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Liberty Wing VOL.40 2018年9月14日 学校法人阪南大学広報紙 発行/学校法人阪南大学法人部企画課 大 学 〒580-8502 大阪府松原市天美東5丁目4番33号 高 校 〒580-0022 大阪府松原市河合2丁目10番65号 tel.072-332-1224(代) http://www.hannan-u.ac.jp tel.072-332-1221(代) http://www.hdk.ed.jp 学長 校長 今後の教育に対する想い。 何を果たすべきか。 近年、少子化で学生募集に苦労する大学・高校が多い中、 阪南大学、阪南大学高等学校では志願者が増加しています。 その要因や特徴ある教育内容、今後のビジョンなどについて、 田上学長と西谷校長に語り合っていただきました。 Hiroshi Tagami Kosei Nishiya 阪南大学 学長 田上 博司 阪南大学高等学校 校長 西谷 公成 学生の意欲に応える環境と 進化する実学教育が本学の強み 教職員全員が熱意を持って 「生きる力」を育む教育を追求 大学、高等学校ともに志願者が増加しています。さまざまな要因 はあるでしょうが、特に大きいと思われるものは何でしょうか。 田上:大学の場合、やはり「実学教育」が評価されていると考えています。「実学 教育」に開学当初から力を注いできた成果が、関西屈指の就職決定率に結びつい ている。その点が、志願者増の大きな要因になっているのではないでしょうか。 高校はいかがですか? 西谷:ひとつには、サッカー部、男子バスケットボール部、硬式野球部に代表され るクラブ活動が、生徒たちの学校生活の一部として根付いていることが挙げられ ると思います。本校は、運動能力に長けた生徒を一つのクラスに集めるわけではな いので、全生徒がクラブ活動を身近に感じることができる。そこから生まれてくる、 開かれたあたたかい高校というイメージも大きな要因なのかもしれませんね。 田上:まさに文武両道ですね。本学は現在5学部で成り立っていますが、学部の枠 に捉われることなく、いろいろなことに取り組んでいます。例えば流通学部では ファッションブランドとの商品の共同開発やファッションショーの実施・運営、経済学 部では東南アジアでマングローブの林にかかわる環境問題とその経済効果につい て研究したり、経営情報学部では複数の教育系企業と連携して、社会人基礎力を 養成・測定する新しいメソッドを研究したりと、その活動は実にさまざまです。そういっ た面も、本学ならではの魅力として感じ取ってもらえているのではないでしょうか。 西谷:本校はクラブ活動の活性化だけでなく、進学実績の向上にも力を入れてい ます。最近では、英検1級に合格しロンドン大学に入学する生徒も出てきました。 アメリカ領事館に勤務する者や弁護士、Jリーガーとして活躍する卒業生もいま す。理事長の下、教職員が一丸となって文武両道を推奨してきたからこその結果で あり、それらが志願者増にもつながっているのではないかと思います。 進学先を選ぶポイントや学びの目的など、志願者意識の変化も あるようですが、最近の学生や生徒を見て感じることはありますか。 田上:将来のビジョンを明確にもった学生が増えてきましたね。早くから人生設計 をしていて、やるべきことに真面目に取り組み、自らの目標に向かって堂々とチャレ ンジする。そんな学生が多くなったと感じます。 西谷:田上学長もおっしゃいましたが、「将来、自分は何がしたいのか」というビジョ ンをしっかり持っている生徒が増えたように感じます。本校は一見すると華やかで、 青春ドラマのような高校生活をイメージされがちですが、堅実で、将来を見据えた 考え方をする生徒が多い。そして、一様に穏やかで、とても礼儀正しいですね。 田上:内部進学の学生の意識は、とても高くなったと感じますよ。真面目だとい うのはもちろん、学習に取り組む姿勢がとても前向きでリーダーシップを発揮で きる学生も多い。そして、学園としての大学、高等学校への愛校心も強いです ね。私のゼミでは、母校である阪南大学高等学校でプロジェクションマッピング を企画している学生がいて、高校にもいろいろご協力いただいています。そうい う関係性を間近で感じ、非常に雰囲気のいい学園であるという理解がほかの 学生にも広がっているようです。 西谷:本校から阪南大学へ、と考えて本校を志望する生徒も多くなっていますから ね。巷では、「阪南ブランド」という言葉もあるようで、そういったブランドイメージ が社会に浸透していっているのではないかと感じます。 「阪南ブランド」という言葉も出ましたが、大学から見た高校、 高校から見た大学の印象をお聞かせください。 田上:先ほどスポーツの話がありましたが、高校の活躍のベースには阪南大学の サッカー部、硬式野球部が確固たる地位を築いてきた土壌があるのかも知れませ ん。そういった面からも、「阪南ブランド」が確立してきていると言えるでしょう。ま た、高校に対し常々感謝の念に堪えないのが、内部進学者数の多さです。他大学 の話を聞いても、内部進学の確保は難しいのが現状。特に高校のレベルが上がれ ば上がるほど、外部の国公立大学などへの進学が増える傾向にあると聞きます。 ところが阪南大学高等学校では、優秀な生徒を本学に送りながら、外部の優れた 大学へも多くの学生を送っている。 それは、先生方の努力以外の何も のでもないでしょう。 西谷:ありがとうございます。本校 では、生徒、保護者とじっくり話をし ながら、一人ひとりに合わせた進路 指導を行っていて、そういう点が進 学実績の向上にもつながっているの ではないかと。まだまだ発展途上で すが、方向性としては間違っていな いと考えています。 田上:そうだと思いますよ。西谷校 長から見た本学の印象はいかがですか? 西谷:学生一人ひとりを大切に育て、就職まで導いてくれる安心感を抱かせる 大学だと感じています。留学制度も充実していて、華やかなイメージもありますね。 阪南大学との高大連携授業も実施していますが、高校生にとって大学を身近に感 じられるいい機会になっています。 他大学・他校と比べて「ココが違う!」というポイント、強みは何だ とお考えでしょうか。 田上:最近、実学教育を打ち出す大学も増え、ちょっとした実学ブームとなってい ます。本学は開学当初から実学教育に取り組み、常に進化させている。それが他大 学との違いであり、本学の強みだと思っています。その一例がキャリアゼミです。官 学連携や産学連携を基本に、自分が大学で学んでいることを活かして課題を見つ け、現場に足を運んで解決策を導き出す。このキャリアゼミの仕組みは、それまで 実学教育といわれていた社会技術教育を一歩踏み出したカタチではないかと考え ています。 西谷:どの高校もクラブ活動の活性化と進学率の向上にしのぎを削っており、 特に他校とココが違うと言及できるものはありません。ただ取りたてて挙げるなら、 本校には若い先生が多く、部活動、進学指導、学級活動も非常に熱意を持って取り 組んでいることでしょうか。 田上:西谷校長は謙遜されていますが、教育に対する熱意をすごく感じます。奇を てらったことはされませんが、基本に忠実に、そこに熱意を思いきり注ぐといった タイプの高校だと思いますよ。 西谷:校長のトップダウンで進めるという学校も多いようですが、本校では教職員 一人ひとりがアイデアを出しあい、話し合える環境にあります。ある意味自由闊達 であるからこそ、自ずと熱意も生まれるのかもしれませんね。 田上:本学のミッションステートメントでは、「自由と清新の気風」を謳っています。 実学教育においても、「次の実学教育とは何だろう」と常に全教員が考えながら 活動している。一人ひとりのアイデアや意見をカタチにしていくやり方は、高校も 大学も同じですね。 語学教育にも力を注いでおられると思いますが、その特徴や 成果、その他の新たな取り組みなどについてもお聞かせください。 田上:本学の使命は、「チャレンジ精神旺盛な意欲ある学生を育て、幅広い教養を 持つ国際的なビジネスパーソンとして成長させる」ことです。その意味でも、語学 教育や国際交流は重要だと考えています。海外留学や海外インターンシップと いった制度も整備していますが、学生自身が英語などの語学力を高める、国際性を 磨くという活動も積極的に応援したいと思っています。世界中の学生がNYの国連 本部に集まり、国際問題について英語でディベートするという模擬国連に、昨年、 本学の学生も参加しました。英語を一つの道具として使い、本当のグローバリズム を考えるという段階にきたと言えるでしょうね。 西谷:高校でも、英語教育にはもっと力を入れていこうと考えています。2021年 1月から、センター試験に代わって大学入学共通テストが実施されます。そこでは、 読む・聞く・話す・書くの4技能が評価されるため、その強化対策を練っているところ です。 ICT環境の整備、オンデマンド講座の導入などは行っていますが、大学と同 様、もっともっと進化させていかなけ ればなりません。教育カリキュラムに おいても、次代のニーズを捉え、 一歩先を行くような取り組みが求め られますね。 田上:それが何より重要だと思いま す 。私が 今 、次 の 実 学 教 育として 力を入れているのは後期教養教育 です。大 学1、2 回 生で学ぶ 一 般 教 養ではなく、真の国際ビジネスパー ソンとして活躍するうえで必要な教 養。外国人に対して自国の文化を説 明できるか、世界情勢について意見が述べられるか、そのベースとなる力を養いま す。第1弾として、来年4月に「社会人の基礎教養講座」を立ち上げる予定です。 外部からも講師を招き、オムニバス形式で展開。3、4回生を対象に、学部を問わず 受講できるものにします。 西谷:大学の強みとされる「進化する実学教育」そのものですね。本校では来年 度、女子生徒が活躍できるダンス部の創設も予定しています。 昨年度は大学・高校ともにトイレや外壁の大幅修繕を実施されま したが、学びの環境づくりの大切さについてどのようにお考えで しょうか。 田上:教育を受ける環境は、学生にとって非常に重要です。学生の誇りにもなり、 学びに対するひとつの動機にもなります。特に今の学生にとっては、ハードも含め てソフト。教育の一部だと感じます。2002年から本キャンパス整備事業が本格着 工し、それまでの校舎をほぼ建替えました。14年には50周年記念館とあべのハル カスキャンパスが新たに完成し、より充実した環境になってきたと自負しています。 西谷:学校評価のアンケートを実施しているのですが、校舎の美しさ、清潔さ、 設備の充実を本校の魅力のひとつとして挙げる生徒、保護者はとても多いです ね。公立中学校出身者が大半なので、今までとの環境の違いに驚くのでしょう。 田上: 教育環境の整備に関して、理事会はとても理解がありますね。あべの ハルカスキャンパスは、高校生の自習室としても活用してもらえているようですし。 西谷:遠方から通学している生徒も多いので、交通アクセスのいい天王寺で遅く まで勉強できるのはとてもありがたいことです。23階にあって、眺望も素晴らし い。最近はほぼいっぱいですね。 田上:本学がどんなことをやっているのか高校生に伝わる場にもなっていて、 お互いにとっていい環境だと思います。50周年記念館の2階にもスチューデント コモンズがあり、ここでも自主的な学習が活発に行われています。 西谷:そういった環境が整っていることで、勉学へのモチベーションも高まるはず です。本学園の学生たちはとても恵まれていると思いますよ。 最後に、これからの展望や構想についてお聞かせください。 田上:阪南大学は、これからも進化を続けていきます。そのひとつが、実学教育の 次のステップとして取り組む後期教養教育。「Liberal arts for businessperson」 と呼んでいますが、ミッションステートメントを実現していくためにも力を入れてい きたい部分です。また教育環境に関して、教育資源の物理的な集中と統合を考え ていきたいと考えています。それによって、全学部の有機的なつながりが生まれ、 今年度からスタートした副専攻制度や後期教養教育のより一層の充実を図ってい ければと思っています。 西谷:本校は、クラブ活動の充実と進学実績の向上を重点課題に、教職員一丸と なって進めていくだけです。ただ、それはあくまでも結果であって、教育の原点で ある「生きる力」を身につけさせることが重要です。確かな学力、健やかな体、豊か な心を育むというベースを忘れることなく、ブレることなく追求していく。その先に、 さらなる成長があると考えています。 田上:大学と高校の連携もより深めていきたいですね。先ほど、ダンス部創設の お話がありましたが、本学でも今ダンスに力を入れています。新たな「阪南ブラン ド」として育てていくこともできるのではないでしょうか。ダンスに限らず、高校3年 間と大学4年間の7年間を通し、一人の人間としていかに成長させていけるか。高 校と大学、お互いの強みを活かして考え、取り組んでいければと思います。 西谷:まさにそうですね。学校という場にはさまざまな人がいて、いろいろな刺激 を受けながら生徒は育ちます。本学園は、高校も大学もいい刺激を与えられる学び 舎だと思います。 田上:本学が一番欲しいのは、挑戦する学生です。挑戦しようという意欲は、学生 の成長を促す原動力になります。そして、私たちはその意欲を応援する。絶対に 裏切りません。 西谷:田上学長も言われたように、教職員全員が一生懸命支えていくので、志望 者の思いを裏切らない大学、高校だと思います。校風や伝統は、すぐに作られるも のではありません。先人たちの努力と長い歴史の中で、本学園が成長してきたのだ と感じます。私たちも現状に満足することなく、さらなる飛躍を目指していかなけれ ばなりませんね。

大 学 〒580-8502 大阪府松原市天美東5丁目4番33号 Liberty ......Liberty Wing VOL.40 2018年9月14日 学校法人阪南大学広報紙 発行/学校法人阪南大学法人部企画課

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Liberty Wing VOL.402018年9月14日

学校法人阪南大学広報紙

発行/学校法人阪南大学法人部企画課

大 学 〒580-8502 大阪府松原市天美東5丁目4番33号高 校 〒580-0022 大阪府松原市河合2丁目10番65号

tel.072-332-1224(代) http://www.hannan-u.ac.jptel.072-332-1221(代) http://www.hdk.ed.jp

学長 校長今後の教育に対する想い。何を果たすべきか。

近年、少子化で学生募集に苦労する大学・高校が多い中、阪南大学、阪南大学高等学校では志願者が増加しています。その要因や特徴ある教育内容、今後のビジョンなどについて、

田上学長と西谷校長に語り合っていただきました。

Hiroshi Tagami Kosei Nishiya阪南大学 学長 田上 博司 阪南大学高等学校 校長 西谷 公成

学生の意欲に応える環境と進化する実学教育が本学の強み

教職員全員が熱意を持って「生きる力」を育む教育を追求

大学、高等学校ともに志願者が増加しています。さまざまな要因はあるでしょうが、特に大きいと思われるものは何でしょうか。

田上:大学の場合、やはり「実学教育」が評価されていると考えています。「実学教育」に開学当初から力を注いできた成果が、関西屈指の就職決定率に結びついている。その点が、志願者増の大きな要因になっているのではないでしょうか。高校はいかがですか?西谷:ひとつには、サッカー部、男子バスケットボール部、硬式野球部に代表されるクラブ活動が、生徒たちの学校生活の一部として根付いていることが挙げられると思います。本校は、運動能力に長けた生徒を一つのクラスに集めるわけではないので、全生徒がクラブ活動を身近に感じることができる。そこから生まれてくる、開かれたあたたかい高校というイメージも大きな要因なのかもしれませんね。田上:まさに文武両道ですね。本学は現在5学部で成り立っていますが、学部の枠に捉われることなく、いろいろなことに取り組んでいます。例えば流通学部ではファッションブランドとの商品の共同開発やファッションショーの実施・運営、経済学部では東南アジアでマングローブの林にかかわる環境問題とその経済効果について研究したり、経営情報学部では複数の教育系企業と連携して、社会人基礎力を養成・測定する新しいメソッドを研究したりと、その活動は実にさまざまです。そういった面も、本学ならではの魅力として感じ取ってもらえているのではないでしょうか。西谷:本校はクラブ活動の活性化だけでなく、進学実績の向上にも力を入れています。最近では、英検1級に合格しロンドン大学に入学する生徒も出てきました。アメリカ領事館に勤務する者や弁護士、Jリーガーとして活躍する卒業生もいます。理事長の下、教職員が一丸となって文武両道を推奨してきたからこその結果であり、それらが志願者増にもつながっているのではないかと思います。

進学先を選ぶポイントや学びの目的など、志願者意識の変化もあるようですが、最近の学生や生徒を見て感じることはありますか。

田上:将来のビジョンを明確にもった学生が増えてきましたね。早くから人生設計をしていて、やるべきことに真面目に取り組み、自らの目標に向かって堂々とチャレンジする。そんな学生が多くなったと感じます。西谷:田上学長もおっしゃいましたが、「将来、自分は何がしたいのか」というビジョンをしっかり持っている生徒が増えたように感じます。本校は一見すると華やかで、青春ドラマのような高校生活をイメージされがちですが、堅実で、将来を見据えた

考え方をする生徒が多い。そして、一様に穏やかで、とても礼儀正しいですね。田上:内部進学の学生の意識は、とても高くなったと感じますよ。真面目だというのはもちろん、学習に取り組む姿勢がとても前向きでリーダーシップを発揮できる学生も多い。そして、学園としての大学、高等学校への愛校心も強いですね。私のゼミでは、母校である阪南大学高等学校でプロジェクションマッピングを企画している学生がいて、高校にもいろいろご協力いただいています。そういう関係性を間近で感じ、非常に雰囲気のいい学園であるという理解がほかの学生にも広がっているようです。西谷:本校から阪南大学へ、と考えて本校を志望する生徒も多くなっていますからね。巷では、「阪南ブランド」という言葉もあるようで、そういったブランドイメージが社会に浸透していっているのではないかと感じます。

「阪南ブランド」という言葉も出ましたが、大学から見た高校、高校から見た大学の印象をお聞かせください。

田上:先ほどスポーツの話がありましたが、高校の活躍のベースには阪南大学のサッカー部、硬式野球部が確固たる地位を築いてきた土壌があるのかも知れません。そういった面からも、「阪南ブランド」が確立してきていると言えるでしょう。また、高校に対し常々感謝の念に堪えないのが、内部進学者数の多さです。他大学の話を聞いても、内部進学の確保は難しいのが現状。特に高校のレベルが上がれば上がるほど、外部の国公立大学などへの進学が増える傾向にあると聞きます。ところが阪南大学高等学校では、優秀な生徒を本学に送りながら、外部の優れた

大学へも多くの学生を送っている。それは、先生方の努力以外の何ものでもないでしょう。西谷:ありがとうございます。本校では、生徒、保護者とじっくり話をしながら、一人ひとりに合わせた進路指導を行っていて、そういう点が進学実績の向上にもつながっているのではないかと。まだまだ発展途上ですが、方向性としては間違っていないと考えています。田上:そうだと思いますよ。西谷校長から見た本学の印象はいかがですか?西谷:学生一人ひとりを大切に育て、就職まで導いてくれる安心感を抱かせる大学だと感じています。留学制度も充実していて、華やかなイメージもありますね。阪南大学との高大連携授業も実施していますが、高校生にとって大学を身近に感じられるいい機会になっています。

他大学・他校と比べて「ココが違う!」というポイント、強みは何だとお考えでしょうか。

田上:最近、実学教育を打ち出す大学も増え、ちょっとした実学ブームとなっています。本学は開学当初から実学教育に取り組み、常に進化させている。それが他大学との違いであり、本学の強みだと思っています。その一例がキャリアゼミです。官学連携や産学連携を基本に、自分が大学で学んでいることを活かして課題を見つけ、現場に足を運んで解決策を導き出す。このキャリアゼミの仕組みは、それまで実学教育といわれていた社会技術教育を一歩踏み出したカタチではないかと考えています。西谷:どの高校もクラブ活動の活性化と進学率の向上にしのぎを削っており、特に他校とココが違うと言及できるものはありません。ただ取りたてて挙げるなら、本校には若い先生が多く、部活動、進学指導、学級活動も非常に熱意を持って取り組んでいることでしょうか。田上:西谷校長は謙遜されていますが、教育に対する熱意をすごく感じます。奇をてらったことはされませんが、基本に忠実に、そこに熱意を思いきり注ぐといったタイプの高校だと思いますよ。西谷:校長のトップダウンで進めるという学校も多いようですが、本校では教職員一人ひとりがアイデアを出しあい、話し合える環境にあります。ある意味自由闊達であるからこそ、自ずと熱意も生まれるのかもしれませんね。田上:本学のミッションステートメントでは、「自由と清新の気風」を謳っています。実学教育においても、「次の実学教育とは何だろう」と常に全教員が考えながら活動している。一人ひとりのアイデアや意見をカタチにしていくやり方は、高校も大学も同じですね。

語学教育にも力を注いでおられると思いますが、その特徴や成果、その他の新たな取り組みなどについてもお聞かせください。

田上:本学の使命は、「チャレンジ精神旺盛な意欲ある学生を育て、幅広い教養を持つ国際的なビジネスパーソンとして成長させる」ことです。その意味でも、語学教育や国際交流は重要だと考えています。海外留学や海外インターンシップといった制度も整備していますが、学生自身が英語などの語学力を高める、国際性を磨くという活動も積極的に応援したいと思っています。世界中の学生がNYの国連本部に集まり、国際問題について英語でディベートするという模擬国連に、昨年、本学の学生も参加しました。英語を一つの道具として使い、本当のグローバリズムを考えるという段階にきたと言えるでしょうね。西谷:高校でも、英語教育にはもっと力を入れていこうと考えています。2021年1月から、センター試験に代わって大学入学共通テストが実施されます。そこでは、読む・聞く・話す・書くの4技能が評価されるため、その強化対策を練っているところです。ICT環境の整備、オンデマンド講座の導入などは行っていますが、大学と同

様、もっともっと進化させていかなければなりません。教育カリキュラムにおいても、次代のニーズを捉え、一歩先を行くような取り組みが求められますね。田上:それが何より重要だと思います。私が今、次の実学教育として力を入れているのは後期教養教育です。大学1、2回生で学ぶ一般教養ではなく、真の国際ビジネスパーソンとして活躍するうえで必要な教養。外国人に対して自国の文化を説

明できるか、世界情勢について意見が述べられるか、そのベースとなる力を養います。第1弾として、来年4月に「社会人の基礎教養講座」を立ち上げる予定です。外部からも講師を招き、オムニバス形式で展開。3、4回生を対象に、学部を問わず受講できるものにします。西谷:大学の強みとされる「進化する実学教育」そのものですね。本校では来年度、女子生徒が活躍できるダンス部の創設も予定しています。

昨年度は大学・高校ともにトイレや外壁の大幅修繕を実施されましたが、学びの環境づくりの大切さについてどのようにお考えでしょうか。

田上:教育を受ける環境は、学生にとって非常に重要です。学生の誇りにもなり、学びに対するひとつの動機にもなります。特に今の学生にとっては、ハードも含めてソフト。教育の一部だと感じます。2002年から本キャンパス整備事業が本格着工し、それまでの校舎をほぼ建替えました。14年には50周年記念館とあべのハルカスキャンパスが新たに完成し、より充実した環境になってきたと自負しています。西谷:学校評価のアンケートを実施しているのですが、校舎の美しさ、清潔さ、設備の充実を本校の魅力のひとつとして挙げる生徒、保護者はとても多いですね。公立中学校出身者が大半なので、今までとの環境の違いに驚くのでしょう。田上:教育環境の整備に関して、理事会はとても理解がありますね。あべのハルカスキャンパスは、高校生の自習室としても活用してもらえているようですし。西谷:遠方から通学している生徒も多いので、交通アクセスのいい天王寺で遅くまで勉強できるのはとてもありがたいことです。23階にあって、眺望も素晴らしい。最近はほぼいっぱいですね。田上:本学がどんなことをやっているのか高校生に伝わる場にもなっていて、お互いにとっていい環境だと思います。50周年記念館の2階にもスチューデントコモンズがあり、ここでも自主的な学習が活発に行われています。西谷:そういった環境が整っていることで、勉学へのモチベーションも高まるはずです。本学園の学生たちはとても恵まれていると思いますよ。

最後に、これからの展望や構想についてお聞かせください。

田上:阪南大学は、これからも進化を続けていきます。そのひとつが、実学教育の次のステップとして取り組む後期教養教育。「Liberal arts for businessperson」と呼んでいますが、ミッションステートメントを実現していくためにも力を入れていきたい部分です。また教育環境に関して、教育資源の物理的な集中と統合を考えていきたいと考えています。それによって、全学部の有機的なつながりが生まれ、今年度からスタートした副専攻制度や後期教養教育のより一層の充実を図っていければと思っています。西谷:本校は、クラブ活動の充実と進学実績の向上を重点課題に、教職員一丸となって進めていくだけです。ただ、それはあくまでも結果であって、教育の原点である「生きる力」を身につけさせることが重要です。確かな学力、健やかな体、豊かな心を育むというベースを忘れることなく、ブレることなく追求していく。その先に、さらなる成長があると考えています。田上:大学と高校の連携もより深めていきたいですね。先ほど、ダンス部創設のお話がありましたが、本学でも今ダンスに力を入れています。新たな「阪南ブランド」として育てていくこともできるのではないでしょうか。ダンスに限らず、高校3年間と大学4年間の7年間を通し、一人の人間としていかに成長させていけるか。高校と大学、お互いの強みを活かして考え、取り組んでいければと思います。西谷:まさにそうですね。学校という場にはさまざまな人がいて、いろいろな刺激を受けながら生徒は育ちます。本学園は、高校も大学もいい刺激を与えられる学び舎だと思います。田上:本学が一番欲しいのは、挑戦する学生です。挑戦しようという意欲は、学生の成長を促す原動力になります。そして、私たちはその意欲を応援する。絶対に裏切りません。西谷:田上学長も言われたように、教職員全員が一生懸命支えていくので、志望者の思いを裏切らない大学、高校だと思います。校風や伝統は、すぐに作られるものではありません。先人たちの努力と長い歴史の中で、本学園が成長してきたのだと感じます。私たちも現状に満足することなく、さらなる飛躍を目指していかなければなりませんね。

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平成29年度 事業報告書 (抜粋)

少子化の時代においても、健全な財政基盤を堅持し、教育環境の維持・発展に邁進致します。

サッカー部2年連続インターハイ出場!!全国高等学校総合体育会(2018彩る感動東海総体)

たくさんのご声援ありがとうございました。

平成30年度 事業計画書 (抜粋)

母校でもう一度学んでみませんか?母校でもう一度学んでみませんか?仕事の専門性を高めたい、教養を深めたい…。生涯にわたって学ぶ機会が増えた中、どう勉強して良いかわからない、お金がかかる、再度試験を受けないといけない…本学ではそんな方々に

平成29年度 事業活動収支計算書平成29年4月1日から平成30年3月31日まで

施設設備の整備<大学>①女子トイレ改修1、3、4、5、6、7、8、9号館(2号館は対応済)、大学会館、クラブハウス、研修センタ-の和式トイレを一部残し、洋式トイレへの改修を行いました。なお、男子トイレの改修工事は平成30年度に実施する予定です。②7号館の外壁等改修学生・教職員等の安全確保のため、外壁タイルの改修工事を行いました。

<高等学校>①高見の里グラウンドサッカ-場人工芝張り替え工事 敷設より10年が経過し、今回全面張り替え工事を 実施しました。②ICT教育システム設備工事 ICT教育システムを全普通教室に導入しました。③女子トイレ改修 すべての建物の女子トイレ改修工事 (一部和式トイレを残し、洋式トイレへ変更)を行いました。

【施設・設備関係支出】◇施設関係支出(約1.5億円)大学 男子トイレ改修工事 約0.5億円大学 5号館耐震工事及びクラブハウス空調工事 約0.7億円高等学校 高見の里グラウンド人工芝張り替え工事 約0.3億円

<大学> グローバル化時代に的確に対応しうる新たな学部体制の構築を引き続き促進するとともに、産業界の要請に対応した国際的商業人の育成を目指します。  本学の特長である実学教育の更なる拡充を通じて、社会的認知度の向上に取り組むとともに、個々の学生の満足度向上を目指した教育プログラムを実施し、PDCAサイクルに基づく学生支援体制を強化します。 そして、魅力ある大学づくりを達成し、在学生の満足度を更に高めるために、平成30年度は以下の点を重点課題とし、中長期計画の策定をめざし取り組んでまいります。(1)大学改革の推進(重点課題) 18歳人口減少期を見据え、今後も安定した学生数を確保するために、社会環境の変化と社会的ニーズに対応すべく、学内外の情報収集と調査、分析のためのIR(インスティテューショナル・リサーチ)機能を強化し、新学部・学科等の設置、再編等が着実に実施できるよう準備を進めます。 また、既存学部の魅力向上のためのカリキュラム改革等の着実な実施を進めます。(2)学生満足度向上のための取組の強化(重点課題) 入学前教育、リメディアル教育、初年次教育を系統的に進めることにより、基礎学力の向上と大学教育へのスムーズな移行を図ります。 また、新入生に対する面談等によるきめ細かな対応、SA等の学生スタッフによる支援体制を強化します。各学部と学生会を中心とする各学生団体と協力して新入生歓迎行事を充実させることにより、本学への帰属意識の涵養や大学生活の不安解消、課外活動等への参加を促進し、仲間作りも含めた大学生活への定着を図り、満足度を高めてまいります。(3)教育内容の改善による質保証(重点課題) 実学教育の充実と「即戦力」としての人材育成を推進するため、キャリアゼミや国際的なフィールドワーク等の実践的学習を促進し、その内容の充実を図ります。加えて、多様な学生の学びを促進するため、平成30年度入学生より、副専攻制を導入します。 教育研究用システムの整備により、教育研究環境改善を進め、大学の質的向上に努めます。 さらに、大学全体の三つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)に基づく教学マネジメントを確立し、能動的学修(アクティブ・ラーニング)をはじめとする教育方法を改革します。 上記教育研究環境の整備とともに教学IR機能を強化し、学修成果の到達度把握と可視化を図り、平成30年度中に新しい認証評価制度に基づいた大学評価報告書の作成を進めます。<高等学校> 本校のテーゼである文武両道を実践し、文理特進コース・総合進学コースそれぞれの魅力を拡大し両コースの実力強化と連携を図ります。そして創立80年の節目を見据え、本校がコミュニティの中にしっかりと根付き、本校の地力が盤石となるよう様々な取り組みを実践します。阪南大学との関係の深化は言うまでもなく、総合進学コースの実力の底上げが文理特進コースの発展にもつながり、学校全体の発展に寄与するという発想のもとに学校運営を行います。生徒も保護者も入学してよかった、入学させてよかったと思える学校づくりを目指します。(1)進学実績向上への取り組みの強化(重点課題)①文理特進コース中卒生の急減期を乗り切るため、各私立高校の進学実績競争が激化の様相を呈しています。難関国公立をはじめとする国公立大学、及び、関関同立合格者数の拡大を図ることが喫緊の課題と捉え、昨年度設置した文理特進コースⅠ類選抜の充実はいうまでもなく、文理特進コースⅠ類、Ⅱ類の魅力の拡大を図ります。本校教員による従来のきめ細やかな教科指導はもとより、ICT教材活用の促進、ICT環境を整えた自習室の設置、放課後学習の環境整備、大手予備校との連携強化、予備校講師の招聘の継続、予備校やICT教材を利用した教員の更なるスキルアップを図ります。加えて、出前授業や体験授業の拡大、奨学金の拡充などを通し、中学校や塾などの信頼度を高め優秀な生徒の獲得に努め合格実績につなげます。②総合進学コース指定校推薦入試に依存しない進路指導体制の構築を目指します。各種検定を利用し学習意欲の向上を図るとともに、ICT環境などを駆使し、クラブ活動に支障をきたさない状態での成績上位者に対する学習支援体制を構築します。関関同立をはじめとする難関私大との関係を構築、強化し指定校枠の拡大を図ります。(2)クラブ活動の奨励と活性化(重点課題) 強化指定クラブであるサッカー部、男子バスケットボール部がインターハイで目覚ましい活躍をし、全国ベスト16になりました。サッカー部はプレミアリーグでの残留を決めています。強化指定クラブについて、遠方の有力選手の獲得にむけて学生寮を整備しましたが、練習環境を整備するなど、更に有力選手を獲得する努力を続けます。また、時代に即したクラブの創設、女子生徒が多く活躍できるクラブの環境整備を検討します。

教育内容の改善<大学>◇重点課題への取組グローバル化時代に的確に対応しうる新たな学部体制の構築を引き続き促進するとともに、産業界の要請に対応した国際的商業人の育成を目指します。本学の特長である実学教育の更なる拡充を通じて、社会的認知度の向上に取り組むとともに、個々の学生の満足度向上を目指した教育プログラムを実施し、PDCAサイクルに基づく学生支援体制を強化しました。◇教育内容の改善(抜粋)●キャリアゼミの推進本学の実学教育の柱となっているキャリアゼミの取組は、単独型33ゼミ、連携型8ゼミ4チームが活動し、その内22ゼミが新規事業でした。これらの取組の活動成果については、動画にしてホームページの特別サイトでコンテンツ制作するなど積極的な情報発信を行いました。●授業の改善双方向授業を促進する本学の教育研究用システム(HInTシステム)を利用し、能動的学修(アクティブ・ラーニング)を取り入れた授業のさらなる拡充を目指しています。また、到達評価基準を設けた客観的成績評価(ルーブリック評価)は、1年次生全員が履修するスタディスキルズ及び情報処理科目を始め、各授業で導入を開始しました。●スチューデントコモンズの利用促進スチューデントコモンズが学修を促進する学びの場として定着している他、併設するグローバルスペース及び学習支援室との相乗効果により、学修支援の効果が表れてきています。特に平成29年度からは学習支援室では新入生導入科目(スタディスキルズ)、新入生補習、新入生レポート指導と連携した支援体制を構築し、新入生の基礎学力育成に重点的に取り組んでいます。◇ 学生支援体制の強化●新入生歓迎イベントの実施4月のオリエンテーション期に学生生活ガイダンスを実施した他、4月7日に学生会主催による「新入生歓迎イベントCampuStart2017」を実施し、1,183名の新入生が参加しました。●ボランティア活動として、学生会(特にクラブ学生)が中心となって、前期、後期開始直後の約1ヶ月間、毎週2回(月曜日、金曜日)学内外の清掃活動(クリーンキャンペーン)を実施しました。 ●また、大阪府警察本部の主催するBCN(防犯キャンパスネットワーク)の企画として、練習前のランニング時のパトロール(少林寺拳法部)。大学北側の横断歩道を小学生が登校する際の交通整理を行いました。

<高等学校>◇進学実績向上への取り組み強化(重点課題)文理特進コースⅠ類選抜が、昨年度の2学期より発足いたしました。旧帝大など難関国公立大の合格を目指します。Ⅰ類選抜については週2回の外部講師の招聘を、週3回に増やし授業を展開しました。指定校枠の拡大については、高大接続教育の観点から、様々なチャンネルを通して連携を図っています。また、中学時代の成績優秀者をさらに獲得するために、今年度の入学生より奨学金制度の支給方法を変更しました。◇学習支援体制の整備及び教育環境の充実英検について、クラブ活動に所属する生徒に配慮し、平成29年6月2日(金)、10月6日(金)の午後に全校実施いたしました。希望者に対しては、平成30年1月20日(土)の放課後にも実施しました。漢検についても、希望者に対して、平成29年6月3日(土)、10月28日(土)の午後に実施いたしました。2年生の文理特進コースで実施しているスタディサプリについては、担任教諭の管理のもと、着実に継続しています。尚、平成30年3月より駿台サテネット21を導入し、主に、文理特進コースの3年生に対して実力強化の便宜を図っています。平成29年7月から8月にかけて、全教室にプロジェクター、及び、未来スクールステーション(映像配信装置)を設置し、ICT教育の環境整備を行いました。また、教育の情報化と大学入試改革に対応するために、平成30年度入学生よりClassi(クラウドサーヴィス)を導入しています。平成29年度の修学旅行について、グアムの世情不安の観点から修学旅行先を沖縄へ変更しました。これにより、平成30年度については、既存の北海道、沖縄に加えて、新たに選択可能になるシンガポールの3つから修学旅行先を選択できるようになりました。

科 目 予 算

学生生徒等納付金 6,129,936,418

60,738,000

9,000,000

1,019,433,582

100,000,000

431,900,000

487,533,582

0

111,986,280

7,331,094,280

4,242,759,054

2,184,798,448

492,413,576

0

6,919,971,078

32,400,000

0

32,400,000

0

0

0

0

542,000

542,000

0

0

0

444,065,202

△64,692,814

379,372,388

13,791,075,932

0

14,170,448,320

411,123,202

32,400,000

443,523,202

7,364,036,280

6,919,971,078

542,000

決 算

6,108,354,701

87,566,080

19,155,000

1,015,183,503

44,289,000

466,873,204

504,021,299

3,779,080

180,724,940

7,414,763,304

4,227,764,203

1,972,117,742

412,840,741

2,575,450

6,615,298,136

30,773,171

0

30,773,171

0

0

0

0

45,262,011

45,262,011

25,969,482

18,187,823

44,157,305

831,343,045

△111,981,270

719,361,775

13,791,075,932

70,793,412

14,581,231,119

799,465,168

30,773,171

830,238,339

7,490,798,486

6,659,455,441

1,104,706

差 異

21,581,717

△26,828,080

△10,155,000

4,250,079

平成30年度 予算

5,893,643

65,738

9,000

1,041,036

平成29年度 補正予算

6,129,936

60,738

9,000

1,019,433

増減(H30-H29)

△236,293

5,000

0

21,603

0 0 0

122,579 111,986 10,593

7,131,997 7,331,094 △199,097

4,288,503 4,242,759 45,744

2,189,411 2,184,798 4,613

497,264 492,413 4,851

0 0 0

6,975,179 6,919,971 55,208

38,400 32,400 6,000

0 0 0

38,400 32,400 6,000

0 0 0

0 0 0

0 0 0

0 0 0

25,667 542 25,125

25,667 542 25,125

0 0 0

0 0 0

0 0 0

220,885 444,065 △223,180

△168,540 △64,692 △103,848

52,344 379,372 △327,028

14,170,448 13,791,075 379,373

0 0 0

14,222,793 14,170,448 52,345

55,711,000

△34,973,204

△16,487,717

△3,779,080

△68,738,660

△83,669,024

14,994,851

212,680,706

79,572,835

△2,575,450

304,672,942

1,626,829

0

1,626,829

0

0

0

0

△44,720,011

△44,720,011

△25,969,482

△18,187,823

△44,157,305

△387,277,843

47,288,456

△339,989,387

0

△70,793,412

△410,782,799

△388,341,966

1,626,829

△386,715,137

△126,762,206

260,515,637

△562,706

手数料

寄付金

経常費等補助金

国庫補助金

事業活動収入の部

地方公共団体補助金

授業料軽減補助金

付随事業収入

雑収入

教育活動収入計

人件費

教育研究経費

管理経費

受取利息・配当金

その他の教育活動外収入

教育活動外収入計

借入金等利息

その他の教育活動外支出

教育活動外支出計

徴収不能額等

教育活動支出計

教育活動収支差額

教育活動外収支差額

特別収支差額

経常収支差額

事業活動収入計

事業活動支出計

事業活動収入の部

事業活動支出の部

教育活動収支

教育活動外収支

資産売却差額

基本金組入前当年度収支差額

基本金組入額合計

当年度収支差額

前年度繰越収支差額

基本金取崩額

翌年度繰越収支差額

その他の特別収入

特別収入計

資産処分差額

その他の特別支出

特別支出計

事業活動収入の部

事業活動支出の部

特別収支

事業活動支出の部

(参考)

<学園全体> 単位(円)

科 目

学生生徒等納付金

手数料

寄付金

経常費等補助金

付随事業収入

雑収入

教育活動収入計

人件費

教育研究経費

管理経費

徴収不能金額等

教育活動支出計

事業活動収入の部

受取利息・配当金

その他の教育外収入

教育活動外収入計

借入金等利息

その他の教育活動外支出

教育活動外支出計

教育活動収支差額

教育活動外収支差額

特別収支差額

経常収支差額

事業活動収入の部

事業活動支出の部

教育活動収支

教育活動外収支

資産売却差額

基本金組入前当年度収支差額

基本金組入額合計

当年度収支差額

前年度繰越収支差額

基本金取崩額

翌年度繰越収支差額

その他の特別収入

特別収入計

資産処分差額

その他の特別支出

特別支出計

事業活動収入の部

事業活動支出の部

特別収支

事業活動支出の部

<学園全体> 単位(千円)

156,818 411,123 △254,305

38,400 32,400 6,000

195,218 443,523 △248,305

25,667 542 25,125

平成30年度 事業活動収支予算書平成30年4月1日から平成31年3月31日まで

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