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坂本龍馬脱藩の道

地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

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環境の町-ゆすはらの自然エネルギーの取り組みを紹介する。 風力発電と環境基金のしくみ、水と小水力発電、木と木質バイオマス、地熱と地熱エネルギー活用、廃油とBDFの製造のそれぞれを説明する。

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Page 1: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

坂本龍馬脱藩の道

地域資源を活かしエネルギー自給率

一00%を目指す町(絆の杜に生きる)

平成二十四年一月二十七日

高知県梼原町長

矢野富夫

Page 2: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

高知県の西北部、愛媛県との県境の町。雄大な四国

カルスト高原を有する四国山地の山間地帯に属し、四万十川の渓谷と急峻な山々に囲まれた町。

人口: 3,984人

高齢化率40%

(H22.国勢調査)

梼原町

町中心 標高410m降雪もある

農用地

林野

宅地

その他

面積:23,651ha

(うち 91%が森林)

梼原町の概要

高知市から車で 90分

須崎市から車で 40分

松山市から車で 90分

宇和島市から車で60分

Page 3: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

人と自然が共生し輝く梼原構想 ~梼原人、絆の杜に生きる~ 基本理念を、これまで培ってきた自然を大切に活かし共生する暮らしを営む「共生と循環の思想」に加え、先人たちの築き上げてきた人と人の「絆」を大切にし、選ばれるまち梼原をめざす。

梼原町のまちづくり

梼原人

健康

環境

教育

産業

文化

くらし

六つのキーワード

梼原の資源を活かす

Page 4: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

環境

風 水

光 自然 森 土

自然エネルギーの取り組み -地域資源を活かす・共生と循環のまちづくりー

①自然環境を守る ②地域振興を図る

・地球環境に貢献する

・もったいないとの思い

Page 5: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

環境 梼原町風力発電所

発電能力:600kW×2基

平均発電量 2,740MWh

(計画発電量3,800MWh)

売電単価 11.5円/kW

年間平均売電額 約3,500万円

年間平均風速 7.2m/s

総工費 4億4千5百万円

本体工事 3億1千万円

電線工事 1億3千5百万円

平成11年10月から稼働

Page 6: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

住民

自治体 電力会社

森林

風車

間伐

運営 電力

売電益

電力の節約、売電・良い生活

新エネルギー導入や間伐の補助

太陽光発電施設の設置

太陽光発電施設の設置

(1kw20万円助成、普及 率:民間住宅5.9%)

太陽熱温水器・ペレットストーブ

給湯器・複層ガラス

(環境基金)

環境基金のしくみ

Page 7: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

太陽光発電施設設置状況番号 施  設  名 発電出力(kw)

1 越知面小学校・交流センター 50.0 2 永野高齢者合宿施設 8.7

3 上本村高齢者合宿施設 5.0 4 四万川交流センター 17.1

5 上成文化交流館 8.5 6 西区生涯学習館 8.5

7 下西の川高齢者合宿施設 5.0 8 若人交流館 8.5 9 ゆすはら座 14.2 10 梼原町コミュニティセンター 32.0 11 川井高齢者合宿施設 5.2 12 はつせ高齢者合宿施設 10.1 13 松原ふれあいセンター 11.4

184.2 計

(H16年度末 見込み)

21の公共施設へ 太陽光発電施設

越知面小学校・交流センター

50kw 発電します

高齢者合宿施設

太 陽 光 発 電 施 設 設 置 状 況

番 号 施 設 名 発電出力

(kw)

1 越知面小学校・交流センター 50.0

2 永野高齢者合宿施設 10.0

3 上本村高齢者合宿施設 5.0

4 四万川交流センター 18.7

5 上成文化交流館 8.5

6 西区生涯学習館 13.5

7 下西の川高齢者合宿施設 5.0

8 若人交流館 8.0

9 ゆすはら座 12.8

10 地域活力センター 32.0

11 川井高齢者合宿施設 5.2

12 はつせ高齢者合宿施設 17.1

13 松原ふれあいセンター 15.7

14 梼原小学校 60.0

15 梼原町総合庁舎 80.0

16 下組高齢者合宿施設 3.6

17 四万川小学校 18.0

18 飯母ふれあいセンター 15.0

19 鷹取の家 15.0

20 福祉の館 15.0

21 まちの駅 ゆすはら 31.2

22 島中活性化施設 4.0

計 443.3

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落差を活かした小水力発電

昼間は小中一貫校、夜間は町中の街路灯に利用夜

小水力発電 事業名:まちづくり

交付金事業

発電出力:53kw

工事費:169,500千円

交付金:97,800千円

・平成21年4月稼働

・有効落差 6.07m

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木質バイオマスの活用

木屑炊きボイラー

による木材乾燥

木屑炊きボイラー

木質バイオマス地域

循環利用プロジェクト (梼原町・矢崎総業・森林組合・

高知県の共同事業)

ペレット製造工場

稼動は2008年4月

Page 10: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

地熱エネルギー

地熱

・230kwのエネルギー

を供給

・施設全体で利用す

るエネルギーの

7割を賄っている。

(残り3割は電気)

不凍液を循環

地熱利用の温水プールシステム図

Page 11: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

廃油を活用したBDFの製造 町内の事業所から集めた

廃食用油を町内を巡回す

るゴミ収集車の燃料として

利用。

月製造量 270ℓ 製品率 約80% 生ゴミ収集車に利用

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環境の町 ゆすはらの実績

1風力発電

3マイクロガスタービンコージェネレーション

2太陽光発電

1699.6tco2/年

梼原町の自然エネルギーによる自給率 28.5%

二酸化炭素削減量

・FSC認証林CO2吸収可能性量・年間約6万2千トン

・町全体のCO2排出量・年間約2万8千トン

5 木質バイオマス(ペレット)

4総合庁舎省エネ

6 BDF(廃食用油)

Page 13: 地域資源を活かしエネルギー自給率100%を目指す町(絆の杜に生きる)

今後の展望 ○ 地域資源を活かした更なる取組 ・ 森林整備、木質バイオマス利活用 の着実な推進 ・ エネルギー自給機器の設置促進の ための風力発電施設の増設 ○ 梼原町環境モデル都市推進協議会 の設置・推進 ・ 住民の積極的な取組の促進と産官 学によるサポート体制の充実 ○ 排出権取引の実施

・ 森林整備にクレジットを投入することにより、森林の多面的な機能の向上を図り、さらなる資源の循環利用に資する。

これらの取組により、資源循環と地域の活性化が調和したまちづくりを目指す。

・ 2050年に温室効果ガス排出量を23,634→7,282t・ co2に70%削減、吸収量16,200→70,200t・co2に 4.3倍増(1990年比)を目指す。 ・ 循環モデル事業の実施による山村型低炭素社会の実現と地域資源利用によるエネル゙ー自給率100%超を目指す。

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ありがとうございました・梼原に脱藩してください。