限値

⊥±

H≒2cm(1インカ

∂≒4050′(l/12勾配)

Page 7: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

ベッドから車いすへの移乗

車いすからベッドへの移乗

Page 8: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

側方接近。まず一方の肘当てをはずし,下肢を1本ずつ入れ,左上下肢で身体を支えて入る。

図5車 ㍉妄亘庫痺老中暮し亘力亘便轟へあF・∴華 車 ・・

いったん立ち上がって1/4回転して坐る(健側を先に)。

図5弓7 車いすから床への移乗

プッシュアップしながら殿部を前方にずらし,徐々に両

上肢で上半身を支えながら,殿部を座から滑り落として

フットプレートの上に座る。続いてプッシュアップしな

がら床へ移乗する。

Page 9: 2.住宅(住環境)とはryokuseikan.ac.jp/center/pdf/170616.pdf2005.6.16 鳥栖地域リハビリテーション広域支援センター 「高齢者住宅改修のポイント」~改修事例を通して~

そ珂

一二二言、∴二・

三、〒≡妄

車いすも砂利道楽々

三菱樹脂は神社の境内

など砂利敷きの場所で車

いすや自転車がスムーズ

に通行できる樹脂製品を

開発した。直径約六増の

蛤野

田日付

発三菱樹脂

円形に加工した樹脂を格

子状に配置し、砂利をあ

る程度固定させて車輪が

上を通ってもタイヤが埋

もれないようにした。高

三菱樹脂が開発した車椅子が砂

利地を通行しやすい至材

齢化に対応した

バリアフリー商

品として、神社

仏閣のほか公園

やキャンプ場向

けに売り込む。

商品名は「砂

利想いBF」。

廃プラスチック

などでできた樹

脂を平らな土地

にピンで固定

し、砂利をかぶせる。三

百㌔堵までの圧力に耐え

られる。雑草の繁殖を防

ぐ不織布付きで価格は】

平方㍍当たり三千二百

円。アスファルトやコン

クリートの整地に比べる

と割高だが、透水性に優

れるうえ日照による表面

温度の上昇が少ない砂利

敷きの特徴や景観を生か

せるとしている。

同社の樹脂加工の技術

を応用した。二〇〇五年

度に一億円の売上高を目

指している。