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1工程でコンクリートの剥落を防止する ワンステップガード
ワンステップガードは2液主剤型低臭
気アクリル樹脂と有機系短繊維を混合
したパテ状樹脂で、これを剥落対策の
必要な部位に塗布硬化させるだけで対
策が可能な簡易剥落防止材料です。
ワンステップガード工法の構成概念図
ワンステップガードによる簡易剥落防止は以下の特徴を有しています。
①耐荷重性能
NEXCO試験法424「はく落防止の押抜き試験」による耐荷重は、限界はありますがワンステ ップガードの塗布量を多くするほど向上します。1kg/m2の塗布量で耐荷重は約1.1kNです。 ②作業性
短時間での施工性は新幹線高架橋での試験施工で確認されています。
施工は1工程なので特に高所作業車による施工で効果を発揮します(同じ施工箇所に何回も戻
る必要がありません)。
③安全衛生
皮膚刺激性の少ない原材料を使用しています。低臭気のため安全な作業環境を確保でき、都市
部での施工でも周囲に影響を与えません。
劇毒物や変異原生物質、環境ホルモン類似物質(ビスフェノールA)を含まないため、環境等 を汚染しません。
試験値であり、規格値・保証値ではありません。
ワンステップガードの代表的な性状・性能
ワンステップガード材料構成
A剤 B剤 カットファイバー
主成分 変性アクリル樹脂 変性アクリル樹脂 有機系熱可塑性繊維
外 観 白色粘稠液 灰色粘稠液 白色針状(5mm長)標準混合比(質量比) 100 100 4耐荷重性能 約1 kN (NEXCO試験法424,1kg/m2塗布の場合)伸び性能 約20 mm (NEXCO試験法424,1kg/m2塗布の場合)
ワンステップガードA/Bの硬化特性ワンステップガード A ワンステップガードB
混合比(質量比) 100 100可使時間(25℃) 15分以上(温度上昇法,50g練り混ぜ)硬化時間(25℃) 60分以下(温度上昇法,50g練り混ぜ)
コンクリート構造物
ワンステップガード(繊維混入)
コンクリート構造物
ワンステップガード(繊維混入)
押抜き試験時の塗膜変形の状況
ワンステップガードはプライマーセットと樹脂モルタルセット(1 m2用)があります。
セット内容 ワンステップガード A 15kg ポリペール缶ワンステップガードB 15kg ポリペール缶ワンステップガード
カットファイバー
50 gポリ袋入り
①ブラストまたはディスクサンダーでコンクリート表面の脆弱層や汚れを取り除く。
②ワンステップガード AとワンステップガードBを必要量混合容器にはかり取り、色が均一に なるまで電動ミキサーでよく混合したのち、この中へワンステップガードカットファイバーの
所定量を添加し、再度電動ミキサーでよく混合する。コテやゴムベラ等で塗布する。
取り扱い上の注意事項
①技術資料には各気温での材料硬化特性について記載がありますので参考にして下さい。必要に
応じて促進剤や遅延剤の使用も可能ですので事前にご相談下さい。
②施工面に降雨・降雪による水掛かりの可能性がある場合は施工しないで下さい。
③ワンステップガード A及びBは消防法の危険物に該当します。作業場は火気厳禁です。 ④皮膚や衣類に付着した場合かぶれる恐れがありますので、早めに石鹸水で洗ってください。万
一かぶれた場合は医師の手当てを受けてください。
⑤保護眼鏡、保護手袋、必要に応じて有機ガス用マスク等の保護具を着用してください。
⑥目に入れたり、飲んだりは絶対しないでください。誤飲した場合、吐かせて医師の手当てを受
けてください。
⑦冷暗所に保管してください。
⑧使用前に技術資料並びにMSDSを熟読し、正しい取り扱い方法をご理解のうえ安全にご使用
ください。
樹脂硬化物に関する警告
*本製品の硬化物をディスクサンダー等で研磨した場合、研磨した
粉末を集めたまま(掃除機のフィルター、ゴミ袋等)放置すると
自然発火するおそれがあります。
*積もった研磨粉は、できるだけほうき等で集めた上、廃棄するま
で充分な水に浸けておき、早めに専門の廃棄物処理業者に処理を
委託して下さい。
ワンステップガード 塗布量と耐荷重性能
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0
塗布量[kg/m2]