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居場所をつくる-1(コミュニテイカフェ活動) ステップ ○団地内のコミュニテイカフェ ○街中のコミュニテイカフェ

居場所をつくる-1(コミュニテイカフェ活動)①コミュニティカフェ(月1回喫茶、ランチ) ②介護予防の体操等(地域包括支援センター)

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Page 1: 居場所をつくる-1(コミュニテイカフェ活動)①コミュニティカフェ(月1回喫茶、ランチ) ②介護予防の体操等(地域包括支援センター)

居場所をつくる-1(コミュニテイカフェ活動) ステップ

○団地内のコミュニテイカフェ ○街中のコミュニテイカフェ

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居場所を作る-2(コミュニテイガーデン活動)

○多摩ニュータウン内の空地活用によるコミュテイ菜園活動

出典:恵泉女子学園大学資料集

ジャンプ

(左より右に)

街かど緑化支援活動(社会園芸学科2014開設) ○多摩センター駅 前エリア 植栽・園芸活動 ○落合商店街 ツリーサークル 活動

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団地建設におけるコミュニ テイガーデン整備事例

共同小菜園の設置効果 ○参加と共生効果

コミュニテイにおけるコミュニケー

ションの促進に有効。

○居住者生活サービス効果

自然とのふれあい、環境に優しい

暮らしを実践する場の形成

土に触れ、四季折々の野菜や花

や育てることができる場を提供。

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団地建替とコミュニテイガーデン整備事例(多摩平の森)

「多摩平の森」自治会活動 (出典:’10.10 自治会ヒアリング記録)

①コミュニティカフェ(月1回喫茶、ランチ)

②介護予防の体操等(地域包括支援センター)

③集会所を立ち寄り者向けにも一般開放

(注)1,528戸(7割が戻り入居),高齢化率47% ・ 1.57人/戸

自治会ヒアリング

コミュニティにおける生きがい・就労機会(出典:UR資料)

①花森クラブの保存樹管理・梅干しづくり

②自治会で全国名産品「お取り寄せ販売」

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上より(時計回り) ○ブルーベリー栽培講習会(小林講師) ○ブルーベリー苗木植付け作業

4.コミュニテイガーデン

実証実験

(2011-12年度)

落合4-2丁目(B)団地

(住宅管理組合と協定締結)

(財)国土技術研究センター研究助成

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4-1 コミュニテイガーデン活動の実際 (落合4-2丁目(B)団地)

上右より(時計回り)

○コミュニテイガーデン

の基盤整備

○ハーブ類・宿根草類

の植付け

○小道具と土づくり

(丸山美夏講師)

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4-2 コミュニテイガーデンの楽しみ(小冊子作成)

小冊子の内容 ○基礎編 ・コミュニテイガーデンをつくろう ・誰もが楽しめるガーデニング ・成功の秘訣 ・応援団を育てよう ・健康の街づくりへの繋がり。

○実践編 ・ブルーベリーを育てよう ・ハーブの育て方と楽しみ方 ・食べられる植物を植えよう ・宿根草を活かす。

第6回ワークショップブルーベリーの植栽活動

①土を掘り起こす ②腐葉土やピートモスを混ぜる

③苗を植える

④枕木を設置する ⑤苗に水やり ⑥植え付け完了

7-8月結実 11月紅葉 4月開花 冬期剪定

お茶会ブルーベリーの植え付け終了後に、パラソルの下でお茶会をしました。ハーブティーとブルーベリージャム、手作りのオレンジのケーキを頂きました。

左:お菓子とケーキを作ってくださった島崎さん

上:オレンジケーキ

右:ブルーベリージャムを使ったお菓子

今後は自給自足の予定

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5.以上のまとめ

コミュニテイガーデンに基づくウエルネスの街づくりモデルからの知見

NHKEテレ「団塊スタイル」園芸活動 2014.06.06放映

ウエルネスの街づくりの可能性

○コミュニテイガーデンの可能性大。

(空間容量面/人的容量面)

○大学等を核とする拠点モデルづくり

・園芸専門家の指導,市民専門家の

育成

・多角化(収穫物の加工,お茶畑等) 恵泉女子学園大学ハーブガーデン

(2013.04 社会園芸学科新設)

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第5回ワークショップ(土壌改良作業・ブルーベリー苗木植え付け準備)

しっかり耕し終わったコミュニテイーガーデン

里山公園から運んだ腐葉土と土を混ぜる作業まず土を掘り起こす

集まってくださった団地の方々(強風下で尐し辛い作業だったが)

上左より(時計回り) ○コミュニテイ菜園づくり,ブルーベリー植付け作業, ○植付け作業完了(コミュニテイガーデン看板設置) ○屋外パラソル(ハーブテイーパーテイ) ○手作りクッキー,ハーブテイー(レモングラス)

第6回ワークショップブルーベリーの植栽活動

①土を掘り起こす ②腐葉土やピートモスを混ぜる

③苗を植える

④枕木を設置する ⑤苗に水やり ⑥植え付け完了

第6回ワークショップブルーベリーの植栽活動

①土を掘り起こす ②腐葉土やピートモスを混ぜる

③苗を植える

④枕木を設置する ⑤苗に水やり ⑥植え付け完了

第6回ワークショップブルーベリーの植栽活動

①土を掘り起こす ②腐葉土やピートモスを混ぜる

③苗を植える

④枕木を設置する ⑤苗に水やり ⑥植え付け完了

第6回ワークショップブルーベリーの植栽活動

①土を掘り起こす ②腐葉土やピートモスを混ぜる

③苗を植える

④枕木を設置する ⑤苗に水やり ⑥植え付け完了

○従来URでは、果樹や野菜 づくりを禁止。 ○今回は、自治会のコミュニ テイガーデンとして再生。

お茶会ブルーベリーの植え付け終了後に、パラソルの下でお茶会をしました。ハーブティーとブルーベリージャム、手作りのオレンジのケーキを頂きました。

左:お菓子とケーキを作ってくださった島崎さん

上:オレンジケーキ

右:ブルーベリージャムを使ったお菓子

今後は自給自足の予定

検証(1):原市団地(上尾市)でのコミュニテイガーデン活動

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(1)「中之条町研究」=体動計装着効果(500人・10年間縦断調査) ○町の医療・介護費=2%低減された。

○1日平均「4,000歩+速歩5分」➡ 閉じこもり傾向群を抜けることができる。

‥青栁幸利(都老研) :「1日5,000歩+7.5分」健康法の実践、月刊JA,2010/08

(2)信州大学「インターバル速歩の運動介入研究」 ○医療介護費20%削減,ただし、2,3年目からの定着が難しい。

・・信州大学「インターバル速歩」に関する一連の報告書より

(3)松本市「健康寿命延伸都市宣言」 ○トレーナーによる健康運動指導を4年間継続 ○要介護期間の短縮効果➡ 女性で0.5年,男性で0.2年

‥日本経済新聞記事(2013.01.03)より

(4)「外出頻度と歩行障害発生リスク/認知症発生率」との関係 ○「1日1回以上」を1とする➡ 「1週間に1回以下」では、4.98倍/3.49倍に。 ‥新開省二(都老研):「高齢者の住みやすい町づくり」、(H18年3月)

検証(2):介護予防投資シナリオの可能性・実証例

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ご清聴ありがとうございました。 Memorandum

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区分 質問項目(多摩ニュータウン2団地)

[基本属性] ○年齢,性別,一日歩数

[Q-1]意識変化・行動変容 (三択方式)

○友人知人が増えた,挨拶する人が 増えた,植栽や園芸への興味が増 した,外出が増えた,散歩の回数 が増えたなど10項目

[Q-2]楽しみと生きがい (複数回答可)

○運動・スポーツ,趣味娯楽,知人・ 友人との付合い,ボランテイア活動, 園芸等18項目

[Q-3]社会的なつながり (五~七択方式)

○友人・知人との付合いの頻度,参 加している活動の種類

[Q-4]コミュニテイ菜園へ の関心度(四択方式)

○団地内の美化活動,キッチンガー デン,健康づくりなど5項目

[Q-5]体調や症状の程度 ○腰が痛いなど15項目

参考資料:アンケート調査から見る住民の行動変容

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(続き)被験者の行動変容効果(事後アンケート調査結果[Q1-3]) ○外出→歩行にはあまり大きな変容効果は見られない。 ○地域活動及びガーデニングへの興味の増進効果は認められた。

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(続き)歩行モビリテイ別の行動変容効果(事前・事後比較) ~クロス分析: 事前調査[Q1-1]×事後調査[Q1-3]~

○自立度低下群・中間群 → コミュニテイ活動の増進に有効 ○スポーツ指向行動群 → 外出・歩行の増進にはあまり効果が見られない。

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日本の課題:拡大するグローバル経済リスクが震源

【地域産業創生による雇用確保/暮らしの安全保障が喫緊の課題】

工場の海外移転→現役世代の流出→自治体消滅の怖れにまで 〇総人口の減尐=2040年までに2,100万人/16%の減尐)

〇現役世代(15-64歳)の減尐=2040年までに240万人/9%減尐

〇消滅自治体=896箇所(日本創生会議:自治体総数の凡そ半数)

(右図) 水の安全保障 との接点__ 無効水量の増加 地方都市の人口減尐に伴い、水道料金収入が減尐。

補修財源不足で、管路が老朽化。 出典:朝日新聞記事 2016.01.04

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課題解決に向けて~(仮称)ふるさと産業革命~ 性を保つ。

THE HOM E INDUSTRIAL REVOLUTION

亜臨界装置

スマートサール

【原材料=バイオマス系廃棄物】生ごみ・食品残滓・家畜糞・下水汚泥・医療系廃棄物・プラスチック混合物等

【原材料=カーボン系廃棄物】地域における各種の未利用木質材(放置林・間伐材・製材所木くず等)

【資源循環の実現】○高コスト焼却技術

の転換〇海外技術輸出

(埋立投棄の転換)

【高収益型農業の実現】○有機農業・無農薬環境農業○再生可能エネルギー

【林・畜産業連携】○飼料自給率アップ・〇経営基盤の安定化

【地方創生・雇用確保】○高付加価値型新素材

生産拠点

【ふるさと産業革命】

カーボンバレー構想

【エンジン役の技術】亜臨界水反応装置

【産学連携】事業化推進ネット

キノコ菌床

生産事業高機能性堆肥生産

事業

高効率メタン発酵

(発電)

資源循環食ループ

形成

ナノセルロースファイバー

(NCF生産)

高質木質飼料生産事業

バイオマス系 カーボン系

【地域資源活用拠点】 雇用確保=暮らしの安全保障

【亜臨界水技術がエンジン・5000億円資源循環産業の創生】

【エンジン役の技術】 亜臨界水技術

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埋立て投棄の禁止 【地域のバイオマス廃棄物】 ・鶏糞,廃豚 ・食品残滓

(2m3 反応槽@2基)

【高速加水分解プロセス】

亜臨界水反応装置

(150℃・13気圧@15分)

微生物農薬効果

機能性堆肥販売

二次成品(放線菌発酵)

【民間ビジネス】 (地元資本・2009年に起業)

日最大処理量 20 ton/日 (6,000 ton/年)

一次成品(無菌)

各論①:高機能性堆肥生産モデル(バイオマス系)

【台湾・宜蘭県】

【放線菌発酵プロセス】 (自然発酵)

60-70℃,発酵時間=約10日 高機能性堆肥生産を実現

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【黒毛和牛飼養実証実験の成果】 ○安全・安心できる木質粗飼料を供給

○輸入粗飼料コストと比べ4割安価

○優れた品質

・セルロースが糖化,牛の好む甘酸っぱい香り

・可消化成分TDN=32%(うち3/4が繊維質)

・PH=3.5__長期保存が可能。

○増体重効果

・従来飼料=0,53kg/日,新木質飼料=0.58kg/日

【北海道新聞】 2016.01.18付け記事

○事業主体: 地元の廃棄物処理業者・㈱エースクリーン(予定)

○稼働開始: 2014年8月より2015年7月まで実証事業実施。最終評価後、2016年度に本格稼働を見込む。

○事業概要:

・原材料の白樺チップ材を亜臨界水処理(130度・15気圧@処理時間は約15分)

・生成物(新木質飼料)の特徴: 軟らかく繊維質,無菌ゆえ安全,セルロースが一部糖化,甘酸っぱく牛の嗜好性良好

・生産コストは、3-4万円/トン (輸入粗飼料と比べ、4割程度安価)

・品質の検証(牧場経営者,獣医師,畜産学の専門家,精肉店)

(3-2)亜臨界水技術による新木質飼料事業(北見市における実証実験)

○事業主体: 地元の廃棄物処理業者・㈱エースクリーン(予定)

○稼働開始: 2014年8月より2015年7月まで実証事業実施。最終評価後、2016年度に本格稼働を見込む。

○事業概要:

・原材料の白樺チップ材を亜臨界水処理(130度・15気圧@処理時間は約15分)

・生成物(新木質飼料)の特徴: 軟らかく繊維質,無菌ゆえ安全,セルロースが一部糖化,甘酸っぱく牛の嗜好性良好

・生産コストは、3-4万円/トン (輸入粗飼料と比べ、4割程度安価)

・品質の検証(牧場経営者,獣医師,畜産学の専門家,精肉店)

(3-2)亜臨界水技術による新木質飼料事業(北見市における実証実験)

放置されたままの 白樺林

新木質飼料 (亜臨界水処理後)

チップ材(有償)

黒毛和牛22頭/給餌・飼養実験

(地元の産業廃棄物会社が事業主体)

各論②:白樺チップ飼料生産モデル(カーボン系) 【北海道・北見市】

【白樺チップ飼料】 亜臨界水処理条件

(190℃・13気圧@30分)

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【第一期】古代の農業国家成立期 〇小河川流域単位の小規模水田開発

【第二期】近世~新農業国家成立期 〇大河川と用水路整備,大規模国土開発 〇鎖国社会(エネルギー・肥料・食料自給)

【凡例】

農地面積 日本人口

(布村明彦氏の原図をもとに作図)

日本人口

農地 面積

国際的な視点~日本の国土の将来像は? 【ジャパン・シンドローム(レスター・ブラウンによる)】

【第三期】歴史的な大転換期 〇都市化と工業化, ○穀物輸入量の増加(農地の減尐,宅地化)

更に人口縮減により農地・宅地も過剰に