食べる人のことをとことん考えた、身体に優しい米粉のたこ焼きを販売している『たこ勝』。健康志向の高まりと共に、徐々に認知度が上がってきている今後が楽しみな店だ。そんな同店を始めるきっかけとなり、立ち上げからスタート後も誰よりも側で山領社長を支え続けているのは、奥様のあや子さん。社長は「妻がいてくれたから、ここまで来られました」と語る。また、奥様は「直向きで努力を欠かさない夫に私のほうが支えられています」と話す。互いを信頼し、最善を尽くす─その姿勢が同店の堅調な成長を導いたのだろう。二人は今後も二人三脚で、同店を守り立てていく。

「一番身近で支えてくれる人がいる。こんなに心強いことはありません」

㈱山勝　代表取締役

山領 勝博

奥様

あや子

© 2019 KOKUSAI-TSUSHINSHA Co.,Ltd.

店逸店探訪

身体に優しいたこ焼きをリーズナブルにお客様のもとへ

─先ほど、『たこ勝』さんが提供されている米粉のたこ焼きを試食させていただきましたが、小麦粉でつくっているたこ焼きより、ふわふわでモチモチとしていて美味しいですね！（勝）　ありがとうございます。米粉でつくったたこ焼きと言うと驚かれる方がまだまだ多いですが、クセがなくて食べやすく、「小麦粉でいいのでは？」と思っている方にこそ食べてもらいたいですね。それに米粉だからこそ、「健康や美容を大切にしたい」「子どもが小麦アレルギーに悩んでいる」という方にも安心して食べていただけると思います。─確かに、米粉のたこ焼きって珍しいですよね。なぜ小麦粉ではなく、米粉でつくろうと？（勝）　板東さんは、今注目を浴びている「グルテンフリー」という言葉をご存じでしょうか。小麦粉に含まれるグルテンという物質が様々な病気や体調不良などを引き起こすとして、なるべく小麦粉を摂らない生活をしている方が増えているんですよ。（あ）　まず食べ物を見直し、病気にならない身体をつくっていこうという予防医学の視点ですね。私共もこの食事法に着目し、少しでもお客様の健康維持に役立ち、美容にも良いものを提供したいと考え、研究・開発したのが、この米粉のたこ焼きなんです。─たこ焼きは、ここ大阪では身近な食べ物で取り入れやすいですし、皆さん嬉ばれているでしょう。（勝）　ええ。お陰様で多くの方にご好評いただいています。一昔前なら安ければ

売れるという時代でしたが、今は健康志向の方が多く、身体に良いものなら少々高くても良いものを食べたいという方も増えています。ただ、私共としてはより気軽に取り入れていただきたいので、米粉だけでなく他の食材にもこだわりながらも、小麦粉のたこ焼きと変わらないリーズナブルな価格設定にしています。─リーズナブルで健康にもいいとなると、さらに需要が高まりそうですね！

異業種から飲食業界へ夫婦で支え合い、前進する

─山領社長は、これまでずっと飲食業界を歩んでこられたのでしょうか。（勝）　いいえ。社会の第一歩を美容師として歩み出しました。そして姫路から大阪の美容室へと移る中では、店長も経験しましたね。ただ、35 歳の時に勤め先が閉店することになり、どうせならこれまでとは違う道を歩んでみたいと考えるようになりまして。父が建設会社を経営していて、いずれは跡を継ぐつもりでしたから、建設業界に入り、60 歳ごろまで研鑽を積んできました。─そこからなぜ飲食業界に？（勝）　一つは妻との出会いと結婚がきっかけで、もう一つは残念なことに父から継承した建設会社が閉鎖することになったからなんですよ。建設会社がなくなることで失意の底にいた私の背中を妻が押してくれたので、『山勝』を立ち上げたのです。（あ）　私はこのたこ焼き店を手伝っている他に、警備会社も経営していましてね。夫とは以前からお互いに経営者として対等な立場で支え合ってきたんですが、夫の会社がなくなるということで、新たに

『山勝』を立ち上げるのをサポートしたんです。それに私も警備会社はいずれ後継に任せますし、そうなると手が空くでしょう。その時に夫と一緒に頑張れる仕事がほしかったんですよ。─この事業はお二人が今後もお互いを支え合っていけるようにスタートされたお店なわけだ。需要がありますし、これからが益々楽しみですが、今後の展望をお聞かせ下さい。（あ）　まだまだ米粉のたこ焼きの認知度は低いですから、地域の方々にその良さを知っていただき、皆さんの健康づくりをサポートできれば嬉しいです。（勝）　利益よりも皆さんが健康になれるよう、これからも夫婦二人三脚で努力を続けたい。そして「米粉のたこ焼きを食べたくて『たこ勝』に来た」と言っていただけるようにしたいです。また、たこ焼きを第一ステップに、店をさらに広げて健康志向の食べ物を提供するレストランにしていければと考えています。─本日はありがとうございました！� （取材／ 2018 年 12 月）

健康志向が進む現代において、注目を集めている「グルテンフリー」。この食事法を取り入れ、人々が気軽に食べることができ、且つ健康維持と美容の一助となるよう“米粉でつくったたこ焼き”を提供しているのが『たこ勝』だ。本日は同店をタレントの板東英二氏が訪問。同店を運営する『山勝』の山領社長と奥様のあや子さんにインタビューを行った。

グルテンフリーな米粉のたこ焼きで人々の健やかな食生活を支えたい

「『自分たちが儲けることより、お客様が健康になってくれたほうが嬉しい』と、どこまでもお客様を大切にされている山領社長。また奥様は真夏に来られたお客様に対し、冷たいお茶をサービスされるなど、美味しさだけでなく真心のこもったおもてなしをしておられます。そんなお二人のお店なら、きっとさらに人気店になっていくことでしょうね！」

株式会社 山勝米粉のたこ焼き たこ勝大阪府堺市堺区翁橋町1-10-9URL：https://yamakatsu-kabushiki.com

　

小麦粉を一切使用せず、国内産の米粉で

つくったグルテンフリーなたこ焼きを提供

している『たこ勝』。同店がこだわってい

る食材は米粉だけではない。

　

たこ焼きの命でもあるたこは堺市の出島

漁港から仕入れた真だこを使用。油はごま

油、生地には山芋を使い、薬味の紅生姜は

自家製だという。たこ焼きの味付けもたく

さんある。オーソドックスなソースから、

醤油、ポン酢、明石焼き風の出汁、塩だ

れ、オリジナルみそダレまで用意されてお

り、出前にも対応してくれるというから嬉

しい。

　

また、同店ではたこ焼きだけでなく、お

でんやキャベツ焼きなどのメニューも用

意。その他、ピザ風たこ焼きやたこ飯など、

不定期で登場する様々な料理も味わえる。

　「スーパーの買い物帰りに、子どもと一

緒におやつタイム」「仕事後に同僚とアル

コールで一杯」「飲み会の〆」など色んな

使いみちがある同店で、美味しく楽しいひ

と時を過ごしてみてはいかがだろうか。

代表取締役　山領 勝博

奥様　あや子

COMPANY PROFILE

ゲスト　

板東

英二

©�2019�KOKUSAI-TSUSHINSHA�Co.,Ltd.