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うつくしいまち当別 2 平成 24 年度 今年、当別ダムは、40 年の歳月を経てついに完成し、 治水と合わせて、水道用水の安定をもたらします。さらに は、JR 学園都市線が電化開業となるなど、当別町にとっ て開拓当初から念願であった川と交通の重要な社会資本整 備が進み、札幌圏域の一員として地域活性化施策を強力に 推進していく年となります。 スウェーデン王国レクサンド市との姉妹都市交流は 25 年目を迎えます。9 月にはレクサンド市で記念式典が予定 されていますが、これまで交流で培った町民の高い国際感 覚と文化、先進的福祉や洗練された工業デザイン国という 優れたスウェーデンのイメージに、本町の強みである農産 品を活用した「食」を織り交ぜ、当別町の魅力として内外 に発信する事業を企画するなど、前進的な議論の年にすべ きです。 当別町民のコミュニティの高さを認識しつつ、これまで 手がけてきた地域ブランドの創出、幼保一元化、福祉施策 の充実、北海道医療大学との連携など、先進的な取組みを 柔軟にかつスピーディーに目に見える形に実施していく平 成 24 年度を目指します。(3 月 9 日定例町議会での町政執 行方針から) 当別ダム・JR電化 そして姉妹都市 25 周年 地域の福祉関係者などで構成する「当別地域ケア会議」 の中に「地域ネットワーク専門部会」を設置し、地域の見 守り活動、セーフティネットの強化につなげます。障がい 者や高齢者の農業就労の場及び子どもたちの農業体験を通 じた福祉教育の場づくりを応援します。また、高齢者の豊 富な経験と知識を活かすために、新しい仲間の出会いや新 しい役割を発揮できる「居場所と出番」のある環境とそれ に積極的に参加できる体制づくりを進めます。 昨年度から運営のはじまった「認定こども園当別夢の国 幼稚園」との連携を強化して利用者の声も的確に反映でき る幼児教育施設を目指しています。 ☆地域で見守り育てる福祉・教育環境の創造 特定健康診査・特定保健指導等保健事業 3,498万円 ●地域活動支援センター事業 1,012万円 ●障害福祉サービス給付事業 33,041万円 ●私立保育所運営事業 5,084万円 ●アンテナショップ・サテライトショップ等出展事業 874万円 ●ふれあいホール運営協議会負担金 100万円 ●当別新産業活性化センター負担金 666万円 当別町には開拓以来、良質な農産物を数多く生産してき た「知恵」と「技術」があります。これに付加価値を生み 出すための「一歩踏み出す仕組み」が加わることで、農業 を基幹とした商業・工業の連携で町の経済が発展する型が 出来上がります。当別新産業活性化センターはこの仕組み を目指し、昨年「とうべつブランデリ認証制度」をスター トさせました。その狙いは「地産地消の推進」と町特産品 の「全国への発信」にあります。 そのためのブランド特産品の研究、課題の整理や、生産 者、製造者と町内の各団体など様々な意見を出し合いなが ら進めていきます。 ☆がんばる経済活動への支援 重点プラン 町政 行方針 具体的な施策の概要

当別町施行方針 4-2-3

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うつくしいまち当別2

平成 24 年度

 今年、当別ダムは、40 年の歳月を経てついに完成し、

治水と合わせて、水道用水の安定をもたらします。さらに

は、JR 学園都市線が電化開業となるなど、当別町にとっ

て開拓当初から念願であった川と交通の重要な社会資本整

備が進み、札幌圏域の一員として地域活性化施策を強力に

推進していく年となります。

 スウェーデン王国レクサンド市との姉妹都市交流は 25

年目を迎えます。9 月にはレクサンド市で記念式典が予定

されていますが、これまで交流で培った町民の高い国際感

覚と文化、先進的福祉や洗練された工業デザイン国という

優れたスウェーデンのイメージに、本町の強みである農産

品を活用した「食」を織り交ぜ、当別町の魅力として内外

に発信する事業を企画するなど、前進的な議論の年にすべ

きです。

 当別町民のコミュニティの高さを認識しつつ、これまで

手がけてきた地域ブランドの創出、幼保一元化、福祉施策

の充実、北海道医療大学との連携など、先進的な取組みを

柔軟にかつスピーディーに目に見える形に実施していく平

成 24 年度を目指します。(3 月 9 日定例町議会での町政執

行方針から)

当別ダム・JR電化

    そして姉妹都市 25 周年

 地域の福祉関係者などで構成する「当別地域ケア会議」

の中に「地域ネットワーク専門部会」を設置し、地域の見

守り活動、セーフティネットの強化につなげます。障がい

者や高齢者の農業就労の場及び子どもたちの農業体験を通

じた福祉教育の場づくりを応援します。また、高齢者の豊

富な経験と知識を活かすために、新しい仲間の出会いや新

しい役割を発揮できる「居場所と出番」のある環境とそれ

に積極的に参加できる体制づくりを進めます。

 昨年度から運営のはじまった「認定こども園当別夢の国

幼稚園」との連携を強化して利用者の声も的確に反映でき

る幼児教育施設を目指しています。

☆地域で見守り育てる福祉・教育環境の創造

●特定健康診査・特定保健指導等保健事業 3,498万円

●地域活動支援センター事業 1,012万円

●障害福祉サービス給付事業 33,041万円

●私立保育所運営事業     5,084万円

●アンテナショップ・サテライトショップ等出展事業

                    874万円

●ふれあいホール運営協議会負担金  100万円

●当別新産業活性化センター負担金 666万円

 当別町には開拓以来、良質な農産物を数多く生産してき

た「知恵」と「技術」があります。これに付加価値を生み

出すための「一歩踏み出す仕組み」が加わることで、農業

を基幹とした商業・工業の連携で町の経済が発展する型が

出来上がります。当別新産業活性化センターはこの仕組み

を目指し、昨年「とうべつブランデリ認証制度」をスター

トさせました。その狙いは「地産地消の推進」と町特産品

の「全国への発信」にあります。

 そのためのブランド特産品の研究、課題の整理や、生産

者、製造者と町内の各団体など様々な意見を出し合いなが

ら進めていきます。

☆がんばる経済活動への支援

重点プラン

町政執行方針

具体的な施策の概要

32012 年 4 月号

■災害への備え

 災害時の円滑な避難所運営や応急対策としての食料、生

活用品の支給が行えるよう、必要な資機材を備蓄し、災害

に関係する情報収集、伝達の通信基盤である「北海道総合

行政情報ネットワーク」の更新整備を行う。また、障害を

持つ方などをいち早く支援するため、総合福祉センター(ゆ

とろ)を福祉避難所として活用するための介護用品、衛生

用品などの備蓄や収納場所を確保します。

  ●防災資機材等備蓄事業        200万円

  ●北海道総合行政情報ネットワーク更新整備事業243万円

  ●福祉避難所整備事業        150万円

■少子化対策戦略プラン

 出生数の減少と人口減少における対策として、住民意識

を踏まえ、教育、福祉の分野にとどまらない幅広い連携と

調整で、新たな少子化対策の推進を図ります。

●少子化対策推進事業           405万円

 ■住民意識調査 ■まちの魅力PRパンフレット等作成

 ■子どもにやさしい施設整備 

 ■乳児を持つ家庭への町指定ゴミ袋の無償交付

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主要事業

■道路河川の整備

 老朽化の進む道路橋に対して長寿命化修繕の計画を策定し

予防的な修繕を進め、町道の部分改修と合わせて安全性を確

保します。 

●橋梁長寿命化事業        1,000万円

  ●町道十五線部分改修事業     1,900万円

前年比16%↑↑

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■国際交流

 9 月にレクサンド市で行われる姉妹都市提携 25 周年記

念事業に、新たなまちづくりに意欲的な方、語学などを交

流に活かしていける方を中心とした訪問団を編成し派遣し

ます。

 また、町民の方を対象にスウェーデン(レクサンド市)

の文化、語学などを学ぶ講演会を開催し、本町においても

交流 25 周年を祝う機運を高めます。

   ●姉妹都市提携 25 周年記念事業  1,488万円新 規