4
○業趣旨○ (1)様々な画をグで話し合って活動することを通して、自分のもつ力を考え、とともに力を発揮 することで達成感を味わう。 (2)ォオを活用して毎日の活動を反省して、自分のよさや相手のよさに気き、よさを認め合った り自分にも生かそうとしたりする。 (3)2町の子供が協力し、多様な面から郷土にわることを学ぶことを通して、郷土の魅力に気き、郷土の ことを進んで知ろうとしたり発信したりする。 ○参加者内訳(57名(全8校))○ ○実行委員○ ○ィア(9名)○ ○活動日程○ 業報告 教育業 平成30年度 「通学キウィズスク」 平成30年11月11日(日) ~11月17日(土) 【参加者】猪苗町磐梯町の 小学4年生~6年生57名 【場 所】国立磐梯青少年流の家 猪苗町教育委員教育 磐梯町教育委員教育 猪苗町教育委員生涯学習係 猪苗町小学校担当校(委員) 磐梯町教育研究 猪苗町小学校PTA連合 磐梯第小学校PTA 福島大学 新潟青陵大学 津学鳳高等学校 津若松ザオ学園高等学校 帝安積高等学校

ㅙ業報告 平成30年11月11日(日) 教育 ㅙ業 ~11 …ㅙ業報告 教育 ㅙ業 平成 30年度 「通学キャンプ ヷウィズスクヸル 」 活動トピックス

  • Upload
    others

  • View
    5

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: ㅙ業報告 平成30年11月11日(日) 教育 ㅙ業 ~11 …ㅙ業報告 教育 ㅙ業 平成 30年度 「通学キャンプ ヷウィズスクヸル 」 活動トピックス

○事業趣旨○ (1)様々な企画をグループで話し合って活動することを通して、自分のもつ力を考え、仲間とともに力を発揮

することで達成感を味わう。 (2)ポートフォリオを活用して毎日の活動を反省して、自分のよさや相手のよさに気付き、よさを認め合った

り自分にも生かそうとしたりする。

(3)2町の子供が協力し、多様な面から郷土に関わることを学ぶことを通して、郷土の魅力に気付き、郷土の

ことを進んで知ろうとしたり発信したりする。

○参加者内訳(57名(全8校))○ ○実行委員会○

○ボランティア(9名)○

○活動日程○

事業報告

教育事業

平成30年度

「通学キャンプ・ウィズスクール」

平成30年11月11日(日) ~11月17日(土)

【参加者】猪苗代町・磐梯町の 小学4年生~6年生57名

【場 所】国立磐梯青少年交流の家

・猪苗代町教育委員会教育長

・磐梯町教育委員会教育長

・猪苗代町教育委員会生涯学習係長

・猪苗代町小学校長会担当校長(委員長)

・磐梯町教育研究会会長

・猪苗代町小学校PTA連合会会長

・磐梯第一・第二小学校PTA会長

・福島大学

・新潟青陵大学

・会津学鳳高等学校

・会津若松ザベリオ学園高等学校

・帝京安積高等学校

・社会人

Page 2: ㅙ業報告 平成30年11月11日(日) 教育 ㅙ業 ~11 …ㅙ業報告 教育 ㅙ業 平成 30年度 「通学キャンプ ヷウィズスクヸル 」 活動トピックス

事業報告

教育事業

平成30年度

「通学キャンプ・ウィズスクール」

○活動トピックス○

「郷土の理解を深める」特別授業

プログラム学習①『文化(スポーツ)』(11月12日(月)2日目)

猪苗代町教育委員会副課長兼指導主事の菅井明人氏を講師とし、昔から

地元に伝わり、根付いた伝統的な文化(スポーツ)の中から「ローラース

キー」、「竹馬」、「長縄」の3種目を選択してそれぞれ体験した。多く

の参加者が冬にクロスカントリースキーをしているが、ローラースキーは

初めての参加者がほとんどで、装着して立ち上がったり、ストックを使っ

て滑らしたりすることが難しく、バランスを崩してしまう姿が多く見られ

た。しかし、菅井氏からアドバイスをいただいたり、ボランティアの補助

をうけたりして、少しずつ大きく滑らせたりコーナーを曲がれたりすることができるようになった。感想で

は、「ローラースキーをまたやりたい。」という声が多く聞かれた。竹馬は体験したことがある参加者が多い

こともあり、転ばないで前に進んでいた。最後に長縄の8の字跳びを班対抗で行った。1分間で最高記録は7

1回連続だった。班の中で声を掛け合ったり喜びを分かち合ったりすることで、仲間との交流を深めることが

できた。

プログラム学習②『歴史(戊辰戦争)』(11月13日(火)3日目)

会津若松市教育委員会文化課文化財グループ主査の近藤真佐夫氏を講

師とし、今年が150年目であり、地元で戦いが行われた戊辰戦争につ

いて講義していただいた。詳細な資料とプレゼンテーションをもとに、

会津藩と江戸幕府との結びつき、戊辰戦争が起きた理由、会津戦争など

について詳しく説明があった。小学校の授業とは違った内容であった

が、会津藩と江戸幕府の徳川家とは親戚関係だったことや、戊辰戦争に

おける会津戦争と白虎隊の最後の様子について知ることができた。最終

日の作文発表では、会津を守ろうとして勇敢に戦った当時の人々への感謝の気持ちや、「さらに詳しく調べてみ

たい。」と発表する児童が多く、地元の歴史について自分から知ろうとする気持ちをもつことができた。

プログラム学習③『自然(観光)』(11月14日(水)4日目)

猪苗代町観光協会事務局長の石田幸一氏を講師とし、猪苗代・磐梯町の

観光の現状と課題について学習した。前半は石田氏から観光協会のリーフ

レットをもとに施設や史跡、特産物について説明していただいた。一方、

課題として東日本大震災以降、観光客が大きく減少していること、特に、

首都圏からの修学旅行生と外国人観光客が伸び悩んでいることについての

説明があった。

その説明を受けて、後半のワークショップでは、各班が首都圏の人々や

外国人に向けたPRのキャッチフレーズを考え、ポスターのイメージ図を作成した。キャッチフレーズは、四季

の変化に応じた美しい自然や由緒ある史跡、そして、原発事故の風評被害を払拭する安全面を盛り込んだ、参加

者の思いが込められたものが発表された。学習を通して、地元の観光資源への興味と理解を深めるとともに、自

分たちの手で魅力や安全性を発信していこうとする気持ちをもつことができた。

平成30年11月11日(日) ~11月17日(土)

【参加者】猪苗代町・磐梯町の 小学4年生~6年生57名

【場 所】国立磐梯青少年交流の家

Page 3: ㅙ業報告 平成30年11月11日(日) 教育 ㅙ業 ~11 …ㅙ業報告 教育 ㅙ業 平成 30年度 「通学キャンプ ヷウィズスクヸル 」 活動トピックス

事業報告

教育事業

平成30年度

「通学キャンプ・ウィズスクール」

「自分を知り、仲間の良さに気づく」活動の設定

『作文教室』(11月11日(日)1日目)・感想発表会(11月17日(土)7日目)

1日目の最初の活動として、昨年度に引き続き、磐梯町教育委員会教育

長の田中靖則氏を講師として、作文教室を行った。「将来の夢」について、

自分がなりたいものとその理由についてワークシートに記入した。その後、

5段落構成の文型、書く段落の順番などについて指導していただき、記入

したワークシートをもとにして作文を書いた。短い時間ではあったが、子

供たちは将来なりたいものとその理由、そのために今後頑張りたいことを

指導していただいた段落を意識しながら、作文を完成させた。

最終日の感想発表では、一人ひとりが一週間の学習と生活を振り返り、作文教室

で指導していただいた書き方と文章の構成をもとに、「学習したことを今後どうし

ていきたいか」の内容で作文にまとめた。子供たちは短い時間の中で作文をまとめ、

多くの保護者の前で堂々と発表することができた。発表の中では、「作文を書くこ

とが好きになった。」「作文を書く自信がついた。」とほとんどの子供たちが発表し

ていた。また、生活面においても「早寝早起きを家でも続けていきたい。」「時間を

守って生活していきたい。」と多くの児童が発表し、通学キャンプ中に行っていた

ことを普段から行うことで、自分を高めさせていこうという考えをもつことができた。この活動を通して、作文

の技法を身に付けるとともに、今後頑張っていくことや改善することなどを考えて、現在や将来の自分のことに

ついて知ることができた。

『ポートフォリオ』を活用したファイリング

1日目にファイルを配付して、ポートフォリオの方法について説明し

た。1日の活動や生活を振り返り、「特設授業で気づいたことや感じた

こと」、活動班と生活班の中での「自分からできたこと」と「仲間のよ

いところ」を毎日記入した。これにより、地元に関する学習内容への意

識と理解をさらに深めさせ、また、自分と仲間が頑張ったことやよいと

ころを明確にさせることで、自己肯定感を高めるとともに仲間との絆を

深めることができた。さらに、記録や資料をファイリングすることで、

自分が一週間でどのような学びをしたか、考えることができたかを振り返ることができ、自分や仲間の成長を感

じ取ることができた。

『活動のまとめ』と『保護者参観』(11月15日(木)5日目・16日(金)6日目)

5日目の夜のプログラムは、翌日の保護者参観での発表会に向けて活動

班ごとに学習したことや、課題に対して自分たちが新たに知ったことや考

えたことなどを、画用紙に絵や文章でまとめる活動を行った。班の中で担

当する学習プログラムを決めて、各自が工夫を凝らして丁寧に作成した。

その際、より良いものにしようと仲間と相談したり、お互いの発表練習を

確認したりする姿が各班で見られた。

平成30年11月11日(日) ~11月17日(土)

【参加者】猪苗代町・磐梯町の 小学4年生~6年生57名

【場 所】国立磐梯青少年交流の家

Page 4: ㅙ業報告 平成30年11月11日(日) 教育 ㅙ業 ~11 …ㅙ業報告 教育 ㅙ業 平成 30年度 「通学キャンプ ヷウィズスクヸル 」 活動トピックス

事業報告

教育事業

平成30年度

「通学キャンプ・ウィズスクール」

6日目の保護者参観前には、自分たちで家族と一緒に食べるサンドウィ

ッチを作った。パンに具材を挟んだり、食べやすいように包丁で切ったり、

皿にきれいに盛り付けてテーブルに運んだりするなど、久しぶりに再会す

る家族のために班で協力して準備を進めた。保護者参観では、夕食を一緒

にとった後に、活動班ごとの発表会を行った。それぞれの班が、参観して

いる家族や他の班に対して、堂々と発表することができた。

これらの活動から、自分の考えをしっかりともつこと、仲間と協働して

より良いものを作り上げようとすることの大切さを感じることができた。また、最終日の感想発表の中では、サ

ンドウィッチ作りや洗濯を自分たちで行ったことから大変さを感じ取り、いつも家事を行っている親に対して感

謝の気持ちを伝えた児童がいた。

○成果と課題○

<成果>

○ 昨年度に引き続き、郷土学習において地元の北会津地域の方々から講師と

してご協力をいただくことができ、より専門的な理解や技術を得ることがで

きた。最終日の感想発表では、学習したことを「頑張って続けていきたい。」

「もっと詳しく調べてみたい。」という感想が多く、郷土に対する興味や理

解を深めることができた。

○ ポートフォリオを活用したことで、自分の学習を振り返ることができたと

ともに、自分と仲間のよさを気付き認め合う気持ちをもつことができた。

○ 最終日の感想発表では、「今後頑張りたいこと」としたことで、児童たちに通学キャンプで得たことをこれ

からの生活に生かす、という意識をもたせることができた。

<課題>

● 特設授業は1時間という限られた時間だったため、児童が数多く体験したりしっかりと考えてまとめたりす

る時間が制限された。また、座学が中心だったため、児童が主体的に作り上げる活動が少なかった。児童が企

画・立案して、その中でしっかりと考え、意見を交換し合って作り上げることで、成就感や達成感を得られる

プログラムを考えていきたい。

平成30年11月11日(日) ~11月17日(土)

【参加者】猪苗代町・磐梯町の 小学4年生~6年生57名

【場 所】国立磐梯青少年交流の家