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令和3年度使用中学校教科用図書調査研究結果報告書
国語・書写
①京築教育事務所管内教科用図書調査研究協議会
番号
2
15
17
38
番号
2
15
17
38
国語
教科書名(シリーズ)略称
教科書種目
発行者名
光村図書出版(株) 光 村
三省堂
東 書
発行者名
東京書籍(株)
国 語
教科書名(シリーズ)
新しい国語
現代の国語
中 学 校 教 科 書 一 覧
書 写
伝え合う言葉 中学国語
(株)三省堂
教育出版(株)
教科書種目
略称
教 出
東京書籍(株) 新しい書写
(株)三省堂 現代の書写
東 書
三省堂
教育出版(株) 中学書写
光村図書出版(株) 中学書写
教 出
光 村
教科書種目 発 行 者
教科書名(シリーズ) 番 号 略 称
国語 2 東書 新しい国語
項 目 項 目 毎 の 調 査 研 究 結 果
各
教
科
共
通
の
選
定
の
観
点
1 内容の
範囲及び
程度
・「言葉の力」をしっかりと鍛えるとともに、想像力・思考力・伝え合うことを
大切にし、学ぶ意義や意欲を喚起するという基本方針を基に構成されている。
2 内容に
関する配
慮事項
・本編、基礎編、資料編の3部から成り立っている。
・各単元(教材)に他教科等との関連等が明示されている。
3 分量 ・「A 話すこと・聞くこと」「B 書くこと」「C 読むこと」及び「伝統的な言
語文化と国語の特質に関する事項」が適宜に構成されており分量として良い。
・3学期制でも2学期制でも各領域等の指導がバランスよくできる配列になっ
ている。
4 使用上
の便宜
・各領域の学習教材に、身につけたい資質・能力が「言葉の力」として明示さ
れており、習得できるようになっている。
・学習の流れが統一されており、主体的・対話的で深い学びが促されるよう工
夫されている。
5 印刷・製
本等
・筆遣いや字形を書き文字に近づけた明朝体が用いられている。
・用紙が軽量化されている。
教科ごとの選定の
観点
1「学びを支える言葉の力」で基礎力を鍛え、対話で学びを深めるように構成
されている。
2 論理的な言葉の力を身につけるために、「整理する力」「分析する力」「議論
する力」について、3年間を通じて系統的に学ぶようになっている。
3 案内文や依頼文、お礼状など、具体的な場を想定した単元が系統的に配列
されている。
4 多様な文種や内容、成立年代の古典作品がバランス良く取り上げられてい
る。
5 教材の末尾に記述式の振り返りが設けられ、自己評価ができるようになっ
ている。
6「A 話す」「聞く」の学びの知識等を生かし、目的に即して実りある話し合
いが学べるような内容になっている。
7「B 読むこと」で学んだことを生かして書いたり、多様な文種を学んだりで
きるよう工夫されている。
8 多様な教材が系統的に配置され、各教材で重点的に取り扱う指導事項に基
づいて言語活動が仕組まれている。
9 読書を広げるために、教材と関連した作品を取り上げたり他教科との関連
が示されたりしている。
10 知識・技能に示されている事項は基礎編としてまとめられており、取り立
てて指導できるようになっている。
11 多様な文種や作品(6系統)が、3年間でバランス良く取り上げられてい
る。
12 古典の入門期(1年)では、浦島太郎や伊曽保物語等が取り上げられてお
り、生徒の興味を喚起し、古典に親しめるよう工夫されている。
教科書種目 発 行 者
教科書名(シリーズ) 番 号 略 称
国語 15 三省堂 現代の国語
項 目 項 目 毎 の 調 査 研 究 結 果
各
教
科
共
通
の
選
定
の
観
点
1 内容の
範囲及び
程度
・学習指導要領に示された教材選定の観点をふまえ、学習意欲を喚起するとと
もに、基礎的・基本的な知識および技能の習得と、それらを活用しての〔思
考力、判断力、表現力等〕の育成に資する工夫がされている。
2 内容に
関する配
慮事項
・本編と資料編で構成されており、本編では必修の学習内容を扱い、資料編で
は学習を支える様々な資料を示しており、各学校での弾力的な学習ができる
よう工夫されている。
3 分量 ・3学期制・2学期制の両方に対応するよう、配当時数を考慮して、単元が構
成されており、適切な分量の教材を配列している。
4 使用上
の便宜
・各教材とも、冒頭に学習目標を示し、末尾に振り返る活動を設け、見通しを
もって学習に取り組むよう工夫している。
・「学び方」を学ぶことを重視し、他教科や社会生活における言語活動に於いて
活用できるよう工夫している
5 印刷・製
本等
・文字・図版・写真などの印刷が、鮮明でわかりやすくなっている。
・色の濃淡や罫線の使い分けなどの工夫を凝らし、情報を整理しやすくしてい
る。
教科ごとの選定の
観点
1 学習の見通しと振り返りが明確に位置づけられており、何を学ぶか、何を
学んだかが明確で、主体的な学習につながるよう工夫している。
2 全領域の教材において「つけたい力」との関連を明確にして、多様な言語
活動を取り上げている。
3 生徒の日常生活や社会生活の課題を取り入れて、学習で身につけた力が実
際の場で生かされるように、話題・題材、活動の具体化を図っている。
4 他教科や社会生活に応用できるような話し合いの仕方を取り上げ、「話し合
いのこつ」を明示し、系統的に教材を配列している。
5 根拠を明確にして考えを述べることや文章構成を工夫して説得力のある文
章を書くことなど、3学年を通して繰り返し学習する場を設けている。
6 「読み方を学ぼう」で、文章の解説に加え、図解を大きく示し、知識・技
能を可視化する事によってとらえやすくしている。
7 各教材に設定している「語彙を豊かに」で、教材の学習と関連づけながら
多様な語句を身に付け、語感を磨くことができるようにしている。
8 各学年に「情報探しの方法」「引用と著作権」を設け、情報の扱い方や活用
出来る力を身に付けられるようにしている。
9 短歌・俳句、物語、随筆、漢詩、漢文など伝統的な古典を生徒の発達段階
に応じてバランスよく配置している。
10 「読書の広場」には各学年とも多様なジャンルの読書教材を掲載し、主体
的に読書に親しむよう工夫されている。
11 将来について考える教材を配置し、一人一人の社会的・職業的自立に向け、
必要な基盤となる資質・能力や態度を育てることに配慮している。
12 地域の文化に対する関心を高め、その特色を尊重する態度を養えるような
教材を選んでいる。
教科書種目 発 行 者
教科書名(シリーズ) 番 号 略 称
国語 17 教出 伝え合う言葉 中学国語
項 目 項 目 毎 の 調 査 研 究 結 果
各
教
科
共
通
の
選
定
の
観
点
1 内容の
範囲及び
程度
・さまざまな社会的な課題を見据えた、資質・能力の育成が求められる時代に
対応した、「新しい言葉の学び」をめざし、国語の「学び方」、日本の「言語
と文化」、現代の「地球規模的な課題」を学ぶ内容になっている。
2 内容に
関する配
慮事項
・「学びナビ」と名付けられたコラムが、各単元の適切な場所に配置され、自主
的な学習を導くことができるようになっている。
・現代の課題である「SDGs」(持続可能な開発目標)を国語科の視点として捉
え、それぞれの単元で考えが深まるように取り入れている。
3 分量 ・各単元において、領域や指導事項に偏りがなく、学習時期も考慮されるなど、
発達段階に応じた教材がバランスよく配置されている。
4 使用上
の便宜
・単元のまとまりがわかりやすく配列され、学習への動機づけのために教材文
の一節で表示されている。
・説明文や、メディアなどの学習では、写真やグラフが発達段階に応じてわか
りやすく配置されている。
5 印刷・製
本等
・全体的に柔らかい配色になっており、色覚の特性を考慮した色と形で表示さ
れている。
・発達段階に応じて、学年でフォント数や行間を変化させている。
教科ごとの選定の
観点
1 「学びナビ」で学習の見通しと、「振り返り」で学びの定着を目指している。
2 「伝統文化」と言語をつなげて、学習できるようになっている。
3 「メディアと表現」では、発達段階に応じて社会への関わりを考えさせる内
容になっている。
4 各単元の最後に、季節に応じた和歌や俳句に親しむ内容が配置されている。
5 単元の中で各領域の学習内容が年間を通してバランスよく配置されている。
6 「A 話すこと・聞くこと」については、学習手順・例がわかりやすい。
7 「B 書くこと」については、表現や、構成などのポイントが示されている。
8 「C 読むこと」については、図や写真など、論理的思考を育てるための工
夫がされている。
9 「読書」及び「C 読むこと」については、各単元ごとに本の紹介が配置さ
れ、読書に対する興味を高めることができるようになっている。
10 中学校で学習する全ての漢字を教材の中で学ぶことができるようになって
いる。
11〔思考力、判断力、表現力等〕の「C 読むこと」は、発達段階に応じて配
置されている。
12 古典作品が、豊富であり、発達段階に応じて訳の示し方に工夫が見られる。
教科書種目 発 行 者
教科書名(シリーズ) 番 号 略 称
国語 38 光村 国語
項 目 項 目 毎 の 調 査 研 究 結 果
各
教
科
共
通
の
選
定
の
観
点
1 内容の
範囲及び
程度
・国語を正確に理解し適切に表現する資質・能力を養うため、三年間を通して、
「国語の力を育む」「語彙力や理論的思考を培う」「国語の学びを未来につな
ぐ」ことを基底とした内容になっている。
2 内容に
関する配
慮事項
・[知識及び技能]に示された指導事項を押さえ、その力を活用して各領域の言
語活動を行うことで、[思考力・判断力・表現力等]を無理なく高めていける。
・「学びをひらく」「広がる学びへ」「深まる学びへ」というように、学年が上が
るごとに螺旋的に言葉の力を積み重ねていける構成になっている。
3 分量 ・[知識及び技能][思考力、判断力、表現力等]の各領域が特定の時期に偏る
ことのないよう、バランスよく配分し配置している。
4 使用上
の便宜
・各教材の「学習」「学習の窓」では、生徒の主体的な学びを引き出せる目標や
学習過程を示している。
・巻頭・巻末や教材中の挿絵や写真、図・グラフなどは、文章の理解を助ける
資料的なもの、内容を効果的に解説するものなどを設けている。
5 印刷・製
本等
・本文には、手書き文字との差が学習上の支障とならないように配慮されたオ
リジナルのフォントを使用している。
・図表は色に頼ることなく、線の種類や濃淡、地紋でも識別できる。
教科ごとの選定の
観点
1 個→集団→個で対話的に理解や考えを深め、「何ができるようになったか」
を言語化させることで、資質・能力の定着を目指す。
2 対話・質問、合意形成の話し合い、語彙力を高めるなどの言語活用能力や、
情報活用能力を伸長できる学習活動の場がある。
3 日常生活や社会生活に関連する話題を設定し、必然性を持って話したり聞
いたり、話し合ったりできる場面を設定している。
4 語彙の量と質を高めるための教材を各学年に設けている。
5 教材の構成は、中学校3年間を通しての発達段階や系統性を考慮し、効果
的に配列している。
6 3年間を通して「聞き上手になろう」の系列が設定され、相手の思いや考
えを引き出すための質問力を育み、対話的な学びの基礎を築く。
7 情報を整理したり構成を考えたりする過程で、思考ツールや図表を用いて
情報を視覚化し、整理する方法を具体的に示している。
8 学習過程に即して「捉える」「読み深める」「考えをもつ」の3段階に構造
化して課題を示し、「考えをもつ」では言語活動の事例もある。
9 「本を紹介する」「感想を共有する」「読書生活をデザインする」という3
つの活動を3年間にわたり配置している。
10 巻末資料「語彙を豊かに」では、心情や様子、行為、思考や表現に役立つ
話型・文型を一覧で示し、生徒が主体的に繰り返し活用できるようになっ
ている。
11 説明的な文章や文学的な文章など、バランスよく配置されている。
12 四季の言葉や詩歌が挿絵とともに紹介され、日本語の美しさを味わえる。
教科書種目 発 行 者
教科書名(シリーズ) 番 号 略 称
書写 2 東書 新しい書写一・二・三年
項 目 項 目 毎 の 調 査 研 究 結 果
各
教
科
共
通
の
選
定
の
観
点
1 内容の
範囲及び
程度
・確かな書く力を身につけ、日常に生かす活用力を養うために、1~3年の内
容を1冊にまとめて、3年間の見通しをもたせている。
2 内容に
関する配
慮事項
・文字を正しく整えて書くための知識・技能を「書写のかぎ」として、3年間
を系統的に整理、配置されている。
・毛筆で学んだことを硬筆で書くことで定着を図るという、学んだことを日常
生活で生かせるよう工夫されている。
3 分量 ・各学年の配当時数に対して、適切な分量であり、毛筆・硬筆の学習がバラン
ス良くできるよう構成されている。
4 使用上
の便宜
・基本単元は「見つけよう」「書写のかぎ」「確かめよう」「生かそう」「振り返
って話そう」という学習の流れが統一されており、主体的な学びになるよう
工夫されている。
5 印刷・製
本等
・ワイドな紙面で資料が充実しており、書き込みを多くしている。
・用紙は鮮明で、表紙は耐久性が高い。
・紙面に使う色や要素を抑え、手書き文字に近いフォントを使用している。
教科ごとの選定の
観点
1 各単元の最後に活用単元が配置されており、学んだことを実生活で生かせ
るよう工夫されている。
2 巻頭で、文字を正しく整えて速く書くことの良さや必要性が実感できるよ
う工夫されている。
3 各学年の各単元において、毛筆と硬筆がバランス良く配置され、指導でき
るようになっている。
4 基本単元は、硬筆で学習の導入を図り、毛筆で学習内容を確認し、毛筆で
学んだことを硬筆で生かすように構成され、毛筆と硬筆が関連づけられて学
べるようになっている。
教科書種目 発 行 者
教科書名(シリーズ) 番 号 略 称
書写 15 三省堂 現代の書写 一・二・三
項 目 項 目 毎 の 調 査 研 究 結 果
各
教
科
共
通
の
選
定
の
観
点
1 内容の
範囲及び
程度
・教科書全体を通して、学習指導要領に示された教材選定の観点をふまえ、学
習意欲を喚起するとともに、確かな書写の力の育成に資する教材を設定して
いる。
2 内容に
関する配
慮事項
・「基礎編」・「本編」・「資料編」の 3部構成となっている。
基礎編では小学校までの既習事項を整理し、本編では必修の学習内容を、資
料編では、日常生活・社会生活の中で必要となる書式等を扱い、弾力的な学
習が可能である。
3 分量 ・3 学年分の教材を 1 冊にまとめてあり、3 年間の学びを見通した学習ができ
るとともに、前学年までの学習も含めて随時振り返ることができる。
4 使用上
の便宜
・「書いて身につけよう」で日常的に使う言葉を練習したり、「学びを広げる」
などで文字文化への認識を深めたりすることによって、社会生活で生きる力
を育めるよう配慮している。
5 印刷・製
本等
・用紙は、硬筆で書く・消すといった使用に対応できる紙質のものを採用して
いる。
・学習の利便性に配慮し、書き込み欄を豊富に配置している。
教科ごとの選定の
観点
1 毛筆で書いて確かめた内容を、「書いて身につけよう」などの豊富な書き込
み欄をとおして、ふだんの硬筆の文字に生かすことができるようにしている。
2 「書いて身につけよう」で取り上げている言葉は、生徒の学校生活や身のま
わりの日常生活から、社会生活へと広がるように配慮して選定している。
3 他教科(数学・理科・社会・英語等)との関連教材を設け、教科横断的な
学習ができるよう工夫している。
4 文字の解説図版は、朱墨を使った 2 色使いや、筆の移動を示すマークなど
を用いることで、視覚的に理解できるよう工夫している。
教科書種目 発 行 者
教科書名(シリーズ) 番 号 略 称
書写 17 教出 中学書写
項 目 項 目 毎 の 調 査 研 究 結 果
各
教
科
共
通
の
選
定
の
観
点
1 内容の
範囲及び
程度
・3 年間を通して、様々な文字文化と豊かに関わり、主体的に文字を使うこと
を促す構成になっている。
・書写学習の基礎・基本をおさえ、硬筆・毛筆との関連学習や系統的・段階的
な学習内容になっている。
2 内容に
関する配
慮事項
・「主体的な学び」ができるように「学習の進め方」が単元ごとに提示されてい
る。
・「適切に運筆する能力」について小学校からの円滑な接続や、国語の教科書か
ら本文の取り扱いなど、各相互間の関連を図り、系統的・発展的な指導がで
きるように配慮されている。
3 分量 ・硬筆・毛筆教材とも、それぞれの学年における生徒への発達段階や語彙・言
語環境などが考慮されている。
・巻末の漢字一覧表など国語と関連させることで、限られた時間数でも学習効
果が得られる工夫がみられる。
4 使用上
の便宜
・書写で学習した書き方が、他教科の学習活動や日常に生きてはたらくような
活動場面の写真が豊富に掲載されている。
・毛筆基本紙面は、右側の紙面を見て、左側の紙面で学習ステップを追いなが
らポイントを確かめる「見開き完結型」構成になっている。
5 印刷・製
本等
・半紙形を維持させるワイドな紙面により、確かな文字間隔を意識させるため
教科書を大判化している。
・紙の強度を維持しつつ、できるだけ軽量な紙が使用されている。
教科ごとの選定の
観点
1 「学習を生かして書く」「学校生活を生かして書く」では、習得した書写の
力を、教科横断的な学習活動や日常生活に活用できるように関連づけられて
いる。
2 行書の学習を生かして、書く速さを意識させる内容が備わっている。
3 1 年生では「楷書」「楷書と仮名の調和」「行書」、2 年生では「行書」「行
書と仮名の調和」、3年生では、「行書」「行書と仮名の調和」の学習が配置さ
れている。
4 毛筆の基礎・基本の学習の後に、それを生かして硬筆の学習に取り組む構
成になっている。
番 号 略 称
書写 38 光村 中学書写 一・二・三年
項 目 項 目 毎 の 調 査 研 究 結 果
各
教
科
共
通
の
選
定
の
観
点
1 内容の
範囲及び
程度
・新たな学習単元である行書はわかりやすく解説し、全教科に「目標」及び
「学習を振り返る」を明示して、知識・技能の定着や自己の成長を高めら
れる構成となっている。
・1年から3年までの内容を1冊にまとめ、段階的に配列している。
2 内容に
関する配
慮事項
・「行書を活用しよう」などでは豊富な作例を掲載し、書写で学習した知識・
技能を、国語や他教科、学校生活に活用できる。
・全ての生徒にわかりやすく、すっきりとした紙面構成と、明確に識別でき
る配色を採用している。
・筆記具の持ち方、文字の字形の整え方が小学校の学習内容と連動している。
3 分量 ・1教材1事項で構成し、学習のねらいを焦点化することで効率的に力をつ
けることができる。
4 使用上
の便宜
・朱墨や筆使いを示す写真を用いて、筆脈や穂先の動きを把握しやすいよう
工夫している。
・「学習の窓」で、書くときのポイントを意識でき、生徒は主体的に学習でき
る。
5 印刷・製
本等
・3か所の中綴じで、長期使用を可能にしている。
・書き込み欄は、鉛筆で書きやすい紙を採用している。
・表紙は防水効果があって汚れにくく、撥水コーティング加工をしている。
教科ごとの選定
の観点
1 「日常生活に役立つ書式」では、手紙やはがき等の書式を示し、身につ
けた書写力を、日常生活にいかす手がかりとしている。
2 「楷書と行書の使い分け」の学習では、行書の意義を学べ、文字を正し
く速く書くことの必要性がわかる内容になっている。
3 毛筆、硬筆とも1年から3年までの内容をバランスよく、段階的に配列
している。
4 「書写ブック」では、毛筆教材文字と同じ学習要素をもつ硬筆課題を豊
富に設定しており、硬毛の密接な関連を図りながら、毛筆の学習が硬筆に
いきるよう工夫している。