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2013年12月5日
報道各位
株式会社三菱地所設計
「臺北南山廣場プロジェクト」着工のお知らせ
当社が設計業務を担当した「臺北南山廣場(台北南山広場)プロジェクト」(台北市信義区四小段
28、29、30 地号市有土地開発プロジェクト)が、この度着工しましたのでお知らせします。
本プロジェクトは「台北 101」に隣接する都心の一等地に計画された、オフィスタワー、商業施設、
文化施設から構成される大規模複合開発であり、「台北 101」と双を成す新たな台北のランドマークと
なります。オフィスタワーは高さが 272mあり、当社が海外事業を本格化させて3年、初の超高層案
件です。当社の強みである、長年の超高層建築の実績(サンシャイン 60 や横浜ランドマークタワー他)
と、丸の内で培った最先端の複合都市開発設計の実績が評価され、本案の実現に至りました。
昨年、台北市が行った事業コンペの1位採択案をベースに、最上階にスカイレストラン3層を設
けたオフィスタワー、世界各国の高級ブランドショップが連なる商業施設棟、行政の催しをはじめ、
各種イベント、展覧会などが開催される文化施設棟の3棟を一体的に整備します。台湾の中心業務
エリアである信義区の価値を飛躍的に向上させる注目のプロジェクトとなります。
11 月 27 日の着工式では、郝龍斌 台北市長と南山人壽 尹衍樑常務董事の挨拶の後、出席者代表 12
名によって着工式が執り行われました。
記
1.着工式概要
①開 催 日 2013 年 11 月 27 日(水)
②場 所 建設敷地内
②出 席 者 出席者は約 200 名
市政府側代表 郝龍斌市長
事業者側代表 南山人壽常務董事 尹衍樑、常務董事 蔡其瑞、董事長 郭文德、副董事長 杜英宗
当 社 ㈱三菱地所設計 取締役社長 大内政男、海外プロジェクト室長 大草徹也、
海外プロジェクト室 須部恭浩
2.概 要
事 業 主 南山人寿保険股份有限公司
計 画 地 台湾台北市信義区四小段28、29、30地号
台北市政府など行政機能に加え、世界貿易センターなど国際都市としてインフラ整備
が進められているエリアであり、「台北 101」の向かいに位置する行政・業務の中心地。
計 画 面 積 17,708 ㎡
延 床 面 積 201,800 ㎡
構造/規模 地上S造地下 RC 造/地上 45 階地下 5 階/最高高さ 272m
設 計 株式会社三菱地所設計
現地設計事務所 建築 瀚亞国際設計股份有限公司 構造 永峻行程顧問股份有限公司
施 工 互助榮造股份有限公司
竣 工 予 定 2015 年 12 月(商業棟のみ)、2016 年 12 月(全体)
3.設計コンセプト
生命保険会社である施主南山人寿の「山」をモチーフに、オフィスタワー、文化施設棟、商業施設棟
を一体化し、全体を「連峰」としてデザインした。超高層オフィスタワーは連峰のシンボルと位置づけ、
その形態は、感謝の意を表した「合掌」をモチーフとし、両手の指先を特徴付ける「爪」の部分を高層階
眺望レストランと屋上テラスバーによって表現している。平面形状は、風水ですべてに調和できるとさ
れる八角形とし、南北面に設備バルコニーを設置、東西に開いた眺望豊かなセンターコア型オフィスプ
レートとした。金融系テナントに対応する天井高さ3m、OAフロア150mm、空調設備増設対応が可能
なSグレードを超える執務空間を備えている。
文化施設棟はオフィスタワーと共通の多面体をモチーフにした造形。台北の金融軸である松智路に面
してオフィス棟エントランスを併設し、風格ある施設としている。商業施設棟は南北に続く市政府軸、台
北101が生み出す東西軸の交点に位置し、さらに南側は公園に面している。高木を配置したテラスを積層
した特徴的なデザインによって周辺軸の拠点となり、緑の丘を想起させる施設を目指した。
計画地北側地上2階部分には周辺地区と接続する24時間開放のペデストリアンデッキを配置し、その
下の地上部は、台湾の建築に多く見られる「騎楼」と呼ばれるピロティ空間とし、上下2層の歩行者ネ
ットワークを整備する。このように、地上部では周辺との連携を強化し商業を中心とした賑わい軸を形
成しながら、地下には31台収容のバスターミナルを整備する。
以 上
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社三菱地所設計 総務部 Tel 03-3287-5559