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校友会 学校法人

大学同窓祭AOYAMA GREEN FESTIVAL20年の歩み

〔1〕「あなたと青山学院」第15号 2014年5月31日発行[発行]青山学院校友会 TEL 03-3409-6645 FAX 03-5485-3616  学校法人青山学院 TEL 03-3409-6578 FAX 03-3486-4712  〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25

地の塩、世の光The Salt of the Earth, The Light of the World

青山学院スクール・モットー

33万人の卒業生と母校をつなぐ「絆」

May 2014 No.15

 1994年9月23日、校友会大学部会主催による第1回大学同窓祭が催されました。4,000名を超える校友が青山キャンパスを訪れ、イベントを楽しみ、また旧友と出会い、お互いの親睦を深める場となりました。本年9月23日(火・祝)には、第21回目を迎えます。大学同窓祭は、20年の

時を経て、大学卒業生のお祭りから青山学院卒業生全員のグリーンフェスティバルへと発展してきました。こうした歩みを、当時の思い出を交えながら、実行委員長を経験された皆さまに語っていただきました。

大学同窓祭AOYAMA GREEN FESTIVAL20年の歩み目的は学部学科別同窓会をつくること 安川 睦子(第3回、1996年) 同窓祭を始める以前の2年間、13名のメンバーによる検討委員会を設け、大学部会の活性化のために必要なことを検討しました。まず第一に、学部学科別同窓会を創設することが提案され、その目的のために同窓祭を始めることが決定しました。ちょうど、校友会が社団法人から任意団体へ移行するときでもあり、校友会についての説明が必要でした。 1994年9月23日、第1回大学同窓祭が開催されました。さまざまなプログラムを組み、いらしてくださった方々に喜んでいただけるよう努めました。看板を持って構内を案内して歩く「学内ツアー」、その日一日、学生時代に戻って受講していただく「公開授業」。なかでも、東芝の大型テレビ、富士通のパソコン、ワープロ、またJALのファーストクラスで行くニューヨーク(4泊ホテル付)など豪華な景品のついた福引は、大教室が満杯になるほどの盛況ぶりでした。卒業50年を迎える方々には、入場券を買って参加していただくようご案内しました。この卒業50周年記念は当時の羽坂勇司理事長のご提案により「ゴールデン・ジュビリー」と名づけられました。1996年には文学部フランス文学科、理工学部電気電子工学科の同窓会が発足しました。法学部同窓会は唯一、同窓祭前から活動していました。第3回には初のメインイベントとして、人形師のホリ・ヒロシさんに来ていただきましたが、大変好評でした。

旧礼拝堂最後という年 原田 紀子(第5回、1998年) 旧大学礼拝堂が最後の年でしたので、五木ひろしさんと羽田健太郎さんというビッグな方をお呼びし、会場として使わせていただきました。前の日に台風が過ぎて行き、当日は抜けるような晴天で、汗だくの中でのコンサートでした。 若い実行委員が子どもの広場でお餅つきやミニSL機関車を企画してくださったので、ファミリーフェア的色彩が濃くなってきて、入場者が多岐に渡るようになりました。

女性パワーに支えられて 田中 孝一(第8回、2001年) 私も最初の検討委員会のメンバーとして参加していましたが、同窓祭は安川さんの情熱がなかったらできませんでした。第8回実行委員長を仰せつかったとき、たまたま大学空手部の同期でもあった渡哲也さんにお願いして、同窓のよしみで懇親パーティーに来てもらいました。また、ワシントンD.C.にあるハドソン研究所主席研究員の日高義樹先生とは、同郷でもあり古くからお付き合いをしているので、「フォーラム2001」の基調講演をお願いしました。それから、NHK大河ドラマで北条時宗役の和泉元彌さんが卒業した年でしたので、安川さんの「彼に声をかけなさい」というご命令でお願いし、青学講堂で狂言を演じていただきました。本当に、この同窓祭を作られた土台石というのは安川さんだったと今も思います。

青山学院とのつながりがプラスになるような形づくり 井浦 幸雄(第11回、2004年) すべての学部学科に同窓会を作ろうという目的は、第10回までに達成することができました。私は17年間、外国に行っていて、校友会活動に参加していませんでした。そういう人でも同窓祭の活動をするのは意義があるのではと思い、実行委員長を引き受けました。 入場券ですが、実行委員の負担にならない形で行いたいと思っていました。入場券を20枚買って寄付の形にしている人も多かったようです。それから、私たちが青学に在籍していたことをPRすることで、青山学院とのつながりが後輩や仲間たちにとってプラスになるような形をつくるのが、同窓祭を盛り上げるひとつの手ではないかと思います。

CONTENTS校 友 会 大学同窓祭 AOYAMA GREEN FESTIVAL 20年の歩み …………1

         大学同窓祭 AOYAMA GREEN FESTIVAL 20年の歩み・今号の聖句…2

学校法人 青学ニュース ……………………………………………………………3

校 友 会 支部ニュース ……………………………………………………………6

校 友 会 校友会ニュース …………………………………………………………7

校 友 会 アイビーグループニュース ……………………………………………8

校 友 会 部会・同窓会ニュース ……………………………………………………10

校 友 会 あのころ・そして・いま/歌人 小島 なおさん………………………12

学校法人 Useful Information………………………………………………………13

学校法人 青学探訪「資料センター所蔵資料 紙上展示室 第4回 ーガラス乾板ー」…14

学校法人 青山学院からのお知らせとお願い ………………………………………15

校 友 会 校友会本部 …………………………………………………………………16

今号の聖句 わ たし は 門 で ある。わ たしを 通 って 入 る者 は 救 わ れ る。 ヨハネによる福音書 第 1 0章 9節

(2面に続く)

 今年、大学卒業50年(1964年卒)、25年(1989年卒)の皆さまに、大学から、9月23日(火・祝)記念式典へのご招待状を送付します。ぜひ、ご出席いただければと存じます。

「ゴールデン&シルバー・ジュビリー表彰」のご案内

「あなたと青山学院」第15号(2014年5月発行)より)

■ 今号の聖句

あなた 青山学院 No.15と

青山学院 http://www.aoyamagakuin.jp/

大学同窓祭 AOYAMA GREEN FESTIVAL 20年の歩み・今号の聖句

(関連記事が11面に掲載されています)

〔2〕

■ 大学宗教主任 髙砂 民宣

ヨハネによる福音書 第 10 章 9節

 およそ仰ぐべき師を誤るほど不幸なことはないと、以前、ある新興宗教団体のメンバーであった人物に死刑判決が言い渡される直前、東京地裁の裁判長が述べています。心の中で迷いつつも、最終的にはサリンの入った袋を傘で突き、多くの貴い命を奪うことになった被告の過ちを、根本から糾弾した言葉です。カルト宗教の恐ろしさ、それは、この世をサタンの世界であるかのように教え込み、人を社会や家族から引き離そうとするところにあります。同じく先述の教団に所属し、無期懲役が確定した元医師も、人のために役立とうとして医師になり、医療の手が及ばずに亡くなった人の魂を救いたいと出家までしたのに申し訳ないと、述べていました。人の役に立ちたいという思いが発展し、人を根本から救いたいと願うようになった。しかし、結果的には人の命を奪うことになってしまった。純粋で高潔な志が、いつしか排他的で独善的な傲慢へと変わってしまい、人の命の重さも分からなくなってしまったというのです。人生の歯車は、いったいどこでおかしくなってしまったのでしょうか。 聖書の中には、神と私たち人間との関係を、羊飼いと羊になぞらえて描写している箇所がたくさんあります。一般に、羊は弱く愚かな動物とみなされており、群れを離れて迷ってしまいがちです。そんな羊たちの姿が、神に背を向けて歩むことによって進むべき方向が分からなくなってしまう人間の姿と重なり合うのです。そうしたなか、「ヨハネによる福音書」の10章には、イエス・キリストこそ永遠の大牧者であることが、たとえをとおして分かりやすく述べられています。イエスはここで、ご自分を羊飼いにたとえます。羊飼いは羊たちを、水が豊富で草の生い茂った牧

草地へと導きます。羊たちは羊飼いの声を聞き分け、自分の名前を呼ばれると反応し、ついて行くのです。羊飼いは羊を連れ出し、草を食べさせ、水を飲ませ、夕方には羊を連れ戻します。しかし、牧草地に連れて行ったものの、突如として猛獣や強盗が襲い掛かってくることもあるのです。真の羊飼いであるか否かは、そうしたピンチの状態にこそ、明らかになるのです。「良い羊飼いは羊のために命を捨てる」(ヨハネ10:11)。永遠の大牧者であるイエス・キリストは、私たちの罪のため、ご自分が十字架にかかることによって、あがないの死を遂げてくださったのです。 イエスはまた、ご自分を門にたとえています。この門を通って出入りする羊だけが救われる、とイエス・キリストは身を乗り出すようにして主張されます。イエスはいわれました。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」(ヨハネ14:6)。真理へと至る道。聖書では、それは神へと至る道です。イエス・キリストこそ門であり、この門を通ることによって、救いの道を歩むことができるのです。 「人間はどのような偽りの愛にも、ひきずられるほど愛に飢えている」とは、アウグスティヌスの言葉であったと記憶しています。古代も現代も、人間はさほど変わっていないことを教えられます。多くの人々が、心に飢えと渇きを覚えています。そして、偽りの宗教へとひきずられて行く人たちがいます。そのようななかで、真実の愛はイエス・キリストの十字架と復活にあることを、勇気を持って堂々と宣べ伝える必要性を痛感します。

わたしは門である。わたしを通って入る者は救われる。

キーワードはアカデミックで楽しい 柳田 武好(第12回、2005年) 第10回が記念の年ということで大変華やかな同窓祭でした。第11回はその反動でしっとり控えめなもので、第12回はその中間ぐらい。アカデミックという部分では、「フォーラム2005」で、中田宏横浜市長(当時)、おもちゃの博物館の北原照久さん、ラーメン博物館の岩岡洋志さん、蓮舫さんらが熱く語り合いました。また、メインイベントはB’zの松本孝弘さんにライブコンサートをお願いし、会場のガウチャー記念礼拝堂はもちろんのこと、構内全体が大変な盛り上がりでした。「アカデミックで楽しい」をキーワードに実行委員自らも準備段階から楽しくやりました。来場のお客様にも大いに楽しんでいただけたと思います。

最初の目的を達成した同窓祭は、次に「オール青山」への歩みを始めます

シルバー・ジュビリーを創設 村尾 秀樹(第13回、2006年) 第13回のとき、シルバー・ジュビリーを初めて企画しました。ゴールデンとシルバーを一緒に行い大きな規模にしようとしたのですが、大学は同窓祭当日(9月23日)にはできないということで、式典は10月に入ってから行われました。同窓祭は終わっていましたが、同窓祭実行委員会で式典を応援させていただいたという経緯もあり、第13回からシルバー・ジュビリーを創設したということになります。このころから「オール青山」という言葉をちらほら耳にするようになりました。学院をあげてのお祭りが学内の雰囲気をさらに良くするだろうという話をしていました。

サブタイトルの話が出る 相川 和宏(第14回、2007年・現校友会会長) 実行委員が楽しまなければお客さまには楽しんでいただけないと、「明るく楽しく」をモットーにして実施しました。第15回から「青山グリーンフェスティバル」がサブタイトルになりますが、これは実行委員の一人が「サブタイトルに青山フェスティバルくらいつけようよ」といったことから始まりました。 私は以前から、オール青山という気持ちを持っていました。もともとは、若い実行委員たちが初等部の先生たちを巻き込み、お餅つきなどをしてくれていました。その話を当時中等部部長だった山本与志春先生にお話ししましたら、入り口のところ

に中等部のテントを立ててくださいました。単なる同窓会紹介ブースが、今では緑窓会では美味しいコーヒーとジュースを提供し、高等部同窓会のどら焼きにつながっています。 大学同窓祭も成人式を済ませ、ますます発展し、青山キャンパスを使って1万人のお客さまを集める日を迎えられたら、と夢見ています。

入場券からイーゴ券へ 今井 祥雅(第19回、2012年) 第18回のとき、入場券販売を担当し、校友会のチャンネルを総動員して販売活動を行いました。校友の活動に喜んで協力してくれる人もいれば、「自分の大学に入るのになぜ入場券を買わなければならないのか」という人もいて、手弁当で同窓祭を発展させてきた先輩方のご苦労を垣間見た次第です。 第19回実行委員長を引き受けた際、まず考えたことは、新たな資金源の確保でした。入場券制度を廃止し、会場内の模擬店や講演などを地域通貨(イーゴ券)を使って楽しんでいただくことで収入を得られるのではないかと考え、実施しました。この新しい取り組みにより、だれもが無料で入場できるようになり、来場者増にもつながりました。このことは、今後の「オール青山の同窓祭」に向けた、新たな一歩となったのではないかと考えています。

スポンサーの協力 黒沼 健(第20回、2013年) 私は教員という立場でいろいろな形で同窓祭にかかわってきました。第20回も、区切りの回なので学内の教員が責任を負うことにも何か意味があるのだろうということでお引き受けしました。実行委員長をやって初めて分かったことは、本当に多くのスポンサーの人たちが惜しみなく協力をしてくださるということでした。こういう人たちの協力がなければ同窓祭が成り立たないということを痛感しました。

 今や大学同窓祭は、幼稚園から大学院までを擁する青山学院の卒業生にとっての大きなホーム・イベントになってきました。皆さま、9月23日に青山キャンパスでお会いしましょう。

I am the gate; whoever enters through me will be saved.

John 10 : 9

青山学院校友会 http://www.alumni-aogaku.jp/

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