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2020年受験要項 法学検定試験委員会 Test of Legal Proficiency9 月 15 日(火)~ 10 月 22 日(木) 10 月 23 日(金)消印有効 ベ ー シ ッ ク 〈基礎〉コース : 4,400 円 法学の初学者が知っておくべき基礎的なレベル スタンダード〈中級〉コース : 6,600 円 法学を専門的に学習する者が修得すべきレベル アドバンスト〈上級〉コース : 9,900 円 法学を学ぶ者が目指すべき上級レベル ベーシック・スタンダードセット8,800 円 スタンダード・アドバンストセット:13,200 円 出願受付期間 願書提出締切 受験料(税込み) 法学検定試験委員会 事務局 https://www.jlf.or.jp/hogaku/index.shtml Twitterで最新情報を更新しています @houken_since00 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-9-10 茅場町ブロードスクエア2F TEL03(5614)5636 FAX03(3661)7150 (受付時間:平日10:00~17:00) ※ お問い合わせは,受験者ご本人に限らせていただきます。 2020 11 29 日(日)実施 主催: 後援: 株式会社 三省堂 株式会社 商事法務 株式会社 有斐閣 公益財団法人 日弁連法務研究財団 公益社団法人 商事法務研究会 新債権法対応 *セット割引は,2 つのコースを同時に申し込んだ場合のみ適用されます。

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2020年受験要項

法学検定試験委員会 ■Test of Legal Proficiency■

9月15日(火)~10月22日(木)

10月23日(金)消印有効

ベーシック〈基礎〉コース : 4,400 円  法学の初学者が知っておくべき基礎的なレベル

スタンダード〈中級〉コース : 6,600 円  法学を専門的に学習する者が修得すべきレベル

アドバンスト〈上級〉コース : 9,900 円  法学を学ぶ者が目指すべき上級レベル

ベーシック・スタンダードセット: 8,800 円 スタンダード・アドバンストセット:13,200 円

出 願 受 付 期 間

願 書 提 出 締 切

受験料(税込み)

法学検定試験委員会事務局 https://www.jlf.or.jp/hogaku/index.shtml

Twitterで最新情報を更新しています @houken_since00 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-9-10

茅場町ブロードスクエア2F TEL03(5614)5636 FAX03(3661)7150

(受付時間:平日10:00~17:00) ※ お問い合わせは,受験者ご本人に限らせていただきます。

2020年11月29日(日)実施

主催:

後援: 株式会社

三 省 堂 株式会社

商事法務 株式会社

有 斐 閣

公益財団法人

日弁連法務研究財団 公益社団法人

商事法務研究会

新債権法対応

* *

*セット割引は,2 つのコースを同時に申し込んだ場合のみ適用されます。

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…………………法学検定試験の概要……………………

「法学検定試験」とは

法学検定試験委員会とその組織

「法学検定試験」は,公益財団法人日弁連法務研究財団と公益社団法人商事法務研究会が共同で組織した法学検定

試験委員会が実施している,法学全般に関するわが国唯一の検定試験です。

 法学検定試験4級・3級を2000 年から,2級を翌 2001 年から実施していましたが,法科大学院が定着したことを受けて,

2012 年から新制度で実施することとなり,現在はベーシック〈基礎〉コース・スタンダード〈中級〉コース・アドバンスト〈上級〉

コースの 3 つのコースを実施しています。これらの試験は,法学に関する学力を客観的に評価するわが国唯一の試験として,

大学での単位認定,企業の入社・配属時の参考資料等,さまざまな場面で利用されております。

 なお,「法学既修者試験」は,法学既修者であることを証明する資料として,各法科大学院の「既修者コース(2年コー

ス)」を目指す受験者のために2003 年から実施していましたが,2017 年度より当面の間,実施を見送ることといたしました。

 公益財団法人日弁連法務研究財団と公益社団法人商事法務研究会は,法学検定試験を共同で実施するため,その企

画・実施の機関として法学検定試験委員会を設置し,その事務局を公益社団法人商事法務研究会内に置いています。

 日本弁護士連合会が中心となって設立された公益財団法人で,一段と複雑・多様化,高度化,国際化しつつある法

律問題に対応すべく,弁護士,公認会計士,税理士,弁理士,司法書士から企業の法務担当者までの広範な会員を

もって構成され,適性試験事業・認証評価事業等法科大学院関連事業,法律実務の研修,法および司法制度の研究,

法情報の収集と提供を通じて社会の発展に貢献することを目的としています。

 経済活動に係る法制度に関する調査研究を行うとともに,社会への法律知識の普及・啓発活動を行うことにより,公正

かつ自由な経済活動の機会の確保・促進,その活性化による国民生活の安定向上に寄与し,経済の健全な発展に貢

献することを目的とし,主に,民商事法・司法制度・環境法制・消費者法制・法教育等に関する調査研究,および法

科大学院入学のための適性試験や法学検定試験の実施等を行っている公益社団法人です。

(2020 年 3月現在,五十音順)

主催団体

法学検定試験委員会 委 員 長

副委員長

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

委 員

新 堂 幸 司

江 頭 憲 治 郎

大 谷   實

奥 島 孝 康

鎌 田   薫

佐 藤 幸 治

塩 野   宏

高 橋 宏 志

永 井 和 之

三 井   誠

安 永 正 昭

公益財団法人日弁連法務研究財団名誉会長・東京大学名誉教授

公益社団法人商事法務研究会代表理事会長・東京大学名誉教授

同志社大学名誉教授

白�大学学長・早稲田大学名誉教授

公益財団法人日弁連法務研究財団理事長・早稲田大学名誉教授

京都大学名誉教授

東京大学名誉教授

公益財団法人日弁連法務研究財団名誉会長・東京大学名誉教授

中央大学名誉教授

神戸大学名誉教授

神戸大学名誉教授

■公益社団法人 商事法務研究会(1955年設立)

■公益財団法人 日弁連法務研究財団(1998年設立)

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 全国規模で実施され,毎年,法学部在学・出身か否かを問わず,多くの学生や社会人等がチャレンジしています。  法学検定試験ベーシック〈基礎〉コース・スタンダード〈中級〉コースは,各科目の重要論点を網羅的にとりあげている『2019年法学検定試験問題集』(商事法務刊)から試験問題の 6 ~ 7 割程度が出題されます(問題集の問題そのものが出題されるとは限りません)。問題集に沿って学習することにより,無理なく各科目全般に関する知識・能力を身につけられ,実際に試験で学習の成果を測ることができます。  ベーシック〈基礎〉コース(法学の初学者が知っておくべき基礎的なレベル)は,「法学入門」「憲法」「民法」「刑法」といった基本法についての基礎的知識・能力を測る試験ですので,日常の学習のまとめや目安として活用できます。  スタンダード〈中級〉コース(法学を専門的に学習する者が修得すべきレベル)は,「法学一般」「憲法」「民法」「刑法」の必須科目に加えて,将来の進路や学習の度合い等に応じて5 科目(民事訴訟法,刑事訴訟法,商法,行政法,および憲法・民法・刑法をその内容とする基本法総合)から1 科目を選択でき,基本的な条文の解釈や重要判例の理解度を測れます。各種資格試験や採用試験の腕試しとして,さらには法律学の知識・能力の到達度測定手段として利用できます。  アドバンスト〈上級〉コース(法学を学ぶ者が目指すべき上級レベル)は,スタンダード〈中級〉コースと同様の選択科目(基本法総合を除く)のほか,やや発展的な科目(労働法,破産法,経済法,知的財産法)を加えた中からもう1 科目の選択を要求しています。将来法曹を目指すためのステップとして,また企業や官公署等において法律実務を担当しうるだけの一定水準以上の体系的な法学の実力を証明する試験として利用され,高度なレベルとなっています。  大学受験時の偏差値ではなく,大学で何を学んだかを客観的に証明するツールとして,各企業や団体等の就職・採用試験の場で威力を発揮します。  法学検定試験委員会は,法学の各専門分野においてわが国を代表する研究者によって組織されています。また各分野の気鋭の研究者によって練られた問題を水準に応じて出題しています(出題委員は非公表)。さらに本検定試験には,全国の法学研究者がその趣意にご賛同くださり,さまざまなご意見・ご指導・ご協力を得ています。

1.法学全般に関するわが国唯一の検定試験

2.学習レベルにあった法的知識・能力が身につく(ベーシック〈基礎〉コース・スタンダード〈中級〉コース)

3.レベル・進路にあわせコースを選択できる

4.就職・採用試験の場で威力を発揮

5.法学界最高水準の陣容でバックアップ

………………法学検定試験5つの特徴………………

……………法学検定の実施状況(2019年)……………

●ベーシック〈基礎〉コースの志願者数・実受験者数・合格者数・合格率一覧 志願者数 平均点(60点満点) 合格者数(ex)

4,246名

実受験者数

3,799名 36.1点 2,380名(486名)

※合格者最年少14歳・最年長64歳

●スタンダード〈中級〉コースの志願者数・実受験者数・合格者数一覧 志願者数 実受験者数 平均点(75点満点)

2,014名 1,735名 44.3点

※合格者最年少16歳・最年長84歳

●アドバンスト〈上級〉コースの志願者数・実受験者数・合格者数一覧 志願者数 実受験者数 平均点(55点満点)

393名 302名 29.1点

合格率

62.6%

合格点(ex)

合格者数(ex) 合格率 合格点(ex)

33点(49点)以上

960名(191名) 55.3% 43点(60点)以上

合格者数(ex) 合格率 合格点(ex)

79名(22名) 26.2% 35点(41点)以上

※合格者最年少20歳・最年長78歳

※exはexcellent合格を示す

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…コース別各科目の出題範囲・内容・受験者のめやす…

★各コースとも民法については,いわゆる債権法改正後の法律に基づいた出題となります。

◎ベーシック〈基礎〉コース……法学の初学者が知っておくべき基礎的なレベル 法 学 入 門  大学で法律学を学び始めた者が,最低限知っておくべき基礎知識を問う。 憲   法  日本国憲法の条文,その通説的な見解,関連する基本判例の趣旨の理解など,憲法の学習にとって

必要な基礎知識を問う。 民   法  総則と債権法に相対的な重きを置きつつ,物権法(担保物権法は含まない)も含めて,基本的な制

度について条文と通説の正確な理解度を問う。家族法や民法典に密接に関連する借地借家法等の特別法に関する初歩的な基礎知識を問う問題も含まれる。

刑   法  刑法総論の基礎知識を中心に,刑法各論に関しては特に重要な犯罪類型にかかわる基本的事項を問う。

◎スタンダード〈中級〉コース……法学を専門的に学習する者が修得すべきレベル 法 学 一 般  大学で法律学をある程度学んだ者として,知っておくべき基礎知識を問う。 憲   法  憲法の基礎知識があることを前提にして,憲法上の主要論点にかかわる学説・判例のより深

められた理解力,推論して考える力を問う。 民   法  民法典全分野における基本的な法制度について,判例を含めて,簡単な事例問題も用いて,

正確に理解しているか否かを問う。密接に関連する制度の相互関係を問う問題や特別法(一般法人法,借地借家法,等)に関する基礎的な問題も含み,担保物権法については初歩的な基礎知識を問う問題に限る。

刑   法  刑法全般に関する主要なテーマについて,判例・学説の基本的な理解力を問う。総論についてはすべてにわたるが,各論については個人的法益に対する罪(特に財産犯)を中心とし,社会的法益・国家的法益に対する罪からは基本的問題を出題する。

選 択 科 目   民事訴訟法・刑事訴訟法・商法・行政法・基本法総合から1 科目選択。 民事訴訟法  総論,裁判所,当事者・代理人,訴えの種類・対象,訴え提起の手続・訴訟の進行,

口頭弁論から判決に至る一連の民事訴訟手続に関する全体的な制度の基本的な仕組みと初歩的な法的知識・理解力を問う。多数当事者訴訟,上訴・再審等については,とりあげない。

刑事訴訟法  犯罪の捜査,公訴の提起,公判手続,証拠法,裁判,上訴という刑事手続の流れに沿い,刑事手続の基本原理,制度の基本的な仕組みと初歩的な法解釈上の論点に関する知識・理解力を問う。

商   法  会社法に関する基本的な法制度と若干の実務的な内容を中心に,商法総則,商行為法総則の初歩的な内容も範囲とする。企業に関する私法規制の基礎知識と単純な事例を通しての法的理解力を問う。

行 政 法  広義の行政法総論が主たる出題範囲である。狭義の行政法総論のほか,国家補償法や行政訴訟法についての基礎知識を問う。行政法各論特有の問題は基本的には出題しないが,総論との関係で必要な事項は学習しておくことが望ましい。

基本法総合  基本的には,スタンダード〈中級〉コースの憲法・民法・刑法の出題範囲・内容と同様である。しかし,やや難易度の高い問題や他の法分野との境界領域の問題も出題範囲とするので,憲法・民法・刑法のより深い理解が求められる。

【公式問題集】

*科目ごとにレベルに合わせた問題を体系順に並べています。 6 ~ 7 割が問題集から出題されますので利用をお勧めします。 ただし,問題集の問題がそのまま出題されるとは限りません。

『2020年法学検定試験問題集 ベーシック〈基礎〉コース』 2,200 円(税別)

A5 判 448 頁 ISBN 978-4-7857-2774-1

『2020年法学検定試験問題集 スタンダード〈中級〉コース』 3,900 円(税別)

A5 判 1,036 頁 ISBN 978-4-7857-2775-8

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◎アドバンスト〈上級〉コース……法学を学ぶ者が目指すべき上級レベル

法学基礎論  法哲学,法社会学,比較法,日本法制史,司法制度論,法的思考の基礎から出題する。上級者と

しては,実定法の知識だけではなく法規範の成り立ちや解釈の基礎についても学習をし,理解を深めてほしい。

憲   法  学説については,各説の論拠とその当否を論じ自説を展開できるか,判例については,争点および判

決要旨に加え,事案の内容・判決の理論構成・有力な反対意見・学説の論評等を理解しているか,比較憲法に

ついては,概括的であれ主要国の憲法史・憲法理論・憲法運用の実際を理解しているかなどが問われる。

民   法  担保物権法,親族法・相続法を含む民法典全分野,および,特別法(一般法人法,借地借家法,

消費者契約法,利息制限法,製造物責任法,区分所有法,動産・債権譲渡特例法)についても理論上・実務

上重要なものは出題範囲に含める。

刑   法  刑法典全般に及び,刑法総論については判例・学説の基本的知識および応用力を問う。刑法各論

についてはすべての犯罪類型について正確な知識を要求する。

選 択 科 目   民事訴訟法・刑事訴訟法・商法・行政法から1 科目,これに労働法・破産法・経済法・知的財

産法を加えた中からもう1 科目の合計 2 科目選択。

民事訴訟法  複雑訴訟,多数当事者訴訟,上訴・再審,特別手続も範囲とし,裁判所法,人事訴

訟法,仲裁法,民事調停法,非訟事件手続法等を含む。

刑事訴訟法  刑事訴訟手続の全分野を対象とし,刑事訴訟法・刑事訴訟規則に加え標準的な教科書

で扱われる憲法についても出題範囲に含む。標準的な教科書で扱うレベルの学説・理論および基本判

例の理解や,基礎的知識を具体的設例等に応用する能力を問う。

商   法  会社法,商法総則,商行為法,手形・小切手法の分野から,重要な条文・判例につ

いて,制度の趣旨を踏まえて理解しているかを問う。

行 政 法  広義の行政法総論(国家補償法,および行政争訟法からなる行政救済法分野をも含む)

が主な出題範囲となる。また,行政組織法分野の重要問題について出題することがある。スタンダード〈中

級〉コース問題集の解説を踏まえた,より応用的・発展的な知識と理解力を問う。

労 働 法  労働基準法,労働組合法,労働契約法などの基本的な法律を中心に,これらに関連す

る育児・介護休業法,労働契約承継法等についても,最低限の内容を把握していることを前提とする。

また労働法は特に判例が重要であり,労働契約や労使関係,労災などにかかる中心的な判例法理の理

解も前提となる。

破 産 法  破産法全般について基本的な理解が得られているかを問う。

経 済 法  独占禁止法を中心とし,関連法令を含む。民法・刑法その他の法分野でも,独占禁止

法の法目的と同様に競争政策を実現する手段として登場する範囲で出題範囲に含める。

知的財産法  特許法と著作権法から各 4 問,知的財産法の基本的な事項から2 問出題する。知的財

産法についての基本的な理解を問う。

◆法科大学院の入学判定に利用 法学既修者としての学力を有しているか否かの判定材料として,多くの法科大学院で法学検定試験の成績が参考とさ

れています。詳しくは,各法科大学院の募集要項やウェブサイトでご確認ください。

【公式過去問集】

『2020年法学検定試験過去問集 アドバンスト〈上級〉コース』 3,500 円(税別)

A5 判 516 頁 ISBN 978-4-7857-2776-5

*各科目における出題の範囲・レベル・学習のポイントとあわせ, 過去 3 年分(2017 年~ 2019 年)のアドバンスト〈上級〉コースの試験問題と解説を収録した過去問集です。 法学基礎論(6 分野)および 11 の法律科目の択一問題を収録しています。日々の学習の復習に,あるいはこれから勉強される法律科目の手引書としてご利用いただくことも可能です。司法試験等の腕試しにもご活用ください。

東京都中央区日本橋茅場町3-9-10 http://www.shojihomu.co.jp/

TEL:03-5614-5643 FAX:03-3664-8844

問題集・過去問集の利用方法については, 合格者の声(本要項 14 頁~ 15 頁)も 参考にしてください。

株式会社 商事法務

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出題形式・解答方式  出題は多肢択一形式,解答方式はマークシート方式です。出題範囲やレベル等の詳細については,本要項4頁~5頁のほか,各コースの『問題集』『過去問集』およびウェブサイトをご覧ください。

……………法学検定試験各コース実施要項……………

 「法学検定試験」は,どなたでも受験することができます。受験資格は一切問いません。  ベーシック〈基礎〉コースとスタンダード〈中級〉コース,スタンダード〈中級〉コースとアドバンスト〈上級〉コースは併願することができます。併願する場合は,セットで申し込みをした場合のみ受験料の割引があります。 

受験資格

試験科目・試験時間

法学入門  憲 法   民 法  刑 法 120分

150分

試 験 科 目

法学一般 憲法 民法 刑法 「選択科目A群*1および基本法総合*3」から1科目選択 14:00~16:30

10:00~12:009:40

13:40

●ベーシック〈基礎〉コース(4科目・合計60問〔法学入門10問/民法20問/その他各15問〕)

●スタンダード〈中級〉コース(5科目・合計75問〔法学一般10問/民法20問/その他各15問〕)

●アドバンスト〈上級〉コース(6科目・合計55問〔法学基礎論10問中5問選択/その他各10問〕)

試験会場

〈一般会場〉  札幌市,仙台市,東京都(A 地区・B 地区),愛知県,京都市,大阪府,岡山市,愛媛県,福岡市,沖縄県の全国11 地区で実施します(東京 A 地区:23 区および 23 区に隣接する市,B 地区:東京西部)。出願時に希望地区を選択してください。なお,具体的な試験会場は受験者個別に受験票にて通知します。指定された受験地区・試験会場の変更はできません(複数の会場で実施する地区〔東京 A 地区等〕がありますが,出願時に希望会場を指定することはできません)。

〈団体会場〉  各団体等と法学検定試験委員会が協議のうえ指定した会場で実施します。

〈一般受験者受入団体会場〉  弘前市,松本市,高岡市,東広島市,高知市,鹿児島市でも受験できる場合があります。9月上旬からウェブサイト上に掲載する専用申請書の注意事項をよく読み,必要事項を記入のうえ,願書・振込み証明書類(出願方法は郵送申込み〔受験料の支払は銀行振込〕に限る)とともにお送りください。指定した方法以外の出願,受験料払込みや専用申請書の添付がない場合は受理できません。

正解の公表  正解は,試験の翌日(11月30日)17時までに,ウェブサイト(本要項1頁)上で公表します。

試験時間

必須科目 試験時間

150分 法学基礎論 憲法 民法 刑法 「選択科目A群*1」から1科目,「A群およびB群*2」からもう1科目選択 10:00~12:309:40

※選択科目は試験当日に選択。選択科目の詳細は,本要項4頁~5頁参照。

解答時間 必須科目 ※選択科目

※選択科目

集合時刻

解答時間 集合時刻

解答時間 集合時刻

試験時間

*1 選択科目A群 ①民事訴訟法 ②刑事訴訟法 ③商法 ④行政法 *2 選択科目B群 �労働法 �破産法 �経済法 �知的財産法 *3 基本法総合  憲法・民法・刑法から必須科目とは異なる問題を出題

…出題は原則として 2019 年 10月1日現在施行されている法律を基準とします*

*民法については,例外的に平成 29 年法 44 号・45 号による改正(令和 2 年 4月1日施行)に基づく出題とします

 試験開始20分前から試験に関する説明を行いますので, 上記の集合時間までに指定された座席に必ず着席してください(遅刻厳禁)。なお, 試験開始時間に指定された座席に着席していない場合, 受験をお断りします。

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excellent合格制度  合格者の中でも特に優秀な成績を修められた方の栄誉を讃える制度です。合格証書にその旨明記されますので,履歴書等にお書きいただけます。なお,excellent合格の基準は都度「合否判定委員会」で決定します。

成績通知書の送付  受験者全員に「成績通知書」,合格者には「合格証書」をお送りします。  得点分布・平均点等の統計資料および試験結果についての講評は,2021年1月5日頃,法学検定試験委員会のウェブサイト(本要項1頁)で公表します。なお,試験結果に関する個別の照会には一切応じられません。

合否判定  合否判定は,法学検定試験委員会が設置する「合否判定委員会」が試験結果を分析したうえで定める合格最低点を基準として行います。ただし,受験科目中0点の科目がある受験者は,総合得点にかかわらず不合格とします。

………試験結果をすべての受験者にお送りします………

受験者全体の団体・グループ成績表を送付

団体・グループ受験申込責任者宛

直接郵送にて通知

受験者宛

※ 様式は実物とは異なる場合があります。

 法 学 入 門

 憲   法

 民   法

 刑   法

 合   計

9

14

17

12

52

6.9

9.9

10.9

9.6

37.3

64

67

64

64

67

10

15

20

15

60

科目     得点    平均点  偏差値  配点

試験成績表

◯◯年◯月◯日(日)実施 法学検定試験成績通知書  合否判定 ベーシック〈基礎〉コース 合格

今回の合格点 ◯点以上  総合順位 120位(3589名中)

団体コード: 令和◯年度  法学検定試験 解答状況表

 ベーシック〈基礎〉コース

 スタンダード〈中級〉コース

 アドバンスト〈上級〉コース

50

20

12

32

12

4

16

8

6

2

2

コース 合計 合格 不合格 欠席

団体・グループ成績表A

団体・グループ成績表B スタンダード〈中級〉コース

人数 素点 累計 割合(%)

75

74

56

55

54

53

52

51

50

49

48

47

46

45

80

79

62

61

60

59

58

46

47

48

49

50

51

52

1

1

1

1

1

1

1

1

1

3

4

5

6

7

8

9

10

11

15

20

25

30

35

40

45

50

55

1

1

偏差値

47

46

20

43,2

12.85

19

20

95

100

40

39

人数

平均点

標準偏差

受験者全員に「成績通知書」を,合格者には「合格証書」をお送りします。

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 出願の方法には,「個人申込」「団体申込」「グループ申込」の3種類があります。

〈個人申込〉  受験者個人で受験申込手続をし,出願する方法です(手続の詳細は本要項 9 頁「出願から成績通知までのフロー」でご確認ください)。 原則として,全国 11 地区に設置する「一般会場」での受験となります(受験者は受験地区を選択)。「一般受験者受入団体会場」での受験を希望される方は,出願前に必ず本要項 6 頁を参照してください。

〈団体申込(20名以上)〉・・・大学・企業単位で!  大学や企業・団体等の「申込責任者」※を通して受験申込手続をし,当該申込責任者が「法学検定試験委員会事務局」に一括して出願する方法です。団体受験申込書の入手等の詳細については,ウェブサイト(本要項 1 頁参照)をご覧ください。  原則として,当該団体と法学検定試験委員会が協議のうえ指定する「団体会場」での受験となります。多くの場合,団体受験の申込みをした「大学」が会場となります。  受験者個別に試験結果をお送りするほか,「申込責任者」宛に団体成績・団体受験者の成績一覧をお送りします(受験者の個人成績については各受験者による事前の承諾が必要となります)。  各コースの合格者数・合格率それぞれ第 3 位までの団体(当該コース20 名以上受験が条件)を表彰します。大学としての取組みの宣伝にもなります。

◎団体割引制度について  団体申込にはお得な割引特典があります。条件によって割引率が異なりますので,詳しくはウェブサイト(本要項 1 頁参照)をご覧ください。

〈グループ申込(10名以上)〉・・・ゼミ・仲間同士で!  10 名以上(各コースの人数を合算することは不可)のグループで受験する場合,「申込責任者」※を通して受験申込手続をし,当該申込責任者が「法学検定試験委員会事務局」に一括して出願する方法です。グループ受験申込書の入手等の詳細については,ウェブサイト(本要項 1 頁参照)をご覧ください。  全国 11 地区に設置する「一般会場」での受験となります(申込責任者が受験地区を選択)。  受験者個別に試験結果をお送りするほか,「申込責任者」宛にグループ成績・グループ受験者の成績一覧をお送りします

(受験者の個人成績については各受験者による事前の承諾が必要となります)。  合格者上位 5 名の平均点が最も高かったグループを表彰します。優秀グループ賞を目指して,頑張ってください。

◎お得なグループ受験 ~グループ割引制度をご利用ください(受験料消費税分割引)~  グループ割引制度があります(受験料消費税分割引)。詳しくはウェブサイト(本要項 1 頁参照)をご覧いただき,ゼミ・サークルでの学習目標の設定・確認,企業内の法務研修等に是非ご活用ください。

※団体・グループの「申込責任者」は受験者以外でも可能です(学部長・ゼミの担当教員等)。

受験料支払方法 受付期間 締切 申込方法 会場 出願方法

個人申込 一般

一般

団体 団体申込

グループ 申込

願書郵送

ウェブサイト

コンビニ 店頭設置機械※

申込責任者 による一括郵送

特約書店もしくは 銀行振込

コンビニ決済 もしくはカード決済

各コンビニ店頭

銀行振込

申込責任者にお問い合わせください

※セブンイレブン…「マルチコピー」 ローソン…「Loppi」 ミニストップ…「MINISTOP Loppi」 ファミリーマート…「Famiポート」

各団体にお問い合わせください (個人申込より受付期間・締切が早まります)

受 験 者:各団体にお問い合わせください 申込責任者:ウェブサイトをご覧ください

10月23日�消印有効

コンビニ決済:10月22日� カード決 済: 10月26日�

10月26日�

9月15日�~10月22日� 〈書店受付〉

9月15日�~10月26日�

9月15日�~10月26日�

……………………出願・申込方法……………………

出願方法

申込方法・受付期間一覧 受付期間・締切は,申込方法により異なりますのでご注意ください。

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■出願書類(願書・専用封筒)の入手方法 ①大学生協購買部・主要書店(特約書店等)からの入手  特約書店等で無料配布します。 ②ウェブサイト等での出願書類の請求  ウェブサイトから出願書類の請求ができます。 ■申込みの方法 ①郵送での申込み 〈受験料を特約書店等へ支払う場合〉  特約書店等で受験料を支払い,特約書店等発行の「書店払込証書」と「願書」を「専用封筒」に入れて,法学検定試験委員会事務局へ郵送してください。 〈受験料を指定口座へ振り込む場合〉  下記の銀行口座に受験料を振込み(ATM可・インターネットバンキング不可),「振込金額」と「振込人氏名」が明記されている利用明細,振込証明書等の振込み証明書類と「願書」を「専用封筒」に入れて,法学検定試験委員会事務局へ郵送してください。 ②ウェブサイト,コンビニ(店頭設置機械)からの申込み  受付期間中は,ウェブサイトの出願専用ページ(右記のQRコードから直接アクセスできます)または全国のコンビニ(店頭設置機械)から直接,受験の申込みができます(締切日にご注意ください。ウェブサイトから申し込まれた場合,支払方法で締切日が異なります)。  ウェブサイト,コンビニ(店頭設置機械)から直接,受験を申込まれた場合は,願書の郵送は不要です。 ■受験票の到着・写真の貼付  受験票は願書に記載された住所宛に,直接受験者に発送します。試験日より5日前までに受験票が到着しない場合には法学検定試験委員会事務局までご連絡ください。  受験票には写真貼付欄(1ヵ所)がありますので,写真をご自分で貼付してください。写真の大きさは縦4cm×横3cmで6ヵ月以内に写した上半身脱帽,正面の証明写真(カラー・モノクロ共に可)に限ります。写真のコピー,家庭用プリンターで普通紙に印刷したもの,プリクラ,サングラス着用,集合写真は認められません。試験当日に写真票は回収させていただきます。 ■受験票の持参  受験票(写真貼付欄〔1ヵ所〕に写真貼付のこと)は当日必ず会場に持参してください。 ■試験結果の発送  試験結果は,願書に記載された住所宛に発送します(願書に記載された住所と現住所が異なる場合は,必ず郵便局に転送届をお出しください)。

出願受付開始

出願書類配布開始

出願受付終了 郵送での申込み

ウェブサイト・ コンビニでの 申込み

受験票の発送

9月15日

9月~

締切:10月22日  10月23日 (消印有効)

11月18日頃

試験当日 11月29日

試験結果発送 2021年1月5日頃

締切:10月26日 ウェブ申込で

コンビニ決済の場合は (  10月22日  )

◎郵送による申込みの際,願書等は消印有効日までに必ず投函してください。消印有効日以降の消印のものは受理できません。

◎受験料を特約書店や銀行に支払いまたは振り込まれても, 願書等が試験委員会事務局まで到着せず, 正式に受理されない場合(願書の郵送忘れ等), 申込みは無効となります。この場合,受験料の返却は当委員会の定める基準で行います。次回の受験へ振り替えることはできません。

◎出願後は, 受験料の返却または次回受験への振替は認められません。

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…出願から成績通知までのフロー(個人申込の場合)… ※他の出願方法における日程については,「申込方法・受付期間一覧」(本要項8頁)で必ずご確認ください。

みずほ銀行 銀座支店 (普通)2275905 口座名  法学検定試験委員会事務局 

受験料振込先

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10

〔記入例〕 記入要領については,願書裏面でご確認ください。

願書提出は2020年10月23日(金)当日消印有効

2020. 11 「法学検定試験」

②受験地地区名

番号

① 氏名はカタカナで記入

漢字氏名

(氏) (名)

③ 生年月日(西暦)

日月年

(注意)月日が1ケタの場合は,01,04のように頭に0をつけてください。

性 別

1(男)

2(女)

④ 住 所

〒都道府県名・市町村名・番地・アパート名・部屋番号まで記入

⑤ 職業番号 学校番号 学校名コード 学校名 専攻番号 学年番号

⑧ 団体名・グループ責任者名

※ ベーシック〈基礎〉コースとスタンダード〈中級〉コースは併願が可能です。

スタンダード〈中級〉コースとアドバンスト〈上級〉コース

団体・グループ責任者への個人成績の通知を承諾します。

署名特約書店印

●各項目はコンピュータに入力しますので楷書ではっきりと丁寧に記入してください。

整理番号

願書

携帯電話その他の電話

太枠内を記入のこと(記入要領については裏面を参照)

⑦ 受験方法(該当する方を○で囲む)

団体受験 グループ受験

※下記は,該当する方のみご記入ください。

⑥ 受験するコースまたはセットを選択し,番号を○で囲んでください。

1 ベーシック〈基礎〉コース

2 スタンダード〈中級〉コース

3 アドバンスト〈上級〉コース

4 ベーシック・スタンダードセット

5 スタンダード・アドバンストセット

⑨身障者等受験特別措置を希望して申請書を添付している場合は右欄にチェック( )をしてください。

※申請書はウェブサイトからダウンロード・印刷してください。

チェック欄

01

9

②受験地

 願書裏面から希望の受験地区番号を選び,地区名と番号をあわせて記入してください(願書郵送後,指定した受験地区の変更はできません)。東京地区は,A 地区(23 区および 23 区に隣接する市)と B 地区(東京西部)を設定していますが,ご希望の地区が指定されるとは限りません。  なお,一般受験者受入団体会場をご希望の方は,本要項 6 頁をご参照ください。

⑤職業,学校,専攻ならびに学年番号については願書裏面を,学校名コードについては本要項 11 頁をご参照ください。

⑦⑧団体もしくはグループで出願される方のみご記入ください。(詳細は本要項 8 頁参照)

札幌

身障者等受験特別措置を希望する場合 ウェブサイトの「身障者等受験特別措置実施概要」をよく読み,「身障者等受験特別措置申請書」等必要書類一式を事務

局までお送りください。申込み方法により提出方法や提出期限に違いがありますので,お間違えのないようご留意ください。 ※出願後に負傷等され,特別措置が急遽必要になった場合は,すみやかに事務局にご連絡ください。

⑨身障者等受験特別措置を希望して申請書を添付している場合  身障者等受験特別措置を希望される方は,身障者等受験特別

措置についての「概要」をよく読み,願書と一緒に必ず「申請書」等必要書類一式を揃えてお送りください。なお,「概要」や「申請書」はウェブサイトからダウンロードできます。申請書の添付がある場合のみチェック欄にチェックマーク

(  )を入れてください。

⑥コースまたはセット選択

 スタンダード〈中級〉コースとアドバンスト〈上級〉コースの選択科目は試験当日に選択していただきます。

★願書は黒のボールペン・万年筆等を用い,楷書ではっきりと丁寧に記入してください。 ★願書の記入間違いが多くなっています。提出前に必ずご確認をお願いします。

出願に際しての注意事項 ●ウェブサイト,コンビニ店頭設置機械から直接受験を申込まれた場合は,願書の郵送は不要です。

●願書等に不備がある場合は,申込みを受理できないことがありますので十分注意してください。

●受験料を払い込まずに願書を郵送された場合は受理できません。

●受験料を払い込んでいる場合でも,願書等が郵送されていない場合,受験することはできません。

……………………願書の記入要領……………………

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●個人情報の取扱い● 1.受験者の個人情報は,法学検定試験委員会を組織する公益財団法人日弁連法務研究財団および公益

社団法人商事法務研究会が個人情報保護法の趣旨に則り,適正に管理・利用します。 2.受験者の個人情報は,受験者の承諾なく第三者に提供することはありません。 3.個人が特定できないように統計処理したデータは,各種研究・調査の資料として利用することがあ

ります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私立大学

駒澤大学 作新学院大学 札幌大学 札幌学院大学 志學館大学 城西大学 上智大学 駿河台大学 成蹊大学 成城大学 西南学院大学 清和大学 摂南大学 専修大学 創価大学 大東文化大学 高岡法科大学 拓殖大学 中央大学 中央学院大学 中京大学 帝京大学 帝塚山大学 東亜大学 桐蔭横浜大学 東海大学 東京経済大学 同志社大学 東北学院大学 東洋大学 獨協大学 同志社女子大学 常葉大学 名古屋学院大学 名古屋経済大学 奈良学園大学※2

国立大学

岩手大学 愛媛大学 大分大学 大阪大学 岡山大学 小樽商科大学 茨城大学 香川大学 鹿児島大学 金沢大学 九州大学 京都大学 熊本大学 神戸大学 高知大学 埼玉大学 佐賀大学 静岡大学 島根大学 信州大学 千葉大学 筑波大学 東京大学 東北大学 富山大学 東京学芸大学 鳥取大学 名古屋大学 新潟大学 一橋大学 弘前大学 広島大学 福島大学 北海道大学 三重大学 山形大学 山口大学 横浜国立大学 琉球大学

コード

1001 1002 1003 1004 1006 1007 1008 1101 1102 1103 1105 1106 1107 1108 1109 1201 1202 1203 1204 1206 1301 1302 1303 1304 1305 1306 1307 1401 1402 1501 1502 1503 1504 1505 1601 1701 1702 1703 1801

コード

1005 1104 1110 1205 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2101 2102 2103 2104 2105 2106 2107 2108 2109 2110 2111 2112 2113 2114 2115 2116 2117 2118

公立大学・私立大学

大阪市立大学 北九州市立大学 高知県立大学 首都大学東京※1 愛知大学 愛知学院大学 青森中央学院大学 青山学院大学 朝日大学 麻布大学 亜細亜大学 大阪学院大学 大阪経済大学 大阪経済法科大学 大阪国際大学 岡山商科大学 沖縄大学 沖縄国際大学 学習院大学 神奈川大学 関西大学 関西学院大学 関東学院大学 関東学園大学 九州国際大学 京都学園大学 京都産業大学 京都女子大学 杏林大学 近畿大学 久留米大学 慶應義塾大学 甲南大学 神戸学院大学 國學院大學 国士舘大学

私立大学

南山大学 二松学舎大学 日本大学 日本文化大学 ノースアジア大学※3 白�大学 姫路獨協大学 広島修道大学 福岡大学 福山平成大学 富士大学 平成国際大学 法政大学 放送大学 北陸大学 北海学園大学 阪南大学 北海商科大学 松山大学 宮崎産業経営大学 明海大学 明治大学 明治学院大学 名城大学 桃山学院大学 武蔵大学 武蔵野大学 山梨学院大学 四日市大学 立教大学 立正大学 立命館大学 龍谷大学 流通経済大学 早稲田大学

コード

2119 2201 2202 2203 2204 2205 2206 2207 2208 2209 2210 2211 2212 2213 2214 2301 2302 2303 2304 2305 2306 2307 2308 2309 2310 2311 2312 2313 2314 2315 2316 2317 2318 2401 2402 2403

コード

2404 2405 2406 2407 2408 2501 2502 2503 2504 2505 2506 2507 2508 2509 2510 2511 2512 2513 2601 2602 2603 2604 2605 2606 2607 2608 2609 2701 2702 2801 2802 2803 2804 2805 2901

その他 3000

※該当する学校が一覧にない場合は「3000」を記入してください。

……学校名コード一覧(国立大学・公立大学,私立大学別)……

※1…東京都立大学 ※2…奈良産業大学 ※3…秋田経済法科大学

◎試験が実施されなかった場合の措置  天災(地震・台風)等により試験が実施されなかった場合は,受験者は受験料全額の返金を請求することができます。ただし,試験が実施されなかったことにともなう受験者の不便,費用,その他の個人的損害については法学検定試験委員会およびこれを組織する団体は一切の責任を負いません。

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…………………2019年度表彰者一覧………………… 対象者には,法学検定試験委員会から賞状・記念品を贈り,その栄誉を讃えるとともに,成績優秀者には,後援団

体より副賞が贈呈されます。

◎成績優秀者(各コースの最高得点およびそれに準ずる者若干名) ●アドバンスト〈上級〉コース(最高点 50 点/ 55 点満点) ○最優秀者(1 名) 糸部孝洋(30 歳)・埼玉県 ○優 秀 者(3 名) 安藤伸宏・神奈川県,T・I(48 歳)・神奈川県,橘川文哉(22 歳)・千葉県

●スタンダード〈中級〉コース(最高点 72 点/ 75 点満点) ○最優秀者(1 名) 佐藤匡(44 歳)・鳥取県 ○優 秀 者(6 名) 岡野成孝(55 歳)・愛知県,藤本元気(20 歳)・愛知県,石田正二(60 歳)・埼玉県,

佐々木彪雅(22 歳)北海道,高橋渉(23 歳)・埼玉県,Y・M(30 歳)・群馬県 ●ベ ーシック〈基礎〉コース(最高点 60 点/ 60 点満点) ○最優秀者(1 名) 佐藤匡(44 歳)・鳥取県 ○優 秀 者(8 名) 長野司(19 歳)・熊本県,村田魁斗(19 歳)・東京都,行廣拓真(22 歳)・広島県,

T・W(42 歳)・東京都,K・O(24 歳)・熊本県,Y・M(19 歳)・香川県,山田正幸(55 歳)・東京都

◎グループ賞(各コース 10 名以上のグループで合格者上位 5 名の平均点) ●アドバンスト〈上級〉コース 該当グループなし ●スタンダード〈中級〉コース 愛知大学愛法会(57.2 点) ●ベ ーシック〈基礎〉コース 福岡カレッジ・オブ・ビジネス(55 点)

◎団体賞(各コース 20 名以上受験の団体) ●アドバンスト〈上級〉コース  ○合格者数の部・合格率の部 該当団体なし

●スタンダード〈中級〉コース ○合格者数の部 第 1 位:東北学院大学 80 名,第 2 位:桃山学院大学 46 名,関東学院大学 42 名 ○合格率の部 第 1 位:北海学園大学 73.0%,第 2 位:東京経済大学 72.1%,第 3 位:熊本大学 71.0%

●ベ ーシック〈基礎〉コース ○合格者数の部 第 1 位:立正大学 152 名,第 2 位:東海大学 138 名,第 3 位:熊本大学 127 名 ○合格率の部 第 1 位:東洋大学 86.4%,第 2 位:近畿大学 82.9%,第 3 位:新潟大学 82.7%

…2019年度の出題例~ベーシック<基礎>コース~(正解は13頁下)…

【憲法】憲法28条が保障する労働基本権に関する以下の記述のうち,判例・通説に照らして,正しいものを1つ選びなさい。  1.憲法28条により労働基本権を保障される「勤労者」とは,私企業において労働力を提供して

対価を得る労働者のことであり,公務員は含まれない。  2.憲法28条により保障される労働基本権は,いわゆる社会権としての性格をもち,国は労働者

の権利の保障のため積極的な施策を講じる義務を負っている。  3.憲法28条により保障される労働基本権は,憲法上の人権規定である以上,国家に対して向け

られたものであり,私人間において効力をもつものではない。  4.憲法28条により保障される労働基本権のうち,「団体行動する権利」には,労働者が一斉に

労働をやめることや作業能率を低下させて業務の正常な運営を阻害することまでは含まれない。

【民法】契約の成立に関する以下の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。  1.代金が一定額以上の売買は,契約書を作成しなければ成立しない。  2.不動産の売買は,登記をしなければ成立しない。  3.贈与は,受贈者が目的物を受け取らなければ成立しない。  4.書面によらない消費貸借は,借主が目的物を受け取らなければ成立しない。

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※実施状況は毎年異なります

………団体・グループ受験の実施状況(2019年)………

所在地 団体名 所在地 団体名 所在地 団体名 所在地 団体名

◎団体における取組み方の例 ~対策講座,受験料補助,単位認定,etc. ~

 団体受験校においては,さまざまな取組みがなされていますがその一例を紹介します。最近のキーワードは,「客観的基準に基づく教育効果の可視化」です。

【対策講座】

 課外講座の 1 つとして,法学検定試験対策講座を開設し,仲間と一緒に問題集に取り組む方法です。サボりそうになる心をつなぎ止めるのは,一緒に頑張る仲間たちです。学内の先生や学外の講師による解説講義も,問題集の解説を読んだだけでは理解できないときの助けになります。

【受験料補助・報奨金制度】

 全員に,あるいは合格を条件に受験料の一部または全部を補助したり,合格者に対する報奨金の授与を行うなど,前向きに勉強する学生を応援している大学が増えています。

【単位認定】

 合格者に単位を認定する制度を設ける大学が増えています。この試験が客観的な基準として評価されていることを示すものです。たとえば,ベーシック合格 2 単位,スタンダード合格 4 単位,アドバンスト合格 6 単位(複数コースに合格している場合は上位コースの単位数を上限とする)とする大学や,ベーシックの合格を必修科目の単位認定の際の加点事由とする大学など,さまざまな方法があります。また,通常の合格者とエクセレント合格をした者とで評定に差を設けるなど,単なる単位認定にとどまらず,成績評価への反映をしている例もあります。具体的には,事務局までお問い合わせください。

【卒業要件】

 卒業生の客観的な水準を示すものとして,アドバンスト〈上級〉コースやスタンダード〈中級〉コースの合格により,卒業試験を免除するなどの方法で,活用する取組みが始まっています。

北海道

北海道

北海道

北海道

青森

青森

宮城

栃木

埼玉

埼玉

茨城

千葉

千葉

千葉

東京

東京

東京

東京

東京

東京

東京

東京

東京

東京

東京

神奈川

神奈川

神奈川

新潟

富山

富山

石川

山梨

長野

静岡

静岡

愛知

愛知

愛知

京都

京都

奈良

大阪

大阪

大阪

大阪

大阪

大阪

兵庫

兵庫

兵庫

広島

広島

鳥取

香川

愛媛

高知

高知

福岡

福岡

福岡

福岡

福岡

佐賀

熊本

鹿児島

鹿児島

北海道大学

札幌大学

札幌学院大学

北海学園大学

弘前大学

青森中央学院大学

東北学院大学

白�大学

平成国際大学

獨協大学

茨城大学

流通経済大学

千葉大学

中央学院大学

國學院大學

国士舘大学

専修大学

第一生命保険株式会社

東京経済大学

東京法律専門学校

東洋大学

武蔵野大学

明治学院大学

陸上自衛隊

立正大学

神奈川大学

関東学院大学

東海大学

新潟大学

富山大学

高岡法科大学

金沢大学

山梨学院大学

信州大学

静岡大学

常葉大学

愛知大学

南山大学

名城大学

京都女子大学

立命館大学

帝塚山大学

大阪経済法科大学

近畿大学

四天王寺大学

摂南大学

阪南大学

桃山学院大学

甲南大学

神戸学院大学

姫路獨協大学

広島大学

広島修道大学

鳥取大学

香川大学

松山大学

高知大学

高知県立大学・短期大学

北九州市立大学

九州国際大学

久留米大学

西南学院大学

福岡カレッジ・オブ・ビジネス

佐賀大学

熊本大学

鹿児島大学

志學館大学

2019 年度の出題例(12 頁)の解答……ベーシック憲法= 2,ベーシック民法= 4

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自分のレベルアップと励みに ベーシック〈基礎〉コース,スタンダード〈中級〉コースに続き,

今回アドバンスト〈上級〉コースを受験し,優秀賞をいただくことができました。

勉強法については,過去の試験と基本的には同様で,過去問を解き,解説を読み,条文と判例について判例六法で確認するとともに,テキストの該当ページと関連個所を参照することをしました。

ただ,アドバンストコースの過去問だけでは網羅的な勉強ができないと感じたため,次のような工夫をしました。

まず,憲法,民法,刑法,行政法に関しては,ベーシックコース,スタンダードコース受験の際に勉強していましたので,過去に勉強した問題集のうち,何度も間違えた箇所を復習しました。また,アドバンストコースについては,スタンダードコースと比較し選択科目が1科目増えますが,私は公法科目が好きでしたので,刑事訴訟法を選択することとし,刑訴については,スタンダードコースの問題集も最初から勉強しました。

さらに,すべての項目を見直すため,タクティクスアドバンスの憲法・行政法,民法,刑法を使用しました。タクティクスアドバンスシリーズは,それぞれの科目の項目毎に,ベーシック,スタンダード,アドバンスト各コースの問題に加え,司法試験の問題等も収録されており,基礎から応用まで,自分の勉強の進み具合や過去に習得した知識の確認ができました。その中で,難しい司法試験の過去問が解けると,自分のレベルアップも感じることができ,励みになりました。

また,これまでの民法の勉強では,債権法改正前が中心でしたので,法改正に対応するため,『債権法改正対応民法択一問題集』を利用しました。これにより,債権法改正部分のみならず,民法全体を復習することができ,弱点を再確認することができました。

このたび,法学検定試験の3コースに合格することができ,法学の知識・能力を多く得ることができましたが,これに満足することなく,今後も勉強を続け,さらなる目標に向かって進んでいきたいと思います。ありがとうございました。  (アドバンスト〈上級〉コース・優秀賞

T.I・神奈川県 48 歳・男性)

将来の自分へのステップアップとして 私は公務員である父親の影響を受けてか,将来は地域に密着し

た地方公務員になることを目標としています。そのためには色 な々場面でぶつかる問題に対して,法に則していかに柔軟な対応ができるかが必要ではないかと考えています。法学部を選択した理由の1つは将来のために憲法,民法はもちろんのこと,色 な々法律を学んでおきたいと思っていたからです。

しかし実際の大学の講義は難しい用語も多く,講義内容を1 つひとつ自分の頭の中で砕いて解釈するまでには大変時間がかかり苦労もしています。だからこそ,復習は欠かさないように帰宅後は少しでも机に向かう時間を作っていました。そのような中,大学のカリキュラムで法学検定試験を受けることを知り,初めは不安しかありませんでした。高校までの勉強では深く触れなかった法学について,ほとんどゼロからのスタートであり,学んだ知識を確認する上で,とても良い機会だと思い10月後半から試験に向けて勉強を始めました。

勉強方法としては自宅と大学との通学時間約1時間を有効活用し,問題集1冊をひたすら解き進め,苦手な問題に対しては解説を読むことや印をつけ繰り返し解くようにしていました。また,時には試験を受ける仲間と1つの問題に対して話し合ったりすることもあり,試験に対していつでも集中することができる環境であったことは自分にとって大きなプラスであったと思います。最終的に問題集は約4周し,試験日までにほとんどの問題を解くことができるようになりました。

その結果として無事に合格することができ,また自分の苦手分野を改めて把握することもできました。今後は習得した知識を2年次でのスタンダード〈中級〉コースの受験や公務員講座の受講などの様々な学習の基礎として生かし,将来の自分に近づけるよう1歩1歩ステップアップしていきたいと思っています。

(ベーシック〈基礎〉コース・団体賞 青木一真・立正大学1年)

学部講義の力だめし この法学検定試験を受験しようと考えたのはもともと友人が受験す

るというのを聞いて,私自身もこの検定について調べたことが始まりです。以前から法律の勉学をしていて,よりモチベーションをあげる方法はなにかないかなと思っていたので,この検定について知ったときは興味を抱きました。調べてみると自分が今まで学部の講義で習ってきたことが生かせるような気がしたので,力だめしも兼ねて受験することにしました。

勉強方法は,問題集をひたすら解くことに専念しました。幸い,私が今まで勉強してきた科目での受験が可能であったので,一から学ぶことはあまりなく演習に専念できました。

今後は,現在楽しんでいる法律の勉強を学部の講義,また今回の法学検定試験のような資格試験の勉強などを通して続けていけたらいいなと思っております。 (スタンダード〈中級〉コース・優秀賞

藤本元気 20 歳・愛知県)

法学の面白さを楽しみながら 民間金融機関で融資事務の仕事をしています。会社の合併時,

内容が異なる社内業務マニュアルも,法務知識を用いればその本質をひもとくことができる,ということに気づいたことが法律の勉強を始めたきっかけです。業務の円滑化のために始めた勉強ですが「法学の面白さ」にはまりました。特に判例は現実であるがゆえ,その理論構成に重いものを感じます。また知識が身についたことを確認するためマンション管理士,行政書士等の資格取得も進めました。

その流れで昨年度はベーシック〈基礎〉に合格,今年度はスタンダード〈中級〉を受験しました。勉強方法としては受験 4ヵ月前から出勤前 30 分,帰宅後 30 分問題演習を繰り返しました。解説に判例の記載があれば,できる限りその場でスマホ等を使いその内容を調べるようにしました。

今後も「法学の面白さ」を楽しみながら幅広く学んでいけたらと思っています。  (スタンダード〈中級〉コース・優秀賞

岡野成孝 55 歳・愛知県)

法学の勉強方法を身につけるのに最適 法学検定試験を受験した理由は,法学の基礎知識を養うことが

できるだけでなく,法学の勉強方法を身につけることもできると考えたからです。

合格するためには,まずは毎日コツコツと勉強することが必要だと思いました。具体的には,授業で得た知識をもとに問題集の問題を解いてみて,解けなかった問題には印をつけるようにしました。印をつけた問題については,解説の箇所も丁寧に読み,疑問点があればその都度先生に聞いたり,教科書を使ったりして,1 つひとつ解消に努めました。試験前には疑問点のすべてが解消できていたと思っています。

このような個人学習のほかにも,効果的な学習方法があると思います。それは,友人に説明するという方法です。理解があやふやなものを友人に説明することで疑問点が明確になったり,自分の理解度が不十分であったりすることがわかります。口に出して説明するので,記憶にも残りやすかったです。

このような過程を経て,今回ベーシック〈基礎〉コースにエクセレント合格することができました。合格してからは,勉強意欲も高まりましたし,少しだけ自信をもつこともできました。これからは,ベーシックコースで培った知識と経験をもとに,今まで以上に勉学に励み,スタンダード〈中級〉コースやアドバンスト〈上級〉コースにも挑戦したいと思います。     (ベーシック〈基礎〉コース・グループ賞

伊藤美優・福岡カレッジ・オブ・ビジネス)

………………………合格者の声…………………………  合格者の声を紹介します。スペースの関係で一部を省略させていただきました。また,ほかにも多くの方から自らの体験をお寄せいただいております。全文はウェブサイト(本要項 1 頁参照)をご覧ください。 

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論点の体系を意識する 法学検定試験においては,今まで数度受賞の経験がありますが,

この度も受賞させていただくこととなり,安堵とともに感激しております。 私は,法学の知識や判断力を維持し,向上させるための指標と

して,この法学検定試験を受験し続けてきました。その中で,各種の法律系資格試験に合格することもあれば,公務員として訴訟対応等の実務を任されることもあり,法を学び続けてきたことで様 な々形の達成感を味わうことができています。そして,長らく法を学び続けてくることができたそのモチベーションの源泉の 1 つには,間違いなくこの法学検定試験があり,深く感謝しております。

最近,法を学ぶ上で意識することとして,「論点の体系」があります。つまり,ある大きなテーマに,いくつかの小さなテーマがぶらさがっており,さらにその下にはより小さなテーマがまた存在する,といった具合の,いわば論点のツリー構造のことです。実務において法的問題に接したとき,この問題は論点の体系の中のどこに位置づけるべきものなのかをまず考えます。眼前の法的問題の位置を,体系という論点の地図の中に正しくプロットする。そうすることで初めて,適切な判例や学説を当てはめ,迅速かつ有意義な論考をすることができると思うのです。

今後も自分なりの法知識の活かし様を模索しつつ,また次回の法学検定試験においてもお世話になろうと考えています。

(アドバンスト〈上級〉コース・最優秀賞 糸部孝洋 30 歳・埼玉県)

友人に支えられて この度法学検定試験に合格することができたのは,一緒に勉強

に励んだ友人がいたからです。 昨年の春から法律を学び始めた私にとって,法律の世界は今ま

で見たことがない新しい世界でした。そのため,勉強を始めると,解説を読んでも分からないことが次から次へと出てきました。そのようなときは,先生方に質問することで,分からないことを1 つずつ解消していきました。

また,試験が近づくにつれ,一緒に受験をする友人と法律に関する議論をすることが増えていきました。相手に何かを説明するためには,物事に対する深い理解が求められます。そのため,友人と議論をしていくうちに,法律に対する知識や理解を大きく深めることができました。

その結果,無事に検定試験に合格することができました。今回の試験問題は過去の問題と比べ,少し難しいと感じましたが,それでも合格できたのはやはり友人の存在によるところが大きいと思います。私 1 人の力だけでは,このような結果は得られなかったはずです。

最後に,この場を借りて,一緒に勉強に励んだ友人に改めて感謝の意を表したいと思います。本当に有難うございました。

(ベーシック〈基礎〉コース・グループ賞 佐藤開星・福岡カレッジ・オブ・ビジネス)

社会人の自己研鑽として この春,公務員として働き始めた中で,自己研鑽のために何かし

たいという考えのもと,いろいろな資格や検定を調べるうちに法学検定のことを知りました。大学では法学部だったこともあり,大学のころに学んだことを形に残す意味も込めて受験することにしました。

大学のころの講義や公務員試験での学習を通して基礎的な理解はあったので,学習はアウトプットを中心に行いました。かつて使っていた各科目のテキストを,復習を兼ねて一読し,あとは公式問題集を解くことでさらに理解を深めました。まずは問題集を1 周し,すべての問題の解説を読みました。次に,問題集の 2 周目として,もう一度すべての問題を解き,間違えた問題については解説まで目を通しました。最後に,1 回でも間違えた問題に関しては 3 周目を行い,そのころには問題集の内容に関する理解はかなり深まっていました。

以上の自分の経験からも言えるように,公式問題集から6 ~ 7 割が出題されるスタンダード〈中級〉コースに合格するためには,問題集を何度も解くことが大切に思います。特に,自分の時間が自由に取れない社会人にとっては,問題集を中心に勉強することが一番効率的だと思います。

今回この検定に合格でき,自分が今までしていた法律の学習が形に表れ,非常にうれしく思っています。今後の人生で法律の知識を用いる機会があるかはわかりませんが,今回の経験を糧にし,社会人として過ごしていきたいと思います。また,機会があればアドバンスト〈上級〉コースの受験もしてみたいなと思います。

(スタンダード〈中級〉コース・優秀賞 高橋渉 23 歳・埼玉県)

教員の立場からの受験 現在,地方の国立大学で法学担当教員として勤務しています。

法学部のない大学で,しかも法学科目のほとんどを私が担当しているという状況において,学生たちが法学に触れる機会は限られています。なんとか学生たちに法学の知識を効率よく学ばせることはできないだろうかと常々考えていました。そこで思い出したのが法学検定試験でした。試験自体は,学生時代に当時の4級と3級を受験し合格した経験から知っていました。教員となり,改めて問題集を見てみると,ベーシック〈基礎〉コースは本当に基本となる知識を身に着けるのに適切な問題が揃っているし,スタンダード〈中級〉コースは基本を押さえつつも正確な知識が必要となる良問揃いであることに感心しました。この試験の合格を目指すことによって効率よく必要な知識を身に付けることができると確信した私は,自分のゼミ生だけではなく,法学に興味を持っている多くの学生たちにも受験してもらいたいと思い,ゼミ生を中心とした研究会を立ち上げ,3年前から団体受験を始めました。その頃から,自分も受験して実力を試してみたいと思ってはいましたが,あくまでも学生のための試験であると受験を控えていました。

昨年,事務局の方にお目にかかる機会があり,その際,大学の教員も受験し,結構苦戦されているとの話を伺いました。また,債権法の改正にいち早く対応していることも伺いましたので,今回は受験をしようかなという気持ちにかなり傾きました。さらに,団体受験には20名必要なのですが今年は1名足りないかもという話を学生から聞いていたので,それならば受験しようと決意しました。

受験をするからには合格をしなければなりません。立場上,合格は当然なので,かなりプレッシャーがありましたが,結果として,ベーシックコースは60点満点,スタンダードコースは75点満点中73点という成績で合格ができ,双方とも最優秀者ということで,学生たちに対する面目を保てました。本当にほっとしています。次回はスタンダードコースで満点合格を,アドバンスト〈上級〉コースで合格を目指そうと考えています。

法学検定試験は,学ぶべき法的知識の標準を示すものだと感じています。ゆえに,法学に関心のある多くの学生さんに受験してもらいたいと思うのはもちろんですが,私のように日々 学生の指導をしている教員の方にも受験をしてもらいたいと思っています。

(ベーシック〈基礎〉コース・最優秀賞 スタンダード〈中級〉コース・最優秀賞

佐藤 匡 44 歳・鳥取県)

判例問題の解き方のコツ 今回受験しようと思ったきっかけは,大学に入学してから様 な々検

定の試験に挑戦しようと思っていたからです。そして1年生の時には法律に関わる検定を受験して,法律の基礎知識などを身につけたいと考えていたところ,大学内で法学検定試験受験者向けの講座が開講されていることを知り,受験することにしました。

合格にむけて,問題集を何度も解くことに重きを置きました。問題集を常に持ち歩いていて,電車での移動中などでも問題集を解くようにしていました。そして,わからなかったり,間違えてしまった問題は印をつけておき,講座終了後に,先生に解説をしてもらったり,家でも講座で配布された資料や大学の講義ノート,六法などを確認し,何度も問題を解くことで理解を深めていきました。ただ,この勉強方法で一番大変だったのは判例の問題でした。判例は登場人物がアルファベットで表記されていて,大学に入ってから初めて判例に接したので,どうやって理解するのがよいのか悩んでいたのですが,講座で教えてもらったことは,最初に登場人物を自分の知っている人に置き換えることでした。これを実践することで,頭の中で判例の内容をイメージしやすくなり,問題が解きやすくなりました。

今回,スタンダードを受験するうえでの環境も合格につながったと思っています。団体受験により,同じ目標を持つ人が周りにいたことで受験への意欲を高めることができたからです。

法学検定に合格することができ,今後も様 な々検定などに挑戦しようという気持ちが高まりました。また,今回の受験で自分にあった勉強方法や法律の知識も身につけることができとても良かったと思います。 (スタンダード<中級>コース・団体賞

太田陸斗・関東学院大学 1 年)