ツシマヤマネコの生活(2) -...

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 発信器を付けたツシマヤマネコの追跡調査によると、

メスは約 50 ~ 200ha、オスは約 100 ~ 1600ha※とメス

よりも広い行動圏で暮らしていることがわかりました。

 特に、繁殖期にあたる冬では、オスの行動圏はメス

の 7~ 8倍に拡大します。これは繁殖活動の際に、オ

スがメスを求めて行動範囲を広げるためだと考えられ

ます。       

※1ha=100m×100m=0.01km2

 ツシマヤマネコの繁殖に関しては、ま

だ詳しく分かっていないこともあります

が、2~ 3月に交尾をして、4~ 6月に子

猫を産むと考えられています。

 子育てはススキの根元や斜面の穴など

を利用し、安全なところへ引っ越しを繰

り返しながら生活します。子猫は生後約

半年たった秋頃に親離れすると考えられ

ています。

ツシマヤマネコの生活(2)

ツシマヤマネコの親子

出産

秋冬

子育て

親離れ

恋の季節

オス オス

ツシマヤマネコの繁殖

オス

メス

メス

メス

ツシマヤマネコの行動圏

ツシマヤマネコの追跡調査

同性どうしは、あまり行動圏が重ならないように

暮らしています。

行動圏を調べるために発信器を

付けて追跡します。

 【ツシマヤマネコの一年間】

ツシマヤマネコの乳首の数は、2対、稀に3対 (4~6個 )

あります。(イエネコが3~4対 (6~8個 ))

一度の出産で 1~ 3頭の子猫を産み、子育てはメスのみで

行います。

首輪型の発信器

ツシマヤマネコの子育て

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