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HDIfes #02「『ユーザーが毎日使いたくなる』ためにできること」 UXとモバイルの 超ざっくりとした話

モバイルのためのUXデザイン

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how we can design mobile UX? How to engaged users to use service frequently? We have introduced those TIPS through this presentation with summary of book "mobile frontier" © rosenfeld media http://rosenfeldmedia.com/books/the-mobile-frontier/ This presentation was made for HDIfes #02 http://hdifes.doorkeeper.jp/events/5884

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Page 1: モバイルのためのUXデザイン

HDIfes #02「『ユーザーが毎日使いたくなる』ためにできること」

UXとモバイルの超ざっくりとした話

Page 2: モバイルのためのUXデザイン

UXの超ざっくりした話

Page 3: モバイルのためのUXデザイン

この操作性のUXが悪い

ログインのUXをデザインする

パフォーマンス改善でUXを向上

UXの改善

UI/UX

コンテクストに基づいてUXを定義

UXのためのUIデザイン

優れたUXを提供する

Page 4: モバイルのためのUXデザイン

UXの解釈を議論しだしてもラチがあかん

Page 5: モバイルのためのUXデザイン

じゃあ何が大事なの?

Page 6: モバイルのためのUXデザイン

「ユーザーが毎日使いたくなるため」にできること

Page 7: モバイルのためのUXデザイン

ユーザーのデバイスの外と中での体験を考える

Page 8: モバイルのためのUXデザイン

デバイスの外での体験+デバイスの中での体験

UXデザインの領域 UIデザインの領域

Page 9: モバイルのためのUXデザイン

デバイスの外での体験を調査して気づきを得る

デバイスの中での体験の骨格を作成

デバイスの中での体験の詳細を網羅する

提供するアプリ、サービスの定義

Page 10: モバイルのためのUXデザイン

UIデザイン(コンセプトフェーズ)

UIデザイン(プロダクションフェーズ)

UXデザイン(調査フェーズ)

UXデザイン(コンセプトフェーズ)

Page 11: モバイルのためのUXデザイン
Page 12: モバイルのためのUXデザイン

モバイルの超ざっくりした話

Page 13: モバイルのためのUXデザイン
Page 14: モバイルのためのUXデザイン

9 章 新しいモバイルのかたち

1 章 いかりを上げる2 章 モバイルNUI パラダイムの登場3 章 デンバーのピーナツバター

5 章 モバイルUX パターン6 章 モバイルプロトタイピング7 章 モーションとアニメーション

4 章 形態の変化

8 章 感覚の目覚め

Page 15: モバイルのためのUXデザイン

9 章 新しいモバイルのかたち

2 章 モバイルNUI パラダイムの登場

3 章 デンバーのピーナツバター

5 章 モバイルUX パターン

6 章 モバイルプロトタイピング

7 章 モーションとアニメーション

4 章 形態の変化

8 章 感覚の目覚め

デバイスの中の話(UIデザイン)

デバイスの外の話(UXデザイン)

デバイスの中と外の話(UIとUXのデザイン)

デバイスの中の話(UIデザイン)

デバイスの中も外も無い話

Page 16: モバイルのためのUXデザイン

HDIfes #02「『ユーザーが毎日使いたくなる』ためにできること」

モバイルの利用コンテクスト

Page 17: モバイルのためのUXデザイン

スマホの特徴

小さな画面&タッチ操作いつでもどこからでもインターネットにアクセスできる

独自のI/F(タッチパネル、カメラ、GPS、加速度センサー)

PCとは利用体験が異なる

Page 18: モバイルのためのUXデザイン

メディアの進化

(c)copperval marketinghttp://www.copperval.com/index.html

印刷物からWebへ

Page 19: モバイルのためのUXデザイン

メディアの進化

(c)copperval marketinghttp://www.copperval.com/index.html

PCメディアの進化

Page 20: モバイルのためのUXデザイン

メディアの進化

(c) yahoo!

(c) google

PCからモバイルへ

Page 21: モバイルのためのUXデザイン

メディアの進化

(c) nhn (c) path

スマホ発のサービス

Page 22: モバイルのためのUXデザイン

メディアの進化

企業ブローシャ

オンラインメディア

モバイルコミュニケーション

印刷メディア PC モバイル(スマホ)

Page 23: モバイルのためのUXデザイン

モバイルならではの体験

Page 24: モバイルのためのUXデザイン

(c) TV Everywhere – Thoughts on designing for multiple devices

http://sherylyulin.com/2011/04/24/tv-everywhere-thoughts-on-designing-for-multiple-devices/

end-to-end experience

モバイル モバイル

Page 25: モバイルのためのUXデザイン

モバイルのコンテクストモバイル=「いつでも、どこからでも」使える

(c) rosenfeldmedia

Page 26: モバイルのためのUXデザイン

モバイルのコンテクストチャレンジングな状況でも気にしない

(c) rosenfeldmedia

Page 27: モバイルのためのUXデザイン

1. モバイルならではの体験

スクリーンサイズ

利用状況

注意のレベル

ネットワークへのアクセス

大きい限定的

高い快適

小さいばらばら

断片的限定的

PCとモバイルでの利用状況の違い

(c) rosenfeldmedia

Page 28: モバイルのためのUXデザイン

モバイルコンテクストの原則”いつでも、どこからでも”な状況にのためのデザイン

1. モバイルならではの体験を作ることにフォーカスする

2. 注意散漫、行動が遮られることを前提にデザインする

3. 認知的負荷や機会費用を減らす

Page 29: モバイルのためのUXデザイン

モバイルコンテクストの原則”どこでも”な状況に対処するために

1. モバイルならではの体験を作ることにフォーカスする

2. 注意散漫、行動が遮られることを前提にデザインする

3. 認知的負荷や機会費用を減らす

Page 30: モバイルのためのUXデザイン

1. モバイルならではの体験モバイルならではのユニークな体験とは?

既存のメディア(PC)の延長線上にあるeMail モバイルでの新しい体験を提供しているShazam

(c) rosenfeldmedia

Page 31: モバイルのためのUXデザイン

1. モバイルならではの体験音声入力:その場で流れている音楽から楽曲検索

Shazam

Page 32: モバイルのためのUXデザイン

1. モバイルならではの体験カメラ:撮ったその場でWebにアップ、共有

Instagram

Page 33: モバイルのためのUXデザイン

1. モバイルならではの体験位置情報:現在地の検索、現在地からの経路検索

google map

Page 34: モバイルのためのUXデザイン

1. モバイルならではの体験プッシュ通知:サービス側からイベント通知

Calendar

(c) rosenfeldmedia

Page 35: モバイルのためのUXデザイン

1. モバイルならではの体験入力 I/F:テキスト、画像、音声

Google search

Page 36: モバイルのためのUXデザイン

(c) TV Everywhere – Thoughts on designing for multiple devices

http://sherylyulin.com/2011/04/24/tv-everywhere-thoughts-on-designing-for-multiple-devices/

end-to-end experience

モバイルならではの体験を作ることにフォーカスする

他のタッチポイントを活用してユーザーとの接点を増やす

モバイルならでは

サービスエコシステム

モバイルならでは

Page 37: モバイルのためのUXデザイン

モバイルデザインのノウハウWeb、アプリデザインに関する良書、ガイドライン

コンセプト 設計手法

Page 38: モバイルのためのUXデザイン

モバイルフロンティア(Mobile Frontier)2013年4月刊行

Page 39: モバイルのためのUXデザイン

2013年4月刊行

Page 40: モバイルのためのUXデザイン

HDIfes #02「『ユーザーが毎日使いたくなる』ためにできること」

エコシステム

Page 41: モバイルのためのUXデザイン

90秒のミニワークショップを入れます。

慌ただしいですが、よろしくお願いします。

筆記用具、ご用意ください。

白紙、配布します。

Page 42: モバイルのためのUXデザイン

お伝えしたいこと

「価値は、つながりが生む」

Page 43: モバイルのためのUXデザイン

フォローもフォロワーも、1人もいないTwitter。

フレンドが1人もいないFacebook。

アプリも、App StoreもないiPad。

接続できないインターネット。

想像してみてください。楽しいですか?

Page 44: モバイルのためのUXデザイン

ユーザーが毎日、使いたくなる

「価値」を生んでいるのは、

何でしょうか?

Page 45: モバイルのためのUXデザイン

エコシステム

ユーザーも、ソフトウェアも、サービス

も、デバイスも、それひとつだけで、存在

しているわけではない。

ユーザーも、ソフトウェアも、サービス

も、デバイスも、それを支える色々なもの

も、つながって価値が生まれる。

Page 46: モバイルのためのUXデザイン

エコシステムタッチポイント 人々

ビジネスプロセスと技術環境

Page 47: モバイルのためのUXデザイン

ワークショップ 90秒 個人作業• このセミナーの、申し込みサイト、覚えてますか。支える要素を描き出してみよう。

• タッチポイント、人々、ビジネスプロセスと技術環境

• 箇条書きでもいいけど、関係図のほうが、よりおすすめ

Page 48: モバイルのためのUXデザイン

ワークショップ 結果例

発表者が90秒で描いたもの。デバイスの存在を描き忘れました。

Page 49: モバイルのためのUXデザイン

「自分の仕事を『ウェブページをデザインする』と考えることを止

め、代わりに複数のコンテクストで表示されるコンテンツをデザイ

ンすることだと考える」

P.119 ブライアン・リーガー氏 インタビュー より

「もはやPC上の体験を考慮するだけでは足りず、さらに言うなら

ば、モバイル体験だけを考慮するだけでは足りません」

P.115 より

「モバイル端末はより大きなデバイスエコシステムの一部である」

Page 50: モバイルのためのUXデザイン

HDIfes #02「『ユーザーが毎日使いたくなる』ためにできること」

モバイルUXパターンモビリティのためにデザインするDesigning for Mobility

Page 51: モバイルのためのUXデザイン

Oct 26 2013 Hiroko NOZAWA@ HDIfes

セクション2モバイルパターンの登場

Page 52: モバイルのためのUXデザイン

5.タスクベースのデザインよ、さようなら

Oct 26 2013 Hiroko NOZAWA@ HDIfes

Page 53: モバイルのためのUXデザイン

3つのインタラクションモデル・使い続けることで価値が増える

・いじりたくなる

・察する

Oct 26 2013 Hiroko NOZAWA@ HDIfes

Page 54: モバイルのためのUXデザイン

3つのインタラクションモデル・使い続けることで価値が増える

・いじりたくなる

・察する

Oct 26 2013 Hiroko NOZAWA@ HDIfes

Page 55: モバイルのためのUXデザイン

察する

• プリズムエフェクト• 同じエクスペリエンスを複製しない• デバイスの強みを活かす

Oct 26 2013 Hiroko NOZAWA@ HDIfes

Page 56: モバイルのためのUXデザイン

• PCのデザインパターンは積むこと。

• モバイルのデザインパターンは、広げること。直感。

モバイルは小さいPCじゃない!

Oct 26 2013 Hiroko NOZAWA@ HDIfes

Page 57: モバイルのためのUXデザイン

モバイルならではの入力方法

Oct 26 2013 Hiroko NOZAWA@ HDIfes

Page 58: モバイルのためのUXデザイン

3つのインタラクションモデル・使い続けることで価値が増える

・いじりたくなる

・察する

Oct 26 2013 Hiroko NOZAWA@ HDIfes

Page 59: モバイルのためのUXデザイン

HDIfes #02「『ユーザーが毎日使いたくなる』ためにできること」

「ユーザーが毎日使いたくなる」 ためにできること UI アニメーション編 安藤幸央 @yukio_andoh

Page 60: モバイルのためのUXデザイン

毎日使いたくなる

Photo by Nanagyei

Page 61: モバイルのためのUXデザイン
Page 62: モバイルのためのUXデザイン

Facebook : 平均1日14回32分

アクティビティバイアス:いろいろする日もあれば、しない日もある

毎日は人それぞれ

Page 63: モバイルのためのUXデザイン

通常利用アプリ10個、1日120回アプリ起動(10代女性)

4番バッター/1軍/2軍/戦力外

毎日は人それぞれ

Dock に入っているアプリは何?1画面目のアプリは何?

Page 64: モバイルのためのUXデザイン

8%

Page 65: モバイルのためのUXデザイン

毎日使いたくなる×

Photo by ali edwards

Page 66: モバイルのためのUXデザイン

毎回使いたくなる

Photo by ali edwards

Page 67: モバイルのためのUXデザイン

タクシー配車、目覚まし、天気予報、占い、乗り換え案内、家計簿、電卓

Page 68: モバイルのためのUXデザイン

???

Page 69: モバイルのためのUXデザイン

ディズニーのアニメーションの12原則multitasking woman

Page 70: モバイルのためのUXデザイン

■ スクオッシュ(潰し)とストレッチ(伸ばし)■ アンチシペーション(予備動作)■ ステージング(舞台演出)■ ストレート・アヘッド・アクション(逐次描き)と      ポーズ・トゥ・ポーズ(原画による設計)■ フォロー・スルーとオーバーラッピング・アクション (あと追いの工夫)■ スロー・インとスロー・アウト(両端づめ)■ アーク(運動曲線)■ 副次アクション■ タイミング■ 誇張■ 実質感のある絵

Page 71: モバイルのためのUXデザイン

ディズニーアニメーション 生命を吹き込む魔法

Page 72: モバイルのためのUXデザイン

意味のある動き

意味の無い動き

速い

遅い

予測できる 予想できる

Page 73: モバイルのためのUXデザイン
Page 74: モバイルのためのUXデザイン
Page 75: モバイルのためのUXデザイン

GROWTH HACK

ENGAGEMENT

RETENTION

Page 76: モバイルのためのUXデザイン

GROWTH HACK■ SNS で伝搬しやすい要素。アプリを使っていなくても楽しめる■ バイラルループが 1-hop で終わらずに、広がり続ける要素■ Give & Take の関係が始められる要素。親切とおせっかい■ ギフトを贈ったり、加入を誘い込める、インセンティブもあり★ 何かの時間を奪ったら、いつか奪われる。新しい市場を作る★ ゲームは最初の一回失敗して覚える。アプリは失敗したら辞める■ ソーシャルアクションを各所に作る(コメント、共有、タグ)■ ソーシャルだけでない、人に影響を与える、影響を受ける要素■ できるだけ登録しなくても多くの事ができると良い★ ソーシャルすぎるアプリやサービスは、話題になりにくい

Page 77: モバイルのためのUXデザイン

ENGAGEMENT

★ 使っていない期間、時間も何かしてあげる : Argus■ プッシュ通知で、きっかけづくり : Growth Push■ 時間を浪費しない(夢中になってもいいがいつか離れる)■ いつでも中断、いつでも再開できる。仮体験できる★ 感情のピークポイントを作る(いいね!の瞬間、ランキング)

■ 時間制限、特定時刻の出来事、一定期間等。時間のデザイン■ コンタクトポイントを増やす。使うきっかけを増やす■ 想定外の使い方を許容する(ハッシュタグ、バルス) ■ バッジ数表示による、もどかしさと、モチベーションの維持★ 便利すぎない。ほどほどの手間と、焦燥感、心地よい達成感

Page 78: モバイルのためのUXデザイン

RETENTION

★ モバイルだけではない、連続した体験(PC, TV, Tablet, 紙)■ アプリ外でもサービスやブランドとの連携がとれている■ いつでも中断、いつでも再開できる。いつも使わなくてもいい■ サービスの負の要素を減らし、小さな改善を積み重ねる ■ サービスの成功の基準をシンプルに考える。無理に継続させない ■ しばらく使わなくなってからも、思い出すきっかけを★ どんなアプリ、サービスもいつかは辞める。心地よい余韻を★ バランスブレイカー、想定外のことが起これば、離れない■ 簡単すぎない、偶然すぎないこと、飽きる(飽和)要素の排除

Page 79: モバイルのためのUXデザイン

“Take a Human desire.”

人間の欲をつかむのだ!Evan Williams (Twitter ex-CEO)

Page 80: モバイルのためのUXデザイン

via. http://www.au.kddi.com/pr/4glte/index.html

Page 81: モバイルのためのUXデザイン

Customer Journey Map朝起きる 通勤する 仕事中 昼休み 事件・イベントごと 帰宅 就寝前

Insight

Activitiesユーザー行動

考えていること

Feature&Contents利用するコンテンツ

Key Experience重要なデザイン要素

Feeling感じていること

・PCとモバイルでの使い分け

・いろいろな使い方 ・自分のフィードを見る ・TV等を見ながらフィードを見る ・旅行先で移動しながら見る ・災害時に役立つ ・たくさんあるTwitterクライアントについて ・エコシステムについて

・他のアプリとの連携;RSS Readerなど・フィードバック。ソーシャル。いつ来るか分からない情報を見続ける・継続利用、使い続けることで価値が出てくる楽しくなる

・フォローしている人によって、全くタイムラインが変わる ・ニュースのタイムライン ・bot系のタイムライン ・アイドルのリスト ・一日の中で使い続ける、変化する、価値が出てくる ・140文字の制限がもたらす絶妙なバランス ・最近、Twitterを使わなくなった、何故

面白いねたを投稿する

・いろいろな使い方・PCとモバイルでの使い分け・他のアプリとの連携;RSS Readerなど・継続利用、使い続けることで価値が出てくる。楽しくなる・フィードバック。ソーシャル。いつ来るか分からない情報を見続ける・フォローしている人によって、全くタイムラインが変わる

写真&説明ひとこと

Retweetされるとうれしい

共有して、共感してもらいたい

友だちのリストをチェックしてる

友だちの行動UX情報

みんな楽しそう。。

うらやましい。。

友だちのリストをチェックしてる

給湯室でお茶を入れる隙にする

上司に見つからないようにしたいドキドキ

寝起きに見てる

たばこ休憩で見ている 海外ネタのチェック

とりあえずチェックする

日本のツイートを見ている

あんまり考えてない

イベント内容をチェック

天気もチェック

自宅でWebを見ているときにTwitterアカウントでログイン

別のサービス

便利フォローしている友だちがついてくる

楽・ラッキー

リアルタイムのツイート

リストの情報

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