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1 クラウド時代に必要とされる 組織と人材育成について © 2016 Amazon Web Services, Inc. and its affiliates. All rights reserved.

G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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アジェンダ

AWSのご紹介とクラウド市場の動向

クラウド市場で求められる人材像

クラウド化を推進する組織と人材

クラウド化を推進する人材育成の方法

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AWSのご紹介とクラウド市場の動向

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4

Amazon全体の10年の動き

107 148

192 245

342

481

611

744

889

1,070

2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

22%前年より売上が伸長

40%が北米以外からの売上(日本を含む)

10年で10倍の売上規模に(億ドル)

(年度)

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5

AWSのポジション

107 148

192 245

342

481

611

744

889

1,070

2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

2015年 Q1よりビジネス規模を公表

Amazon全体の売上の約7%

2006年にビジネススタート(億ドル)

(年度)

Amazon全体の利益の約半分

AWS誕生

78億ドル

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クラウドコンピューティングの利用は年々増加傾向

約39%が利用中、前年比5.6%増 検討中も含めると50%以上の利用意向 「クラウドサービスについてよく分からない」減少傾向

出展:情報通信白書http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc372130.html

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クラウドコンピューティングの利用は年々増加傾向

サーバー利用は約40% ファイル保管や電子メールでの利用が40%以上

出展:情報通信白書http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc372130.html

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日経コンピュータによるアンケート調査http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/090100053/111200101/

MM総研によるアンケート調査http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120150924500

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クラウド活用企業の2社に1社はAWSを利用

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AWSの起源とは?

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AWSクラウドの起源はアマゾン社内の

ビジネス課題を解決するために生まれたITインフラ

API

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既存のITインフラをサービス化

API

データセンター

ストレージ機器

テープ装置

サーバー

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データセンターリージョン

アベイラビリティゾーン

Amazon EC2

ストレージ機器 Amazon S3 /Amazon EBS / Amazon EFS

テープ装置 Amazon Glacier

サーバー

Availability Zone

Region

Availability Zone

既存の概念の置き換えで説明すると…

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コア サービス

インフラストラクチャー

最初にインフラのコア部分をクラウドサービス化

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コア サービス

プラットフォームサービス

エンタープライズアプリケーション

インフラストラクチャー

セキュリティ&管理・運用

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マネージド型クラウドサービスを次々と追加

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Amazonの小売のDNA 10年で50回を超える値下げ

資本投資

技術投資

効率改善

値下げ

より多くの顧客獲得

過去10年間で

51回

の値下げを実施

規模の拡大とイノベーション

(As of Jan, 2016)

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16

2009Amazon RDS

Amazon VPC

2010

Amazon SNS

AWS Identity

& Access

Management

Amazon

Route 53

2011

Amazon

ElastiCache

Amazon SES

AWS

CloudFormation

AWS Direct

Connect

AWS Elastic

Beanstalk

GovCloud

2012

Amazon SWF

Amazon

Redshift

Amazon

Glacier

Amazon

Dynamo DB

Amazon

CloudSearch

AWS Storage

Gateway

AWS Data

Pipeline

2013

Amazon

CloudTrail

Amazon

CloudHSM

Amazon

WorkSpaces

Amazon

Kinesis

Amazon Elastic

Transcoder

Amazon

AppStream

AWS OpsWorks

2014

AWS KMS

Amazon Config

Amazon Cognito

Amazon Mobile

Analytics

Amazon EC2

Container Service

Amazon RDS for

Aurora

Amazon Lambda

Amazon WorkDocs

AWS Directory

Service

AWS CodeCommit

AWS CodePipeline

2015

Amazon EFS

Amazon API Gateway

Amazon WorkMail

Amazon Machine

Learning

AWS Device Farm

AWS WAF

Amazon

Elasticsearch Service

Amazon QuickSight

AWS Import/Export

Snowball

Amazon Kinesis Firehose

Amazon RDS for MariaDB

Amazon Inspector

AWS Database Migration

Service

AWS IoT

Amazon EC2 Container

Registry

Amazon Kinesis Analytics

AWS Mobile Hub

(As of June, 2016)

AWS EMR

AWS Import/Export

Trusted Advisor AWS Service Catalog

AWS CodeDeploy

Amazon CloudWatch Logs

82

159

280

516

722

48

24

2015年は722ものサービスや機能の改善を発表

イノベーションが急加速

2016年8月1日時点で524

AWSの機能拡張・改善のスピード

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17(*) AWSクラウド無料利用枠を含むAWSアカウントの先月の使用状況のある、アマゾン会員でない対象アカウントを指します。

日本で数万以上のアクティブカスタマー(※) (世界で100万以上)

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お客様のご利用分野

コンシューマー & ウェブアプリケーション

HPC & ビッグデータ

全社 & 部門アプリケーション

バックアップ & ディザスタリカバリー

Oracle, SAP, MicrosoftWORKS APPLICATIONS顧客の業務アプリケーション

コンシューマー向けWebサイトのログ解析ゲノム配列解析大規模バッチプロセス

E-コマースウェブサイトゲームファイル同期 & 共有サービス

オンプレミスデータのバックアップテープの代わりにアーカイブに利用ディザスタリカバリー

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クラウドにより運用負荷が低減⇒本来の業務に集中

クラウド活用によるITインフラ

本来の業務

本来の業務

付帯的な業務

クラウドの管理

70%

30%70%

従来型のオンプレミスITインフラ

30%

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クラウド市場で求められる人材像

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2121

日本市場におけるクラウド人材の不足国別のスキルギャップ(IBM Business Tech Trend 2014より抜粋)

ビッグデータ/分析 クラウド モバイル ソーシャルビジネス

全世界 37% 41% 43% 38%

米国 33% 38% 34% 46%

メキシコ 27% 38% 27% 34%

英国 37% 30% 44% 50%

フランス 43% 37% 42% 36%

ドイツ 46% 32% 29% 29%

イタリア 58% 55% 49% 43%

スペイン 25% 29% 34% 35%

日本 69% 73% 71% 57%

ブラジル 37% 44% 42% 47%

ロシア 42% 41% 53% 50%

インド 29% 28% 37% 34%

中国 29% 36% 42% 25%

南アフリカ 49% 41% 54% 50%

・日本でクラウド領域のITスキルギャップは73% 約4人に3人はクラウドスキル不足という判定

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22CompTIA 2015 International Technology Adoption and Workforce Trends Study | Overall results, n=1,507

・日本ではスキル習得/証明に関して企業の後押しが少なく、技術者個人に依存する傾向結果的に技術者間のスキルギャップが大きくなってきているこの傾向は新しい技術(特にクラウド)で顕著

スキル習得/証明を日本では個人の努力に依存

スキル習得/証明を海外では企業が後押し

スキル習得/証明に公式なポリシーを持つ

日本ではスキル習得/証明に関して企業の関心が薄いスキル習得/証明に関して公式なポリシーを持つ企業の割合(日本16%)

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・クラウド技術があると評判の企業には、クラウド関連の仕事が集まり、さらにクラウド技術が上がるという好循環が生まれます

2016年 日立グループ全体にてAWS認定取得数1,000超えを達成

日本のクラウド市場においては2極化の傾向早期にクラウド人材育成に舵を切った企業例

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富士通:クラウド時代のすべてのIT人材は、クラウドサービスの企画や設計、構築から稼働後の運用、改善まで、ライフサイクル全般について精通する必要がある

NEC:これまで持っていたシステムインテグレーションのスキルに加えて、運用スキルを身につけた人材

日立:サービスの運用と継続的な改善を主導するのが「サービスマネージャ」などだ。運用スキルのほかプロジェクト管理、コンサルティングなどの能力を持ち、サービスの運用・改善と、サービスのさらなる標準化、横展開を図る

NTTデータ:NTTデータは新しいクラウド人材「方式グループリーダ」を定義した。熟練PMとしてのスキルを持ち、さらに独り立ちしたITアーキテクトとしてクラウドサービスの「方式設計」ができる技術者である

※日経コンピュータ2011年5月12日号より抜粋

・ボタン一つでサーバーが立ち上がるクラウド時代においては、従来の仕事がクラウド化で軽減される分、ひとりで幅広い業務に対応する事が求められます ⇒ フルスタックエンジニア

日本の大手SIerによるクラウド人材の定義

日本市場におけるクラウド人材の定義幅広い知識:設計、構築もできて運用もわかり、かつ改善もできる人

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クラウド人材:フルスタツクエンジニアとは?

Network

Hardware

OS

Middle

Apps

クラウドによる学習コストの劇的な低下

機材購入の必要なし スキルアップ

スキルアップ

• 可能な限り幅広い領域(スタック)での専門知識を持つ

• SE→プロマネ、という従来のキャリアパスと並ぶ、新しいエンジニアキャリアパス

• (従来単純人工扱いであった)プログラマが(比較的)スキルアップしやすい

• プロのインフラ設計者の不足が予想される

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現在、当社のインフラチームには 12 名が在籍していますが、そのうち 7 名が AWS 周りを担当しています。全員、AWS のサービスをかなり使い込んでいますが、彼らにとっても低レイヤーの知識は以前と変わらず求められています。しかし、データセンター時代にはサーバーは物理的な作業を伴うハードウェアそのものでしたが、クラウドの登場によって、コードを書けばサーバーの調達から運用までできるようになりました。そういう意味で言えば、クラウドの普及はインフラエンジニアに求められる知識と技術を大きく変えたかもしれません。

クックパッド株式会社 成田 一生 様

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AWS はクラウド市場におけるマーケットリーダーであり、ソリューションアーキテクトからの情報発信やユーザーグループ活動なども活発で、成熟したノウハウが入手しやすいという点を評価しました。また、AWS クラウドを徹底的に活用してアプリケーション構築や運用をする経験が、当社エンジニアの今後のキャリア形成にとって、大きくプラスになるだろうという考えもありました。

株式会社みんなのウェディング 技術開発本部 本部長兼 CTO 高井 直人 様

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システム開発中も作業を行わない夜間は止める、本番稼動時には開発環境を最小限だけ維持し他は止めておく、といったコスト効率の良い運用が可能となるのです。

AWS が活用しやすいということが分かって以降、現場からの IT システムへの要求が増えるようになり、情報システム部門はシステムに関する依頼事項を確実にこなすだけでなく、各ビジネス現場の担当者から IT システムの活用方法を相談される立場に変わっています。

トレーニング受講後、社内へフィードバックすることは、千趣会の若手エンジニアのスキル向上にも役立っています。AWS なら、開発から運用に至るまでを自分たちで直接携われます。これは IT エンジニアとしての技術的なバックボーンになる部分を身に付けることにもなります。

株式会社千趣会 経営企画本部 情報システム部 池本 修幸 様

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クラウド人材になるために…

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本年に2回、AWS主催の「クラウド人材育成セミナー」にて、AWS人材育成に成功されている企業様からご講演頂きました

共通意見としてあがっているのが

「(失敗を恐れずに)まずやってみる!」

失敗のリスクが少ない事もクラウドの良さAWSアカウントの無料枠なども活用し積極的に試すことが近道

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そうは言っても何からやれば良いのか…

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オンプレミスの技術者がクラウドシフトするための第一歩として開発されたコース「AWS実践入門1」「AWS実践入門2」がオススメです

Amazon Web Services 実践入門1AWSを使ったWebシステム設計の基礎を学ぶ(6個のラボ)

Amazon Web Services 実践入門2AWSを使ったWebシステム運用の基礎を学ぶ(6個のラボ)

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クラウド化を推進する組織と人材

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時間

レディネスの度合い

アドホック(PoC)

案件個別

標準化

高度化

定着化

戦略的にクラウドが必要になったことに伴い、ハイレベルなクラウドの価値についての理解を早急に深める必要のある段階

クラウド上のITリソースの利用を増やしていく状態。それに伴いコスト削減とスピードの向上を実現

一貫したクラウドに対するアプローチを構築するとともに、クラウド適用とビジネス価値の向上のための繰り返し型の改善サイクルを実現する段階

クラウドに適した組織、運用体制を確立して、使いこなしている段階

標準化をより推し進め、クラウドのベストプラクティスを蓄積し、ガバナンスを効かせることによって、よりアジリティ高くクラウド上のITリソースを活用できる段階

Source IDC : Maturity Model: Cloud – A Guide for Success 2013

クラウドジャーニー

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クラウド最適化

大規模移行

ハイブリッド化

個別PJ

ユーザー企業においてクラウドジャーニーとはお客様が自ら責任を取ることです

このあたりで、一部自治権を取り戻す

このあたりで、全面的に自治権を取り戻す

クラウドジャーニー

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成功の確率を高め、失敗を緩和するために

クラウドをドライブするチームCoE(Center of Excellence)の設立が必須

Page 35: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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CoEのゴールと「役割」

芸能事務所社長Producer

芸人達Architect、Operation、Engineer

ゴール

クラウドの利用を推進し、受託ベースのITからサービスベースのITに変革を行うスペシャルチームとして、ITサービスをProduceする。ITからビジネスへアプローチ

役割

1. Producer: クラウドのサービス企画・横展開

2. Architect: AWSのサービスを使ったサービス設計

3. Operation : AWSのサービスの運用設計

4. Engineer : AWSのサービスを使ったサービスの実装

Page 36: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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CoEを作るパターン

Page 37: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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パターンAの例

始める前の課題

クラウドを使うガイドラインがないため、使いたくてもつかえない

• 基本的設計ポリシーやガイドラインがない

• セキュリティポリシーやガイドラインがない

• 横展開をする強力なチームがいない

IT部門に関係がないスペシャルチームとしてCoEを発足し社内横断的に啓蒙活動を行っている

IndependentCoE

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パターンBの例

始める前の課題

インフラチームの動きが遅く、クラウドの推進が進まない

• 事業部のスピードに合わない

• 必要な人材が不在

• 自由度とガバナンスのバランスが良くない

事業部にてVirtual CoEを発足しクラウドの活用をドライブしている

VirtualCoE

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パターンCの例

始める前の課題

インフラチームがバラバラで以下の問題を抱えている

• サービスメニューが不明確

• コストが高止まりしている

• 人材の育成が進まない

プラットフォームの統合を推進するCoEチームを発足し社内の変革をドライブしている

PlatformTeam内

CoE

Page 40: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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各パターンの比較

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サービスとしてのITを提供する組織の例CoEにおけるキーロール

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Producerを中心にArchitectがそれを支えるCIO

App Lead

Producer

サービス開発

PMO

Tech

Architect

XX

XX

Developer

XX

XX

Plat Lead

Producer

サービス開発

投資・コスト管理

営業・マーケ

トラブル対応

Tech

Architect/Engineer

XX

XX

Operation

XX

XX

Page 42: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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各ロールの定義:Producer(企画責任者)

責任範囲

• PlatformのSLA、コスト、開発

• TransformationのChange Agent

日々の活動

• サービスの開発、投資計画

• App teamを含む社内営業、連絡、Architectとの交流

• ポリシー作り

人物像

• Business/Tech/People Managementをバランス良く

持っているスキル

• サービスのR&D/Marketing

• アカウンティング/ファイナンス

• 高いクリティカルシンキング、コミュニケーション、ファシリテーション能力

• 最新のクラウドサービス・アプリ開発事情の情報を得る力

AWSの資格

• Associate 相当

AWS 認定ソリューションアーキテクト

- アソシエイト試験

Page 43: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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各ロールの定義:Architect(設計者)

責任範囲

• Platformの設計

• Transformationの現実解を出す

日々の活動

• Producer, Engineerとの交流

• 設計、文書化

• 最新技術の習得

• L4(上級職)としてのOperationのサポート

人物像

• Tech ManagementをしながらBusiness Managementもできる限りやる

持っているスキル

• Cloudの技術(Compute, Storage, Net/Sec, DB)

• オンプレの技術(Compute, Storage, Net/Sec, DB)

• SIerに代わるIntegration力

AWSの資格

• Professional 相当

AWS 認定ソリューションアーキテクト

- プロフェッショナル試験

Page 44: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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各ロールの定義:Operation(運用者)

責任範囲

• 安定稼働

• 運用改善によるコストダウンとスピードアップ

日々の活動

• Producer, Architectとの交流

• 標準化・自動化の推進

• Operationの品質管理

人物像

• Tech/Business/People Managementをオペレーターに行える

持っているスキル

• Operationを自動化する仕組み

• ReportingやMonitoringへの深い理解

• 標準化を進めるドライブ力

AWSの資格

• Associate 〜 Professional 相当:L1-3のレベル次第 AWS 認定SysOps アドミニストレーター

- アソシエイト試験

Page 45: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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各ロールの定義:Engineer(構築者)

責任範囲

• Platformの構築

日々の活動

• Architectとの交流

• ハンズオンの結果を共有する

人物像

• Tech Managementをやる

持っているスキル

• Cloudの技術(Compute, Storage, Net/Sec, DB)

• オンプレの技術(Compute, Storage, Net/Sec, DB)

AWSの資格

• Associate 相当

AWS 認定ソリューションアーキテクト

- アソシエイト試験

Page 46: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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組織作りのポイント

ProducerとArchitectは社員 ProducerとArchitectのカウンターはAWS社員

EngineerとOperationの「一部は」SIパートナー EngineerとOperationのカウンターはSIパートナー

クラウド利用が進んだ際、パートナーの活用とProducerを強化

キャリアパスの定義 同じRole: Engineer → Architect, Operation

Lead Role: Operation Lead, Tech Lead

キャリアチェンジ: Producer, Application

立上げ初期に兼任可能なロール Architect + Operation

Architect + Engineer

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クラウド化を推進する人材育成の方法

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どのようにクラウドスキルを習得するか?AWS知識レベルに応じた学習コンテンツの全体像

初級 中級 上級

AWSトレーニングコース(効率的な知識習得)

ベーシックコース

AWS実践入門1

ベーシックコース

AWS実践入門2

アソシエイトコース プロフェッショナル

コーススペシャリティコース

コンサルティングワークショップ

Professional ServicesAWS Workshop

中級編

Professional ServicesAWS Workshop

上級編

手順書付き実機演習環境

セルフペースラボ(演習シナリオ100以上)

入門セミナーはじめての

AWS

技術者向けハンズオンAWS初級

トレーニング

技術者向けウェビナーAWS Black Belt Online Seminar

オンラインドキュメント各種技術系

ドキュメント

有料

無料

効率性

知識レベル

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どのようにクラウドスキルを習得するか?無料編

初級 中級 上級

AWSトレーニングコース(効率的な知識習得)

ベーシックコース

AWS実践入門1

ベーシックコース

AWS実践入門2

アソシエイトコース プロフェッショナル

コーススペシャリティコース

コンサルティングワークショップ

Professional ServicesAWS Workshop

中級編

Professional ServicesAWS Workshop

上級編

手順書付き実機演習環境

セルフペースラボ(演習シナリオ100以上)

入門セミナーはじめての

AWS

技術者向けハンズオンAWS初級

トレーニング

技術者向けウェビナーAWS Black Belt Online Seminar

オンラインドキュメント各種技術系

ドキュメント

有料

無料

効率性

知識レベル

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AWSイベント

クラウド初心者向けのセミナーからハンズオン体験まで

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/

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AWSオンライン参考資料

サービスの最新状況を知りたい! What’s new …サービスのすべてのリリース情報を掲載 AWS ブログ …新サービスや最新情報を詳しく解説 ソーシャルメディア …AWSのイベントやサービスの最新情報をアナウンス

AWSやAWSのサービスについて詳しく知りたい! BlackBeltオンラインセミナー…毎週開催のアーキテクトが解説するセミナー クラウドサービス活用資料集 …オンラインセミナーの過去資料やオンデマンド配信 AWS Solutions Architectブログ…AWSのアーキテクトによる技術情報ブログ

最も正確で詳しい情報がほしい! 技術ドキュメント …AWSサービスのオフィシャルドキュメント ホワイトペーパー …各種テーマについて書かれたオフィシャル資料 開発ツール・SDK …AWSの開発や運用に役立つツールの紹介

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補足:AWSオンライン参考資料(URL)

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タイトル URL

What’s New http://aws.amazon.com/jp/documentation/

AWS ブログ http://aws.amazon.com/jp/blogs/news/

ソーシャル(Twitter) http://twitter.com/awscloud_jp (@awscloud_jp)

ソーシャル(facebook) http://on.fb.me/1vR8yWm

BlackBeltオンラインセミナー http://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/#webinar

AWS クラウドサービス活用資料集 http://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/

AWS Solutions Architectブログ http://aws.typepad.com/sajp/

技術ドキュメント http://aws.amazon.com/jp/documentation/

ホワイトペーパー http://aws.amazon.com/jp/whitepapers/

開発ツール・SDK http://aws.amazon.com/jp/tools/

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補足:AWSオンライン参考資料(その他)

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目的 URL

AWSの事例が知りたい(日本、海外の導入事例)

http://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies-jp/

AWSやJAWS-UGのイベント実施予定を知りたい(イベントスケジュール)

http://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/

AWSのセキュリティについて知りたい(AWSクラウドセキュリティ)

https://aws.amazon.com/jp/security/

AWSをDevOpsに活用する方法を知りたい(DevOpsとAWS)

https://aws.amazon.com/jp/devops/

AWS全般について問い合わせたい(日本担当チームへのお問い合わせ)

https://aws.amazon.com/jp/contact-us/aws-sales/

AWS利用料金の見積りをしたい(Simple Monthly Calculator)

http://calculator.s3.amazonaws.com/index.html

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AWS Black Belt オンラインセミナー

AWSのTechメンバーがAWSに関する様々な事を紹介するオンラインセミナーです

【火曜 12:00~13:00】主にAWSのソリューションや業界カットでの使いどころなどを紹介(例:IoT、金融業界向け etc.)

【水曜 18:00~19:00】主にAWSサービスの紹介やアップデートの解説(例:EC2、RDS、Lambda etc.)

※最新の情報は下記をご確認下さい。オンラインセミナーのスケジュール&申し込みサイト http://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/#webinar

Page 55: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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どのようにクラウドスキルを習得するか?有料編

初級 中級 上級

AWSトレーニングコース(効率的な知識習得)

ベーシックコース

AWS実践入門1

ベーシックコース

AWS実践入門2

アソシエイトコース プロフェッショナル

コーススペシャリティコース

コンサルティングワークショップ

Professional ServicesAWS Workshop

中級編

Professional ServicesAWS Workshop

上級編

手順書付き実機演習環境

セルフペースラボ(演習シナリオ100以上)

入門セミナーはじめての

AWS

技術者向けハンズオンAWS初級

トレーニング

技術者向けウェビナーAWS Black Belt Online Seminar

オンラインドキュメント各種技術系

ドキュメント

有料

無料

効率性

知識レベル

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AWSトレーニング全体像AWSトレーニング体系

:認定資格

※コース中にディスカッションやプレゼンなどアウトプットの場が用意されており実践的です

Architect

OperationEngineer

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AWS認定資格の価値2016年の稼げる資格ランキング1位

・海外ではAWS認定資格が稼げる資格ランキングの1位に(昨年はランキング圏外)

AWS 認定ソリューションアーキテクト

- アソシエイト

Page 58: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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AWS技術チーム+AWSパートナーお客様のクラウド導入・移行をお手伝い

ソリューションアーキテクトプロフェッショナルサービス(コンサルティング)クラウドサポートエンジニア(サポート)

上級ワークショップやQ&A対応も可能

Page 59: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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再掲)どのようにクラウドスキルを習得するか?AWS知識レベルに応じた学習コンテンツの全体像

初級 中級 上級

AWSトレーニングコース(効率的な知識習得)

ベーシックコース

AWS実践入門1

ベーシックコース

AWS実践入門2

アソシエイトコース プロフェッショナル

コーススペシャリティコース

コンサルティングワークショップ

Professional ServicesAWS Workshop

中級編

Professional ServicesAWS Workshop

上級編

手順書付き実機演習環境

セルフペースラボ(演習シナリオ100以上)

入門セミナーはじめての

AWS

技術者向けハンズオンAWS初級

トレーニング

技術者向けウェビナーAWS Black Belt Online Seminar

オンラインドキュメント各種技術系

ドキュメント

有料

無料

効率性

知識レベル

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AWSスキル習得を受験勉強に例えると…

予備校 >有料トレーニング受講(基本を体系的に学ぶ)

家庭教師 >詳しい技術者によるスキルの社内展開、OJT

独学 >オンライン無料コンテンツ、書籍の活用、OJT

しかし受験勉強との違いは、年々、試験範囲が拡大すること…

今年からAWS社内でも新入社員(技術系)の育成はハイブリット式⇒予備校+家庭教師+独学 目標は全認定資格(5つ)の取得

Page 61: G tech2016 クラウド時代に必要とされる組織と人材育成について

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育成が大切なのはわかるが、教育予算の確保が難しい…

◆AWSユーザ企業のB社様クラウド導入による削減効果や保守の見直し等で他の予算を減らす。上層部には「機器や保守にお金を使うのではなく、人に投資している」という形で全体的に投資先がシフトしているのだと説明。それが長期的にはサービスを充実させ、コスト削減につながる。

◆AWSパートナーのA社様今後の事業拡大に向けての先行投資として、トップダウンで教育予算を確保。

①トップダウンで確保するか、②他の予算を持ってくるかの2択特に②の場合はProducerの力量が求められる