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月刊現代ギター - 2016年4月号

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Page 1: 月刊現代ギター - 2016年4月号
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特集 今、熱い! 東南アジアのギター事情13 台湾国際ギターフェスティバル 2016:柴田英夫20 ベトナムのギター事情:建 孝三22 タイ、フィリピン、インドネシアのギター事情:新井伴典

Vol.50 No.4 April2016 No.628 April

福田進一

●表紙 2016TIGF

26 第 2 特集 グラナドス没後 100 年

CONCERT PHOTO REPORT

32 コンサート・フォトレポート     福田進一 益田正洋 中島晴美、高橋 望 谷辺昌央 益田展行 日本・スペインギター協会 第 42 回ニューイヤーコ     ンサート

REPORT

72 ギターヴォヤージュ 2015

INTERVIEW

42 Jiro'sBar ~濱田滋郎対談[37]

    マルコ・メローニ(ギタリスト)

READING / ESSAY / LECTURE

38 愛器を語る[85]

    猪居亜美(マーク・ウシェロヴィチ)

47 ポインツ・オブ・ギターテクニック[25]    パブロ・マルケス58 ロンドン便り〔75〕(ワシリー・サバ/訳:関塚亮司)60 名曲・名演聴き比べ~ナクソス・ミュージック・     ライブラリーで聴くギタリストたち〔新連載〕

                    (朝川博)65 12 のエチュード〔新連載〕    (鈴木大介)68 あなたの街の~ギター教室紹介〔13〕

69 オールド・ポップス・コレクション〔25〕   500 マイル(ヘディ・ウエスト) (たしまみちを)

73 ポピュラー・ヒット・レパートリー〔37〕    北国の春(遠藤 実)      (小関佳宏)76 時空を超えて~歴史的ギタリストへの    インタビュー〔新連載〕        (手塚健旨)80 ICHIROのギターの宝箱〔新連載〕(鈴木一郎)82 atempo 日記〔73〕         (渡辺和彦)84 レパートリー充実講座〔253〕(富川勝智)        光のない練習曲(セゴビア)

INFORMATION

52 めもらんだむ53 新刊案内54 新譜案内56 外盤案内90 今月の見どころ聴きどころ92 イベント&コンサートガイド106 コンクール・インフォメーション

ENSEMBLE

88 アンサンブルの広場

SCORE

113 今月の楽譜解説114 50 の漸進的な小品Op.59 より    第 19 番~第 25 番(カルカッシ~原善伸)118 カンタービレ・ニ長調Op.17 ~ヴァイオリ   ンとギターのための(パガニーニ)121 ソナチネ(コタン)122 遙かなる影(バカラック~岡崎誠)126 オレンジ・ポップ(冨山詩曜)

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特集1/今、熱い! 東南アジアのギター事情

台湾、ベトナム、タイの国際ギターフェスティバルと注目のギタリストたち

近年、東南アジア地域では、自国のギター文化を盛り上げるべく、国際ギターフェスティバルの開催が積極的に行なわれている。上掲写真に見られるように、名だたる世界的ギタリストを招聘し、コンサート、マスタークラス、コンクールの開催、期間も 1 週間以上に渡り、その規模と内容、組織的な運営等、名実共に国際ギターフェスティバルの名前に見合う充実ぶりを示している。本特集では、台湾、ベトナム、タイの国際ギターフェスティバルの紹介を中心に、アジア系としては初の GFA の覇者であるエカチャイ・ヤラクールを輩出するなど、アジアのギター先進地域である日本、中国、韓国の牙城に迫る勢いを見せる、東南アジアのギター事情について取り上げる。

特集 1

世界的ギタリストが集結!

今、熱い!

東南アジアのギター事情

今、熱い!

A Major Classical Guitar Eventin Asia

A Major Classical Guitar Eventin Asia

東南アジアのギター事情

Gendai Guitar 13

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26 Gendai Guitar

濱田滋郎(音楽評論家・スペイン文化研究家)

●今年はまさしく“没”後 100 年

 エンリケ・グラナドス(1867 年 7 月 27 日カタルーニャ地方のレリダ- 1916 年 3 月 24 日英仏海峡)が、彼より7 歳年長のイサーク・アルベニス、9 歳年下のマヌエル・デ・ファリャと並び、近代スペイン民族主義楽派を形づくる“3 大家”の 1 人であることは、言うまでもないと思う。当 2016 年は、その彼の没後 100 年を記念する年――となれば、まず彼のこの上なく悲劇的だった最期のことから話に入らねばなるまい。 3 月下旬のまだ水冷たい海峡を、イギリス汽船サセックス号が、フランスの港をさして進んでいた。と、予期せぬ轟音がとどろき、船体はたちまち傾く。時は第一次世界大戦中で、潜んでいたドイツの潜航艇が、戦艦と誤認してか魚雷を発射したのである。船は沈んだ訳ではなく一部が大破したが、折悪しくそこの船室にグラナドス夫婦は居た。水中に投げ出された作曲家は、いったんは救命ボートに助けられるところだったが、彼方で水中にもがく妻を見ると我を忘れて再び海に入り、結局 2 人はもつれ合うようにして水中に没してしまった、という。 48 歳の若さ、しかも傑作を世に問うて真の開花期を迎えていた作曲家兼名ピアニストの死は、彼の国スペインのみならずあらゆる国の人々を悲しませた。しかもスペインは第一次世界大戦において非交戦国であったのだ。 同年の 1 月、オペラ《ゴイェスカス》のニューヨーク

(メトロポリタン歌劇場)初演に立ち合ったグラナドスが、当初の予定どおりスペインへの直行便(旅客機はまだ無く、汽船)に乗っていれば、疑いなく悲劇は避けられた。が、オペラ上演の成功と共に名声が高まり、ピアニストとしても非凡の器だと知られた彼に、時のアメリカ大統領、歌手だったその令嬢と共に大の音楽好きとして知られたウィルソンから声が掛かった。ぜひ、ホワイトハウスで弾いて欲しいというのである。スペインの音楽家としてこの栄誉に浴さぬわけには行かない。演奏会が設けられた 3 月初旬までアメリカ滞在を延ばしたグラナドスだったが、そうなると帰国に丁度よいスペイン直行便が見つからなくなった。そこで英国経由、フランス

から陸路スペインへのルートを選んだのだが、これが災いを招いてしまった……。思えば皮肉なもので、悲劇の源は、グラナドスが彼の最高の作品と万人の認める《ゴイェスカス》――まずピアノ組曲として完成、のちにオペラに改作――を作曲したことにあったわけである。

●生涯と業績

 グラナドスはレリダ(Lérida、カタルーニャ語ではリェイダ Lleida)で生まれた。カタルーニャの文化的(音楽的にも)中心地である主要都市バルセロナは海岸(地中海の)寄りにあるが、レリダは内陸部に位置する。それなりに古くから豊かな文化を持ち、中世の頃からカトリックの宗教音楽が栄えるいっぽう、優れたトロバドゥール(騎士詩人、吟遊詩人)の伝統もあったという。近代になってからは、19 世紀後半から合唱運動が盛んに発展したことが挙げられる。 グラナドスの父親カリストはキューバ出身の軍人、母親エンリケータ・エルビーラはサンタンデール(北スペイン)から来た人で、とくに音楽的な家というのではなかったが、みな音楽が好きではあった。グラナドスがまだ幼い頃、一家は父の任務の関係で西アフリカの沖にあるスペイン領カナリア群島中のテネリーフェ島に移り住む。グラナドスは後に、この亜熱帯の島の印象を「この世の楽園のように美しい処だった」と偲んでいる。しかし、彼が 7 歳のとき一家はカタルーニャに戻り、今度はバルセロナに住むこととなる。エンリケに音楽の才能があることに気付いた両親は知り合いの軍楽隊長に頼み、エンリケに音楽の初歩的な手ほどきをして貰ったという。 父親は 1879 年、エンリケがまだ 12 歳のときに亡くなってしまうが、その頃からエンリケはフランセスク・ジュルネーという教師についてピアノを習い、次いでジョアン・バプティスタ・プジョール(1835-98)の門に入りより本格的に学んだ。この J.B. プジョールは当時のスペインでは有数の優れたピアニスト・教授で、グラナドスのほかにも後に一流の名手となるホアキン・マラッツ

特集 2

グラナドス没後 100 年~その生涯と作品~

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32 Gendai Guitar

GG ニューイヤーコンサート 2016

新年恒例の GG ニューイヤーコンサートも今年で 15 回目、しかも出演者兼プロデューサーとして毎回貢献してきた福田進一はこの日の 1 ヵ月に還暦を迎えた。福田はかねてから還暦を目途にギターで弾けるバッハのすべての作品を録音し、コンサートでも弾くというバッハ・プロジェクトを宣言していただけに、このニューイヤーコンサートを「還暦記念」としてバッハのリュート組曲全 4 曲を演目に取り上げたことはまことに時宜を得たものであった。とはいえ、このようなプログラミングを 1 回のコンサートで弾くということは、演奏者にとってフル・マラソンを走破するような果敢な挑戦であろう。福田は前半やや飛ばし気味であったが、後半では安定してバッハ自身が語るような融通無碍の境地を感じさせた。続く北爪道夫の献呈作品は短いながら祈りを込めた旋律を、

タレガの〈椿姫〉新バージョンでは新たな魅力を描き出した。最後にブローウェルから急遽届いたお祝いの新曲が披露された。それは福田がアンコールに準備していたバッハのフーガBWV1000 の一節を織り込んでいた。プログラム:リュート組曲イ短調 BWV995[原曲:無伴奏チェロ組曲第 5 番ハ短調 BWV1011](バッハ~福田)、リュート組曲ホ短調 BWV996(バッハ~福田)、リュート組曲ハ短調BWV997(バッハ~福田)、リュート組曲ホ長調 BWV1006a

[原曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第 3 番ホ長調BWV1006](バッハ~福田)、オラショ~ ORASHO[初演/福田進一への還暦記念献呈曲](北爪道夫)、椿姫の主題による幻想曲[Dr. レッキーのための改訂版](タレガ)。

[1 月 23 日/東京・Hakuju Hall]

写真:東 昭年

福田進一S

hin-ichi Fukuda

還暦記念 バッハ:リュート組曲全曲演奏会

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38 Gendai Guitar

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写真:木田新一

愛器を語る

猪居亜美 ◆マーク・ウシェロヴィチ(2012)

Ami Inoi4歳より父、猪居信之に師事しギターを始める。6歳より勝間恵子氏にピアノ、ソルフェージュを師事。新井伴典、福田進一、T. ミュラー = ぺリン グ、M. ディラ、岩崎慎一、大萩康司、各氏のマスタークラスを受講。第 35 回ギター音楽大賞グランプリ(第 1 位)、並びに大阪府知事杯受賞。第 2 回台湾国際ギターコンクール第 3 位。2011 年、NHK-FM 名曲リサイタル出演。2012 年より大阪音楽大学にて藤井敬吾、福田進一、両氏に師事。2015 年 5 月、フォンテックよりデビューアルバム『Black Star』発売、『レコード芸術』誌特選盤に選ばれる。2016 年 NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」出演。

写真:木田新一

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──マルコさんの初来日は 2004 年だったと記憶していますが。マルコ はい。2004 年の東京・近江楽堂でのコンサートが初めての日本公演で、今回が 4 回目の来日になります。──私は残念なことに初来日のコンサートは聴くことが出来ませんでした。ですから今回のコンサートは本当に楽しみにしております。マルコさんの名声はもはやレジェンドになりつつありますね。マルコ いえいえ、そんなことはないと思います。──昨年イーストエンドフェスティバルで来日したリカルド・モヤーノさんには「初めてあなたの演奏を聴いた時はあまりにもショックで何年かギターが持てなかった」と伺っております。マルコ それは我々が 18 歳の時のことですね。リカルドはとても良い友人であり本当に素晴らしいギタリストです。彼とはフランスの Artes-de bello 国際ギターコンクールで知り合いました。私は 1 年前からパリのスコラカン

トルム国立高等音楽院で古楽を学んでいましたが、その時代には古楽を勉強するギタリストはほとんどいなくて、とても先進的なことだったのです。そして古楽を勉強していくプロセスの中で私たちはもう少し音楽を自由に得ることが出来ないかを模索しており、天才的なハビエル・イノホサ先生の手助けで、古楽の様々な演奏方法を書いた巨匠の本を読んでいくうちに、新しいリズムや多様性を見出したのです。その経験からリカルドはジャズなどを通しての即興演奏の道に進み、私は古楽の道に進みました。──リカルドさんにとってはあなたの演奏含めて、その経験が天の導きだったのかもしれませんね。マルコ あれは一つの序章だったと言えるでしょう。でも今、彼の CD を聴いても本当に巨匠の演奏だと思いますよ。──あなたはずっとイタリアのサルデーニャにお住まいですか?

No.37      写真 宮島折恵

42 Gendai Guitar

マルコ・メローニMarco Meloni(ギタリスト)1960 年イタリアのサルデーニャ州生まれ。幼少の頃よりギタリストである父の手ほどきでギターを始める。1980 年フランスの Arthez-de-Beam 国際ギターコンクールに優勝した後、パリのスコラカントルム及びランシー国立高等音楽院にて J. イノホサ氏に師事し、両校のギター科とバロックギター科を共にプルミエプリ(一等賞)を取って卒業。フランス・ボルドーのコンセルヴァトワールにて演奏、教授活動を 5 年間行なった後、現在はイタリアに移住し世界各国の古楽器フェスティバル等に招かれリサイタルとマスタークラスを行なっている。バロックギターの特質である復弦をそれぞれ単弦で弾き分けるといった超絶なテクニックを取り入れており、これは彼だけにしかできない音楽と言えよう。現在、イタリア・サルデーニャ州コンサルヴァトワール教授。2016 年第 6 回イーストエンド国際ギターフェスティバルにパブロ・マルケス、セルソ・マシャドとともに来日し、素晴らしい演奏を聴かせた。

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 このインタビュー・シリーズはギター愛好家にとって最大公約数的な関心事を質問としているつもりだが、パブロ・マルケスにかかるとその言葉の定義から考え直し、本質を掴んだ答えを出してくれる。「音楽を離れたテクニックなどナンセンス!」彼は常にそう説いているのだ。

ギターを勉強するにあたって、使った教則本はありますか?

 私はアルゼンチンの出身ですから、もちろん最初はアルゼンチンの先生に師事しました。レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサの弟子でグラシア・ジョべーラという女性の先生でした。彼女が最初に使った教則本がアルゼンチンではその時代にとても有名だった本で、オスカル・ロサッティという方の教本でした。この教本のカルッリの簡単な練習曲にもう一つ旋律を付けて二重奏にしたものなどが、とても綺麗だった記憶があります。その次に使ったものは様々な作曲家の練習曲を集めたもので、カルッリ、カルカッシ、アグアドなどが載っていました。これがロドリゲス・アレナ-ス監修の教則本でした。――2 人ともアルゼンチン出身のギタリストでしょうか? ロサッティはそうですが、ロドリゲス・アレナ-スは分かりません。

毎日の練習はどのように、どのくらいやっていますか?

 あぁ、それは大切な秘密で言えません(笑)。それは冗談としても、非常に答えにくい質問です。何故なら毎日決まったルーティンがある訳ではなく、様々な音楽

活動やツアーなどに合わせて変化するもので、同じ練習はほとんどしません。新しいプログラムや音楽的なプロジェクトを組んだ時には必然的に練習量は増えますし、逆にツアー中に新しい曲は勉強しません。

テクニック向上のために工夫すべきことは?

 いつも音楽を良くするために無数の事をやっていますよ(笑)。ただし、この質問は少し違和感を覚えますね。今の場合、テクニックとは何を意味しているのでしょうか?──一般的にはスケールやアルペジョに始まる基礎練習を含めた基礎技術の事でしょうか。 あぁ、メカニック的な意味でしたら私は今日まで一度も行なった事はありません。今まで学んできたすべての音楽から技術も学びました。と言いますか、私にとって音楽と演奏技術は観点としては 2 つでも完全に一体化しているものなのです。 「テクニック」の語源をご存知ですか? その語源自体がギリシャ語の「芸術」そのものを示していますから、メカニカルなものとしてとらえると、意味が逆に遠くなってしまいます。ですから、その意味でも私にとってテクニックを上達するという事は、ベーシックに音楽性を高める以外の何物でもないのです。一人一人が自分の資質を受け入れた上で、その音楽性を高めようと忠実に努力する行為、これこそが音楽家のテクニックといえるのではないでしょうか。多くの方が、曲のすべての音を出すことがテクニックだと思っているかもしれません。でもそれは本当の意味のテクニックからはかけ離れた行

10 歳でギターを始め、ホルヘ・マルティネス・サラーテ及びエドゥアルド・フェルナンデスに師事。学生時代にパリ国際ギターコンクール、ヴィラ=ロボス国際ギターコンクールを満場一致で優勝。その後 3 年間パリのスコラ・カントルムでハビエル・イノホサに師事。世界 40 ヵ国以上の主要コンサートホールでの演奏を成功させ、ベルリン・フィルをはじめとする世界中のオーケストラから共演を依頼されている。ルイス・デ・ナルバエスの全曲録音はドイツでベスト・クラシック・オブ・ザ・イヤー受賞。現在、スイスのバーゼル音楽院にて退官となったオスカー・ギリアの後任を務めている。

パブロ・マルケスPablo Márquez

2016 年 2 月 10 日 GG サロン/聴き手:永島志基(ギタリスト)

構成:渡邊弘文/写真:宮島折恵

No.25

Gendai Guitar 47

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