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2014 年度-12 号
今週の銘柄
1808 長谷工
4062 イビデン
5803 フジクラ
日 時:2014 年 6 月 21 日(土)
講 師: 澤部 潔
(有)増田経済研究所
マンション建設トップ。専業業者の強みを活かし、高シェア。収益は堅調で、今 15 年
3 月期の連結営業利益は前期比 14%増の 330 億円予想を打ち出している。また、18 日
の参院本会議で、古くなったマンションの売却と解体をしやすくする改正マンション
建て替え円滑化法が参院本会議で可決、成立。現在は売却する場合には所有者全員の
同意が必要だが、改正法の施行後は所有者の 8 割以上の賛成で可能になるという。建
て替えが容易に行われるようになる規制緩和は、マンション専業といっていいい同社
には強烈な追い風となる。
出来高急増
継続的なピンクのすだれ
上値関門値の突破近し?
電子、セラミック、建材、樹脂、食品等を軸に、設備工事関係、保守、サービス等を
展開。1906 年設立の「揖斐川電力株式会社」が起源。今期(2015 年 3 月期)は増収営
業増益見通しにある。直近、特別な材料は出ていないが、このところ半導体関連部材
関連への見直し機運が高まっており、同株もこの流れに乗っている。現在、日足・週
足ともに「立ち上がり(A)」・オールピンク・先読みピンクと騰勢を強めており、いず
れも「上昇(B)」が目前となっている。信用の取り組みは売り残・買い残ともに薄く、
需給面での不安は小さい。
出来高急増
日足・週足とも「立ち上がり(黄/A)」
相場はまだ若い
電線大手。収益は立ち直りの色を濃くしており、前期 3 倍増を実現した営業利益は、
今期も 13%の増益を見込んでいる。連続増配の見通しを打ち出しているのも、経営者
が中期的な収益見通しに自信を持っている証と受け止められる。5 月には、発行済み
株式数の 0.91%に当たる 300 万株を上限に自社株買いを実施した。政府・自民党が電
線の地中化を促す新法の検討に入ったと伝えられたことも追い風。一時 250 万を超え
ていた信用買い残は、直近 150 万台に減少。1 月高値期日を前に、仮需整理が進展し
ている点もポイント。
上値関門値突破
はらみ上放れ
5/26~6/16
東証 8113 ユニ・チャーム 100 株単位(5/26~)
今週は週後半に高値更新するなど、強い動きを見せた。通算では 3.9%
のプラス。本日は「先読み返し」が出た事から、ここは手堅く一旦、
利食いとする。
今週は高値圏での揉み合い、週末にかけては若干、買われる場面も見
受けられた。通算では 1.8%のマイナス。波動パターンは、日足・週
足ともに「上昇(緑/B)」と上昇トレンドは鮮明と見て、ここは買い
持続。先読みは日足・週足ともにピンクと、来週は揉み合い抜けから
の高値更新を期待したい。なお、LC は 293 に設定する。
東証 1815 鉄建 1000 株単位(6/9~)
今週は週初からじり高、先週に消した値を戻す展開となった。通算で
は 0.6%のマイナス。波動パターンは、日足・週足ともに「上昇(緑/
B)」と上昇トレンドとみて、買い持続方針。先読みは日足・週足と
もにピンクと、来週は更なる戻りを期待したい。なお、LC は 2,190
円に設定する。
東証 6301 コマツ 100 株単位(6/9~)
今週は週末に戻り高値を更新するなど、強い動きの週となった。通算
では 1.2%のプラス。波動パターンは、日足・週足ともに「上昇(緑/
B)」と上昇トレンドとみて、買い持続方針。先読みは日足・週足と
もにピンクと、来週はいよいよ新高値更新に期待したい。
東証 6674 ジーエスユアサ 100 株単位(6/9~)
5/26~6/16
東証 1916 日成ビルド 1000 株単位(6/16~)
今週は高値更新後、利食いをこなしながら週末にかけては値を戻し
た。通算では 3%のプラス。波動パターンは、日足・週足ともに「上
昇(緑/B)」と上昇トレンドは鮮明と見て、ここは買い持続。先読み
は日足がブルー、週足がピンクと、来週は高値更新を期待する。
今週は買い一貫、連日の高値更新と極めて強い動きとなった。通算で
は 7.7%のプラス。波動パターンは、日足が「上昇(緑/B)」と上昇
トレンドは鮮明と見て、ここは買い持続。来週は利食いをこなす場面
も予見され、高値圏での揉み合いも想定に入れる。
東証 5413 日新製鋼 100 株単位(6/16~)
今週は週初から値を消したものの、全体相場の地合いの好転から週末
にかけて大きく値を戻した。通算ではイーブン。波動パターンは、日
足が「立ち上がり(黄/A)」と相場はまだ若く、買い持続方針。先読
みは日足・週足ともにピンクと、来週は戻り高値(7,920 円)トライ
を期待したい。
東証 9984 ソフトバンク 100 株単位(6/16~)
日本 海外中国6月HSBC製造業PMI・速報値(50.0 10:45)
5月電力需要実績(11:00) ドイツ6月PMI・速報値(16:30)
5月PC出荷実績(14:00) ユーロ圏6月PMI・速報値(17:00)
23日 5月全国チェーンストア売上高(14:00) 米国6月製造業PMI・速報値(マークイット 22:45)
(月) 米国5月中古住宅販売件数(473万件 23:00)
(海外主要企業決算)
マイクロンテクノロジー(0.69)
5月民生電機出荷実績(14:00) ドイツ6月Ifo企業景況感指数(110.1 17:00)
米国4月S&P/ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
24日 米国5月新築住宅販売件数(44.3-45.2万件 23:00)
(火) 新規上場 フリークアウト(マザーズ 6094) 米国5月CB消費者信頼感指数(83.5 23:00)
(国内企業決算) (海外主要企業決算)
キリン堂 ウォルグリーン(0.94)
5月企業向けサービス価格指数(8:50) EU首脳会議(ブリュッセル 27日まで)
5月外食売上高(14:00)
米国5月耐久財受注・速報値(-0.3%/コア+0.3-+0.5% 21:30)
25日 新規上場 OATアグリオ(東証2部 4979) 米国1-3月期GDP・確報値(-1.7% 21:30)
(水) 新規上場 ポバール興業(名証2部 4247)
(国内企業決算) (海外主要企業決算)
パルコ モンサント(1.55)
対外対内証券売買動向(16日週 8:50) 米国新規失業保険申請件数(9日週 31.5-32.5万件)
26日 米国5月個人所得(21:30)
(木) 米国5月個人消費支出(21:30)
(国内企業決算)
Jフロント、ミルボン、平和堂 (海外主要企業決算)
ナイキ(0.75)、コナグラフーズ(0.59)
5月国内雇用統計(失業率、有効求人倍率 8:30)
5月消費者物価指数(都区部は6月のCPI 8:30) 中国1-5月工業企業利益
5月家計調査(8:30) 英1-3月期GDP・改定値(17:30)
27日 6月貿易統計・速報値(8:50) ユーロ圏6月消費者信頼感(18:00)
(金) 5月商業販売統計・速報値(8:50) ドイツ6月消費者物価指数・速報値(CPI 21:00)
新規上場 メドピア(マザーズ 6095) カナダ5月鉱工業製品価格/原料価格指数(21:30)
新規上場 レアジョブ(マザーズ 6096) 米国6月ミシガン大学消費者信頼感指数・改定値(82.0 22:55)
(国内企業決算)
ニトリHD、高島屋、しまむら、クスリのアオキ、DCMHD
28日 増田足 株式講演会(札幌 12:00)
(土)
※ 赤文字は重要イベント、注目決算(米はダウ採用/注目銘柄)※ 黒太文字は注目イベント、決算など
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身でご判断なさるようお願い致します。
来週の主なスケジュール 2014/06/23~2014/06/27
(カッコ内は市場予想の数値、米企業決算は1株利益 -ドルで表示)
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘
柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身でご判断なさるようお願い致します。
※2014 年 1 月以来の外国人投資家の売買動向。 データ出所:東京証券取引所
今年年初以来の外国人投資家の売買動向。2 週連続の大幅買い超し、今後に期待をしたくなるところですが、今年の傾向を考慮すれば、まだ「本気」で買ってくるのか
は「疑わしい」と言わざるを得ないでしょう。「買ってきてくれたら有り難いなぁ」といった面持ちで、ここは淡々と見極める局面でしょうか。
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘
柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身でご判断なさるようお願い致します。
※直近 1 ヶ月間の主要投資主体別売買動向。 データ出所:東京証券取引所
「信託銀行(公的資金)」は 7 週連続の買い超し、これは 2012 年 5 月~2012 年 7 月に記録した以来、約 2 年ぶりのこととなります。個人投資家は引き続き売り超し、外
国人は「ココから」が注目すべきタイミングでしょう。
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘
柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身でご判断なさるようお願い致します。
※2012 年 10 月以来の主要投資主体における売買累積。 データ出所:東京証券取引所
一昨年 10 月以来の主要投資主体別売買動向。ゆっくりではありますが、信託銀行(公的資金)の買い超しが継続的となっている事が見て取れます。個人投資家の「売
り」は底なしの様相、一頃の「NISA 口座ブーム」は幻であったことになります。「基調」が大事ということでしょうか。
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘
柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身でご判断なさるようお願い致します。
信信用用買買いい残残・・売売りり残残のの推推移移--22001144//0066//1177
★信用買い残は 5 週ぶりの増加、買い残が昨年
11 月のレヴェルまで減少したタイミングで、若干、
買い意欲を見せてきたことになります。信用買い
残のピーク時から時間にして約半年、いわゆる
「信用期日迎え」を通過中と捉えれば、直近の消
極的なポジションの推移は理解に及びますが・・・
今後に注目。
★信用売り残は 5 週連続の増加、先週までは買
い残を減らしながらですから、直近の上昇相場に
は一貫して「売り向かっている姿勢」を明確にして
いるようです。財布の事情もあるかと考えますが、
今後、どう出るか?
この投資情報は、投資勧誘を目的としたものではありません。また、文中に使用されている言葉、数字等は万全を
期してはおりますが、その正確性に責任は負いかねます。銘柄選択、投資時期等の最終決定はお客様ご自身で
ご判断なさるようお願い致します。
信信用用評評価価損損益益--22001144//0066//1188
● 信用取引の多くは「利食い」を急ぐ傾向がある事から、結果と
して評価損益は「評価損」が残るのが一般的といえる。
★ 評価損益は、いわゆる「平常」の水準へと戻ってきました。相
場に助けられた感が否めないものの、これまでの買い残の
減少を見れば、実損を出し事が伺えます。
★ 決して「心地良い状況」ではないかも知れませんが、それで
もここにきてようやく「戦闘体制」だけは整いつつあるというこ
とでしょうか。あとはメンタル(ヤル気)が上向くか・・・といった
点だけでしょうか。