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菅野 貴志 / Takashi SuganoSenior Solution Architect2015.09.30
Software Definedが再定義するストレージ – OpenStackデファクト標準ストレージ Ceph
Customer Ready 2
Storage in OpenStack
Customer Ready3
OpenStack ストレージの課題● 複雑化するストレージの要件
– ブロック & オブジェクト ストレージ– テナントにより異なる SLA や機能、性能、コスト要求
● OpenStack 変化のスピードへの追従– どの技術、どのベンダーを選択するのが最善なのか?
Customer Ready4
Software Defined アプローチの潮流● アーキテクチャーを統一
– 一つのストレージ プールで、ブロックもオブジェクトも扱う
● SLA ごとにディスクを選択可能– SSD or HDD 、内蔵 or 外部、 FC or iSCSI or …
● スモールスタートして、必要に応じてスケールアウト– ROI を高めるためには当然
● 構築〜運用〜監視の自動化– Linux ツールや Web サービスを API 経由でフル活用
DevOps サイクルをまわす
Customer Ready5
OpenStack ユーザーの利用状況
OpenStack Superuser, User survey identifies leading industries and business drivers for OpenStack adoption
Customer Ready 6
Software Defined Storage
Customer Ready7
分散ブロック/オブジェクトストレージ
スケールアウト ファイル/オブジェクト ストレージ
● オブジェクト ストレージ● OpenStack ● 仮想化● etc.
● Big Data● HPC● 仮想化● ファイルサーバー● アーカイブ● etc.
Red Hat ストレージ製品Software-Defined 、オープンソース
Customer Ready8
Ceph アーキテクチャー
● RADOS – 核となるオブジェクト ストレージ基盤
– 高信頼性、自己修復、分散型をテーマとした論文の理論を実装し、その後、起業
– OSD – データの読み書きを担う、自身や 他 OSD の状態監視
– Monitor – Ceph クラスター階層マップを管理● LIBRADOS
– RADOS 機能に直接アクセスするライブラリ● RBD
– RADOS をブロックストレージとして見せる● RGW
– S3, Swift 等 Ceph ネイティブ「でない」 API 用のゲートウェイ
Customer Ready9
Ceph 構成例 – 500+TB クラスター● 大まかなサイジング目安
– 管理ノード x1
– Monitor ノード : OSD ノード = 1 : 20 ( 3~, odd#)
– OSD ノード● VCPU: OSD# / 2● RAM: 1TB = 1GB● JBOD (RAID)● 1 SSD for journal write /
5 Disks● Disk# = OSD#
Ceph monitor x3
● CPU: 6c/2s ● RAM: 128GB● HDD: SATA 500GB x2 (OS)● HDD: SAS 6TB x20 (OSD)● SSD: 128GB x4● NIC: 1GbE x1, 10GbE x4
500 / (6*20*.85) * 3 = 15 nodes (replica 3)
Customer Ready10
OpenStack と Ceph の組み合わせ
● Ceph ストレージ プールですべてをカバー– ブロック ストレージ (Cinder, Glance, Nova と RBD 連携 )
– オブジェクト ストレージ (Swift を代替 or S3)
● Cinder, Glance, Nova (qemu) のネイティブ ドライバー– OpenStack リリースに同梱– Librados 実装で高パフォーマンス– Copy-on-Write で高速イメージ複製– 効率的な Live Migration
– RGW 経由で Keystone とも連携
Customer Ready11
事例 — 国内有名私大● 学内クラウド
● OpenStack Cinder / Glance のバックエンドとして Ceph を採用
● デル様と連携のもと、構築を実施中– PowerEdge 20+ ノード– 10 xN ~ 200 PB ストレージプール
Customer Ready12
事例 — CERN 欧州原子核研究機構● 研究者、学生向けの研究インフラをクラウドで提供
– 2013 年に本番稼働、大半のサービスは移行済み● 3ペタバイト Ceph クラスター● 4 つのストレージ オプションを提供
– 標準/高 IOPS (x5) /クリティカルデータ/ NetApp
● 高い耐障害性を証明– 週次〜月次のディスク障害、2度のサーバーダウン、
部分停電 2014/10 、ルーター障害 2015/03
– ↑すべてデータ破損なし
“10ペタバイトまでは、 Ceph は「ちゃんと」動くよ!”→最新バージョンでさらに改善
Customer Ready13
事例 — Yahoo!
● 統一オブジェクト ストレージ基盤– COS – Cloud Object Store
– 250+B objs! 年率 25% Up
– Flickr で採用– Mail, Video, Tumblr へ拡大予定
● 品質改善へ高い貢献– Ceph は LGPL ライセンス– RadosGW の性能上ボトルネック
を解消するコードを寄贈、等
Customer Ready 14
Wrap Up
Customer Ready15
本日のまとめ● 複雑化するストレージ要件は、ソフトウェア アーキテクチャーで統一● 足もとのディスクは、コスト/パフォーマンスを考慮して組み合わせる● Ceph は OpenStack のデファクト標準ストレージ● コミュニティ/企業の支持による DevOps サイクルが確立されている
次のステップとして…● Ceph Test Drive – jp-redhat.com/storage
– AWS 上で利用できるハンズオン環境(要 AWS アカウント)● Red Hat 認定トレーニング – Coming soon!
– OpenStack Administration III
Customer Ready 16
THANK YOU
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