最新の事例からみる、Hyper-V Cloud 導入の効果

日本マイクロソフト株式会社

サーバー プラットフォーム ビジネス本部プライベート クラウド製品部

柿本岳文

T3-201

セッションの目的Hyper-V Cloud のアーキテクチャを理解いただく事例から Hyper-V Cloud の導入効果を理解いただく競合製品に比べた場合の利点を理解をいただく

セッションの目的Session Objectives

プライベート クラウド概論

プライベート クラウド利用の期待効果

コストの削減 リソースの効率的な活用

セキュリティの強化

運用管理の負荷軽減

システムの可用性向上

消費電力の削減

Source: IDC Japan, August 2011

クラウド コンピューティングの定義と特徴

Source: Definition of Cloud Computing, National Institute of Standards and Technology

共有プールにある利用可能なコンピューティング資源に、オンデマンドでネットワークからの利用を可能にしたモデル

コンピューティング資源は最小限の管理量と、サービス提供者との最小限のやり取りで、迅速に供給され、利用後に解放される

クラウドの 5 つの特徴

オンデマンドのセルフサービス 従量サービス 資源の

プーリング広範なネット

ワーク アクセス迅速な弾力性

パブリック vs. プライベート クラウド

データセンターの進化仮想化からプライベート クラウドへ

Hyper-V Cloud とは？

Hyper-V Cloud のアーキテクチャ

デモ Hyper-V Cloud で構築されたデータセンター

セルフサービス

スケールアウト 管理の自動化

本日のデモ構成

セルフ サービスポータル

クラスター

稼働監視 稼働監視

SRV01: 実行ノード SRV02: 実行ノード

IT 部門

MGSRV: 管理ノード

ユーザー部門1. セルフサービス2. スケールアウト3. 管理の自動化

Hyper-V Cloud の特徴既存システムとの親和性

• Windows Server ベースの既存資産から容易に移行

• パフォーマンスの最適化

• Hypervisor 層から、ホスト・ゲスト OS 、アプリまでのシームレスな障害解析

アプリケーションを主軸にした管理

• クラウド システムの健康状態の監視

• 管理パックによるアプリケーション レベルの管理

• 管理者への推奨アクションの提示または自動処理

クラウド連携

• Hyper-V Cloudサービス プロバイダー プログラム

• パブリック クラウドとの連携

• ハイブリッド クラウドへ

金融系 A 社様事例ご紹介

事例紹介 – 金融系 A 社様

基幹業務を支えるシステムにHyper-V Cloud を導入

セキュリティ強化

仮想デスクトップ技術導入シンクライアント 5000 台展開予定

Hyper-V Cloud で標準化スピーディなサービス、システムの開発

コスト削減

すべてのシステムを減価償却まで使い切るコスト効率のよいシステム環境を構築

サービス向上Hyper-V Cloud 導入によるメリット、効果をご紹介します。本番までお待ちください。

Hyper-V Cloud Fast Track とは？

ネットワーク

Hyper-V Cloud を素早く構築するために ...Hyper-V Cloud Fast Track ソリューション

ストレージコンピュート

パートナーのソフトウェアテクノロジ 1. 展開のスピード

• Hyper-V Cloud 構築のためのパッケージ ソリューション

• 稼働までの期間を 1/3 に2. 安定稼働• 導入リスクの少ない検証済み構成• 故障の検出と対応

3. 柔軟性• 8 社、 7 モデルから選択• スケールアウト

FAST TRACK PROGRAMFAST TRACK PROGRAM

パートナーロゴ貼り付け欄本番までお待ちください。

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各社の Hyper-V Cloud Fast Track の特長

ぜひ展示会場で実機をお確かめください！

お客様支援策事業継続性強化支援コンサルティング

Hyper-V コールセンター

http://www.microsoft.com/japan/virtualization/cloud/get-started.mspx

展示会場に出張窓口開設中！

セッションの目的Hyper-V Cloud のアーキテクチャを理解いただく事例から Hyper-V Cloud の導入効果を理解いただく競合製品に比べた場合の利点を理解をいただく

このセッションで持ち帰っていただきたいモノHyper-V Cloud 導入が、 IT システムの様々な課題解決に効果があることHyper-V Cloud Fast Track でプライベート クラウドを簡単に構築できること

セッションのまとめSession wrap up

関連セッションT3-203 : 企業内に分散している Windows Server の統合、管理、バックアップ手法と効果

T3-202 : プライベート クラウドの有用性と導入へのアプローチ

T3-205 : プライベート クラウドとパブリック クラウドを連携する認証基盤の構築とその応用

T3-101 : ライセンスモビリティによるクラウドの活用

T3-206 : System Center 2012 で実現する Hyper-V Cloud

リファレンスクラウドならマイクロソフトhttp://www.microsoft.com/japan/business/cloud/default.mspx

マイクロソフトのプライベート クラウドhttp://www.microsoft.com/japan/virtualization/private-cloud.mspx

Microsoft | Virtualizationhttp://www.microsoft.com/japan/virtualization/default.mspx

ご清聴ありがとうございました

アンケートにご協力くださいT3-201

Appendix

その他のデータから見るHyper-V Cloud の強み

パフォーマンス

セキュリティ

Linux サポート

パフォーマンス物理マシンと VM を比較した場合の性能変化～ SQL Server 2008 における比較 ～

VMware は、 2CPU の場合は、 8% の性能低下のみとなっているため、処理内容や構成によって値が変わると推測される

Hyper-V であっても、 VMware であっても、性能低下は 15% 以下

Hyper-V R2 SP1 VMware ESX 4.0

物理マシンとの性能比 88% 86%

仮想 CPU 数 4 cores 4 cores

メモリ 16 GB 32 GB

ゲスト OS Windows Server 2008 R2 SP1 Windows Server 2008 SP1

SQL Server SQL Server 2008 R2 SQL Server 2008

ホスト マシンの CPU Quad-Core Xeon 3210 2.13GHz AMD Opteron 2.69GHz

比較元 参照資料http://download.microsoft.com/download/A/D/2/AD21FD07-51A0-418E-BA8B-937FB5777A90/ESG Lab Combined Hyper-V Workload Summary Mar 11%5b4%5d.pdfhttp://www.vmware.com/files/pdf/perf_vsphere_sql_scalability.pdf

Hyper-V では 12% 性能低下、 VMware では 14% 性能低下

セキュリティ

VMware 社 ESX/ESXi Microsoft Hyper-V

過去 3年間の米国国家脆弱性データベース (National Vulnerability Database) における登録数

High Severity 10 件

Medium Severity 16 件

Low Severity 3 件

CVE-2011-1785 05/03/2011

CVE-2011-0355 02/17/2011

CVE-2010-4573 12/22/2010

CVE-2010-4297 12/06/2010

CVE-2010-1142 04/12/2010

CVE-2010-1141 04/12/2010

CVE-2009-3732 04/12/2010

CVE-2010-0686 04/01/2010

CVE-2008-4917 12/09/2008

CVE-2008-4281 11/10/2008

CVE-2011-2145 06/06/2011

CVE-2011-1787 06/06/2011

CVE-2011-1789 05/09/2011

CVE-2011-1786 05/03/2011

CVE-2010-3609 03/11/2011

CVE-2010-1137 04/01/2010

CVE-2009-2277 04/01/2010

CVE-2009-3731 12/16/2009

CVE-2009-3733 11/02/2009

CVE-2009-2267 11/02/2009

CVE-2009-1805 06/01/2009

CVE-2009-1244 04/13/2009

CVE-2008-4916 04/06/2009

CVE-2008-4914 02/03/2009

CVE-2008-4915 11/10/2008

CVE-2008-4279 10/06/2008

CVE-2011-2146 06/06/2011CVE-2009-0518 04/06/2009

CVE-2008-2101 09/03/2008CVE-2011-1872 06/16/2011

CVE-2010-3960 12/16/2010

CVE-2010-0026 02/10/2010Medium Severity 3 件

合計 29 件

合計 3 件

比較元 参照資料 : http://nvd.nist.gov/

　

Hyper-V サポート OS の拡充

Hyper-V 1.0

Hyper-V 2.0

Linux Integration Components 2.0

Linux Integration Components 2.1

2008 年 2 月

2009 年 9 月

2010 年 2 月

2011 年 5 月

20%

40%

60%

80%

Hyper-V サポート対象 OS の市場シェア (X86 サーバー )