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Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケー ション エージェント バージョン 19.1 インストール ガイド 302-005-561 REV 01 July 2019

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Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェントバージョン 19.1

インストール ガイド302-005-561

REV 01

July 2019

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Copyright © 2014-2019 Dell Inc. or its subsidiaries. All rights reserved. (不許複製・禁無断転載)

掲載される情報は、発信現在で正確な情報であり、予告なく変更される場合があります。

本文書に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。本文書に記載される情報に関する、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示的保証はいたしません。この資料に記載される、いかなる Dell ソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェアライセンスが必要です。

Dell Technologies、Dell、EMC、Dell EMC、並びにこれらに関連する商標及び Dell または EMC が提供する製品及びサービスにかかる商標は Dell。その他の商標は、各社の商標又は登録商標です。Published in the USA.

EMC ジャパン株式会社〒 151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1新宿マインズタワーwww.DellEMC.com/ja-jp/index.htm

2 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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はじめに 7

製品の概要 11Microsoft application agent の概要.................................................................... 12Application Direct の概要................................................................................... 12Storage Direct の概要........................................................................................ 13

Microsoft Application Agentのインストール 15システム要件....................................................................................................... 16前提条件............................................................................................................16

SQL Server に関する前提条件................................................................16Exchange Server に関する動作条件....................................................... 17

Microsoft application agent のインストール...........................................................18インストール ウィザードを使用したMicrosoft application agent のインストール...18コマンド プロンプトを使用したMicrosoft application agent のインストール(サイレント インストール)................................................................................20

インストール後に実行する重要なステップ................................................................. 22CLR アセンブリの導入..............................................................................22(オプション)ユーザー データベースにおける T-SQL ストアド プロシージャの作成/登録......................................................................................................... 24

Microsoft application agent インストール オプションの変更..................................... 24Microsoft application agent インストールの変更...................................... 25PowerProtect統合の無効化.................................................................25

Microsoft Application Agentのアップグレード 27アップグレード ウィザードを使用したMicrosoft application agent のアップグレード........28コマンド ライン インターフェイスを使用したMicrosoft application agent のアップグレード(サイレント アップグレード)................................................................................... 28既存バックアップの PowerProtect管理におけるバックアップ検出ツールの使用............. 29

Microsoft Application Agentのアンインストール 31セットアップ ファイルを使用したMicrosoft アプリケーション エージェントのアンインストール....32Windows のアンインストール プログラムを使用したMicrosoft application agent のアンインストール............................................................................................................32コマンド プロンプトを使用したMicrosoft application agent のアンインストール(サイレントアンインストール)................................................................................................ 33

第 1章

第 2章

第 3章

第 4章

目次

Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 3

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目次

4 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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改訂履歴............................................................................................................................. 7表記規則............................................................................................................................. 8サイレント インストール コマンドの必要な変数........................................................................... 20サイレント インストール コマンドのオプションの変数...................................................................... 21ddbmaSQLCLRDeployApp.exe を実行するサポート対象コマンド オプション...............................23

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Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 5

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はじめに

製品ラインを改善するための努力の一環として、ソフトウェアおよびハードウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。そのため、本書で説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアのすべてのバージョンでサポートされているわけではない機能もあります。製品のリリース ノートには、製品の機能に関する最新情報が掲載されています。製品が正常に機能しない、またはこのマニュアルの説明どおりに動作しない場合には、テクニカル サポート プロフェッショナルにお問い合わせください。

注: このマニュアルには、発行時点で正確だった情報が記載されています。サポート用Web サイト(https://www.dell.com/support)にアクセスして、このマニュアルの最新バージョンを使用していることを確認してください。

目的このドキュメントでは、PowerProtect Microsoft application agent をインストールおよびアップグレードする方法を説明します。

対象読者このドキュメントは、Microsoft application agent をインストールおよびアップグレードするユーザーを対象にしています。

改訂履歴次の表に、このドキュメントの改訂履歴を示します。

表 1 改訂履歴

リビジョン 日付 説明

01 2019年 7月 25日 Microsoft application agent 19.1 のこのドキュメントのイニシャル リリース

関連ドキュメント次に示す資料に補足情報が記載されています。l 「PowerProtect Microsoft Application Agent Exchange Server User Guide」l 「PowerProtect Microsoft Application Agent SQL Server User Guide」l 「PowerProtect Microsoft Application Agent Release Notes」l 「PowerProtect ItemPoint for Microsoft SQL Server User Guide」l 「PowerProtect ItemPoint for Microsoft Exchange Server User Guide」l 「PowerProtect Database Application Agent Installation and Administration Guide」l 「PowerProtect Database Application Agent Release Notes」l https://elabnavigator.emc.com/eln/modernHomeDataProtection の eLab Navigator の

「DDBEA」セクションl Data Domain Operating System のドキュメントl 「PowerProtect Storage Direct Primary and Protection Storage Configuration Guide」l 「PowerProtect Storage Direct Solutions Guide」

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l RecoverPoint のドキュメントl XtremIO のドキュメントl VMAX のドキュメント

このドキュメントで使用される特記事項の表記規則特別な注意を要する事項には次の表記法を使用します。

通知 事業損失またはデータ消失を招く可能性のある状況を示します。

注: トピックに不可欠の情報ではなく、付随する情報を示します。

表記規則本書では次の表記規則を使用します。

表 2 表記規則

[太字] ボタン名、フィールド名、タブ名、メニュー パス名など(ユーザーが選択またはクリックする)インターフェイス要素を示します。ダイアログ ボックス、ページ、ペイン、タイトル付きの画面領域、表ラベル、ウィンドウの名前にも使用します。

斜体 本文内で参照される出版物の完全なタイトルを示します。Monospace 以下の場合に使用:

l システム コードl エラー メッセージやスクリプトなどのシステム出力l パス名、ファイル名、ファイル名拡張子、プロンプト、構文l コマンドおよびオプション

モノスペース斜体 変数に使用します。

モノスペース太字 ユーザーによる入力値を示します。

[ ] 角括弧は、オプション値を示します。

| 垂直線は、他の選択を示します。垂直線は他の選択があることを示します。

{ } 中括弧内は、ユーザーが指定する必要のある内容を示します(例:x、y、z)。

... 省略記号は、例の中で省略した必須ではない情報を示します。

以下の関連資料を使用して、この製品に関する詳細な情報を入手したり、サポートを受けたり、フィードバックを送信したりすることができます。

製品ドキュメントの入手先l https://www.dell.com/support

l https://community.emc.com

サポートの取得方法サポート用Web サイト(https://www.dell.com/support)を利用すると、製品ライセンス、ドキュメント、アドバイザリ、ダウンロード、ハウツーおよびトラブルシューティングの情報にアクセスできます。サポートに問い合わせる前に、この情報に基づいて、製品に関する問題を解決できる場合があります。製品専用ページにアクセスするには、以下の手順を実行します。

1. https://www.dell.com/support に進みます。2. 検索ボックスに、製品名を入力して、表示される一覧から製品を選択します。

はじめに

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ナレッジベースナレッジベースには適用可能なソリューションが含まれており、ソリューション番号(たとえば、KB000xxxxxx)またはキーワードで検索することができます。ナレッジベースを検索するには、以下の手順を実行します。

1. https://www.dell.com/support に進みます。2.[Support]タブで、[Knowledge Base]をクリックします。3. 検索ボックスにソリューション番号またはキーワードを入力します。(オプション)検索ボックスに製品名を入力し、表示されたリストから製品を選択して、検索を特定の製品に限定することができます。

ライブ チャット

サポート エージェントとの対話型ライブ チャットに参加するには、次の手順を実行します。1. https://www.dell.com/support に進みます。2.[Support]タブで、[Contact Support]をクリックします。3.[Contact Information]ページで、関連するサポートをクリックし、続行します。

サービス リクエスト

ライセンス部門からの詳細なヘルプが必要な場合は、サービス リクエストを送信します。サービス リクエストを送信するには、次の手順を実行します。

1. https://www.dell.com/support に進みます。2.[Support]タブで、[Service Requests]をクリックします。注: サービス リクエストを作成するには、有効なサポート契約が結ばれている必要があります。アカウントや有効なサポート契約の入手方法の詳細については、担当営業にお問い合わせください。サービス リクエストの詳細を取得するには、Service Request Number フィールドにサービス リクエスト番号を入力し、右矢印をクリックします。

オープンしたサービス リクエストを確認するには、次の手順を実行します。1. https://www.dell.com/support に進みます。2.[Support]タブで、[Service Requests]をクリックします。3.[Service Requests]ページの[Manage Your Service Requests]で[View All Dell Service

Requests]をクリックします。

オンライン コミュニティ

ピアの連絡先、対話、製品サポートおよびソリューションのコンテンツについては、コミュニティ ネットワーク(https://community.emc.com)にアクセスしてください。対話形式により、お客様、パートナー、認定専門資格保持者とオンラインで対話します。

フィードバックを提供する方法マニュアルの正確性、構成、全体的な品質向上のため、お客様からのフィードバックをお待ちしております。フィードバックは、こちらのアドレス宛にお寄せください。[email protected]

はじめに

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はじめに

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第 1章

製品の概要

この章は、次のセクションで構成されています。

l Microsoft application agent の概要.........................................................................................12l Application Direct の概要........................................................................................................12l Storage Direct の概要.............................................................................................................13

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Microsoft application agentの概要Microsoft application agentはエンタープライズ アプリケーション データ保護フレームワークを活用して、アプリケーション中心のデータ保護を提供します。Microsoft application agentは、データベースおよびアプリケーション管理者が、アプリケーションのネイティブ ツールを使用することによって、効率的にアプリケーションのバックアップとリストアを行えるようにします。Microsoft application agentバックアップはアプリケーション コンシステントです。Microsoft application agentは、バックアップを完全にリストアできます。

Application Directの概要Application Directは、次のテクノロジーと統合できます。l Data Domain Boost

l Data Domain の専用バックアップ アプライアンスMicrosoft application agent for Application Directは、次の機能を提供します。l Data Domain システムへの Application Directバックアップのサポート。l Data Domain への Ethernet(IP)または FC(ファイバ チャネル)のネットワーク接続を通じた、SQL Server

の Application Directバックアップおよびリストアをサポートする。バックアップおよびリストアは SQL VDI(仮想デバイス インターフェイス)を使用する。

l ブロック ベースのバックアップ テクノロジーを使用した、IP または FC を介した Data Domain への ExchangeServer の Application Directバックアップおよびリストアをサポートする。

l WAN接続を介した、Data Domain 6.0以降のオペレーティング システムによる Application Direct接続のインフライト暗号化をサポートする。この機能を使用するために、中または高のいずれかの強度の TLS暗号化を使用して Data Domain システムを構成できる。構成は、Microsoft アプリケーション エージェントに対して透過的である。詳細については、最新の「Data Domain Boost管理ガイド」を参照。

l Application Directバックアップおよびリストアについて、IPv6(インターネット プロトコル バージョン 6)をサポート。

l Data Domain IPv4、IPv6、IPv4 および IPv6混在のネットワーク、つまりデュアル NIC環境のマルチホーム環境をサポートする。

l SQL Server AlwaysOn可用性グループ環境を保護する、統合 Application Directバックアップをサポートする。この環境は、SQL Server で設定された AlwaysOn可用性グループのバックアップの選択を優先する。バックアップの選択を設定して、特定のセカンダリ ノードへのバックアップのオフロードなどのタスクを実行できる。

l Exchange Server DAG(データベース可用性グループ)の統合 Application Directバックアップをサポートする。

l 以下のクラウド環境で、SQL Server および Exchange Server用の DDVE(Data Domain VirtualEdition)のバックアップ/リカバリ操作をサポート。n AWS(Amazon Web Services)クラウドn Azure クラウド

注: クラスタ構成およびクラウド階層は、AWSや Azure のクラウド環境ではサポートされません。

製品の概要

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Storage Directの概要Storage Directは、プライマリ ストレージと、Data Domain システム上のバックアップ向け保護ストレージを統合するソリューションです。Storage Directは、専用ストレージ ネットワークを通じてアプリケーション ソース LUN のデータを Data DomainLUN へブロック転送します。アプリケーション ホストは、データの読み取りと移動のどちらもできます。変更されたブロックのみが、専用ネットワークを通じてプライマリ ストレージから保護ストレージに移動されます。バックアップ ウィンドウが小さいかほとんどない、RTO(目標復旧時間)や RPO(目標復旧時点)要件が厳しい、これら状況の組み合わせなど、従来のやり方ではビジネス要件を十分満たすことができなかったような状況でも、Storage Direct のワークフローを利用すればデータ保護を実現することができます。Microsoft application agent for Storage Directは、次の機能を提供します。l 次のタイプのバックアップを実行できる。

n XtremIO プライマリ ストレージから Data Domain システムへの RecoverPoint対応 Storage Directバックアップ。

n Symmetrix VMAX プライマリ ストレージから Data Domain システムへの Storage Directバックアップl 次のストレージ アレイ上の SQL Server および Exchange Server のバックアップ/リストア処理をサポートし

ます。n XtremIO with RecoverPoint

n VMAX

l Storage Directバックアップおよびリストアについて、IPv6(インターネット プロトコル バージョン 6)をサポート。

l 統合 Storage Directバックアップの場合、Microsoft application agentは、AlwaysOn可用性グループデータベースをスタンドアロン データベースとしてバックアップする。Storage Direct保護のための別ノードへのバックアップのオフロードは、データがプライマリ ストレージから Data Domain システムへ直接移動するため、考慮されない。

製品の概要

Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 13

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製品の概要

14 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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第 2章

Microsoft Application Agent のインストール

この章は、次のセクションで構成されています。

l システム要件............................................................................................................................ 16l 前提条件................................................................................................................................ 16l Microsoft application agent のインストール............................................................................... 18l インストール後に実行する重要なステップ......................................................................................22l Microsoft application agent インストール オプションの変更..........................................................24

Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 15

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システム要件https://elabnavigator.emc.com/eln/modernHomeDataProtection にある eLab Navigator の「DDBEA」セクションは、Application Direct および Storage Direct のMicrosoft アプリケーション エージェントについて、サポートされているオペレーティング システムとアプリケーションに関する情報を提供します。

前提条件Microsoft application agent をインストールする前に、次の前提条件を満たしていることを確認します。

SQL Server に関する前提条件Microsoft application agent のインストール前に、SQL Server環境が次の前提条件を満たしていることを確認してください。l Microsoft application agent をインストールするボリュームが、バックアップに含まれないこと。l ホストへの次のアプリケーションのインストールを管理者として実行すること。

n Microsoft SQL Server。n SQL Server インストールに付随する SQL Server Management Studio(SSMS)またはMicrosoft

Visual Studio 2010 Shell(Isolated)Redistributable Package管理ツールの両方。n .NET Framework 4.0.

Storage Directバックアップ用として ItemPoint for SQL をインストールおよび使用するには、.NetFramework 4.5 をインストールします。サポートされているソフトウェアおよびオペレーティング システムのバージョンの詳細については、https://elabnavigator.emc.com/eln/modernHomeDataProtection の eLab Navigator の「DDBEA」セクションを参照してください。

n Microsoft application agent とともに Storage Direct for VMAX をインストールする場合は、Microsoft application agent をインストールする前にまず VMAX Solutions Enabler をインストールします。それ以外の場合は、Microsoft application agent がインストールされるとレジストリ キーが上書きされます。VMAX Solutions Enabler の一般的なインストールを実行していることを確認します。インストール手順の詳細については、「『Solutions Enabler Installation and Configuration Guide』」を参照してください。

l 必要なソフトウェア ライセンスを取得します。環境に必要なライセンスの詳細については、担当営業にお問い合わせください。

l オンライン サポート(https://support.emc.com)からMicrosoft application agent ソフトウェア パッケージを SQL Server ホスト用WindowsMicrosoft application agent にダウンロードします。

l SQL環境で、CLR(共通言語ランタイム)アセンブリを導入し、CLR統合された T-SQL機能を実行するには、次のシステムで管理者である必要があります。n SQL ホストがドメインの一部で SQL Server がドメイン管理者のコンテキストで実行されている場合、

SQL ホストのドメイン管理者。n SQL Server およびマスター データベース。

l T-SQL統合に必要な CLR アセンブリを登録するには、MSSQL環境で.NET Framework 4.0 を使用可能にする。

Microsoft Application Agent のインストール

16 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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l SQL Server への接続にMicrosoft application agentバックアップおよびリストア プロセスが使用する、Windows ログイン アカウントについては、次の役割を付与していること。n T-SQLバックアップ クエリーを提供する SQL Server システム管理者(sysadmin)の役割。n VDI起動時に共有メモリ ハンドルを開く SQL Server sysadmin の役割。

l Microsoft application agent ユーザーとして、次のグループのメンバーであること。n ローカル バックアップ オペレーター グループn ローカル管理者グループSQL ServerApplication Direct の操作の場合、「PowerProtect Microsoft Application Agent SQLServer User Guide」は SQL Server とWindows アカウントに必要な最低限のユーザー権限を提供します。

l 管理者でログインして、Microsoft application agent をインストールおよび開始します。ドメイン管理者ユーザーでない場合は、ローカル管理者として実行します。

l FC経由の Data Domain サーバへの SQL ServerバックアップのためにMicrosoft application agent を実行するには、SQL Server ユーザー(SERVICE)に管理者権限を付与します。

l バックアップを正常に作成しログをリストアするには、SQL Server ユーザー(SERVICE)に、Microsoftapplication agent のインストール フォルダーおよびログのサブフォルダーへの書き込み権限を付与します。

l ItemPoint を実行する管理ユーザーでログインします。管理者モードで ItemPoint を実行する必要があります。

Exchange Server に関する動作条件Microsoft application agent のインストール前に、Exchange Server環境が次の前提条件を満たしていることを確認してください。l Microsoft application agent をインストールするボリュームが、バックアップに含まれないこと。l ホストへの次のアプリケーションのインストールを管理者として実行すること。

n Microsoft Exchange Server.

n .NET Framework 4.0.

Storage Directバックアップ用として ItemPoint for Exchange をインストールおよび使用するには、.Net 4.0 SP1 フレームワークをインストールします。Microsoft Office Outlook 2010以降(32 ビット バージョンのみ)の使用を確認します。サポートされているソフトウェアおよびオペレーティング システムのバージョンの詳細については、https://elabnavigator.emc.com/eln/modernHomeDataProtection の eLab Navigator の「DDBEA」セクションを参照してください。

n Microsoft application agent とともに Storage Direct for VMAX をインストールする場合は、Microsoft application agent をインストールする前にまず VMAX Solutions Enabler をインストールします。それ以外の場合は、Microsoft application agent がインストールされるとレジストリ キーが上書きされます。ローカル モードで VMAX Solutions Enabler の一般的なインストールを実行していることを確認します。インストール手順の詳細については、「『Solutions Enabler Installation and ConfigurationGuide』」を参照してください。

l 次のソフトウェア ライセンスのいずれかを入手していること。n Data Protection Suite for Enterprise Applications の容量ライセンスn Data Protection Suite の容量ライセンス

Microsoft Application Agent のインストール

Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 17

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XtremIO システムによる RecoverPoint を使用した Storage Direct操作を有効にするには、適切なXtremIO および RecoverPoint ソース容量ライセンスを取得します。環境に応じたライセンスの詳細については、担当営業にお問い合わせください。

l オンライン サポート(https://support.emc.com)からMicrosoft application agent ソフトウェア パッケージを Exchange Server ホスト用WindowsMicrosoft application agent にダウンロードします。

l Microsoft application agent ユーザーがローカル管理者グループのメンバーであることを確認します。l 管理者でログインして、Microsoft application agent をインストールおよび開始します。ドメイン管理者ユー

ザーでない場合は、ローカル管理者として実行します。l ItemPoint を実行する管理ユーザーでログインします。管理者モードで ItemPoint を実行する必要がありま

す。

Microsoft application agentのインストールMicrosoft application agent をインストールする前に、ご使用のシステムで特定の要件および前提条件を満たす必要があります。

通知 Microsoft application agentは、データを保護するために使用する他のバックアップ製品と共存できます。ただし、Microsoft application agentは database application agent と共存できません。

インストール ウィザードを使用したMicrosoft application agent のインストールインストール ウィザードを使用してMicrosoft application agent をインストールするには、次のステップを実行します。このタスクについて

手順1. Microsoft アプリケーション エージェントをインストールするホストに msappagent191_win_x64.zipファイルをダウンロードします。

2. WinZip で msappagent191_win_x64.zip を開きます。パスワードの入力を求められたら、ソフトウェア ライセンスに付属のパスワードを入力します。

3. WinZip を使用して msappagent191_win_x64.zip ファイルを解凍します。4. 解凍されたフォルダで、emcmsappagent-19.1.0.0.exe を起動します。

インストール ウィザードが表示されます。5. [Welcome Wizard]ページで、[I agree to the license term and agreements]を選択してから[Next]をクリックします。

6. [Change Install Location]ページで、次のタスクのいずれかを実行します。l Microsoft アプリケーション エージェントをデフォルトのフォルダーにインストールするには、インストール場所をそのままにします。デフォルトのインストール フォルダは C:\Program Files\DPSAPPS\MSAPPAGENT です。

l 別のインストールの場所を指定するには、以下のステップを実行します。a.[変更]をクリックします。b. 表示されるダイアログ ボックスで、インストール場所を指定します。c.[OK]をクリックします。

Microsoft Application Agent のインストール

18 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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7. [Next]をクリックします。8. [Configure Installation Options]ページで、次の手順を実行します。

a. 必要に応じて、以下のインストール オプションのいずれかを選択します。l Data Domain Boost テクノロジーを使用してデータを保護するために、[Application Direct]を選択して DDBEA(Data Domain Boost for Enterprise Applications)ソリューションをインストールします。

l [Storage Direct]を選択して、VMAX または RecoverPoint を使用してデータを保護するStorage Direct ハードウェア プロバイダーをインストールします。

l [vProxy Engine]を選択して、PowerProtect保護ポリシーで保護されていない SQL Serve仮想マシンにバックアップをリストアします。

注: デフォルトでは、PowerProtect で保護ポリシーに SQL Server仮想マシンが追加されると、Microsoft アプリケーション エージェントと ItemPoint が、保護された仮想マシンにサイレント インストールされます。保護ポリシーの一部ではない仮想マシン上の代替インスタンスにvProxy エンジンのバックアップをリストアする場合は、ターゲットの仮想マシンにMicrosoft アプリケーション エージェントをインストールする必要があります。

l [SSMS Plug-in]を選択して、SQL Server Management Studio プラグ イン ユーザー インターフェイスをインストールします。このプラグ イン ユーザー インターフェイスは、SQL Server のバックアップ/リストア処理の実行に使用できます。

l [ItemPoint]を選択して、ItemPoint ソフトウェアをインストールします。ItemPoint を使用して、テーブル レベルおよび細分性の高いリストア処理を実行できます。

l Microsoft application agent を PowerProtect アプライアンスに接続するには、次のステップを実行します。a.[PowerProtect Data Manager]チェックボックスをオンにします。b.[Appliance Hostname or IP address]フィールドに、PowerProtect サーバのホスト名または IP アドレスを入力します。

インストール ウィザードを再実行すれば、いつでも PowerProtect サーバとの統合を有効にできます。注: PowerProtect エージェントをインストールする場合、双方向に開いているポート 7000 が必要です。このポートは、Microsoft application agent と PowerProtect アプライアンス間の通信を有効化するために必要です。

b.[Install >]をクリックします。

注: [Storage Direct]を選択し、ホストで Solutions Enabler が検出されない場合は、警告メッセージが表示されます。Solutions Enabler をインストールしていることを確認してから、Microsoftapplication agent をインストールしてください。

9. SQL Server の場合のみ、CLR アセンブリの導入(22 ページ)と(オプション)ユーザー データベースにおける T-SQL ストアド プロシージャの作成/登録(24 ページ)に記載されている情報を確認してください。

10. SQL Server の場合のみ、[CLR assembly deployment wizard]ページで、次のステップを実行します。

注: このステップは、Exchange Server のインストールには適用されません。ソフトウェアを ExchangeServer にインストールする場合は、[Close]をクリックします。

a. CLR Assembly を導入する SQL Server インスタンスを選択または選択解除します。デフォルトでは、すべての SQL Server インスタンスが選択されています。

Microsoft Application Agent のインストール

Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 19

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b. CLR Assembly を導入するには、次の認証オプションから 1 つを選択します。l [[Current Windows User]]l [[Use Windows Authentication]]l [[Use Database Authentication]]

c. Storage Direct のストアド プロシージャを使用するには、[Enable ProtectPoint StoredProcedures]を選択します。

d.[User name]および[Password]フィールドにはそれぞれ、CLR Assembly を導入する権限を持つユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。

e.[[導入]]をクリックします。ItemPoint を SQL Server ホストにインストールすることを選択した場合は、EldoS ドライバのインストールを確認するために[Windows Security]ダイアログ ボックスが表示されます。

f.[インストール]をクリックします。g. 導入が完了したら[[Next]]をクリックします。

11. [Complete the Setup]ページで、[Finish]をクリックします。

Exchange Server ホストにMicrosoft application agent をインストールする場合、App AgentExchange Admin Configuration ツールが起動します。「PowerProtect Microsoft Application AgentExchange Server User Guide」で、このツールについて説明されています。

コマンド プロンプトを使用したMicrosoft application agent のインストール(サイレント インストール)

Microsoft application agent をサイレント インストールするには、次のコマンドを実行します。

emcmsappagent-19.1.0.0.exe -silent -log "<log_file_path>" [ProductInstallPath="<installation_path>"] [EnableSSMS={0|1}] [EnableVMDirect={0|1}][EnableProtectPoint={0|1}] [EnableSSMSProtectPoint={0|1}] [InstallPPDMAgentCheckBox={0|1}] [PPDMHostname="<hostname/IP>"] [EnableCLR={0|1}]

注: ItemPoint ソフトウェアはサイレント インストールできません。細分性の高いリカバリのために ItemPointをインストールするには、Microsoft application agent インストール ウィザードを使用します。

次の表では、サイレント インストール コマンドの必要な変数について説明します。

表 3 サイレント インストール コマンドの必要な変数

項目 説明

-silent サイレント インストールを指定します。

-log "<log_file_path>" ログ ファイルが作成または保存されるパスを指定する。

ログ ファイルにはインストールのステータスが表示されます。サイレント インストールでは、-log

Microsoft Application Agent のインストール

20 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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表 3 サイレント インストール コマンドの必要な変数 (続き)

項目 説明

<log_file_path>オプションを使用する必要があります。

次の表では、サイレント インストール コマンドのオプションの変数について説明します。

表 4 サイレント インストール コマンドのオプションの変数

項目 説明

ProductInstallPath="<installation_path>"

製品をインストールする必要がある変更されたパスを指定する。このオプションを指定しなかった場合、製品はデフォルトの場所にインストールされる。

EnableSSMS={0|1} SSMS プラグ インをインストールするかどうかを指定する。デフォルト値は 1 で、SSMS プラグ インをインストールする。

EnableVMDirect={0|1} 1 を指定すると、vProxy エンジンがインストールされる。デフォルト値は 0 で、vProxy エンジンはインストールされない。

EnableProtectPoint={0|1} 1 を指定した場合、Storage Direct ハードウェア プロバイダーをインストールする。デフォルト値は 0 で、Storage Directはインストールされない。

EnableSSMSProtectPoint={0|1} 1 を指定した場合、Storage Direct ハードウェア プロバイダーと Storage Direct用 SSMS プラグインをインストールする。デフォルト値は 0 で、これらのオプションをインストールしない。

InstallPPDMAgentCheckBox={0|1} 1 を指定した場合、インストール中はMicrosoft

application agent を PowerProtect サーバと統合する。デフォルト値は 0 です。

注: PowerProtect エージェントをインストールする場合、双方向に開いているポート 7000 が必要です。このポートは、Microsoft

application agent と PowerProtect アプライアンス間の通信を有効化するために必要です。

PPDMHostname="<hostname/IP>" バックアップ情報が報告される PowerProtect サーバのホスト名または IP アドレスを指定する。

EnableCLR={0|1} CLR を導入するかどうかを指定する。デフォルトでは、このオプションは有効であり、値は 1 で CLR が導入される。

をサイレント インストールするコマンドの例 Microsoft application agent

Microsoft application agent をサイレント インストールするコマンドの次の例を参照してください。

Microsoft Application Agent のインストール

Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 21

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l 次のコマンドでは、vProxy エンジンを使用してMicrosoft application agent をインストールします。

emcmsappagent-19.1.0.0.exe -silent EnableVMDirect=1

l 次のコマンドでは、Application DirectSSMS プラグインを使用してMicrosoft application agent をインストールします。

emcmsappagent-19.1.0.0.exe -silent -log "C:\Users\Administrator\Desktop\installLog.txt" ProductInstallPath="C:\Users\Administrator\Desktop\EMC msappagent—sappagent40"

l 次のコマンドでは、CLR を導入せずに、Microsoft application agent をインストールします。

emcmsappagent-19.1.0.0.exe -silent -log "C:\Users\Administrator\Desktop\installLog.txt" ProductInstallPath="C:\Users\Administrator\Desktop\EMC msappagent—sappagent40" EnableCLR=0

l 次のコマンドでは、Storage Direct のみを使用してMicrosoft application agent をインストールします。

emcmsappagent-19.1.0.0.exe -silent -log "C:\Users\Administrator\Desktop\installLog.txt" ProductInstallPath="C:\Users\Administrator\Desktop\EMC msappagent—sappagent40" EnableProtectPoint=1 EnableSSMS=0

l 次のコマンドでは、Storage Direct と SSMS プラグインを使用してMicrosoft application agent をインストールします。

emcmsappagent-19.1.0.0.exe -silent -log "C:\Users\Administrator\Desktop\installLog.txt" ProductInstallPath="C:\Users\Administrator\Desktop\EMC msappagent—sappagent40" EnableSSMSProtectPoint=1

l 次のコマンドでは、PowerProtect統合を使用してMicrosoft application agent をインストールします。

emcmsappagent-19.1.0.0.exe -silent InstallPPDMAgentCheckBox=1 PPDMHostname="<PowerProtect_Data_Manager_hostname_or_IP>"

インストール後に実行する重要なステップl Microsoft application agent を SQL Server クラスタのすべてのノードにインストールします。それによって

CLR アセンブリがすべての SQL Server インスタンスに導入されます。l CLR アセンブリを新しいインスタンス上に導入する場合、またはインスタンス上の CLR アセンブリを変更する場

合は、ddbmaSQLCLRDeployApp.exe を使用して CLR アセンブリ導入ウィザードを実行します。このウィザードは通常、<Product_Installation_Folder>\DPSAPPS\MSAPPAGENT\bin フォルダーにあります。

l このインストーラーによって、Application Direct と Storage Direct をサポートする単一のエージェントとしてすべてのバイナリがインストールされます。ただし、このインストーラーでは、Storage Direct ハードウェア プロバイダーを非アクティブの COM サービス(自動)として登録します。

CLR アセンブリの導入SQL Server環境で次のタスクのいずれかを実行するには、CLR アセンブリを導入する必要があります。l T-SQLバックアップの作成および使用

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22 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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l 使用期限が終了したバックアップの削除l T-SQLバックアップのリストアSQL Server インスタンスで CLR アセンブリを導入するには、SQL Server で CLR アセンブリを有効化または登録する必要があります。Microsoft application agent for SQL Server のインストール処理では、CLR に統合された T-SQL機能を導入するために登録済みの CLR アセンブリを使用します。SQL Server CLR の詳細については、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms254498(v=vs.110).aspx を参照してください。導入では、Microsoft application agent for SQL Server の CLI コマンドを実行する、次のストアド プロシージャを含む CLR アセンブリ(DLL(Dynamic Link Library))が作成されます。l emc_run_backupl emc_run_restorel emc_run_deletel protectpoint_run_backupl protectpoint_run_restorel protectpoint_run_delete「SQL Server対応Microsoft application agent for Application Direct」の章では、Microsoftapplication agent for SQL Server のコマンド プロンプトと GUI の使用に関する情報を説明しています。CLR アセンブリは、Microsoft application agent for SQL Server の T-SQL スクリプトを実行するすべてのSQL Server インスタンスに導入する必要があります。CLR アセンブリを新しいインスタンス上に導入する場合、またはインスタンス上の CLR アセンブリを変更する場合は、ddbmaSQLCLRDeployApp.exe を使用して CLR アセンブリ導入ウィザードを実行します。このウィザードは通常、<Product_Installation_Folder>\DPSAPPS\MSAPPAGENT\bin フォルダーにあります。対話形式のWindows モードか、またはコマンド プロンプトで-q オプションを指定するかのいずれかでバイナリを実行できます。以下の表に、サポートされるコマンド ライン オプションとその説明を示します。

表 5 ddbmaSQLCLRDeployApp.exe を実行するサポート対象コマンド オプション

オプション 説明

-h | -help コマンド ラインの使用方法と動作の説明が表示される。

-m: [install | uninstall] アプリケーションをインストールまたはアンインストールモードで実行する。デフォルト値は install。

-i <instance_name>: 登録するインスタンスの名前を指定する。インスタンス名を指定しない場合、すべてのインスタンスが接続される。

-u: <user name> SQL接続に使用するデータベース ユーザーの名前を指定する。

-q: ユーザーに GUI を表示せず、コンソールにすべてのテキストを表示する。

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Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 23

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(オプション)ユーザー データベースにおける T-SQL ストアド プロシージャの作成/登録デフォルトでは、インストール ウィザード(CLR 導入ウィザード)はマスター データベースにストアド プロシージャを作成します。ただし、T-SQL ストアド プロシージャを、マスター以外のデータベースであるユーザー データベースで作成および登録できます。このタスクについて

注: このプロシージャでは、デフォルトのMicrosoft application agent インストール パスを使用します。Microsoft application agent がデフォルト パスにインストールされていない場合は、コマンドで関連するパスを使用します。

手順1. Microsoft application agent をインストールする場合、Microsoft application agent ストアド プロシージャを登録する SQL Server インスタンス上には CLR Assembly を導入しないでください。アセンブリーがすでにインスタンスに登録されている場合は、ddbmaSQLCLRDeployApp.exe ファイルを使用して、アセンブリーを登録解除または削除します。

2. Microsoft application agent のインストールが完了した後、次のコマンドを SQL Server で実行します。

sp_configure 'show advanced options', 1;GO RECONFIGURE; GO sp_configure'clr enabled', 1; GO RECONFIGURE; GO

注: サーバーの CPU または IO の親和性マスクを変更する場合は、上のコマンドで RECONFIGUREを RECONFIGURE WITH OVERRIDE に置き換えます。この変更によって、変更が行われるのを回避する設定パラメーターのチェックが無効になります。

3. 次のコマンドを実行して、マスター テーブルへのログインを作成します。

create asymmetric key ddbmaCLRExtensionKey from executable file ='C:\Program Files\DPSAPPS\MSAPPAGENT\bin\DDBMASQLCLRLib.dll'go createlogin ddbmaCLRExtLogin from asymmetric key ddbmaCLRExtensionKey; go grantunsafe assembly to ddbmaCLRExtLogin; go

4. ストアド プロシージャを登録または保存するユーザー データベースで、次のコマンドを実行します。

CREATE ASSEMBLY ddbmaSQLCLR from 'C:\Program Files\DPSAPPS\MSAPPAGENT\bin\DDBMASQLCLRLib.dll' WITH PERMISSION_SET = UNSAFE;goCREATE PROCEDUREemc_run_backup @cmdText nvarchar(MAX) AS EXTERNAL NAME ddbmaSQLCLR.[ddbmaSQLCLRLib.DDBMASQL].RunBackup;goCREATE PROCEDURE emc_run_restore@cmdText nvarchar(MAX) AS EXTERNAL NAME ddbmaSQLCLR.[ddbmaSQLCLRLib.DDBMASQL].RunRestore;goCREATE PROCEDURE emc_run_delete@cmdText nvarchar(MAX) AS EXTERNAL NAME ddbmaSQLCLR.[ddbmaSQLCLRLib.DDBMASQL].RunDelete;go

ユーザー データベースにストアド プロシージャを登録または保存した後、このユーザー データベースを使用して T-SQL プロシージャを実行し、バックアップ/リストアを実行する必要があります。

Microsoft application agent インストール オプションの変更Microsoft application agent をインストールした後、インストール ウィザードを再実行して、いつでもインストールオプションを変更することができます。

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24 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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Microsoft application agent インストールの変更手順

1. [emcmsappagent-19.1.0.0.exe]をダブル クリックします。2. [Install Modification]ページで、[Change]を選択し、[Next]をクリックします。3. [Configure Installation Options]ページで、インストールするオプション機能を選択します。

以前にインストールされた機能を選択していない場合は、それらが削除されます。注: [PowerProtect Data Manager]インストール オプションを削除する場合、PowerProtect統合の無効化(25 ページ)で説明されている手順を実行して PowerProtect統合の削除を完了します。

4. [変更]をクリックします。

PowerProtect統合の無効化インストール オプションを変更、またはMicrosoft アプリケーション エージェントをアップグレードする際、[PowerProtect Data Manager]インストール オプションを削除した後に、PowerProtect収集情報ファイルを手動で削除します。このファイルの削除に失敗すると、バックアップ操作および削除操作中に新しい情報ファイルが階層リンクのディレクトリに追加される原因になる場合があります。このファイルは、次のディレクトリにあります。<install_path>\config\.ddbmcon.gatherInfoたとえば、Microsoft application agent がデフォルトのインストール パス内にインストールされる場合、ファイルはC:\Program Files\DPSAPPS\MSAPPAGENT\config\.ddbmcon.gatherInfo にあります。

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第 3章

Microsoft Application Agent のアップグレード

Microsoft application agent をアップグレードするには、アップグレード ウィザードまたはコマンド ライン インターフェイス(サイレント アップグレード)を使用します。

注: 高可用性環境では、各ノードに同じバージョンのMicrosoft application agent をインストールする必要があります。ソフトウェアのアップグレード中、高可用性環境内のクライアントまたは各ノードのいずれでもバックアップまたはリストアが実行されていないことを確認します。

この章は、次のセクションで構成されています。

l アップグレード ウィザードを使用したMicrosoft application agent のアップグレード............................ 28l コマンド ライン インターフェイスを使用したMicrosoft application agent のアップグレード(サイレント アップ

グレード)............................................................................................................................... 28l 既存バックアップの PowerProtect管理におけるバックアップ検出ツールの使用..................................29

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アップグレード ウィザードを使用したMicrosoft application agentのアップグレード

注: Microsoft アプリケーション エージェントのバージョン 4.7以前が eCDM ソフトウェアと統合されている場合は、最新バージョンのMicrosoft アプリケーション エージェントにアップグレードする代わりに、以前のバージョンをアンインストールしてから、最新バージョンのソフトウェアをインストールする必要があります。

1. msappagent191_win_x64.zip ファイルは、Microsoft application agent ホストにダウンロードされます。

2. WinZip で msappagent191_win_x64.zip ファイルを開き、展開します。パスワードの入力を求められたら、ソフトウェア ライセンスに付属のパスワードを入力します。

3. インストール ウィザードを開始するには、emcmsappagent-19.1.0.0.exe をダブルクリックします。4.[Welcome Wizard]ページで、[I agree to the license term and agreements]を選択してから[Next]をクリックします。

5.[Change Install Location]ページで、[Upgrade]をクリックします。6.[Configure Installation Options]ページで、必要なオプションのインストール機能を選択します。すでに PowerProtect統合を有効にしている場合、PowerProtect サーバのホスト名または IP アドレスを指定する必要はありません。

7.[アップグレード]をクリックします。通知 アップグレードするMicrosoft application agent が PowerProtect と統合されている場合は、Microsoft application agentバージョン 19.1 がインストールされた直後に、PowerProtect管理者がMicrosoft application agent保護ポリシーの自動構成を実行する必要があります。[ProtectionPolicies]ページで、アップグレードされるMicrosoft application agent のポリシーを選択し、[SETLOCKBOX]をクリックします。

コマンド ライン インターフェイスを使用したMicrosoft application agentのアップグレード(サイレント アップグレード)

注: Microsoft アプリケーション エージェントのバージョン 4.7以前が eCDM ソフトウェアと統合されている場合は、最新バージョンのMicrosoft アプリケーション エージェントにアップグレードする代わりに、以前のバージョンをアンインストールしてから、最新バージョンのソフトウェアをインストールする必要があります。

Microsoft application agent をサイレント アップグレードするには、次のコマンドのいずれかを実行します。l emcmsappagent-19.1.0.0.exe -s -log “<log_file_path>"

インストールまたはアップグレードするコマンドは同じであり、-s でサイレント インストールまたはアップグレードが実行されます。-logは、ログ ファイルが作成または保存されるパスを指定します。

注: ログ ファイルにはインストールのステータスが表示されます。サイレント インストールでは、-log<log_file_path>オプションを使用する必要があります。

l emcmsappagent-19.1.0.0.exe -s -upgrade -log “<log_file_path>”このコマンドの-upgrade オプションは、アップグレードを実行することを示します。このコマンドの実行結果は、emcmsappagent.exe -s コマンドの実行結果と同じです。-logは、ログ ファイルが作成または保存されるパスを指定します。

Microsoft Application Agent のアップグレード

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注: ログ ファイルにはインストールのステータスが表示されます。サイレント インストールでは、-log<log_file_path>オプションを使用する必要があります。

l emcmsappagent-19.1.0.0.exe -s -upgrade InstallPPDMAgentCheckBox=1PPDMHostname="<PowerProtect_Data_Manager_hostname_or_IP>"このコマンドの-upgrade オプションは、アップグレードを実行することを示します。このコマンドは、PowerProtect統合を使用してサイレント アップグレードを実行します。通知 アップグレードするMicrosoft application agent が PowerProtect と統合されている場合は、Microsoft application agentバージョン 19.1 がインストールされた直後に、PowerProtect管理者がMicrosoft application agent保護ポリシーの自動構成を実行する必要があります。[ProtectionPolicies]ページで、アップグレードされるMicrosoft application agent のポリシーを選択し、[SETLOCKBOX]をクリックします。

既存バックアップの PowerProtect管理におけるバックアップ検出ツールの使用

以前のMicrosoft アプリケーション エージェントのバージョンからアップグレートした後に既存のバックアップのPowerProtectData Manager管理を有効にするには、バックアップ検出ツールAgentBackupDiscovery.exe を実行する必要があります。既存のバックアップとは、Microsoft アプリケーション エージェントと PowerProtectData Manager ソフトウェアを統合する前に実行したMicrosoft アプリケーション エージェントのバックアップです。

アップグレード ウィザードを使用したMicrosoft アプリケーション エージェントのアップグレードの最後に、既存のバックアップを検出し、それらを PowerProtectData Manager ソフトウェアで管理するAgentBackupDiscovery.exe ツールの実行に関するメッセージがウィザードに表示されます。

通知Retention lockは、PowerProtectData Manager で検出された既存のバックアップをサポートしていません。バックアップ検出ツールを使用して、既存の DD Boost-over-FCバックアップを検出することはできません。バックアップ検出ツールを実行した後も、引き続き既存のバックアップ スクリプトを使用して、Microsoft アプリケーション エージェントのバックアップを実行することができます。特定のスクリプトを使用してバックアップしたすべてのデータベースが、1 つの保護ポリシーに追加されていることを確認します。デフォルトで、PowerProtectData Managerは、保護ポリシーからストレージ ユニットを使用して、Data Domain の詳細を上書きします。Data Domain の詳細を上書きしない場合は、バックアップ スクリプトの-a"SKIP_DD_OVERRIDE=TRUE"オプションを使用します。

バックアップ検出ツールを使用して既存のバックアップを検出するには、次の手順を実行します。1. Microsoft アプリケーション エージェントのインストール ディレクトリ C:\Program Files\DPSAPPS\MSAPPAGENT\bin で、管理者として AgentBackupDiscovery.exe を実行します。[Discovery of existing backups]ダイアログ ボックスが表示されます。

注: プログラムが開始されず、次のメッセージが表示された場合は、PowerProtectData Manager によって呼び出された、バックアップ検出プロセスが実行されています。

Backup discovery is in progress. Please wait for it to complete.

検出プロセスが完了したら、バックアップ検出ツールを実行することができます。

Microsoft Application Agent のアップグレード

Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 29

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2. ダイアログ ボックスの Data Domain システムのリストで、PowerProtectData Manager ソフトウェアが検出する既存のバックアップの適切な Data Domain Ip アドレスまたはホスト名、ストレージ ユニット、ユーザー名を選択します。

注: 一度に選択できるストレージ ユニットは 1 つだけです。ストレージ ユニットの検出が完了した後、もう一度バックアップ検出ツールを実行して、別のストレージ ユニットのバックアップを検出することができます。

3.[Client hostname]フィールドで、必要に応じてデフォルトのローカル ホスト名からクライアント ホスト名を変更することができます。AAG または FCI のバックアップの検出を有効にするには、適切なクライアント ホスト名を指定する必要があります。l ホストが AAG の一部である場合、Windows クラスタ名を指定します。l ホストが SQL仮想サーバまたは FCI の一部である場合は、仮想サーバ名を指定します。

4.[Backup discovery time period]フィールドで、バックアップが実行された過去の期間として月数を選択します。期間は 1 か月、2 か月、3 か月を選択できます。

5. 必須入力フィールドの値を指定した後、[Generate]をクリックします。PowerProtectData Manager ソフトウェアがバックアップ メタデータまたは階層リンクの生成を完了すると、ダイアログ ボックスに次のメッセージが表示されます。古いバックアップの数によっては、階層リンクの生成に時間がかかることがあります。

Breadcrumbs generated successfully.

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30 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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第 4章

Microsoft Application Agent のアンインストール

Microsoft application agent をアンインストールするには、セットアップ ファイル、Windows アンインストール プログラム、コマンド プロンプト(サイレント アンインストール)を使用できます。この章は、次のセクションで構成されています。

l セットアップ ファイルを使用したMicrosoft アプリケーション エージェントのアンインストール......................32l Windows のアンインストール プログラムを使用したMicrosoft application agent のアンインストール... 32l コマンド プロンプトを使用したMicrosoft application agent のアンインストール(サイレント アンインストー

ル)......................................................................................................................................... 33

Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド 31

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セットアップ ファイルを使用したMicrosoft アプリケーション エージェントのアンインストール

このタスクについてセットアップ ファイルを使用してMicrosoft application agent for SQL Server をアンインストールするには、次のステップを実行します。手順

1. [emcmsappagent-19.1.0.0.exe]を起動します。2. [Install Modification]ページで[Remove]を選択して、[Remove]をクリックします。3. [Removing the EMC CLR assembly]ページで、次の手順を実行します。

a. CLR Assembly の削除に必要な SQL Server インスタンスを選択します。

デフォルトでは、すべての SQL Server インスタンスが選択されています。

b. CLR Assembly を削除するには、次のオプションから 1 つを選択します。l [[Use Windows Authentication]]l [[Use Database Authentication]]

c.[User name]および[Password]フィールドにはそれぞれ、CLR Assembly を削除する権限を持つユーザーの認証情報を入力します。

d.[Remove]をクリックします。e. 削除が完了したら、[[Next]]をクリックします。

4. [Complete the Setup]ページで、[Finish]をクリックします。

結果Microsoft アプリケーション エージェントがアンインストールされます。

Windowsのアンインストール プログラムを使用したMicrosoftapplication agentのアンインストール

このタスクについてWindows のアンインストール プログラムを使用してMicrosoft application agent をアンインストールするには、次の手順を実行します。手順

1. Windows デスクトップで、[スタート] > [コントロール パネル] > [プログラム] > [プログラムのアンインストール]を順にクリックします。

2. [[プログラムのアンインストールまたは変更]]ウィンドウで、次のステップのいずれかを実行します。l [Microsoft app agent]を選択してから、[Uninstall]をクリックします。l [Microsoft app agent]をダブルクリックします。

3. [Install Modification]ページで[Remove]を選択して、[Remove]をクリックします。4. [Removing the EMC CLR assembly]ページで、次の手順を実行します。

Microsoft Application Agent のアンインストール

32 Dell EMC PowerProtect Microsoft アプリケーション エージェント インストール ガイド

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a. CLR Assembly の削除に必要な SQL Server インスタンスを選択または選択解除します。デフォルトでは、すべての SQL Server インスタンスが選択されています。

b.[Use Windows Authentication]または[Use Database Authentication]を選択して、CLRAssembly を削除します。

c.[User name]および[Password]フィールドにはそれぞれ、CLR Assembly を削除する権限を持つユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。

d.[Remove]をクリックします。e. 削除が完了したら、[[Next]]をクリックします。

5. [Complete the Setup]ページで、[Finish]をクリックします。

コマンド プロンプトを使用したMicrosoft application agentのアンインストール(サイレント アンインストール)

介入なしでMicrosoft application agent のアンインストールを行うには、次のコマンドを実行します。emcmsappagent-19.1.0.0.exe -uninstall -q UninstallADMAgent=1 -log"<log_file_path>"ここで、l -qは、サイレント アンインストールを示す。l サイレント アンインストールを行うには、UninstallADMAgent=1 が必須です。アンインストール コマンドにこ

のオプションが追加されていない場合、Microsoft application agent をアンインストールした後も ADM エージェントは引き続き存在します。

l -logは、ログ ファイルが作成または保存されるパスを指定します。注: ログ ファイルにはインストールのステータスが表示されます。サイレント インストールでは、-log<log_file_path>オプションを使用する必要があります。

コマンド プロンプトを使用してMicrosoft application agent をアンインストールするコマンドの次の例を参照してください。emcmsappagent-19.1.0.0.exe -uninstall -q UninstallADMAgent=1 -log "C:\Users\Administrator\Desktop\uninstallLog.txt"

Microsoft Application Agent のアンインストール

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