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Copyright © daisuke kikuchi All rights reserved. 1 自分の教科書をつくる読書会 ♯004『世界でいちばん大切にしたい会社』

自分の教科書をつくる読書会 ♯004『世界でいちばん大切にしたい会社』 v1.1

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自分の教科書をつくる読書会  ♯004『世界でいちばん大切にしたい会社』

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イントロダクションl 今日の目的について l 期待していることとは?

本の紹介l 一言でいうと、どんな本? l この本のメッセージ l 学びのポイントは?

ワークセッション l 「コンシャス・リーダーになるためには?」「組織開発の系譜」

振り返り・ラップアップ l 学び・気づきを言語化し、自分の教科書をつくってみる

リラックスし、楽しみながら参加してみてください

今日の全体像

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今回の目的

本の内容を理解する (=一言で言うとどんな本か?が言える)

本の主要コンセプトを実践してみる

今日の学びや気づきから、自分なりの教訓をつくってみる (=自分教科書の作成)

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本の紹介「『世界で一番大切にしたい会社』(amazon紹介ページより)

•  内容紹介–  米国最大手の自然食品スーパー「ホールフーズ・マーケット」の

経営者が30年以上にわたって実践し大成功を収めている経営スタイル「意識の高い資本主義」(コンシャス・キャピタリズム)を紹介する。

–  「意識の高い資本主義」とは何か?•  「(ミルトン)フリードマンは顧客、従業員、企業の慈善活動に気を配ることを投資家の利益を増やすための手段だ、と考えている。私は全く逆だ。高い利益を上げることは、ホールフーズの最も重要な使命を実現するための手段なのだ。私たちは、優良で栄養価の高い食品を通じて地球に住む人々の健康と福利を改善したい。そしてこの使命は高収益を上げ続けないと実現できないのだ。食べないと人は生きられない。ビジネスも同じだ。利益なしでは生きられない。しかし大半の人々は食べるために生きているわけではない。ビジネスも同じだ。利益を得るために生きているわけではないのである」(ジョン・マッキー/本書の序文より)

–  ホールフーズと同様、すべてのステークホルダーに愛されながら富と幸福つくり出している多くのコンシャス・カンパニー(意識の高い会社)—―—―イケア、スターバックス、パタゴニア、コストコ、サウスウエスト航空、ジェットブルー航空、タタ、トヨタ、トレーダー・ジョーズ、ポスコなどを取り上げ、人類のつくり出した最高の仕組みである資本主義社会における企業のあるべき姿を提案する。

–  経営者やビジネスマンが自分の経営姿勢や属する会社を振り返るために、転職希望者や就職を控えている学生が、自らの将来を託す会社(経営者)を選ぶために、さらには、すべての働く人々が「自分はなぜこの仕事をしているのか?」を反省し次のステップを考えるために、本書は最適の指針を与えてくれるはずだ。フリードマンに真っ向から論争を挑み、経営の中にコンシャス・キャピタリズムを実践しながら圧倒的なパフォーマンスを上げてきた超一流の経営者の迫力を、本書を通じて少しでも感じ取っていただきたい。

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一言紹介+本書のメッセージ

•  一言で言うなら・・・

利益を出すことと社会的な貢献の両方を高い次元で両立している企業の経営スタイルについて論じた本

コンシャス・カンパニーとは利益の創出のみならず、ステークホルダー全員の利益のために奉仕する企業である

l コンシャス・カンパニーとは①主要ステークホルダー全員と同じ立場に立ち、全員の利益のために奉仕する高い志に駆り立てられ、②自社の目的、関わる人々、そして地球に奉仕するために存在する意識の高いリーダーを頂きに、③そこで働くことが大きな喜びや達成感の源となるような活発で思いやりのある文化の根ざしている会社のことだ

コンシャス・カンパニーをつくるには、コンシャス・リーダーシップが最も重要である

l コンシャス・リーダーシップは、コンシャス・キャピタリズムの中で最も重要だ。コンシャス・リーダーシップがないと、ほかのほとんどの要素がどうでもよくなってしまう。どんなに素晴らしく、最高レベルのコンシャス・カンパニーでも、誤ったリーダーを採用するか昇進させると、業績は墜落し、場合によってはつぶれてしまう

コンシャス・リーダーになるには、「意識のレベルを引き上げること」がカギになる

l コンシャス・リーダーは、だれもが高度な分析的技能、情緒的機能、精神的知能、システム知能を兼ね備えている

l エゴは幼児レベルから完全に統合されたレベルまでの段階を経て発達する。コンシャス・リーダーは最高段階で経営を行う傾向がある

主要メッセージ 具体的内容

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学びのポイント「コンシャス・ピラミッド」(コンシャス・キャピタリズムの4つの柱)

•  コンシャス・キャピタリズムとは、あらゆるステークホルダーにとっての幸福と、金銭、知性、物質、環境、社会、文化、情緒、道徳、あるいは精神的な意味でのあらゆる種類の価値を同時に創りだすような、進化を続けるビジネスパラダイムのこと

コンシャスリーダーシップ

存在目的とコアバリュー

コンシャス・カルチャーマネジメント

ステークホルダーの統合

「コンシャス・ピラミッド」(コンシャス・キャピタリズムの4つの柱)

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学びのポイント エクストラ「組織開発の系譜」の前提としての変革理論基礎

l 変革に関する調査研究の結果・・・l 変革に成功する企業は、わずか15%と言われているl 変革に失敗する企業は、「3.  集団×外」と「4.  個人×外」にのみ施策を実施l 変革に成功する企業は、全象限に対して網羅的に施策を実施

出所:http://www.fujixerox.co.jp/support/xdirect/special/future_c/report/images/re12041_02.gif

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学びのポイント エクストラ「組織開発の系譜」

•  組織開発は1930年代~1940年代から本格的に行われるようになってきた•  主に多民族、多宗教であるアメリカを起点に発展してきた分野で、最初に組織開発的な介入が行われたのはコネチカット州における紛争解決と言われている

•  介入する人の意識段階がキーになることもあり、主に人と介入手法がセットで普及してきた(○○さんの○○理論など)。そのため、理論に習熟することも重要ではあるが、介入者自身の意識段階を発達させていくことが組織開発成功のポイントになる

•  クルト・レヴィン–  組織開発の父–  体験学習、Tグループ、グループ・ダイナミクス、アクションリサーチ

•  ダグラス・マクレガー–  X理論、Y理論

•  リチャード・ベッカード–  初めて組織開発という言葉を使った人物–  企業をシステムと捉え、グループ・プロセスの重要性を認識した人物

•  エドガー・シャイン–  組織文化・プロセス・コンサルテーション、キャリアダイナミクスにフォーカスした研究を実施

•  ウオレン・ベニス–  リーダーシップ開発で有名

•  エドガー・シャイン–  組織文化・プロセス・コンサルテーション、キャリアダイナミクスにフォーカスした研究を実施

•  ピーター・センゲ–  学習する組織

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自分教科書をつくってみる

発見

教訓

自分

有効

※量重視でたくさん書いてみてください

場面

活用

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参考図書

対象図書

インテグラル理論入門I  ウィルバーの意識論 鈴木規夫  (著),  青木聡  (著),  甲田烈  (著),  久保隆司  (著)

目的

意識の向上に着目したい

組織開発を見える化したい

コアバリューの構築に興味がある

ミッションからはじめよう!並木  裕太  (著)

ヒューマン・シグマ—―複雑な存在従業員と顧客をマネジメントする ジョン  H.フレミング  (著),  ジム・アスプランド  (著)