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1 体育科学習指導案 指導者 1 日時 平成 30 12 5 日(水) 2 学年・組 2 学年 1 31名(男子 17 女子 14名)(女子1名個別支援学級児童含む) 3 領域 走・跳の運動遊び 跳の運動遊び 4 単元名 とんで とんで ジャン・プッ・プ!5 児童の実態 技能の体験状況 【知識及び技能】 学び方の体験状況 【思考力、判断力、表現力等】 楽しさの体験状況 【学びに向かう力、人間性等】 走の運動遊びでは、い ろいろな形状の線上を真 っ直ぐに走ったり、蛇行 して走ったりしてきた。 蛇行して走るときには、 隣で走る友達の動きが気 になって、ライン上をは み出して走ってしまう児 童がいたので、スピード 調節をするように声をか けてきた。また、音楽を流 すことで、ペースを掴め た児童もいた。 水遊びでは、振り返り のときに、できていない のにできたつもりになっ ている児童が多くいた。 そこで、マットを使った 運動遊びなどでは、でき ていない児童に対して は、全体で一緒に確認し た後に、個別に動きを確 認するようにしてきた。 できていないことについ ては、認識させるととも に、技能のポイントを全 体で共有するようにした い。 走の運動遊びでは、障害 物のある折り返しリレー でどうやったらより速く 走ることができるのかを グループで考えた。友達と 障害物の置き方を実際に 跳んで試しながら、話し合 ってきた。 友達のよい動きや考えた ことを伝えることが、難し い児童が多くいた。段階的 に友達と関われるように するために、まずは友達の 取組に対して応援するこ とを様々な場面で行って きた。 マットを使った運動遊 びでは、技のポイントを1 つに絞り、それに対してで きていたら「できていた よ」と伝えることをしてき た。さらに伝えられる児童 には、一言感想も伝えるよ うにしてきた。振り返りで は、言葉に出して伝えるこ とが難しい児童が多くい るため、視点をはっきりさ せる必要がある。 多くの児童が体育の学習に対して意欲的 に取り組んでいる。しかし、あまり運動する ことが好きでない児童や学習内容によって 意欲に差がある児童も少なくない。 学習の中で勝敗がつく場面が出てくると、 負けを認めたくないために不正行為をして しまったり、競争中に途中で止めてしまった りしてしまうことがあった。例えば、鬼遊び でコースから故意にはみ出してレースを続 けたり、走の運動遊びのリレー中に大きく減 速し、止まったりすることなどがあった。ま た、勝敗を受け入れられず、相手チームの不 正を言い続け、最後まで納得できない児童も いた。 マットを使った運動では、一人でなかなか できない技に対して、教師や友達に手伝って もらうことで前向きに取り組む姿がみられ た。 単元の見通しは、学習の最初に単元のイメ ージをもてるようにイメージに合ったイラ スト等を提示してきた。振り返りは、学習カ ードで顔マークを使って3段階と記述で、4 月からの体育の学習カードや道徳、外国語活 動などで行ってきた。グループで活動する場 面では、走の運動遊びでハードル等の障害物 の置き方を考えたり、マットを使った運動遊 びで遊び方を考えたりするなどをグループ の友達と一緒に行ってきた。

とんで ジャン・プッ・プ!...1 体育科学習指導案 指導者 1 日時 平成30年 12月5日(水) 2 学年・組 第2 学年1 組 31名(男子17名 女子14名)(女子1名個別支援学級児童含む)

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Page 1: とんで ジャン・プッ・プ!...1 体育科学習指導案 指導者 1 日時 平成30年 12月5日(水) 2 学年・組 第2 学年1 組 31名(男子17名 女子14名)(女子1名個別支援学級児童含む)

1

体育科学習指導案

指導者

1 日時 平成 30 年 12 月 5 日(水)

2 学年・組 第 2 学年 1 組 31名(男子 17 名 女子 14名)(女子1名個別支援学級児童含む)

3 領域 走・跳の運動遊び 跳の運動遊び

4 単元名 「とんで とんで ジャン・プッ・プ!」

5 児童の実態

技能の体験状況

【知識及び技能】

学び方の体験状況

【思考力、判断力、表現力等】

楽しさの体験状況

【学びに向かう力、人間性等】

走の運動遊びでは、い

ろいろな形状の線上を真

っ直ぐに走ったり、蛇行

して走ったりしてきた。

蛇行して走るときには、

隣で走る友達の動きが気

になって、ライン上をは

み出して走ってしまう児

童がいたので、スピード

調節をするように声をか

けてきた。また、音楽を流

すことで、ペースを掴め

た児童もいた。

水遊びでは、振り返り

のときに、できていない

のにできたつもりになっ

ている児童が多くいた。

そこで、マットを使った

運動遊びなどでは、でき

ていない児童に対して

は、全体で一緒に確認し

た後に、個別に動きを確

認するようにしてきた。

できていないことについ

ては、認識させるととも

に、技能のポイントを全

体で共有するようにした

い。

走の運動遊びでは、障害

物のある折り返しリレー

でどうやったらより速く

走ることができるのかを

グループで考えた。友達と

障害物の置き方を実際に

跳んで試しながら、話し合

ってきた。

友達のよい動きや考えた

ことを伝えることが、難し

い児童が多くいた。段階的

に友達と関われるように

するために、まずは友達の

取組に対して応援するこ

とを様々な場面で行って

きた。

マットを使った運動遊

びでは、技のポイントを1

つに絞り、それに対してで

きていたら「できていた

よ」と伝えることをしてき

た。さらに伝えられる児童

には、一言感想も伝えるよ

うにしてきた。振り返りで

は、言葉に出して伝えるこ

とが難しい児童が多くい

るため、視点をはっきりさ

せる必要がある。

多くの児童が体育の学習に対して意欲的

に取り組んでいる。しかし、あまり運動する

ことが好きでない児童や学習内容によって

意欲に差がある児童も少なくない。

学習の中で勝敗がつく場面が出てくると、

負けを認めたくないために不正行為をして

しまったり、競争中に途中で止めてしまった

りしてしまうことがあった。例えば、鬼遊び

でコースから故意にはみ出してレースを続

けたり、走の運動遊びのリレー中に大きく減

速し、止まったりすることなどがあった。ま

た、勝敗を受け入れられず、相手チームの不

正を言い続け、最後まで納得できない児童も

いた。

マットを使った運動では、一人でなかなか

できない技に対して、教師や友達に手伝って

もらうことで前向きに取り組む姿がみられ

た。

単元の見通しは、学習の最初に単元のイメ

ージをもてるようにイメージに合ったイラ

スト等を提示してきた。振り返りは、学習カ

ードで顔マークを使って3段階と記述で、4

月からの体育の学習カードや道徳、外国語活

動などで行ってきた。グループで活動する場

面では、走の運動遊びでハードル等の障害物

の置き方を考えたり、マットを使った運動遊

びで遊び方を考えたりするなどをグループ

の友達と一緒に行ってきた。

Page 2: とんで ジャン・プッ・プ!...1 体育科学習指導案 指導者 1 日時 平成30年 12月5日(水) 2 学年・組 第2 学年1 組 31名(男子17名 女子14名)(女子1名個別支援学級児童含む)

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〇平成 29 年度 体力テスト(学年)

〇1年生の跳の運動遊び (昨年度3クラス各担任より) ○良い点、●課題点、・手立て等

動き(体育読本参考) → 指導者から見た気付き、感じたこと等

(慣れの運動)

ジャンケン ケンケン → 〇児童は好んで楽しんで行っていた

ケンパー跳び遊び →

●「ケン」「パー」のリズムができない児童がいた

●ケンステップの間隔が大きくなるとできない児童がいた

・まとめの段階ではコースの一部にミニハードルを取り入れた

ゴム跳び遊び → ●ゴムに当たっていることに気付いていない児童がいた

・体育読本例示にある一緒にジャンプはしていない

川跳び遊び → ●ケンステップを気にせず跳ぶ児童がいた

・自分でめあてを決め、好きな場所から跳んだ

(場)砂場での着地 → ・行っていない

遊び方の工夫はせず、様々な運動を経験してきた。

立ち幅跳び

下野庭→100.7cm(-4.8cm)

市平均→105.5cm

反復横跳び

下野庭→18.0 回(-6 回)

市平均→24.0 回

全体的に市平均を下回っている項

目が多い。特に反復横跳びは市平均と

比べて大きく下回っている。

最小 2 点 最大 34 点

標準偏差 下野庭 9.7 市 5.2

最小 60cm 最大 155cm

標準偏差 下野庭 18.1 市 19.5

項目ごとの分布図をみると、

反復横跳びは広くなっており、

跳の運動遊びに関わる動きを

苦手とする児童が多くいた。

総合評価からは、上位層は少なく D・E 層も多く

いることが分かる。入学して間もない頃、運動能力

が高くなかったことがわかる。

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〇平成 30 年度 体力テスト(2 年 1 組) 運動会後 6 月実施

(割合は横浜市 29 年度の平均と比較した値)

○事前アンケート

5(好き) 4 3 2 1(好きではない)

体育は好きですか? 13 10 5 1 1

「とびっこあそび」は好きですか? 14 7 8 0 1

(夏休み明け初日 8/27 体育読本を見ながら用紙に記入して回答)

跳の運動遊びに対する意欲は、体育の授業に対する意欲と同じくらいある。児童の思考の中では、跳の運

動遊びも他の体育と同じように「体を動かすこと」と考え、跳の動きだけを切り離して考えているわけでは

ないと推測される。ただ昨年度、ゴムに引っかかっていることに気づかずに続けていたり、地面にある輪を

踏まずに進んだりすることがあったという話から、自分の動きを理解できず肯定的に捉えている可能性もあ

る。

・体育のどんなときが楽しい?

動き 走る(13 人)、鬼ごっこ(5 人)、好きな運動(4 人)、リレー(2人)、跳び箱(1 人)、立ち幅(1 人)

遊び方 競争すると楽しい(1 人)、二人で回る(1 人)

・体育をもっと楽しくするには?

動き (人) 遊び方 (人)

もっと速くする 3 みんな仲良くすると楽しくなる 8

走ったりジャンプ 3 楽しい体育をする 2

おにごっこやじゃんけん 2 みんなで作戦を決めたりなかよくする 1

マットで好きな技をする 1 走ったり、ジャンプしたりすることを考える 1

いろいろな運動をする 1 みんながルールを守って楽しくする 1

もっと一生懸命頑張ること 1

もうちょっと道を長くする 1

みんなが安全に楽しく過ごす 1

きらいな競技を練習すれば楽しくなる 1

・「とびっこあそび」ではどんなことをしたいですか?

80%90%

100%110%120%

上体おこし

長座体前屈

反復横とび

20mシャトルラン50m走

立ち幅とび

ボール投げ

2年1組

動き (人)

ケンパー跳び 3

ジャンプやジャンケン 4

ゴム跳び 5

川跳びをしたい 6

いっぱい跳びたい 3

3 段跳びに挑戦したい 1

立ち幅跳び

下野庭→116.0cm(-1.2cm)

市平均→117.2cm

反復横跳び

下野庭→30.2 回(+3.1 回)

市平均→27.1 回

1 年生の時に市平均を大きく下回っていた

反復横跳びは、一転して上回った。立ち幅跳び

も、市平均との差を縮めた。授業はもちろん、

学校保健委員会のリズムジャンプの取組など

も起因しているのかもしれない。また、今年度

の体力テスト実施時期が運動会後であったこ

とも要因の一つであると考えられる。

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4

6 単元目標

【知識及び技能】

跳の運動遊びの楽しさに触れ、その行い方を知るとともに、前方や上方に跳んだり、連続して跳ん

だりすること。

【思考力、判断力、表現力等】

跳ぶ簡単な遊び方を工夫するとともに、考えたことを友達に伝えていること。

【学びに向かう力、人間性等】

運動遊びに進んで取り組み、順番やきまりを守り誰とでも仲よく運動をしたり、勝敗を受け入れた

り、場の安全に気を付けたりすること。

7 学習活動に即した評価規準

知識及び技能 思考力、判断力、表現力等 学びに向かう力、人間性等

学習活動に即した評価規準

①跳の運動遊びの行い方を知

っている。

②片足や両足で連続して前方

に跳ぶことができる。

③助走を付けて片足でしっか

り地面を蹴って上方に跳ぶ

ことができる。

④片足や両足で連続して上方

に跳ぶことができる。

⑤助走を付けて片足でしっか

り地面を蹴って前方に跳ぶ

ことができる。

①楽しく遊ぶことができる場

を選んでいる。

②友達のよい動きを見付け、そ

のことを友達に伝えている。

③楽しく遊ぶことができる場

や遊び方について考えたこ

とを友達に伝えている。

①跳の運動遊びに進んで取り

組もうとしている。

②運動の順番やきまりを守り、

誰とでも仲よくしようとし

ている。

③運動遊びで使用する用具の

準備や片付けを、友達と一緒

にしている。

④運動をするときに、友達とぶ

つからない十分な間隔があ

るかなどの場の安全に気を

付けようとしている。

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8 研究テーマの実現に向けた手立て

目指す具体の姿

【知識及び技能】 【思考力、判断力、表現力等】 【学びに向かう力、人間性等】

運動遊びの仕方を理解した上

で、前方や上方、連続して跳ぶこ

とができる姿。

グループで協力して、遊び方を

工夫しようとする姿。 仲よく運動遊びに進んで取り組

もうとする姿。

①子どもが見通しをもつ場面の設定

見通し

本単元では、各時間の学習内容の簡単な紹介とイラストなどを交えた掲示物を提示し、単元の見通

しをイメージできるようにする。①導入場面の1時間目→②3つの遊びについて学習する2・3・4

時間目→③さらに3つの遊びについて深める5・6・7時間目→④まとめの8時間目と4つのまとま

りに分けた。また、ジャン・プッ・プランド!のアトラクションを考えるというイメージをもち学習

展開していくので、意欲を高められるように、園内マップも提示した。

提示のタイミングについて。1時間目は、「遠く」「高く」「リズミカルに」という3つの跳ぶがある

ことを提示だけして、いろいろな遊びに浸った。跳ぶことについて学習していくというイメージをも

つことができた方が効果的と考え、2時間目に提示した。

研究テーマ

運動する楽しさを実感しながら、自ら学びを創る子どもの育成

~「主体的・対話的で深い学び」の姿を引き出す跳の運動遊び、跳の運動の授業づくり~

リズムよく続けて片足ジャ

ンプすることができまし

た。

自分が跳びやすい高さで

続けて跳ぶ場所を考える

ことができました。

友達と一緒に連続ジャン

プをするなど、仲よく活動

することができました。

単元の見通し 活動の動機付けをねらう「園内マップ」

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②わくわくする場づくり

場に応じた動きをイメージ

子ども達が自由に遊び方を工夫する中で、ねらった動きができる場にしたい。自ら考えることによ

って、こだわりをもって意欲的に遊ぶことができると考えるからである。遊び方の工夫をする際には、

学習指導要領の動きの例示に示されている【ケンパー遊び】【ゴム跳び遊び】【幅跳び遊び】の動きを

イメージできるようなイラストをペープサートで提示する。提示する際は、下欄のイラストにある矢

印のような動きをする。あえて人のイラストを使用しないことで、自由な発想を引き出せるようにし

たい。

2時間目【ケンパー遊び遊び】の場で提示

ジャン・プッ・プ ベアー

3時間目【幅跳び遊び】の場で提示

ロングジャンプカー

4時間目【ゴム跳び遊び】の場で提示

ドルフィンランド

自由に遊ぶ時間の保障

1時間目では、跳ぶには単元名のように「遠く」「高く」「リズムよく」の3つの跳び方があること

を子どもと一緒に確認した後、グループごと自由に用具を使い遊ぶ時間をとる。導入場面で跳ぶこと

だけを考えて自由な発想で遊ぶことは、本単元に対して楽しそうだなという思いをもつきっかけにな

ると考える。2時間目以降は、目指す動きのイメージだけを示し、自由に遊ぶ場を保障する。単元を

通してそうした遊びの経験を積み重ねる学び方は、「どうやったらもっと楽しい遊び方ができるか

な?」「こうしてみたらいいかな?」と場づくりを発想できるようにする。

興味をもてる用具の意図的な活用

使用する用具が興味を引き付ける魅力的な物であると、子どもの意欲的な活動につながると考えてい

る。場づくりを行う上で「痛そう」など否定的な気持ちにならないように、例えばゴム跳び遊びでは、

ゴムの代わりに当たっても痛くない包帯を用いるなどして、「遊んでみたい」という思いをもたせたい。

なお用具は、意図的に用意することで、ねらいとしている動きや遊びの工夫を引き出せるようにする。

グループによって使える用具の数に差が出てしまうと、十分に動けなかったり不満を感じたりするグル

ープが出たりするので、その時間に適した用具とその数を示し、その中で遊びの工夫をする。

痛そう

嫌だな

遊んでみたい

なんだろう

興味をもてる用具(例)

K ライン(染めた包帯)など

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③楽しさの共有

グループで活動する場の設定

本単元では、人間関係、技能面、話合いをリードすることができるかなどを考慮して教師が意図的

にグループ編成し、進んで遊ぶことができるようにする。単元を通じて同じグループにして、グルー

プごとに準備片付けを行ったり、遊び方を工夫したりするなど活動を積み重ねて関係を深め、互いに

工夫するアイディアを出し合い話し合えるようにしていきたい。

グループの人数は、4人グループとしてその中でペアをつくる。基本的には、ペアも固定して行う。

ペアは、振り返る際によい動き等を互いに伝え合う。ペアにして見る対象を限定することで友達の動

きをよく見て、伝えることができると考えている。

教師による関わり

低学年は、よい動きや遊び方を実感するために、教師と子どもとの対話が大切であると考えている。

グループで遊んでいる際には、積極的に各グループに言葉かけをしてよい動きや遊び方を価値付けす

る。そのために、ねらいと離れた動きや遊び方をしている場合には、どんな動きをしたらよいのか確認

したり、他のグループの遊びを参考にしたりできるように言葉かけをする。

言葉かけ例

【ケンパー遊び】

「止まらずに進めたね」「リズムよく跳べたね」「ケンケンだけで進めたね」

「ケン・パ・ケン・パのリズムがあって楽しいね」

【幅跳び遊び】

「ビヨーンと(遠くまで)跳べたね」「チョキジャンプ(片足踏み切り)で遠くまでいけたね」

「グーで止まることができたね」

「いろいろなコースがあるから、選ぶことができるね」

【ゴム跳び遊び】

「勢いよく走ってから高くジャンプできたね」「チョキジャンプでジャンプできたね」

「グージャンプ(両足踏み切り)で続けて高くジャンプできたね」

「斜めに K ラインをしてあるから、自分の力に合った所でジャンプできそうだね」

振り返り時間を生かす学習展開

遊ぶ→振り返る→授業終了ではなく、遊ぶ→振り返る(1)→再び遊ぶ→振り返る(2)→授業終

了と主運動の途中に振り返る場面を取り入れる。振り返った後にもう一度遊ぶ時間を確保すること

で、「次はこんなふうに遊び方を工夫してみようかな」「今度は止まらないようにケンケンしたいな」

と子どもが振り返ったことをすぐにフィードバックできるようにしたい。

振り返りでは、自分のグループでどのような動きでどんな遊びができたかを発表し、教師が価値付

けする。振り返りの後は、他のグループの場を遊べる時間をとる。そうすることで、友達の発表を聞

くきっかけになると考える。また、他のグループの遊びの場を経験することは、新たな遊び方を発見

し、遊び方を考えたり広げたりするきっかけにもなる。

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9 指導と評価の計画

時間 学習のねらいと予想される活動 教師の指導(○)と評価(◆)

1 1 リズム体操を行う。

2 学習の見通しをもち、本時のめあてを確認する。

「友達とジャンプをする遊びを考え楽しもう。」

3 慣れの運動を行う。

<動きを合わせてジャンプ>

・ジャンプをする教師の動きを真似する。

<ジャン・プッ・プ! ジャンケン>

・「ジャン・プッ・プ!」という掛け声に合わせて教師

と体でジャンケンをする。

4 グループで跳ぶことを入れた遊び方を考える。

・使用してもよい用具→ライン、K ライン、

リボンバー、カラーコーン、ケンステップ、

・用具は使わなくてもよい。

5 本時の学習を振り返る。

・どんな遊びを考えることができたか聞く。

・ペアの友達に「今日の学習でペアの友達が頑張って

いたこと」を伝える。

・次時の学習の確認をする。

6 整理運動をする。

7 用具を片付ける。

8 学習カードに本時の振り返りを記入する。

○音楽に合わせて、教師が前で一緒に行

う。

○いろいろなジャンプをすることを確

認し、学習の見通しをもたせる。

○グループの友達との活動、ペアの友達

のよいところを見付けることを大切

にすることを伝える。

○楽しい雰囲気を醸し出すために、音楽

を流しながら行う。

○グー、チョキ、パーの動きを子ども達

と確認してから行う。

○グループを回りながら、最初に示した

3つの跳びのどれを入れているのか、

声をかけ確かめる。(跳び方は単独で

ある必要はない)

○活動しているグループ同士の間隔を

十分に取れているか、危険な遊び方は

していないか確認する。

◆①跳の運動遊びの行い方を知ってい

る。(知識及び技能)

○今日の学習のポイントを確認し、学ん

だことについて振り返る。

○使った部位を動かし、けがの有無を確

認する。

○学習カードの書き方を確認する。

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9

2 1 リズム体操を行う。

2 慣れの運動を行う。

<ジャン・プッ・プ! ジャンケン>

3 本時のめあてを確認する。

「友達と一緒に、跳びはねる楽しい遊び方を考えよ

う。」

4 用具を使って工夫した跳び方を考えて遊ぶ。

・使用してもよい用具→ライン、ケンステップ

(予想される場)

・途中で一度よい動きや遊び方を全体で確認する。

「リズムよく跳べているよ」

5 本時の学習を振り返る。

・ペアの友達に「今日の学習で自分が楽しかったこ

と」を伝える。

・次時の学習の確認をする。

6 整理運動をする。

7 用具を片付ける。

8 学習カードに本時の振り返りを記入する。

○音楽に合わせて、教師が前で一緒に行

う。

○みんなが遊園地のアトラクションを

つくるという設定を話す。ペープサー

トで「ジャン・プッ・プ ベアー」を

見せ、イメージを膨らませ、このアト

ラクションをつくることを伝える。オ

ノマトペ「タンタンタン」などを出し、

連続で跳んでいるイメージをもたせ

る。

○リズムに乗ることができるように、音

楽を流す。

○遊び方の工夫で悩んでいたり、話し合

いがまとまらないグループには、他の

グループが考えている方法を紹介し

たり、跳んでみたりするようにアドバ

イスをする。

○目指す動きとずれている場合には、声

をかけて修正する。(走っている、リズ

ムが悪いなど)

◆②片足や両足で連続して前方に跳ぶ

ことができる。(知識及び技能)

◆②運動の順番やきまりを守り、誰とで

も仲よくしようとしている。(学びに向

かう力、人間性等)

○今日の学習のポイントを確認し、学ん

だことについて振り返る。

○使った部位を動かし、けがの有無を確

認する。

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10

3 1 リズム体操を行う。

2 慣れの運動を行う。

<ジャン・プッ・プ! ジャンケン>

3 本時のめあてを確認する。

「友達と一緒に、遠くにジャンプする楽しい遊び方を

考えよう。」

4 用具を使って工夫した跳び方を考えて遊ぶ。

・使用してもよい用具→K ライン(包帯)、

リボンバー(カラーリボン)、

カラーコーン、段ボール

(予想される場)

・途中で一度よい動きや遊びを全体で確認する。

「勢い(助走)をつけて片足で遠くに跳んでいるよ」

5 本時の学習を振り返る。

・ペアの友達に「今日の学習で自分が楽しかったこ

と」を伝える。

・次時の学習の確認をする。

6 整理運動をする。

7 用具を片付ける。

8 学習カードに本時の振り返りを記入する。

○音楽に合わせて、教師が前で一緒に行

う。

○ペープサートで「ロングジャンプカ

ー」を見せ、イメージを膨らませ、こ

のアトラクションをつくることを伝

える。オノマトペ「ピョーン」などを

出し、遠くに跳んでいるイメージをも

たせる。

○遊び方の工夫で悩んでいたり、話し合

いがまとまらないグループには、他の

グループが考えている方法を紹介し

たり、跳んでみたりするようにアドバ

イスをする。

○目指す動きとずれている場合には、声

をかけて修正する。(細かくジャンプ

している、回転しているなど)

◆⑤助走を付けて片足でしっかり地面

を蹴って前方に跳ぶことができる。

(知識及び技能)

◆④運動をするときに、友達とぶつから

ない十分な間隔があるかなどの場の

安全に気を付けようとしている。

(学びに向かう力、人間性等)

○今日の学習のポイントを確認し、学ん

だことについて振り返る。

○使った部位を動かし、けがの有無を確

認する。

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11

4 本時 本時展開 参照

5 1 リズム体操を行う。

2 慣れの運動を行う。

<ジャン・プッ・プ! ジャンケン>

3 本時のめあてを確認する。

「自分が楽しくとべる場を見つけよう。」

4 ジャン・プッ・プ ベアー、ドルフィンランド、

ロングジャンプカー、グループ毎に分かれて遊び方

を工夫する。

ジャン・プッ・プ ベアー…1班、2班

ドルフィンランド…3班、4班、5班

ロングジャンプカー…6班、7班、8班

・途中で各遊び場ごとに集まり、よい動きや遊びを確

認する。

5 各班が考えた遊びを遊ぶ。チェックシートをつけ

ながら、ペア(3人組)で遊んで回る。

6 本時の学習を振り返る。

・ペアの友達に「今日の学習で見つけた自分が楽しか

った遊び方」を伝える。

・次時の学習の確認をする。

7 整理運動をする。

8 用具を片付ける。

9 学習カードに本時の振り返りを記入する。

○音楽に合わせて、教師が前で一緒に行

う。

○遊び方の工夫で悩んでいたり、話し合

いがまとまらないグループには、実際

に例を伝えたり、跳んでみたりするよ

うにアドバイスをする。

○目指す動きとずれている場合には、声

をかけて修正する。

◆②片足や両足で連続して前方に跳ぶ

ことができる。(知識及び技能)

◆①楽しく遊ぶことができる場を選ん

でいる。(思考力、判断力、表現力等)

○今日の学習のポイントを確認し、学ん

だことについて振り返る。

○使った部位を動かし、けがの有無を確

認する。

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6 1 リズム体操を行う。

2 慣れの運動を行う。

<ジャン・プッ・プ! ジャンケン>

3 本時のめあてを確認する。

「友達のよい動きを見付け、伝えよう。」

4 ジャン・プッ・プ ベアー、ドルフィンランド、

ロングジャンプカー、グループ毎に分かれて遊び方

を工夫する。

初めに前時までに工夫した遊びを確認する。

ジャン・プッ・プ ベアー…6 班、7 班、8 班

ドルフィンランド…1 班、2 班

ロングジャンプカー…3 班、4 班、5 班

・途中で各遊び場ごとに集まり、よい動きや遊びを確

認する。

5 各班が考えた遊びを遊ぶ。チェックシートをつけ

ながら、ペア(3人組)で遊んで回る。

6 本時の学習を振り返る。

・ペアの友達に「今日の学習で見つけたペアの友達の

よい動き」を伝える。

・次時の学習の確認をする。

7 整理運動をする。

8 用具を片付ける。

9 学習カードに本時の振り返りを記入する。

○音楽に合わせて、教師が前で一緒に行

う。

○遊び方の工夫で悩んでいたり、話し合

いがまとまらないグループには、実際

に例を伝えたり、跳んでみたりするよ

うにアドバイスをする。

○目指す動きとずれている場合には、声

をかけて修正する。

◆③助走を付けて片足でしっかり地面

を蹴って上方に跳ぶことができる。

(知識及び技能)

◆②友達のよい動きを見付け、そのこと

を友達に伝えている。(思考力、判断

力、表現力等)

○今日の学習のポイントを確認し、学ん

だことについて振り返る。

○使った部位を動かし、けがの有無を確

認する。

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7 1 リズム体操を行う。

2 慣れの運動を行う。

<ジャン・プッ・プ! ジャンケン>

3 本時のめあてを確認する。

「友達と一緒に、さらに楽しい遊び方を考えよう。」

4 ジャン・プッ・プ ベアー、ドルフィンランド、

ロングジャンプカー、グループ毎に分かれて遊び方

を工夫する。

初めに前時までに工夫した遊びを確認する。

ジャン・プッ・プ ベアー…3 班、4 班、5 班

ドルフィンランド…6 班、7 班、8 班

ロングジャンプカー…1 班、2 班

・途中で各遊び場ごとに集まり、よい動きや遊びを確

認する。

5 各班が考えた遊びを遊ぶ。チェックシートをつけ

ながら、ペア(3人組)で遊んで回る。

6 本時の学習を振り返る。

・ペアの友達に「今日の学習で見つけたペアの友達の

よい動き」を伝える。

・次時の学習の確認をする。

7 整理運動をする。

8 用具を片付ける。

9 学習カードに本時の振り返りを記入する。

○音楽に合わせて、教師が前で一緒に行

う。

○遊び方の工夫で悩んでいたり、話し合

いがまとまらないグループには、実際

に例を伝えたり、跳んでみたりするよ

うにアドバイスをする。

○目指す動きとずれている場合には、声

をかけて修正する。

◆④片足や両足で連続して上方に跳ぶ

ことができる。(知識及び技能)

◆③楽しく遊ぶことができる場や遊び

方について考えたことを友達に伝え

ている。(思考力、判断力、表現力等)

○今日の学習のポイントを確認し、学ん

だことについて振り返る。

○使った部位を動かし、けがの有無を確

認する。

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8 1 場や用具の準備を行う。

2 リズム体操をする。

3 慣れの運動を行う。

<ジャン・プッ・プ! ジャンケン>

4 本時のめあてを確認する。

「今まで考えた遊びをつなげて、ジャン・プッ・プラ

ンド!を楽しもう。」

5 ジャン・プッ・プランド!を楽しむ。

・それぞれの場所で、時間になったら合図で次の場所

に移動することができる。

6 本時、単元の学習を振り返る。

・ペアの友達に「今日の学習でペアの友達が頑張って

いたこと」を伝える。

・単元の振り返りをする。

7 整理運動をする。

8 用具を片付ける。

9 学習カードに本時の振り返りを記入する。

○事前にどの班が何の場をつくるのか

決めておく。

○周りのグループと間隔を取りぶつか

らないように準備する。

○音楽に合わせて、教師が前で一緒に行

う。

○早く回って競うわけではないことを

おさえる。

◆③助走を付けて片足でしっかり地面

を蹴って上方に跳ぶことができる。

(知識及び技能)

◆①跳の運動遊びに進んで取り組もう

としている。

(学びに向かう力、人間性等)

○今日の学習のポイント、単元で学んで

きたことを確認し、振り返る。

○使った部位を動かし、けがの有無を確

認する。

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10 本時目標

友達と楽しく遊ぶことができる遊び方を工夫して、進んで運動に取り組み、上方に跳ぶことができる。

11 本時展開(4/8時間)

学習活動 ・活動の内容 ○教師の指導 ◆評価

1 リズム体操を行う。

2 慣れの運動を行う。

<ジャン・プッ・プ! ジャンケン>

3 本時のめあてを確認する。

「友達と一緒に、高くジャンプする楽しい遊び方を

考えよう。」

4 用具を使って工夫した跳び方を考えて遊ぶ。

・使用してもよい用具→K ライン、カラーコーン等

(予想される場)

・途中でよい動きや遊びを全体で確認する。

「勢い(助走)をつけて片足でピョーンと(上に)跳ん

でいるよ」「ピョーンピョーンと続けて跳んでいるよ」

5 本時の学習を振り返る。

・ペアの友達に「今日の学習で自分が楽しかったこ

と」を伝える。

・次時の学習の確認をする。

6 整理運動をする。

7 用具を片付ける。

8 学習カードに本時の振り返りを記入する。

○音楽に合わせて、教師が前で一緒に行う。

○ペープサートで「ドルフィンランド」を見せ、

イメージを膨らませ、このアトラクションを

つくることを伝える。オノマトペ「ピョーン」

などを出し、高く跳んでいるイメージをもた

せる。

○遊び方の工夫で悩んでいたり、話し合いがま

とまらないグループには、他のグループが考

えている方法を紹介したり、跳んでみたりす

るようにアドバイスをする。

○目指す動きとずれている場合には、声をかけ

て修正する。(遠くに跳んでいる、細かくジ

ャンプしているなど)

◆④片足や両足で連続して上方に跳ぶことが

できる。(知識及び技能)

◆③運動遊びで使用する用具の準備や片付け

を、友達と一緒にしている。(学びに向かう

力、人間性等)

○友達のよかったところを称賛する声を積極

的に取り上げ、価値づける。

○子どもたちが気づいていないよさを紹介し

称賛する。

○他のグループの場で遊べる時間をとる。

○使った部位を動かし、けがの有無を確認す

る。

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12 想定される遊びの工夫

想定される遊びの工夫の例【場】

ケンパー跳び遊び ゴム跳び遊び 幅跳び遊び

・ケンステッ

プの数や並び

方等を工夫す

・2本のコーンを使って K ラインを張る

・高さを変える(斜め張り)

・連続で置く

・三角にする

・ジグザグに置く

・十字に置く

・ケンステップを少

し先に置く

・途中に段ボールを

置く

想定される遊びの工夫の例【遊び方】

ケンパー跳び遊び ゴム跳び遊び 幅跳び遊び

・いろいろなリズム

(ゆっくり、速く)

「トーントーン」「トトトト」

・双方向からスタートしてジャンケ

ンをする

・リレー形式にする

△不規則なリズム

「トーントトトトーントト」

△途中で頭の上で手を叩く

△途中、空中で向きを変える

○跳び方を工夫

・前を向いてダブル両足跳び(音楽に

合わせ両足で右右、左左と線を跳びな

がら前へ進む。)

・前を向いて両足跳び(両足で右左ト

ン、トン。)

・横を向いて両足跳び(両足で前後ト

ン、トン。右サイド左サイド。)

・ダブルケンケン(片足で右右、左

左。)

・トリプルケンケン(片足で右右右

右、左左左左。)

・ケンパー(片足でケン、両足でパー)

・片足踏切り→片足着地

・片足踏切り→両足着地

→片足踏切り

・高さを変える

(膝の高さまで)

・友達と一緒にジャンプ

・得点を付ける

・左から、右から

・走りながら跳ぶ

・連続で

△後ろに

・片足や両足で

・勢い(助走)をつける

・遠くに跳ぶ(点数化)

・狙ってジャンプ(点数化)

「△」は系統性を考え、取り上げない動き。

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13 班とビブス番号、事前アンケート

班 ビブス色

番号 出席

番号

体育

好き?

体育どんなときが

楽しい?

もっと楽しくするには?

とびっこ

好き?

とびっこ

なにしたい?

1 水 1 1 5 跳び箱を跳んでい

るとき 楽しい体育をする 5 未記入

6 緑 2 2 5 リレー遊びでコー

ンを回るとき

みんなで作戦を決めたりなかよく

する 3 ケンパー跳び

7 薄青10 3 5 走るとき おにごっこやじゃんけんとか 4 ケンパー跳び

7 薄青9 4 5 競争すると楽しい もっと速くする 1 転んだら痛そう

4 赤 2 5 3 走るとき 走りながらジャンプ 4 未記入

6 緑 8 6 4 走ること 走るといいことがあります 5 未記入

2 蛍光黄4 7 4 走る みんな仲良くすると楽しくなる 4 ジャンプやジャンケン

8 白 1 8 5 走ること もっと速く走れば 3 ゴム跳び

3 ピンク3 9 5 おにごっこ みんなともっと楽しくなかよくし

たらいい 5 川跳びをしたい

3 ピンク2 10 4 走ってるとき もっと速くする 4 川跳び

5 薄ピンク4 11 3 運動するとき みんなが体育をもっと 5 全部広い幅でも跳べるよう

にしたい

2 蛍光黄1 12 5 走ること なかよく楽しく 4 ジャンケン

2 蛍光黄2 13 3 走るとき いっぱい走ったら楽しくなる 5 いっぱい跳びたい

5 薄ピンク2 14 5 外で体育をすると

き 楽しい体育をする 5 跳びっこ遊びの全部

4 赤 10 15 4 立ち幅跳びで最初

手をぶらぶらする

とき

力をつけて走ったり、ジャンプし

たりすることを考えると楽しい 5 ゴムの上を跳んだりしたい

4 赤 7 16 1 折り返りリレー もっと楽しく好きになれたら 5 ケンパー跳び

1 水 2 17 3 マットのゆりかご みんながルールを守って楽しくす

る 3

ゴム跳びをしたらおもしろ

1 水 3 18 5 おにごっこ みんなもっとなかよくしたい 5 川跳びをしたい

2 蛍光黄3 19 2 好きな運動ができ

るとき もっと一生懸命頑張ること 3 3 段跳びに挑戦したい

3 ピンク1 20 5 走ること おにごっことかジャンケンをいれ

たら 5 跳ぶところ

4 赤 6 21 未 未記入 未記入 未 未記入

5 薄ピンク1 22 4 走っているとき もうちょっと道を長くする 3 川跳び

6 緑 4 23 4

・おにごっこで逃

げているとき

・マット2人で回

るとき

みんななかよくゆずったりする 5 ジャンケン・ケンケンパ

7 薄青7 24 3 未記入 未記入 3 未記入

1 水 4 25 5 運動するとき みんながなかよくする 4 未記入

8 白 3 26 4 走ったりするとき いろいろな運動を入れるといいと

思います 4 川跳びをしたい

5 薄ピンク5 27 5 マットをやってい

るとき

マットの時に好きな技を最後にし

たらいい 5 ジャンケンケンケン

8 白 5 28 4

・リレーあそびの

走るところおにご

っこの逃げるとこ

もっとみんなで協力したらもっと

楽しくなる 5

いろいろな線やゴムを跳び

たい

3 ピンク4 29 4 未記入 未記入 3 未記入

7 薄青8 30 4 跳びっこリレー きらいな競技を練習すれば楽しく

なる 3 ゴム跳び

8 白 2 31 5 走るとき みんなが安全に楽しくすごすのと

同じにしたらいいかも 5 未記入

※アンケートは夏休み明け初日 8/27 体育読本を見ながら用紙に記入して回答

※①④は、5(好き)→1(好きではない)

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14 場の設定 イメージ

それぞれの場所に、各グループが考えた遊びが置いてある。

時間 場

1

グループごとに活動して

いる。

それぞれの場所で用具を

自由に使い、いろいろな

跳ぶ遊び方を試してい

る。

2

グループごとに活動して

いる。

それぞれの場所で

2時間目→ケンパー遊び

をしている。

34

グループごとに活動して

いる。

それぞれの場所で

3時間目→幅跳び遊び

4時間目→ゴム跳び遊び

をしている。

567

8

遊びを考えるおおよその

場所を指定し、その中で

グループごとに遊び方を

工夫している。

ケンパー跳び遊び

幅跳び遊び

ゴム跳び遊び

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15 動きの系統 陸上運動 幼稚園 低学年 1・2 年生 中学年 3・4 年生 高学年 5・6 年生

1 心身の健康に関する領域「健康」

〔健康な心と体を育て、自ら健康で安

全な生活をつくり出す力を養う。〕

1 ねらい

(2) 自分の体を十分に動かし、進ん

で運動しようとする。

幼児の興味や能力などに応じた遊び

の中で、自分から十分に体を動かす心

地よさを味わうことができるように

することが大切。

C 走・跳の運動遊び

イ 跳の運動遊び

[例示]

○幅跳び遊び

・助走を付けて片足でしっかり地面を蹴って前方に

跳ぶこと。

○ケンパー跳び遊び

・片足や両足で、いろいろな間隔に並べられた輪等

を連続して前方に跳ぶこと。

○ゴム跳び遊び

・助走を付けて片足でしっかり地面を蹴って上方に

跳ぶこと。

・片足や両足で連続して上方に跳ぶこと。

C 走・跳の運動

ウ 幅跳び

[例示]

○短い助走からの幅跳び

・5~7歩程度の助走から踏切り足を決めて前方に

強く踏み切り、遠くへ跳ぶこと。

・膝を柔らかく曲げて、両足で着地すること。

エ 高跳び

[例示]

○短い助走からの高跳び

・3~5歩程度の短い助走から踏切り足を決めて上

方に強く踏み切り、高く跳ぶこと。

・膝を柔らかく曲げて、足から着地すること。

C 陸上運動

ウ 走り幅跳び

[例示]

○リズミカルな助走からの走り幅跳び

・7~9歩程度のリズミカルな助走をすること。

・幅 30~40cm 程度の踏切りゾーンで力強く踏み

切ること。

・かがみ跳びから両足で着地すること。

エ 走り高跳び

[例示]

○リズミカルな助走からの走り高跳び

・5~7歩程度のリズミカルな助走をすること。

・上体を起こして力強く踏み切ること。

・はさみ跳びで、足から着地すること。

幼児期の運動に関する指導参考資料

[ガイドブック]第 1 集(スポーツ庁)

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20

動きの系統 体つくり運動

低学年 1・2 年生 中学年 3・4 年生 高学年 5・6 年生 A 体つくりの運動遊び

イ 多様な動きをつくる運動遊び

(イ) 体を移動する運動遊び

姿勢、速さ、リズム、方向などを変えて、這う、歩く、走る、跳ぶ、はねるな

どの動きで構成される運動遊びや一定の速さでのかけ足などの運動遊びを通し

て、様々な行い方で体を移動する動きを身に付けることができるようにする。

[例示]

○跳ぶ、はねるなどの動きで構成される運動遊び

・両足や片足でいろいろな跳び方で跳んだり、空中で向きを変えて足から着地し

たりすること。

・両足または片足で、リズムや方向、高さを変えてはねること。

◎運動遊びが苦手な児童への配慮の例

・跳ぶ、はねるなどの動きが苦手な児童には、跳ぶ方向が分かるよう矢印を置い

たり、はねた際に手でタッチできるよう目印をぶら下げたりするなど、場や用具

を準備するなどの配慮をする。

A 体つくりの運動

イ 多様な動きをつくる運動遊び

(イ) 体を移動する運動

姿勢、速さ、リズム、方向などを変えて、這う、歩く、走る、

跳ぶ、はねる、登る、下りるなどの動きで構成される運動や、一

定の速さでのかけ足などの運動を通して、体を移動する動きを

身に付けることができるようにする。

[例示]

○跳ぶ、はねるなどの動きで構成される運動

・両足で跳び、手足の動作を伴って全身じゃんけんをすること。

・速さやリズムの変化を付けたスキップやギャロップをしては

ねること。

・踏切り方や着地の仕方を変えて、いろいろな跳び方をするこ

と。

A 体つくり運動

イ 体の動きを高める運動

(イ) 巧みな動きを高めるための運動

巧みな動きを高めるための運動とは、人や物の

動き、または場所の広さや形状などの環境の変化

に対応して、タイミングやバランスよく動いたり、

リズミカルに動いたり、力の入れ方を加減したり

する体の動きを高めることをねらいとして行う運

動である。

[例示]

○人や物の動き、場の状況に対応した運動

・用具などを等間隔に並べた走路や、ゴムひもな

どでつくった「くもの巣」、跳び箱や平均台などの

器具で作った段差のある走路などをリズミカルに

走ったり跳んだりすること。

体育読本 「跳の運動遊び」で取り上げられている動き

※中学年への系統性を踏まえると、幅跳び・高跳びにつながる

ではないと考えている。工夫として考えていた場合には、修正

するようにする。