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タイと日本のゴミ問題に関する取組みと技術協力
里山を考える会2016年 5月
目次• ゴミ銀行とは?• ラヨーン市とマプタプット市のゴミ銀行の取組み
• ワークショップ①結果• タイ市民組織“ Volunteer 3R”の視点と取組み• ワークショップ②結果• タイで評価されたこと• タイプロジェクトの今後の進め方
ゴミ銀行とは?市民がリサイクルできるゴミを持ち込むこと
で効率的に回収!
インセンティブは日用雑貨との交換⇒ゴミの商品化
ゴミ銀行の仕組み
• 資源ゴミ(有価物)の重さ通帳に記入。 ※その場では買い取りません。• 溜めた有価物は月に一度業者に売却。• 参加者は通帳で売却済有価物の残高を把握。• 溜めた残高は商品と引き換え可能。
インドネシアの通帳サンプル⇒
ラヨーン市とマプタプット市のゴミ銀行の取り組み
• 学校を中心として子供たちがゴミ銀行に積極的に関わっている
• タイの学校での取り組みも日本の学校と同じかそれ以上に進んでいる
北九州市立小学校の取組み
槻田小学校
曽根東小学校
空き缶、プルタブ、使用済カード、インクカートリッジ等の回収⇒回収済プルタブで車椅子購入⇒ペットボトルキャップはユニセフへ⇒その他はリサイクルや学校備品へ
古新聞、プルタブ、ペットボトルキャップの回収⇒キャプは JCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)にてポリオワクチンへ
北九州市立小学校の取組み
戸畑中央小学校
深町小学校
空き缶、バス・テレフォンカードインクカートリッジ等の回収⇒回収済プルタブで社会福祉 協議会に車椅子寄贈 空き缶・プルトップ回収
インクカートリッジ回収⇒回収済空き缶は NPO法人空き缶基金に提出し 環境学習用備品購入資金調達
北九州市立中学校の取組み
早鞆中学校
日時 平成 27年 11月 20日(金)内容 IGES 北九州アーバンセンター (KUC)主催で
ミャンマー・マンダレー市の中学校とスカイプ会議交流実施。生徒代表による自分の町と学校の環境活動の紹介後、お互いの文化や活動に関する質疑応答を行った。
BEHSNo.26
活動+発信!
CCAC workshop① 午前
• グループワークディスカッションを実施⇒現在のゴミ処理マネジメントの良い点、課題、 改善策に関するアイデアをポストイットに記載⇒アイデアをグループ化するディスカッション⇒発表⇒両市のゴミ銀行の 取り組み紹介
CCAC workshop① 午後• 現在のゴミ処理の良い点、課題、改善策をポストイットに記載し話合い
• 各アイデアを地域へどう波及するか話合い
• 各グループによる結果発表
結果①学校での取り組み
2.子供を中心に学校・行政・地域をつなぐ3.先生のスキル
アップ
1.イベント開催
融資への仕組み作り
結果②:ゴミ銀行での取り組み
営業時間の明確化
意欲向上策の検討
結果③:行政の取り組み
有価物市場価格の見える化
役割分担による責任の所在の割り振
り
収集業者の認定制度導入
タイ市民組織“ Volunteer3R”の視点と取り組み
• 国から補助金が出ている市民組織• 行政の政策実行部隊• 政府への意見ばかり出ていた• 印象:自分たちでどうしたいのかがあまり見えなかった
CCAC workshop②• Volunteer3 Rのメンバー参加• 北九州市の市民の環境活動と北九州市環境ミュージアムを紹介
• Rayong市のごみ処理についての説明• ワークショップの実施
• グループ毎に「分かったこと」「やってみること」「感想」を発表
• V3Rの様な団体の今後の活動に期待がもてる
• 活動拡大の為の仕組み作りや他のステークホルダーとの関係構築について北九州がアドバイス可能と提案
ワークショップ②の結果 「分かったこと」「やってみること」「感想」の例
感想1. 20年後には北九州に追い着く!2.動機付けのポイントはお得と向上心!
分かったこと1.ゴミ削減の目的2.動機づけ(インセンティブ)の仕組みと重要性3. NGOと連携の必要性4.システム化の必要性5.楽しんで実施する重要性6.各ステークホルダーの責任の明確化
やってみること1.ゴミ袋の有色化・有料化等の法整備2.子どもへの環境教育3.学習センターの設立4.イベント実施と表彰制度導入5.スーパーへのリサイクルボックス設置
Rayong市内視察
• マーケットでのゴミ捨て場視察
生ごみ、プラスチック、発砲スチロールなど全て一緒に投棄され巨大ゴミ箱の下から汚水が漏れ出していた。
エコセンター建設予定地視察
• 建設予定地視察• Café、銀行、キヨスクらしき箱はあったが他はまだ更地となっていた。
タイで評価されたこと
• 首都検定• 表彰、ほめるしくみ、PDCAのCの部分で評価とインセンティブが北九州市で実施されている
• ステージで市長から表彰される 仕組みは royalityがある
【成果】市民を巻き込んだ運営の重要性に関して共通理解を得られた
• タイのエコセンター設立事業• ゴミ銀行の普及啓発事業• タイ市民組織の強化協力事業を通じて北九州市とタイ(ラヨン市、マプタプット市)がお互いに学び合える関係構築を築いていきましょう。
ご清聴ありがとうございました。