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仰 春
新年明けましておめでとう御座います。
顯正寺 中根浩正
住職としてはじめての新春を迎え、新しい一年はどのようにお寺を育て
ていこうかと思案をめぐらしております。新米住職を今まで支えてくださ
った皆様、本当にありがとう御座いました。
さて、昨年度から始動した『どうぶつのおはかプロジェクト』ですが、
今年は大きく前進いたします。春には納骨施設『どうぶつのおはか』が完
成予定、また、境内に樹木葬形式で埋葬できる場所を整備いたします。こ
の世界に生を受けた人間を含むすべての生き物は複雑な網の目のように関
係を持っています。そして、その命尽きる時、一切の衆生(すべての生き
物)は次の命を支える物になるのです。他の生物に吸収されて体の一部に
なるかもしれない。あるいは、その存在を覚えている人の記憶として残り
つづける物かもしれないですね。
記憶として残り続けると言うのはなかなか厄介なことで、悪い行いがそ
のまま記憶に残ってしまうのはちょっといただけないですね。しかし、昔
のことわざに『好事門を出でず、悪事千里を行く』とあります。好い事は
広まりにくく、悪いことは広まりやすいのがこの世の中です。出来るだけ
好い事をして、悪いことは出来るだけ少なく行きたいものです。それでや
っと好事と悪事の釣り合いが取れるというものです。
合掌
平成 23年 1月
入海一味(第9号)
御堂山 顕正寺
題字 物部浩子
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お寺の和尚さん せ、せ、せのよい よい よい
お寺の和尚さん かぼちゃの たねを まきました 芽が出て 膨らんで 花が咲いたら じゃんけん ぽい
わらべうた
冬の歌
喜舟(近藤喜代
85歳 飯沼美智子作
★冬至湯の三個の柚子はわが子かも
ひとつ胸乳に寄り来て愛し
★夕光の柔らかき影を曳きながら
冬の桜は花弁散らせり
★ふたご座の流星見むよ寒空の
カーテン開けて寝ね難き宵
★禁煙の苦しみに耐う夫かも
時に苛立つ幼なのごとし
★自家製の紫蘇焼酎をわが夫と
酌み交わしおり元旦の夕
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顕正寺 2011年前半の行事予定
1月 *入海一味9号発行 2月 23年度第1回役員 会
3月 21 日 (土 ) ・「春の永代経」 10 時~ 同時開催「早春オカリナ・ライブ」14 時~
・主催 手づくり・コンサートの会
4月 1 日(土) 「春・虫の音コンサート」 13 時~
・主催 オカリナに親しむ会
3 日 (月 ) ・「どうぶつのおはか」
除幕式と稚児行列
*入海一味 10 号発行 5月 23年度第2回役員会
6月 10 日 (金 ) ・水だし茶の会
文政6年(1924)顯正寺寺号の許可を得て一道
法師が当山に真宗大谷派として開祖した。 その24年後の嘉永元年(1848)没。 渥美郡と関わりの有る石川大講師の名前がその祖
父と共に嘉永3年の法名軸に現れる。おそらく、2代
目となるのであろう。明治8年前後に渥美郡泉村の有
志から寄付が有り渥美郡とのつながりがこの頃に始
まっている。 3代目の記録がなく、明治20年、名古屋市新道町
の寺衆徒土本純昇が4代目住職として移籍する。
いにしえの顯正寺(その2)
開祖 一道法師絵姿(文政7年)
土本氏の法名軸
顕正寺行事報告
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発行:顕正寺広報部 〒444-2225 豊田市岩倉町西脇 71 ☎0565-58-0089
ホームページ http://www.wb.commufa.jp/kenshou/
梵鐘会&修正会
いも堀り
11 月 おやこ劇場の自然遊び
10 月 秋の虫の音コンサート
法話
竹ローソクの光りも新たに
12 月 おみがき
4 日 報恩講
元日の朝