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東北と大阪を繋ぐ情報紙 東北と大阪を繋ぐ情報紙 第20号:平成25年1月 住所:〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町 12-10 大阪市立社会福祉センター内 電話番号:06-6765-4041 FAX:06-6765-5618 発行 大阪弁護士会 大阪市各区社会福祉協議会 協力 社会福祉法人 大阪市社会福祉協議会 大阪市ボランティア情報センター 12月21日、北海道札幌市にて、NPO法人コミュニティ・ライフ・サポートセンター 主催の「東日本大震災における広域避難者・支援者交流会」が開催され、大阪市 ボランティア情報センターから修田が参加いたしました。 交流会ではまず、大阪市ボランティア情報センターの修田と、新潟県へ避難を している福島県民の会である、「福島県自主避難・母子避難新潟市自治連絡協議 会」会長の村上岳志さんによる、大阪・新潟それぞれの支援活動の取り組みの報 告がありました。 続いてパネルディスカッションでは、当事者団体「東日本大震災みちのくの会」、 「自主避難者自治会桜会」、札幌市で支援イベントを開催した「あったかい道」、保 養事業などに取り組む「むすびば(東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌)」が 参加し、札幌市・北海道の避難者支援について話し合いました。 すっかり恒例となりました「Cafe IMONIKAI」ですが、12月はスペシャル企画 として「一日遅れのクリスマス会 こどもサンタのプレゼント!」として12月26日 (水)に開催し、おとな18人、こども14人の参加があり、にぎやかなパーティー となりました。 子ども達がホイップクリームやチョコレート、キャラメル等を使ってオリジナ ルにトッピングした個性豊かなコーヒーは、甘党の大人達にプレゼントされま した。 その後マジシャンのSHIGEZOさんによるトランプを使った本格的な手品が 披露され、子どもたちも大人たちも不思議なマジックに大盛り上がりでした。 最後にはサプライズでたくさんのサンタさんが現れ、子ども達一人ひとりに クリスマスプレゼントが贈られました。一日延長されたクリスマスの日は、賑や かな笑顔に包まれていました。 札幌で避難者支援の情報交換をしてきました 札幌で避難者支援の情報交換をしてきました 一日遅れのクリスマス会、子どもも大人も大はしゃぎでした。 一日遅れのクリスマス会、子どもも大人も大はしゃぎでした。 当事者団体「みちのく会」には1200人の会員 が加入しており、そのうちの7割が福島県からの 避難で、次いで関東地方、宮城県からの避難となっています。札幌市では当事者 による自助活動が盛んですが、組織を運営しているのもまた避難者であり、時を 追うごとに疲れが見えはじめていることや、行政や地元企業との繋がりがあるも のの社会福祉協議会との連携がとれていないなどの課題点が挙げられました。 また避難者が支援を受けることに慣れてしまい、支援が逆に自立への道を閉ざ してしまう可能性があるという、当事者だからこそ見えてくる問題点も出てきま した。 普段は大阪だけに目を向けがちですが、県外避難者は全国に存在しているこ とを改めて考える機会になりました。支援を必要としている人を見逃さないよう に、県外避難者が新たなステップを踏めるように、全国的なネットワークで支え ていくことの重要性が浮き彫りになりました。 ↑あったかい道の事務所。被災地 の情報も取り揃えていました。 どう

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東北と大阪を繋ぐ情報紙東北と大阪を繋ぐ情報紙第20号:平成25年1月

住所:〒543-0021    大阪市天王寺区東高津町 12-10   大阪市立社会福祉センター内電話番号:06-6765-4041FAX:06-6765-5618

発行

大阪弁護士会大阪市各区社会福祉協議会

協力

社会福祉法人 大阪市社会福祉協議会大阪市ボランティア情報センター

 12月21日、北海道札幌市にて、NPO法人コミュニティ・ライフ・サポートセンター主催の「東日本大震災における広域避難者・支援者交流会」が開催され、大阪市ボランティア情報センターから修田が参加いたしました。 交流会ではまず、大阪市ボランティア情報センターの修田と、新潟県へ避難をしている福島県民の会である、「福島県自主避難・母子避難新潟市自治連絡協議会」会長の村上岳志さんによる、大阪・新潟それぞれの支援活動の取り組みの報告がありました。 続いてパネルディスカッションでは、当事者団体「東日本大震災みちのくの会」、「自主避難者自治会桜会」、札幌市で支援イベントを開催した「あったかい道」、保養事業などに取り組む「むすびば(東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌)」が参加し、札幌市・北海道の避難者支援について話し合いました。

 すっかり恒例となりました「Cafe IMONIKAI」ですが、12月はスペシャル企画として「一日遅れのクリスマス会 こどもサンタのプレゼント!」として12月26日(水)に開催し、おとな18人、こども14人の参加があり、にぎやかなパーティーとなりました。 子ども達がホイップクリームやチョコレート、キャラメル等を使ってオリジナルにトッピングした個性豊かなコーヒーは、甘党の大人達にプレゼントされました。 その後マジシャンのSHIGEZOさんによるトランプを使った本格的な手品が披露され、子どもたちも大人たちも不思議なマジックに大盛り上がりでした。 最後にはサプライズでたくさんのサンタさんが現れ、子ども達一人ひとりにクリスマスプレゼントが贈られました。一日延長されたクリスマスの日は、賑やかな笑顔に包まれていました。

札幌で避難者支援の情報交換をしてきました札幌で避難者支援の情報交換をしてきました

一日遅れのクリスマス会、子どもも大人も大はしゃぎでした。一日遅れのクリスマス会、子どもも大人も大はしゃぎでした。

 当事者団体「みちのく会」には1200人の会員が加入しており、そのうちの7割が福島県からの避難で、次いで関東地方、宮城県からの避難となっています。札幌市では当事者による自助活動が盛んですが、組織を運営しているのもまた避難者であり、時を追うごとに疲れが見えはじめていることや、行政や地元企業との繋がりがあるものの社会福祉協議会との連携がとれていないなどの課題点が挙げられました。また避難者が支援を受けることに慣れてしまい、支援が逆に自立への道を閉ざしてしまう可能性があるという、当事者だからこそ見えてくる問題点も出てきました。 普段は大阪だけに目を向けがちですが、県外避難者は全国に存在していることを改めて考える機会になりました。支援を必要としている人を見逃さないように、県外避難者が新たなステップを踏めるように、全国的なネットワークで支えていくことの重要性が浮き彫りになりました。

↑あったかい道の事務所。被災地 の情報も取り揃えていました。

どう

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information情報掲示板情報掲示板お得なご招待や日々の暮らしに役立つ情報など

社会福祉法人大阪市社会福祉協議会 大阪市ボランティア情報センター

〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町 12-10 大阪市立社会福祉センター内Tel 06-6765-4041 / Fax 06-6765-5618≪利用時間≫ 月~金曜 9:30 ~ 20:30 土曜 9:30 ~ 17:00≪休 館 日≫日曜・祝日・国民の休日及び年末年始(12 月 29 日~ 1月 3日)E-Mail:[email protected]

ご質問、 ご連絡等は ・ ・ ・

☞IMONIKAI バックナンバーもお送りできますのでご希望の方はご連絡ください。

締切:

参加費:

~歌でつなぐ 音楽の輪~東日本大震災から 2年 心のケア チャリティーコンサート

 一般社団法人 ウタのタネ 担当:廣瀬 ☎:090-2195-3668

申込・問合せ①②ともに

大阪市立科学館「プラネタリウム」

小さなお子様向けのキッズタイムもあります。みんなで一緒に星の世界を楽しみませんか。

ご招待数:

場所:

日時:

大阪市立科学館 プラネタリウムホール(地下1階)(北区中之島4-2-1) [電話 06-6444-5656]地下鉄四つ橋線「肥後橋」3号出口京阪中之島線「渡辺橋」2号出口

1月31日(木)

無料 (科学館展示場にも無料ご招待いたします)

私達が出来ることは 小さいことかもしれない。でも 継続すること 寄り添うことが大切だと感じました。 歌でつながりを感じませんか? 一緒に歌いませんか?

主催:

申込締切:

対象:

日時:

場所:

京フィル震災チャリティ実行委員会

2月10日(日)まで 【定員になり次第締め切らせていだきます】

東日本大震災にて被災され 大阪にお住まいの方※未就学児の入場はご遠慮ください

ザ・シンフォニーホール(北区大淀南2-3-3)JR大阪環状線「福島」駅から北へ徒歩7分

3月8日(金) 18:00開場 19:00開演

内容:

①先着100名様  ②先着100名様

♬♪

♬♪

ご招待のご案内

申込

2月16日(土)①キッズタイム 10:10~(約35分)②テーマ「オーロラ」 11:00~(約45分)※同封のチラシをご覧ください。※参加者は開演15分前までに受付をお済ませください。※①の「キッズタイム」は3歳から7歳のお子様を対象とした プログラムです。こちらは保護者の方もご一緒にご覧いただけ、 楽しくおしゃべりをしても大丈夫です!!

大阪市ボランティア情報センター 担当:修田・秋山☎:06-6765-4041

しゅうでん

①コンサート観覧ご招待限定30名 (ホールまでの交通費は 各自負担)②一般参加者(エンディングで一緒に歌う) 練習日:2月16日・2月23日⇒大阪市立中央会館     3月2日⇒大阪市立中央区民センター     いずれも19:00~21:00 ※3回練習に参加できる方に限る 参加費2000円(ご本人観覧席A席 4000円チケット付き)

2 月の Cafe IMONIKAI のご案内2月の Cafe IMONIKAI のご案内

場所:

地下鉄「谷町九丁目」駅、近鉄「大阪上本町」駅 11 番出口

大阪市立社会福祉センター(天王寺区東高津町 12-10)

申込: お電話または Eメールにてお申込みください。Eメールでのお申込みには、お名前、参加人数をご明記ください。☎:06-6765-4041(担当:修田・椋木・秋山)E-mail:[email protected]

むくのきしゅうでん

日時: 2 月 27 日(水)10:00 ~ 15:00※12:00 ~ 13:00 はお昼休みとなり ます。昼食は各自でご用意ください。

 3月 10 日(日)、梅田スカイビルにて昨年に引き続き震災復興応援イベント「3.11 from KANSAI 2013」が開催されます。関西圏に避難されている方々の交流

関西圏での交流会を開催します

の場をご用意いたしますので、震災から 2年が経とうとしているこの日、これまで関西で出会った人と、これから新たに出会う人と、県外避難ということをともに考えていきましょう。詳細は本紙で取り上げていきます。

対象:

日時:

場所:梅田スカイビル タワーウエストスペース36(北区大淀中1-1-88)

3月10日(日) 10:00~12:00

避難者の交流会の他にも、震災支援を考えるシンポジウム、避難者へのおもてなしプロジェクト、物販・展示・活動紹介・飲食ブース等盛りだくさんの内容です!

東日本大震災により関西圏に避難されている方

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 震災からもうじき 2年が経とうとしています。避難をされている皆様においても、まだまだ落ちつかない日々を過ごされていることと存じ上げます。しかし各地で避難当事者の団体による活動が活発になり、また支援団体間においても協働を始めるなど、昨年とは明らかに取り組み方が変わってきています。先は長くとも、しかし確実に「復興」を目指して進めていると感じております。どうか、幸多い一年になりますように。