平成３０年２月２０日

大口町議会

議長 宮 田 和 美 様

大口町議会 議会運営委員会

委員長 丹 羽 孝

大口町議会の休日、夜間開催に関する検討結果について（答申）

平成２９年９月１３日付けで議長から諮問のありましたこのことについて、下記の

とおり答申します。

記

１ 答申

夜間議会及び休日議会は、時期尚早のため開催しない。

夜間又は休日の議会開催は、議会に対する住民の関心の高まりに寄与するもので

なければならない。昨年７月に実施した「大口町議会に関するアンケート調査」の

結果から、現時点では、本町議会が夜間議会や休日議会を開催した場合の有効性に

疑問が残る。そのため、まずは、議会だよりやホームページによる情報発信、各行

政区で実施する議会報告会等、現在の取組を着実に進め、住民の議会への関心を段

階的に高める方策を優先すべきと考える。

また、議会を夜間又は休日に開催した場合の、町執行部の関係職員の時間外勤務

手当等、各諸経費の財源は税金で賄われるものであり、会議を開催する以上、本町

議会として、傍聴者数の多寡のみにこだわるのではなく、費用対効果を意識する必

要がある。

以上の観点から、夜間議会及び休日議会は、時期尚早のため開催しないこととす

る。

２ 検討結果

「大口町議会の休日、夜間開催に関する検討結果」のとおり。

大口町議会の休日、夜間開催に関する検討結果

１ 諮問内容

平成２９年９月１３日

大口町議会 議会運営委員会

委員長 丹羽 孝 様

大口町議会

議長 宮田 和美

諮問書

下記事項について、諮問いたします。

記

１ 諮問事項

大口町議会の休日、夜間開催について

２ 答申時期

答申は、各議員の意見を十分考慮していただき、平成３０年度内に試行で

きるようご配慮いただきたい。

３ 検討の手順

(1) 議員間の議論、検討

(2) 地域住民、町内の各種団体からの意見聴取

４ 検討の留意点

(1) 町民が参加しやすいか

(2) 議会アンケートでの意見が反映できているか

(3) 議会の前向きな姿勢が示されているか

(4) 執行部との調整はできているか

(5) 会場は適正か

(6) 職員が参加できるか

２ 基本事項

大口町議会会議規則（抄）

昭和６２年３月１８日

議会規則第１号

（会議時間）

第８条 会議時間は、午前９時３０分から午後５時までとする。

２ 議長は、必要があると認めるときは、会議時間を変更することができる。

-1-

ただし、出席議員３人以上から異議があるときは、討論を用いないで会議に

諮って決める。

３ 会議の開始は、号鈴で報ずる。

（休会）

第９条 大口町の休日は、休会とする。

２ 議事の都合その他必要があるときは、議会は、議決で休会とすることがで

きる。

３ 議長が、特に必要があると認めるときは、休会の日でも会議を開くことが

できる。

４ 地方自治法（昭和２２年法律第６７号。以下「法」という。）第１１４条

（議員の請求による開議）第１項の規定による請求があった場合のほか、議

会の議決があったときは、議長は、休会の日でも会議を開かなければならな

い。

３ 検討結果

夜間議会及び休日議会は、開催しない。

【理由】

「夜間議会」とは、平日の昼間は仕事等で傍聴できない住民が多いことから、

夜間に議会を開催するもので、「休日議会」とは、夜間議会と同様の理由で休日

（例えば土曜日又は日曜日）に議会を開催するもので、いずれも、傍聴者が増え

ることを期待して実施するものである。

大口町議会では、大口町議会会議規則により、会議時間は午前９時３０分から

午後５時まで、また、町の休日は休会と規定しているが、いずれも議長が必要と

認めるときは変更することができる等の例外規定がある。

議会運営委員会において検討した結果、夜間議会及び休日議会のあり方に関し、

次の二点に集約した。

第一に、議会に対する住民の関心の高まりに寄与すること。

昨年７月に実施した「大口町議会に関するアンケート調査」の結果では、「議

会に関心がない」と回答した住民の割合が高く、また、「夜間や休日に議会を開

催してほしい」といった自由意見の記述もなかった。そのため、現時点では、本

町議会が夜間議会や休日議会を開催した場合の有効性に疑問が残る。まずは、議

会だよりやホームページによる情報発信、各行政区で実施する議会報告会等、現

在の取組を着実に進めることで議会に関心を持ってもらえるよう、住民の議会へ

の関心を段階的に高める方策を優先すべきであると考える。

-2-

第二に、費用対効果を意識すること。

議会を夜間又は休日に開催する場合、町執行部の関係職員の会議への出席や待

機に伴う時間外勤務手当の他、光熱費等の諸経費がかかることになる。それらの

財源は、言うまでもなく税金で賄われるものであるため、会議を開催する以上、

本町議会として、傍聴者数の多寡のみにこだわるのではなく、その費用対効果を

意識する必要がある。

以上の観点から、議会運営委員会は、夜間議会及び休日議会の開催は、時期尚

早と判断した。

４ 検討の経過及び内容

平成２９年 ９月１９日 議会運営委員会

【諮問について】

・議長からの諮問を受け、議会の休日、夜間開催の方向性について検討し、他の自

治体議会での実施事例を調査することとした。

【意見】

・議会がやると言えば、当然、執行部も出席しなければならず、予算的な問題もあ

る。「大口町議会に関するアンケート調査」の結果では、「議会に関心がない」と

いう声が多く、果たして有効かどうか疑問に思う。自由意見にもないようである。

・平日、働いている人が議会を傍聴しやすいように行うもので、一般質問が多いよ

うだが、１日のみ開催するとしてもコストはかかる。

・一時期、試行したものの、現在は実施していない他の自治体議会の事例もある。

・夜間・休日議会の実施の有無について、他の自治体議会の現状を調べたらどうか。

平成２９年 ９月２７日 議会運営委員会

【諮問について】

・「第６２回町村議会実態調査結果の概要」（平成２９年２月 全国町村議会議長会）

により、他の自治体議会の事例を確認した。

・委員会としての、本諮問に対する答申の方向性を確認した。

【確認事項】

・開催の実態としては、全国的にもあまり多くはなく、愛知県内での事例はない。

・岐阜県の神戸町と八百津町に実績があるが、神戸町は休日議会を４年程開催した

が、効果がないと判断し、本年度からやめたとのこと。八百津町はたまたま休日

に議会を開催せざるを得ない事件があったとのこと。

・「大口町議会に関するアンケート調査」の自由意見を再確認したが、夜間・休日議

会の開催を望む声はなかった。

-3-

【意見】

・開催するとしても、やはり職員の休日出勤等、経費がかかることになる。費用対

効果がないようならやめたほうがよいのではないか。

・費用対効果がないから、やっているところも少ない。

・議会を本当に見たいのなら、今はインターネットでも見られる。予算の面でも、

議会にとってマイナスになるようなことをやる必要はないのではないか。

・防災行政無線では、議会日程の情報は提供しているが、法により時間が決められ

ている。

・夜間議会や休日議会を何のためにやるのかというと、「本会議を傍聴したい」とい

う声に応えたいということ。

・例えば、一般質問の通告の中身をホームページで知らせて、住民としては傍聴し

たいが平日だから傍聴できない、何とか土曜日や休日、夜間に議会をやってほし

いという話になり、その時に初めて対応していくようなことではないか。

・まずは、議会に関心を持って、「傍聴したい」という気持ちを熟成させていくよう

なことを情報発信していくほうがよいのではないか。

平成３０年 ２月 ６日 議会運営委員会

【答申の方向性について】

・昨年９月に検討した経過を踏まえ、答申の方向性について検討した。

・夜間・休日議会に関し、全議員からの意見や考え方を聴取した上で、答申の方向

性を検討することとした。

【意見】

・長野県喬木村では、夜間・休日議会を開催している。議会運営委員会の検討のみ

でなく、実際に開催している議会を視察してみてはどうか。

・夜間・休日議会を１回開催したのみの議会ではなく、長く続けている議会を視察

したらどうか。

・大口町議会として夜間・休日議会を開催する方向性があれば視察も考えられるが、

効果があるかどうかが問題である。議会アンケートで「議会に関心がない」とい

う住民の声が多い中であっても、一度やってみようということならよいが。

・議会報告会の参加者数をみても、夜間・休日議会の効果を疑問に思う。まずは、

議会報告会に力を入れたらどうか。

・夜間・休日議会を開催するか否かは別に、視察や検討をしてはどうか。

・何のためにやるのか、傍聴者を増やすためか。目的をはっきりさせるべきではな

いか。

・定数及び報酬と同様に、全議員の意見を聞いてはどうか。

-4-

平成３０年 ２月１４日 議会運営委員会

【答申の方向性について】

・全議員から、夜間・休日議会に対する意見や考え方を聴取した結果を踏まえ、議

会運営委員会としては、夜間・休日議会の開催は時期尚早とすることで答申の方

向性を決定した。

【答申案について】

・答申案を決定した。また、答申の最終的な取りまとめは、委員長及び副委員長に

一任することとした。

・平成３０年２月２０日開催の全員協議会の議題とすることとした。

５ 資料

・第６２回町村議会実態調査結果の概要

（平成２９年２月 全国町村議会議長会）

・平成２８年度 市議会の活動に関する実態調査結果

（平成２８年１０月 全国市議会議長会）

・夜間・休日議会に対する各議員の考え

（平成３０年２月１４日現在）

-5-

-6-

-7-

-8-

-9-

-10-

-11-

-12-

【夜間・休日議会に対する各議員の考え】

平成30年2月14日現在

夜間

・休

日議

会考

え方

調査

研究

を行

って

から

答申

を出

した

方が

よい

。

国に

おい

ても

、地

方議

会の

あり

方に

つい

て、

来月

にも

案が

発表

され

よう

とし

てい

ます

。議

員の

「なり手不足」が特に町村議会で問題となっています。

国の

方で

検討

され

てい

る内

容の

中で

取り

上げ

られ

てい

たの

は、

長野

県喬

木村

など

でし

た。

喬木

村では、会社勤めでも議会に出られるように、勤め先に協力を求めるこ

と、

夜間

や休

日の

活用

で議

会活

動が

行え

るよ

うに

する

こと

など

、単

に夜

間議

会、

休日

議会

を行

っているだけでなく、「なり手不足」への対応も考えられています。この

他に

も、

先進

の事

例が

ある

と思

いま

す。

大口

町で

は、

前回

の選

挙で

、誰

が落

選す

るか

、関

係者

なら

「分

かる

」結

果で

した

。無

投票

とい

う事態も今のところありませんでしたが、前回のような盛り上がらない選

挙が

続く

よう

なら

、「

なり

手不

足」

への

対応

をし

なけ

れば

なり

ませ

ん。

調査

研究

をよ

く行

って

、結

論を

出す

こと

を望

みま

す。

議会改

革を

進め

る中

、他

に取り組

むべ

き事

項・

検討

すべき事

項が

多々

ある

。

夜間

・休

日に

議会

を開

催す

る目

的・

意義

に関

して

は、

残念

なが

ら自

身の

中で

の「

なぜ

」が

解消

されておりません。議会改革を進める中にあっては、他に取り組むべき事

項・

検討

すべ

き事

項が

多々

ある

と思

いま

す。

事由

：夜

間・

休日

に議

会を

開催

する

狙い

は何

か？

これ

をハ

ッキ

リさ

せな

いと

前に

は進

めな

いと

思います。

1 単

に傍

聴者

増を

期待

する

もの

か？

・現

在の

平日

昼間

の開

催を

夜間

にす

ると

なる

と、

例え

ば、

夕方

５時

から

会議

を始

めて

朝方

の２

時３時までやるということなのか？

・現

在の

１日

で終

わる

平日

の会

議を

２日

・３

日に

分け

て、

例え

ば夕

方７

時か

ら会

議を

始め

て１

０時までとするということなのか？

・現

在の

平日

昼間

の会

議を

休日

のみ

で行

うと

する

と、

会期

は１

か月

をオ

ーバ

ーし

そう

だが

、デ

メリットはないのだろうか？

2 議

員報

酬を

補う

ため

の兼

職を

やり

易く

する

ため

の議

員の

なり

手不

足対

策な

のか

？・

本会

議・

委員

会・

協議

会と

いっ

た全

ての

会議

を夜

間ま

たは

休日

に開

催す

るこ

とは

、議

員・

職員含め、関係者全ての生活パターン等に大きな影響があると思われる中、

誰に

とっ

てど

んな

メリ

ット

があ

るの

かを

明確

に示

さな

いと

踏み

切れ

ない

と思

いま

す。

一度、

試行

する

のも

方法

だが、議

論が

必要

であ

る。

議会

報告

会、

意見

交換

会の

参加

人数

を考

える

と、

また

、ア

ンケ

ート

結果

を考

えて

も、

政治

とい

うことに関して関心がないと思いますが、私自身も議員になる前で今回の

アン

ケー

トの

内容

であ

れば

、結

果、

同様

な回

答を

した

と思

いま

す。

今回

の報

告会

で答

弁も

あり

ました。

費用

対効

果の

問題

もあ

りま

す。

休日

、夜

間議

会を

開催

すれ

ば、

関心

が高

まる

のか

？傍

聴席

がほ

ぼ埋まるのか？正直迷います。

一度

、試

して

みる

のも

一つ

の方

法で

すが

、部

分的

なの

か、

会期

中全

部な

のか

（さ

すが

に無

理と

思う。）、一般質問のみ、予算審議、決算審議の質疑応答のみなのか？開

催す

るに

あた

り、

今後

議論

が必

要な

課題

であ

りま

す。

大口

町議

会の

休日

、夜

間開

催に

関す

る検

討資

料の

３頁

にあ

りま

す「

意見

」の

記載

事項

で、

一般

質問の中身をホームページで知らせる。その上で、住民の意見を聴いてみ

て、

要望

が多

数あ

れば

、試

験的

に開

催で

もよ

いと

思い

ます

。た

だ、

一般

質問

はパ

ソコ

ンで

見る

ことができますし、予算、決算はおそらく住民の方は来られないのではと

も思

いま

す。

現時点

で議

論す

るの

は時

期尚早と

考え

る。

夜間

・休

日議

会の

開催

によ

り、

より

多く

の町

民が

傍聴

でき

るよ

うに

なり

、議

会の

透明

性確

保や

若い人たちの政治参加あるいは議員のなり手不足解消への期待があると思

いま

すが

、現

実と

して

庁舎

管理

上の

問題

、そ

れに

伴う

費用

の面

、イ

ンタ

ーネ

ット

での

録画

中継

を行っていることなどを考慮すると、今はまだ現状のままでよいと考えま

す。

働き

盛り

の現

役世

代が

本業

と議

員を

両立

しや

すく

する

夜間

・休

日議

会は

、重

要な

問題

提起

であると思いますが、地方議会は「憲法第8章　地方自治」にあるとお

り、

国の

定め

た法

律の

範囲

内で

条例

を作

るだ

けで

あり

ます

ので

、議

員報

酬も

そう

です

が現

時点

で議論するのは時期尚早と考えます。

今後

は世

界の

自治

体と

の比

較の

中で

地方

議会

議員

の無

給の

ボラ

ンタ

リー

活動

も視

野に

入れ

た根

本的な改革が求められると思っています。

開催し

なく

ても

よい

。

夜間

・休

日議

会は

、開

かな

くて

もよ

いと

考え

ます

。1 町

民か

らの

要望

があ

るわ

けで

もな

く、

それ

をあ

えて

行う

のは

、我

々議

員の

自己

満足

だけ

のよ

うに思います。

2 資

料を

見て

も、

愛知

県は

行っ

てい

る自

治体

はゼ

ロで

ある

し、

他県

では

、過

去に

行っ

たが

現在

は行っていない。ということは、あまり効果が認められないためであった

ので

はな

いか

と思

いま

す。

3 議

会の

パフ

ォー

マン

スの

ため

に、

行政

側に

出席

を求

める

こと

は、

経費

もか

かる

し、

効果

の面

でもどうかと考えます。

4 代

案と

して

、議

会で

はな

く、

また

、議

会報

告会

とい

うス

タン

スで

はな

く、

議員

を囲

む会

とし

て、フリートークで、毎月、各行政区で各地の学共を借り、４～５人の議

員が

出席

して

、参

加者

とフ

ェイ

ス・

トゥ

ー・

フェ

イス

で議

論し

た方

が効

果的

では

ない

でし

ょう

か。出席者は、議長、副議長と各地域に近い議員でどうでしょうか。そう

すれ

ば、

議員

の見

える

化に

もな

ると

考え

ます

。

開催す

るな

ら、

何に

焦点

を当てる

かを

考え

る必

要が

ある。

夜間

・休

日議

会を

開催

する

にあ

たり

、何

に焦

点を

当て

るか

を考

える

必要

があ

ると

思い

ます

。第

一に

、住

民が

傍聴

しや

すく

、傍

聴す

るこ

とに

より

議会

に少

しで

も関

心を

持っ

ても

らう

よう

に導く必要があるのではないでしょうか？それに焦点を当てるとするなら

ば、

現在

でも

ほと

んど

傍聴

者の

ない

現実

を考

えま

すと

、果

たし

て、

夜間

・休

日に

、毎

日働

いて

みえる人が、その貴重な時間を割いて議会に足を運ばれるとは到底考えら

れま

せん

。そ

れな

らば

、多

少年

齢的

に偏

りが

あり

まし

ても

、現

在、

少し

でも

議会

に足

を運

んで

いただける可能性のある方々の掘り起こしの工夫をした方が、よい結果が

出る

と思

いま

す。

あま

り勧

めら

れる

方法

では

ない

かも

しれ

ませ

んが

、夜

間・

休日

議会

に必

要と

なる経費の一部でも傍聴者を集めることに使用してはいかがなものでしょ

うか

？簡

単な

こと

を言

えば

、議

会傍

聴カ

ード

など

を試

して

みる

価値

があ

るよ

うな

気が

しま

す。

何しろ、まず斬新なアイデアのもとに人を集めることです。

第二

に、

若い

働き

盛り

の年

齢の

議員

を集

める

ため

に、

活動

しや

すい

夜間

・休

日議

会を

開く

とい

うのであれば、話は根本から違いますし、これには有識者等による多くの

人々

の英

知を

集め

る必

要が

ある

と思

いま

す。

1/3

-13-

【夜間・休日議会に対する各議員の考え】

平成30年2月14日現在

夜間

・休

日議

会考

え方

試行と

して

、一

度実

施の

方向で進

めて

もよ

いと

思う

。

４７

都道

府県

ある

中、

東海

３県

下の

町村

数は

岐阜

県が

２１

、愛

知県

が１

６、

三重

県が

１５

、合

計５２町村がある中、夜間・休日議会を開催したのは、岐阜県の神戸町と

八百

津町

の２

町議

会で

ある

。先

の議

会ア

ンケ

ート

結果

をみ

ても

、関

心が

ない

との

回答

者が

半数

近く

にも

及ん

でい

る。

この

関心のなさを打破する一つの手立てとして、夜間・休日議会の開催は理解す

る。

メリ

ット

・デ

メリ

ット

も多

々あ

るか

と思

うが

、試

行と

して

一度

実施

の方

向で

進め

ても

よい

と思

います。実施するにあたっては、開催日の議会協議内容と関係職員の経費

の算

出な

ど、

細や

かな

調査

、調

整等

が必

要か

と思

う。

現状で

は開

催す

る必

要は

ない。

取り

組む

意味

はあ

ると

思う

が、

1 今

以上

の経

費を

かけ

て議

会を

運営

する

こと

に住

民が

納得

する

のか

疑問

であ

る。

2 初

めの

うち

は傍

聴者

もそ

れな

りに

来て

くれ

るが

、果

たし

て多

くの

人が

貴重

な休

日や

夜間

の時

間を割いてまで議会を傍聴されるのか疑問である。（住民にとって、魅力

のあ

る議

会に

して

いか

ない

と、

現状

では

無理

と思

う。

）3 夜

間・

休日

議会

の開

催は

、単

純に

議会

を傍

聴す

る人

を増

やす

こと

が目

的で

はな

く、

傍聴

した

人の声を議会運営に活かすことが前提であると思う。そうした意味合いで

は、

現在

行っ

てい

る議

会報

告会

や意

見交

換会

を活

性化

させ

るこ

との

方が

、住

民の

意見

が直

に聞

けるのではないか？

以上

のこ

とか

ら、

現状

では

夜間

・休

日議

会は

する

必要

はな

いと

思う

。

現時点

で開

催す

る効

果、

必要性は

ない

。開

催し

ても

、費

用対

効果

を考

える

と、

職員

の手

間が

増え

るだ

けで

効果

はな

いと

思う

。ア

ンケ

ート

結果

には

、そ

のよ

うな

意見

がな

かっ

たこ

とを

考え

ると

、特

に現

時点

では

必要

ない

。

現時点

では

、実

施す

る必

要性を感

じて

いな

い。

1 休

日・

夜間

議会

を実

施す

る前

に、

検討

すべ

きこ

と・

開催

目的

を明

確に

すべ

きで

ある

。議

会傍

聴者

に、

一般

質問

の通

告書

を配

布す

る。

一般

質問

の通告書をホームページにアップする。議会でのすべての委員会を公開す

る。

住民

との

多様

な意

見交

換の

場を

工夫

する

。開

催効

果は

ある

のか

。開

催時

間は

、そ

れぞ

れど

のようにするのか。質疑、一般質問など、何を行うのか。

2 住

民の

声や

他自

治体

の傾

向・

議会

アン

ケー

トの

自由

記述

はな

かっ

た。

議会

報告

会で

は、

夜間

議会

開催

の検

討を

した

らど

うかの意見が１点あった。全国的にも、継続的に実施している議会は少な

い。

現状で

は休

日・

夜間

議会

開催の施

行は

時期

尚早

と考

える。

総務

省の

地方

議会

に関

する

研究

会報

告書

では

、町

村等

の小

規模

団体

にお

いて

は、

行政

が住

民に

身近なものとなっており、地域に密着した政策課題等への対応が多くなる

もの

と考

えら

れる

。議

会運

営に

つい

ては

、議

案の

処理

件数

、年

間会

期日

数、

議会

事務

局職

員数

が少ない状況にある。また、議員定数が少ないこと、兼業議員の割合が高

いな

ど、

一般

的に

議員

の高

い専

門性

は確

保し

にく

い傾

向が

ある

ので

はな

いか

と考

えら

れる

こと

、人口流動性が小さく議員と住民との結びつきは比較的強いこと、無所属

議員

が多

いこ

と、

議員

のな

り手

が少

ない

こと

など

が挙

げら

れる

。他

方、

長等

の執

行部

局は

小規

模組織となるため、広範な行政ニーズにきめ細かく対応できる政策形成能

力を

発揮

する

こと

は困

難な

場合

もあ

ると

考え

られ

ると

指摘

して

いる

。こ

のた

めの

解決

策と

して

勤労者が議員として活動することを容易にするため、休日・夜間等に議会

を開

催す

るな

ども

考え

られ

ると

書か

れて

いる

。人

口減

少と

高齢

化で

議員

のな

り手

不足

解消

のた

め、喬木村は咋年１２月議会から休日議会を開催された。サラリーマンら

平日

の昼

間に

仕事

を持

つ若

い層

が仕

事を

続け

なが

ら、

議員

活動

でき

るよ

うに

する

のが

狙い

とい

う。

本町

議会

は、

今回

のア

ンケ

ート

結果

で、

議員

と住

民と

の結

びつ

きが

比較

的弱

いこ

とが

指摘

され

た。この対応として、これまでの議員間協議でいろいろな意見が出され、

それ

ぞれ

の議

員が

地域

の利

害や

身近

な住

民の

意見

等の

把握

に努

め、

議会

にお

いて

一般

質問

など

を通じ提案し、審議し、集約し、提言に結び付けていくなど議員個人の活

動の

見え

る化

が重

要と

され

た。

過疎

化に

関し

ては

、大

ロ町

総合

計画

でも

示さ

れて

いる

よう

に、

他の過疎化が進む町村と異なり、本町では、ここしばらくは人口の増加が

見込

まれ

、新

しい

住民

の意

見等

の把

握が

必要

と考

えら

れる

。そ

の上

で、

議会

運営

委員

会や

各常

任委員会を中心として住民と連携しつつ町の政策形成に関わっていくこと

が求

めら

れる

。監

視機

能の

ため

専門

性の

確保

につ

いて

は、

議会

全体

の問

題で

あり

、各

議員

が今

後と

も研

修等

の充実により専門性のアップのため注力し、議会力をあげていくことが必要

と考

える

。ま

た、

議員

のな

り手

不足

は本

町に

おい

ても

大き

な課

題で

はあ

るが

、こ

れま

での

議会

選挙は無投票の選拳もなかった。休日・夜間議会開催が、専門性の高い議

員や

なり

手解

消の

ため

即つ

なが

ると

は考

えに

くい

。さ

らに

、咋

年の

議会

運営

委員

会で

も討

議さ

れた

よう

に、

費用

対効

果面

でも

課題

が多

い。

一方

、本

町の

執行

部局

では

、ま

ちづ

くり

基本

条例

に基

づき

、毎

年、

３地

域ご

とに

地域

懇談

会を

開催し、地域の課題を拾い上げ、町の課題とされている。また、地域自治

組織

も、

テー

マご

とに

分科

会を

設け

、地

域住

民の

意見

を組

み入

れ、

課題

解消

対応

を行

って

いる

。こ

うし

た状

況を

考え

ると

、ま

ずは

議会

報告

会の

更な

る充

実や

各常

任委

員会

で分

野ご

とに

住民

意見をくみ上げ、議員間討議を通じ政策提言を行うなど議会力のアップが必

要で

あり

、ま

ずは

、住

民が

参加

した

くな

る議

会づ

くり

が先

決と

考え

る。

新しい

取組

みと

して

、ま

ずは休日

議会

を実

施し

たい

。

議会

活性

化の

資料

を頂

いて

、全

国的

にみ

ても

夜間

議会

、休

日議

会を

実施

して

いる

とこ

ろは

非常

に少ないことが分かった。しかし、ゼロではない。前向きに考えれば、県

内で

最初

に取

り組

んだ

議会

、大

口町

議会

の今

後の

活動

を考

えた

場合

、町

民の

皆さ

んに

対す

る前

向きな姿勢を一つの形として、一度、新しい取組みとして形で表してもよ

いと

思う

。夜

間議

会よ

り、

まず

休日

議会

を実

施し

たい

。先

の議

会報

告会

でも

、土

日開

催で

多く

の人々に参加していただいた。これが議会であれば、現実の傍聴者より

もっ

と多

くの

傍聴

者に

参加

して

いた

だけ

ると

思う

。関

心の

ない

町民

に少

しで

も議

会の

方を

見て

いただけるために何ができるのか。考えたら、今までとは変わった議会に

して

いく

べき

では

ない

のか

。現

在、

県内

では

１６

町村

どこ

も休

日議

会を

して

いな

い。

だか

ら、

やらないより、やる方向は考えられないか。

2/3

-14-

【夜間・休日議会に対する各議員の考え】

平成30年2月14日現在

夜間

・休

日議

会考

え方

現時点

では

、休

日・

夜間

議会の開

催は

必要

ない

。

アン

ケー

トに

よれ

ば、

議場

での

傍聴

参加

５．

４％

、イ

ンタ

ーネ

ット

での

視聴

１．

８％

、ま

た、

定例会の開催を知らない７２．３％と、議会に対する関心が伺えない。

議会

開催

日の

情報

源と

もい

うべ

き議

会だ

より

を見

たこ

とが

ない

９．

２％

、読

まな

い１

６．

６％

、また、ホームページを知らないが４１．７％と、議会傍聴に参加意欲が

認め

られ

ない

。他

の自

治体

議会

にお

いて

も、

一度

はや

って

みた

もの

の継

続さ

れて

いな

いと

思わ

れる

。費

用対

効果

を考

えた

時、

現状

以上

の効

果が

期待

でき

ると

は思

われ

ない

。

休日・

夜間

議会

が、

有効

な手段と

は思

わな

い。

この

件に

つい

ては

、一

時、

多く

の議

会で

も議

会改

革と

して

議論

され

てき

まし

たが

、実

際に

実行

された例はほとんどなく、とても有効な手段とは思いません。

町長

始め

職員

への

負担

、費

用対

効果

、議

会日

程の

調整

など

を考

慮し

ても

、と

ても

難し

いと

思い

ます。むしろ、議会に関心を持ってもらえるような方法を考えるべきだと

思い

ます

が、

なか

なか

これ

が難

しい

問題

です

。議

会だ

より

や広

報無

線の

利用

だけ

では

限界

があ

り、

目先

の仕

組み

や手

法を

変え

るの

では

なく

、結局は議員個々が、議員・議会活動に努力することが一番重要だと思いま

す。

効果が

はっ

きり

して

いな

いのが現

状だ

が、

やっ

てみ

てもいい

ので

はな

いか

。

人口

減少

や少

子高

齢化

によ

る議

員の

なり

手不

足に

対す

る方

策と

して

、休

日・

夜間

議会

の開

催を

施行した自治体もありますが、まだ数少ないし、その効果もまだはっきり

して

いな

いの

が現

状か

と思

いま

す。

しか

るに

、わ

が大

口町

では

、費

用対

効果

とか

議会

への

関心

を高

める

意味

から

して

も如

何に

すべ

きか、正直よく分かりません。

しか

し、

その

思い

や考

え方

も多

様化

して

いる

昨今

、正

解の

見つ

けに

くい

世の

中だ

から

まず

はや

ってみる、間違ったらやり直せばいいという思いもあります。失敗を恐れ

て過

度に

慎重

にな

りす

ぎる

のも

如何

なも

のか

と思

いま

すし

、愚

直に

挑む

こと

が、

意外

と新

たな

議会への関心高揚の突破口になるかもしれないという気もします。

9人

現時

点で

開催

する

必要

性な

し5人

開催

する

方向

性あ

り1人

答申

には

調査

研究

が必

要

3/3

-15-