6
24 環境側面 開発・設計 製品環境マネジメント 燃費の向上 2004年度も、ISO14001に基づく製品環 境マネジメントシステム(EMS)を運用し、 製品開発に取り組みました。製品EMSおよ び本年度新たに認証取得した本社技術地区、 東富士研究所、士別試験場の各事業活動 EMSの内部監査では、環境文書の管理、教 育・訓練などにおいて、軽微な不適合の指 摘を受けましたが、全体としては、適切な 運用と維持を評価されました。なお、士別 試験場では、近隣地域への透明性を高め るため、地域住民との懇談会などで住民の 要望を先取りして対応に結びつけています。 外部審査では、環境マネジメントマニュ アルの運用ツール(計画書・点検表等)の 見直しや、細部フォローを確実に行うこと で、管理サイクルの見える化を図るなど、 8件の観察事項の指摘がありましたが、 全体としては、不適合項目はなく、適切な 運用と維持を評価されました。 2010年燃費基準に6区分で目標達成 2004年度は、新型車・モデルチェンジ 車9車種中8車種が2010年燃費基準を クリアしました。重量区分では、7区分中 6区分で2010年燃費基準を達成し、ガソ リン乗用車の燃費基準達成車の生産台数 比率は87%に到達、前年度比4ポイント 向上しました。 外部審査 審査指摘事項(不適合事項) 0 サーベランス 観察事項 8 2005年に「2010年燃費基準」を全重 量クラスで先行達成する。 2004年度目標 組織図 (役職および担当は2005年3月時点のものです。) 製品環境委員会委員長 持続可能な社会を目指したクルマの開発は常にチャレンジングな取り組みであり、 燃費向上や排ガス低減などの環境技術を追求することはもとより、ライフサイクルで の環境負荷をトータルにマネジメントし、低減することが大きな課題です。 2004年度は、燃費向上技術の普及拡大、低排出ガス車の普及促進およびハイ ブリッド車の導入拡大をテーマに技術開発を推進しました。 車両の開発工程においては、「Eco-VAS」の運用を開始し、開発プロセスを 通じて総合的な環境影響評価を実施し、マネジメントの強化を図りました。パワー トレインでは、新型エンジンの搭載拡大や従来型エンジンの改良、Super CVT-i、 Super ECTなどのトランスミッションの高効率化他、全車に徹底した低燃費技術を 織り込むとともに、触媒装置、空燃比補償装置などを効果的に制御することで排出 ガスの浄化性能を一層高め、結果、自動車グリーン税制対象車を34車種に拡大 しました。 プリウスに始まったハイブリッドシステムは、走行性能と環境性能を両立させた 新世代システムとして進化し、SUVにも採用を拡大することで、トヨタのハイ ブリッド車の販売台数を着実に増やすことができ、世界全体で累計販売台数は 36万台(2005年3月末 )に達しました。 1973年入社以来、数多くの車種のボデー設計に携わる。 第2ボデー設計部長などを経て2001年取締役就任。 2003年より常務役員、2003年6月から製品環境委員会の 委員長を務める。2005年6月、専務取締役に就任。 委員長:白井 常務役員  1973年設置 開発・設計側面からトヨタ車の 環境保全関連の重要事項を検討する。 燃費・排出ガスに関わる技術開発の推進を図る 自動車騒音の低減に関わる技術開発の推進を図る クリーンエネルギー車の開発と導入の促進を図る 新エアコン冷媒開発、車室内VOC低減等 開発・設計分野の環境マネジメントシステムを整 備し、維持・向上を図る Eco-VASの推進 燃費・排出ガス検討会 車外騒音小委員会 クリーンエネルギー車分科会 テーマ別ワーキング ISO14001分科会 Eco-VAS推進会議 製品環境委員会

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Environmental & Social Report 2005

2524

環境側面

環境

0

5

10

15

20

25 (km/L)

新型車

従来型車

ヴィッツ マークⅩ/マークⅡ クラウンマジェスタ ハイエースワゴン

0

5

10

15

20

25

30

35

828~ 1,016~ 1,266~ 1,516~ 1,766~ 2,016~ 2,266~ (重量区分:kg)

(km/L) トヨタ車の2004年度平均燃費

2010年燃費基準

トヨタ車でクラストップの燃費値

(注1) ※印は適合車種でも、型式及び仕様によっては達成していないものがあります。(注2)    部分は燃費基準を達成。 (注3) 2003年度以前の達成車は掲載していません。(注4) 燃費値はいずれも、国土交通省10・15モード走行審査値です。

※ストイキD-4:空気と燃料が理想的な比率で混合し、 常に最適な燃焼を実現する直噴エンジン。

 828~1,015 1,016~1,265 1,266~1,515 1,516~1,7651,766~2,0152,016~2,265 2,266~

17.9 16.0 13.0 10.5 8.9 7.8 6.4

19.5 16.9 14.3 11.5 9.3 11.1 6.1

パッソ、ヴィッツ ポルテ、ヴィッツ アイシス アイシス、※マークⅩ ハイエースワゴン、ハリアーハイブリッド、クルーガーハイブリッド ハイエースワゴン

重量区分(車両重量:kg) 燃費基準(km/L) 2004年度平均燃費(km/L) 2004年度新型車・フルモデルチェンジ車の適合車種

開発・設計

 製品環境マネジメント

 燃費の向上

 2004年度も、ISO14001に基づく製品環

境マネジメントシステム(EMS)を運用し、

製品開発に取り組みました。製品EMSおよ

び本年度新たに認証取得した本社技術地区、

東富士研究所、士別試験場の各事業活動

EMSの内部監査では、環境文書の管理、教

育・訓練などにおいて、軽微な不適合の指

摘を受けましたが、全体としては、適切な

運用と維持を評価されました。なお、士別

試験場では、近隣地域への透明性を高め

るため、地域住民との懇談会などで住民の

要望を先取りして対応に結びつけています。

 外部審査では、環境マネジメントマニュ

アルの運用ツール(計画書・点検表等)の

見直しや、細部フォローを確実に行うこと

で、管理サイクルの見える化を図るなど、

8件の観察事項の指摘がありましたが、

全体としては、不適合項目はなく、適切な

運用と維持を評価されました。

 パッソとヴィッツに搭載の新開発1.0L

エンジン1KR-FEは、VVT-i、コンパクトな

燃焼室を採用するとともに、オフセットク

ランク、ピストンへの新樹脂コートの実施

やピストンリングの張力低減などにより、

エンジン内部の摩擦抵抗低減を追求。高

剛性のアルミブロックやアルミオイルパ

ンなどの採用により、低振動と静粛性を確

保するとともに軽量化を実現することで

低燃費を達成しています。

 ※ストイキD-4の新型V6エンジン3GR-

FSE・4GR-FSEを搭載したマークⅩは、従

来の吸気バルブに加え、排気バルブタイミ

ングの連続可変制御を実施する*Dual

VVT-iを採用。運転状況に応じて、吸排気

バルブの開閉タイミングを最適に制御す

ることで低燃費を実現しています。

 2004年4月にマイナーチェンジした

カローラ/カローラフィールダー/カローラ

ランクス/アレックスは、2WD車に搭載の

1NZ-FEエンジンを改良。ローラーロッ

カーアームの採用やピストン周りの改良

による各部の低フリクション化、EGRシス

テムの採用やインテークバルブ遅閉じ化

によるポンピングロスの低減などによる

熱効率の向上、および1弁式電子制御ス

ロットルボディによるきめ細かな空燃比制

御により低燃費を実現しました。

2010年燃費基準に6区分で目標達成

 2004年度は、新型車・モデルチェンジ

車9車種中8車種が2010年燃費基準を

クリアしました。重量区分では、7区分中

6区分で2010年燃費基準を達成し、ガソ

リン乗用車の燃費基準達成車の生産台数

比率は87%に到達、前年度比4ポイント

向上しました。

■ 外部審査

■ 主要車種の新旧モデル燃費比較

低燃費エンジンの普及拡大

高効率トランスミッション導入

 フラッシュサーフェス化などボディの空

気抵抗の低減はもちろん、エンジンアン

ダーカバーやフロア下各部に空気の流

れを整流する各種空力パーツを設定して、

床下のフラット化を図ることで空力性能

を高めました。空気抵抗係数(Cd)値は、

クラウンマジェスタで0.27、マークⅩで

0.28、ヴィッツで0.30を実現。この空力特

性により、操縦性・走行安定性を高めると

ともに、燃費向上を図りました。

走行抵抗低減の取り組み 審査指摘事項(不適合事項) 0

サーベランス

観察事項 8

新型1.0Lエンジン「1KR-FE」

■ 2004年度の2010年燃費基準とトヨタ車の燃費実績

■ 2004年度 新型車・モデルチェンジ車(乗用車)における2010年燃費基準達成状況

 2005年に「2010年燃費基準」を全重

量クラスで先行達成する。

2004年度目標

7/7 15:28

組織図 (役職および担当は2005年3月時点のものです。)

製品環境委員会委員長

 持続可能な社会を目指したクルマの開発は常にチャレンジングな取り組みであり、

燃費向上や排ガス低減などの環境技術を追求することはもとより、ライフサイクルで

の環境負荷をトータルにマネジメントし、低減することが大きな課題です。

 2004年度は、燃費向上技術の普及拡大、低排出ガス車の普及促進およびハイ

ブリッド車の導入拡大をテーマに技術開発を推進しました。

 車両の開発工程においては、「Eco-VAS」の運用を開始し、開発プロセスを

通じて総合的な環境影響評価を実施し、マネジメントの強化を図りました。パワー

トレインでは、新型エンジンの搭載拡大や従来型エンジンの改良、Super CVT-i、

Super ECTなどのトランスミッションの高効率化他、全車に徹底した低燃費技術を

織り込むとともに、触媒装置、空燃比補償装置などを効果的に制御することで排出

ガスの浄化性能を一層高め、結果、自動車グリーン税制対象車を34車種に拡大

しました。

 プリウスに始まったハイブリッドシステムは、走行性能と環境性能を両立させた

新世代システムとして進化し、SUVにも採用を拡大することで、トヨタのハイ

ブリッド車の販売台数を着実に増やすことができ、世界全体で累計販売台数は

36万台(2005年3月末)に達しました。

1973年入社以来、数多くの車種のボデー設計に携わる。

第2ボデー設計部長などを経て2001年取締役就任。

2003年より常務役員、2003年6月から製品環境委員会の

委員長を務める。2005年6月、専務取締役に就任。

委員長:白井 常務役員 1973年設置開発・設計側面からトヨタ車の環境保全関連の重要事項を検討する。

燃費・排出ガスに関わる技術開発の推進を図る

自動車騒音の低減に関わる技術開発の推進を図る

クリーンエネルギー車の開発と導入の促進を図る

新エアコン冷媒開発、車室内VOC低減等

開発・設計分野の環境マネジメントシステムを整備し、維持・向上を図る

Eco-VASの推進

燃費・排出ガス検討会

車外騒音小委員会

クリーンエネルギー車分科会

テーマ別ワーキング

ISO14001分科会

Eco-VAS推進会議

製品環境委員会

 動力伝達系の効率向上を図るため、

アイシス、ヴィッツ、ノア/ヴォクシー、プレミオ

/アリオンにSuper CVT-i(自動無段変速

機)を設定しました。Super CVT-iは、ワイ

ドな変速比幅と低速からロックアップ可能

なトルクコンバーターを採用し、エンジン

との統合制御によって低燃費を実現。Dレ

ンジでの停車時にクラッチを半開放する

ニュートラル制御を採用することで停車

時の燃費向上を図りました。

 また、クラウンマジェスタ、マークⅩの

2WD車には、新開発の6速Super ECT

を設定。第6速のトータルギア比を小さ

く(ハイギヤ化)することで高速走行時の

燃費を向上させました。減速時ダウン

シフト制御は、6速あるいは5速状態で

フューエルカットが復帰する以前に6速

から5速、5速から4速にダウンシフトす

ることでフューエルカット領域を最大限

広げるとともに、ニュートラル制御を採用

することですぐれた燃費特性を実現。さ

らに、最新の低粘度オートマチックトランス

ミッションフルードを採用することでトラ

ンスミッション内の抵抗を低減し、燃費向

上を図りました。

2004年度新型車・モデルチェンジ車の主要環境データはP83。

Dual VVT-i の説明はP85。 

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Environmental & Social Report 2005

2524

環境側面

環境

0

5

10

15

20

25 (km/L)

新型車

従来型車

ヴィッツ マークⅩ/マークⅡ クラウンマジェスタ ハイエースワゴン

0

5

10

15

20

25

30

35

828~ 1,016~ 1,266~ 1,516~ 1,766~ 2,016~ 2,266~ (重量区分:kg)

(km/L) トヨタ車の2004年度平均燃費

2010年燃費基準

トヨタ車でクラストップの燃費値

(注1) ※印は適合車種でも、型式及び仕様によっては達成していないものがあります。(注2)    部分は燃費基準を達成。 (注3) 2003年度以前の達成車は掲載していません。(注4) 燃費値はいずれも、国土交通省10・15モード走行審査値です。

※ストイキD-4:空気と燃料が理想的な比率で混合し、 常に最適な燃焼を実現する直噴エンジン。

 828~1,015 1,016~1,265 1,266~1,515 1,516~1,7651,766~2,0152,016~2,265 2,266~

17.9 16.0 13.0 10.5 8.9 7.8 6.4

19.5 16.9 14.3 11.5 9.3 11.1 6.1

パッソ、ヴィッツ ポルテ、ヴィッツ アイシス アイシス、※マークⅩ ハイエースワゴン、ハリアーハイブリッド、クルーガーハイブリッド ハイエースワゴン

重量区分(車両重量:kg) 燃費基準(km/L) 2004年度平均燃費(km/L) 2004年度新型車・フルモデルチェンジ車の適合車種

開発・設計

 製品環境マネジメント

 燃費の向上

 2004年度も、ISO14001に基づく製品環

境マネジメントシステム(EMS)を運用し、

製品開発に取り組みました。製品EMSおよ

び本年度新たに認証取得した本社技術地区、

東富士研究所、士別試験場の各事業活動

EMSの内部監査では、環境文書の管理、教

育・訓練などにおいて、軽微な不適合の指

摘を受けましたが、全体としては、適切な

運用と維持を評価されました。なお、士別

試験場では、近隣地域への透明性を高め

るため、地域住民との懇談会などで住民の

要望を先取りして対応に結びつけています。

 外部審査では、環境マネジメントマニュ

アルの運用ツール(計画書・点検表等)の

見直しや、細部フォローを確実に行うこと

で、管理サイクルの見える化を図るなど、

8件の観察事項の指摘がありましたが、

全体としては、不適合項目はなく、適切な

運用と維持を評価されました。

 パッソとヴィッツに搭載の新開発1.0L

エンジン1KR-FEは、VVT-i、コンパクトな

燃焼室を採用するとともに、オフセットク

ランク、ピストンへの新樹脂コートの実施

やピストンリングの張力低減などにより、

エンジン内部の摩擦抵抗低減を追求。高

剛性のアルミブロックやアルミオイルパ

ンなどの採用により、低振動と静粛性を確

保するとともに軽量化を実現することで

低燃費を達成しています。

 ※ストイキD-4の新型V6エンジン3GR-

FSE・4GR-FSEを搭載したマークⅩは、従

来の吸気バルブに加え、排気バルブタイミ

ングの連続可変制御を実施する*Dual

VVT-iを採用。運転状況に応じて、吸排気

バルブの開閉タイミングを最適に制御す

ることで低燃費を実現しています。

 2004年4月にマイナーチェンジした

カローラ/カローラフィールダー/カローラ

ランクス/アレックスは、2WD車に搭載の

1NZ-FEエンジンを改良。ローラーロッ

カーアームの採用やピストン周りの改良

による各部の低フリクション化、EGRシス

テムの採用やインテークバルブ遅閉じ化

によるポンピングロスの低減などによる

熱効率の向上、および1弁式電子制御ス

ロットルボディによるきめ細かな空燃比制

御により低燃費を実現しました。

2010年燃費基準に6区分で目標達成

 2004年度は、新型車・モデルチェンジ

車9車種中8車種が2010年燃費基準を

クリアしました。重量区分では、7区分中

6区分で2010年燃費基準を達成し、ガソ

リン乗用車の燃費基準達成車の生産台数

比率は87%に到達、前年度比4ポイント

向上しました。

■ 外部審査

■ 主要車種の新旧モデル燃費比較

低燃費エンジンの普及拡大

高効率トランスミッション導入

 フラッシュサーフェス化などボディの空

気抵抗の低減はもちろん、エンジンアン

ダーカバーやフロア下各部に空気の流

れを整流する各種空力パーツを設定して、

床下のフラット化を図ることで空力性能

を高めました。空気抵抗係数(Cd)値は、

クラウンマジェスタで0.27、マークⅩで

0.28、ヴィッツで0.30を実現。この空力特

性により、操縦性・走行安定性を高めると

ともに、燃費向上を図りました。

走行抵抗低減の取り組み 審査指摘事項(不適合事項) 0

サーベランス

観察事項 8

新型1.0Lエンジン「1KR-FE」

■ 2004年度の2010年燃費基準とトヨタ車の燃費実績

■ 2004年度 新型車・モデルチェンジ車(乗用車)における2010年燃費基準達成状況

 2005年に「2010年燃費基準」を全重

量クラスで先行達成する。

2004年度目標

7/7 15:28

組織図 (役職および担当は2005年3月時点のものです。)

製品環境委員会委員長

 持続可能な社会を目指したクルマの開発は常にチャレンジングな取り組みであり、

燃費向上や排ガス低減などの環境技術を追求することはもとより、ライフサイクルで

の環境負荷をトータルにマネジメントし、低減することが大きな課題です。

 2004年度は、燃費向上技術の普及拡大、低排出ガス車の普及促進およびハイ

ブリッド車の導入拡大をテーマに技術開発を推進しました。

 車両の開発工程においては、「Eco-VAS」の運用を開始し、開発プロセスを

通じて総合的な環境影響評価を実施し、マネジメントの強化を図りました。パワー

トレインでは、新型エンジンの搭載拡大や従来型エンジンの改良、Super CVT-i、

Super ECTなどのトランスミッションの高効率化他、全車に徹底した低燃費技術を

織り込むとともに、触媒装置、空燃比補償装置などを効果的に制御することで排出

ガスの浄化性能を一層高め、結果、自動車グリーン税制対象車を34車種に拡大

しました。

 プリウスに始まったハイブリッドシステムは、走行性能と環境性能を両立させた

新世代システムとして進化し、SUVにも採用を拡大することで、トヨタのハイ

ブリッド車の販売台数を着実に増やすことができ、世界全体で累計販売台数は

36万台(2005年3月末)に達しました。

1973年入社以来、数多くの車種のボデー設計に携わる。

第2ボデー設計部長などを経て2001年取締役就任。

2003年より常務役員、2003年6月から製品環境委員会の

委員長を務める。2005年6月、専務取締役に就任。

委員長:白井 常務役員 1973年設置開発・設計側面からトヨタ車の環境保全関連の重要事項を検討する。

燃費・排出ガスに関わる技術開発の推進を図る

自動車騒音の低減に関わる技術開発の推進を図る

クリーンエネルギー車の開発と導入の促進を図る

新エアコン冷媒開発、車室内VOC低減等

開発・設計分野の環境マネジメントシステムを整備し、維持・向上を図る

Eco-VASの推進

燃費・排出ガス検討会

車外騒音小委員会

クリーンエネルギー車分科会

テーマ別ワーキング

ISO14001分科会

Eco-VAS推進会議

製品環境委員会

 動力伝達系の効率向上を図るため、

アイシス、ヴィッツ、ノア/ヴォクシー、プレミオ

/アリオンにSuper CVT-i(自動無段変速

機)を設定しました。Super CVT-iは、ワイ

ドな変速比幅と低速からロックアップ可能

なトルクコンバーターを採用し、エンジン

との統合制御によって低燃費を実現。Dレ

ンジでの停車時にクラッチを半開放する

ニュートラル制御を採用することで停車

時の燃費向上を図りました。

 また、クラウンマジェスタ、マークⅩの

2WD車には、新開発の6速Super ECT

を設定。第6速のトータルギア比を小さ

く(ハイギヤ化)することで高速走行時の

燃費を向上させました。減速時ダウン

シフト制御は、6速あるいは5速状態で

フューエルカットが復帰する以前に6速

から5速、5速から4速にダウンシフトす

ることでフューエルカット領域を最大限

広げるとともに、ニュートラル制御を採用

することですぐれた燃費特性を実現。さ

らに、最新の低粘度オートマチックトランス

ミッションフルードを採用することでトラ

ンスミッション内の抵抗を低減し、燃費向

上を図りました。

2004年度新型車・モデルチェンジ車の主要環境データはP83。

Dual VVT-i の説明はP85。 

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Environmental & Social Report 2005

2726

開発・設計 環境側面

環境

低排出ガスレベル ☆☆☆☆ SU-LEV

車 種 型式数

0 3 0 1 1 2 1 0 0 3 1 1 0 3 16

アイシス ヴィッツ カルディナ カローラ/カローラランクス/アレックス カローラフィールダー クラウンマジェスタ クルーガーハイブリッド ノア/ヴォクシー ハイエース(ワゴン) パッソ ハリアーハイブリッド プレミオ/アリオン ポルテ マークⅩ

新☆☆☆ U-LEV

型式数

6 1 3 5 3 0 0 2 4 0 0 3 2 0 29

生産台数比率 区 分

2010年燃費基準達成

☆☆☆ 超ー低排出ガス車

2003年度

53.0%

13.9%

1.0%

2004年度

0.1%

59.6%

21.7%

2001年度

5.8%

2002年度

41.2%

新☆☆☆ UーLEV

☆☆☆☆ SUーLEV

(超ー低排出ガス車レベル以上)

低減レベル 区 分

平成12年基準排出ガス 25%低減レベル

平成12年基準排出ガス 50%低減レベル

平成12年基準排出ガス 75%低減レベル

☆ 良ー低排出ガス車

☆☆ 優ー低排出ガス車

☆☆☆ 超ー低排出ガス車

生産台数比率 (型式数)

8.5% (54)

0.2% (7)

0.1% (9)

低減レベル 区 分

平成17年基準排出ガス 50%低減レベル

平成17年基準排出ガス 75%低減レベル

新☆☆☆ UーLEV

☆☆☆☆ SUーLEV

生産台数比率 (型式数)

67.2% (104)

23.5% (26)

注 : 型式数は車種ごとにエンジンと変速機の 組み合わせを合計した数

60

40 50

30 20 10 0

73 74 75 76 77 (dB-A)

型 式 数

自主基準値 規制値

加速走行騒音値

'97年の型式数 '04年の型式数

コモンレール式燃料噴射システムエンジンブロックリブ補強ラバー製インシュレータ

エンジンアンダーカバー、変速機アンダーカバーエンジン・変速機サービスホールカバー吸音材ヘッダパネル吸音、エプロン部隙間シール

フロントパイプにボールジョイント継手

吸気系レゾネータ

電動ファン

PM値(g/kWh)

NOx値(g/kWh)

首都圏ディーゼル車 規制条例規制値

新短期規制値

自動車NOx・PM法 規制値

低排出ガス車認定レベル

平成12年基準

0.25

0.18

0.09

4.5 3.38

平成17年基準

0.013

0 0.013 0.025 (0.027)

0.05 0.1(0.054) (0.081) (0.108)

0.025 (0.028)

0.05 (0.056)

(0.084)

0.1

(0.112)

(g/km)

(g/km)

平成12年 25%低減

平成12年 50%低減

平成12年 75%低減

窒素酸化物

(NOx)

※NMHC

平成17年 50%低減

平成17年 75%低減

平成17年50%低減

燃費基準 達成車

自動車税が概ね50%低減

自動車取得税は、自家用車の場合1万5,000円、営業用車の場合、9,000円の減税となります。

自動車税が概ね25%低減

自動車取得税は、自家用車の場合1万円、

営業用車の場合、6,000円の減税となります。

自動車税が概ね25%低減

自動車取得税は、自家用車の場合1万円、

営業用車の場合、6,000円の減税となります。

燃費基準 +5%達成車

平成17年75%低減

 排出ガスの低減

低排出ガス車の普及促進

 国土交通省「低排出ガス車認定制度」

の平成17年基準適合車の導入を拡大し、

平成12年基準適合車も合わせ、生産台数

比率は99.5%に達しました。この中で、「平

成17年基準排出ガス75%低減レベル

(SU-LEV)」を達成している車種の生産

台数比率は23.5%となりました。さらに、平

成12年基準と平成17年基準を合わせ、超‐

低排出ガスレベル以上の生産台数比率は、

2004年度で90.8%に達し、前年度比14.3

ポイント向上。超‐低排出ガスレベル以上を

達成するとともに、2010年燃費基準を達

成した車種の生産台数比率は81.4%に達し、

前年度比13.5ポイントのアップとなりました。

 2004年度、ガソリン乗用車では、「平成

17年基準排出ガス50%低減レベル」に29

型式、「平成17年基準排出ガス75%低減レ

ベル」に16型式が適合しました。

グリーン税制基準への対応

 2004年度新型・モデルチェンジ車(乗

用車)9車種の内7車種、パッソ、ハイ

エース、アイシス、マークⅩ、ヴィッツ、

ハリアーハイブリッド、クルーガーハイ

ブリッドが、2004年度のグリーン税制

基準に適合しました。これにより、2004

年度のグリーン税制基準に適合したガ

ソリン乗用車は、マイナーチェンジなど

の改良により適合した車種を加え、34

車種となりました。

 また、2005年度電気自動車、ハイブリッ

ド車導入費補助金制度では、プリウスをは

じめ、アルファードハイブリッド、エスティ

マハイブリッド、クラウンマイルドハイブ

リッド/クラウンセダンマイルドハイブリッ

ド、ダイナ/トヨエースハイブリッド、ハリアー

ハイブリッド、クルーガーハイブリッドの計

8車種17型式が対象となっています。

最新規制値に合わせ継続的対応を推進

 自治体低公害車指定制度の対応として、

2004年度の「8都県市低公害車指定制度」

の公募に応募し、103型式の追加認定を受

けました。これにより累計517型式が8都県

市低公害車指定車として認定されています。

ディーゼル車のクリーン化

 フルモデルチェンジしたハイエース(バン)/

レジアスエース(バン)は、2.5L新開発直噴

インタークーラー付ディーゼルターボエン

ジン2KD-FTVを搭載し、「平成15年排出

ガス規制(ディーゼル新短期規制)」に適

合すると共に、「自動車NOx・PM法」、「首

都圏ディーゼル車規制条例」に適合しました。

 道路運送車両の保安基準で規定され

た排出ガス規制、低排出ガス車認定制度

および新長期規制、8都県市への対応車

両に対し、自主基準値を定めて対応する。

2004年度目標

 車外騒音の低減

乗用車、商用車ともすでに最新規制への

適合が完了しており、いずれも新型車、モ

デルチェンジ車等を対象に最新規制への

対応を図り、乗用車12車種、小型商用車

5車種を適合させました。

商用車の騒音対策に新技術織り込み

 エンジン騒音の低減に有効なコモンレー

ル式燃料噴射システムの採用をはじめ、エン

ジンブロックの補強、吸音材付きエンジン

アンダーカバーなどを設定し、エンジン騒音

の低減を図りました。さらに、吸気音を低減

するために吸気レゾネータを設定し、排気

系放射音を低減させるためにフロントパイ

プにボールジョイント継手を採用しました。

 道路運送車両の保安基準30条に規定

された自動車騒音の許容値から定めた

社内自主基準値に対して、すべての自動

車を適合させる。

2004年度目標

ハイエース(バン)/レジアスエース(バン)

アイシス

マークXパッソ

ハイエース(ワゴン)

■ 低排出ガス車の生産台数比率の推移

■ 平成12年基準低排出ガス車の   生産台数比率(2004年度)

■ 2010年燃費基準達成かつ   低排出ガス認定車の生産台数比率

■ 小型商用車の加速走行騒音の推移

■ 平成17年基準低排出ガス車の   生産台数比率(2004年度)

■ 2004年度低排出ガス車認定制度適合車(平成17年基準)

■ 自動車グリーン税制の特別措置の内訳 ■ 新自動車グリーン税制対象車種

※型式および仕様によっては該当しないものもあります。 なお対象車種は2005年3月末の認定分です。

ハイライト

URL 「自動車グリーン税制の軽減対象自動車」の 詳細は国土交通省のHPをご覧ください。 http://www.mlit.go.jp/jidosha/ green/green_16.htm

アイシス

アリオン

アルファード

アルファードハイブリッド

アレックス

イスト

イプサム

ウイッシュ

ヴィッツ

ヴォクシー

エスティマ

エスティマハイブリッド

カルディナ

カローラ

カローラフィールダー

カローラランクス

クラウン

クルーガー

クルーガーハイブリッド

サクシード

シエンタ

セルシオ

センチュリー

ノア

ハイエース(ワゴン)

パッソ

ハリアーハイブリッド

ハリアー

ファンカーゴ

プラッツ

プリウス

プレミオ

プロボックス

マークⅩ

■ 騒音対策(ハイエースの例)

6/29 22:08

■ 排出ガス性能

※NMHC=Non Methane Hydro Carbon : 非メタン炭化水素注:( )内の各値は平成17年排出ガス基準に係る試験モードで換算

'01 '00 '02 '03 '04 (年度)

(%) 平成12年基準 25%低減レベル 平成12年基準 50%低減レベル 平成12年基準 75%低減レベル 平成17年基準 50%低減レベル 平成17年基準 75%低減レベル 0

20

40

60

80

100

■ ディーゼル車規制(日本)

2004年度の新型車・モデルチェンジ車の主要環境データはP83。

2004年度の新型車・モデルチェンジ車の主要環境データはP83。

Page 4: 開発・設計 -   · PDF file新型1.0lエンジン 「1kr-fe

Environmental & Social Report 2005

2726

開発・設計 環境側面

環境

低排出ガスレベル ☆☆☆☆ SU-LEV

車 種 型式数

0 3 0 1 1 2 1 0 0 3 1 1 0 3 16

アイシス ヴィッツ カルディナ カローラ/カローラランクス/アレックス カローラフィールダー クラウンマジェスタ クルーガーハイブリッド ノア/ヴォクシー ハイエース(ワゴン) パッソ ハリアーハイブリッド プレミオ/アリオン ポルテ マークⅩ

新☆☆☆ U-LEV

型式数

6 1 3 5 3 0 0 2 4 0 0 3 2 0 29

生産台数比率 区 分

2010年燃費基準達成

☆☆☆ 超ー低排出ガス車

2003年度

53.0%

13.9%

1.0%

2004年度

0.1%

59.6%

21.7%

2001年度

5.8%

2002年度

41.2%

新☆☆☆ UーLEV

☆☆☆☆ SUーLEV

(超ー低排出ガス車レベル以上)

低減レベル 区 分

平成12年基準排出ガス 25%低減レベル

平成12年基準排出ガス 50%低減レベル

平成12年基準排出ガス 75%低減レベル

☆ 良ー低排出ガス車

☆☆ 優ー低排出ガス車

☆☆☆ 超ー低排出ガス車

生産台数比率 (型式数)

8.5% (54)

0.2% (7)

0.1% (9)

低減レベル 区 分

平成17年基準排出ガス 50%低減レベル

平成17年基準排出ガス 75%低減レベル

新☆☆☆ UーLEV

☆☆☆☆ SUーLEV

生産台数比率 (型式数)

67.2% (104)

23.5% (26)

注 : 型式数は車種ごとにエンジンと変速機の 組み合わせを合計した数

60

40 50

30 20 10 0

73 74 75 76 77 (dB-A)

型 式 数

自主基準値 規制値

加速走行騒音値

'97年の型式数 '04年の型式数

コモンレール式燃料噴射システムエンジンブロックリブ補強ラバー製インシュレータ

エンジンアンダーカバー、変速機アンダーカバーエンジン・変速機サービスホールカバー吸音材ヘッダパネル吸音、エプロン部隙間シール

フロントパイプにボールジョイント継手

吸気系レゾネータ

電動ファン

PM値(g/kWh)

NOx値(g/kWh)

首都圏ディーゼル車 規制条例規制値

新短期規制値

自動車NOx・PM法 規制値

低排出ガス車認定レベル

平成12年基準

0.25

0.18

0.09

4.5 3.38

平成17年基準

0.013

0 0.013 0.025 (0.027)

0.05 0.1(0.054) (0.081) (0.108)

0.025 (0.028)

0.05 (0.056)

(0.084)

0.1

(0.112)

(g/km)

(g/km)

平成12年 25%低減

平成12年 50%低減

平成12年 75%低減

窒素酸化物

(NOx)

※NMHC

平成17年 50%低減

平成17年 75%低減

平成17年50%低減

燃費基準 達成車

自動車税が概ね50%低減

自動車取得税は、自家用車の場合1万5,000円、営業用車の場合、9,000円の減税となります。

自動車税が概ね25%低減

自動車取得税は、自家用車の場合1万円、

営業用車の場合、6,000円の減税となります。

自動車税が概ね25%低減

自動車取得税は、自家用車の場合1万円、

営業用車の場合、6,000円の減税となります。

燃費基準 +5%達成車

平成17年75%低減

 排出ガスの低減

低排出ガス車の普及促進

 国土交通省「低排出ガス車認定制度」

の平成17年基準適合車の導入を拡大し、

平成12年基準適合車も合わせ、生産台数

比率は99.5%に達しました。この中で、「平

成17年基準排出ガス75%低減レベル

(SU-LEV)」を達成している車種の生産

台数比率は23.5%となりました。さらに、平

成12年基準と平成17年基準を合わせ、超‐

低排出ガスレベル以上の生産台数比率は、

2004年度で90.8%に達し、前年度比14.3

ポイント向上。超‐低排出ガスレベル以上を

達成するとともに、2010年燃費基準を達

成した車種の生産台数比率は81.4%に達し、

前年度比13.5ポイントのアップとなりました。

 2004年度、ガソリン乗用車では、「平成

17年基準排出ガス50%低減レベル」に29

型式、「平成17年基準排出ガス75%低減レ

ベル」に16型式が適合しました。

グリーン税制基準への対応

 2004年度新型・モデルチェンジ車(乗

用車)9車種の内7車種、パッソ、ハイ

エース、アイシス、マークⅩ、ヴィッツ、

ハリアーハイブリッド、クルーガーハイ

ブリッドが、2004年度のグリーン税制

基準に適合しました。これにより、2004

年度のグリーン税制基準に適合したガ

ソリン乗用車は、マイナーチェンジなど

の改良により適合した車種を加え、34

車種となりました。

 また、2005年度電気自動車、ハイブリッ

ド車導入費補助金制度では、プリウスをは

じめ、アルファードハイブリッド、エスティ

マハイブリッド、クラウンマイルドハイブ

リッド/クラウンセダンマイルドハイブリッ

ド、ダイナ/トヨエースハイブリッド、ハリアー

ハイブリッド、クルーガーハイブリッドの計

8車種17型式が対象となっています。

最新規制値に合わせ継続的対応を推進

 自治体低公害車指定制度の対応として、

2004年度の「8都県市低公害車指定制度」

の公募に応募し、103型式の追加認定を受

けました。これにより累計517型式が8都県

市低公害車指定車として認定されています。

ディーゼル車のクリーン化

 フルモデルチェンジしたハイエース(バン)/

レジアスエース(バン)は、2.5L新開発直噴

インタークーラー付ディーゼルターボエン

ジン2KD-FTVを搭載し、「平成15年排出

ガス規制(ディーゼル新短期規制)」に適

合すると共に、「自動車NOx・PM法」、「首

都圏ディーゼル車規制条例」に適合しました。

 道路運送車両の保安基準で規定され

た排出ガス規制、低排出ガス車認定制度

および新長期規制、8都県市への対応車

両に対し、自主基準値を定めて対応する。

2004年度目標

 車外騒音の低減

乗用車、商用車ともすでに最新規制への

適合が完了しており、いずれも新型車、モ

デルチェンジ車等を対象に最新規制への

対応を図り、乗用車12車種、小型商用車

5車種を適合させました。

商用車の騒音対策に新技術織り込み

 エンジン騒音の低減に有効なコモンレー

ル式燃料噴射システムの採用をはじめ、エン

ジンブロックの補強、吸音材付きエンジン

アンダーカバーなどを設定し、エンジン騒音

の低減を図りました。さらに、吸気音を低減

するために吸気レゾネータを設定し、排気

系放射音を低減させるためにフロントパイ

プにボールジョイント継手を採用しました。

 道路運送車両の保安基準30条に規定

された自動車騒音の許容値から定めた

社内自主基準値に対して、すべての自動

車を適合させる。

2004年度目標

ハイエース(バン)/レジアスエース(バン)

アイシス

マークXパッソ

ハイエース(ワゴン)

■ 低排出ガス車の生産台数比率の推移

■ 平成12年基準低排出ガス車の   生産台数比率(2004年度)

■ 2010年燃費基準達成かつ   低排出ガス認定車の生産台数比率

■ 小型商用車の加速走行騒音の推移

■ 平成17年基準低排出ガス車の   生産台数比率(2004年度)

■ 2004年度低排出ガス車認定制度適合車(平成17年基準)

■ 自動車グリーン税制の特別措置の内訳 ■ 新自動車グリーン税制対象車種

※型式および仕様によっては該当しないものもあります。 なお対象車種は2005年3月末の認定分です。

ハイライト

URL 「自動車グリーン税制の軽減対象自動車」の 詳細は国土交通省のHPをご覧ください。 http://www.mlit.go.jp/jidosha/ green/green_16.htm

アイシス

アリオン

アルファード

アルファードハイブリッド

アレックス

イスト

イプサム

ウイッシュ

ヴィッツ

ヴォクシー

エスティマ

エスティマハイブリッド

カルディナ

カローラ

カローラフィールダー

カローラランクス

クラウン

クルーガー

クルーガーハイブリッド

サクシード

シエンタ

セルシオ

センチュリー

ノア

ハイエース(ワゴン)

パッソ

ハリアーハイブリッド

ハリアー

ファンカーゴ

プラッツ

プリウス

プレミオ

プロボックス

マークⅩ

■ 騒音対策(ハイエースの例)

6/29 22:08

■ 排出ガス性能

※NMHC=Non Methane Hydro Carbon : 非メタン炭化水素注:( )内の各値は平成17年排出ガス基準に係る試験モードで換算

'01 '00 '02 '03 '04 (年度)

(%) 平成12年基準 25%低減レベル 平成12年基準 50%低減レベル 平成12年基準 75%低減レベル 平成17年基準 50%低減レベル 平成17年基準 75%低減レベル 0

20

40

60

80

100

■ ディーゼル車規制(日本)

2004年度の新型車・モデルチェンジ車の主要環境データはP83。

2004年度の新型車・モデルチェンジ車の主要環境データはP83。

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Environmental & Social Report 2005

2928

開発・設計 環境側面

環境

電気自動車 19 56 23 7

'00年度

12,263

166

12,448

1,767,422

ハイブリッド車

天然ガス自動車

トヨタ車 総販売台数

トヨタ車 総販売台数に 占める割合

'01年度

23,373

187

23,616

1,677,044

0.7% 1.4%

'02年度 '03年度

15,390 42,021

222

42,250

1,729,282

162

15,575

1,705,577

0.9% 2.4%

0

'04年度

64,877

277

65,154

1,755,520

3.7%

コースター ハイブリッド発売

北米、欧州で プリウス発売

エスティマ ハイブリッド発売

クラウンマイルド ハイブリッド発売

プリウス発売

■ ハイブリッド車の累計販売台数(全世界)

新型プリウス 発売

アルファード ハイブリッド発売

ダイナ/トヨエース ハイブリッド発売

ハリアー ハイブリッド発売

クルーガー ハイブリッド発売

(1~3月)

'97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05(年)

(台数)

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

332 17,988

33,243

52,269 89,197

130,534

183,826

318,513

361,294

使 用

棄 生 産

クリーンエネルギー車の開発

 2005年3月、ハリアー/クルーガーに

ハイブリッド車を設定しました。

「エコとパワー」を同時に進化させる「ハ

イブリッド・シナジー・ドライブ」をコンセプ

トに開発した新世代ハイブリッドシステム

「THSⅡ」は、高回転・高出力化したモー

ター、高性能バッテリーを高出力V6 3.3L

エンジン(3MZ-FE VVT-i)と組み合わせ

ることで、圧倒的な動力性能と同時に、

コンパクトクラス並みの10・15モード走行

17.8km/Lの低燃費を実現。さらに、VVT-i、

三元触媒、空燃比補償装置、点火制御

装置などを採用することで、「平成17年

基準排出ガス75%低減レベル」の認定

を取得しました。

 また、海外では2005年4月米国で、6月

には欧州でRX400h(日本名:ハリアー

ハイブリッド)の発売を開始。同年6月に

は米国でハイランダーハイブリッド(日本名:

クルーガーハイブリッド)も販売を開始。

最も厳しい排ガスレベルである極超低

排出ガス車(*SU-LEV)として認定され

ました。(米国向け)

クリーンエネルギー車の普及拡大

ハリアーハイブリッド/クルーガーハイブリッドの導入

 2004年度の国内クリーンエネルギー車

の販売台数は6万5,154台で、トヨタ車国

内総販売台数の3.7%となりました。ハイ

ブリッド車の販売台数は6万4,877台で、ク

リーンエネルギー車全体の約99%を占め

ています。また、1997年12月初代プリウス

発売以来、全世界におけるハイブリッド車

の販売台数は累計36万台(2005年3月末)

を突破しました。

Eco-VAS運用開始 愛・地球博でFCHV-BUS運行開始

 2005年3月25日に開幕した愛・地球博

の瀬戸会場~長久手会場間(約4.4km)

移動用手段として、トヨタと日野自動車が

共同開発した65人乗り低床型の*FCHV-

BUS(燃料電池ハイブリッドバス)が運行

開始しました。

 ベースとなるFCHV-BUS2は、2003年

8月から2004年12月まで、東京都の路線

バスとして実使用下での評価を行いまし

た。その成果を元に改良を加え、愛・地球

博に8台を出展し、未来の水素社会のモビ

リティの一つの姿を提案しています。

プリウスの中国生産発表

 車室内における内装部品の素材や接着

剤、また工法などを見直すことにより、揮

発性有機化合物(*VOC)の発生を抑制し、

車室内の空気質の快適性を向上。パッソ、

クラウンマジェスタ、ポルテ、アイシス、

マークⅩ、ヴィッツの6車種で車室内VOC

の低減を実施しました。

■ Eco-VASの考え方  LCAへの取り組み

 車室内VOC低減

ハリアーハイブリッド

愛・地球博会場間を運行するFCHV-BUS

■ トヨタのクリーンエネルギー車販売台数(国内)

クルーガーハイブリッド

(注1) 愛・地球博出展モデル

 ハイブリッド車の普及を目指し、2004年

9月、プリウスの中国生産を発表。中国第

一汽車に技術供与することで、開発・生産、

販売面で協力し合い、2005年を目処に

生産を開始することで合意しました。 

 材料、部品、車両製造および走行、メン

テナンス、廃棄の段階で環境への影響を

トータルに評価するLCA(ライフサイクル

アセスメント)をガソリン乗用車の新型・モ

デルチェンジ車で実施。走行段階だけで

なく、生産から廃棄までの全段階で排出

するCO2や大気汚染物質の総量を低減

しました。

 2004年度は、パッソ、クラウンマジェスタ、

ポルテ、アイシス、マークⅩ、ヴィッツ、ハリ

アーハイブリッド、クルーガーハイブリッド

の8車種でLCAを実施しました。

 車両の開発工程において逐次“事前評価”

を実施し、その結果をフィードバックして

設計変更などに反映させる環境評価シス

テム「*Eco-VAS」(エコバス:Eco-Vehicle

Assessment System)の運用を開始

しました。Eco-VASは、車両開発責任者

によるマネジメント強化を目的とし、車両

の全開発プロセスを通じて、自動車の生産・

使用・廃棄にいたるLCAの考え方を踏ま

えた総合的な環境評価を実施するもので

あり、2005年2月発売のヴィッツにおいて

初めて活用し、その結果をカタログに掲載、

情報を開示しています。

Eco-VASの対象範囲燃費・排ガス・騒音など、クルマの使用段階に留まらず、生産から廃棄までライフサイクル全体を通した地球温暖化ガス・大気汚染物質の排出量、枯渇性資源使用量のLCA評価、およびリサイクル性と環境負荷物質使用量が管理の対象となります。生産工場における省エネなどの取り組みも、個々のクルマのLCA評価に反映されます。

6/29 22:08

ヴィッツのLCA評価

モデルチェンジ車、FCHV-BUSでLCA評価を実施 ハイライト

 新型ヴィッツは、VVT- i 、Super

CVT-iの採用などのほか、空気抵抗の

低減、エアコンの省電力化を図り、低燃費

を実現しています。排ガスのクリーン化では、

エンジン本体の改良に加え、暖機性、耐久

性にすぐれた触媒装置、空燃比補償装置、

点火時期制御装置、燃料蒸発ガス抑止

装置などを運転状況に応じ、効果的に

制御することで浄化効果を高めました。

その結果、CO2排出量12%、NOx排出

量9%、NMHC(非メタン炭化水素)排

出量6%の低減を確認しました。

■ ヴィッツのLCA評価結果

FCHV-BUSのLCA評価

 愛・地球博会場間の移動用手段とし

て出展したFCHV-BUSは、高圧水素

ガスを燃料とする燃料電池とバッテリー

(ニッケル水素電池)を動力源として、

モーターを駆動するハイブリッドシステム

を採用。運行時のCO2や有害物質を排出

しないほか、運転状況に応じて燃料電池

とバッテリーからモーターへの電力供給

を精密に制御することでエネルギー効率

を高めるとともに、すぐれた静粛性を

実現しています。その結果、同クラス

のディーゼルバスに比べ、CO2排出量

54%を低減しています。

■ FCHV-BUSのLCA評価結果

(注2) 生涯走行距離は60万km(12年)としました。(注3) LCA評価結果のグラフでは、ディーゼルバスを1として指数化しました。(注4) 燃料は、都市ガスを原料とする水素と製鉄副生水素を使用するものとして評価しました。

(注1) 自動車の生涯走行距離10万km(10年)を10・15モードで走行した場合の結果です。(注2) LCA評価結果のグラフでは、CO2は従来型車を1とし、CO2以外の項目はSOxの従来型車を1として指数化しました。

A:2001年 同クラストヨタ車平均 B:ヴィッツ

NOx

SOx

PM

NMHC

CO2A

B

A

BA

BA

BA

B

ディーゼルバス

FCHV-BUS

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0

素材製造 車両製造 走行 メンテナンス 廃棄素材製造 車両製造 走行 メンテナンス 廃棄

CO2

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0

燃料燃焼 廃棄素材製造 車両製造 燃料製造 廃棄

ヴィッツ

FCHV-BUS (愛・地球博出展モデル)

愛・地球博についてはP77。

グリーン税制対象 P27参照。

SU-LEVの説明はP85。

グリーン税制対象 P27参照。

VOCの説明はP85。

グリーン税制対象 P27参照。

FCHVの説明はP85。

http://www.toyota.co.jp/jp/environmental_rep/04/download/pdf/p25.pdf

URL

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Environmental & Social Report 2005

2928

開発・設計 環境側面

環境

電気自動車 19 56 23 7

'00年度

12,263

166

12,448

1,767,422

ハイブリッド車

天然ガス自動車

トヨタ車 総販売台数

トヨタ車 総販売台数に 占める割合

'01年度

23,373

187

23,616

1,677,044

0.7% 1.4%

'02年度 '03年度

15,390 42,021

222

42,250

1,729,282

162

15,575

1,705,577

0.9% 2.4%

0

'04年度

64,877

277

65,154

1,755,520

3.7%

コースター ハイブリッド発売

北米、欧州で プリウス発売

エスティマ ハイブリッド発売

クラウンマイルド ハイブリッド発売

プリウス発売

■ ハイブリッド車の累計販売台数(全世界)

新型プリウス 発売

アルファード ハイブリッド発売

ダイナ/トヨエース ハイブリッド発売

ハリアー ハイブリッド発売

クルーガー ハイブリッド発売

(1~3月)

'97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05(年)

(台数)

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

332 17,988

33,243

52,269 89,197

130,534

183,826

318,513

361,294

使 用

棄 生 産

クリーンエネルギー車の開発

 2005年3月、ハリアー/クルーガーに

ハイブリッド車を設定しました。

「エコとパワー」を同時に進化させる「ハ

イブリッド・シナジー・ドライブ」をコンセプ

トに開発した新世代ハイブリッドシステム

「THSⅡ」は、高回転・高出力化したモー

ター、高性能バッテリーを高出力V6 3.3L

エンジン(3MZ-FE VVT-i)と組み合わせ

ることで、圧倒的な動力性能と同時に、

コンパクトクラス並みの10・15モード走行

17.8km/Lの低燃費を実現。さらに、VVT-i、

三元触媒、空燃比補償装置、点火制御

装置などを採用することで、「平成17年

基準排出ガス75%低減レベル」の認定

を取得しました。

 また、海外では2005年4月米国で、6月

には欧州でRX400h(日本名:ハリアー

ハイブリッド)の発売を開始。同年6月に

は米国でハイランダーハイブリッド(日本名:

クルーガーハイブリッド)も販売を開始。

最も厳しい排ガスレベルである極超低

排出ガス車(*SU-LEV)として認定され

ました。(米国向け)

クリーンエネルギー車の普及拡大

ハリアーハイブリッド/クルーガーハイブリッドの導入

 2004年度の国内クリーンエネルギー車

の販売台数は6万5,154台で、トヨタ車国

内総販売台数の3.7%となりました。ハイ

ブリッド車の販売台数は6万4,877台で、ク

リーンエネルギー車全体の約99%を占め

ています。また、1997年12月初代プリウス

発売以来、全世界におけるハイブリッド車

の販売台数は累計36万台(2005年3月末)

を突破しました。

Eco-VAS運用開始 愛・地球博でFCHV-BUS運行開始

 2005年3月25日に開幕した愛・地球博

の瀬戸会場~長久手会場間(約4.4km)

移動用手段として、トヨタと日野自動車が

共同開発した65人乗り低床型の*FCHV-

BUS(燃料電池ハイブリッドバス)が運行

開始しました。

 ベースとなるFCHV-BUS2は、2003年

8月から2004年12月まで、東京都の路線

バスとして実使用下での評価を行いまし

た。その成果を元に改良を加え、愛・地球

博に8台を出展し、未来の水素社会のモビ

リティの一つの姿を提案しています。

プリウスの中国生産発表

 車室内における内装部品の素材や接着

剤、また工法などを見直すことにより、揮

発性有機化合物(*VOC)の発生を抑制し、

車室内の空気質の快適性を向上。パッソ、

クラウンマジェスタ、ポルテ、アイシス、

マークⅩ、ヴィッツの6車種で車室内VOC

の低減を実施しました。

■ Eco-VASの考え方  LCAへの取り組み

 車室内VOC低減

ハリアーハイブリッド

愛・地球博会場間を運行するFCHV-BUS

■ トヨタのクリーンエネルギー車販売台数(国内)

クルーガーハイブリッド

(注1) 愛・地球博出展モデル

 ハイブリッド車の普及を目指し、2004年

9月、プリウスの中国生産を発表。中国第

一汽車に技術供与することで、開発・生産、

販売面で協力し合い、2005年を目処に

生産を開始することで合意しました。 

 材料、部品、車両製造および走行、メン

テナンス、廃棄の段階で環境への影響を

トータルに評価するLCA(ライフサイクル

アセスメント)をガソリン乗用車の新型・モ

デルチェンジ車で実施。走行段階だけで

なく、生産から廃棄までの全段階で排出

するCO2や大気汚染物質の総量を低減

しました。

 2004年度は、パッソ、クラウンマジェスタ、

ポルテ、アイシス、マークⅩ、ヴィッツ、ハリ

アーハイブリッド、クルーガーハイブリッド

の8車種でLCAを実施しました。

 車両の開発工程において逐次“事前評価”

を実施し、その結果をフィードバックして

設計変更などに反映させる環境評価シス

テム「*Eco-VAS」(エコバス:Eco-Vehicle

Assessment System)の運用を開始

しました。Eco-VASは、車両開発責任者

によるマネジメント強化を目的とし、車両

の全開発プロセスを通じて、自動車の生産・

使用・廃棄にいたるLCAの考え方を踏ま

えた総合的な環境評価を実施するもので

あり、2005年2月発売のヴィッツにおいて

初めて活用し、その結果をカタログに掲載、

情報を開示しています。

Eco-VASの対象範囲燃費・排ガス・騒音など、クルマの使用段階に留まらず、生産から廃棄までライフサイクル全体を通した地球温暖化ガス・大気汚染物質の排出量、枯渇性資源使用量のLCA評価、およびリサイクル性と環境負荷物質使用量が管理の対象となります。生産工場における省エネなどの取り組みも、個々のクルマのLCA評価に反映されます。

6/29 22:08

ヴィッツのLCA評価

モデルチェンジ車、FCHV-BUSでLCA評価を実施 ハイライト

 新型ヴィッツは、VVT- i 、Super

CVT-iの採用などのほか、空気抵抗の

低減、エアコンの省電力化を図り、低燃費

を実現しています。排ガスのクリーン化では、

エンジン本体の改良に加え、暖機性、耐久

性にすぐれた触媒装置、空燃比補償装置、

点火時期制御装置、燃料蒸発ガス抑止

装置などを運転状況に応じ、効果的に

制御することで浄化効果を高めました。

その結果、CO2排出量12%、NOx排出

量9%、NMHC(非メタン炭化水素)排

出量6%の低減を確認しました。

■ ヴィッツのLCA評価結果

FCHV-BUSのLCA評価

 愛・地球博会場間の移動用手段とし

て出展したFCHV-BUSは、高圧水素

ガスを燃料とする燃料電池とバッテリー

(ニッケル水素電池)を動力源として、

モーターを駆動するハイブリッドシステム

を採用。運行時のCO2や有害物質を排出

しないほか、運転状況に応じて燃料電池

とバッテリーからモーターへの電力供給

を精密に制御することでエネルギー効率

を高めるとともに、すぐれた静粛性を

実現しています。その結果、同クラス

のディーゼルバスに比べ、CO2排出量

54%を低減しています。

■ FCHV-BUSのLCA評価結果

(注2) 生涯走行距離は60万km(12年)としました。(注3) LCA評価結果のグラフでは、ディーゼルバスを1として指数化しました。(注4) 燃料は、都市ガスを原料とする水素と製鉄副生水素を使用するものとして評価しました。

(注1) 自動車の生涯走行距離10万km(10年)を10・15モードで走行した場合の結果です。(注2) LCA評価結果のグラフでは、CO2は従来型車を1とし、CO2以外の項目はSOxの従来型車を1として指数化しました。

A:2001年 同クラストヨタ車平均 B:ヴィッツ

NOx

SOx

PM

NMHC

CO2A

B

A

BA

BA

BA

B

ディーゼルバス

FCHV-BUS

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0

素材製造 車両製造 走行 メンテナンス 廃棄素材製造 車両製造 走行 メンテナンス 廃棄

CO2

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0

燃料燃焼 廃棄素材製造 車両製造 燃料製造 廃棄

ヴィッツ

FCHV-BUS (愛・地球博出展モデル)

愛・地球博についてはP77。

グリーン税制対象 P27参照。

SU-LEVの説明はP85。

グリーン税制対象 P27参照。

VOCの説明はP85。

グリーン税制対象 P27参照。

FCHVの説明はP85。

http://www.toyota.co.jp/jp/environmental_rep/04/download/pdf/p25.pdf

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