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HACCP認証の目的に合わせた認証審査機関を選びましょう ・東京都食品自主管理認証  ・北海道HACCP自主衛生管理認証 ・福井県食品衛生自主管理プログラム ・静岡県ミニHACCP認証事業  ・熊本市食品自主衛生管理 地方自治体によるHACCP認証 地域HACCPと呼ばれ、各自治体が独自で定めた基準により、保健所が審査。 小規模施設で地域流通が主な会社には 1 ・全国菓子工業組合連合会  ・(社)日本総菜協会  ・(社)日本炊飯協会 ・(社)日本食肉加工協会  ・全国味噌工業協同組合連合会 ・(社)大日本水産会 等 業界団体によるHACCP認証 登録された指定認定機関より審査 HACCP法による高度化計画の認定を受けるには 2 ・乳 / 乳製品 ・清涼飲料水 ・食肉製品 ・魚肉練り製品 ・レトルト食品 厚生労働省承認の通称マル総。対象は右記6品目で厚生局より審査。 総合衛生管理製造過程 厚生局より承認される日本版HACCP 3 5 4 民間第三者認証機関による審査。 民間審査機関による認証 国際的に認知度の高いISO・HACCPの認証を受けるには ISO22000認証 ・FSSC 22000認証 ・SGSHACCP ・SQF/HACCP認証 ・TQCSI認証 ISO9001:2015 厚生省 HACCP 導入型基準の推進 全製造品の総合的な衛生管理を目的とし、 ISO22000に準じるCODEX規格により審査をします ※認証の有効期間は2年間です。 2年目更新から2工程以上の審査となります。 ※中間審査は2年に1度レベル維持を目的として行い、 中間審査を受けることで認定継続となります。 ※工程審査に合格したものは製品に認証マークをつけることができます。 ※上記費用の他、宿泊・交通費は別途ご請求となります。 認証審査費用・・・200,000円(1工程審査) /中間審査費用・・・100,000円 (税抜) ◆総合衛生管理HACCP認証◆ 今、話題の新しい調理法「50℃洗い」「70℃蒸し」そして「真空低 温調理法」。素材を生かす調理法として世界から注目を浴びて います。この手法を活かし、衛生的な調理が出来るようにとシス テム管理するのが新調理HACCPです。 認証審査費用 200,000 円 / 中間審査費用 100,000 円(税抜) カット野菜製造 結婚式場 ホテル セントラルキッチン おいしい安全 新調理 HACCP認証 50℃洗い 70℃蒸し 小規模厨房施設 レストラン HACCP認証 ISO22000、マル総に準ずる手法による低コストHACCP認証を受けるには ※認証の有効期間は1年間です。毎年審査が実施されます。 食中毒事故発生の約60%を占めるレストランや飲食店などの小 規模厨房施設です。 HACCP基準の7S管理をすることで食中毒の予 防を最大限に高めていくことができます。レストランだけでなく、道 の駅のような販売・流通業のリテールHACCP、小規模厨房施設で 製造を行う店舗向けのグッドハイジーンHACCPにも適用します。 認証審査費用 A ランク 100,000 円/ B ランク 80,000 円 / C ランク 50,000 円(税抜) 従業員     (10 人以上) (10人以下)     (5人以下) 審査報告書提出 ※外部審査員(IRCA国際登録審査員)による審査 ISO22000 / ISO9001、FSSC AUDITOR コンサルティング部 指導支援 認証審査 HACCP認証コンサルタント協会 HACCP認証協会 HACCP法による支援制度があります HACCPを導入するための施設・設備の整備を行う際、「高度化基 盤整備計画」を提出し、認定を受けると (株)日本政策金融公庫の長 期低利融資を受けることができます。詳しくは農林水産省ホームペー ジhttp://www.maff.go.jp HACCP手法の特徴と従来の管理方法との違い 「7つの原則と12の手順」 を基本 手順として、その製品の特徴や工 場の特性に合わせたオリジナル のHACCPプランを作成することが 重要です。 手順① HACCPチームの編成 手順② 製品の特徴の確認 手順③ 製品の使用方法の確認 手順④ 製造工程一覧図の作成 手順⑤ 製造工程一覧図の現場での確認 手順⑥ 危害要因の分析 原則① 手順⑦ 重要管理点の決定 原則② 手順⑧ 管理基準の設定 原則③ 手順⑨ モニタリングの設定 原則④ 手順⑩ 改善措置の設定 原則⑤ 手順⑪ 検証方法の設定 原則⑥ 手順⑫ 記録と保存方法の設定 原則⑦ 2020年東京オリンピックを目指して、 段階的にHACCPは義務化の方向になります。 一般的衛生管理プログラム 危害分析重要管理点 ok!! ok!! ok!! ok!! ok!! ok!! ok!! 世界の食品安全の流れ~HACCPによる衛生・品質管理を求める~ 2004年から、 一次生産を除く全て(※)の食品の生産、加工、 流通事業者に、 HACCPによる衛生管理が義務付けられ、 2006年には完全適応となりました。 (※原則として全ての食品事業者。ただし小規模事業者等に 大しては弾力的に運用されています。 1997年からHACCPによる衛生管理が一部の食品(水産物及 びジュースの加工・輸入、食肉及び食肉製品)に義務づけら れ、 2011年1月には「食品安全強化法」が成立。 早ければ 2016年に米国内で消費される全ての食品の食品の製造・加 工、包装、または保管を行う全ての施設においてHACCのノ 考え方を取り入れた措置の計画・実行が義務付けられます。 EU 米国 食品の製造・流通がグローバル化している今、 食品の安全性を向上させていくことが世界の 各国・地域での共通課題となっています。世界 の食品安全対策は、 ①フードチェーン全体での食品安全管理 ②科学的根拠に基づく判断・対応 ③工程管理を重視し、食品事故を未然に防止 に重点がおかれるようになっており、それぞれ の各国・地域でこの考え方に基づく取り組みが 進んでいます。 食肉・及び水産食品の輸出に関するHACCP等に係る施設認定等要件 米国(牛肉) (水産食品) カナダ(牛肉) 香港(牛肉) シンガポール (牛肉・豚肉) EU(牛肉) (水産食品) メキシコ(牛肉) ニュージーランド (牛肉) (水産食品) フィリピン(牛肉) HACCP FDA-HACCP HACCP HACCP HACCP EU-HACCP HACCP HACCP HACCP又は HACCPと同様 対米又は対EU認定 施設が輸出可能 施設認定 衛生証明書の添付 施設認定 衛生証明書の添付 施設認定 衛生証明書の添付 衛生証明書の添付 厚生労働省 厚生労働省 都道府県等 (衛生部局) 都道府県等 施設認定・衛生証明書の添付 30か月齢未満の牛由来 輸出先国・地域 主な輸出条件 施設認定者等 施設認定者等の要件 施設認定 衛生証明書の添付 施設認定 衛生証明書の添付 施設認定 衛生証明書の添付 シンガポール政府 都道府県等 衛生部局・水産庁 都道府県等及び動物検疫所 厚生労働省 衛生部局・民間機関 メキシコ政府 都道府県等 輸出にHACCPが必要な国・地域 日本から食品を輸出するためには輸出先国が求めるHACCPに対応することが必要です。 (農林水産省食料産業局 資料より/出典:厚生労働省ホームページ等)※この他、農林水産省の管轄する動物衛生要件があります。 イラストのみ一般財団法人 食品産業センター資料 (「HACCPシステムが食品の安全を守ります!」(28JFIA第140号))より転載

2020年東京オリンピックを目指して、 段階的にHACCPは義務化 … · haccp認証コンサルタント協会 haccp認証協会 haccp法による支援制度があります

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Page 1: 2020年東京オリンピックを目指して、 段階的にHACCPは義務化 … · haccp認証コンサルタント協会 haccp認証協会 haccp法による支援制度があります

HACCP認証の目的に合わせた認証審査機関を選びましょう・東京都食品自主管理認証 ・北海道HACCP自主衛生管理認証・福井県食品衛生自主管理プログラム・静岡県ミニHACCP認証事業 ・熊本市食品自主衛生管理 等

地方自治体によるHACCP認証地域HACCPと呼ばれ、各自治体が独自で定めた基準により、保健所が審査。

小規模施設で地域流通が主な会社には1・全国菓子工業組合連合会 ・(社)日本総菜協会 ・(社)日本炊飯協会 ・(社)日本食肉加工協会 ・全国味噌工業協同組合連合会 ・(社)大日本水産会 等

業界団体によるHACCP認証登録された指定認定機関より審査

HACCP法による高度化計画の認定を受けるには2・乳 / 乳製品・清涼飲料水・食肉製品・魚肉練り製品・レトルト食品厚生労働省承認の通称マル総。対象は右記6品目で厚生局より審査。

総合衛生管理製造過程厚生局より承認される日本版HACCP

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4民間第三者認証機関による審査。

民間審査機関による認証国際的に認知度の高いISO・HACCPの認証を受けるには ・ISO22000認証

・FSSC 22000認証・SGSHACCP・SQF/HACCP認証・TQCSI認証・ISO9001:2015

厚生省 HACCP 導入型基準の推進

全製造品の総合的な衛生管理を目的とし、ISO22000に準じるCODEX規格により審査をします

※認証の有効期間は2年間です。2年目更新から2工程以上の審査となります。※中間審査は2年に1度レベル維持を目的として行い、 中間審査を受けることで認定継続となります。※工程審査に合格したものは製品に認証マークをつけることができます。※上記費用の他、宿泊・交通費は別途ご請求となります。

認証審査費用・・・200,000円(1工程審査) /中間審査費用・・・100,000円 (税抜)◆総合衛生管理HACCP認証◆

今、話題の新しい調理法「50℃洗い」「70℃蒸し」そして「真空低温調理法」。素材を生かす調理法として世界から注目を浴びています。この手法を活かし、衛生的な調理が出来るようにとシステム管理するのが新調理HACCPです。

認証審査費用 200,000 円 / 中間審査費用 100,000 円(税抜)

カット野菜製造結婚式場 ホテル セントラルキッチン

おいしい安全新調理HACCP認証~ 50℃洗い 70℃蒸し ~ 小規模厨房施設

レストランHACCP認証

ISO22000、マル総に準ずる手法による低コストHACCP認証を受けるには

※認証の有効期間は1年間です。毎年審査が実施されます。

食中毒事故発生の約60%を占めるレストランや飲食店などの小規模厨房施設です。HACCP基準の7S管理をすることで食中毒の予防を最大限に高めていくことができます。レストランだけでなく、道の駅のような販売・流通業のリテールHACCP、小規模厨房施設で製造を行う店舗向けのグッドハイジーンHACCPにも適用します。

認証審査費用 Aランク 100,000 円/ Bランク 80,000 円 / C ランク 50,000 円(税抜) 従業員     (10人以上) (10人以下)     (5人以下)

審査報告書提出

※外部審査員(IRCA国際登録審査員)による審査ISO22000 / ISO9001、FSSC AUDITOR

コンサルティング部指導支援

認証審査

HACCP認証コンサルタント協会

HACCP認証協会

HACCP法による支援制度がありますHACCPを導入するための施設・設備の整備を行う際、「高度化基盤整備計画」を提出し、認定を受けると(株)日本政策金融公庫の長期低利融資を受けることができます。詳しくは農林水産省ホームページhttp://www.maff.go.jp

HACCP手法の特徴と従来の管理方法との違い「7つの原則と12の手順」を基本手順として、その製品の特徴や工場の特性に合わせたオリジナルのHACCPプランを作成することが重要です。

手順① HACCPチームの編成手順② 製品の特徴の確認手順③ 製品の使用方法の確認手順④ 製造工程一覧図の作成手順⑤ 製造工程一覧図の現場での確認

手順⑥ 危害要因の分析 原則①

手順⑦ 重要管理点の決定 原則②

手順⑧ 管理基準の設定 原則③

手順⑨ モニタリングの設定 原則④

手順⑩ 改善措置の設定 原則⑤

手順⑪ 検証方法の設定 原則⑥

手順⑫ 記録と保存方法の設定 原則⑦

2020年東京オリンピックを目指して、段階的にHACCPは義務化の方向になります。

一般的衛生管理プログラム

危害分析重要管理点

ok!!

ok!!

ok!!

ok!!

ok!!

ok!!

ok!!

世界の食品安全の流れ~HACCPによる衛生・品質管理を求める~

2004年から、一次生産を除く全て(※)の食品の生産、加工、流通事業者に、HACCPによる衛生管理が義務付けられ、2006年には完全適応となりました。(※原則として全ての食品事業者。ただし小規模事業者等に大しては弾力的に運用されています。

1997年からHACCPによる衛生管理が一部の食品(水産物及びジュースの加工・輸入、食肉及び食肉製品)に義務づけられ、2011年1月には「食品安全強化法」が成立。早ければ2016年に米国内で消費される全ての食品の食品の製造・加工、包装、または保管を行う全ての施設においてHACCのノ考え方を取り入れた措置の計画・実行が義務付けられます。

EU 米国食品の製造・流通がグローバル化している今、食品の安全性を向上させていくことが世界の各国・地域での共通課題となっています。世界の食品安全対策は、

①フードチェーン全体での食品安全管理②科学的根拠に基づく判断・対応③工程管理を重視し、食品事故を未然に防止

に重点がおかれるようになっており、それぞれの各国・地域でこの考え方に基づく取り組みが進んでいます。

食肉・及び水産食品の輸出に関するHACCP等に係る施設認定等要件

米国(牛肉) (水産食品)

カナダ(牛肉)

香港(牛肉)

シンガポール(牛肉・豚肉)

EU(牛肉)  (水産食品)

メキシコ(牛肉)

ニュージーランド(牛肉)(水産食品)

フィリピン(牛肉)

HACCPFDA-HACCP

HACCP

HACCP

HACCPEU-HACCP

HACCP

HACCP

HACCP又はHACCPと同様

対米又は対EU認定施設が輸出可能

施設認定衛生証明書の添付

施設認定衛生証明書の添付

施設認定衛生証明書の添付

衛生証明書の添付

厚生労働省

厚生労働省

都道府県等(衛生部局)

都道府県等

施設認定・衛生証明書の添付30か月齢未満の牛由来

輸出先国・地域 主な輸出条件 施設認定者等 施設認定者等の要件

施設認定

衛生証明書の添付

施設認定

衛生証明書の添付

施設認定

衛生証明書の添付

シンガポール政府

都道府県等

衛生部局・水産庁

都道府県等及び動物検疫所

厚生労働省衛生部局・民間機関

メキシコ政府

都道府県等

輸出にHACCPが必要な国・地域日本から食品を輸出するためには輸出先国が求めるHACCPに対応することが必要です。

(農林水産省食料産業局 資料より/出典:厚生労働省ホームページ等)※この他、農林水産省の管轄する動物衛生要件があります。

イラストのみ一般財団法人 食品産業センター資料(「HACCPシステムが食品の安全を守ります!」(28JFIA第140号))より転載