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建築都市リサーチ演習 課題①
「都市におけるオープンスペースと
人との関わりに関する論文のレビューとレビュー論文」
13320900306 冨田梨羅
-レビュー論文タイトル一覧-
I. 「都市的オープンスペースの空間意識と物理的構成との相関に関する研究」
II. 「休憩行為に関する嗜好空間の分析-都市のパブリックスペースの研究(その 1)‐」
III. 「休憩および待ち合わせ行為に関する嗜好空間の分析
‐都市のパブリックスペースの研究(その 2)‐」
IV. 「都市公園内の芝生地およびラベンダー畑が保有する生理・心理的効果に関する研究」
V. 「都市住民の意識からとらえた水辺空間のもつオープンスペース効果に関する研究
居住環境における水辺空間価値に関する研究その 1」
VI. 「都市内の水辺空間と居住環境評価の関連性に関する研究
居住環境における水辺空間に関する研究その 2」
VII. 「都市住民オープンスペース利用行動に見られる水辺空間の選好性に関する研究
居住環境における水辺空間価値に関する研究その 3」
VIII. 「『場所』の様態表現に関する基礎的分析
-都市生活者の「居心地の良い場所」にみる人間-環境の関係-」
IX. 「人がいる場面記述にみる人間-環境関係の基礎的分析
‐都市の中の“いい感じ”に人が居る場面の研究-」
X. 「パブリックオープンスペースの設計コンセプトにみる人間-環境関係に関する研究」
レビューⅠ:「都市的オープンスペースの空間意識と物理的構成との相関に関する研究」
積田洋 著、日本建築学会計画系論文報告集第 451 号、1993 年 9 月
キーワード:都市、オープンスペース、空間構成、心理量分析、物理量分析、相関分析
①研究目的・調査目的
積田は積田自身が以前携わった「街路空間の研究a」の結果から、街路と建物の間にあり
歩行空間として提供されている空間が、質の良さや楽しさに作用する重要な空間構成要素
であると把握している。(積田はこの空間を「ふくらみスペース」と表す。以下ふくらみス
ペースと記す。)本研究ではこのふくらみスペースに都市の広場や公開空地を加えこれらを
都市的オープンスペース(以下 O.S と略)とし、これらの心理的意味を解明して具体的な空間
構成と対応させて分析することで、O.S 空間の計画・設計上の指針を得ることを試みた。
なおこの分野の空間を扱った研究として「駅舎および周辺街並の知覚構造に関する研究b」
や「大学キャンパスにおける建築外部空間の構成計画に関する研究c」「Small-Urban-Spaces
の形態と形成要因d」を挙げているが、前者 2 つとは対象とする空間や物理量の分析の仕方
の点で異なり、後者とは視点や物理量、心理評価の有無といった点で異なると主張してい
る。
②調査手法・分析手法
第 1 に広く O.S を収集し、配置の形態からタイプを分け、SD 法・因子分析を適用して
O.S に対する人々の心理評価構造を心理因子軸として抽出している(心理分析)。続いて第 2
に O.S の空間構成をいくつかの空間構成要素に分解することにより定量的に表現し(物理分
析)、第 3 に心理量分析と心理量と物量分析で得られた物理量の両者の関係を相関図・単層
図・クラスター・重回帰分析などを用いて数量的に明らかにしようとしている(相関分析)。
調査対象空間は東京および横浜周辺地域を中心に文献・見学を通して選び、配置の形態
から 4 つのタイプに分類し、これを基に選んだ 40 の O.S から全体像を把握できる写真の有
無を考慮して 15 空間を心理量分析の対象とした。また、物理量分析・相関分析では 15 空
間に、規模や街路とのレベル差など様々な要素を網羅的に調査対象となるよう検討し、予
備調査を行った上で 20 空間を対象とした。
なお、心理量分析では建築学科学生 21 名による写真評定、物理量分析では図面収集・実
測・写真撮影等の調査、相関分析では 11 の心理因子軸の代表尺度を用いた心理実験を実際
の O.S 空間において建築学科学生 31 名により 7 段階評定することで調査している。
③結果・まとめ
分析は、心理量分析では重要な心理因子軸としてⅰ)空間の心地良さや感じの良さを表す
アメニティ因子、ⅱ)質の良さを表すデザイン因子、ⅲ)空間の物理的な作られ方、特に立体
的、複雑さ等に対応した立体性因子の 3 主要因子を明らかにし、11 の心理因子軸を抽出し
用いることで客観的な分析を行っている。また、物理量分析では床面の変化や囲い込みの
形状、樹木、様々な装置などについてこれらをその心理的特性を保存しながら分解・整理
することによって最小個の空間構成要素として 28 に集約し、定量的に把握している、そし
てこれらの分析で得た量的データを基に相関関係を分析している。分析結果としては、O.S
空間の計画・設計上の指針を得るために有効な点をまとめているが、その具体的内容は、(1)
レベル差や囲い込み構成と落ち着きや開放性の関係、(2)タイプによって異なる質の良さや
立体感や閉鎖感について、(3)植え込みの緑量に対する印象、(4)装置類の設置の仕方が人々
に与えるイメージ、(5)平面を構成する面数や階段・水の配置の重要性、などである。
a)船越 徹、積田 洋 「街路空間における空間構成要素の分析(物理量分析)-街路空間の研究(その2)-」、
日本建築学会計画系論文報告集、第364号、pp102~111、1986.6
船越 徹、積田 洋 「街路空間における空間意識と空間構成要素との相関関係の分析(相関分析)-街路空
間の研究(その3)-」、日本建築学会計画系論文報告集、第378号、pp49~57、1987.8 b)志水英樹、鈴木信弘、山田満 「駅舎および周辺街並の知覚構造に関する研究」、日本建築学会計画系論
文報告集、第 433 号、pp41~51、1992.3 c )谷口汎邦、宮本文人、菅野寛 「建築群が構成する囲み空間の物理的特性について」、日本建築学会計画
系論文報告集、第 429 号、pp83~92、1991.11 ほか d )近江隆、北原啓司 「Small-Urban-Space の形態と形成要因、日本建築学会計画系論文報告集、第 424
号、pp79-87、1991.6」
レビューⅡ:
「休憩行為に関する嗜好空間の分析‐都市のパブリックスペースの研究(その 1)‐」
積田洋・土田寛 著、日本建築学会計画論文集、第 591 号、p87‐p94、2005 年 5 月
キーワード:特定街区、公開空地、パブリックスペース、クラスター分析、休憩行為、
嗜好空間
①研究目的・調査目的
都市空間は道路や公園などの土木施設とその他の建築施設などに大別され、それらは都
市の空間構成と密接な関係にある。しかし計画・設計上の理由から独立的に設置されてい
るものが多く、都市景観にとって必ずしも有効なものばかりではない。そこで筆者らは総
合的に都市空間を形作るための基本的な空間単位としてパブリックスペース(都市計画法に
基づく特定街区制度による公開空地と、これに付随する歩道を合わせたもの。以下 PS とい
う)を想定し、都市空間の質的向上を図る上で、利用者を重視した道路内の歩道空間と敷地
内の公的空間を一体化するという考え方が重要だとした。
この研究では、PS の構成とその質的な評価を分析するために、PS における行動・行為
の実態を把握しさらに数量的な分析が可能な実験及び分析方法を新たに考案することによ
り、PS での行動・行為と空間構成の関係を明らかにすることを目的としている。また、都
市空間に関する既住研究aとの違いとしては、空間構成や空間意識を直接の研究対象として
いること等を挙げている。
②調査手法・分析手法
筆者らは PS の空間構成をクラスター分析により類型化し実際の PS における行動・行為
の実態を明らかにする予備調査を経て、空間構成との関係を見るための行為として「飲食・
読書・会話」などの「休憩行為」を選択している。そしてこの行為を把握するために、新
たにプレイス・マーキング法(P.M 法)を考案した。この P.M 法とは、「休憩行為」を嗜好する
場所(空間的広がり)を図面上に記述させ、休憩行為の可能性のある場所を抽出するものであ
る。これにより得られたマークが嗜好空間の特徴を有することから、数量的な集計を行い
定量的なデータにし、視覚的に表現することで嗜好空間を把握しようとしている。この研
究においてこの実験は、雨天以外の、予備調査で得られた特殊な状況(通勤時やイベント時
等のピーク)を避けた時間帯に、建築図面が読める尚且つ場所と言う概念を行為と空間の関
係にあることを一定以上理解出来る等の観点から建築学科の学部生並びに大学院生 12名を
対象として行っている。
なお、上記のクラスター分析においてはエリアの性格を分類し、その特徴をとらえるた
めに、PS の特性として歩道との関係や基本的な空間構成を重視して 4 つのアイテムを設定
し、それに基づいた類型化を行っているとしているが、この基準は実際の見学を通して複
数の研究者によって判断するという曖昧なものである。
③結果・まとめ
筆者らは、P.M 法などの独自の実験方法により、分析や考察を行った。その結果として
各地区の嗜好空間は、吹き抜けやアトリウム等のボリュームのある空間やはっきりとした
空間に存在すること、また外周部からある程度内側に存在することにより落ち着きや囲わ
れ感を醸し出しベンチや階段のような着座を促す装置により高まると示している。そして、
眺望の有無や PS に接する建築の構成、地区内の主要動線などと関連して嗜好空間が存在す
ることは明らかであるとも主張している。
a)大野高造・松田好晴 「公共空間における他者の占有領域の知覚に関する研究」日本建築
学会計画系論文集 第 519 号 p123 1999.5
吉田圭介・上野淳ほか 「モール状都市オープンスペースにおける線状着座滞在とその相
互距離に関する考察-新宿サザンテラスにおけるケーススタディ-」日本建築学会計画系
論文集 第 574 号 p47 2003.12 等
レビューⅢ:「休憩および待ち合わせ行為に関する嗜好空間の分析
‐都市のパブリックスペースの研究(その 2)‐」
土田寛・積田洋 著、日本建築学会計画論文集 第 596 号 p59-p66、2005 年 10 月
キーワード:特定街区、パブリックスペース、休憩行為、待ち合わせ行為、嗜好空間、
プレイスマーキング法
①研究目的・調査目的
筆者らは都市環境の向上を目的として誘導される公開空地に都市空間との接点と考えら
れる歩道空間を一体化して「パブリックスペース」(以下、PS と略)という空間の単位を設
定し研究対象としている。本研究は前報の「休憩行為に関する嗜好空間の分析‐都市のパ
ブリックスペースの研究(その 1)a」の実験時に「何もしていない(立ったままで)」などの行
動・行為が数多く観察されたことに着目し、都市空間における PS の持つ重要な行為の1つ
として待ち合わせ行為を想定し研究対象としたものだ。前報で考案した P.M 実験(プレイ
ス・マーキング法)を用いて待ち合わせ行為を嗜好する空間の把握を行い、さらに前方の休
憩行為の嗜好空間との比較分析を通して、行為別に空間構成との関係を数量的に明らかに
することを目的としている。
なお、待ち合わせ行動・行為に関する既往研究としては、待ち合わせ行動・行為自体も
しくはその時間的な変化等に関して社会的な変化や空間構成との関係について分析を行っ
ているものbがあるが、休憩行為や待ち合わせ行為を実験的な手法を用いて定量的に把握し、
空間構成と照らし合わせることを目的としている本研究とは目的が異なっていると筆者ら
は主張する。
②調査手法・分析手法
前報で考案した P.M 実験法を用いているが、これは、対象とする行為を嗜好する場所を、
図面上に記述させるものである。得られたマークが嗜好空間の特徴を有することから数量
的な集計を行い定量的なデータにし、視覚的に表現することで嗜好空間を把握するという
手法だ。本研究では待ち合わせ行為が対象行為であるため、これによって得たデータを分
析しその嗜好空間の特徴における共通点を把握した後、前報で得た休憩行為を嗜好する場
所との比較分析を行っている。また、エリア別・行為別の嗜好ポイントの総計を目的変数
として、エリアの空間構成を集約した 12 の要因(26 カテゴリー)を用いて数量化理論Ⅰ類に
よる分析も行った。
なお、調査対象地は前報で実験を行った 6 地区であり、対象日時は平均的な状態で空間
体験させるために雨天以外の平日とし特殊な状況(通勤・イベント時)を除いた時間帯に行っ
ている。また、街区に存在する全ての P.S を体験させるために、予め設定したルートに沿っ
て歩行し、調査を実施した。被験者は建築学科の学生 12 名である。
③結果・まとめ
筆者らは前報の休憩行為に加えて行った待ち合わせ行為に関する P.M 実験に基づき、異
なる行為を嗜好する場合の空間の把握に成功したとしている。メッシュ化を用いた視覚化
による分析においては、マークの範囲の重なりの程度を嗜好ポイントに置き換えて表現し、
集計した。エリアごとの嗜好空間のポイント総数やメッシュあたりの嗜好ポイントの最大
値などから、休憩行為と待ち合わせ行為では形づくられる嗜好空間が異なることを示すと
ともに、嗜好空間が認められるエリアの空間構成との関係性についても把握している。さ
らに、数量化理論Ⅰ類による分析を通して双方の行為ごとに嗜好ポイントの増減に影響を
与える空間構成の特性との関係を数量的に把握出来たとしている。
a ) 積田洋・土田寛 著「休憩行為に関する嗜好空間の分析‐都市のパブリックスペースの
研究(その 1)‐」日本建築学会計画論文集、第 591 号、p87‐p94、2005 年 5 月
b )吉富良輔・中村芳樹「待ち合わせにおける行動と場所の認識」日本建築学会学術講演梗概
集 D-1 分冊 p815~p816 1996 年
小林美紀・関元規子・大野隆造「時間経過に伴う状況の変化が待ち合わせ行動に及ぼす影
響-その 1 時間軸上での行動表記-」日本建築学会講演梗概集 D-1 分冊 p861~862
1997 年 等
レビューⅣ:
「都市公園内の芝生生地およびラベンダー畑が保有する生理・心理的効果に関する研究」
岩崎寛・山本聡・石井麻有子・渡邉幹夫 著、日録工誌 33(1)p116-121、2007 年 6 月
キーワード:都市公園、芝生地、ラベンダー畑、生理・心理的効果
①研究目的・調査目的
近年、少子高齢化の影響もあり「健康」というテーマに関心が集まっている。それを
受けて森林・アロマセラピー・園芸の世界でも緑による療法的効果に関しての研究が進ん
でいるaが、緑化の世界、特に都市公園等の緑地の保有する療法的効果に関する研究は少な
い。筆者らこの点に着目し、都市公園内の芝生地およびラベンダー畑において、生理・心
理的効果の計測を行い、その効果を検証することでそれらのストレス緩和の場としての評
価を試みた。
②調査手法・分析手法
ラベンダーの香りに対する反応の性差等を考慮し、20 代~30 代の女性 16 名を対象とし
て生理・心理実験を行った。調査手法は、ある芝生地とラベンダー畑内に設置されたイス
に座りそれぞれ 5 分間安静状態を保った後、生理・心理の指標に基づき測定を行うものだ。
生理的指標においては、緑によるストレス緩和を検証するのに有効な神経系と分泌系の中
から、交感神経に影響を及ぼす血圧と脈拍を、分泌系の中からはストレスホルモンである
唾液コルチゾールとの相関が報告されている酵素「唾液アミラーゼ」の測定を行った。分
析手法としては対象地ごとにグループ間で分散分析を行い、Tukey の多重検定を行うとと
もに対象地間でも比較を行っている。
また、心理的指標においては、印象評価を数値化する代表的な統計方法である SD 法を用
い、14 個の形容詞対を、5 段階評価を用いて各対象地の印象評価を調べた。分析手法とし
ては、各形容詞対ごとに中央値からの差で t 検定を行い、その結果から対象地間の比較をし
ている。
③結果・まとめ
分析や考察としてはⅰ)生理的指標において通常時との間に有意差がみられるか、ⅱ)心理
的指標において被験者がそれぞれの対象地にどのような印象を抱くか、を実験結果に基づ
き分析することで対象地における療法的効果について把握している。生理的実験において
は被験者の実験開始前における測定数値に大きな差があることに着目して健康状態をタイ
プ分けし、タイプ別に測定結果をまとめることによって実験がそれぞれの健康状態にどの
ような変化を与えるかを示した。これにより緑地の療法的効果が幅広く享受できるものだ
と考察している。心理的実験においては、対象地それぞれの印象を比較することで芝生生
地とラベンダー畑がそれぞれどのような療法的効果を発揮するかを示しており、ラベンダ
ー畑においては特に、ラベンダーの香り成分が与えるとされる療法的効果との違いや対象
地が屋外であることによって生じる虫など自然環境が人々に与える印象についても着目し
ている。そして、これらの結果からそれぞれをどのような場所に設ければ求められている
健康や癒しを適切に提供することができるかを考察し、このような実験を年代や性差を含
め繰り返し行うことでより的確に、期待される緑地の計画を行うことが可能であると主張
している。
aアロマサイエンスシリーズ 21 編集委員会(2003)香りの機能性と効用、フレグランスジャ
ーナル社、310pp
今西純一・今西亜友美・馬場健・森本幸弘・今西二郎(2006)「森林リラクセーション効果につい
て-関西の森林・都市緑地における事例をもとに、平成 18 年度日本造園学会全国大会文化
会講演集」p64-65 等
レビューⅤ:
「都市住民の意識からとらえた水辺空間の持つオープンスペース効果に関する研究
居住環境における水辺空間価値に関する研究その 1」
長久保貴志・渡辺秀俊・畔柳昭雄・近藤健雄 著
日本建築学会計画系論文集 第 464 号 p215-223 1994 年 10 月
キーワード:水辺空間、居住環境、オープンスペース、意識、魅力、数量化Ⅲ類
①研究目的・調査目的
人々の快適な暮らしにとってオープンスペースが貴重な空間であること、さらには「水
のある空間」が有効な環境改善機能を果たすことが広く認知をされたことを受けて、各地
で水辺空間整備が積極的に行われ、都市の中に水辺を取り入れようとする動きが活発化し
てきている。この傾向は行政施策にも影響を与えるとともに人間の意識・行動に基づいた
水辺あるいは親水施設評価に関する研究にも表れており、「水のある空間」の有効性を示唆
した実証的研究成果が蓄積されつつある。筆者らもまた、人間主体的に見た都市の水辺空
間と言う観点から住民の意識・行動に基づいた水辺空間の評価について研究aを進めており、
本研究においても同様の視点から都市内のオープンスペース及びその一形態である水辺空
間の意義を把握しようとしている。
なお、住民のオープンスペースに対する意識・評価の構造を明らかにし、その中におけ
る水辺空間の位置づけと水辺空間の効果および魅力要素・心理効果・整備欲求という 3 側
面からみた評価特性の相互関連性を把握することを目的としている。
②調査手法・分析手法
アンケート調査によりオープンスペースおよび居住環境評価に関する住民の心理量、並
びにオープンスペースへの認知・行動量を調べた。調査対象地は、都市化が顕著且つ水辺
の整備が近年盛んにされている東京特別区の中から人口密度や公園面積などを考慮し性格
が異なる 8 区に選定した後、地域差に配慮して各区から 2 地区ずつ選定、合計 16 地区とし
た。また 20 歳以上の住民を対象として 1993 年 1016 日~10 月 23 日の 8 日間を調査日時と
し、配票調査法により行った。項目は魅力要素 24 項目、心理的効果の要因 6 設問、空間整
備欲求 16 項目を設定し、選択式の回答とした。この 3 側面については、魅力要素はオープ
ンスペースに対する積極的な現状肯定評価を示し、整備欲求は消極的な現状否定評価を示
すものとし、心理効果はこれらの評価形成に寄与する主要因とした。魅力要素と整備欲求
においては数量化理論第 3 類による分析やクラスター分析による類型化を、心理効果は効
果要因別集計を行い分析し、それらの結果から 3 側面間の関連性についても考察しようと
している。
③結果・まとめ
様々な分析を通し、水辺空間が居住環境において特定の意味を持ち、現状ではその効果
の発現状況が地区によって大きく異なっていることが実証的に把握出来たとしている。し
かし、水辺の効果は必ずしも人々に明確に意識されているとは限らず、その間接的な効果
が居住地域及び日常的な環境への評価にも反映していると推察している。
a)渡辺秀俊・畔柳昭雄・近藤健雄「都市化に伴う住民の意識・行動変化から見た親水行動特性
に関する研究、都市住民の親水行動特性に関する研究 その1」日本建築学会計画系論文報
告書 第449号 p151-161 1993.7
畔柳昭雄・渡辺秀俊・長久保貴志・近藤健雄「住民の意義・行動に基づく都市の水辺環境評
価に関する研究 環境情報科学22-2、pp128-134、1993.5」 など
レビューⅥ:
「都市内の水辺空間と居住環境評価の関連性に関する研究
居住環境における水辺空間価値に関する研究その 2」
渡辺秀俊・畔柳昭雄・長久保貴志 著
日本建築学会計画系論文集 第 468 号 p199-206 1995 年 2 月
キーワード:水辺空間、居住環境、オープンスペース、意識、不満度、因子分析
①研究目的・調査目的
水辺空間が快適な都市居住の要件となることが広く認知され、それに伴い多くの自治体
が都市計画の都市整備のコンセプトとして「水と緑」を取り上げている。これらに平行し
て水辺空間に対する住民の意識・評価からその有効性を検証しようとする研究aも盛んに進
められるようになってきている。しかし、既往の研究の多くは規模の大きなものを対象と
しており、水辺空間に対する一般の都市住民の意識を幅広く捉えるには至っていない。こ
のことに着目し、筆者らは、規模は小さくても居住地に近いオープンスペースやその水辺
空間を対象として、これらに対する住民の評価やこれらの物理的条件、及び居住空間評価
の関連性を把握することにより、居住環境における水辺空間の存在意義を探ることを目的
とした。
②調査手法・分析手法
居住環境評価を示す住民の心理量を知るため、東京都特別区内の 16 地区を対象としてア
ンケート調査を行った。なお、アンケートの概要については前報で詳しく述べているので、
省略している。このアンケートを通して、本論で扱う居住環境に対する意識・評価につい
ては、総合的な評価として居住地の暮らしやすさ及び居住地への愛着度、また個別評価と
して 11 項目に対する不満度及び重要度をそれぞれ片側 4 段階の尺度により評価させ、因子
分析を行っている。また、物理量についてもデジタルタイザー等を用いて計測し、オープ
ンスペース面積及び人口密度を計測し、これらの関連性などを分析することによって、居
住環境の評価に水辺空間がどの様な影響を与えているかの把握を目指している。
③結果・まとめ
居住環境と水辺空間の関連性を捉えるため、居住地の物理的環境と住民の心理量に基づ
いて居住環境における水辺空間の位置づけを考察している。そしてこれから、地域環境や
生活関連施設に対する不満が、水辺との直接的・間接的な関与によって緩和されているこ
とを推察した。水辺の効果は、現状では顕在的に認識されるには至っていないことを把握
したうえで、希求対象としての優先度は必ずしも高くはないが、間接的に居住環境の向上
に貢献していると結論づけている。
a)村川三郎・飯尾昭彦・西田勝・西名大作「長良川・筑後川・四万十川流域の特性と居住環境評価の分析、住民意
識に基づく水環境評価に関する研究 その 1」日本建築学会計画系論文報告集 第 355 号 pp20~311985.9
石川順子・大崎裕史・宮崎俊哉・紀谷文樹「各種水景施設の住民による利用傾向及び評価、周卓団地におけ
る水景施設に関する研究 その 1」日本建築学会計画系論文報告集第 437 号 pp19~26、1992.7 など
レビューⅦ:
「都市住民のオープンスペース利用行動に見られる水辺空間の選好性に関する研究
意識環境における水辺空間価値に関する研究その 3」
渡辺秀俊・畔柳昭雄 著
日本建築学会計画系論文集 第 471 号 p203-212 1995 年 5 月
キーワード:水辺空間、オープンスペース、親水行動、都市住民、行動量、数量化Ⅰ類
①研究目的、調査目的
この研究では、都市の水辺空間を居住環境に関与する要素の一つと考え、居住環境に
おける水辺空間の意味を探ろうと試みている。居住地近隣の物理的環境の形成に寄与する
オープンスペースの状況がその利用行動を通じてオープンスペースに対する住民の評価を
形成し、このオープンスペース評価及びに物理的な環境自体が居住環境に対する評価に影
響を及ぼすとしている筆者らはこの一連の研究aにおいて主張している。
なお、住民による利用行動の面から水辺空間を評価した研究例は数なく、水辺空間の存
在が近隣住民の分散行動に様式にどの様な影響を及ぼしているのかは明らかにされていな
い。本論では居住地を中心とする複数の行動先とその頻度からオープンスペース並びに水
辺空間に対する利用特性を把握し、行動面からみた水辺空間の存在意義を考察している。
②調査方法・分析方法
住民の利用するオープンスペースの具体的な行動先及びその頻度を知るため、東京都内
の 16 区において 1993 年 10 月に 20 歳以上の住民を対象としてアンケート調査を行ってい
る。調査方法詳細については前報について詳しく述べているため、ここでは調査概要を表
として示すにとどまっている。
質問項目のうち、本論で着目するのは「利用するオープンスペースと行動頻度」である。
各地区の行動先指摘数、平均指摘数及び居宅から指摘地までの平均距離を示し、居宅から
の距離と利用頻度の関係性の定量的把握を試み、水辺空間の在否と住民の行動との関連性
についても考察を行っている。さらに利用行動量と近隣圏の物理環境やオープンスペース
の選好性と物理的な条件、行動量の増大に関わる物理的要因についても行動頻度指数や行
動量指数を用いて分析を行い、総合的な評価を試みている。
③結果・まとめ
本研究では、アンケート調査・分析の結果、住民のオープンスペース利用行動実態に基
づき、水辺空間を有することが住民の分散行動先の選好性に大きく関与していることを検
証している。また、水辺空間の存在は、オープンスペースの規模や歴史性とともに人を惹
きつける魅力なっていることを明らかにし、住民の余暇行動量及び行動圏の拡大に寄与し
ていると示唆している。筆者らは、水辺のあるオープンスペースに行くことについて、住
民が意識するか否かに関わらず、明らかに「水辺があるから行く」意味のある行動であり、
これは水辺空間の親水機能を期待した「親水行動」であると結論付け、この研究を締めく
くっている。
a)「都市住民の意識からとらえた水辺空間の持つオープンスペース効果に関する研究 居住環境における水辺空間価
値に関する研究その 1」長久保貴志・渡辺秀俊・畔柳昭雄・近藤健雄 日本建築学会計画系論文集 第 464 号 p215-223
1994 年 10 月
「都市内の水辺空間と居住環境評価の関連性に関する研究 居住環境における水辺空間価値に関する研究その 2」
渡辺秀俊・畔柳昭雄・長久保貴志 日本建築学会計画系論文集 第 468 号 p199-206 1995 年 2 月
レビューⅧ:「『場所』の様態表現に関する基礎的分析
‐都市生活者の「居心地の良い場所」にみる人間-環境の関係-」
林田大作・舟橋國男・鈴木毅・木多道宏 著
日本建築学会計画系論文集第 579 号 p45-p52、2004 年 5 月
キーワード:場所、場所構築、場所表現、人間-環境系関係、様態
①研究目的・調査目的
生活環境の中に様々な『場所』を構築することが出来るかどうかは人々、特に都心に勤
務する会社員等にとっては生活の質を左右する重要な問題である。このことに着目した著
者らは会社員等を対象に、彼等が構築する「居心地の良い場所」を調査し、それらの『場
所』における人間‐環境関係を考察し、都市生活者の立場から建築および都市の計画・デザ
イン上有用な知見を抽出することを試みた。特に本稿では「居心地の良い場所」に関する
『場所表現』である、場所の名前、自由記述表現、居心地が良い理由を考察し、場所の様
態表現に関する基礎的な知見を得ることを目的としている。
なお、既往研究として人間-環境関係に関する先行研究は多くあるaが、日常的に都市で生
活する会社員等に焦点をあて、彼らが構築する『場所』及び『場所』における人間-環境関
係を実証的に研究した例は未だ十分とは言えず、構築された『場所』は都市生活者によっ
てどのように表現・記述されるのかという『場所表現』に関する研究も不足していると主
張している。
②調査手法・分析手法
日常的に都市で生活する会社員等に焦点をあて、日本の二大ビジネス圏である東京圏と
大阪圏における会社員等を対象として、彼らが構築する「居心地の良い場所」をアンケー
トによって調査した。調査日程は平成 13 年 7 月~9 月で、東京圏および大阪圏に居住かつ
勤務する会社員等を対象とし、配布・回収は郵送および手渡しで行っている。
アンケート結果の、文章による記述で得られた『場所表現』おいては、日本語における
文法や語法などを参照し、『場所』における人間‐環境関係を考察する立場から、文章表現
における主語、述語、および修飾語が表す事態に着目して、後の分類基準を策定した。そ
してこれによって分類された語を、KJ 法のような、似ている語を寄せ集め分類・整理する
ことによって、分析考察している。
③結果・まとめ
筆者らはアンケート分析などにより、「居心地の良い場所」は建築・都市施設用途別では、
A 建築物・施設、B 都市施設の割合が高く、建築および都市の計画・デザインにより、「居
心地の良さ」を向上させる意義は確認されたが、計画的なパブリックスペースよりも非計
画的な自然や風景が「心地の良い場所」として構築されているといえるとした。また、独
自に策定した「する」「なる」「である」の分類軸による考察の結果、『場所』の様態表現に
おけるキーワード、および「居心地の良い場所」のタイプを導き、『場所』における人間-
環境関係を考察する基礎的知見を得たとしている。そしてさらに居心地の良い理由で多く
の『場所のアフォーダンス』に関するキーワードが得られ、理由に着目することによりそ
の考察の方向性を見出した。
a)西田徹 「新潟市における環境行動研究、日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿)」E-1 分
冊、pp651-652、1996.9
橘弘志他「地域に展開される高齢者の行動環境に関する研究」日本建築学会計画系論文
集 第 496 号、pp89-95 1997.6 など
レビューⅨ:「人が居る場面記述に見る人間-環境関係の基礎的分析
-都市の中の“いい感じ”に人が居る場面の研究-」
小林健治 鈴木毅 新村岳広 木多道広 舟橋國男 著
日本建築学会計画系論文集第 589 号 p77-p88、2005 年 3 月
キーワード:いい感じ、居方、場面、人間-環境関係、パブリックスペース
①研究目的・調査目的
近年、アメニティ意識の高まりとともに景観やオープンスペース等の都市環境は整備さ
れつつあり、連日多くの人々で賑わっている場所がしばしば見受けられる。しかし、その
様な場で、「他者が居ることでその場が魅力的だと感じたり、新たな発見が出来るような場
面」に遭遇する機会は少なく、逆に、奇麗に整備されているが、居る人が居心地悪そうに
感じられる場所も少なくないと指摘している。本研究では“いい感じ”という人間の感情
を表す言葉に着目し、都市生活者から見た「都市の中の“いい感じ”に人が居る場面」を
収集し、分析するとともに、都市空間における人間も含んだ環境との関わり方を包括的に
捉えることを目的としている。
なお、都市のパブリックスペースに居る人に対しての既往研究は多くあるが、それらは
当事者がどう感じているかという枠組みで環境を捉えるに留まっており、都市に関する一
連の研究aにおいても、人がその場面、景観をどう感じるかという点にその主題を置いてい
るものが多い。本研究ではこのようなこれまでの研究と比べ、自分以外の他者が居ること
が多い都市空間において、その場所での人間-環境関係を切り離さず一体的に場面を分析し
ているものであるという点で異なっていると、筆者らは主張する。
②調査手法・分析手法
関西圏ある大学に通う大学生を対象とし、平成 15 年 7 月から 9 月にかけてレポート形式
のアンケートによる調査を行った。その内容は、都市の中で“いい感じ”に人が居る場面
を見つけ出し撮影を行い、その場面の状況や撮影日時、その場面を選んだ理由などについ
て記述させるものであり、有効な回答は 395 件集まった。
分析方法としては、いい感じの場面な構成要素についてそれぞれ集計・分析を行い、さ
らに撮影された写真から、対象の[背後環境の広がり]について分析を行った。また、選んだ
[理由]については KJ 法を参照しながら集計・分析を行っている。
③結果・まとめ
上記の調査・分析によって、いい感じな場面についてのいくつかの基礎的な知見・傾向
を得られたと把握している。また、[理由]の傾向から、対象と場所の関係に比べ、対象と他
者の関係が少ないことが読み取れたことから、都市空間が自分以外の他者と会話をしてい
なくても認識し合うことが出来る「居合わせる」場所として確立していないことを表してい
るとし、そのような他者と「居合わせる」ためのデザインが、多くの人が生活する都市環
境、とりわけ多くの人がいることが多い都市のパブリックスペースにおいて重要な視点で
あるのではないかと主張している。また、生活者にとっての場所の価値や快適性には人の
居方も影響しており、人々がそこにいる人を通して多様な読み取りをすることができるこ
と、さらにそれを基に場所を見る方法論の可能性があるのではないかと言う考えも示して
いる。
a ) 平尾和洋・宮島聡・川崎清「好きな景観」写真展に見る景観読解過程と景観タイプ」日本建築学会計画系論
文集 第 472 号 pp123-132 1995.6 など
レビューⅩ:「パブリックスペースの設計コンセプトにみる人間-環境関係に関する研究」
小林健治 鈴木毅 舟橋國男 木多道広 李ビン 著
日本建築学会計画系論文集第 578 号 p71-p76、2004 年 4 月
キーワード:人間-環境関係、パブリックオープンスペース、設計コンセプト、
アーバンデザイン、場所
①研究目的・調査目的
近年、アメニティの高まりともに景観やオープンスペースなど都市環境の整備が進んで
おり、連日多くの人々で賑わっている場所もしばしば見受けられる。しかし、整備されて
いるがどこか居心地が悪く、居場所になりにくい場所も少なくない。筆者らは、これには
様々な問題が考えられるとしたうえで、まず都市の中のパブリックオープンスペースがど
うあるべきかというコンセプトの段階に第一の問題があるのではないかと示した。本研究
では、設計者がパブリックオープンスペースを計画・デザインする際のコンセプトに着目
し、パブリックオープンスペースにおける人間-環境系に対する新たな知見を得るための第
一段階として、設計者のパブリックオープンスペースにおける人間-環境系に対する思惑を
明らかにすることを目的とする。
なお、パブリックオープンスペースに関する既往研究は多くあるaが、この研究との差異と
しては、その多くが現象的にその場所の状態・状況を明らかにするものであり、設計者が
どの様な意図でその場所を計画したかに関する議論ではないことを主張している。
②調査手法・分析手法
設計者の意図が明確な形で現れていると思われる、事例が掲載された時の記事、文章(以
下設計コンセプト)に着目し、研究対象として、建築及び設計者の意図を掲載する雑誌の中
で主要な建築誌の 1 つと思われる「新建築」誌から研究対象事例を選定した。そして、対
象から設計者が計画する際に意図していたと思われる設計コンセプト内の人間-環境関係に
関わるキーワードを抽出し、それを KJ 法的に分類し、さらにその抽出頻度・時代的変遷・
建物用途・空間構成ごとに分析することで傾向を読み取ることを試みた。
③結果・まとめ
「新建築」誌という限られた範囲内ではあるが、パブリックオープンスペースの設計時
のコンセプトの中に抽出された傾向をいくつか読み取ることが出来たと主張している。筆
者らはこれを、1)人々自身の心理、感情を表す行為を意図したもの、2)設計者がその場を利
用する人に対してこうしてほしいというような意図を含んだ人間の行為を制御しようとす
るもの、3)設計者がその場を利用する人々を積極的に関係づけようとした擬似的なもの、4)
利用する人々の日常とは異なったその場所の状態を意図したもの、5)設計者固有の言語で場
所の状態を表現しようとするものの 5 種類に分類した。そして全体的な傾向として、その
場で行われる行為や関係を『規定』『誘致』することを意図したものが多く、逆に「ひとり」
でも「都市」を感じられることを意図したコンセプトがあまり得られなかったことから、
これまで計画されてきたパブリックオープンスペースの目標像が、社会の中の集団を相手
の明確な行為を目標として計画されてきたと読み取ることも可能であると示した。
そしてさらに、今後、都市の中で様々な人々が「ただ居られる」ようなパブリックオー
プンスペースを設計するためには知覚・認知などもっと低レベルの社会関係のコンセプト
も必要であるとし、そのような関係を作り出すための建築ボキャブラリーを確立していか
なければならないと主張している。
a 芦屋義信「外部空間の構成」彰国社、1962 外部空間の設計」彰国社、1975
積田洋「都市的オープンスペースの空間意識と物理的構成との相関に関する研究」日本建築学会計画系論文報告集第 451
号、1993 年 9 月 など
「課題①を終えて」
レビューを書くのは初めてということに加え、理系分野においての知識や感覚が乏しい
ため、どの様な文章が求められているのか掴めず苦労しました。分析方法や用語について
も分からないことが多く、辞書などを使って言葉を調べながら読み解くのは大変でしたが、
良い経験になったと思います。批判的考察をしなければならないということでしたが、ど
う書いたらよいのかよく分からず、きちんとレビューできていなければ申し訳ありません。
また、期限に間に合わすことが出来なかったことも本当に申し訳ないと思っています。こ
れからの授業内容も難しく感じることが予想されますが、課題 1 つ 1 つに真剣に取り組み、
成長していけたらと考えています。
最後になりましたが、授業時間外にも授業の相談に乗っていただき、先生には大変感謝
しています。分からない点があればその時はまた質問に伺いますのでよろしくお願いしま
す。