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平成29年度
福島町議会基本条例に関する諮問会議
会 議 録
平成29年5月22日
福 島 町 議 会
会議録の作成にあたっては、誤りのないよう留意
しておりますが、時間の関係上原稿校正は初校より
できなく、誤字、脱字がありますことを深くお詫び
申し上げます。
まことに恐れ入りますが、ご了承のうえご判読い
ただきたくお願いいたします。
福島町議会議長 溝 部 幸 基
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平成29年度
第1回福島町議会基本条例に関する諮問会議
平成29年5月22日(月曜日)
◎諮問会議委員(4名)
諮問会議会長 村 山 和 治 諮問会議委員 工 藤 昭 一
諮問会議委員 鳴 海 孝 広 諮問会議委員 神 原 勝
◎出席議員(3名)
議 長 溝 部 幸 基 副 議 長 平 野 隆 雄
議会運営委員長 平 沼 昌 平
◎欠席委員(1名)
諮問会議委員 金 澤 富士子
◎職務のため議場に出席した議会事務局職員
議会事務局長 阿 部 憲 一 議会事務局次長 鍋 谷 浩 行
議会事務局主査 谷 藤 悟 議会事務局書記 平 野 文 子
- 2 -
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(開会 15時05分)
○諮問会議会長(村山和治)
皆さん、こんにちは。
平成29年度第1回の諮問会議にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
委員の皆様には、大変お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
私たちの任期は、今年度末となっておりますが、この会議を開くのは昨年の10月以来となります。
本日は、あらかじめ送付しております資料に基づいて、会議を進めてまいりますので、よろしくお願
いいたします。
なお、金澤委員が本日、入院のため欠席となっておりますが、本日の出席委員は5名中4名であり、
諮問会議の条例の会議開催要件、過半数の出席を満たしておりますので、会議は成立いたします。
早速、会議を始めます。
それでは、初めに溝部議長にごあいさつをお願いいたします。
溝部議長、お願いします。
○議長(溝部幸基)
改めまして、こんにちは。
大変お忙しい中をご参集いただきまして、どうも本当にありがとうございます。
今年度初めての諮問会議ということで、よろしくお願いしたいという風に思っております。
年度がスタートしまして、町の色んな施策が始まっております。特に、昨年、集中的に議論をしまして、
この4月からスタートしておりました、がんばる地元企業応援条例。前段の企業振興条例に続く形で、新
町長が恒常的な形の中で対応する地元企業を応援する補助政策ということでスタートしております。担当
の方から聞きますと、非常に申し込みが多く、既に5千万円の予算を上回る状況だということで、この2
5日に予定をしております5月会議で補正をするということで、町長の方からお話がありました。全体的
な投資としては、1億3千万円を超える状況でして、細かい内容は報告を受けていませんけれども、限度
額を超える投資もあるということで、非常に町民の皆さんの期待を受けているのかなと思っております。
当初は、5千万円で3年間ということの状況ですけれども、スタートの年でもありますし、十分町民の期
待に応えるということで、町長の方からお話を受けております。
それと併せて、昨年、スタートをしました新たなまちづくり法人工房につきましても、本格的に活動が
スタートしました。観光協会の部分も含めて、新たなスタートを切った状況でございます。
今回、諮問の部分については、前回は常任委員会の活動の部分で、企業振興条例の成立に至る過程を
検証していただきました。今回につきましては、今、話をしました、新たなまちづくり工房の設立に至る
経緯の中で、議会がどう関わったかという部分で、諮問会議の方で検証いただければなと思っております。
資料を配付しておりますので、具体的な検証は次の回になると思いますけれども、よろしくお願いしたい
と思っております。
議会の方につきましても、基本条例の見直し検討による行動計画に沿って対応しておりまして、その部
分についても、議会の評価と併せて、皆さんの方で検証いただければなと思っております。
今日は、大変暑い状況ですけれども、皆さんの忌憚のないご意見をお願いしまして、少し長くなりまし
たが、あいさつといたします。
よろしくお願いいたします。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長、大変ありがとうございました。
次に、次第の出席者の自己紹介ですが、委員及び議員に異動はなく、事務局長のみ異動となりましたの
で、阿部事務局長に自己紹介をお願いいたします。
(自己紹介)
○諮問会議会長(村山和治)
阿部事務局長、ありがとうございました。
それでは、次に、1ページの諮問内容について、事務局より説明願います。
(事務局より説明あり)
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○諮問会議会長(村山和治)
それでは、1ページの諮問内容について、ただいま説明ありましたが、質疑はありませんか。
(「なし」という声あり)
○諮問会議会長(村山和治)
なしという声がありましたので、今年度は、ただいまの説明にあった、調査審議については1項目、確
認を求める事項については4項目を行うことといたします。
次に、2ページの5の協議事項、(1)今後のスケジュールについて、事務局より説明願います。
(事務局より説明あり)
○諮問会議会長(村山和治)
ただいま事務局より説明がありました。
質疑はありますか。
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
開催日なんですけれども、8月7日の月曜日は、私、6日、7日に東京へどうしても行かなきゃいけな
い用事がありまして、もし皆さん差し支えなければ、後ろの方に行くとお盆になっちゃいますから、1週
間早めていただくとか、その辺を再調整いただけないかなと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
ただいま事務局の方で精査しましたところ、7月31日が空いているということでありますが、それで
皆さんよろしいでしょうか。
(「よい」という声あり)
○諮問会議会長(村山和治)
そういうことで、そのほか質疑ありませんでしょうか。
(「なし」という声あり)
○諮問会議会長(村山和治)
質疑がないようですので、本年は、7月31日と10月10日と今日を合わせて、合計3回の会議を予
定し、調査審議などを求められている項目については、11月1日に溝部議長に答申書を提出する日程で
進めることを確認いたしました。
よろしいですか。
(「よい」という声あり)
○諮問会議会長(村山和治)
次に、3ページの(2)諮問事項の調査審議等。
ア、議会評価(平成28年度)の検討について、事務局より説明願います。
(事務局より説明あり)
○諮問会議会長(村山和治)
どうもありがとうございます。
ただいま事務局の説明が終わりましたので、一括して、疑問な点や不明な点の確認も含めまして、意
見交換を行いますので、ご発言をお願いいたします。
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
これに直接関わるかどうか私は分からないんですけれども、議会における議員さんの質問事項、質問し
た事が、その後どういう風に扱われているかということについて追跡して調査をすることでやっておられ
るわけですよね。北海道の中で、全国的にもあまりこれは進んでいると思わないんですが、きちんと要項
を定めて、しかも議員個人の質問ではなくて、やっぱり議会としての追跡という形に置き換えてやってい
るというのは非常に進んだ事例だということで、私もちょっと調べさせていただいて、ある所に原稿を書
いたりして、そのために定めている要項なんかもしっかりしたものですから、それを掲載して紹介したん
ですね。これは追跡して、その回答も町の広報紙に全部載っておりますし、非常にこれはこれからの他の
議会にとってもものすごく参考になるんじゃないかなと思っているんですけれども、こういうものを実施
しているというのは、どこかこの評価項目の中にきちんと入れると良いんじゃないかと思うんですね。来
- 5 -
年からでも良いんですけれども、せっかくそれだけの事をやっておられて、他所の議会にとっても新しい
道をここは開いていくわけですから、どこか適当なところにそういう項目を作ってやったらどうかなと思
ったので、意見を申し上げておきたいと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
5ページの6番の議会の監視度の③のところに書き込んではいるんです。一般質問等の追跡調査要項を
制定し実施しているという部分で書き込んでいるんです。要するに、議会の権能として、行政側をけん
制・批判・監視をしているという部分の中で書き込んでいます。先生は、これを特色あるものだから別立
てにという今の話ですね。それは次年度に向けて。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
だから、ここは所管事務調査の結果と2つ書いてありますよね。これを分けたら良いんじゃないか。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
この前段の部分をなかなか他所の議会では、多分あまりやっていないですよね。常任委員会の結果、意
見を手交ということで担当常任委員長、正副議長と、それから町長部局の方は副町長と担当課長が来て、
手交をするという形を取っています。そこで、若干意見交換をする形をずっと続けております。結果とし
ては、何点か、今回のがんばる地元企業応援条例についても、当初の町長側の案件も常任委員会で検討を
して、指摘、意見した内容を、例えば限度額の関係とか、それから融資の最低ラインの統一をする部分と
か、あるいはリースの対応とか、新たに議会側の意見も踏まえて修正をして、最終的に提案をしたという
形を取った事例等もあります。これは次年度に向けて検討させてください。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
そうですね。今、おっしゃられた中身というのは、この6の③と7の①、②も、ほぼ同様の格好で入っ
ているから、ここを整理してみると良いんじゃないかという気もするんですよね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
分かりました。検討させてもらいます。
○諮問会議会長(村山和治)
ただいま神原委員の意見ですけれども、6の③、7の①、②の部分を分けて追加項目という形でしたら
良いんじゃないかということなんですが、来年度に向けて議会事務局の方で検討したいということでよろ
しいでしょうか。
(「よい」という声あり)
○諮問会議会長(村山和治)
そのほか何か。
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
例えば一般質問のところなんだけど、一部水準に達していないというのは、水準ってなんぼなんですか。
ずっと△なんだけど。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
この中に書いているように、全国、全道、それと渡島管内の状況との比較なんです。それで、人数であ
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ると、定数の多い規模の大きい議会が多くなりますので、それでパーセンテージで表示をして比較検討す
るということになっています。パーセンテージでいくと、渡島管内も全道も全国もちょっと下回っている
という状況が続いております。それで、△の形になっています。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
渡島管内の全町村の平均ですか。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
そうです。管内の平均、同じく全道、全国の平均ということの状況です。なかなかそこまで達していな
いということです。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
何回やれば達するんですか。ずっと一生△のような気がして。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
これは3.82で、逆算すれば例えば40パーセントぐらいになるとしたら、どのぐらいになるのか。
5人ぐらいにならなきゃ駄目ということ。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
○と△と極端に差があるもんだから、なんかちょっと寂しいなという感じがする。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
3段階ありますから、なかなか。10段階とかにすれば、また変わってきます。最初は、ずっと人数だ
けだったんですよ。だけど、考えてみたら、人数で言ったら規模の大きい所に適わないなと思って、パー
セントでやってみましたけれども、やっぱりパーセントでももう少し頑張らなきゃないということです。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
議会としては、一般質問は個人に任せているんですよね。それで、議会としての課題で、一般質問をち
ょっと多めにとか出来るんでないのかなと。無理してすることはないんだけども。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
今の部分は、前にも話していると思うんですけれども、例えば住民との懇談会をします。そういった場
合に色んな意見が出てきますし、常任委員会での所管調査等もします。そういった場合に、各常任委員会
で項目を整理して、その中で、一般質問で対応すべきもの、議会全体で検討すべきもの、所管調査として
対応すべきものという風に検討をしているんです。そこを見て、またそれぞれの議員が考えて一般質問を
する。そういうケースはあります。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
あと、議員さんで年に一般質問していない議員とかっていますか。
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○諮問会議会長(村山和治)
平野副議長。
○副議長(平野隆雄)
います。私です。多い方が良いんだろうけれども、今、常任委員会でも結構揉むわけですよね。そうい
う部分と、うちには会派も無いわけですよね。政党は、公明1、共産1いますけれども、公明党も毎回と
いうものでもないということからすると、それと、議員数が10人、議長、副議長というと8人。その中
から常任委員長とかっていう部分もあるもんだから、なかなかその辺は少ない原因の1つなのかなと思っ
ています。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
個人で考えるのは、割と難しいのか。やっぱり政党があれば、色んな課題で全国的なことも取り組むし、
それでちょっと寂しくなっている。○と△が極端なもんだから。その辺でちょっと議員会とか色々課題を
設けて、ある程度。
○諮問会議会長(村山和治)
平野副議長。
○副議長(平野隆雄)
結構委員会でも揉むし、最近だと常任委員会も調査項目を2つとか3つという状況でやってるし、時間
的に例えば10時から始まると、ほとんどがもう15時、16時、17時という時間まで常任委員会に時
間を取られるんです。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
これは項目の並べ方も印象として、例えば委員会なんかは7番目の方に書いているわけですよね。所管
事務調査の関係とか、政策立案の問題とか、これらを前の方に持ってきて、議会の活性度という名前が良
いかどうか分からないけれども、前の方に持ってきて、本会議と委員会がまずどういう状況にあるかとい
うことについて、前の方で並んで見れると、今の問題も大分印象が変わると思うんですよ。一般質問だけ
提案なしで、そこだけで他と比べて多いか少ないかという評価をするのは、色々とある意味では問題があ
ると思うんですよ。
○諮問会議会長(村山和治)
平野副議長。
○副議長(平野隆雄)
他町村から見ると、常任委員会の数がうちはかなり多いんです。例えば、この近辺で言うと、木古内と
か知内辺りは常任委員会の数が年に何回かという話もチラッと聞きますので、うちはもう定例会と定例会
の間に必ずありますし、また、特別なものも、新しいものもやらなきゃない部分も出てきたりして、急に
入ったりしてやっていましたよね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
今の主要項目の関係なんですけれども、多分この議会の活性度を一番前に持ってきたということは、厳
しい評価を受けるということを前提として、多分こういう順序になったんじゃないか。今、どういう風に
順序を付けたかもにわかに思い出せないんですけれども、多分そういう意味合いがあったのかなと思って
います。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
この項目全体の配置の仕方についても、もう一回検討されたらいかがですか。
○諮問会議会長(村山和治)
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溝部議長。
○議長(溝部幸基)
これを作成、構想した段階の資料をもう一回読み返してみたいと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
前にも言ったんだけど、文書質問はもったいないなと思います。もうちょっとやれば良いなと思う。こ
れの平均値というのは、どこになるのか。文書質問の一部水準というのは。だから、前年並みとか、前年
より増えているなら○とか、そういうことをすると目立つ。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
基本、定数の半分。全員がそういう方向になれば一番良いんですけどね。そうはなかなかならないとす
れば、基本は大体50パーセント。文書質問については、これは多分、文書質問をしている議会がほとん
ど無いと思います。ここは水準の対象にする所がほとんど無いと思う。これはやっていないと思う。これ
は道議長会等の調査項目になっていないんです。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
これは実質3人ということは、人数で言えば1人ということでしょう。1人の人がやっているんじゃな
いんですか。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
実質3人のところは3人です。延べではないです。文書質問そのものは、国会の質問主意書と同じで、
会期の中で、会派が少人数の国会議員はなかなか質問する機会が無いわけですよね。そういった場合に、
タイムリーに質問できるということを受けて、特にうちの方は通年議会ですから、今度は会期が1年間で
すから、いつでも出来るということです。それは、ある意味、一般質問の準備的なもの、あるいは予算と
か決算に向けての準備をするものとか、タイムリーにいつでも出来るということでは、非常に活用しやす
い部分だと思います。扱いは一般質問と同じように、議会だよりの部分は一般質問以上に目立つような形
になっていますね。だから、これは上手く利用すると非常に活動しているのが目立つ。だから、もっと本
当は利用した方が良いと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
この議会の活性度6項目が△3つに○3つだから、やっている割にもったいないなと思う。
○諮問会議会長(村山和治)
平沼議会運営委員長。
○議会運営委員長(平沼昌平)
一般質問は、うちの場合は町長の方から答弁書を頂いているんですよ。それで、議員側もこの答弁書を
貰うことによって、さらにその内容濃い質問内容をまた組み立てていくという、すごい労力を使うんです。
だけど、他の町の場合は、答弁書も貰わないで、質問して、1回か2回で終わってしまう。でも、うちの
場合は、ある程度、その成果を求めるというのと、それから、先ほど言われた6の③追跡調査に結び付け
るような対応をしていくので、内容としては、他の町村から見たら、かなり一般質問の内容は濃いと思い
ます。ただ一般質問しましたで終わりましたという町とは、ちょっと違うんじゃないのかなと思うんです
けれども。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
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○諮問会議委員(工藤昭一)
一般質問して、1回返ってきて、それで納得したら、それでも良いんじゃないのか。
○諮問会議会長(村山和治)
平沼議会運営委員長。
○議会運営委員長(平沼昌平)
なかなか質問した人が納得するような答えが返ってこないんです。
○諮問会議会長(村山和治)
平野副議長。
○副議長(平野隆雄)
答弁書を貰うようになってから、噛み合うようにはなった。だから、中身が濃いというか、そういう質
問になったんですよね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
今、工藤委員言ったように、1回の質問と、それから答弁1回で終わるぐらいの気持ちで質問の通告を
して、答弁もしっかりしなさいということを言うんですけれども、やっぱりなかなかそうはならないです
ね。次の部分で少し取っておくみたいなことで、よく2回、3回ぐらいで本当の回答が出てきたりとかし
ますね。そうでなくて、ちゃんと質問を曖昧でなくて、2回目、3回目の時に具体的に出してくるとか、
そんなことでなくて、最初の通告にきちんと聞きたいことを書きなさいと。そのかわり答弁も1回で済む
ようにということは繰り返し言っているんですけどね。なかなか理想的にそうはならないのが実態ではあ
ります。
○諮問会議会長(村山和治)
平沼議会運営委員長。
○議会運営委員長(平沼昌平)
だけど、言われるように、少ないのは事実ですから、議運で揉んで、さっき工藤委員言ったように、テ
ーマが色々ありますから、皆さんどうでしょうかという感じで投げかけてみるのも、また1つかなと思っ
ておりますので、以後、努力いたします。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
数字がちょっと寂しいかなと思う。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
ある意味、一般質問と文書質問は似通った部分があるから、例えば、普段いつでも機会がある文書質問
の方がもう少し逆に出てくればなと思うんですけれども。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
そういう実態であれば、もっと素直に書いたら良いんじゃないかと思う。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
ただ、素直に書くことで客観的な部分が見えてこないと、なかなか町民の人達は分からないんじゃない
ですかね。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
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それにしても、事前に答弁書を貰った上で質問内容を検討しているから、質問の内容が非常に濃いもの
になるということを書いた上で、さらに質問者の人数が増えることが望ましいという風にして、現在の人
数はこうこうという書き方になっていれば、よく分かると思う。これだけだと、人数が多い、少ないがど
ういう意味を持っているのかということになってしまう。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
やっているのは分かるから、もう少し良い点数を貰えても良いかなと。
○諮問会議会長(村山和治)
平沼議会運営委員長。
○議会運営委員長(平沼昌平)
活性度が○3つに△3つは50パーセントですからね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
△というのは、一部水準に達していない。こっちを直さなきゃない。ある面、逆に厳しくしていかない
と、どうなのかなと。ここを○にしたら全部○になってしまう。そこまで深く考えてくれるという判断も
あまりなくて、3段階にしたんだと思います。もう少し頑張りましょうという気持ちだと思ってくれれば
と思います。
○諮問会議会長(村山和治)
平沼議会運営委員長。
○議会運営委員長(平沼昌平)
そのような色んなテーマの大題を挙げておいて、皆さんどれかやったらどうですかという工藤委員の意
見も良いですよね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
結構、他町村の一般質問の事例等を事務局の方で拾って、それを所管に分けて検討したこともあるんで
す。だけど、なかなか福島に合ったテーマとか何かが合致しないんだと思うんですね。それで、議員の一
般質問につながらないという。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
文書質問もかなり特定の議員に偏っている。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
最近は、もうだんだん1人になってしまった。また、色んな予算委員会とか決算委員会、それから所管
の対応で、結構、議論できるような部分というのは幅広くあるんですよね。だから、逆に議運の中の話で
は、これが一般質問なのかなというものもないことはないです。ただ、最終的には議員本人の判断ですの
で、そういう事例もいくつかあります。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
一般質問がダブるということはありますよね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
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ありましたね。ただ、そこは何人かいた場合、1回目やった内容と同じ形で聞くということは、基本し
ないようにしましょうと。それで、1回目の質問のやり取りを見て、その足りない部分を対応するように
と。どうしてもダブるケースはありますけどね。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
調整が難しいのかな。分かりました。
○諮問会議会長(村山和治)
それでは、一通り皆さんからご意見がありましたので、事務局より整理した内容を報告していただき、
その内容を確認していただきます。
鍋谷議会事務局次長。
○議会事務局次長(鍋谷浩行)
1点目としては、まず追跡調査の部分。6の③の部分を別立て、項目分けした方が良いのではないかと
いうことが1つと、それに合わせて、大項目の1、2、3を並べ替えて、委員会を議会の活性度の方に持
っていった方がより見えるのではないかということだったと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
今のは、1の①のところにも一般質問の追跡調査という言葉が入ってくるんですよね。一般質問をして、
それで一般質問事項の追跡調査だから、一般質問の次ぐらいに項立てして追跡調査を入れたら良いんじゃ
ないかという感じがしますよね。大胆に考えて、少し大胆に整理してみたら良いんじゃないですか。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
基本的に大項目の部分に沿って具体的な細かい項目を作って、この状況にあるということなんです。で
すから、内容によっては、今、先生が言ったように、大項目を2つに重ねる、あるいは、3つに重なって
いる部分も出てくるということは想定済みのことなんですよね。ちょっと項目含めて、検討させてもらい
ます。
○諮問会議会長(村山和治)
それでは、ただいまの件につきましては、議会事務局の方で検討して、次の時には変更になって書かさ
るかもしれないということです。
次に、6ページのイ.議会議員の歳費及び費用弁償に関する条例の一部改正について、事務局より説
明願います。
(事務局より説明あり)
○諮問会議会長(村山和治)
ただいま説明が終わりました。この案件は諮問会議で検討し定めた福島町方式に基づき、町特別職給
料改訂に伴う改正ですので、確認し何かありましたら、ご意見を伺いたいと思います。よろしくお願いい
たします。
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
他所の町村で動きはないですか。上げてるとか、下げてるとか。
○諮問会議会長(村山和治)
鍋谷議会事務局次長。
○議会事務局次長(鍋谷浩行)
参考資料のところに書いているんですけれども、8ページの方で期末手当の支給については、適用年月
日と書いていますが、これが大体、今、近隣の他町の状態です。給与に関しては、7ページになりますけ
れども、議員報酬に関しては、渡島管内の比較というか、参考までに掲載しています。
○諮問会議会長(村山和治)
- 12 -
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
上げる動きとか、下げる動きはないのか。
○諮問会議会長(村山和治)
鍋谷議会事務局次長。
○議会事務局次長(鍋谷浩行)
今のところは聞いていないです。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
それから、端数なんだけど、なんかすごいシビアというか、27万8千円を5千円単位にするとか、万
単位にするとか、なんかちょっと半端な数字。
○諮問会議会長(村山和治)
鍋谷議会事務局次長。
○議会事務局次長(鍋谷浩行)
計算式があり、千円未満は切り捨てで、細かい数字まで出ちゃうんですよね。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
特別職は万単位だから、議員も万単位にして分かりやすくした方が良いんじゃないかと思って。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
福島方式というのは、基本30パーセントです。ですから、間違いなく端数が出てくるんです。それで、
千円未満については処理をするということにしているんです。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
どうもこの千円単位というのは、特別職が万単位なのに対して、議員が千円単位というのはおかしい。
いつか変えた方が良いですよ。
○諮問会議会長(村山和治)
阿部議会事務局長。
○議会事務局長(阿部憲一)
ただ、さっき次長も議長も説明したとおり、歳費と費用弁償等に関する条例の中でやり方を定めている
ものですから、まずそれに基づいてやったという形なんです。基本的な部分を工藤委員の意見としてあれ
ば、またそういう形の意見があったということで整理はします。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
H5、H17も5千円単位なんです。こういう風に分かりやすくした方が良いと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
これはまだ福島町方式の算定でやる前の数値です。うちのような方式でやっている所はないんです。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
だから、要するに惑わされないで自動で計算できる福島方式を考えたわけです。
- 13 -
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
例えば松前が上げた、知内が下げた。それに右往左往しないように、特別職の給与をベースにして、一
応基本的に30パーセントという形を福島町方式ということで、算定根拠はきちんと積算して、その上で
決めたということです。従来であると、決める前に諮問会議の方で意見を聞くんですけれども、条例でそ
ういう風に設定されているので、町長の改正に合わせて対応したと。そういう報告を今回させてもらうと
いうことです。
前段で、諮問会議で言われている、今の福島町方式の算定根拠の部分ですね。活動日数の関係。そのこ
とについては、この会期の中でということですから、来年度にはそれをもう一回、現状の町長の活動の状
況と議員の活動の状況を検討すると、検証するという予定はしています。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
いつかの時点ですっきりした方が良いと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
この数で何か不都合があるんですか。議会の方は正確にやっているんだと。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
30パーセントでということです。千円未満を切り捨てで、切り上げても5千円にならない。今の条例
に基づく算定は、そういうことになるということです。
○諮問会議会長(村山和治)
ただいま事務局が報告した内容をもって本会議の意見としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「よい」という声あり)
○諮問会議会長(村山和治)
次に、9ページ、ウ.福島町議会基本条例に関する諮問会議条例の改正について、事務局より説明願い
ます。
(事務局より説明あり)
○諮問会議会長(村山和治)
ただいま、事務局、溝部議長から説明がありましたが、この案件は説明のとおり、町が行財政推進プラ
ンを変更し、統一して委員の報酬・費用弁償を改正したものですので、ご確認し何かありましたら、ご意
見をお願いいたします。
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
これは間違いではないかもしれないんですけれども、ゴシックでアンダーラインが引いてある所の甲地
方とはと書いてありますね。さいたま市、千葉県ですか、これは。千葉市じゃなくて。
○諮問会議会長(村山和治)
鍋谷議会事務局次長。
○議会事務局次長(鍋谷浩行)
千葉県なんです。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
埼玉県は市だけになっているから、これはどういう判断でやっているのか。千葉市だったら分かるんだ
けど、千葉県全域がこれに入るのか。
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○諮問会議会長(村山和治)
鍋谷議会事務局次長。
○議会事務局次長(鍋谷浩行)
ちょっと確認はします。すみません。
○諮問会議会長(村山和治)
暫時休憩いたします。
(休憩 16時16分)
(再開 16時23分)
○諮問会議会長(村山和治)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
鍋谷議会事務局次長。
○議会事務局次長(鍋谷浩行)
確認したら、市の間違いでした。
○諮問会議会長(村山和治)
次に、エ.議会基本条例の見直し検討による行動計画の確認について、事務局より説明願います。
(事務局より説明あり)
○諮問会議会長(村山和治)
ただいま事務局による説明が終わりましたので、何か意見がありましたら、お願いいたします。
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
8ページの「町政に対する要望・意見の取りまとめ」の活用なんですけれども、これは要望だけで議会
の方では見ていますか。それとも回答まで確認していますか。
○諮問会議会長(村山和治)
鍋谷議会事務局次長。
○議会事務局次長(鍋谷浩行)
今回、2月に懇談会をやっていますけれども、その時に議員各位には回答まで書いたものを渡したと思
います。
○諮問会議会長(村山和治)
工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
うちの方で、ちょっと具体例を挙げれば、道河川、吉岡川なんだけど、その淵が確かに道の管理なんだ
けれども、避難路として除雪だとか整備してほしいと言ったんだけど、建設課の方で、道河川につき、そ
ういうことは出来ないという回答が来たんです。それで、避難路とか北海道の治山工事の階段だとかでも
使っている時がある。それで回答が終わっている。だから、議員さんは、そういう回答までちょっとでも
見たのかなと。そういう例があるから、議員さんで気が付いたことないのかなと。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
もう1回それは確認します。
○諮問会議会長(村山和治)
ほかにないですか。
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
1ページ目の議員間討議なんですけれども、これは議会基本条例に書いてあることの中でも、非常にや
り方としては難しく、なかなか前に進まない問題、中でも一番大きな課題になっているところなんですね。
それで、要するにどうするかというのがこれからの大きな問題なんですが、いくつかの議会で要項を作っ
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て試行的にそれをやっている。ちょっと今日、持ってこなかったんですけれども、数少ないんですが、い
くつかあるんですね。そういうものも参考にしてみたらどうかという、これは情報提供です。
それから、8ページ目です。すごくまた細かいことを言うようで怒られるかもしれませんけれども、
行政が実施している町政に対する要望・意見の取りまとめを町民からの請願・陳情という位置付けと書い
てありますが、これは例えば議会基本条例の中では、どういう書き方かちょっと忘れたけど、請願・陳情
を政策提案と位置付けという風になっていたんじゃないかと思うんだよね。これはどこの議会基本条例も、
栗山以来はそういう表現にしていたと思うんですけれども、陳情・請願と位置付けて常任委員会で調査事
項の項目とするというのは、委員会では陳情・請願の審議はしないわけですから、何かこれはすごくおか
しいので、陳情・請願に位置付けじゃなくて、政策提案と位置付けていくというのが本来の理解の仕方じ
ゃないかと思うんです。それから、その下の方の具体的な取組内容も同じことですね。ちょっと細かいこ
となんですけれども、確認しておいてください。
それから、10ページ。これは私の勉強不足かもしれませんけれども、常任委員会による行政視察とい
うことですよね。行政視察という言葉は、よく私もあちこちで聞く言葉なので、議会が一般的に使ってい
る言葉なんでしょうね。あちこち委員会なんかでも視察に行く。
○諮問会議会長(村山和治)
平野副議長。
○副議長(平野隆雄)
普通に使っていますよね。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
これは何で行政視察なんですかね。行政しか視察してないんですかね。昔からの非常に古い時代の言葉
だと思うんですよ。行った先で議会の議員さんに色々話を聞いたりすることもあるわけですし、なんかこ
れものすごく引っかかるので、せっかく今、議会改革時代だから、こういう言葉をそろそろ福島から変え
ていったら良いんじゃないかと思いますので、ちょっと検討していただいたらどうだろうかと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
前に逆に政務活動費を設けた際に、それまでの行政視察は必要性が出てくるまで、当初予算に予算計上
しないということで、逆に諮問委員の皆さんの方から、それはそうでなくて、積極的にそういう方向で行
政視察をしてくださいという、した方が良いという提言で、昨年から復活をしました。行政という言葉が
ということですよね。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
自治体視察とか、そういう風にすれば良いんじゃないかと思うんだけれども、何で行政という風になる
のかということです。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
行政というと、今の言った全般的なという言い方でずっと来ていたと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
これは昔から、要するに視察に行く対象が行政が中心であって、何か努力しているのは行政だけなんだ
という、そういう時代の言葉なんですよ。だから、視察のために議会に、住民に会うとかっていうような
ことは、まったく対象に入っていない。この行政視察という言葉は、多分、戦前からあると思います。
○諮問会議会長(村山和治)
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工藤委員。
○諮問会議委員(工藤昭一)
民間を視察するのは、行政視察にならないんですか。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
だから、それもひっくるめて。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
そうすると、今の言った自治体の視察ということになると、行政もあるし、議会もあるだろうし、民間
もあるだろうしということになりますよね。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
是非、福島から、もう古い時代のこういった言葉は変えようという風にしていただけると良いんじゃな
いかと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
阿部議会事務局長。
○議会事務局長(阿部憲一)
あと、先ほど先生おっしゃった議会基本条例の中の請願・陳情の部分ですけれども、町民参加と町民と
の協働の中に、議会は請願・陳情の町民による政策提案という風に書いてあります。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
ここで言っているのは、請願・陳情と同じようにというぐらいの気持ちで調査事項にしましょうという
ことの意味で考えているんです。タイトル自体は、請願・陳情何々ということではないんですよね。あく
までも項目に沿って調査事項という意味でやっていると思います。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
陳情・請願自体、こういう言葉を止めようというのが政策提案という言葉にしてきた経過がありますの
で、請願・陳情というのは、ちょっと情けない言葉でしょう。だから、それは政策提案という風に受け止
めていただくというのが議会基本条例の趣旨だから、この使い方はちょっとやっぱり注意だなという風に
感じます。
それから、12ページなんですけれども、私、議会の色んな雑誌を見ていますけれども、議会に関して
積極的に色んな情報を報告している、それが例えば議長会から出している地方議会人とか、そういうプロ
パーのものもありますけれども、それ以外の一般的なもので、やっぱりここに書いてあるガバナンスとか
ありますよね。その他に議会関係の記事とか、色んな人が書いたものが沢山載ってあるのが時事日報とい
うのが、私が一番見ているのが時事日報なんですけれども、1週間に1回発行されているやつですよね。
あそこが色んな事に取り組んでいる議会人も書いていますし、研究者も沢山書いていますから、これがあ
るとすごく便利なんじゃないかなと思うんだけれども、1年間の購読料はどのぐらいですか。3万円ぐら
いするんですかね。これは備えておくとすごく良いんじゃないかと思いますけれども。自治日報って行政
は取っているんですか。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
取ってないですね。
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○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
あれはやっぱり国の自治体関係の動きも幅広くフォローして、その記事だけで中身がちゃんと分かるん
じゃないけれども、取っ掛かりを作るには、すごく大事な情報源だと思うんですよね。だから、議会だけ
で取るのがきつかったら行政と合わせて、どこか1カ所でもあれば、すごく良いんじゃないかと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
ただ、これ以外にも月刊誌が何冊かはあります。実質は、なかなか読み切れない。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
あと職員研修というのがありますけれども、あれはあまり質の高いものではないんですよね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
ぎょうせいの自治体法務研究というのは、あれはちょっと専門的な感じですよね。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
あれは行政というか、役場の中でどこか1カ所あれば済むんじゃないかと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
多分それも役場では取っていない。議会では取っています。自治日報は、ちょっと調べてみます。先生
の記事のやつは、よく自治日報のやつは見たりはしています。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
あれはよく読まれていますし、私もあそこから色んな情報を得たりするんです。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
出版社は、自治日報という名前なんですか。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
自治日報社です。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
あと、今年度に入ってから、広報・広聴の部分については、既に社会教育スポーツ団体とやっています。
それから、今月の末に漁業協同組合と懇談をするということになっています。
それと、行政視察なんですけれども、自治体視察ですね。その部分については、既に4月に千葉県の
香取市。伊能忠敬の銅像を来年建立するという計画があるものですから、その対応と、併せて、今の第2
青函トンネルの関係の日本プロジェクト産業協議会。ここと2カ所、既に今の行政視察、今後は自治体視
察ということの対応で。すみません、これは政務活動費で9名の議員で行ってきました。
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○諮問会議会長(村山和治)
ほかにないですか。
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
あと、13番ですけれども、例えば色んな取り決めが議会にありますよね。この間、私、札幌市の市議
会に、議会関係の例規集をくれないかと言って貰いに行ったら、くれなかったんですけれども、議員が余
ってるのが沢山あるから持っていきなよと言って貰ってきたら、こんな厚いわけで、いっぱい書いてある
わけです。申し合わせみたいなのが色々書いているんです。江別市がどうなっているかと思って、江別市
のやつをまとまってるかと言ったら、まとまっていると。これは薄い物なんですね。石狩市も行ってみた
ら、石狩市も1冊にまとまっているんですよね。それで中身を見ると、もうまちまちで、細かい所までき
ちんとフォローしているのもあれば、そうでないのもあるし、色々まちまちなんですけれども、印刷物で
すからやっぱり金がかかりますが、何かその印刷物にしないまでも、まとめて見れるような、ホームペー
ジで公開するのも良いわけだけれども、その辺に工夫があるとすごく便利かなと思いました。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
基本的に、うちの方はホームページの対応で出来るようには可能だと思います。条例関係は基本的に載
っています。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
索引みたいなのを作ってあれば、全体の流れが分かりますよね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
町のも全体のと、これは全道の自治体がすべて載っています。それをうちの議会の部分は抜粋して、議
会のホームページの方には関連の条例を今は載せています。それで、去年の4月からは関連様式も全部、
前の局長を中心に整理して、それも全部載せて、そこから引き出して使えるようにしていますので、今回
も、今、先生が言われているとおり、関連のものを整理して、できるだけまとめて、そこに載せていく形
になるのかなと思います。今、言っている、江別、石狩の議会関連のものがどういうものか、私もちょっ
とホームページを調べて見てみますけれども、関連のものはとりあえずは載せています。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
札幌市なんかは、会派中心型の議会運営ですから、会派のことが分からないと、議会のことってほとん
ど分かんないんですよ。大事なことはみんな会派間で打ち合わせしているわけで、だから、議会基本条例
にどんな立派なことを書いてあっても、みんな会派間の水面下の取り引きでやられるから、空洞化しちゃ
うわけですよね。ところが、その会派に関して細かい取り決めが色々あるんですよ。ところが、そういう
ものはほとんど載っていないわけだよね。だから、それを見ても、札幌市議会ってどうやって運営されて
いるものなのか、ほとんどその会派を脱落しているから分かんないとかね。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
先生の方から言われている部分については、条例、規則、要項、要領、指針と色々あるわけです。それ
をできるだけ基本条例で対応するようにということをベースにしながら、規則以下のものを全体整理する
方向で検討しようかなと思っています。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
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○諮問会議委員(神原勝)
そういう風になると、さっきの評価の一覧表がありますよね。そういうものも上手く対応した1つの図
式になっていると、非常に全体がますます見やすくなるというか、そういう工夫があるとすごく良いなと
いう感じがします。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
例えば、議会議員の評価とか議会の評価についても一応要項的なものもありますし、それから、追跡調
査の関係も一応要項としては作っていますので、そこまでは今、条例ところには載っていないので、その
ようなものもどこまで一緒にできるか。そこまで細かい所までするのが良いのか。そこも検討しなきゃな
いと思っています。何か先生の方でも気が付いたことがあったら言ってもらえると助かります。江別と石
狩の方はちょっと私も見てみたいと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
まちまちですよね。そういうものを作っていない所もあるし。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
白書は、今の評価の大項目に沿って対応しているんです。ですから、こういう順番にはなって、形式は
そうなっています。
○諮問会議会長(村山和治)
神原委員。
○諮問会議委員(神原勝)
行政の方も昔から言われているんですけど、例えば要項というのは、要項だって内容的には条例とほと
んど変わらないので、政策的には非常に大きな意味を持っているわけで、だから、法規じゃないから、要
項は指導指針だからということで、例規集から外す、誰もそれを載せなかったんですよね。だけど、法務
研究会みたいなことで、事実上、これはもう政策方針なんだから条例と同じだということで、そういうも
のを載せる先進的な自治体がずっと現れてきて、だから、要項なんかまで全部例規集の中に入れている自
治体と、相変わらず条例、規則だけに限定している自治体と議会があるんですね。だけど、条例、規則だ
けでは分かんないですよ。だから、内部的な内部のルールというものと、やっぱり市民に関係してくるも
のというのは、できるだけ沢山載せた方が良いと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
溝部議長。
○議長(溝部幸基)
容量がどんどん対応できるんであれば、基本的にそこに入れておくことによって対応しやすくなるわけ
ですからね。事務的なことも含めて入れておけば、それに越したことはないと思います。事務局も議員も
替わっていくわけですからね、忘れてしまいます。
○諮問会議会長(村山和治)
ほかにないでしょうか。
(「なし」という声あり)
○諮問会議会長(村山和治)
それでは、残りの案件については、次回に持ち越すということで、よろしいでしょうか。
(「よい」という声あり)
○諮問会議会長(村山和治)
それでは、本日の協議は、これまでとします。
次に、10ページの6.その他を事務局より説明願います。
(事務局より説明あり)
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○諮問会議会長(村山和治)
次回は、7月31日、月曜日、午後3時より、ただいま説明した内容で会議を進めたいと思います。
それでは、最後に皆さんから何かございませんでしょうか。
阿部議会事務局長
○議会事務局長(阿部憲一)
事務局からもう1点、本日お配りした資料の中に神原先生が自治体議会の到達点と課題という形でガ
バナンスの方に掲載されました内容を配付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
○諮問会議会長(村山和治)
なければ、これをもちまして、本日の会議を終了いたします。
皆様、どうもご苦労さまでございました。
(閉会 17時05分)